EOS 50Dおすすめレンズ7選|中古EF・EF-Sで今選ぶ神レンズ
Canon EOS 50Dは、約1510万画素のAPS-C CMOSセンサー、DIGIC 4、最高約6.3コマ/秒の連続撮影、9点全クロスAFを備えた中級デジタル一眼レフです。EOS 40Dから画素数が大きく増え、3.0型液晶も約92万ドットへ高精細化され、撮影後のピント確認もしやすくなりました。
EOS 50Dでレンズを選ぶときに注目したいのが、約1510万画素という解像度とAFマイクロアジャストメントです。50Dはレンズごとのピント位置をカメラ側で微調整できるため、F1.8やF2.8の明るい単焦点、大口径ズーム、望遠レンズと組み合わせる楽しさがあります。
また、EOS 50DはCanon APS-C機なので、EFレンズとEF-Sレンズの両方を直接装着できます。画角は35mm判換算で約1.6倍相当となり、24mmは約38mm相当、50mmは約80mm相当、85mmは約136mm相当、200mmは約320mm相当になります。
中古市場にはEF・EF-Sレンズが大量にあり、50D本体と同じ時代のUSMレンズから、後年登場したSTMレンズまで選択肢があります。最新の高価なレンズだけを追わなくても、標準、超広角、人物、望遠を低予算で揃えられるのがEOS 50Dの大きな魅力です。
この記事ではEOS 50DにおすすめしたいEF・EF-Sレンズを7本選び、画角、明るさ、AF、手ブレ補正、約1510万画素との組み合わせ、AFマイクロアジャストメントの活用、ポートレートや野鳥、鉄道、旅行での使い分け、中古購入時の確認点まで詳しく解説します。
EOS 50Dでレンズを選ぶ前に知っておきたい特徴
EOS 50Dは現在のミラーレスとは設計思想が異なる一眼レフです。レンズ選びではAPS-Cの画角、約1510万画素の解像度、ボディ内手振れ補正を持たないことを理解すると、必要なレンズが見えやすくなります。
APS-Cなので焦点距離は約1.6倍相当の画角になる
EOS 50Dの撮像素子はAPS-Cサイズです。EF・EF-Sレンズを装着すると、35mm判フルサイズと比較して写る範囲が狭くなり、焦点距離の約1.6倍相当の画角になります。
17mmなら約27mm相当、24mmなら約38mm相当、50mmなら約80mm相当です。EF50mm F1.8 STMはフルサイズでは標準単焦点ですが、50Dでは中望遠に近い画角となり、人物撮影へ使いやすくなります。
望遠側ではAPS-Cの特徴がさらに大きく現れます。250mmは約400mm相当、200mmは約320mm相当です。野鳥、鉄道、飛行機、スポーツなど遠距離の被写体では、比較的小型なEF・EF-Sレンズで強い望遠効果を得られます。
EOS 50Dの基本性能やAPS-Cセンサーの特徴は、Canon EOS 50Dレビュー|1510万画素・連写・AF・中古で使う魅力で詳しく紹介しています。
約1510万画素だからレンズの描写差も確認しやすい
EOS 50Dは有効約1510万画素です。前世代のEOS 40Dの約1010万画素から大幅に増え、細部をより細かく記録できるようになりました。
画素数が増えると、ピント精度、レンズの解像力、手ブレの影響も確認しやすくなります。古いEFズームでも十分撮影できますが、EF-S17-55mm F2.8 IS USMやEF200mm F2.8L II USMなど描写力の高いレンズを装着すると、50Dの約1510万画素を生かしやすくなります。
JPEGで撮る場合はカメラ内処理も関係します。RAWで撮影すれば、シャープネス、ノイズ処理、ホワイトバランスなどを後から調整できます。レンズの違いを確かめたい場合にもRAWは便利です。
Canon APS-C一眼レフと画質の関係については、Canon APS-C一眼レフが選ばれる理由 軽さと画質の絶妙なバランスで詳しく解説しています。
AFマイクロアジャストメントを明るいレンズで活用できる
EOS 50DにはAFマイクロアジャストメントがあります。一眼レフの位相差AFでは、ボディとレンズの組み合わせによってピント位置がわずかに前後する場合があります。50Dではその位置をカメラ側で補正できます。
F5.6付近のズームでは被写界深度が比較的深いため、小さな誤差が目立たないことがあります。F1.8やF2.8のレンズではピント面が薄くなるので、わずかな前ピンや後ピンが写真へ現れやすくなります。
EF50mm F1.8 STM、EF85mm F1.8 USM、EF200mm F2.8L II USMなどを人物や動体へ使う場合、この機能を持つ50Dの強みを生かせます。中古レンズでもAFの癖を確認しながら組み合わせられます。
EF・EF-SレンズをAPS-C一眼レフで選ぶ考え方は、EFマウント APS-C 神レンズおすすめ Canon一眼レフで使いたい名玉7選でも整理しています。
EOS 50Dおすすめレンズ1〜3|標準・超広角・スナップ
EOS 50Dを日常的に使うなら、まず標準域をどう構成するかが重要です。一本で幅広く撮る大口径標準ズーム、風景や建築に強い超広角、小型軽量な単焦点の3本から撮影スタイルに合わせて選べます。
1. EF-S17-55mm F2.8 IS USM|50Dの標準ズーム本命
EOS 50Dの性能を幅広い撮影で生かすなら、EF-S17-55mm F2.8 IS USMは有力な標準ズームです。17-55mmは50Dで約27-88mm相当となり、広角から中望遠まで一本でカバーできます。
最大の特徴はズーム全域F2.8です。広角17mmでも望遠55mmでもF2.8を使用でき、室内、夕方、人物、イベントなどでシャッタースピードを確保しやすくなります。55mm側では約88mm相当となるため、ポートレートにも使いやすい画角です。
レンズ内手ブレ補正を搭載していることも、50Dでは大きな利点です。EOS 50Dにはボディ内手振れ補正がないため、静止した被写体を低速シャッターで撮る場合はレンズ側ISが役立ちます。
AFにはリングUSMを採用しています。光学ファインダーを使った一眼レフらしい撮影との相性が高く、50Dの9点全クロスAFを生かせます。F2.8でピント位置が気になる場合にはAFマイクロアジャストメントも利用できます。
重量は約645gあり、軽量なキットズームより大きくなります。しかしEOS 50D自体が中級一眼レフらしい大きなグリップを備えているため、17-55mm F2.8との組み合わせはバランスを取りやすい構成です。
画質やF2.8、手ブレ補正については、Canon EF-S17-55mm F2.8 IS USM|画質・使い方・中古選びを徹底解説で詳しく紹介しています。
2. EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM|約16-35mm相当の超広角
風景、建築、室内、旅行先の景色を広く撮りたい場合はEF-S10-22mm F3.5-4.5 USMが使いやすいレンズです。EOS 50Dでは約16-35mm相当となり、標準ズームでは得にくい本格的な超広角画角を利用できます。
10mm側では、建物の内部や狭い路地でも広い範囲を画面へ入れられます。風景では手前の岩、花、道路などを大きく配置し、その奥へ空や山を広げる構図も作れます。
最短撮影距離は0.24mなので、超広角でありながら被写体へかなり近づけます。小さな被写体を画面手前へ置き、遠くの背景を広く見せる遠近感の強い写真にも向いています。
手ブレ補正はありません。広角では望遠ほど手ブレが拡大されないため、日中なら比較的扱いやすくなります。夜景や暗い室内では三脚、高感度、開放F値を組み合わせます。
EOS 50Dの約1510万画素で超広角を使うと、建築物の細かな線や風景の細部も確認しやすくなります。F5.6からF8程度まで絞ると画面全体へピントを広げやすく、風景撮影にも使いやすい構成です。
EF-S10-22mmの画角や使い方は、EF-S10-22mm F3.5-4.5 USMで広がる超広角の世界で詳しく紹介しています。
3. EF-S24mm F2.8 STM|約38mm相当で軽快な50Dに変わる
EOS 50Dを小さなレンズで持ち歩きたい場合は、EF-S24mm F2.8 STMが適しています。重量約125g、全長約22.8mmのパンケーキレンズで、50Dへ装着すると約38mm相当です。
約38mm相当は35mmと50mmの中間に近く、街歩き、旅行、料理、家族、日常記録など幅広い用途に使えます。広角らしい広さを少し残しながら、被写体が極端に小さくなりにくい画角です。
最短撮影距離は0.16m、最大撮影倍率は0.27倍なので、小型単焦点としては近接撮影にも強みがあります。料理、雑貨、花、カメラ用品などへ近づきながら撮影できます。
EOS 50D本体は約730gクラスの中級機なので、小さな24mmを装着してもボディそのものが軽量になるわけではありません。それでも大きなズームレンズが前方へ張り出さなくなるため、バッグへの収納や街歩きでの取り回しは大きく変わります。
STMレンズなので、後年のEF-Sレンズらしい滑らかなフォーカス駆動を利用できます。光学ファインダー撮影では50Dの位相差AFを使い、ライブビューでも単焦点の自然な画角を楽しめます。
EF-S24mm F2.8 STMの特徴は、Canon EF-S24mm F2.8 STMレビュー|約38mm相当の画角・ボケ・描写を解説で詳しく紹介しています。
EOS 50Dおすすめレンズ4〜5|人物撮影に使うF1.8単焦点
EOS 50Dでは50mmが約80mm相当、85mmが約136mm相当になります。どちらもF1.8の明るい単焦点を選べるため、背景をぼかした人物撮影との相性があります。AFマイクロアジャストメントを備える50Dだからこそ、明るい単焦点をじっくり調整して使う楽しみもあります。
4. EF50mm F1.8 STM|約80mm相当の定番ポートレートレンズ
EF50mm F1.8 STMは、EOS 50Dでは約80mm相当になります。フルサイズで50mmを使うと標準画角ですが、APS-Cの50Dでは人物撮影に使いやすい中望遠へ変化します。
F1.8まで開けられるため、人物へピントを合わせながら背景を大きくぼかせます。標準ズームのF5.6付近と比べれば多くの光を取り込めるので、室内や夕方でもシャッタースピードを確保しやすくなります。
重量は約160gで、50Dへ装着する単焦点として軽量です。最短撮影距離0.35m、最大撮影倍率0.21倍なので、人物だけでなく料理、花、小物などにも対応できます。
F1.8開放では被写界深度が浅くなります。人物の顔を斜めから撮る場合、一方の目へピントが合っても反対側の目が外れることがあります。F2.2、F2.8程度へ絞るとピント範囲を広げやすくなります。
EOS 50DのAFマイクロアジャストメントを利用し、光学ファインダー撮影時のピント位置を自分の個体に合わせて確認できることも利点です。中古のF1.8レンズを使う場合にも相性を追い込めます。
EF50mm F1.8 STMの特徴は、EF50mm F1.8 STM 撒き餌レンズの真価で詳しく解説しています。
5. EF85mm F1.8 USM|約136mm相当で背景を大きく整理する
EF85mm F1.8 USMをEOS 50Dへ装着すると約136mm相当になります。人物から距離を取りながら背景へ写る範囲を狭くできるため、屋外ポートレートやイベント撮影に向いています。
85mm F1.8というレンズ自体が背景をぼかしやすく、APS-Cではさらに画角が狭くなります。公園や街中で人物の後ろにある木、建物、光などから必要な部分だけを背景として選びやすくなります。
AFにはUSMを採用し、F1.8の明るさを持ちながら比較的小型にまとまっています。50Dの9点全クロスAFと組み合わせ、中央測距点を中心に人物や動く被写体を狙えます。
約136mm相当なので室内では長く感じることがあります。全身撮影には大きな撮影距離が必要になり、狭い場所では50mm F1.8 STMの方が使いやすくなります。
屋外で上半身や顔を大きく撮る、ステージ上の人物を離れた位置から狙う、背景を整理したポートレートを作る用途では85mmの特徴が生きます。
50mm・85mmを含むCanonの人物撮影用レンズは、Canonポートレートレンズおすすめ|50mm・85mm・135mm・200mmをRF・EFで比較で詳しく比較しています。
50DのAFマイクロアジャストメントはF1.8で価値が大きい
F1.8単焦点を光学ファインダーで使用すると、ピントのわずかなズレが写真へ現れやすくなります。EOS 50DはAFマイクロアジャストメントを搭載しているため、レンズとボディの組み合わせに応じて補正できます。
人物を一定距離から撮影して、狙った位置より手前へピントが来る傾向が続けば前ピン、奥へ来る傾向が続けば後ピンが考えられます。同じ条件で複数枚撮影し、傾向を確認しながら調整します。
この機能はレンズの故障を直すものではありません。AFが毎回大きくばらつく個体や機械的な問題があるレンズには別の対応が必要です。一方、一定方向へわずかにズレる組み合わせなら50D側で補正できる可能性があります。
F1.8で人物の目へ正確に合わせたい場合や、望遠単焦点の浅い被写界深度を使う場合に、50Dが40Dから進化したポイントとして活用できます。
CanonのEF単焦点を焦点距離ごとに確認する場合は、Canon EF標準単焦点レンズ一覧|40mm・50mmとF1.2・F1.4・F1.8の違いも参考になります。
EOS 50Dおすすめレンズ6〜7|望遠と6.3コマ/秒を生かす
EOS 50Dは最高約6.3コマ/秒の高速連続撮影に対応しています。APS-Cによる望遠効果と組み合わせれば、野鳥、動物、鉄道、飛行機、スポーツなどへ使いやすくなります。軽量望遠ズームと明るい望遠単焦点では役割が大きく異なります。
6. EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM|約88-400mm相当を375gで使える
EF-S55-250mm F4-5.6 IS STMは、EOS 50Dで約88-400mm相当になります。中望遠から本格的な望遠まで一本でカバーでき、運動会、動物園、鉄道、飛行機、公園の鳥など幅広い撮影に使えます。
重量は約375gです。400mm相当まで届く望遠システムとして軽く、EOS 50Dへ付けても超望遠Lズームほど大型化しません。望遠撮影を初めて試す場合にも扱いやすいサイズです。
手ブレ補正を搭載しているため、ボディ内手振れ補正のない50Dでも静止した被写体を手持ちで狙いやすくなります。250mm側では小さな揺れが拡大されるため、ISの効果を利用しやすい焦点域です。
動く被写体ではISだけに頼れません。走る人物、列車、飛ぶ鳥などを止めるには1/1000秒前後、さらに速い動きではそれ以上のシャッタースピードを使います。50Dの約6.3コマ/秒連写とAIサーボAFを組み合わせると、動きの中から良い瞬間を選びやすくなります。
F4-5.6なので夕方や屋内ではISO感度が上がりやすくなります。日中中心の望遠撮影で、軽さとズーム範囲を重視するレンズです。
EF-S望遠レンズの特徴は、Canon EF-Sレンズ完全ガイド|EFとの違い・代表レンズ・EOS Rでの使い方でも詳しく紹介しています。
7. EF200mm F2.8L II USM|約320mm相当をF2.8で使う
明るさと望遠単焦点らしい描写を求めるなら、EF200mm F2.8L II USMがあります。EOS 50Dでは約320mm相当となり、F2.8を固定で使える構成です。
レンズ構成は7群9枚でUDレンズを2枚採用し、重量は約765gです。ズーム機構も手ブレ補正もありませんが、200mm F2.8という役割がはっきりしています。
屋外スポーツ、鉄道、動物、舞台など、撮影距離がある程度決まっている場面ではF2.8の明るさが生きます。F5.6に対して2段明るいため、同じISO感度なら4倍速いシャッタースピードを選べます。
APS-Cの約320mm相当とF2.8を組み合わせると背景を大きくぼかせます。人物から十分に距離を取れる屋外ポートレートでも、背景を狭く切り取りながら被写体を強調できます。
手ブレ補正がないため、静止した被写体でもシャッタースピードには注意が必要です。動体撮影ではF2.8を使って1/1000秒以上を確保し、50Dの6.3コマ/秒連写を利用すると特徴を生かせます。
EF200mm F2.8L II USMの仕様と描写は、EF200mm F2.8L II USMレビュー|765gで楽しむ200mm F2.8望遠単焦点で詳しく解説しています。
軽さとズームなら55-250mm、明るさなら200mm F2.8
EF-S55-250mm F4-5.6 IS STMとEF200mm F2.8L II USMは、どちらも50Dで望遠撮影に使えますが、選ぶ理由は大きく異なります。
55-250mmは約88-400mm相当を自由にズームでき、約375gと軽く、手ブレ補正もあります。被写体との距離が変化する運動会、動物園、旅行、鉄道撮影では扱いやすいレンズです。
200mm F2.8L IIは約320mm相当に固定され、重量も増えます。その代わりF2.8の明るさがあり、暗い環境で速いシャッターを使いたい撮影や背景を大きくぼかす撮影に向いています。
日中中心で撮影対象が多いなら55-250mm、撮影する焦点距離が200mm付近に集中し、F2.8を必要とするなら200mm F2.8L IIという役割分担ができます。
EF200mm F2.8のI型・II型まで含めた特徴は、Canon EF200mm F2.8L USMレビュー|軽量な200mm F2.8単焦点の描写とI型・II型の違いで詳しく紹介しています。
EOS 50Dで撮影ジャンル別にレンズを選ぶ
7本すべてを揃える必要はありません。EOS 50Dで撮りたい被写体が決まっていれば、必要な焦点距離と明るさから2〜3本へ絞れます。旅行、人物、動体で構成を分けると選びやすくなります。
旅行・街歩きなら17-55mmまたは24mmを中心にする
旅行でレンズ交換を減らしたいならEF-S17-55mm F2.8 IS USMが使いやすくなります。約27-88mm相当を一本でカバーできるため、風景、建物、料理、人物、街並みまで対応できます。
荷物を小さくしたい場合はEF-S24mm F2.8 STMが向いています。約38mm相当なので、街の雰囲気を残したスナップや料理、人物まで幅広く撮影できます。
広い建築物や壮大な風景が目的ならEF-S10-22mm F3.5-4.5 USMを追加すると、約16mm相当まで広げられます。17mmと10mmは数字以上に画角差が大きく、超広角でしか作れない構図があります。
旅行ではレンズの性能だけでなく、交換回数や持ち歩く重量も撮影枚数へ影響します。17-55mm一本、24mm一本、17-55mm+10-22mmという形で用途に合わせると機材を整理できます。
EFマウントAPS-Cでレンズを用途別に選ぶ方法は、EFマウント APS-C 神レンズおすすめ Canon一眼レフで使いたい名玉7選でも紹介しています。
人物撮影なら50mm F1.8と85mm F1.8を距離で選ぶ
人物撮影ではEF50mm F1.8 STMとEF85mm F1.8 USMが分かりやすい組み合わせです。EOS 50Dではそれぞれ約80mm相当、約136mm相当になります。
50mmは人物との距離を比較的近く保ちやすく、全身、半身、上半身など幅広い構図へ対応できます。公園や広めの室内でも使いやすく、背景もある程度残せます。
85mmは撮影距離が必要になりますが、背景へ写る範囲を狭くできます。人物の後ろにある木や光、遠くの建物などを背景として選びやすく、主題を整理した写真を作れます。
F1.8開放ではピントが薄くなるため、EOS 50DのAFマイクロアジャストメントを使えることも魅力です。人物の目へ合わせる撮影でピント位置に一定の傾向がある場合は、ボディ側から調整できます。
人物用レンズを焦点距離から比較する場合は、Canonポートレートレンズおすすめ|50mm・85mm・135mm・200mmをRF・EFで比較で詳しく整理しています。
野鳥・鉄道・スポーツなら連写と望遠を組み合わせる
EOS 50Dは最高約6.3コマ/秒で連写できるため、望遠レンズと組み合わせれば動体撮影を楽しめます。野鳥、鉄道、飛行機、運動会、屋外スポーツなどが代表的です。
遠くの被写体を追いながら焦点距離を変更したいならEF-S55-250mm F4-5.6 IS STMが使いやすくなります。約88-400mm相当の範囲をカバーできるので、近づいてくる列車や動物にも対応しやすくなります。
暗い場所や高速シャッターを優先するならEF200mm F2.8L II USMがあります。F2.8の明るさを使ってISO感度の上昇を抑えたり、より速いシャッタースピードを選んだりできます。
EOS 50Dは現在の被写体認識AFを持たないため、撮影者がAFポイント、AIサーボ、シャッタースピード、連写タイミングを組み立てます。光学ファインダーで被写体を追う一眼レフならではの撮影を楽しめる部分です。
望遠撮影用のEFレンズを価格も含めて探す場合は、EFマウント神レンズを安く選ぶ完全ガイドも参考になります。
EOS 50D用中古レンズを買うときの確認点
EOS 50Dと組み合わせるレンズは中古品が中心になるモデルも多くあります。同じ型名でも状態に大きな差があるため、外観の傷だけで判断せず、AF、手ブレ補正、光学系、マウント、ズーム機構まで確認することが重要です。
AF精度は50DのAFマイクロアジャストメントも使って確認する
中古レンズでは、まずAFが安定して動くかを確認します。合焦まで極端に迷う、途中で止まる、毎回ピント位置が大きく変わる状態は撮影へ影響します。
一定方向へわずかに前ピン・後ピンになる場合は、EOS 50DのAFマイクロアジャストメントを利用できます。特に50mm F1.8、85mm F1.8、200mm F2.8など被写界深度が浅いレンズでは確認する価値があります。
AF調整を行う場合は、カメラを安定させ、同じ被写体を複数回撮影し、毎回ほぼ同じ方向へズレるかを見ます。一枚だけの結果で判断すると、撮影者の揺れや被写体の動きまで含んでしまいます。
EOS 40Dと50DのAFや機能差を確認する場合は、EOS 40Dと50Dはどっち?画質・高感度・連写・中古で選ぶ違いを比較で詳しく紹介しています。
ISとUSM・STMの動作は中古価格より優先して見る
EF-S17-55mm F2.8 IS USMやEF-S55-250mm F4-5.6 IS STMでは、レンズ内手ブレ補正が正常に動くことが重要です。EOS 50Dにはボディ内手振れ補正がないため、レンズ側ISが故障すると補正機能を利用できません。
AFについても、USMやSTMが正常に動くかを確認します。古いUSMレンズではAF駆動部の状態に個体差が出ることがあります。音が不自然に大きい、ピント移動が途中で止まる、近距離から遠距離まで移動できない状態は注意が必要です。
中古価格が数千円安くても、AFやISに不具合があると撮影用途が大きく制限されます。外装の小さな擦れより、実際の撮影に関係する機構を優先して判断した方が実用的です。
EF-Sレンズの世代や代表モデルについては、Canon EF-Sレンズ完全ガイド|EFとの違い・代表レンズ・EOS Rでの使い方で確認できます。
カビ・曇り・片ボケ・ズームのガタまで見る
発売から長期間経過したレンズでは、内部のチリだけでなくカビや曇りがある個体も流通しています。小さなチリは実写へほとんど影響しない場合がありますが、広い範囲の曇りやカビはコントラスト低下やフレアの原因になります。
ズームレンズではズームリングの引っ掛かり、鏡筒のガタ、片側だけ解像しにくい片ボケなども確認対象です。単焦点ではフォーカスリング、マウント、絞りの動作を見ます。
EOS 50Dは約1510万画素あるため、極端な片ボケやピント不良は撮影画像を拡大したときに確認しやすくなります。3.0型約92万ドット液晶も、40Dより撮影後の拡大確認を行いやすい部分です。
低価格なEFレンズを中古で探す場合は、Canon EFマウントの安い神レンズ9選 中古で今買うならどれ?で候補をまとめています。
EOS 50Dから別のEOSへ移ってもレンズを活用できる
EOS 50D用に購入したEF・EF-Sレンズは、50Dだけで使い終わる必要はありません。EFマウントAPS-C一眼レフ、EFマウントフルサイズ、EOS Rシリーズなど、レンズの種類に応じて次のボディでも活用できます。
EF-SレンズはほかのCanon APS-C一眼レフでも使える
EF-S17-55mm F2.8 IS USM、EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM、EF-S24mm F2.8 STM、EF-S55-250mm F4-5.6 IS STMは、EF-S対応のCanon APS-C一眼レフで使用できます。
EOS 60D、70D、80D、90D、7D系や多くのEOS Kissシリーズへ移行しても活用できます。ボディが新しくなれば画素数、AF、ライブビュー、動画性能などは変わりますが、APS-Cなので基本的な画角は50Dと同じ約1.6倍相当です。
特にEF-S17-55mm F2.8 IS USMのような大口径標準ズームは、50Dから後年のAPS-C一眼レフへ移っても役割が変わりにくく、長期間使いやすいレンズです。
Canon APS-C一眼レフ全体の特徴は、Canon APS-C一眼レフが選ばれる理由 軽さと画質の絶妙なバランスで詳しく紹介しています。
EFレンズはフルサイズ一眼レフでもそのまま使える
EF50mm F1.8 STM、EF85mm F1.8 USM、EF200mm F2.8L II USMはEFレンズなので、EOS 5DシリーズやEOS 6Dシリーズなどのフルサイズ一眼レフへ直接装着できます。
50Dで約80mm相当だった50mmはフルサイズでは50mm、約136mm相当だった85mmは85mm、約320mm相当だった200mmは200mmとして使います。同じレンズでもボディをAPS-Cからフルサイズへ変えると画角が広がります。
そのため、将来フルサイズ一眼レフも使う可能性がある場合には、EF単焦点を選ぶとレンズ資産を移行しやすくなります。50Dでは望遠効果を生かし、フルサイズでは本来の焦点距離として使い分けられます。
古いフルサイズEOSでEFレンズを使う例は、EOS 5D Mark IIを今あえて使う理由でも詳しく紹介しています。
EOS Rシリーズでもマウントアダプター経由で活用できる
EF・EF-SレンズはEOS Rシリーズへ直接装着できませんが、EF-EOS Rマウントアダプターを介して使用できます。EFレンズならフルサイズEOS Rで本来の画角を使え、APS-CのEOS R7・R10・R50系では約1.6倍相当になります。
EF-Sレンズもアダプター経由でEOS Rシリーズへ装着できます。フルサイズEOS RではAPS-Cクロップとなり、APS-CのEOS R7などではセンサーサイズに合った画角で使用できます。
50D用に中古EFレンズを購入しても、将来ミラーレスへ移行した段階で直ちに使えなくなるわけではありません。EFマウントの豊富な中古レンズを50Dで楽しみ、その後EOS Rでも継続する運用が可能です。
EFレンズをEOS Rシリーズで使用する方法は、EOS RでEFレンズを使う方法|マウントアダプター・互換性・デメリットを解説で詳しく整理しています。
まとめ
EOS 50Dは約1510万画素のAPS-C CMOSセンサー、DIGIC 4、9点全クロスAF、最高約6.3コマ/秒の高速連続撮影、AFマイクロアジャストメントを備えた中級デジタル一眼レフです。EF・EF-Sレンズを直接装着できるため、中古市場に残る豊富なCanonレンズを利用できます。
標準ズームではEF-S17-55mm F2.8 IS USMが有力です。約27-88mm相当をズーム全域F2.8で使用でき、レンズ内手ブレ補正とリングUSMも備えています。旅行、人物、室内、イベントまで一本で対応しやすく、EOS 50Dの約1510万画素を生かしやすい標準ズームです。
風景や建築を広く撮るならEF-S10-22mm F3.5-4.5 USMが約16-35mm相当となり、標準ズームでは得られない超広角表現を楽しめます。街歩きや日常撮影を軽快にしたい場合はEF-S24mm F2.8 STMが約38mm相当となり、約125gの小さなレンズで50Dの取り回しを変えられます。
人物撮影ではEF50mm F1.8 STMが約80mm相当、EF85mm F1.8 USMが約136mm相当です。50mmは比較的近い距離から人物を撮りやすく、85mmは距離を取りながら背景を整理できます。どちらもF1.8なので、50DのAFマイクロアジャストメントを活用する意味があります。
望遠撮影ではEF-S55-250mm F4-5.6 IS STMが約88-400mm相当となり、約375gの軽量な望遠ズームとして運動会、動物園、鉄道、飛行機、野鳥などへ対応します。レンズ内手ブレ補正もあるため、ボディ内手振れ補正を持たない50Dで使いやすい構成です。
明るさを優先した望遠ならEF200mm F2.8L II USMがあります。EOS 50Dでは約320mm相当となり、F2.8の明るさを利用して高速シャッターを確保できます。スポーツ、鉄道、動物、舞台、屋外ポートレートなど、200mm付近を集中して使う撮影に向いています。
一本だけで幅広く撮るならEF-S17-55mm F2.8 IS USM、軽量な街歩きならEF-S24mm F2.8 STM、人物ならEF50mm F1.8 STM、背景をさらに整理した人物撮影ならEF85mm F1.8 USM、軽量望遠ならEF-S55-250mm F4-5.6 IS STM、明るい望遠ならEF200mm F2.8L II USMという役割分担ができます。
EOS 50Dは現在のミラーレスのような被写体認識AFやボディ内手振れ補正を持ちません。一方で、約1510万画素、6.3コマ/秒、9点全クロスAF、AFマイクロアジャストメントを使いながら、豊富なEF・EF-Sレンズから自分の撮影に合う一本を選べます。
中古価格が下がったEOS 50DとEF・EF-Sレンズを組み合わせれば、標準、超広角、F1.8単焦点、400mm相当の望遠まで比較的低い予算で揃えられます。レンズを交換したときに写真がどう変わるのかを体験しながら、一眼レフならではの撮影を楽しめる組み合わせです。


