EOS 60Dはまだ使える?2026年でも現役で使える理由と限界
EOS 60Dは2010年に登場したキヤノンのAPS-C一眼レフです。2026年現在では発売から約16年が経過しており、「EOS 60Dはまだ使えるのか」「今から中古で買っても大丈夫なのか」と考える人がいても不思議ではありません。
結論から見ると、EOS 60Dは静止画を中心に使うのであれば、2026年でも十分に撮影を楽しめるカメラです。約1800万画素のAPS-Cセンサー、光学ファインダー、9点AF、最高約5.3コマ/秒の連写、バリアングル液晶など、写真撮影に必要な基本機能が揃っています。
一方、現在のEOS Rシリーズと比べると、被写体認識AF、高速連写、ボディ内手ブレ補正、4K動画、無線通信などでは大きな差があります。EOS 60Dを2026年に使うなら、「古いから使えない」と考えるのではなく、何を撮るなら十分なのか、どの用途では新しいカメラが有利なのかを分けて考えることが重要です。
この記事では、EOS 60Dの画質、AF、連写、高感度、動画、レンズ、操作性を現在の撮影環境から見直し、2026年でも現役で使える場面と弱点を具体的に解説します。
EOS 60Dは2026年でも写真なら十分使える
約1800万画素は現在でも実用的な画素数
EOS 60Dには約1800万画素のAPS-C CMOSセンサーが搭載されています。現在では2400万画素前後を超えるAPS-C機も一般的になり、さらに高画素なカメラも存在するため、数字だけを見ると1800万画素は少なく感じるかもしれません。
しかし、通常の写真撮影では1800万画素でも十分な解像度があります。JPEGの最大記録サイズは5184×3456ピクセルあり、ブログ、Webサイト、SNS、パソコンやスマートフォンでの閲覧だけで困る場面はほとんどありません。
写真を大きくトリミングする場合や巨大なプリントを作る場合には高画素機が有利ですが、撮影時に構図を整えて使うならEOS 60Dの画素数は現在でも実用的です。
むしろ古いAPS-C一眼レフを使う場合は、画素数の数字よりレンズ、ピント、シャッタースピード、光の状態の方が写真の仕上がりを大きく左右します。
RAW撮影に対応しているため現在でも仕上げやすい
EOS 60DはJPEGだけでなくRAW撮影にも対応しています。撮影後に露出、ホワイトバランス、シャドウ、ハイライト、色調などを調整できるため、古いカメラであっても現在のRAW現像環境を利用して写真を仕上げられます。
最新カメラはセンサー性能や画像処理が進歩していますが、明るい場所で適正露出を取ったEOS 60DのRAWデータなら、現在でも十分にきれいな写真を作れます。
風景では白飛びを避けて撮影し、人物では肌の露出を確認し、暗部を必要以上に持ち上げないことがポイントです。古いセンサーでは大幅な露出補正を行うより、撮影時点でなるべく完成形に近い露出にしておく方が画質を保ちやすくなります。
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APS-Cの1.6倍相当の画角は望遠撮影にも使いやすい
EOS 60DはAPS-Cセンサーを採用しており、レンズの画角は35mm判換算で焦点距離の約1.6倍相当になります。
200mmなら約320mm相当、300mmなら約480mm相当の画角になります。そのため運動会、鉄道、飛行機、動物園、野鳥の入門など、遠くの被写体を大きく撮りたい場面では現在でも使いやすいカメラです。
焦点距離そのものが1.6倍になるわけではありませんが、フルサイズより狭い範囲を撮影するため、同じレンズでも被写体が画面内で大きく見えます。
EF-S55-250mm系やEF70-300mm系など比較的手頃な望遠ズームでも長い画角を得られる点は、EOS 60Dを現在使う大きな利点です。
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EOS 60DのAFは現在でも使えるのか
9点すべてクロス測距で基本的な静止画には十分
EOS 60Dのファインダー撮影では9点AFを使用できます。現在のミラーレスカメラには画面の広い範囲をカバーする多数のAFポイントがありますが、EOS 60Dの9点AFも静止した被写体を撮るには十分実用的です。
人物、風景、料理、花、商品、建物、スナップなどでは、測距点を自分で選択して被写体へ合わせれば問題なく撮影できます。
AFポイントが少ないことは必ずしも欠点だけではありません。どこにピントを合わせるのかを撮影者自身が明確に決める必要があるため、一眼レフのAF操作を覚える教材としても使いやすい構成です。
中央測距点を中心に使いながら、必要に応じて周辺の測距点へ切り替える操作を覚えると、9点でも幅広い場面へ対応できます。
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人物撮影では瞳AFがないことを理解して使う
現在のEOS Rシリーズでは人物の顔や瞳を自動検出し、画面内を移動してもAFが追従する機種があります。EOS 60Dには現在のような瞳認識AFはありません。
人物撮影では撮影者が測距点を選び、目や顔へピントを合わせる必要があります。開放F値の明るい単焦点レンズで被写界深度を浅くした場合には、ピント位置をより慎重に確認します。
一方、撮影者自身でAFポイントを選ぶ操作は、一眼レフでピントを理解するうえでは非常にわかりやすい方法です。カメラ任せにせず、どこへピントを置いたかを意識する習慣が身につきます。
50mm F1.8などの単焦点レンズと組み合わせれば、EOS 60Dでも背景をぼかした人物写真を十分に撮影できます。
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高速な動体では現在のミラーレスとの差が大きい
EOS 60DにはAIサーボAFがあり、動く被写体へピントを追従させる撮影もできます。スポーツ、鉄道、走る動物、飛んでいる鳥などを撮影すること自体は可能です。
しかし、現在のミラーレスカメラには人物、動物、鳥、車両などを自動認識する機種があり、AFエリアも大幅に広くなっています。被写体が画面内を不規則に動く状況では、EOS 60Dより新しいカメラの方が撮影しやすくなります。
EOS 60Dで動体を撮る場合は、被写体が通過する位置を予測し、中央付近のAFポイントで捉え続ける撮影方法が基本になります。撮影者の技術が結果へ反映されやすいカメラです。
関連記事:STMとUSMとVCMの違いとは?AF速度・静音性・動画で比較
最高約5.3コマ/秒の連写はどこまで使えるか
人物や日常撮影なら連写速度は十分
EOS 60Dの高速連続撮影は最高約5.3コマ/秒です。現在では10コマ/秒、20コマ/秒、それ以上の高速連写が可能なカメラもあるため、数字だけを比較すると遅く見えます。
しかし、人物の表情、子どもの動き、ペット、街中のスナップ、鉄道などでは5.3コマ/秒でも撮影できます。
連写速度が高ければ必ず良い写真になるわけではありません。被写体の動きを予測し、必要な瞬間にシャッターを切れば、5コマ/秒前後でも十分に決定的な場面を残せます。
大量の写真から一枚を探すより、被写体の動きを見ながら撮影する一眼レフらしい方法を楽しめる点もEOS 60Dの特徴です。
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野鳥や高速スポーツでは高速連写機が有利
飛翔する野鳥、モータースポーツ、球技など、一瞬の姿勢や位置の違いが写真を左右する撮影では、高速連写できるカメラの方が有利です。
EOS 60Dの5.3コマ/秒では、1秒間に記録できる瞬間が限られます。鳥の羽の位置、ボールがラケットへ当たる瞬間、車両が狙った位置へ入る瞬間などを細かく選びたい場合は、新しい高速連写機との差が出ます。
EOS 60Dを使うなら、連写速度だけに頼らず、動きを予測してシャッターを切ることが重要です。置きピンや撮影位置の工夫を組み合わせることで、古いカメラでも成功率を上げられます。
一眼レフの光学ファインダーは現在でも独自の魅力がある
EOS 60Dは光学ファインダーを搭載しています。ミラーレスの電子ビューファインダーとは異なり、レンズから入った光をミラーとペンタプリズムを通して直接見る仕組みです。
電源を入れていなくてもファインダーを覗くことができ、表示の遅延や電子的な見え方がありません。被写体を肉眼に近い感覚で見ながら撮影できます。
露出結果を撮影前に確認できる電子ビューファインダーには大きな利点がありますが、光学ファインダーの自然な見え方を好む人もいます。
2026年にEOS 60Dを使う理由として、性能だけでなく一眼レフならではの撮影感覚を楽しめることも挙げられます。
EOS 60Dの高感度画質は現在どこまで通用するか
昼間や十分な光がある場所なら現在でもきれいに撮れる
EOS 60Dの画質を評価するときは、暗所性能だけで判断しないことが重要です。
日中の屋外、窓から光が入る室内、スタジオ照明、三脚を使用した風景など、十分な光量を確保できる場面ではISO感度を低く保てます。この条件ならEOS 60Dでも細部のしっかりした写真を撮影できます。
風景、建築、商品、料理、花、静物などは被写体が大きく動かないため、シャッタースピードを確保しやすく、EOS 60Dの性能を引き出しやすいジャンルです。
新しいカメラとの差が出やすいのは、光が少なくISO感度を大きく上げなければならない状況です。明るい場所で撮る限り、発売年だけを理由に画質が使えなくなることはありません。
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夜間や室内では明るいレンズを組み合わせたい
暗い場所でシャッタースピードを確保するには、ISO感度を上げるか、F値の小さなレンズを使う必要があります。
EOS 60Dでは高ISO感度になるほどノイズが目立ちやすくなるため、EF50mm F1.8系、EF-S24mm F2.8 STM、EF-S17-55mm F2.8 IS USMなどの明るいレンズを組み合わせる方法が有効です。
F5.6からF2.8になれば取り込める光は大きく増えるため、ISO感度を抑えたりシャッタースピードを速くしたりできます。
古いカメラを使う場合、ボディだけを比較するより、明るいレンズを組み合わせてシステム全体で考えた方が撮影できる範囲は広がります。
三脚を使える被写体では古さが目立ちにくい
風景、夜景、建築、商品などでは三脚を使ってカメラを固定できます。被写体が動かないのであれば、ISO100など低感度に設定し、必要なだけシャッタースピードを長くできます。
このような撮影では、高感度性能や最新AFの重要性が低くなるため、EOS 60Dでも現在の撮影環境で十分に使えます。
星空撮影でも明るい広角レンズと三脚を組み合わせれば撮影可能です。高感度画質では新しいカメラに利点がありますが、シャッタースピード、F値、ISO感度の関係を理解して設定すればEOS 60Dでも星を写せます。
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EOS 60Dの動画性能は2026年では古さを感じる
Full HD動画は撮影できるが4Kには対応しない
EOS 60Dは1920×1080のFull HD動画に対応しています。現在でもFull HDで十分な用途はありますが、4K撮影が一般的になった現在の動画環境と比較すると仕様の古さは明確です。
YouTubeへFull HDで投稿するだけなら解像度そのものは使えます。しかし4K素材から切り出したり、編集時に拡大したり、縦動画と横動画を一本の素材から作ったりする用途では4K撮影できるカメラが有利です。
静止画中心で、ときどき動画を撮る程度ならEOS 60Dでも利用できます。動画を主目的として2026年にEOS 60Dを選ぶ理由は少なくなっています。
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ライブビューAFは現在のミラーレスほど高速ではない
EOS 60Dの動画やライブビューでは、現在のEOS RシリーズとはAFの仕組みが大きく異なります。
現在のミラーレスカメラでは撮像センサー上で高速なAFを行い、人物の顔や瞳を追尾しながら動画撮影できる機種があります。EOS 60Dでは同じ感覚で被写体を追わせることはできません。
そのためEOS 60Dで動画を撮る場合は、MFであらかじめピントを合わせる方法や、被写体との距離を大きく変えない撮影方法が扱いやすくなります。
三脚へ固定したインタビュー、商品撮影、風景など、ピント位置を大きく変えない映像なら現在でも利用できます。
動画中心ならEOS Rシリーズとの差は大きい
動画撮影では解像度だけでなく、AF、手ブレ補正、フレームレート、液晶操作、無線接続、外部出力など多くの機能を組み合わせて使います。
EOS 60Dは動画機能を備えていますが、設計の中心は一眼レフによる静止画撮影です。2026年に動画を主目的としてカメラを選ぶ場合は、EOS Rシリーズなど新しいミラーレスの方が使いやすい場面が増えます。
EOS 60Dは静止画では現在でも十分使える一方、動画では発売年代による性能差が出やすいカメラと考えると位置付けが分かりやすくなります。
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EOS 60DはEF・EF-Sレンズを安く楽しめる
豊富な中古EF・EF-Sレンズを直接装着できる
EOS 60Dの大きな魅力は、長年販売されてきたEFレンズとEF-Sレンズをそのまま使用できることです。
標準ズーム、広角ズーム、望遠ズーム、マクロ、大口径単焦点など膨大な種類があり、中古市場でも選択肢があります。
EOS RシリーズでEFレンズを使う場合はマウントアダプターが必要ですが、EOS 60DならEF・EF-Sレンズを直接装着できます。
古いEFレンズまで含めて選べるため、現在のRFレンズとは違った描写や操作感を楽しみたい場合にも適しています。
関連記事:EFレンズとEF-Sレンズの違い
EF-Sレンズなら小型軽量なシステムを組みやすい
EOS 60DではAPS-C専用のEF-Sレンズを使用できます。EF-S18-55mm、EF-S18-135mm、EF-S55-250mmなどを組み合わせれば、広角から望遠まで比較的小型のレンズで揃えられます。
画質を重視するならEF-S17-55mm F2.8 IS USM、携帯性ならEF-S24mm F2.8 STM、望遠ならEF-S55-250mm系など、目的に合わせた構成を作れます。
フルサイズ用EFレンズも使用できるため、将来別のEFマウント一眼レフへ移行することを考えてレンズを選ぶ方法もあります。
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古いレンズを使う楽しさもEOS 60Dの価値になる
最新カメラを選ぶ場合は性能や効率が重視されますが、EOS 60Dでは古いEFレンズを組み合わせること自体も楽しみになります。
初期のUSMレンズ、小型単焦点、かつての標準ズームなど、それぞれに現在のレンズとは異なる操作感があります。
最新レンズほどAFが速くなくても、風景、静物、人物など被写体の動きが少ない撮影なら問題にならない場合があります。
カメラとレンズを中古で組み合わせ、自分だけの一眼レフシステムを作れることは、2026年にEOS 60Dを使う理由の一つです。
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EOS 60Dが現在でも向いている撮影ジャンル
風景・建築・静物撮影との相性は良い
風景や建築では被写体が急激に動かないため、最新の被写体認識AFや超高速連写は必要ありません。
低ISO感度を使用し、F8前後まで絞って三脚を組み合わせれば、EOS 60Dの約1800万画素を十分に生かせます。
商品撮影や料理、花なども同様です。撮影者が光を整え、構図とピントを決められる環境では、カメラの発売年より撮影方法の影響が大きくなります。
EOS 60Dのバリアングル液晶も、低い位置や高い位置から構図を確認する際に役立ちます。
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ポートレートではEF単焦点レンズを活用できる
人物撮影では、EOS 60Dと大口径単焦点レンズの組み合わせが楽しめます。
EF50mm F1.8系ならAPS-Cで約80mm相当の画角となり、ポートレートで使いやすい中望遠になります。背景を整理しながら人物を大きく写しやすく、F値を小さくすれば背景をぼかした写真も撮影できます。
瞳AFはありませんが、AFポイントを目へ合わせる基本操作を覚えれば十分撮影できます。モデルが大きく動かない撮影なら、EOS 60DのAF性能でも困りにくいジャンルです。
写真の基礎を覚えるカメラとして使いやすい
EOS 60Dには上面液晶、メイン電子ダイヤル、サブ電子ダイヤル、モードダイヤルなど、一眼レフらしい操作系があります。
シャッタースピード、F値、ISO感度、露出補正、AFモード、測距点などを自分で変更しながら撮影できるため、写真の仕組みを覚える用途にも向いています。
現在のカメラは自動認識機能が高度になっていますが、EOS 60Dでは撮影者自身が考えて設定する場面が多くなります。
露出やAFの基礎を理解しておけば、将来ミラーレスへ移行しても知識をそのまま利用できます。
関連記事:EOS 60Dで撮影を上達する方法
2026年にEOS 60Dを使うと不便なところ
Wi-Fiなど現在一般的な通信機能を内蔵していない
現在のデジタルカメラでは、スマートフォンへ写真を転送したり、スマートフォンからカメラを操作したりする機能が一般的になっています。
EOS 60Dには現在のEOS RシリーズのようなWi-FiやBluetoothを利用したスマートフォン連携はありません。
撮影した写真はSDカードを取り出してカードリーダーでパソコンへ読み込む方法が分かりやすく、写真をすぐスマートフォンへ転送したい人には手間が増えます。
逆に、撮影後にパソコンへRAWデータを取り込み、現像してから写真を使うスタイルなら大きな問題にはなりません。
関連記事:EOS 60Dの基本機能
ボディ内手ブレ補正は搭載していない
EOS 60Dにはセンサーを動かして補正するボディ内手ブレ補正はありません。
手ブレ補正が必要な場合はISを搭載したレンズを使用するか、シャッタースピードを速くする、三脚を使用するなどの方法で対応します。
一眼レフではレンズ側手ブレ補正を利用する設計が一般的だったため、EF-S18-55mm IS、EF-S18-135mm IS、EF-S55-250mm IS、EF70-300mm ISなど、手ブレ補正を持つレンズは数多くあります。
古いカメラだから手ブレ補正がまったく使えないという意味ではなく、使用するレンズによって変わります。
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液晶・AF・動画・通信は現在のカメラとの差が出やすい
EOS 60Dを現在使って最も古さを感じやすいのは、写真の画質そのものより周辺機能です。
現在のミラーレスでは、液晶画面をタッチしてAF位置を指定し、被写体を自動認識し、撮影後はスマートフォンへ無線転送するという流れを作れます。
EOS 60Dではそれぞれを撮影者自身が操作する必要があります。
便利さや撮影成功率を優先するなら新しいカメラが有利です。一方で、一眼レフを自分で操作しながら写真を撮ることを目的にするなら、この違いは必ずしも欠点だけではありません。
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中古のEOS 60Dを選ぶときに確認したいポイント
外観よりシャッターや操作系の状態を確認する
2026年時点ではEOS 60Dは発売から長期間が経過しています。そのため中古品では個体差が大きくなっています。
外装に小さな傷があっても撮影には影響しませんが、シャッターボタン、電子ダイヤル、サブ電子ダイヤル、モードダイヤル、カードスロットなど、頻繁に操作する部分の状態は重要です。
可能であれば実際に撮影し、シャッターが正常に切れるか、設定変更が正しく反映されるか、SDカードへ正常に記録できるかを確認します。
バリアングル液晶は開閉と回転を繰り返す部分なので、表示の乱れや接触状態も見ておきたいポイントです。
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センサーやファインダーの状態も確認する
中古一眼レフではセンサーの汚れ、ファインダー内のゴミ、ミラー周辺の状態なども確認します。
レンズを絞り、明るい壁や空などを撮影すると、センサー上の目立つゴミを確認しやすくなります。
ファインダー内の小さなゴミは撮影画像へ写らない場合がありますが、撮影時の見やすさには影響します。
一眼レフはミラーやシャッターなど機械的に動く部品を持つため、保管状態や使用量による差が出やすい機材です。価格だけで決めるより、正常に撮影できる個体を選ぶことが重要です。
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レンズを含めた総額で考える
EOS 60Dを中古で選ぶ場合は、ボディ価格だけを見るのではなく、必要なレンズを含めて考えます。
すでにEF・EF-Sレンズを持っているなら、EOS 60Dはそれらを直接使えるため導入しやすいカメラです。
レンズを一本も持っていない場合でも、標準ズーム、単焦点、望遠ズームなど中古の選択肢は豊富です。
一方、新品レンズを複数本購入する予定なら、EOS Rシリーズを含めたシステム全体の価格も比較する価値があります。古いボディを安く買っても、必要な機材をすべて揃えた結果として予算が大きくなる場合があるからです。
EOS 60Dを2026年に使う価値
すでに持っているなら急いで買い替える必要はない
現在EOS 60Dを所有していて、風景、人物、旅行、家族写真、商品撮影などを問題なく撮れているのであれば、発売年だけを理由に買い替える必要はありません。
カメラを新しくすることでAFや高感度、連写、動画性能は向上しますが、それらの機能を必要としていなければ写真そのものが急に変わるわけではありません。
まずEOS 60Dで撮影していて困っている場面を確認します。
暗所のノイズが気になる、動く被写体へAFが追いつかない、4K動画を撮りたい、スマートフォンへすぐ転送したい、といった具体的な不満が出た段階で新しいボディを考える方が、機材更新の目的が明確になります。
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一眼レフを初めて使うための中古機としても楽しめる
EOS 60Dは、現在主流のミラーレスとは撮影感覚が異なります。
光学ファインダーを覗き、AFポイントを選び、シャッターを切るとミラーが動き、ファインダー像が一瞬消えるという一眼レフ独特の感覚があります。
上面液晶と前後のダイヤルを使った操作も、本格的な一眼レフらしい部分です。
最新性能だけを求めるなら新しい機種がありますが、「一眼レフというカメラを使ってみたい」という目的ならEOS 60Dは現在でも楽しめます。
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EFレンズを楽しむためのボディとして価値がある
EOS 60Dを現在使うもう一つの理由がEF・EF-Sレンズです。
キヤノンのEFシステムには長い歴史があり、現在では生産されていない個性的なレンズも数多く存在します。
最新RFレンズの性能とは違った魅力を持つ古いEFレンズを直接取り付け、光学ファインダーで撮影できることはEOS 60Dの価値です。
ボディだけで評価すると古いカメラでも、豊富なEFレンズまで含めれば現在でも遊べる範囲は非常に広くなります。
まとめ
EOS 60Dは2026年でも、静止画を中心に使うのであれば十分に現役で使える一眼レフです。
約1800万画素のAPS-CセンサーはWeb掲載や一般的な写真用途では現在でも実用的で、RAW撮影にも対応しています。9点AFと最高約5.3コマ/秒の連写も、人物、風景、旅行、静物、鉄道など多くの撮影で使用できます。
APS-Cによる約1.6倍相当の画角を生かせるため、望遠撮影にも向いています。EF・EF-Sレンズを直接装着でき、中古レンズまで含めれば非常に多くの組み合わせを楽しめることも大きな魅力です。
現在のミラーレスとの差が大きいのは、被写体認識AF、高速連写、高感度性能、4K動画、スマートフォン連携、ボディ内手ブレ補正などです。特に動画や高速動体を中心に撮る場合は新しいカメラの方が撮影しやすくなります。
EOS 60Dをすでに持っている人なら、まず現在の撮影で何が不足しているかを確認することが重要です。特に困っていないのであれば、2026年だからという理由だけで使用をやめる必要はありません。
中古でEOS 60Dを選ぶ場合も、風景、人物、日常撮影、一眼レフの操作練習、EFレンズを楽しむためのボディと考えれば現在でも活用できます。
発売から約16年が経過したEOS 60Dは、最新機と同じことができるカメラではありません。それでも、光を取り込み、レンズで像を結び、撮影者が露出とピントを決めて一枚の写真を残すというカメラの基本は変わっていません。
その基本を楽しむ限り、EOS 60Dは2026年でもまだ使えるカメラです。



