EOS 40Dおすすめレンズ7選|中古EF・EF-Sで今選ぶ神レンズ
Canon EOS 40Dは、約1010万画素のAPS-C CMOSセンサー、最高約6.5コマ/秒の連写、9点全クロスAFを備えた中級デジタル一眼レフです。発売から長い年月が経過していますが、EFレンズとEF-Sレンズを直接装着できるため、中古レンズを組み合わせれば現在でも幅広い撮影を楽しめます。
EOS 40Dのレンズ選びで重要なのは、最新の高画素ミラーレスと同じ基準だけで考えないことです。40Dは約1010万画素なので、現在では非常に高い解像力を要求されるボディではありません。発売当時から評価されてきたEF・EF-Sレンズだけでなく、後年登場した軽量なSTMレンズも使えるため、中古価格を抑えながら実用的なシステムを構築できます。
もう一つ重要なのがAPS-Cの画角です。EOS 40Dではレンズ表記焦点距離の約1.6倍相当の画角になります。24mmなら約38mm相当、50mmなら約80mm相当、85mmなら約136mm相当、200mmなら約320mm相当です。同じレンズでもフルサイズEOSとは役割が変わります。
そのため、EOS 40Dに合うレンズを選ぶ場合は「レンズ単体の評価」だけを見るより、「40Dへ装着するとどんな画角になるのか」「約1010万画素との組み合わせで何を撮るのか」「6.5コマ/秒の連写を生かすのか」まで考えると選びやすくなります。
この記事ではEOS 40Dにおすすめしたい中古EF・EF-Sレンズを7本選び、標準ズーム、超広角、スナップ、ポートレート、望遠、動体撮影まで用途別に詳しく解説します。
EOS 40Dのレンズ選びで押さえたい3つの特徴
EOS 40Dへ装着できるレンズは非常に多いため、何となく安いEFレンズを選ぶだけでは焦点距離が使いにくくなることがあります。40DのAPS-Cセンサー、ボディ内手振れ補正を持たない構造、6.5コマ/秒の連写という特徴から考えると、レンズ選びの方向が見えてきます。
APS-Cなので焦点距離は約1.6倍相当の画角になる
EOS 40Dの撮像面は22.2×14.8mmのAPS-Cサイズです。EF・EF-Sレンズを装着した場合、35mm判フルサイズと比べて画角が狭くなり、レンズ表記焦点距離の約1.6倍相当になります。
EF-S24mm F2.8 STMなら約38mm相当となり、街歩きや日常スナップに使いやすい準標準画角になります。EF50mm F1.8 STMは約80mm相当となるため、フルサイズで標準レンズとして使う場合とは異なり、人物撮影に向いた中望遠として使えます。
望遠側ではAPS-Cの特徴がさらに大きくなります。EF-S55-250mm F4-5.6 IS STMは約88-400mm相当、EF200mm F2.8L II USMは約320mm相当です。40Dの最高約6.5コマ/秒と組み合わせれば、鉄道、スポーツ、動物、野鳥などにも使いやすい構成になります。
EOS 40Dのセンサー、連写、AFなどの基本性能は、Canon EOS 40DはD00シリーズを大きく進化させた名機で詳しく紹介しています。
ボディ内手振れ補正がないためIS付きレンズが使いやすい
EOS 40Dにはボディ内手振れ補正がありません。手持ち撮影で手ブレ補正を使うには、ISを搭載したEF・EF-Sレンズを選ぶ必要があります。
EF-S17-55mm F2.8 IS USM、EF-S55-250mm F4-5.6 IS STMなどはレンズ内手ブレ補正を備えているため、40Dでも手持ち撮影を安定させやすくなります。特に望遠域では画角が狭くなるほど小さな揺れが目立つため、ISの意味が大きくなります。
一方、EF50mm F1.8 STMやEF85mm F1.8 USM、EF200mm F2.8L II USMにはISがありません。その代わりF1.8やF2.8の明るさを利用し、シャッタースピードを確保して手ブレや被写体ブレを抑える使い方になります。
EF・EF-SレンズをAPS-C一眼レフで使う考え方は、EFマウント APS-C 神レンズおすすめ Canon一眼レフで使いたい名玉7選でも詳しく整理しています。
1010万画素だから古いEFレンズも組み合わせやすい
EOS 40Dの有効画素数は約1010万画素です。現在のAPS-Cミラーレスには3000万画素を超える機種もありますが、40Dは画素密度が比較的低いため、レンズに要求する解像力も現在の高画素機とは異なります。
古いEF単焦点やEFズームでも、ピントが合い、手ブレを抑えて撮影できれば十分にシャープな写真を得られます。高画素機では周辺の細かな収差や解像不足が目立つレンズでも、40Dでは実用的に使いやすい場合があります。
この特徴は中古レンズ選びと相性があります。最新レンズだけを探さなくても、1990年代から2000年代に登場したEFレンズを低予算で組み合わせ、40Dらしい一眼レフシステムを作れます。
Canon APS-C一眼レフの画質やレンズとの関係については、Canon APS-C一眼レフが選ばれる理由 軽さと画質の絶妙なバランスで詳しく解説しています。
EOS 40Dおすすめレンズ1〜3|標準・超広角・スナップ
最初の3本はEOS 40Dを日常的に使うためのレンズです。一本で幅広く撮れる大口径標準ズーム、風景や建築で役立つ超広角ズーム、小型軽量なスナップ単焦点を選びました。
1. EF-S17-55mm F2.8 IS USM|40Dの標準ズーム本命
EOS 40Dへ一本だけ本格的な標準ズームを組み合わせるなら、EF-S17-55mm F2.8 IS USMは有力です。焦点距離17-55mmは40Dで約27-88mm相当となり、広角から中望遠まで日常的に使いやすい範囲をカバーします。
最大の特徴はズーム全域F2.8です。17mmでも55mmでも開放F2.8を維持できるため、一般的なF3.5-5.6クラスの標準ズームより多くの光を取り込めます。室内、夕方、人物撮影などでシャッタースピードを確保しやすく、ISO感度を抑えることもできます。
約3段分の手ブレ補正も搭載しており、ボディ内手振れ補正を持たない40Dとの相性が高いレンズです。リングUSMによるAFもあり、スナップ、人物、風景、イベントなど幅広い撮影へ対応できます。
弱点は約645gという重量です。EOS 40D本体も約740gあるため、組み合わせると1.3kgを超えます。それでも「40Dを小型軽量カメラとして使う」のではなく、「中級一眼レフとしてしっかり撮る」なら、この重量に見合うF2.8とISを得られます。
詳しい画質や中古選びについては、Canon EF-S17-55mm F2.8 IS USM|画質・使い方・中古選びを徹底解説で紹介しています。
2. EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM|約16-35mm相当の超広角
風景、建築、室内を中心に撮るならEF-S10-22mm F3.5-4.5 USMが使いやすいレンズです。EOS 40Dでは約16-35mm相当となり、標準ズームでは得られない本格的な超広角画角を使えます。
10mm側では大きな建築物を近距離から画面へ収めたり、風景で手前から遠景まで大きく取り込んだりできます。狭い室内でも後ろへ下がれない状況で広い範囲を写せます。
最短撮影距離は0.24mなので、広角でありながら被写体へ近づけます。手前の花や小物を大きく配置しながら背景の風景を広く入れる、超広角らしい遠近感を利用した撮影にも向いています。
手ブレ補正は搭載していませんが、広角では望遠より手ブレが目立ちにくくなります。日中の風景ならF5.6からF8程度へ絞って撮影し、暗い室内や夜景では三脚や高感度を組み合わせる方法があります。
EF-S10-22mmの特徴と画角については、EF-S10-22mm F3.5-4.5 USMで広がる超広角の世界で詳しく紹介しています。
3. EF-S24mm F2.8 STM|約38mm相当の軽量スナップレンズ
EOS 40Dをなるべく軽快に使いたいなら、EF-S24mm F2.8 STMが適しています。重量約125g、全長22.8mmという薄型パンケーキレンズで、40Dへ装着すると約38mm相当の画角になります。
約38mm相当は35mmと50mmの中間に近く、街歩き、旅行、料理、日常スナップなどで自然な構図を作りやすい画角です。広角すぎて周辺が大きく入ることもなく、50mm相当ほど狭くならないため、一本だけで歩く撮影にも向いています。
開放F2.8なのでキットズームの望遠側より明るく、最短撮影距離0.16m、最大撮影倍率0.27倍と近接撮影にも強いレンズです。料理や小物へかなり近づけるため、小さなレンズながら撮影用途は広くなっています。
EOS 40D本体は現在のミラーレスほど小さくありませんが、このパンケーキレンズを付けることでレンズ側の突出を大幅に抑えられます。重いズームを使わず、一眼レフの光学ファインダーで街を撮る構成として相性があります。
EF-S24mm F2.8 STMについては、Canon EF-S24mm F2.8 STMレビュー|約38mm相当の画角・ボケ・描写を解説で詳しく紹介しています。
EOS 40Dおすすめレンズ4〜5|人物撮影に強いF1.8単焦点
EOS 40Dでは50mmが約80mm相当、85mmが約136mm相当になります。フルサイズで標準・中望遠として使われるレンズが、40Dではポートレート向けの中望遠から望遠域へ変化します。F1.8の明るさを生かせる2本を選びました。
4. EF50mm F1.8 STM|約80mm相当でポートレートに使いやすい
EF50mm F1.8 STMはフルサイズでは標準50mmですが、EOS 40Dでは約80mm相当になります。人物撮影で使いやすい中望遠画角になり、F1.8の明るさを生かして背景をぼかせます。
重量約160gなので、40Dへ装着しても単焦点として軽量です。最短撮影距離0.35m、最大撮影倍率0.21倍なので、人物だけでなく花、料理、小物などへも比較的近づけます。
EOS 40Dには顔・瞳認識AFはありません。9点AFから測距点を選び、人物の目付近へピントを合わせる撮影になります。F1.8開放では被写界深度が浅いため、ピントを安定させたい場合はF2.2、F2.8などへ少し絞る方法もあります。
中古価格を抑えやすく、50mm F1.8という定番スペックを40Dでは約80mm相当として使えるため、人物撮影を始める一本として導入しやすいレンズです。
EF50mm F1.8 STMの描写や特徴は、EF50mm F1.8 STM 撒き餌レンズの真価で詳しく紹介しています。
5. EF85mm F1.8 USM|約136mm相当で背景を大きく整理できる
EF85mm F1.8 USMをEOS 40Dへ装着すると約136mm相当になります。フルサイズで85mmを使うポートレートよりさらに狭い画角になり、人物から距離を取りながら背景を整理できます。
F1.8の明るさと望遠効果が組み合わさるため、背景を大きくぼかした人物写真を作りやすくなります。屋外ポートレート、イベント、舞台、スポーツの近距離撮影などにも使えます。
AFにはUSMを採用しており、古い大口径単焦点ながら素早いピント合わせが可能です。EOS 40Dの9点クロスAFと組み合わせれば、中央測距点を使った人物撮影や動く被写体にも対応できます。
一方、室内では約136mm相当が長すぎる場合があります。全身を撮るにはかなり後ろへ下がる必要があるため、狭い部屋なら50mm F1.8 STMの約80mm相当の方が扱いやすくなります。
EF85mm F1.8 USMの特徴については、Canon EF85mm F1.8 USM完全ガイド|F1.8と高速USMが魅力の中望遠単焦点で詳しく解説しています。
50mmと85mmは撮影距離で選ぶ
40Dで人物を撮る場合、50mmと85mmはどちらもF1.8ですが、約80mm相当と約136mm相当では必要な撮影距離が大きく異なります。
50mmは人物の全身や半身を撮りやすく、背景もある程度残せます。公園、街中、室内などで人物と周囲の雰囲気を一緒に写したい場合に使いやすい焦点距離です。
85mmは人物から距離を取り、背景へ写る範囲を狭くして主題を強調する方向に向いています。屋外で背景を大きくぼかしたい場合や、ステージ上の人物を少し離れた場所から撮る場合に適しています。
どちらもISを搭載していないため、暗い場所ではF1.8を利用してシャッタースピードを確保することが重要です。人物はカメラの手ブレだけでなく本人も動くため、手ブレ補正より速いシャッタースピードが必要になる場面も多くあります。
50mm・85mmを含むCanonのポートレート用レンズについては、Canonポートレートレンズおすすめで焦点距離ごとの違いを詳しく紹介しています。
EOS 40Dおすすめレンズ6〜7|望遠と6.5コマ/秒を生かす
EOS 40Dは最高約6.5コマ/秒の連写に対応しており、発売時の中級APS-C一眼レフとして動体撮影にも力を入れた機種です。この連写性能とAPS-Cの約1.6倍相当の画角を生かすなら、望遠レンズとの組み合わせが魅力的です。
6. EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM|約88-400mm相当を軽量に使える
EF-S55-250mm F4-5.6 IS STMをEOS 40Dへ装着すると、約88-400mm相当になります。人物を撮れる中望遠から本格的な望遠まで一本でカバーできるため、運動会、鉄道、動物園、野鳥、飛行機など幅広い被写体を狙えます。
重量は約375gで、400mm相当まで届く組み合わせとして軽量です。EOS 40Dは約740gあるため、望遠ズームを付けてもシステム全体を極端に大型化せずに済みます。
レンズ内手ブレ補正は3.5段分で、40Dのようにボディ内手振れ補正がない一眼レフでも利用できます。250mm側では小さな揺れが画面へ大きく現れるため、静止した被写体を撮る際にはISが役立ちます。
ただし飛ぶ鳥、走る選手、動く列車などを止めるには手ブレ補正だけでは足りません。1/1000秒前後やそれ以上のシャッタースピードを確保し、40Dの6.5コマ/秒連写とAIサーボAFを組み合わせる方法が基本になります。
EF-S望遠レンズを含むAPS-C用レンズ選びについては、EFマウント APS-C 神レンズおすすめ Canon一眼レフで使いたい名玉7選で詳しく紹介しています。
7. EF200mm F2.8L II USM|約320mm相当をF2.8で使える
望遠撮影で画質と明るさを優先するなら、EF200mm F2.8L II USMは40Dで非常に特徴的な一本になります。200mmは約320mm相当となり、F2.8の明るさを固定で使えます。
EF-S55-250mmのようなズームはできませんが、その代わり200mm F2.8という役割が明確です。屋外スポーツ、鉄道、動物、舞台、圧縮効果を生かした風景などで、高速シャッターと浅い被写界深度を利用できます。
レンズ構成は7群9枚、UDレンズ2枚を採用し、重量は約765gです。40Dとの組み合わせでは合計1.5kg前後になるため軽量とはいえませんが、70-200mm F2.8クラスの大型ズームと比べると構成はシンプルです。
手ブレ補正はありません。約320mm相当になる40Dでは手持ち撮影時の揺れが目立ちやすいため、明るいF2.8を利用してシャッタースピードを上げることが重要です。動体なら1/1000秒以上を使う場面も多くなります。
EF200mm F2.8L II USMの画質やI型との違いは、EF200mm F2.8L II USMレビュー|765gで楽しむ200mm F2.8望遠単焦点で詳しく解説しています。
軽さなら55-250mm、明るさと単焦点画質なら200mm F2.8
EOS 40Dで望遠撮影を始める場合、EF-S55-250mm F4-5.6 IS STMとEF200mm F2.8L II USMは役割が大きく異なります。
55-250mmは約88-400mm相当をズームでき、手ブレ補正を搭載し、重量も約375gです。動物園や運動会など被写体との距離が変わる撮影では、ズームできることが大きな利点になります。
200mm F2.8L IIは約320mm相当に固定されますが、F2.8という明るさがあります。曇天、夕方、屋内競技、舞台などでは、F5.6より2段明るいF2.8によってシャッタースピードを確保しやすくなります。背景も大きくぼかせるため、被写体を浮き立たせた望遠表現に向いています。
旅行や家族撮影まで一本で行うなら55-250mm、撮影対象と距離がある程度決まっていてF2.8を生かすなら200mm F2.8L IIという分け方ができます。
200mm F2.8のI型・II型や用途別の使い分けについては、Canon EF200mm F2.8L USMレビュー|軽量な200mm F2.8単焦点の描写とI型・II型の違いでも詳しく紹介しています。
EOS 40Dで7本をどう使い分けるか
7本をすべて揃える必要はありません。EOS 40Dで何を撮るかによって、標準ズーム一本だけでも十分な人もいれば、単焦点と望遠を組み合わせた方が楽しめる人もいます。用途別に構成を考えると無駄を減らせます。
一本だけならEF-S17-55mm F2.8 IS USMが最も幅広い
一本だけでEOS 40Dを使うなら、EF-S17-55mm F2.8 IS USMは非常に幅広く対応できます。約27-88mm相当なので、風景、旅行、街歩き、人物、料理、室内など日常的な撮影をほぼカバーできます。
ズーム全域F2.8なので、単焦点ほどではなくても背景をぼかしやすく、暗い室内でも一般的なF3.5-5.6ズームよりシャッタースピードを確保できます。さらにISがあるため、40Dのボディ側に手ブレ補正がなくても低速シャッターを使いやすくなります。
645gという重量を許容できれば、40Dを本格的な中級一眼レフとして使う構成としてまとまりがあります。軽さを重視する場合にはEF-S24mm F2.8 STMへ切り替えると、同じボディでも撮影感覚が大きく変わります。
EF-Sレンズの特徴やEFレンズとの違いについては、Canon EF-Sレンズ完全ガイド|EFとの違い・代表レンズ・EOS Rでの使い方で詳しく整理しています。
安く3本組むなら24mm・50mm・55-250mmが使いやすい
中古価格を抑えながら撮影範囲を広げるなら、EF-S24mm F2.8 STM、EF50mm F1.8 STM、EF-S55-250mm F4-5.6 IS STMという組み合わせがあります。
24mmは約38mm相当で街歩きや風景、50mmは約80mm相当で人物や小物、55-250mmは約88-400mm相当で動物や運動会、鉄道を担当できます。24mmと50mmはいずれも小型軽量なので、交換レンズを2本持っても大型ズーム一本より荷物を抑えられる場合があります。
この構成では超広角10mmやF2.8望遠は使えませんが、日常撮影から400mm相当までを比較的低予算で揃えられます。古い40Dへ高額な最新レンズを投入せず、中古EFシステムらしい価格バランスで楽しむ構成です。
中古で狙いやすいEFレンズ全体については、Canon EFマウントの安い神レンズ9選 中古で今買うならどれ?でも詳しく紹介しています。
撮影ジャンルが決まっているなら単焦点を優先できる
人物中心なら50mm F1.8 STMまたは85mm F1.8 USM、風景と建築なら10-22mm、街歩きなら24mm F2.8 STM、望遠動体なら55-250mmまたは200mm F2.8L IIというように、撮影ジャンルが決まっている場合はレンズの役割を絞れます。
EOS 40Dは約1010万画素なので、極端に高価な最新レンズで解像性能を追求しなくても撮影を楽しめます。その代わり、焦点距離と明るさを目的に合わせて選ぶ方が写真の変化を感じやすくなります。
F1.8単焦点へ変えれば背景ボケと暗所性能が変わり、10mm超広角へ変えれば構図そのものが変わります。200mm F2.8へ変えれば、キットレンズでは得られない望遠圧縮とF2.8の明るさを使えます。古い一眼レフでは、ボディを買い替えるよりレンズ交換によって撮影の幅を広げる楽しみも残っています。
CanonのEF・EF-S・RF・RF-Sまで含めたレンズ選びは、Canon 神レンズ総合ガイド|RF・EF・EF-S・EF-Mの名玉と選び方で確認できます。
中古レンズをEOS 40D用に選ぶときの注意点
EOS 40Dと組み合わせるレンズは中古が中心になるものも多く、同じ型名でも個体状態に差があります。価格だけを比べず、AF、手ブレ補正、光学系、ズーム機構、マウント部分まで確認すると、購入後のトラブルを避けやすくなります。
古いUSMレンズはAF動作と異音を確認する
EF-S17-55mm F2.8 IS USM、EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM、EF85mm F1.8 USM、EF200mm F2.8L II USMなどはUSMを採用しています。
発売から長期間経過した個体では、AFが途中で止まる、動作が不安定になる、通常とは異なる音が出るといった状態も考えられます。外装がきれいでもAF機構の状態は別なので、撮影へ直接影響する部分を優先して見る必要があります。
40DはAF性能を生かして一眼レフらしい撮影を楽しむボディなので、レンズ側AFが正常に動くことは重要です。特に望遠やF1.8単焦点では浅い被写界深度を使うため、正確にピントが移動する個体が使いやすくなります。
STMとUSMを含むEF-SレンズのAF方式については、Canon EF-Sレンズ完全ガイドでも各世代の特徴を確認できます。
IS付きレンズは手ブレ補正の動作も重要
EF-S17-55mm F2.8 IS USMやEF-S55-250mm F4-5.6 IS STMを中古で選ぶ場合、AFだけでなくISが正常に動くことも重要です。
シャッターボタンを半押しした際に補正機構が作動し、ファインダー内の揺れが落ち着くかを確認できると状態を判断しやすくなります。異常な振動や大きな音が続く個体は注意が必要です。
EOS 40Dにはボディ内手振れ補正がないため、レンズのISが故障すると代わりの補正機構はありません。特に250mm側のような望遠ではISの有無が手持ち撮影へ影響します。
EF・EF-Sレンズとカメラの対応関係については、Canonレンズ対応表|RF・RF-S・EF・EF-S・EF-Mはどのカメラで使える?で整理しています。
カビ・曇り・ズームのガタは画質と操作性へ直結する
古い中古レンズでは、レンズ内部のチリだけでなくカビや曇りも確認対象になります。小さなチリが数個ある程度なら写真へ影響しないことも多い一方、広い範囲に曇りがあると逆光時のコントラスト低下やフレアにつながります。
ズームレンズでは鏡筒のガタ、ズームリングの引っ掛かり、自然に鏡筒が伸びる状態などもあります。単焦点ではフォーカスリングとマウント周辺のガタを見ます。
EOS 40D自体が中古で低価格になっているため、レンズ側へ必要以上の費用をかけないことも一つの考え方ですが、安さだけで状態の悪いレンズを選ぶと写真へ直接影響します。ボディより長く使える状態の良いレンズを選べば、将来ほかのEFマウントEOSやマウントアダプター経由のEOS Rでも活用できます。
中古EFレンズを現在選ぶ考え方については、Canon EFマウントの安い神レンズ9選 中古で今買うならどれ?でも詳しく解説しています。
まとめ
EOS 40Dは約1010万画素のAPS-Cセンサー、最高約6.5コマ/秒の連写、9点全クロスAFを備え、EFレンズとEF-Sレンズを直接装着できる中級一眼レフです。中古レンズが豊富なEFシステムを利用すれば、現在でも低予算で撮影用途に合わせたシステムを作れます。
標準ズームの本命はEF-S17-55mm F2.8 IS USMです。約27-88mm相当、ズーム全域F2.8、リングUSM、約3段分の手ブレ補正を備え、風景、人物、室内、旅行まで一本で幅広く対応できます。
風景や建築で広い画角が必要ならEF-S10-22mm F3.5-4.5 USMが約16-35mm相当となり、40Dで本格的な超広角撮影を楽しめます。街歩きや日常スナップではEF-S24mm F2.8 STMが約38mm相当となり、125gの薄型レンズで40Dを軽快に使えます。
人物撮影ではEF50mm F1.8 STMが約80mm相当となり、F1.8の明るさと背景ボケを利用できます。さらに背景を整理し、撮影距離を取れる場所ならEF85mm F1.8 USMが約136mm相当となり、望遠効果とF1.8を生かしたポートレートを撮影できます。
望遠撮影ではEF-S55-250mm F4-5.6 IS STMが約88-400mm相当となり、運動会、動物園、鉄道、野鳥、飛行機などに対応します。軽量でISを搭載しているため、ボディ内手振れ補正を持たない40Dでも手持ち撮影しやすい望遠ズームです。
画質と明るさを重視した望遠ならEF200mm F2.8L II USMがあります。40Dでは約320mm相当となり、F2.8を生かして高速シャッターを確保しながら、スポーツ、鉄道、動物、舞台などを狙えます。
一本だけならEF-S17-55mm F2.8 IS USM、軽量スナップならEF-S24mm F2.8 STM、人物ならEF50mm F1.8 STM、望遠を低予算で始めるならEF-S55-250mm F4-5.6 IS STMという選び方が分かりやすくなります。
EOS 40Dは最新カメラのような高画素や被写体認識AFを持ちませんが、その分、光学ファインダーを見ながら焦点距離、F値、シャッタースピード、AFポイントを自分で組み立てる一眼レフらしい撮影を楽しめます。豊富な中古EF・EF-Sレンズから用途に合う一本を選ぶことで、古い40Dでも写真表現の幅を大きく広げられます。



