RFマウントを採用したミラーレスカメラを使っているなら、RF単焦点レンズの導入を検討したことがあるのではないでしょうか。ズームレンズにはない高い描写性能や明るい開放F値、ボケの美しさなど、単焦点ならではの魅力が詰まっています。本記事では、RF単焦点レンズがなぜ多くのユーザーに支持されているのか、その理由と活用法について具体的に解説します。自分の撮影スタイルに合った一本を見つけるヒントにしてください。
RF単焦点レンズで広がる写真表現 ミラーレス時代に選ばれる理由と活用術
RF単焦点レンズは、そのコンパクトさと高画質を両立した設計により、ミラーレスカメラとの相性が非常に良く、多くの撮影ジャンルで活躍しています。開放F値の明るさを活かした低照度撮影や、自然なボケによる被写体の引き立てなど、表現力の幅が広がるのが大きな魅力です。ポートレート、風景、マクロなど、目的に応じて焦点距離を選ぶことで、より印象的な写真を撮影できます。この記事では、RF単焦点レンズを選ぶ際のポイントや、具体的な活用場面を詳しく紹介します。
- RF単焦点レンズ
- RF単焦点レンズ活用ガイド
- RF単焦点レンズで広がる写真表現の可能性
- RF 単焦点一覧
- RF16mm F2.8 STM
- RF20mm F1.4 L VCM
- RF24mm F1.8 MACRO IS STM
- RF24mm F1.4 L VCM
- RF28mm F2.8 STM
- RF35mm F1.8 MACRO IS STM
- RF35mm F1.4 L VCM
- RF50mm F1.2 L USM
- RF50mm F1.8 STM
- RF50mm F1.4 L VCM
- RF85mm F1.2 L USM
- RF85mm F1.2 L USM DS
- RF85mm F2 MACRO IS STM
- RF100mm F2.8 L MACRO IS USM
- RF135mm F1.8 L IS USM
- RF400mm F2.8 L IS USM
- RF600mm F11 IS STM
- RF800mm F5.6 L IS USM
- RF800mm F11 IS STM
- RF1200mm F8 L IS USM
- まとめ
RF単焦点レンズ
-
- RF単焦点レンズの魅力と描写力の違い
- RF単焦点レンズで撮るポートレートの特徴
- RF単焦点レンズの選び方と焦点距離ごとの活用法
RF単焦点レンズの魅力と描写力の違い
RF単焦点レンズは、キヤノンのフルサイズミラーレスカメラ用に設計された交換レンズであり、ズーム機能を持たない代わりに高い描写性能と明るい開放F値を備えていることが特徴です。ズームレンズと比較すると構造が単純であるため、光のロスが少なく、シャープネスやコントラストが優れていることが多いです。特にボケ味に関しては、円形絞りの採用やレンズ構成の工夫により、非常に滑らかで自然な表現が可能であり、被写体を背景から際立たせる効果が顕著です。また、RFマウント特有の短いフランジバックにより、後玉に至るまでの設計自由度が増し、周辺解像力の向上や光学的な歪曲の抑制に寄与しています。これにより、絞り開放でも高い解像性能を維持できるため、室内や夕暮れなど光量の少ないシーンでも安心して撮影できます。さらに、RFレンズは多くの場合、ナノUSMやリニアモーターなどの高速AF技術を搭載しており、スチル撮影だけでなく動画撮影にも適しています。特にミラーレスカメラとの組み合わせにおいては、瞳AFや顔認識といった機能と相性が良く、被写体を正確に追従しながら自然な表現が可能になります。RF単焦点レンズは焦点距離のラインナップも豊富で、24mm、35mm、50mm、85mm、100mmなど、撮影目的や表現スタイルに応じて細かく選択することができます。それぞれに個性があり、広角では風景やスナップ、中望遠ではポートレートや商品撮影、望遠マクロでは接写による質感描写など、用途に応じた使い分けが可能です。

RF単焦点レンズで撮るポートレートの特徴
RF単焦点レンズを使用したポートレート撮影では、開放F値の明るさと美しいボケ表現が大きな利点となります。とくにF1.2やF1.8といった明るいレンズでは、背景を大きくぼかして被写体を強調することができ、立体感のある写真を実現します。被写体との距離が一定に保たれる単焦点レンズでは構図に対する意識が高まり、撮影者が自らの位置を調整することによって、より意図的な画面作りが求められます。これにより、結果的に写真の完成度や個性が高まる傾向にあります。RFレンズ特有の高い解像力は、人物の肌や髪の質感を細部まで鮮明に捉えながらも、ボケによって背景の雑多な情報を抑えることができ、見せたいものだけを明確にする構成が可能です。また、RFレンズは電子接点を通じてカメラとの通信速度が速く、リアルタイムでの補正や情報共有が精密に行われるため、逆光や複雑な光源の中でも安定した描写が得られます。中でも85mmの中望遠レンズはポートレートにおいて非常に人気が高く、自然な遠近感と圧縮効果によって被写体を引き立てる役割を果たします。これに加え、RF100mmマクロのような特殊な単焦点レンズでは、ポートレートとマクロの両方に対応できる柔軟性があり、被写体の細部描写を生かした個性的な作品作りも可能です。背景に緑や光の玉ボケを加えることで、被写体の魅力を際立たせる演出がしやすく、光の使い方にこだわるポートレート撮影者にとってはRF単焦点レンズは非常に心強い道具となります。

RF単焦点レンズの選び方と焦点距離ごとの活用法
RF単焦点レンズを選ぶ際には、まず自分がどのような被写体をどんな距離感で撮影するかを明確にすることが重要です。たとえば、風景や街並み、建築物などを広く写したい場合には24mmや35mmの広角単焦点が適しています。これらのレンズは周辺までしっかりとした解像力を保ちつつ、パースペクティブを活かしたダイナミックな構図作りが可能です。一方、標準域である50mmは人間の視野角に近く、スナップや日常風景、簡易ポートレートなど多用途に使える万能な焦点距離として知られています。さらに、ポートレートや圧縮効果を活かした撮影を求める場合は85mmや100mmの中望遠レンズが選ばれます。とくにRF85mm F1.2のようなモデルでは、非常に浅い被写界深度と滑らかなボケ味が得られるため、印象的な写真表現が可能になります。また、100mmマクロレンズは近接撮影に強く、花や昆虫、ジュエリーなどの小物撮影だけでなく、ポートレートにおいても高精細な描写とユニークな圧縮効果が期待できます。選び方においては、焦点距離だけでなく、開放F値やレンズの重さ、手ぶれ補正の有無、AFの駆動方式なども重要なポイントとなります。さらに、RF単焦点レンズは一部モデルを除いて比較的軽量で、ミラーレス本体と組み合わせたときのバランスも良好です。外出先での長時間撮影や持ち運びを考慮するなら、コンパクトで軽量なF1.8シリーズが扱いやすく、コストパフォーマンスにも優れています。自分の撮影スタイルに最適な1本を見つけることで、日々の撮影がより快適になり、写真表現の幅も広がるでしょう。

RF単焦点レンズ活用ガイド
- RF単焦点レンズの描写力と設計思想
- RF単焦点レンズで広がる表現の自由度
- RF単焦点レンズ購入時の選び方と注意点
RF単焦点レンズの描写力と設計思想
RF単焦点レンズは、キヤノンがフルサイズミラーレス用として展開しているRFマウント専用の交換レンズであり、従来のEFレンズとは一線を画する設計思想で作られています。とくに単焦点レンズにおいては、ズーム機構を持たないことで光学性能の最適化が図られ、解像力やボケ味、色収差の抑制といった描写において非常に優れたパフォーマンスを発揮します。RFマウントはフランジバックが短いため、後玉の設計自由度が高まり、これまで以上に高性能なレンズ構成が可能になりました。その結果、開放F値でも周辺までシャープな描写を実現できるほか、美しいボケを生み出すための光学設計にも余裕があり、ポートレートやスナップにおいて立体感のある印象的な写真が撮影できます。さらに、RFレンズには高性能なAFユニットが搭載されており、ナノUSMやSTMなど用途に応じたモーターが採用されているため、スチルと動画の両方でスムーズかつ静かなピント合わせが可能です。また、コントロールリングの搭載によって、絞りやISO、露出補正などの設定をレンズ側から直感的に操作できる点も、撮影時の操作性を大きく向上させる要素となっています。RF単焦点レンズは単なる高画質な撮影道具というだけでなく、表現意図をダイレクトに反映できるクリエイティブな機材として、多くの撮影者にとって魅力的な選択肢となっています。

RF単焦点レンズで広がる表現の自由度
RF単焦点レンズは、その焦点距離と開放F値によって撮影者に多彩な表現をもたらします。たとえば、RF35mm F1.8のような広角レンズでは、街のスナップや風景、テーブルフォトなどで被写体と背景の関係を意識した構図を活かすことができ、遠近感を活かしたダイナミックな表現が可能です。反対に、RF85mm F1.2のような中望遠レンズは、背景を大きくぼかしながらも被写体の輪郭をしっかり描写するため、ポートレートにおいて被写体の魅力を際立たせるのに最適です。開放F値が明るいモデルでは、夕暮れや室内など光が限られる場面でも感度を上げずに撮影ができ、ノイズの少ない美しい描写が得られます。また、RF100mmマクロのような特殊な単焦点レンズでは、等倍撮影による質感の再現や細部の描写が可能となり、昆虫や植物、小物の撮影においてプロフェッショナルレベルの表現が実現します。RF単焦点レンズは焦点距離ごとに明確な個性があり、それぞれのレンズを使い分けることで、撮影者の表現の幅が大きく広がります。また、単焦点であることで画角が固定されるため、撮影者自身が被写体との距離を能動的に変える習慣が身につき、構図力や空間把握能力の向上にもつながります。このように、RF単焦点レンズは描写力だけでなく、表現技術の向上にも大きな影響を与えるレンズと言えるでしょう。

RF単焦点レンズ購入時の選び方と注意点
RF単焦点レンズを選ぶ際には、まず自分の撮影スタイルや目的を明確にすることが重要です。たとえば日常のスナップを軽快に楽しみたい場合は、RF50mm F1.8のような小型軽量で扱いやすいレンズが適しています。一方で、ポートレートを重視するならば、RF85mm F1.2やRF135mm F1.8のような中望遠の大口径レンズが候補になります。これらのレンズは価格や重量も大きくなるため、予算や持ち運びやすさとのバランスを考慮する必要があります。開放F値が明るければ明るいほど、ボケ量は増えますが、その分ピントが非常にシビアになり、手ぶれや被写体ブレが目立ちやすくなりますので、手ぶれ補正の有無や撮影環境を事前に確認しておくことが求められます。また、RF単焦点レンズは最新技術が多く盛り込まれているため、同じ焦点距離でも複数の選択肢が存在することがあり、たとえばRF50mmにはF1.2とF1.8の両方がラインナップされています。価格帯も大きく異なるため、必要とする画質や用途に応じて最適な1本を選ぶ判断が求められます。さらに、レンズのフィルター径やフードの形状など、アクセサリーの互換性についても確認しておくと、後々の運用がスムーズになります。RF単焦点レンズは焦点距離ごとの役割が明確であるため、まずは自分がよく撮るシーンに合った焦点距離から導入し、徐々にレンズを増やしていくのが現実的で効果的な選び方と言えるでしょう。

RF単焦点レンズで広がる写真表現の可能性
- 単焦点ならではの明るさとボケの魅力
- 焦点距離による写り方の違いと活用例
- RF単焦点レンズ選びで意識すべきポイント
単焦点ならではの明るさとボケの魅力
RF単焦点レンズはズーム機構を持たない代わりに、光学性能を追求しやすい構造になっているため、非常に高い描写力を実現しています。特に開放F値がF1.8やF1.2といった明るいレンズでは、暗所でもシャッタースピードを確保しやすく、感度を無理に上げずに済むため、ノイズを抑えたきれいな写真が撮影できます。また、明るいレンズで得られる大きなボケは、被写体を背景から際立たせるだけでなく、画面全体に柔らかさと奥行きを与えてくれます。ボケの質も重要で、RF単焦点レンズは多くのモデルで円形絞りを採用しており、自然で滑らかなボケ味を得ることができます。たとえば、背景の街灯や木漏れ日が美しい玉ボケとなって写り込むことで、幻想的な雰囲気を演出できる場面も少なくありません。このような特徴から、RF単焦点レンズはポートレートやスナップ、テーブルフォト、動画撮影など、幅広い用途で活躍しています。さらに、単焦点レンズを使うことで撮影者は自らフレーミングの調整を行う必要があるため、被写体との距離感や構図の意識が高まり、結果的に撮影技術の向上にもつながります。構図を考えながら自分の足で動くことは、写真に対する理解を深める大切な要素です。RF単焦点レンズは軽量なモデルも多く、カメラとのバランスが良いため、長時間の撮影や持ち運びにも適しており、機動力を保ちながら表現力を高められる点でも魅力的です。

焦点距離による写り方の違いと活用例
RF単焦点レンズの選択肢は広く、焦点距離によって得られる写り方が大きく異なるため、目的に応じて適切なモデルを選ぶことが重要です。たとえば、RF24mmやRF35mmの広角単焦点は、風景や街並み、日常のスナップに適しており、背景を広く取り込んでシーン全体の空気感を伝えるのに向いています。特にRF35mm F1.8のようなモデルは、マクロ機能も備えており、寄りの撮影も可能な万能型のレンズとして重宝されています。標準域であるRF50mmは、目で見た自然な画角に近く、スナップやポートレート、静物撮影などに幅広く対応できます。中望遠のRF85mmやRF100mmでは、背景を大きくぼかしながら被写体を引き立てることができるため、ポートレートに最適です。特にRF85mm F1.2は、その圧倒的なボケ量と解像力で被写体の表情や肌の質感を美しく描写し、写真に立体感を与えることができます。また、RF100mmマクロは等倍撮影が可能であり、花や昆虫、小物のディテールをしっかり捉えるだけでなく、ポートレートにも使える柔軟性を備えています。焦点距離が長くなるほど、被写体の圧縮効果が強まり、遠近感を抑えた落ち着いた画作りが可能になるため、背景の整理がしやすく、意図した構図が作りやすくなります。こうした特徴を理解したうえでレンズを選べば、自分の撮影スタイルに合った1本を見つけやすくなり、撮影の幅を広げることができます。

RF単焦点レンズ選びで意識すべきポイント
RF単焦点レンズを選ぶ際には、焦点距離だけでなく、開放F値、重さ、サイズ、手ぶれ補正の有無、AFモーターの種類など、複数のポイントを総合的に判断することが大切です。たとえば、F1.2のような大口径モデルは非常に明るく、浅い被写界深度による大きなボケが魅力ですが、その分レンズのサイズが大きく、重量も増す傾向があります。外出時に持ち歩く機会が多い場合や、長時間の撮影が前提となる場合は、軽量でコンパクトなF1.8モデルのほうが取り回しが良く、撮影のストレスを減らすことができます。また、レンズ内手ぶれ補正(IS)の有無も重要な要素で、手持ち撮影がメインであれば、手ぶれ補正があるモデルのほうが安心です。特に中望遠やマクロなどブレの影響が出やすいレンズでは、IS機能があることで安定した撮影が可能になります。さらに、AFの駆動方式についても確認しておくと良く、ナノUSMは静かで高速な動作が可能なため、動画撮影や動体撮影に向いています。一方でSTMはより静音性に優れており、AF音が記録されにくい点で動画に有利です。価格帯にも幅があるため、まずは使用頻度や求める画質を明確にし、それに見合ったグレードのレンズを選ぶと満足度が高くなります。初めてRF単焦点レンズを導入する場合には、コストパフォーマンスに優れた50mm F1.8や35mm F1.8などから始めてみて、自分の撮影スタイルや被写体の傾向を把握したうえで、必要に応じて追加していくという方法も有効です。

RF 単焦点一覧
- RF16mm F2.8 STM
- RF20mm F1.4 L VCM
- RF24mm F1.8 MACRO IS STM
- RF24mm F1.4 L VCM
- RF28mm F2.8 STM
- RF35mm F1.8 MACRO IS STM
- RF35mm F1.4 L VCM
- RF50mm F1.2 L USM
- RF50mm F1.8 STM
- RF50mm F1.4 L VCM
- RF85mm F1.2 L USM
- RF85mm F1.2 L USM DS
- RF85mm F2 MACRO IS STM
- RF100mm F2.8 L MACRO IS USM
- RF135mm F1.8 L IS USM
- RF400mm F2.8 L IS USM
- RF600mm F11 IS STM
- RF800mm F5.6 L IS USM
- RF800mm F11 IS STM
- RF1200mm F8 L IS USM
RF16mm F2.8 STM
RF16mm F2.8 STMは、超広角域に位置するコンパクトで軽量な単焦点レンズです。風景や星景、建築物の撮影に最適な視野を持ちながらも、重さ約165gという携帯性に優れた設計となっており、常時装着やサブレンズとしても非常に便利です。F2.8という開放F値により、広角でありながら背景を少しぼかす表現も可能であり、動画撮影やVlogにも適しています。STM駆動による滑らかで静かなフォーカス性能は、動画時においてもフォーカス音が記録されにくく、快適な撮影ができます。最短撮影距離は約13cmで、被写体にかなり寄った構図も可能となっており、広角ながらもユニークな接写表現が楽しめます。AF精度も高く、エントリーから中級ユーザーまで幅広い層に支持されています。RFマウントの特性を活かし、小型ながらもシャープな描写が実現されており、歪曲収差や色収差もソフトウェア補正込みで良好に制御されています。価格帯もリーズナブルで、RFシステムを始めたばかりのユーザーにとっても導入しやすい選択肢となっています。

RF20mm F1.4 L VCM
RF20mm F1.4 L VCMは、キヤノンのLレンズシリーズに属する超広角大口径単焦点レンズであり、風景、星景、建築、報道、動画撮影などにおいて高い性能を発揮します。開放F1.4という明るさは、夜景や星空撮影において高い光量を確保でき、シャッタースピードを稼ぎやすいためブレの少ない写真が得られます。また、VCM(ボイスコイルモーター)による高速かつ高精度なAF制御が搭載されており、被写体を素早く確実に捉える性能も魅力のひとつです。重量は約635gとこのクラスの大口径超広角としては比較的軽量で、持ち運びやすさと堅牢性を両立しています。さらに、防塵防滴構造が施されているため、屋外での過酷な撮影環境にも耐える設計となっています。最短撮影距離は約25cmで、広角らしいパースペクティブを活かした接写表現も可能です。フレアやゴーストを抑制するASC(Air Sphere Coating)やスーパースペクトラコーティングも施されており、逆光環境でも高いコントラストとクリアな描写を維持します。光学性能に妥協がなく、プロフェッショナルのニーズにも応える構成となっており、幅広い用途で信頼される一本です。

RF24mm F1.8 MACRO IS STM
RF24mm F1.8 MACRO IS STMは、広角域ながらも高い汎用性を備えた単焦点レンズです。開放F1.8という明るさと、ハーフマクロ(0.5倍)撮影が可能な設計により、風景やスナップだけでなく、近接撮影にも柔軟に対応できます。約270gという軽量設計で、日常の持ち出しにも適しており、旅行や街歩きにも負担なく携帯できます。STMモーターによるAF駆動は静音性に優れ、スムーズなフォーカス移動が可能なため、動画撮影にも適しています。手ぶれ補正機構も内蔵されており、最大5.5段(ボディ内手ぶれ補正との協調時は最大6.5段)の補正効果が得られるため、低速シャッターでも安心して撮影できます。最短撮影距離は約14cmと非常に短く、被写体にぐっと近づいて背景を大胆に取り入れた広角マクロ表現が可能です。光学設計も優れており、画面全体にわたって高い解像力を持ち、周辺部でもクリアな描写が得られます。RFマウントならではの短フランジバック設計により、従来のEFレンズにはない描写バランスを実現しており、広角単焦点としての完成度が高い一本となっています。

RF24mm F1.4 L VCM
RF24mm F1.4 L VCMは、Lレンズにふさわしい光学性能と堅牢性を備えた大口径広角単焦点レンズです。風景や建築、星景写真に加え、報道や動画撮影などにも活躍の場があり、F1.4という開放値は暗所撮影や背景の自然なぼかしに有効です。VCM(ボイスコイルモーター)とナノUSMの組み合わせによって、超音波とリニアモーターを活かしたハイブリッドなAF制御が可能となっており、静止画でも動画でも優れた追従性を発揮します。最短撮影距離は約19cmで、広角ながら被写体に寄った構図が実現でき、パースを活かしたインパクトのある表現が可能です。フルタイムマニュアルにも対応しており、AF動作中でも直感的なピント調整が可能です。防塵防滴構造とフッ素コーティングが施されており、厳しい撮影環境でも安心して使用できます。RFマウントの短いフランジバックを活かした高精度な光学設計により、周辺部まで均一で高い解像力を保ち、色収差や歪曲収差も良好に補正されています。さらに、ASC(Air Sphere Coating)やスーパースペクトラコーティングにより逆光耐性にも優れ、コントラストの高いクリアな描写を実現します。報道や映像制作者など、信頼性と描写力を求めるユーザーにとって、完成度の高い広角単焦点レンズとなっています。

RF28mm F2.8 STM
RF28mm F2.8 STMは、非常に薄型かつ軽量な設計が特徴の広角単焦点レンズであり、RFマウント対応のパンケーキレンズとして携帯性に優れています。重さ約120g、全長約24.7mmとコンパクトで、RFフルサイズボディに装着した際にもバランスが良く、日常のスナップや散歩撮影にぴったりな一本です。開放F2.8は極端な明るさではないものの、自然光での撮影や室内撮影には十分な明るさがあり、背景を程よくぼかしながら主題を際立たせる表現が可能です。STM駆動のフォーカスは動画にも適しており、静かで滑らかなピント移動が求められるシーンでも安心して使用できます。最短撮影距離は約23cmで、被写体にある程度寄った撮影も可能です。価格も非常に手頃で、RFマウントユーザーが気軽に導入できる選択肢として人気があります。小型ボディとの組み合わせでは、まるで一体型コンパクトカメラのような感覚で使用でき、取り回しやすさが大きな魅力です。描写性能も決して妥協されておらず、中心から周辺まで十分な解像力を持ち、フルサイズの画質を活かした軽快なスナップ撮影が楽しめます。予備の標準レンズとしてカメラバッグに常備する用途にも最適で、軽快さと使い勝手を重視するユーザーにおすすめの一本です。

RF35mm F1.8 MACRO IS STM
RF35mm F1.8 MACRO IS STMは、スナップやテーブルフォトに適した広角単焦点レンズでありながら、ハーフマクロ撮影機能を備えていることが最大の特徴です。最短撮影距離は約17cmで、0.5倍のマクロ撮影が可能なため、料理や小物、植物などを大きく写すことができ、広角ならではの背景を活かした近接表現が魅力となっています。開放F1.8は被写体の背景を柔らかくぼかすのに十分で、日常のポートレートや街中での自然な描写においても優れた効果を発揮します。また、手ぶれ補正機構(IS)を内蔵しており、最大5段分の補正が可能で、静止画でも動画でも安定した撮影が可能です。STMモーターによる静音駆動は、AF時の動作音を抑えるため、静かな環境での録音が求められる動画撮影にも適しています。サイズは約305gと軽量で、RFボディとの組み合わせにおいても携帯性を損なわず、機動力のある撮影スタイルが可能です。コントロールリングも搭載されており、露出補正やISOなどの設定をレンズ側で直感的に操作できます。価格も比較的抑えられており、RFマウントの初期導入レンズとしてはもちろん、マクロも楽しめる万能レンズとしても高い人気を誇ります。描写は中心部だけでなく周辺までしっかりと解像し、自然でナチュラルな色乗りも特徴です。

RF35mm F1.4 L VCM
RF35mm F1.4 L VCMは、Lレンズシリーズに属するプロ仕様の広角単焦点レンズであり、スナップ、報道、動画、ウェディングといった多様な用途に対応するために設計されています。F1.4の明るい開放値により、低照度下でも十分なシャッタースピードを確保できるほか、美しいボケ味を活かした背景処理が可能で、被写体を引き立てる立体的な描写が得られます。VCM(ボイスコイルモーター)とナノUSMの組み合わせにより、静かで高速かつ高精度なAFが可能であり、動画撮影時にも滑らかなフォーカス移動が求められるシーンに対応できます。最短撮影距離は約27cmで、テーブルフォトやスナップにおいて被写体にぐっと寄って撮影することができ、臨場感のある構図を実現します。防塵防滴構造により悪天候にも強く、フィールドでの実用性にも優れています。また、Lレンズならではの優れた光学設計によって、周辺減光や色収差を効果的に抑え、高いコントラストと解像度を確保しています。ASCやフッ素コーティングにより逆光耐性やメンテナンス性も高く、プロの現場で求められる信頼性を備えています。ボディとのバランスも良好で、RFマウントの高精度な通信性能を活かし、露出や補正の制御もスムーズに行えます。35mmという画角は人間の視野に近く、自然な遠近感で撮影できるため、どのジャンルでも違和感なく活用できる万能レンズとして重宝されます。

RF50mm F1.2 L USM
RF50mm F1.2 L USMは、RFマウント用の大口径標準単焦点レンズとして圧倒的な描写力と表現力を備えており、ポートレート、ファッション、スナップ、ブライダルなど幅広いジャンルで活用されています。F1.2という極めて明るい開放値により、非常に浅い被写界深度を活かした大きなボケ表現が可能で、主題を際立たせる印象的な写真を撮影できます。Lレンズにふさわしく、解像力は開放から非常に高く、被写体のディテールを繊細に捉えつつ、ボケは自然で滑らかに背景へと溶け込みます。AFにはリングUSMが採用されており、静かで高速、かつ高精度なピント合わせが可能で、動きのある被写体にもしっかり対応できます。最短撮影距離は約40cmで、標準レンズとしては十分に寄ることができ、商品撮影や日常のシーンでも使いやすい距離感です。約950gという重量は決して軽量とは言えませんが、ボディとのバランスを考慮した設計であり、手持ちでも安定した撮影が可能です。レンズ構成には高精度な非球面レンズやUDレンズを惜しみなく使用しており、周辺の画質劣化や色収差、歪曲などを徹底的に抑制しています。フレアやゴーストにも強く、逆光条件でも安定したコントラストを保つことができ、表現の自由度が高いレンズです。標準域で最高峰の描写性能を求めるならば、RF50mm F1.2 L USMはまさに最適な一本です。

RF50mm F1.8 STM
RF50mm F1.8 STMは、軽量かつコンパクトな標準単焦点レンズであり、手頃な価格で高画質を実現するエントリー向けのレンズとして非常に人気があります。開放F1.8の明るさにより、室内や夕景といった低照度下でもシャッタースピードを確保しやすく、背景をぼかした印象的な写真が撮影できます。STM(ステッピングモーター)によるAF駆動は静かで滑らかに動作し、動画撮影にも適しています。最短撮影距離は約30cmで、標準レンズながら被写体にしっかり寄ることができ、スナップや料理、ちょっとした物撮りにも十分対応できます。重さは約160gと非常に軽量で、RFボディと組み合わせた際にも持ち運びが楽で、旅行や散歩など日常使いにぴったりです。描写性能は価格帯を超えるレベルにあり、中心部のシャープさと自然なボケが両立しており、初心者が初めて単焦点レンズに触れる機会として最適な一本です。また、RFマウント専用設計により、電子制御と通信速度の面でもスムーズな動作が実現されており、カメラ本体の機能を最大限に活かせます。コントロールリングによる設定変更にも対応しており、直感的な操作性も高いです。低価格ながらも機能と描写に妥協がなく、単焦点レンズの基本を学ぶための導入機として、多くのユーザーから高い評価を受けています。

RF50mm F1.4 L VCM
RF50mm F1.4 L VCMは、RFマウント初のF1.4を採用したLレンズの標準単焦点であり、F1.2ほどの大口径ではないものの、描写性能、サイズ、重量、価格のバランスに優れた一本として注目されています。開放F1.4は背景を大きくぼかすことができる明るさを備えつつ、F1.2より軽量な設計となっており、携行性と取り回しの良さが向上しています。VCM(ボイスコイルモーター)とナノUSMのデュアルAF駆動によって、高速かつ静粛、そして高精度なオートフォーカスが可能であり、動画撮影でも滑らかなフォーカス移動を実現します。最短撮影距離は約40cmで、標準域として日常の撮影、人物撮影、商品撮影など幅広い用途に対応でき、F1.4の被写界深度を活かした立体感のある表現が可能です。画質においては中心から周辺まで均一に高い解像力を維持し、色収差やフレア、ゴーストの抑制も優秀です。ASCやスーパースペクトラコーティングによって逆光耐性も高く、コントラストの高いクリアな描写が維持されます。約645gという重量はLレンズとしては控えめであり、長時間の手持ち撮影でも負担が少なく、プロフェッショナルからハイアマチュアまで幅広く対応できます。コントロールリングや防塵防滴構造も備えており、屋外での信頼性も十分です。RF50mm F1.2とF1.8の中間を埋める性能と価格帯を持ち、表現力と機動力を両立させた実用的な標準レンズとして高い評価を得ています。

RF85mm F1.2 L USM
RF85mm F1.2 L USMは、ポートレート撮影に特化したハイエンドな中望遠単焦点レンズであり、F1.2という極めて明るい開放値により、極薄の被写界深度を活かした大胆なボケ表現が可能です。このレンズは被写体を浮き立たせるような立体感と、肌の質感や細部を忠実に描写する圧倒的な解像力を両立しており、プロの現場でも重宝されています。リングUSMを採用したAFは高速かつ正確で、瞳AFとの組み合わせにより、人物の目にしっかりとピントを合わせることができます。最短撮影距離は約85cmで、人物との程よい距離感を保ちつつ撮影でき、表情のディテールや髪の毛の質感まで緻密に捉えることができます。レンズ構成には非球面レンズやBRレンズが採用されており、色収差の徹底的な抑制と高い周辺解像性能が実現されています。ASCコーティングやスーパースペクトラコーティングによって逆光耐性にも優れ、厳しい光条件でも描写の安定性が保たれます。重量は約1,195gと重めではありますが、それに見合う描写性能を備えており、スタジオ撮影や屋外の人物撮影においては特に効果を発揮します。Lレンズらしく防塵防滴構造も備えており、厳しい環境下でも安心して使用できます。高精度な描写と芸術的なボケを求めるポートレート撮影者にとって、RF85mm F1.2 L USMは最上級の一本です。

RF85mm F1.2 L USM DS
RF85mm F1.2 L USM DSは、RF85mm F1.2 L USMの光学性能を継承しつつ、デフォーカススムージング(DS)コーティングを採用することで、ボケ味をより滑らかに演出できる特別仕様の中望遠単焦点レンズです。DSコーティングにより、前ボケや後ボケがより柔らかくなり、光源のにじみが美しく広がるため、特に芸術的なポートレート撮影に最適です。DSコーティングは開放F値付近でその効果が最大限に発揮され、点光源が玉ボケとなった際のエッジが極めて滑らかになるため、従来のレンズとは一線を画すボケ表現が可能となります。基本性能は通常のRF85mm F1.2と同一であり、リングUSMによる高速・高精度AFや、BRレンズによる色収差の補正、ASCやSSCコーティングによる逆光耐性も備わっており、プロ仕様の描写力を維持しています。ただし、DSコーティングの性質上、絞った際の透過率が若干低下するため、F値と明るさの体感がやや異なる場面もありますが、その点を考慮してもなお、得られる描写表現の魅力は極めて大きいです。ポートレートやアートフォトにおいて、背景の柔らかさや雰囲気づくりを重視する撮影者にとって、唯一無二の表現力を持つ特別な一本と言えるでしょう。

RF85mm F2 MACRO IS STM
RF85mm F2 MACRO IS STMは、ポートレート撮影に適した中望遠レンズでありながら、ハーフマクロ撮影機能と手ぶれ補正を備えた多用途な単焦点レンズです。F2の開放値は背景を柔らかくぼかすのに十分な明るさを持ち、人物撮影では肌の質感を自然に表現しながらも、印象的な立体感を生み出すことができます。また、最短撮影距離約35cmにより、0.5倍のマクロ撮影が可能で、アクセサリーや小物、植物などをクローズアップで捉える表現も得意としています。レンズ内手ぶれ補正機構(IS)は最大5段分の補正効果があり、ボディ内補正との協調時には最大8段分までの補正が可能となるため、手持ちでの接写や低照度環境でも安定した撮影が可能です。STMモーターによる静音かつスムーズなフォーカス駆動は、動画撮影時にも優れた性能を発揮し、操作音の影響を抑える効果もあります。約500gという重量と、全長約90.5mmのバランスの良い設計は、携帯性と操作性を両立しており、RFマウントの標準ボディと組み合わせても快適な使用感が得られます。光学性能も高く、画面全域で均一な解像力を維持しつつ、色収差や歪曲を抑えた自然な描写が実現されており、初めての中望遠レンズとしても導入しやすい一本です。価格帯もLレンズより抑えられており、コストパフォーマンスの高さから多くのユーザーに支持されています。

RF100mm F2.8 L MACRO IS USM
RF100mm F2.8 L MACRO IS USMは、等倍撮影を超える最大1.4倍のマクロ撮影に対応した、RFマウント専用設計の高性能マクロレンズです。開放F2.8の明るさと100mmの焦点距離は、商品撮影、植物、昆虫などの細部描写はもちろん、ポートレートでも立体感とボケ味を活かした表現が可能です。最大の特長は1.4倍の撮影倍率に加え、「SAコントロールリング」を搭載しており、前ボケと後ボケの柔らかさを調整することができる点です。この機構により、意図的にふんわりとした描写や独特なにじみを加えることができ、創作的な表現が広がります。手ぶれ補正機構は最大5段分の補正に対応し、協調ISとの組み合わせで最大8段分の効果を実現しており、接写でありがちな微細なブレも抑制可能です。AFには高速かつ静粛なデュアルナノUSMが採用されており、写真にも動画にも対応できる設計です。防塵防滴構造とフッ素コーティングも施されており、屋外でのマクロ撮影や湿度の高い環境でも安心して使用できます。レンズの重さは約730gで、堅牢さと携帯性のバランスを保ちつつ、高品位な外装と操作感を提供します。Lレンズにふさわしい描写力と機能性を併せ持ち、マクロ撮影だけでなく、芸術性を重視するすべての撮影者にとって満足度の高い一本となっています。

RF135mm F1.8 L IS USM
RF135mm F1.8 L IS USMは、キヤノンRFマウント用中望遠単焦点レンズの中で最も明るい135mmレンズとして登場し、ポートレートや舞台、スポーツ撮影に適した一本です。F1.8という大口径により、被写界深度が非常に浅く、被写体の背景を大胆にぼかして印象的な写真が撮影できます。また、135mmという焦点距離は、適度な圧縮効果を生み出しながらも被写体を自然に引き立てる遠近感を保てるため、特に全身ポートレートなどにおいてその力を発揮します。レンズ内手ぶれ補正(IS)は最大5.5段、ボディ内補正との協調時には最大8段に対応し、望遠単焦点で懸念されがちな手ぶれをしっかり抑えられます。AFにはナノUSMが採用されており、素早く静かで高精度なピント合わせが可能で、瞳AFやトラッキングAFとの連携により、人物撮影時にも安定した合焦が得られます。約935gの重量と堅牢なLレンズらしい設計は、過酷な現場でも安心して使用でき、防塵防滴構造やフッ素コーティングも完備しています。画質面でも中心から周辺まで解像力が非常に高く、色収差やフレアの抑制も徹底されており、逆光環境でも安定した描写が可能です。RF135mm F1.8 L IS USMは、芸術性の高い表現と高い機動力を求める撮影者にとって、信頼できる中望遠レンズの決定版です。

RF400mm F2.8 L IS USM
RF400mm F2.8 L IS USMは、超望遠領域において最高レベルの描写性能と機動性を両立したプロフェッショナル向けの大口径単焦点レンズです。F2.8という開放値は、超望遠撮影でありながら極めて明るく、スポーツや野生動物、航空機撮影などで高速シャッターを確保しながら背景を大きくぼかす表現を可能にします。描写においては、中心から周辺まで一貫して高い解像力を維持し、細部まで精密に再現できるため、被写体の動きや質感をリアルに表現することができます。ナノUSMによる高速かつ静粛なAF駆動、最大5.5段分の光学式手ぶれ補正、さらにLレンズらしい防塵防滴構造と堅牢な鏡筒設計によって、厳しい現場でも安定した撮影を実現します。レンズ構成には蛍石レンズやスーパーUDレンズが使用され、色収差の徹底した補正により、色のにじみや輪郭の崩れを排除しています。さらに、ASCコーティングやスーパースペクトラコーティングにより逆光にも強く、コントラストを損なわないクリアな描写が得られます。RFマウント専用設計でありながら、光学系はEF400mm F2.8L IS III USMをベースにしており、優れた信頼性と実績を継承しています。三脚座やフォーカスプリセット、電動パワーフォーカスなども備え、プロの操作性に応える仕様となっており、最高峰の描写を求める現場において確実に結果を残すことができる一本です。

RF600mm F11 IS STM
RF600mm F11 IS STMは、超望遠ながら非常に軽量で持ち運びやすく、超望遠撮影を気軽に楽しめる新コンセプトの単焦点レンズです。F11という固定絞りは光量の制限があるものの、日中の屋外撮影では十分に使用可能であり、レンズ構成を単純化することで全長約269.5mm、重さ約930gという驚異的な軽さを実現しています。この軽さは従来の600mmクラスのレンズでは考えられないもので、手持ち撮影や長時間の持ち歩きにも適しています。レンズ内手ぶれ補正機構は最大5段分の効果を持ち、遠距離の被写体でもブレを抑えて安定した撮影が可能です。STMモーターによる静音駆動は動画撮影にも対応し、スムーズで音の少ないフォーカス動作が行えます。レンズ本体には沈胴機構が採用されており、携行時にはコンパクトに格納でき、収納や移動の際に非常に便利です。描写性能においては、中心部のシャープネスが高く、野鳥や飛行機、スポーツなどの撮影において十分な解像力を発揮します。価格も手頃に設定されており、超望遠撮影に挑戦したい入門者にとっても現実的な選択肢となります。AFはデュアルピクセルCMOS AF対応のボディと組み合わせることで安定した追従性能が得られ、遠距離の被写体にもしっかり対応できます。軽量コンパクト、手ぶれ補正、高速AFと三拍子揃った本レンズは、超望遠の世界を日常的に楽しむための革新的なツールです。

RF800mm F5.6 L IS USM
RF800mm F5.6 L IS USMは、極端な超望遠域で高い描写性能と操作性を両立させたLレンズであり、野鳥撮影や航空機、スポーツ、天体観測など、遠距離の被写体に対して圧倒的な解像力を提供する一本です。F5.6という明るさにより、長焦点ながらも十分なシャッタースピードを確保でき、被写体を鮮明に切り取ることができます。ナノUSMによる高速・高精度なAFは、大きく動く被写体にも迅速に対応し、EOS Rシリーズの高精度なAFシステムとの組み合わせで極めて高い追従性能を実現しています。光学式手ぶれ補正は最大4.5段分の効果を持ち、長時間の手持ちや三脚撮影でもブレを抑えることができます。レンズには蛍石レンズやUDレンズが贅沢に使用され、色収差や歪曲を抑えながら、画面全体で高い解像度を保ちます。防塵防滴構造、フッ素コーティング、ASCコーティングなど、プロユースに求められる信頼性と耐久性も兼ね備えており、過酷な現場にも対応可能です。フォーカスプリセットやフルタイムマニュアル、電子フォーカスリングなども搭載され、操作性も抜群です。RF800mm F5.6は、EFマウントのEF800mm F5.6L IS USMとは異なり、RF専用設計による新世代の光学系を採用しており、より軽量かつ高性能に進化しています。全長約432mm、重量約3,140gと、このクラスのレンズとしては比較的軽量であり、実用性と描写力を兼ね備えた超望遠レンズです。

RF800mm F11 IS STM
RF800mm F11 IS STMは、手軽に超望遠撮影を楽しむことを目的として設計された軽量コンパクトな単焦点レンズであり、従来の800mmレンズでは考えられなかった携帯性と操作性を実現しています。F11という固定絞りにより光量の制限はあるものの、日中の明るい屋外であれば十分な明るさを確保でき、野鳥や飛行機、スポーツ観戦などの超望遠が求められるシーンで効果を発揮します。重さは約1,260g、長さは展開時で約351.8mmと非常に軽量かつスリムな設計となっており、長時間の持ち歩きや手持ち撮影にも対応可能です。沈胴機構により収納時にはコンパクトになり、バッグへの収まりも良く、旅行や遠征にも適しています。STMによる静音駆動は、動画撮影にも配慮されており、滑らかで静かなフォーカスが可能です。手ぶれ補正は最大4段分の補正効果を持ち、800mmという超望遠でも安定した画面保持が可能であり、三脚を使わずに手持ちでの撮影も視野に入ります。レンズ構成にはDOレンズ(回折光学素子)が使用されており、長焦点ながらもレンズの軽量化と小型化を可能にしています。AFはEOS Rシリーズと組み合わせることで優れた精度と追従性を実現し、超望遠撮影のエントリーモデルとして最適です。価格も他の超望遠Lレンズと比較して大幅に抑えられており、初めての800mmとして手を出しやすい一本でありながら、必要十分な描写力と実用性能を備えた優れたレンズです。

RF1200mm F8 L IS USM
RF1200mm F8 L IS USMは、RFマウントにおける最長焦点距離を誇る超望遠単焦点レンズであり、野鳥撮影や天体撮影、スポーツ中継、遠距離の監視や観察など、特殊かつ高度な用途に対応するプロフェッショナル向けの一本です。F8という開放値は決して明るいとは言えませんが、昼間の使用であれば十分な光量を確保でき、最大4段分の光学式手ぶれ補正により手持ちでもブレを抑えることが可能です。焦点距離が非常に長いため、撮影者は被写体との物理的な距離を大きく取ることができ、被写体に与える影響を最小限に抑えながら高精細な画像を得ることができます。レンズには蛍石レンズやUDレンズが複数枚使用されており、色収差やコントラスト低下を徹底的に抑制し、焦点距離が長くても画面全体で均質な解像性能を維持しています。フォーカスはナノUSMによる高速かつ静音駆動が採用されており、EOS Rシリーズの高度なAFシステムと連携することで、遠距離の被写体に対しても迅速かつ正確なピント合わせが可能です。全長は537mm、重さは約3,340gであり、Lレンズらしい堅牢な鏡筒設計と防塵防滴構造、フッ素コーティングも施され、過酷な環境下での使用にも対応しています。フルタイムマニュアルやフォーカスプリセット、電子式フォーカスリングなど、プロの要求に応える操作性も充実しており、極めて限られた用途において最高の成果を求める撮影者に向けたフラッグシップ超望遠レンズです。

まとめ
RF単焦点レンズは、RFマウント専用に設計された高性能なレンズ群であり、描写力、携帯性、機能性のバランスに優れている点が特徴です。ズームレンズに比べて構造がシンプルなため、画質面での優位性があり、中心から周辺までの解像力やボケの滑らかさにおいて高い評価を得ています。開放F値の明るさを活かした表現や、軽量コンパクトな構造による機動性の高さは、スナップ、ポートレート、風景、マクロ、動画など幅広い撮影ジャンルでの活用を可能にします。また、RFマウントならではの電子制御技術との親和性により、オートフォーカスや手ぶれ補正、コントロールリングの操作性も向上しており、カメラとの一体感が強まっています。焦点距離のバリエーションも豊富であり、ユーザーの撮影スタイルに応じた選択が可能なため、自分にとって最適な一本を見つけやすいというメリットがあります。これらの点から、RF単焦点レンズは初心者からプロフェッショナルまで幅広いユーザーに選ばれており、RFシステムの中核をなす存在となっています。
