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EOS RでEFレンズを使う方法|マウントアダプター・互換性・デメリットを解説

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EOS RでEFレンズを使う方法|マウントアダプター・互換性・デメリットを解説 アクセサリー

EOS RでEFレンズを使う方法|マウントアダプター・互換性・デメリットを解説

CanonのEOS Rシリーズへ移行するとき、これまで使ってきたEFレンズをそのまま活用できるのか気になる人は多いでしょう。結論からいえば、EOS Rシリーズではマウントアダプター EF-EOS Rを使用することで、多くのEFレンズとEF-Sレンズを引き続き使用できます。

EOS R5、EOS R6シリーズ、EOS R7、EOS R8、EOS R10、EOS R50などのRFマウント機へEFレンズを装着する場合、カメラとレンズの間にEF-EOS Rを入れます。アダプターは単に物理的な形状を変えるだけではなく、EFレンズとEOS Rボディの電子通信も中継します。

そのため、手元にEFレンズが何本もある場合、EOS Rへ移行したからといって一度にRFレンズへ買い替える必要はありません。中古価格が下がったEFレンズをあえてEOS Rで使う方法もあり、現在では「EFレンズ資産を残すため」だけでなく「安く高性能なレンズを使うため」の選択肢にもなっています。

一方、EFレンズなら何を付けてもRFレンズとまったく同じになるわけではありません。レンズの世代、AFモーター、手ブレ補正、重量、動画撮影時の動作などには違いがあります。ここではEOS RでEFレンズを使う方法から、メリット、デメリット、中古EFレンズの選び方まで順番に解説します。

EOS RでEFレンズを使う基本

  • EFレンズにはマウントアダプター EF-EOS Rを使用する
  • AFや絞りなどの電子制御も基本的に利用できる
  • EF-SレンズはフルサイズEOS Rではクロップ撮影になる

EFレンズにはマウントアダプター EF-EOS Rを使う

EOS RシリーズはRFマウントを採用しているため、EFマウントのレンズをボディへ直接装着することはできません。そこで使用するのがCanon純正のマウントアダプター EF-EOS Rです。カメラ側をRFマウント、レンズ側をEFマウントとして接続し、一眼レフ用に設計されたEFレンズをミラーレスのEOS Rシリーズで使用できるようにします。

EFマウントのフランジバックはRFマウントより長いため、EFレンズをEOS Rで正しい位置に置くには、その距離の差を埋める必要があります。EF-EOS Rはこの距離を物理的に確保する役割を持っています。一般的なテレコンバーターのように焦点距離を変える光学系を追加するものではありません。そのため、50mm F1.8のEFレンズを装着すれば、レンズ自体は50mm F1.8のまま使用します。

標準タイプのマウントアダプター EF-EOS Rは非常に単純な構造で、余分な操作部を必要としない人には使いやすい選択です。このほかに、コントロールリング付きやドロップインフィルター対応タイプもあります。レンズを何本も交換する場合や大口径レンズへNDフィルターを使う場合には、別タイプを選ぶ意味もあります。

重要なのは、EF-EOS Rが「EFレンズをEOS Rへ持っていくためのアダプター」だということです。RFレンズをEF一眼レフへ付ける逆方向の変換はできません。Canonのマウント全体の対応関係はCanonレンズ対応表|RF・RF-S・EF・EF-S・EF-Mはどのカメラで使える?で一覧にしています。

AF・絞り・手ブレ補正も電子通信で動作する

EFレンズは1987年のEFマウント登場時から電子制御を前提としており、絞りやAFをボディとレンズの通信によって制御します。EF-EOS Rマウントアダプターには電子接点があり、EOS RボディとEFレンズの間で必要な情報を中継します。このため、対応するEFレンズではAF、絞り制御、レンズ情報の記録、レンズ内手ブレ補正などを利用できます。

アダプターを装着したから焦点距離が伸びたり、F値が暗くなったりすることもありません。EF70-200mm F2.8なら70-200mm F2.8として使えます。EF85mm F1.8なら85mm F1.8です。この点は1.4倍や2倍のエクステンダーとはまったく異なります。アダプターそのものに光学系を追加しない標準EF-EOS Rでは、アダプターを入れたこと自体が画質変化の主因になる構造ではありません。

一眼レフではAF専用センサーを使っていた機種が多いのに対し、EOS Rシリーズでは撮像センサー上でピントを合わせます。そのため、一眼レフ時代に使っていたEFレンズをEOS Rへ装着すると、同じレンズでもピント合わせの感覚が変わることがあります。人物の瞳や動物などを認識する機能はボディ側の性能による部分が大きく、古いEFレンズでもEOS Rの新しいAF機能を利用できる場面があります。

RFマウントとEFマウントは名称が似ていますが、構造やフランジバック、想定するカメラが異なります。違いを詳しく確認したい場合はRFマウントとEFマウントの違いは?互換性とレンズの使い方を解説も参考になります。

EF-Sレンズも使えるがフルサイズEOS Rではクロップされる

EF-EOS Rでは、フルサイズ用のEFレンズだけでなくAPS-C一眼レフ用のEF-Sレンズも使用できます。EOS R7、EOS R10、EOS R50などAPS-Cセンサーを搭載したEOS RシリーズでEF-Sレンズを使用する場合は、センサーサイズとレンズのイメージサークルが近いため、一眼レフAPS-C機で使っていたときに近い感覚で利用できます。

注意したいのはEOS R5やEOS R6シリーズ、EOS R8などのフルサイズEOS RへEF-Sレンズを装着する場合です。EF-SレンズはAPS-C範囲をカバーするように設計されているため、フルサイズセンサー全体を使用する撮影にはなりません。カメラはセンサー中央のAPS-C相当範囲を使うクロップ撮影となり、画角は35mm判換算で約1.6倍相当になります。

例えばEF-S 18-55mmをフルサイズEOS Rへ装着した場合、18mmだからフルサイズ18mmの超広角として使えるわけではありません。画角は約29mm相当からとなります。さらにセンサー全体ではなく中央部分だけを使うため、記録画素数も減少します。高画素のEOS R5へEF-Sレンズを付けても、フルサイズ時の画素数をそのまま使えるわけではありません。

手持ちのEF-Sレンズを一時的に生かす用途では便利ですが、フルサイズEOS Rで広角や高画素を生かしたい場合はEFレンズまたはRFレンズの方が適しています。EF-Sレンズの扱いについてはフルサイズカメラでEF-Sレンズを使う方法でも詳しく解説しています。

EOS RでEFレンズを使うメリット

  • 一眼レフ時代のレンズ資産をそのまま活用できる
  • 中古EFレンズを利用して機材費を抑えられる
  • RFにはない豊富な焦点距離や特殊レンズを選べる

手持ちのEFレンズを買い替えずにEOS Rへ移行できる

EOS一眼レフからEOS Rシリーズへ移るとき、最も大きな利点になるのがEFレンズ資産をそのまま持ち込めることです。ボディをRFマウントへ変更したからといって、EF24-70mm、EF70-200mm、EF100-400mm、大口径単焦点などを一度に処分する必要はありません。EF-EOS Rを1個用意すれば、複数のEFレンズで共有できます。

特に高価なLレンズを何本も所有している場合、この利点は大きくなります。レンズまですべてRFへ買い替えると費用が急激に増えますが、ボディだけEOS Rへ更新し、必要な焦点距離から少しずつRFへ移行すれば支出を分散できます。使用頻度の高い標準レンズはRF、使用頻度が低い望遠や特殊レンズはEFのまま残すといった構成も可能です。

EOS Rへ移行すると、EFレンズ側の光学特性そのものが変わるわけではありません。長年気に入って使ってきたレンズのボケ、色の出方、逆光時の雰囲気なども引き続き楽しめます。一方でボディ側は新しくなるため、電子ビューファインダー、瞳検出、被写体検出など新世代の機能を組み合わせられます。

EFレンズには単焦点、ズーム、マクロ、超望遠など膨大な種類があります。EFシステム全体の特徴はCanon EFレンズの特徴とメリット|豊富な種類・画質・EOS Rで使う価値を解説で詳しく紹介しています。

中古EFレンズならRFレンズより安く狙える焦点距離が多い

現在EFレンズをEOS Rで使うもう一つの理由は、中古市場の価格です。EFマウントは長期間にわたって大量のレンズが販売されてきたため、現行RFレンズと比べて中古品の選択肢が非常に多くなっています。新品のRFレンズでは予算を超えてしまう焦点距離でも、中古EFなら手が届くことがあります。

例えば50mmや85mmの明るい単焦点、70-200mmクラスの望遠ズーム、100mmマクロなどはEF時代にも複数世代が存在します。最新モデルだけを見るのではなく、初代、II型、STM版などを含めて探せるため、価格と性能のバランスを取りやすいのが特徴です。使用頻度がそれほど高くない焦点距離を試す場合にも、中古EFレンズは導入しやすい選択肢になります。

EOS R用として中古EFレンズを買う場合は、レンズ価格にアダプター代が加わることを忘れないようにします。それでも複数のEFレンズで同じアダプターを共用できるため、2本目、3本目と増やすほどアダプターの負担は相対的に小さくなります。すでにEF-EOS Rを持っている人なら、レンズ単体の中古価格を比較しやすくなります。

価格を優先して探す場合は、単純に最安値を見るのではなく、世代、AF方式、レンズ状態まで含めて判断します。中古で探しやすいレンズはCanon EFマウントの安い神レンズ9選 中古で今買うならどれ?でまとめています。

RFにはない豊富なEFレンズから撮影目的に合わせて選べる

EFマウントの強みは、価格だけでなく種類の多さにあります。EFシステムは長い期間使われてきたため、超広角、標準、望遠、超望遠、大口径単焦点、マクロ、魚眼、ティルトシフトなど、非常に幅広いレンズが存在します。EOS Rへ移行してからも、この巨大なレンズ群を利用できることは大きな利点です。

特に使用頻度が低い特殊レンズでは、EFを利用する意味が大きくなります。例えば建築撮影用のTS-E、等倍撮影ができるマクロ、大口径の古いL単焦点などです。毎日使うレンズではないものへ高額な現行レンズを用意するより、中古EFを必要な用途だけ追加する方法が現実的な場合があります。

また、同じ焦点距離でも世代によって描写が異なります。最新レンズの高解像度や逆光耐性だけが写真の価値を決めるわけではありません。古いEFレンズには開放時の柔らかさ、フレア、色収差を含めて独特の描写を持つものがあります。EOS Rの高性能センサーへ古いEFレンズを組み合わせることで、一眼レフ時代とは違った使い方を楽しむこともできます。

EFレンズを焦点距離や種類から探す場合はCanon EFレンズ一覧|焦点距離・種類別に選び方とおすすめを解説から目的に合うレンズを確認できます。

EOS RでEFレンズを使うデメリット

  • アダプターの分だけ全長と重量が増える
  • 古いAFモーターではRFレンズとの差が出やすい
  • 高画素機では古いレンズの光学的な弱点も見えやすい

アダプターを挟むため全長と重量が増える

EFレンズをEOS Rで使う場合、必ず考えておきたいのがサイズと重量です。標準のマウントアダプター EF-EOS Rは本体のみで約110g、長さは約24mmあります。数字だけを見ると小さな部品ですが、カメラとレンズの間へ常に追加されるため、実際に構えたときの印象は変わります。

EF50mm F1.8のような軽量レンズでは大きな問題になりにくい一方、EF24-70mm F2.8L、EF70-200mm F2.8L、EF100-400mmなどの大型レンズでは、もともとのレンズ重量にアダプターが加わります。EOS R8やEOS R50のような小型ボディへ大型EFレンズを付けると、レンズ側へ重量が集中し、フロントヘビーに感じやすくなります。

また、EFレンズは一眼レフの長いフランジバックを前提とした設計です。EOS Rへ装着すると、アダプターの厚みも含めて一眼レフ時代に近い位置へレンズが配置されます。ミラーレスへ移行したから機材全体が必ず小さくなるとは限りません。軽量化を最優先するなら、小型RF単焦点やRF-Sレンズの方が有利な場合があります。

EF-EOS R使用時に起きる重量、全長、操作感などの問題はCanonマウントアダプターのデメリット EF-EOS RでEFレンズを使う注意点でさらに詳しく解説しています。

古いUSMやSTMではAF速度や動画時の作動音に差が出る

EF-EOS RはEFレンズを電子的に接続できますが、レンズ内部のAFモーターまで新しくなるわけではありません。EOS Rの最新AFシステムへ接続しても、実際にレンズを動かすのはEFレンズに搭載されているモーターです。そのため、古いマイクロモーターや初期のUSMを搭載したレンズでは、最新RFレンズと比べて動き出しや停止の感触に差が出ます。

静止画では問題なく使えるレンズでも、動画になると違いが目立つことがあります。ピント位置をゆっくり移動させたい場面では、古いレンズのAFが急に動いたり、駆動音を内蔵マイクが拾ったりすることがあります。STMを採用した比較的新しいEFレンズは動画で使いやすいものが多い一方、すべてのSTMが同じ動きをするわけではありません。

野鳥、スポーツ、走る人物など連続的に距離が変わる被写体では、ボディの被写体認識性能だけでなく、レンズ側がどれだけ素早くフォーカス群を動かせるかも重要です。EOS R7のように連写性能が高いボディへ非常に古いEF望遠を付けた場合、ボディ性能だけでAFが最新RFレンズと同じになるわけではありません。

EFレンズのAF方式を選ぶ際は、USM、STM、ナノUSMなどの違いも確認しておくと判断しやすくなります。詳しくはSTMとUSMとVCMの違いとは?AF速度・静音性・動画で比較で整理しています。

高画素EOS Rでは古いEFレンズの弱点が見えやすくなる

マウントアダプターを使用したからEFレンズの画質が低下するという単純な話ではありません。標準EF-EOS Rには画質を変えるための補正レンズが入っていないため、基本的な描写は装着したEFレンズ自身の性能に左右されます。ここで問題になりやすいのが、古いEFレンズと高画素EOS Rボディの組み合わせです。

低画素の一眼レフでは目立ちにくかった周辺部の甘さ、色収差、逆光時の白っぽさ、開放付近のコントラスト低下などが、EOS R5のような高画素機では見つけやすくなる場合があります。中央は十分に解像していても、画面四隅まで拡大すると新しいRFレンズとの差が見えることがあります。

一方、この違いを必ず欠点として扱う必要もありません。古いEF単焦点の柔らかい開放描写や、少し残る色収差、光源を入れたときのフレアまで含めて表現として使う方法があります。解像性能を最優先する撮影と、レンズ固有の描写を楽しむ撮影では評価基準が異なります。

中古EFレンズを高画素EOS Rで使う場合は、レンズの世代と撮影目的を合わせることが重要です。最新センサーとの組み合わせで見えやすくなる特徴はCanon EFレンズのデメリット 最新カメラで浮かび上がる描写の限界と対応策でも解説しています。

EOS Rで使うEFレンズの選び方

  • 人物撮影では明るいEF単焦点を狙う
  • 望遠では中古EFズームの価格差を生かす
  • 使用頻度の高い焦点距離はRFとの比較で決める

人物撮影ではEF85mmなど明るい単焦点が魅力的

EOS RでEFレンズを使う魅力が分かりやすいジャンルの一つがポートレートです。EFマウントには50mm、85mm、100mm、135mmなど人物撮影に向く明るい単焦点が多く、中古市場でも複数の価格帯から選べます。RFレンズで同じクラスを揃えるより予算を抑えられる場合があります。

特に85mmは人物撮影で使いやすい焦点距離です。EF85mm F1.8 USMのような比較的軽量なレンズから、EF85mm F1.2L II USMのような大口径Lレンズまで選択肢があります。EOS Rシリーズの瞳検出と組み合わせることで、一眼レフ時代には難しかった浅い被写界深度でのピント合わせも行いやすくなります。

F1.2やF1.4クラスでは開放時の被写界深度が非常に浅く、少し被写体が動くだけでもピント位置が変わります。そのため高速AFだけを基準にせず、ボケ、重量、最短撮影距離、AFモーター、開放描写などを合わせて選びます。軽快さを求めるなら小型レンズ、大きなボケを優先するなら大口径レンズという考え方ができます。

EF時代を代表する中望遠大口径レンズについてはEF85mm F1.2L II USM ポートレートに魔法をかける高精細中望遠レンズの魅力で詳しく紹介しています。

野鳥やスポーツではEF望遠ズームと超望遠を安く導入できる

望遠域は中古EFレンズを活用する効果が大きい分野です。EF70-200mm、EF100-400mm、EF300mm、EF400mmなど、EFマウントにはスポーツや野鳥撮影向けのレンズが大量に存在します。RFの望遠レンズには小型軽量な製品や新しい光学設計の製品がありますが、価格を重視すると中古EFが候補に入りやすくなります。

特にEOS R7のようなAPS-Cボディでは、EF望遠レンズを組み合わせることで35mm判換算の画角が約1.6倍相当になります。400mmなら約640mm相当の画角となり、遠くの野鳥を大きく写したい場面で有利です。焦点距離自体が変わるのではなく、APS-Cセンサーが中央部分を使用することで画角が狭くなります。

望遠レンズではAFモーターと手ブレ補正の世代差が大きいため、単純に焦点距離と価格だけで選ばないことが重要です。初代とII型で光学性能やISが大きく改良されているレンズもあります。重量も大きいため、EOS Rボディ、アダプター、レンズを合わせた総重量を確認しておくと実際の運用を想像しやすくなります。

さらに焦点距離を伸ばしたい場合は、対応EFレンズへEFエクステンダーを組み合わせる方法もあります。対応レンズや装着方法についてはEFエクステンダーの使い方 対応レンズと1.4倍・2倍テレコンの選び方でまとめています。

よく使う焦点距離はRF、特殊用途や中古狙いはEFという使い分けもできる

EOS Rを使うからといって、すべてをEFレンズで揃える必要も、すべてをRFレンズへ買い替える必要もありません。EFとRFはどちらか一方に統一するものではなく、撮影頻度、価格、重量、必要な性能によって使い分けることができます。

例えば日常的に使う標準ズームや持ち歩き用単焦点は、アダプター不要で小型化しやすいRFレンズが便利です。一方、年に数回しか使わない超望遠、マクロ、大口径単焦点、ティルトシフトなどは中古EFを利用すれば機材費を抑えられます。すでに高性能なEF Lレンズを持っている場合も、急いでRFへ置き換える必要性は低くなります。

動画撮影を中心にする場合は、AFの滑らかさや作動音、フォーカスブリージングへの対応などを含め、RFレンズの方が使いやすいケースが増えます。静止画中心で、描写と価格を重視するならEFレンズが有力です。用途によって評価が逆転するため、「RFだから上、EFだから古い」と単純に分けるより、実際に必要な性能から選ぶ方が合理的です。

これからEOS R用レンズを増やす場合は、中古EFを買う価格にアダプターの重量とサイズを加え、それでも魅力があるかを考えます。RFとEFを総合的に比較する場合はRFレンズとEFレンズの違い Canonの互換性と選び方もあわせて確認してください。

まとめ

EOS Rシリーズでは、マウントアダプター EF-EOS Rを使用することで、多くのEFレンズとEF-Sレンズを活用できます。EFレンズを持ったままEOS一眼レフからEOS Rへ移行できるため、レンズを一度に買い替える必要がありません。

EF-EOS RはEFマウントとRFマウントの距離を調整し、電子通信を中継するアダプターです。標準タイプには焦点距離を変更する光学系が入っていないため、EFレンズ本来の焦点距離やF値のまま使用できます。AF、絞り、レンズ内手ブレ補正なども対応するレンズでは利用できます。

中古EFレンズの豊富さも大きな魅力です。50mmや85mmの明るい単焦点、70-200mmや100-400mmの望遠ズーム、マクロ、ティルトシフト、大口径Lレンズなど、RFレンズだけに限定するより選択肢を大きく広げられます。

デメリットは、アダプターの分だけ全長と重量が増えることです。また、古いEFレンズではAFモーターや手ブレ補正の世代差があり、最新RFレンズと同じ操作感にならない場合があります。高画素EOS Rでは、古い光学設計の周辺画質や色収差などが見えやすくなることもあります。

フルサイズEOS RへEF-Sレンズを装着する場合は、APS-C相当のクロップ撮影となる点にも注意が必要です。EF-Sレンズを生かすならEOS R7、EOS R10、EOS R50などAPS-CのEOS Rシリーズとの組み合わせが使いやすくなります。

EOS RでEFレンズを使う最大の価値は、古いレンズを無理に延命することではありません。豊富なEFレンズ群と新しいEOS Rボディを自由に組み合わせられることです。使用頻度の高いレンズはRF、価格差の大きいレンズや特殊レンズはEFという使い分けもできます。手持ちのレンズ資産と中古市場を活用すれば、EOS Rシリーズの撮影環境を無理なく広げられます。

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