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	<title>マクロレンズ | 魅惑の中望遠</title>
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	<description>レトロなEFレンズ</description>
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	<title>マクロレンズ | 魅惑の中望遠</title>
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		<title>マクロレンズで動画撮影する方法｜ピント・手ブレ・照明とクローズアップ映像のコツ</title>
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		<dc:creator><![CDATA[花山 千春]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 12 Sep 2026 05:43:04 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[マクロレンズ]]></category>
		<category><![CDATA[レンズ]]></category>
		<category><![CDATA[動画撮影テクニック]]></category>
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		<category><![CDATA[手ブレ補正]]></category>
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					<description><![CDATA[マクロレンズで動画撮影する方法｜ピント・手ブレ・照明とクローズアップ映像のコツ マクロレンズは、小さな被写体を写真で大きく写すだけのレンズではありません。動画撮影では、料理から立ち上がる湯気、時計の針、花びらについた水滴 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<h1>マクロレンズで動画撮影する方法｜ピント・手ブレ・照明とクローズアップ映像のコツ</h1>
<p>マクロレンズは、小さな被写体を写真で大きく写すだけのレンズではありません。動画撮影では、料理から立ち上がる湯気、時計の針、花びらについた水滴、昆虫の動き、カメラやレンズの操作部分など、通常のレンズでは見せにくい細部を映像として強調できます。</p>
<p>静止画のマクロ撮影では、一瞬だけ正確にピントが合えば写真として成立します。動画では被写体やカメラが少し動いただけでも、ピント位置の変化、手ブレ、画角の揺れ、明るさの変化がそのまま映像に残ります。そのため、同じマクロレンズでも写真と動画では使い方がかなり変わります。</p>
<p>特に注意したいのが被写界深度です。被写体へ近づくほどピントが合って見える範囲は浅くなり、わずかな前後移動でも主役がぼけます。AFを利用するのかMFで固定するのか、カメラを手持ちするのか三脚へ固定するのか、どの程度まで拡大するのかを撮影前に決めることが重要です。</p>
<p>CanonにはRF24mm F1.8 MACRO IS STM、RF35mm F1.8 MACRO IS STM、RF85mm F2 MACRO IS STM、RF100mm F2.8 L MACRO IS USMなど、焦点距離や撮影倍率の異なるマクロレンズがあります。EFマクロレンズもマウントアダプターを利用すればEOS Rシリーズで動画撮影へ活用できます。</p>
<p>この記事では、マクロレンズを動画で使うときのピント、ブレ、シャッタースピード、照明、焦点距離、被写体別の撮影方法まで順番に解説します。</p>

  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-2" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-2">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"></li><li><a href="#toc1" tabindex="0">マクロレンズを動画撮影で使う魅力</a><ol><li><a href="#toc2" tabindex="0">細かな動きを大きく見せられることが動画マクロの魅力</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">焦点距離によって動画の距離感と背景が変わる</a></li><li><a href="#toc4" tabindex="0">静止画マクロと動画マクロでは成功条件が違う</a></li></ol></li><li><a href="#toc5" tabindex="0">マクロ動画ではピント合わせが最も重要になる</a><ol><li><a href="#toc6" tabindex="0">被写体へ近づくほどピントが合う範囲は狭くなる</a></li><li><a href="#toc7" tabindex="0">AFとMFは被写体の動きに合わせて使い分ける</a></li><li><a href="#toc8" tabindex="0">フォーカスブリージングは動画では目立ちやすい</a></li></ol></li><li><a href="#toc9" tabindex="0">マクロ動画の手ブレと露出を安定させる</a><ol><li><a href="#toc10" tabindex="0">三脚と手ブレ補正を使い分ける</a></li><li><a href="#toc11" tabindex="0">動画ではフレームレートからシャッタースピードを決める</a></li><li><a href="#toc12" tabindex="0">露出とホワイトバランスを固定すると映像が安定する</a></li></ol></li><li><a href="#toc13" tabindex="0">マクロ動画では照明の作り方が画質を左右する</a><ol><li><a href="#toc14" tabindex="0">被写体へ近づくほどレンズの影に注意する</a></li><li><a href="#toc15" tabindex="0">硬い光と柔らかい光で質感の見え方が変わる</a></li><li><a href="#toc16" tabindex="0">LED照明ではフリッカーが映らないか確認する</a></li></ol></li><li><a href="#toc17" tabindex="0">被写体別にマクロレンズの動画撮影方法を変える</a><ol><li><a href="#toc18" tabindex="0">料理と商品動画ではMFと三脚を使いやすい</a></li><li><a href="#toc19" tabindex="0">花や昆虫では風と動きを考えて撮影する</a></li><li><a href="#toc20" tabindex="0">人物動画では目・手・アクセサリーのディテールを撮れる</a></li></ol></li><li><a href="#toc21" tabindex="0">Canonのマクロレンズを動画用途から選ぶ</a><ol><li><a href="#toc22" tabindex="0">RF24mm・RF35mmは環境を残したマクロ動画に使いやすい</a></li><li><a href="#toc23" tabindex="0">RF85mmとRF100mmは被写体との距離を取りやすい</a></li><li><a href="#toc24" tabindex="0">EFマクロレンズもEOS Rシリーズの動画撮影で活用できる</a></li></ol></li><li><a href="#toc25" tabindex="0">まとめ</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2><span id="toc1">マクロレンズを動画撮影で使う魅力</span></h2>
<ul>
<li>通常の動画では見えにくい小さな動きや質感を大きく見せられる</li>
<li>焦点距離によって背景の見え方と撮影距離を変えられる</li>
<li>静止画マクロとは異なり時間の変化そのものを作品へ取り込める</li>
</ul>
<h3><span id="toc2">細かな動きを大きく見せられることが動画マクロの魅力</span></h3>
<p>マクロレンズを動画で使う最大の魅力は、小さな被写体そのものではなく、その被写体に起きている小さな変化を大きく見せられることです。静止画なら水滴を一瞬で記録しますが、動画なら水滴がゆっくり流れる様子、花が風で揺れる様子、昆虫が脚を動かす様子まで時間の流れとして記録できます。</p>
<p>料理では、肉の表面から油が浮き上がる瞬間、炭酸飲料の泡、コーヒーへミルクが混ざる様子などが映像になります。商品撮影では、時計の秒針、ダイヤルのクリック、金属表面へ光が移動する様子を見せられます。静止画以上に「質感」が伝わりやすい撮影です。</p>
<p>マクロ動画では画面内に写る範囲が狭いため、背景を大掛かりに用意しなくても映像を作りやすい利点があります。小さな机の上でも、主役と背景の一部分だけを整えれば撮影できます。YouTubeの商品紹介や料理動画で、通常画角の映像の途中にマクロカットを入れると、映像全体へ変化を付けられます。</p>
<p>通常のレンズとの違いや最大撮影倍率の意味は、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/macro-lens-full-of-mysteries/">マクロレンズとは？特徴・選び方・使い方</a>で詳しく紹介しています。</p>
<h3><span id="toc3">焦点距離によって動画の距離感と背景が変わる</span></h3>
<p>マクロ動画では撮影倍率だけでなく、焦点距離が使いやすさを大きく左右します。24mmや35mmの広角寄りマクロでは、被写体へ近づきながら周囲の環境も映像へ残せます。料理を大きく見せながらテーブルや店内を少し見せる、花へ近づきながら後ろの風景も残すといった撮影に向いています。</p>
<p>85mmや100mmになると画角が狭くなり、背景へ余計な物が入りにくくなります。商品だけを目立たせたり、花や昆虫を背景から分離したりする映像を作りやすくなります。また同じ撮影倍率でも、長い焦点距離の方がレンズ先端と被写体の間へ距離を取りやすくなります。</p>
<p>この距離は動画では特に重要です。被写体へ極端に近づくと、レンズやカメラが照明を遮り、主役へ影を作る場合があります。昆虫では近づいたことで逃げられることもあります。商品撮影でもレンズが被写体へ映り込みやすくなります。</p>
<p>Canonのマクロレンズを焦点距離と撮影倍率から比較する場合は、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/canon-macro-lens-list/">Canonマクロレンズ一覧</a>でRF・EF・EF-S・EF-Mをまとめて確認できます。</p>
<h3><span id="toc4">静止画マクロと動画マクロでは成功条件が違う</span></h3>
<p>静止画のマクロ撮影では、シャッターを切る瞬間だけピントとブレを止められれば写真として成立します。動画では数秒から数十秒の間、構図、ピント、明るさ、カメラの動きを安定させ続けなければなりません。</p>
<p>たとえば静止画なら、花が風で少し揺れても高速シャッターで一瞬を止められます。動画で高速シャッターを使いすぎると、一コマ一コマが鋭くなりすぎて動きがぎこちなく見える場合があります。動画では単純にブレを止めればよいわけではなく、自然な動きも残す必要があります。</p>
<p>ピントも同様です。静止画ではAFが一度合えば撮影できますが、動画でAFが被写体の手前と奥を何度も往復すると、その動き自体が記録されます。AFが正確でも、画面上では落ち着かない映像になることがあります。</p>
<p>そのためマクロ動画では「正確さ」だけでなく「動きが滑らかであること」が重要です。ピント、カメラ移動、照明の変化をゆっくり行うと、細部を見せる映像としてまとまりやすくなります。</p>
<p>写真と動画でカメラ性能を見るポイントの違いについては、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/video-performance-camera-selection-guide/">動画性能で差が出るカメラ選びの基準</a>も参考になります。</p>
<h2><span id="toc5">マクロ動画ではピント合わせが最も重要になる</span></h2>
<ul>
<li>撮影倍率が高いほど被写界深度が浅くなる</li>
<li>動く被写体はAF、固定した被写体はMFも使いやすい</li>
<li>フォーカス移動による画角変化にも注意する</li>
</ul>
<h3><span id="toc6">被写体へ近づくほどピントが合う範囲は狭くなる</span></h3>
<p>マクロ動画で最初に戸惑いやすいのが、ピントの浅さです。被写体へ近づき撮影倍率を高くすると、F5.6やF8まで絞っても、ピントが合って見える範囲は非常に狭くなります。昆虫の目には合っていても胴体がぼける、指輪の手前側は鮮明でも奥側はぼけるといった状態が普通に発生します。</p>
<p>動画では撮影者自身のわずかな前後移動も問題になります。手持ちでカメラを数mm前後させただけでも、ピント位置が大きくずれることがあります。通常距離の動画では気にならない身体の揺れが、マクロ域では大きなフォーカス移動として映ります。</p>
<p>対策として、必要以上に最大撮影倍率へこだわらない方法があります。被写体を画面いっぱいにせず少し余裕を持って撮影し、必要に応じて編集で軽くクロップすると、撮影距離と被写界深度に余裕を作れます。</p>
<p>またF2.8開放だけを使うのではなく、F4、F5.6、F8まで絞って必要な範囲へピントを残します。背景をぼかしたい場合は、F値だけでなく被写体と背景の距離を取ることでボケを作ります。</p>
<p>絞りと被写界深度の関係については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/f-stop-magic-bokeh-sharpness/">F値とボケ・シャープネスの関係</a>で詳しく解説しています。</p>
<h3><span id="toc7">AFとMFは被写体の動きに合わせて使い分ける</span></h3>
<p>マクロ動画ではAFとMFのどちらが常に優れているということはありません。撮影する物が動くのか、撮影者がカメラを動かすのかによって適した方法が変わります。</p>
<p>料理や商品を三脚で固定して撮る場合は、MFが非常に使いやすい方法です。映像の主役となる場所へ拡大表示で正確にピントを合わせ、そのまま固定します。カメラが背景や反射部分へ勝手にピントを移動しないため、安定した映像になります。</p>
<p>一方、昆虫、小動物、手で動かす商品などは被写体の位置が変化するため、動画サーボAFを利用する方が撮影しやすい場合があります。EOS Rシリーズの被写体検出AFが利用できる被写体なら、AFに追尾を任せながら構図へ集中できます。</p>
<p>人物の顔から手元のアクセサリーへカメラを動かす場合には、AFで自然に移動させる方法とMFで意図的にピント送りする方法があります。映像作品としてピント位置の変化を見せたいなら、MFで速度を自分で決める方法も効果的です。</p>
<p>AFとMFの基本的な違いは、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/enchanting-focus-af-mf-spellbook/">AFとMFの違いとは？オートフォーカスとマニュアルフォーカスの使い分け</a>で確認できます。</p>
<h3><span id="toc8">フォーカスブリージングは動画では目立ちやすい</span></h3>
<p>フォーカスブリージングとは、ピント位置を近距離から遠距離へ移動したときに画角が少し変化する現象です。静止画では1枚ごとの構図として見るため気になりにくいのですが、動画ではピントを送るたびに画面がズームしたように動くため目立ちます。</p>
<p>特にマクロレンズは近距離から無限遠まで広い範囲をフォーカスするため、レンズによってはピント位置による画角変化が確認しやすくなります。商品動画でロゴから操作ボタンへピントを移す際、同時に画面全体が伸び縮みすると不自然に見える場合があります。</p>
<p>対策として、撮影前に近距離と遠距離へピントを移し、画角変化を確認します。ブリージングが大きい場合は、大きなフォーカス送りを避け、カットを分けて編集でつなぐ方法があります。</p>
<p>カメラにフォーカスブリージング補正機能があり、使用するレンズが対応している場合は補正を利用できます。補正では画面周囲を少しクロップする場合があるため、撮影前に画角の変化も確認します。</p>
<p>動画向けのAF駆動やレンズ方式については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/stm-usm-vcm-differences/">STMとUSMとVCMの違い</a>も参考になります。</p>
<h2><span id="toc9">マクロ動画の手ブレと露出を安定させる</span></h2>
<ul>
<li>三脚を基本にしながら手持ちではISを活用する</li>
<li>フレームレートに合わせてシャッタースピードを決める</li>
<li>明るさを固定し露出が途中で変わらないようにする</li>
</ul>
<h3><span id="toc10">三脚と手ブレ補正を使い分ける</span></h3>
<p>マクロ撮影では、通常距離の動画より手ブレが大きく見えます。撮影倍率が上がると被写体の細部が画面いっぱいに拡大されるため、カメラのわずかな揺れも映像上では大きな動きになります。</p>
<p>商品、料理、植物など撮影場所を固定できる場合は、三脚を使うのが基本です。カメラを固定するだけで構図とピントが安定し、撮り直しも容易になります。小さな卓上三脚や雲台を使えば、テーブル上のマクロ動画にも対応できます。</p>
<p>手持ちで撮影する場合は、レンズ内ISやボディ内手ブレ補正を利用します。マクロレンズには、角度ブレだけでなく近接撮影で目立ちやすいシフトブレまで考慮したハイブリッドISを搭載するモデルもあります。</p>
<p>手持ちではカメラを完全に止めようとするより、脇を締め、身体全体を使ってゆっくり動かす方が自然な映像になる場合があります。小さなジンバルやスライダーを使用する方法もありますが、マクロ域では大きく動かさず数cm程度の移動でも十分な映像効果を得られます。</p>
<p>補正方式の違いは、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/image-stabilization-electronic-vs-sensor-shift/">電子手ぶれ補正とセンサーシフトの違い</a>でも解説しています。</p>
<h3><span id="toc11">動画ではフレームレートからシャッタースピードを決める</span></h3>
<p>動画のシャッタースピードは、静止画のように「ブレない最速値」を選ぶだけではありません。自然な動きを残すため、フレームレートとの関係を考えます。</p>
<p>30pで撮影する場合は1/60秒前後、60pなら1/125秒前後を開始値にすると、動きに適度なモーションブラーが残ります。昆虫の羽ばたきや水滴を一コマずつ明確に見せたい場合には、さらに速いシャッタースピードを使うこともできます。</p>
<p>シャッタースピードを速くするとセンサーへ入る光が減るため、絞りを開くかISO感度を上げる必要があります。マクロ動画では被写界深度を確保するためF5.6やF8を使いたい場面も多く、シャッタースピードまで速くするとISO感度が上がりやすくなります。</p>
<p>そのため室内の商品動画では、ISO感度を上げ続けるより照明を追加する方が画質を保ちやすくなります。撮影設定を先に決め、その設定で必要な光量を照明側で作る方法が安定します。</p>
<p>Canonカメラでシャッタースピードを変更する基本は、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/canon-shutter-speed-settings-guide/">Canonカメラのシャッタースピードの変え方</a>で詳しく紹介しています。</p>
<h3><span id="toc12">露出とホワイトバランスを固定すると映像が安定する</span></h3>
<p>マクロ動画では、被写体の中に明るい部分と暗い部分が混在しやすくなります。金属、ガラス、時計、アクセサリーなどを撮ると、カメラを少し動かしただけで反射位置が変わり、自動露出では明るさが上下することがあります。</p>
<p>商品動画ではMモードを使用し、シャッタースピード、F値、ISO感度を固定すると安定します。撮影途中でカメラが勝手に明るさを変更しないため、複数カットを編集でつないだときにも違和感が少なくなります。</p>
<p>ホワイトバランスも固定します。オートホワイトバランスでは、背景へ入る色や被写体の位置によって色温度がわずかに変化する場合があります。数秒の映像内で白い商品が青や黄色へ変化すると目立ちます。</p>
<p>照明の色温度へ合わせて固定するか、カスタムホワイトバランスを使用します。撮影後に色を調整する場合でも、元映像の色が一定であれば編集しやすくなります。</p>
<p>色温度とホワイトバランスの考え方は、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/white-balance-color-temperature-guide/">ホワイトバランスと色温度の使い方</a>も参考になります。</p>
<h2><span id="toc13">マクロ動画では照明の作り方が画質を左右する</span></h2>
<ul>
<li>近距離ではレンズ自身が被写体へ影を作りやすい</li>
<li>柔らかい光で質感を出すと細部を見せやすい</li>
<li>LED照明では動画のフリッカーにも注意する</li>
</ul>
<h3><span id="toc14">被写体へ近づくほどレンズの影に注意する</span></h3>
<p>広角寄りのマクロレンズで高い撮影倍率を得ようとすると、レンズ先端が被写体へかなり近づく場合があります。このとき正面や斜め前から照明していると、レンズやカメラ本体が光を遮り、被写体へ大きな影を作ることがあります。</p>
<p>静止画ならストロボを一瞬発光させる方法がありますが、動画では撮影中ずっと光を当て続ける必要があります。小型LEDライトを左右や上方へ配置し、レンズの影が主役へ落ちない位置を探します。</p>
<p>料理では斜め後ろから光を入れると、表面のツヤや湯気を見せやすくなります。金属製品では真正面から強い光を当てると反射が白く飛ぶため、大きめのディフューザーを通して柔らかく照らします。</p>
<p>100mm前後のマクロレンズでは被写体との距離を取りやすいため、レンズと被写体の間へ照明を入れやすくなります。焦点距離選びは画角だけでなく、照明スペースを確保する意味でも重要です。</p>
<p>マクロレンズの焦点距離による違いは、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/canon-macro-lens-list/">Canonマクロレンズ一覧</a>でも用途別に比較しています。</p>
<h3><span id="toc15">硬い光と柔らかい光で質感の見え方が変わる</span></h3>
<p>マクロ動画では被写体を大きく写すため、光の質も通常以上に目立ちます。小さな傷、表面の凹凸、ホコリ、指紋まで映りやすく、照明方向によって見え方が大きく変わります。</p>
<p>硬い光を横方向から当てると、表面の凹凸へ強い影ができ、質感を強調できます。木材、布、革、食品の表面などを立体的に見せたいときに有効です。一方、光沢製品では反射が強くなりすぎることがあります。</p>
<p>ディフューザーを通した柔らかい光では、影の境界がなだらかになります。アクセサリー、カメラ、レンズ、化粧品などをきれいに見せる商品動画では使いやすい方法です。</p>
<p>映像を撮りながらライトをゆっくり動かすと、商品表面をハイライトが移動し、静止した商品にも動きを付けられます。カメラを動かさなくても光だけを動かせるため、マクロ動画では有効な演出方法です。</p>
<p>撮影で光を扱う基本については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/light-source-control-photography/">光源制御の基本と応用</a>も参考になります。</p>
<h3><span id="toc16">LED照明ではフリッカーが映らないか確認する</span></h3>
<p>動画撮影でLED照明を使う場合にはフリッカーにも注意します。人の目では一定に光って見えるLEDでも、電源周波数や調光方式によって高速で明滅している場合があります。</p>
<p>静止画では一枚だけ明るさが変化する程度でも、動画では画面に明暗の帯が流れたり、映像全体が周期的に明るくなったり暗くなったりします。マクロ撮影では画面の大部分を商品が占めるため、この明るさの変化が特に目立ちます。</p>
<p>撮影前に数秒録画して再生し、画面へ縞や明るさの脈動がないことを確認します。症状が出た場合はシャッタースピードを変更するか、動画撮影対応のフリッカーレスLED照明を利用します。</p>
<p>LEDの明るさを極端に下げるとPWM調光による点滅が出やすい製品もあります。ライトをある程度高い出力で使用し、ディフューザーや距離で明るさを調整する方法もあります。</p>
<p>電子シャッターや人工照明で起こる縞との関係は、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/canon-shutter-speed-settings-guide/">Canonカメラのシャッタースピード設定</a>でも確認できます。</p>
<h2><span id="toc17">被写体別にマクロレンズの動画撮影方法を変える</span></h2>
<ul>
<li>料理や商品ではカメラと被写体を固定して完成度を上げる</li>
<li>花や昆虫では風と被写体の動きを見ながらAFを選ぶ</li>
<li>人物ではディテールカットとしてマクロ動画を組み込める</li>
</ul>
<h3><span id="toc18">料理と商品動画ではMFと三脚を使いやすい</span></h3>
<p>料理や商品のマクロ動画は、被写体の位置をコントロールしやすいため、マクロ動画を始める被写体として向いています。まずカメラを三脚へ固定し、Mモードで露出とホワイトバランスを固定します。</p>
<p>商品自体が動かない場合はMFでピントを決めます。時計ならロゴや文字盤、カメラならダイヤルや刻印、料理なら最も見せたい具材など、映像の主役になる部分へ合わせます。</p>
<p>映像に動きを加える場合は、商品を回転台でゆっくり動かす方法があります。カメラとピントを固定したまま被写体だけを回転させれば、ピントが不安定になりにくくなります。</p>
<p>また通常画角の動画とマクロ動画を組み合わせると、一本の動画の中で情報量を増やせます。商品の全体像を見せたあと、スイッチ、素材、端子などをマクロで見せると、視聴者が構造を理解しやすくなります。</p>
<p>被写体へ極端に近づきすぎず、少し広めに撮影して編集時に切り取る余裕を残しておくと、字幕やテロップを配置するときにも使いやすくなります。</p>
<p>商品の細部を撮る際のマクロレンズ選びは、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/macro-lens-full-of-mysteries/">マクロレンズの特徴と使い方</a>も参考になります。</p>
<h3><span id="toc19">花や昆虫では風と動きを考えて撮影する</span></h3>
<p>花や昆虫は、商品撮影と違って完全には固定できません。屋外ではわずかな風でも花が前後へ揺れ、ピント位置から外れます。撮影倍率が高いほど、この揺れは大きく見えます。</p>
<p>花を撮る場合は風が弱い時間帯を選び、必要以上の高倍率を避けます。カメラを三脚へ固定していても、花そのものが動けばピントは外れます。少し絞って被写界深度を確保し、AFで追尾する方法もあります。</p>
<p>昆虫では被写体の動きを止められないため、動画サーボAFが便利です。止まっている昆虫ならMFで目へ合わせ、行動を待つ方法もあります。飛び立つ瞬間まで狙う場合には、少し広めの構図にして画面外へ出にくくします。</p>
<p>100mm前後のマクロは被写体との距離を確保しやすいため、昆虫へ接近しすぎず撮影できます。24mmや35mmでは周囲の環境まで映し込めるため、昆虫そのものだけでなく「どこにいるのか」を見せる映像にも向いています。</p>
<p>Canonの焦点距離別マクロレンズは、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/canon-macro-lens-list/">Canonマクロレンズ一覧</a>で比較できます。</p>
<h3><span id="toc20">人物動画では目・手・アクセサリーのディテールを撮れる</span></h3>
<p>人物動画でもマクロレンズは活用できます。人物全体をマクロ域で撮る必要はありません。通常のポートレート映像の間へ、瞳、手元、アクセサリー、時計、衣服の素材などを大きく写した短いカットを入れる使い方が効果的です。</p>
<p>85mmや100mm前後のマクロレンズなら通常距離では中望遠の人物レンズとして使い、そのまま細部へ寄れます。レンズ交換せずに人物とディテールの両方を撮影できるため、少人数で動画を制作するときにも便利です。</p>
<p>目をクローズアップするときは、被写界深度が浅すぎるとまつ毛だけにピントが合い、瞳がぼける場合があります。少し絞り、人物には大きく前後へ動かないよう協力してもらいます。</p>
<p>指輪や時計などを撮影するときは、商品撮影と同様に光の反射を確認します。人物の肌を同時に写す場合には、硬い照明より柔らかい光を使うと自然に仕上がります。</p>
<p>人物撮影とマクロレンズの相性については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/macro-lens-portrait-photography/">マクロレンズで人物撮影するメリットと注意点</a>で詳しく紹介しています。</p>
<h2><span id="toc21">Canonのマクロレンズを動画用途から選ぶ</span></h2>
<ul>
<li>24mm・35mmは周囲まで入れたクローズアップ動画に使いやすい</li>
<li>85mm・100mmは背景整理と撮影距離を確保しやすい</li>
<li>EFマクロレンズもEOS Rシリーズで動画へ活用できる</li>
</ul>
<h3><span id="toc22">RF24mm・RF35mmは環境を残したマクロ動画に使いやすい</span></h3>
<p>RF24mm F1.8 MACRO IS STMとRF35mm F1.8 MACRO IS STMは、最大撮影倍率0.5倍に対応するハーフマクロレンズです。本格的な等倍マクロではありませんが、動画では必ずしも最大倍率が必要とは限らないため、非常に使いやすいレンズです。</p>
<p>24mmでは被写体へ近づきながら背景を広く残せます。料理をアップで写しながらキッチンの雰囲気を見せる、花を大きく入れながら周囲の景色も写すといった映像に向いています。</p>
<p>35mmは24mmより背景が整理しやすく、料理、商品、日常の小物などを自然な遠近感で撮りやすい焦点距離です。通常撮影でもスナップや人物へ使えるため、動画撮影全体を1本で進めやすくなります。</p>
<p>どちらもSTMを採用しているため、静止画と動画を兼用しやすい構成です。AF駆動音については使用するマイク位置や撮影環境によって聞こえ方が変わるため、重要な音声を同時収録する場合は外部マイクも活用します。</p>
<p>RFマクロレンズ全体の位置付けは、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/enchanted-rf-macro-lenses/">Canon RFマクロレンズの特徴</a>でも紹介しています。</p>
<h3><span id="toc23">RF85mmとRF100mmは被写体との距離を取りやすい</span></h3>
<p>RF85mm F2 MACRO IS STMは最大0.5倍のハーフマクロで、人物撮影との兼用に向いています。商品や料理の細部へ寄ったあと、そのまま人物の上半身や顔を撮影できるため、人物を含む動画制作では便利です。</p>
<p>RF100mm F2.8 L MACRO IS USMは最大撮影倍率1.4倍まで対応し、さらに小さな被写体を大きく見せられます。昆虫、時計、アクセサリー、精密部品など、本格的な拡大動画を撮る場合はこちらが有力です。</p>
<p>焦点距離が長いため背景へ写る範囲を狭くしやすく、撮影場所が多少雑然としていても主役を整理できます。被写体とレンズの間にも距離を確保しやすいため、照明を配置する自由度も高くなります。</p>
<p>高倍率になるほど被写界深度は浅くなるので、1.4倍を常用する必要はありません。見せたい部分に合わせ、0.5倍程度から徐々に倍率を上げる方が安定した動画を撮りやすくなります。</p>
<p>RF100mmの特徴については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/true-magic-of-macro-photography-rf100mm-macro/">RF100mm F2.8 L MACRO IS USMの特徴</a>で詳しく紹介しています。</p>
<h3><span id="toc24">EFマクロレンズもEOS Rシリーズの動画撮影で活用できる</span></h3>
<p>EOS Rシリーズを使用していても、動画用マクロレンズをRFだけに限定する必要はありません。マウントアダプターEF-EOS Rを使用すれば、多くのEFマクロレンズをEOS Rシリーズへ装着できます。</p>
<p>EF100mm F2.8 マクロ USMやEF100mm F2.8L マクロ IS USMなどをすでに所有している場合、マクロ動画のためだけにRFレンズへ買い替えなくても撮影できます。</p>
<p>動画ではAFの速度だけでなく、動作の滑らかさや音も重要です。古いEFマクロレンズでは、最新RFレンズとAFの動き方が異なる場合があります。商品撮影のようにMFで固定する用途なら、この違いは問題になりにくくなります。</p>
<p>またEFマクロレンズは中古市場の選択肢が多く、低予算でマクロ動画を始めたい場合にも候補になります。動画専用として購入する場合は、光学状態だけでなくAF駆動音、フォーカスリングの操作感、IS搭載モデルなら補正機構の状態も確認します。</p>
<p>EOS RシリーズでEFレンズを使うときの注意点は、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/rf-mount-adapter-mystical-drawbacks/">EF-EOS Rマウントアダプターのメリットと注意点</a>も参考になります。</p>
<h2><span id="toc25">まとめ</span></h2>
<p>マクロレンズは静止画の接写だけでなく、動画でも非常に強い表現力を持っています。料理の表面、商品の質感、花びらの動き、昆虫、人物の瞳やアクセサリーなど、通常の動画では見落としやすい細部を画面いっぱいに見せられます。</p>
<p>動画で最も重要になるのはピントです。被写体へ近づくほど被写界深度が浅くなるため、必要以上に最大撮影倍率へこだわらず、少し余裕のある距離から撮る方が安定します。固定した商品や料理ではMF、動く昆虫や人物ではAFを利用するなど、被写体に合わせて使い分けます。</p>
<p>カメラのわずかな動きも大きな手ブレになるため、固定できる撮影では三脚が有効です。手持ちではレンズ内ISやボディ内手ブレ補正を利用します。30pなら1/60秒前後、60pなら1/125秒前後を開始値とし、被写体の動きに合わせて調整します。</p>
<p>マクロ動画では照明も重要です。近づきすぎるとレンズが被写体へ影を作るため、ライトの位置を工夫します。商品の表面を柔らかく見せるならディフューザーを使い、凹凸を強調したい場合は横方向から光を入れます。LEDを使用するときはフリッカーが映っていないことも確認します。</p>
<p>Canon RFマウントでは、周囲まで入れたいならRF24mm F1.8 MACRO IS STMやRF35mm F1.8 MACRO IS STM、人物との兼用ならRF85mm F2 MACRO IS STM、本格的な拡大動画ならRF100mm F2.8 L MACRO IS USMが候補になります。</p>
<p>EFマクロレンズもマウントアダプターを利用すればEOS Rシリーズで活用できます。商品動画などMF中心で撮る場合は、古いEFマクロレンズも現在でも十分利用できます。</p>
<p>マクロ動画では、大きく動かす必要はありません。数cmのカメラ移動、小さなピント送り、光の変化だけでも、通常の動画とは異なる強い映像になります。小さな世界を時間の流れまで含めて見せられることが、マクロレンズを動画撮影へ使う最大の魅力です。</p>
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		<title>マクロレンズで人物撮影はできる？ポートレートで使うメリット・デメリットと焦点距離の選び方</title>
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		<dc:creator><![CDATA[花山 千春]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 12 Sep 2026 03:35:05 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[レンズ]]></category>
		<category><![CDATA[マクロレンズ]]></category>
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					<description><![CDATA[マクロレンズで人物撮影はできる？ポートレートで使うメリット・デメリットと焦点距離の選び方 マクロレンズは花や昆虫、小物を大きく写すためのレンズという印象がありますが、人物撮影にも使えます。多くのマクロレンズは近距離だけで [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<h1>マクロレンズで人物撮影はできる？ポートレートで使うメリット・デメリットと焦点距離の選び方</h1>
<p>マクロレンズは花や昆虫、小物を大きく写すためのレンズという印象がありますが、人物撮影にも使えます。多くのマクロレンズは近距離だけでなく無限遠までピントを合わせられるため、通常の単焦点レンズと同じように人物、風景、スナップなどを撮影できます。</p>
<p>特に85mmから100mm前後のマクロレンズは、人物撮影で使いやすい中望遠域です。顔や上半身を自然な距離から撮影しやすく、背景を整理しながら被写体を大きく見せられます。さらにマクロレンズらしい高い解像力を利用して、瞳、髪、衣服、アクセサリーまで細かく描写できます。</p>
<p>一方で、一般的なポートレートレンズとは性格が異なる部分もあります。細部を鮮明に写すため、肌の質感まで強く見えることがあります。近距離まで対応するフォーカス機構によって、レンズによってはAFの動き方やフォーカスブリージングにも違いがあります。</p>
<p>そのため「マクロレンズは人物に向かない」と考える必要はありません。どの焦点距離を選び、どの距離から撮り、どの程度ぼかし、どこまで細部を見せたいかを決めれば、通常のポートレートレンズとは違う魅力を引き出せます。</p>

  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-4" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-4">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"></li><li><a href="#toc1" tabindex="0">マクロレンズは人物撮影にも使える</a><ol><li><a href="#toc2" tabindex="0">マクロレンズは接写専用ではなく通常撮影にも使える</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">高い解像力を人物撮影へ利用できる</a></li><li><a href="#toc4" tabindex="0">85mmから100mm前後は人物にも使いやすい</a></li></ol></li><li><a href="#toc5" tabindex="0">マクロレンズを人物撮影に使うメリット</a><ol><li><a href="#toc6" tabindex="0">人物からアクセサリーまでレンズ交換せずに撮れる</a></li><li><a href="#toc7" tabindex="0">瞳や髪の質感を細かく写せる</a></li><li><a href="#toc8" tabindex="0">中望遠マクロなら背景を整理しやすい</a></li></ol></li><li><a href="#toc9" tabindex="0">マクロレンズで人物を撮るときの注意点</a><ol><li><a href="#toc10" tabindex="0">肌を鮮明に写しすぎる場合がある</a></li><li><a href="#toc11" tabindex="0">F2.8ではF1.2やF1.4ほど大きなボケは作りにくい</a></li><li><a href="#toc12" tabindex="0">AFは近距離まで大きく動くため使い方を意識する</a></li></ol></li><li><a href="#toc13" tabindex="0">焦点距離別に見るマクロレンズの人物撮影</a><ol><li><a href="#toc14" tabindex="0">50mm・60mmマクロは人物と周囲を一緒に写しやすい</a></li><li><a href="#toc15" tabindex="0">85mm・90mm・100mmマクロはポートレートとの相性がよい</a></li><li><a href="#toc16" tabindex="0">長いマクロレンズは離れた位置から人物を切り取れる</a></li></ol></li><li><a href="#toc17" tabindex="0">マクロレンズと通常のポートレートレンズをどう選ぶか</a><ol><li><a href="#toc18" tabindex="0">人物だけを撮るなら大口径ポートレートレンズも有力</a></li><li><a href="#toc19" tabindex="0">人物と小物を両方撮るならマクロレンズが便利</a></li><li><a href="#toc20" tabindex="0">1本で兼用するなら85mmから100mm前後が選びやすい</a></li></ol></li><li><a href="#toc21" tabindex="0">まとめ</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2><span id="toc1">マクロレンズは人物撮影にも使える</span></h2>
<ul>
<li>多くのマクロレンズは近接撮影だけでなく通常距離でも撮影できる</li>
<li>高い解像力を人物の瞳や髪、衣服の描写に生かせる</li>
<li>85mmから100mm前後はポートレートでも扱いやすい</li>
</ul>
<h3><span id="toc2">マクロレンズは接写専用ではなく通常撮影にも使える</span></h3>
<p>マクロレンズという名前から、被写体へ数十cmまで近づかなければ使えないレンズのように感じることがあります。しかし多くのマクロレンズは、最短撮影距離から無限遠までピントを合わせられます。つまり花を等倍近くまで大きく写した直後に、数m離れた人物や遠くの風景を撮影することもできます。</p>
<p>通常レンズとの大きな違いは、近距離まで高い描写性能を維持できるよう設計されていることです。一般的な単焦点レンズでも寄れるモデルはありますが、マクロレンズはさらに高い撮影倍率を得られるようフォーカス機構や光学系が設計されています。</p>
<p>人物を撮る場合には、最大撮影倍率を使う必要はありません。通常のポートレートと同じ撮影距離を取り、顔、上半身、全身など構図に応じて撮影します。撮影終了後にアクセサリー、指輪、時計、衣服のディテールなどへ近づいて撮れることは、人物撮影とマクロ撮影を1本で行う大きな利点です。</p>
<p>マクロレンズそのものの特徴や最大撮影倍率については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/macro-lens-full-of-mysteries/">マクロレンズとは？特徴・選び方・使い方</a>で詳しく解説しています。</p>
<h3><span id="toc3">高い解像力を人物撮影へ利用できる</span></h3>
<p>マクロレンズは小さな被写体の細部を大きく記録する用途を想定しているため、細かな模様や輪郭を鮮明に描写しやすい傾向があります。この特徴は人物撮影でも利用できます。</p>
<p>瞳の虹彩、まつ毛、髪の一本一本、衣服の繊維、アクセサリーの質感などをしっかり残したい場合には、マクロレンズの細かな描写が有効です。特に商品広告に近い人物撮影や美容、ファッション、アクセサリーを組み合わせた写真では、人物だけでなく身につけている物まで明確に見せられます。</p>
<p>反対に、肌を柔らかく見せたい写真では、解像力の高さが必ずしも有利とは限りません。毛穴や細かな肌の状態まで見えやすくなるため、照明、絞り、現像を含めた調整が必要になる場合があります。高解像度だから人物に不向きなのではなく、見せたい質感によって使い方を変える必要があります。</p>
<p>解像力とシャープネス、コントラストなど画質を構成する要素については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/optical-magic-of-lenses/">レンズの光学性能とは？解像力・色収差・ボケの見方</a>も参考になります。</p>
<h3><span id="toc4">85mmから100mm前後は人物にも使いやすい</span></h3>
<p>マクロレンズには50mm前後、60mm、85mm、90mm、100mm、180mmなどさまざまな焦点距離があります。人物撮影との兼用を考えるなら、85mmから100mm前後は特に使いやすい範囲です。</p>
<p>フルサイズで85mmから100mmを使うと、人物と適度な距離を取りながら上半身や顔を撮影できます。50mmより写る範囲が狭いため背景へ不要なものが入りにくく、人物を画面の主役として整理しやすくなります。</p>
<p>また人物との距離を確保できるため、顔のすぐ近くから撮る必要がありません。自然な表情を狙いやすく、背景との距離も利用しやすくなります。撮影後に花、指輪、時計などへ寄れば、本来のマクロ性能もそのまま利用できます。</p>
<p>人物撮影で使う50mm・85mm・135mmなどの違いは、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/canon-portrait-lens-guide/">Canonポートレートレンズおすすめ</a>でも焦点距離ごとに比較しています。</p>
<h2><span id="toc5">マクロレンズを人物撮影に使うメリット</span></h2>
<ul>
<li>人物と小物のクローズアップを1本で撮影できる</li>
<li>瞳や髪、衣服など細かな質感を鮮明に残せる</li>
<li>中望遠マクロなら背景を整理したポートレートを作りやすい</li>
</ul>
<h3><span id="toc6">人物からアクセサリーまでレンズ交換せずに撮れる</span></h3>
<p>マクロレンズを人物撮影へ使う大きな利点は、人物全体と細部の両方を1本で撮影できることです。通常のポートレート撮影では人物を撮ったあと、指輪、時計、ネイル、アクセサリーなどを大きく撮るためにマクロレンズへ交換する場合があります。</p>
<p>最初からマクロレンズを使っていれば、人物を撮影した位置からそのまま被写体へ近づき、小さな部分を大きく写せます。結婚式、ファッション、商品撮影を兼ねた人物写真などでは特に便利です。</p>
<p>花と人物を組み合わせた撮影でも、人物を中望遠ポートレートとして撮ったあと、花びらや手元だけをクローズアップできます。1本で撮影のスケールを大きく変えられるため、レンズ交換の回数を減らしながら写真の種類を増やせます。</p>
<p>Canonのマクロレンズを焦点距離や撮影倍率から探す場合は、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/canon-macro-lens-list/">Canonマクロレンズ一覧</a>から比較できます。</p>
<h3><span id="toc7">瞳や髪の質感を細かく写せる</span></h3>
<p>顔を大きく撮影すると、レンズの細部描写が写真の印象へ直接現れます。マクロレンズなら瞳、まつ毛、眉、髪などの細かな部分を鮮明に残しやすく、ピントを合わせた部分が明確な人物写真を作れます。</p>
<p>特に瞳へ正確にピントを合わせた場合、顔の中でも最も重要なポイントを強く見せられます。浅い被写界深度を利用すれば、瞳付近は鮮明にしながら耳や背景を柔らかくぼかすこともできます。</p>
<p>また衣服や素材を見せたい撮影でも有効です。ニット、レース、革製品、ジュエリーなど、人物だけでなく商品の質感まで写真の目的に含まれる場合には、マクロレンズの性格と相性があります。</p>
<p>細部がどこまで写るかはレンズだけで決まらず、ピント精度、シャッタースピード、センサー、現像なども影響します。写真の解像感については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/magic-of-image-resolution/">レンズ解像度とシャープネスの違い</a>でも詳しく解説しています。</p>
<h3><span id="toc8">中望遠マクロなら背景を整理しやすい</span></h3>
<p>85mmから100mm前後のマクロレンズは、人物を撮影するときに背景を整理しやすい焦点距離です。50mmより画角が狭くなるため、同じ場所でも画面内へ入る背景の範囲を減らせます。</p>
<p>公園で人物を撮影するとき、標準レンズではベンチ、道路、遊具、通行人などが背景へ入りやすい場合があります。中望遠なら撮影位置を後ろへ移動し、背景の中から木や花など必要な部分を選びやすくなります。</p>
<p>焦点距離が長いから自動的に背景がぼけるという単純な話ではありません。撮影距離、被写体と背景の距離、F値が組み合わさってボケ方が決まります。それでも中望遠は背景の写る範囲を狭くできるため、人物だけを引き立たせた構図を作りやすい焦点距離です。</p>
<p>焦点距離と画角の関係については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/wielding-magic-with-different-angles-of-view/">画角とは？焦点距離との関係</a>も参考になります。</p>
<h2><span id="toc9">マクロレンズで人物を撮るときの注意点</span></h2>
<ul>
<li>高い解像力によって肌の細部まで目立つことがある</li>
<li>開放F値はポートレート専用大口径レンズより暗い場合がある</li>
<li>近接まで対応するためAFの動き方が通常レンズと異なる場合がある</li>
</ul>
<h3><span id="toc10">肌を鮮明に写しすぎる場合がある</span></h3>
<p>マクロレンズの高い解像力は人物撮影の長所になりますが、同時に注意点にもなります。顔を大きく写した場合、肌の細かな凹凸、毛穴、産毛などまで目立ちやすくなるからです。</p>
<p>ポートレートでは必ずしも細部を最大限に写すことが目的ではありません。柔らかな雰囲気を作りたい場合には、光を硬くしすぎないことが重要です。直射日光より日陰や柔らかな窓光を使ったり、ディフューザーを利用したりすると肌の陰影を穏やかにできます。</p>
<p>また開放絞りを利用して、瞳にピントを合わせながら顔全体を完全に均一なシャープネスへしない方法もあります。現像時にテクスチャやシャープネスを必要以上に上げないことも有効です。</p>
<p>レンズの解像力が高いから人物撮影に使えないのではありません。見せたい人物像に合わせて、光、絞り、現像の方向を決めることでマクロレンズの描写を調整できます。F値とボケの関係は、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/f-stop-magic-bokeh-sharpness/">F値とボケ・シャープネスの関係</a>でも紹介しています。</p>
<h3><span id="toc11">F2.8ではF1.2やF1.4ほど大きなボケは作りにくい</span></h3>
<p>マクロレンズにはF2.8前後のモデルが多くあります。F2.8は十分明るいレンズですが、ポートレート用の85mm F1.2やF1.4などと比べると開放F値は大きくなります。</p>
<p>同じ焦点距離、同じ撮影距離なら、F1.4の方がF2.8より被写界深度を浅くできます。そのため人物だけに極端に薄いピントを合わせ、背景を大きく溶かした写真を第一目的とするなら、大口径ポートレートレンズの方が適する場合があります。</p>
<p>一方、F2.8でも被写体と背景を十分離せば大きなボケを作れます。85mmや100mmという焦点距離も利用できるため、人物と背景の距離を工夫すればポートレートらしい立体感を得られます。</p>
<p>マクロレンズでは、背景を完全に消すことだけを狙うより、被写体の細部を鮮明にしながら背景を適度に柔らかくする使い方が特徴を生かしやすくなります。Canonの人物向けレンズと比較する場合は、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/canon-portrait-lens-guide/">Canonポートレートレンズおすすめ</a>も参考になります。</p>
<h3><span id="toc12">AFは近距離まで大きく動くため使い方を意識する</span></h3>
<p>マクロレンズは通常レンズより近距離までピントを合わせる必要があります。そのためフォーカスの移動範囲が広く、ピントを大きく外した状態から人物へ合わせると、レンズによってはAFが長い距離を移動することがあります。</p>
<p>現在のマクロレンズには高速AFを備えたモデルもありますが、古いマクロレンズでは通常の人物用単焦点よりAFレスポンスに差を感じる場合があります。人物が激しく動く撮影では、使用するレンズのAF性能も確認したい部分です。</p>
<p>フォーカスリミッターを搭載するモデルでは、近接側を使わない人物撮影時にAF範囲を制限できる場合があります。これにより不要な近距離側までフォーカスを探しに行く動きを抑えられます。</p>
<p>静止した人物やゆっくり動く人物なら問題になりにくく、瞳AFに対応したEOS Rシリーズではマクロレンズでも人物の瞳へ合わせやすくなります。AFとMFの基本的な使い分けは、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/enchanting-focus-af-mf-spellbook/">AFとMFの違いと使い分け</a>でも確認できます。</p>
<h2><span id="toc13">焦点距離別に見るマクロレンズの人物撮影</span></h2>
<ul>
<li>50mmから60mmは全身や周囲を含めた人物写真に使いやすい</li>
<li>85mmから100mmは顔や上半身のポートレートと相性がよい</li>
<li>長いマクロレンズは撮影距離を取り背景を整理しやすい</li>
</ul>
<h3><span id="toc14">50mm・60mmマクロは人物と周囲を一緒に写しやすい</span></h3>
<p>50mmから60mm前後のマクロレンズは、人物だけを大きく切り取るより、人物と周囲の環境を一緒に写したい場合に使いやすい焦点距離です。</p>
<p>フルサイズの50mm前後では、全身、座った人物、室内での撮影などにも対応できます。人物との会話を続けながら比較的近い距離から撮れるため、自然な表情を狙うスナップ的な人物撮影にも向いています。</p>
<p>撮影途中で料理、小物、アクセサリー、花などへ近づけばマクロ撮影へ切り替えられます。旅行やイベントで「人物も小物も1本で撮りたい」という場合には便利な焦点距離です。</p>
<p>Canon APS-Cへ60mmマクロを装着すると、画角はフルサイズ換算約96mm相当になります。そのためAPS-Cでは60mmマクロが人物用中望遠として使いやすくなります。同じレンズでもセンサーサイズによって人物との距離が大きく変わります。</p>
<p>CanonのAPS-C機とレンズの考え方については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/canon-aps-c-dslr-image-quality/">Canon APS-C一眼レフの画質と特徴</a>も参考になります。</p>
<h3><span id="toc15">85mm・90mm・100mmマクロはポートレートとの相性がよい</span></h3>
<p>人物撮影との兼用を重視するなら、85mmから100mm前後のマクロレンズが特に使いやすくなります。この範囲はポートレートで定番の中望遠域と重なっています。</p>
<p>人物から少し距離を取りながら、顔や上半身を自然な構図で撮影できます。背景へ写る範囲を狭くできるため、木々や花などを選んで配置しやすく、雑然とした場所でも画面を整理できます。</p>
<p>撮影距離が取れる屋外では全身撮影にも使えます。人物のアップを撮ったあと、瞳、手元、アクセサリーなどへ寄って細部を撮影できるため、1本でポートレートとディテールカットを組み合わせられます。</p>
<p>通常の85mm大口径レンズと比較すると、マクロレンズは最大撮影倍率と近接性能で優れます。一方、大きな背景ボケだけを最優先する場合はF1.2やF1.4の85mmが有利です。撮影する内容によって選び分けることが重要です。</p>
<p>85mmを含む人物向け焦点距離については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/canon-portrait-lens-guide/">Canonポートレートレンズおすすめ</a>で比較しています。</p>
<h3><span id="toc16">長いマクロレンズは離れた位置から人物を切り取れる</span></h3>
<p>さらに焦点距離の長いマクロレンズでは、人物との距離を大きく取りながら撮影できます。写る背景の範囲が狭くなるため、遠くの木、山、建物などを背景として大きく配置できます。</p>
<p>撮影場所が広い公園、海岸、河川敷などでは、長い焦点距離を利用した人物撮影ができます。撮影者が離れることで人物とのコミュニケーションは取りにくくなりますが、被写体がカメラを意識しすぎない自然な姿を狙える場合もあります。</p>
<p>一方、室内や狭い場所では撮影距離を確保できません。焦点距離が長いほど画角が狭くなるため、顔しか入らない、全身を撮るには大きく後ろへ下がる必要があるといった制約が生じます。</p>
<p>人物と背景を中望遠でどのように見せるかについては、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/200mm-lens-uses-photography/">200mmレンズの使い道</a>でも焦点距離と撮影距離の関係を詳しく解説しています。</p>
<h2><span id="toc17">マクロレンズと通常のポートレートレンズをどう選ぶか</span></h2>
<ul>
<li>人物だけを重視するなら大口径単焦点の強みが大きい</li>
<li>人物と小物を1本で撮るならマクロレンズが便利</li>
<li>用途が半々なら85mmから100mm前後のマクロが使いやすい</li>
</ul>
<h3><span id="toc18">人物だけを撮るなら大口径ポートレートレンズも有力</span></h3>
<p>撮影目的が人物だけで、特に大きな背景ボケを重視するなら、マクロレンズ以外の大口径単焦点も有力です。85mm F1.2、F1.4、F1.8などは、マクロレンズより明るい開放F値を持つモデルが多くあります。</p>
<p>開放F値が小さければ、暗い場所でシャッタースピードを確保しやすくなります。被写界深度も浅くできるため、瞳だけを鮮明にして背景を大きくぼかした人物写真を作りやすくなります。</p>
<p>また人物撮影を主目的として設計されたレンズでは、AF速度やボケの見え方などを重視したモデルもあります。近接性能が必要なければ、マクロレンズを選ぶ必然性は小さくなります。</p>
<p>一方、通常のポートレートレンズでは小物へ十分近づけない場合があります。人物撮影だけなのか、それとも人物の周辺にある小さな物も撮るのかを基準にすると選びやすくなります。</p>
<p>Canonの人物向けレンズを比較する場合は、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/canon-portrait-lens-guide/">Canonポートレートレンズおすすめ</a>から焦点距離別に確認できます。</p>
<h3><span id="toc19">人物と小物を両方撮るならマクロレンズが便利</span></h3>
<p>人物撮影と小物撮影を同じ撮影で行う場合には、マクロレンズの価値が大きくなります。人物の顔や全身を撮ったあと、その人が身につけている時計、指輪、アクセサリー、衣服のディテールなどをレンズ交換なしで撮影できます。</p>
<p>結婚式では人物と指輪、料理、花、装飾品などを1本で撮れます。ハンドメイド作品のモデル撮影なら、モデルが商品を身につけた状態と商品のアップを同じレンズで残せます。料理店や店舗の取材でも、人物と料理、小物を切り替えながら撮影できます。</p>
<p>このような撮影では、F1.2の大きなボケよりも、撮影倍率と焦点距離の柔軟性が重要になる場合があります。マクロレンズは単なる接写用レンズではなく、撮影対象の大きさを大きく変えられる単焦点レンズとして考えると用途が広がります。</p>
<p>Canonのマクロレンズをまとめて比較する場合は、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/canon-macro-lens-list/">Canonマクロレンズ一覧</a>も参考になります。</p>
<h3><span id="toc20">1本で兼用するなら85mmから100mm前後が選びやすい</span></h3>
<p>マクロ撮影と人物撮影を1本で半々に楽しみたい場合は、85mmから100mm前後が選びやすい焦点距離です。</p>
<p>花や昆虫ではある程度のワーキングディスタンスを確保しやすく、人物では中望遠として顔や上半身を撮りやすくなります。50mmマクロより被写体から離れて撮れるため、近づくと逃げる昆虫にも使いやすく、人物でも顔へ近づきすぎずに済みます。</p>
<p>さらに背景を整理しやすいため、屋外ポートレートにも向いています。通常の100mm前後のマクロレンズはF2.8クラスが多く、F1.2やF1.4ほど極端なボケにはなりませんが、撮影距離と背景距離を調整すれば十分なボケを作れます。</p>
<p>「マクロレンズだから人物にも使える」という選び方より、「人物でも使いたいから焦点距離を選ぶ」と考える方が失敗しにくくなります。使用するボディ、撮影場所、人物との距離まで含めて焦点距離を決めることが重要です。</p>
<p>RF・EFを含めたCanonレンズ全体から用途別に探す場合は、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/rf-lens-recommendation-complete-guide/">Canon RFレンズおすすめガイド</a>も参考になります。</p>
<h2><span id="toc21">まとめ</span></h2>
<p>マクロレンズは接写専用ではなく、人物撮影にも使用できます。多くのマクロレンズは無限遠までピントを合わせられるため、通常の単焦点レンズと同じように顔、上半身、全身、風景などを撮影できます。</p>
<p>人物撮影で使うメリットは、瞳、髪、衣服などの細部を鮮明に描写できることと、人物を撮った直後にアクセサリーや手元へ寄って撮影できることです。人物と小物の両方を扱う撮影では、レンズ交換を減らせる大きな利点があります。</p>
<p>一方、高い解像力によって肌の細部まで目立ちやすくなることがあります。またF2.8クラスのマクロレンズでは、85mm F1.2やF1.4などの大口径ポートレートレンズほど極端に浅い被写界深度は得られません。</p>
<p>50mmから60mmは人物と周囲を一緒に入れやすく、85mmから100mm前後は顔や上半身を撮影しやすい中望遠として使えます。APS-Cでは同じ焦点距離でも画角が狭くなるため、60mmマクロでも約96mm相当となり、人物撮影との相性が高くなります。</p>
<p>人物だけを撮影し、大きな背景ボケを最優先するなら通常の大口径単焦点が有力です。人物と花、小物、アクセサリーなどを1本で撮りたい場合には、マクロレンズの強みが大きくなります。</p>
<p>マクロレンズで人物を撮ることは特殊な使い方ではありません。近距離性能と高い描写力を持つ中望遠単焦点として考えれば、ポートレートからクローズアップまで幅広い写真を1本で楽しめます。</p>
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		<title>Canonマクロレンズ一覧｜RF・EF・EF-S・EF-Mを比較して用途別に選ぶ</title>
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		<dc:creator><![CDATA[花山 千春]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 10 Sep 2026 05:25:53 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[レンズ]]></category>
		<category><![CDATA[マクロレンズ]]></category>
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					<description><![CDATA[Canonマクロレンズ一覧｜RF・EF・EF-S・EF-Mを比較して用途別に選ぶ Canonには、EOS Rシリーズで使うRFマウントから、一眼レフ時代のEF・EF-S、EOS Mシリーズ用のEF-Mまで、さまざまなマク [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<h1>Canonマクロレンズ一覧｜RF・EF・EF-S・EF-Mを比較して用途別に選ぶ</h1>
<p>Canonには、EOS Rシリーズで使うRFマウントから、一眼レフ時代のEF・EF-S、EOS Mシリーズ用のEF-Mまで、さまざまなマクロレンズがあります。</p>
<p>同じ「マクロ」という名称でも、最大撮影倍率0.5倍のハーフマクロから、等倍撮影ができるレンズ、さらに1.4倍や5倍まで拡大できる特殊なレンズまで性能は大きく異なります。</p>
<p>焦点距離も24mm、35mm、50mm、60mm、85mm、100mm、180mmなど幅広く、料理や商品撮影に使いやすいものと、花や昆虫を離れた位置から撮りやすいものでは性格が変わります。</p>
<p>現在EOS Rシリーズを使っている場合でも、RFマクロレンズだけを見る必要はありません。マウントアダプターを使えば、多くのEFマクロレンズも選択肢に入ります。</p>
<p>この記事ではCanonのRF・EF・EF-S・EF-Mマクロレンズを一覧で整理し、最大撮影倍率や焦点距離の違い、花、昆虫、商品、料理、人物など用途別の選び方まで詳しく紹介します。</p>

  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-6" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-6">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"></li><li><a href="#toc1" tabindex="0">CanonマクロレンズをRF・EF・EF-S・EF-M別に見る</a><ol><li><a href="#toc2" tabindex="0">RFマクロレンズは24mm・35mm・85mm・100mmから選べる</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">EFマクロレンズは50mmから180mmまで選択肢が多い</a></li><li><a href="#toc4" tabindex="0">EF-SとEF-Mには小型で等倍撮影できるマクロレンズがある</a></li></ol></li><li><a href="#toc5" tabindex="0">Canonマクロレンズは最大撮影倍率と焦点距離で選ぶ</a><ol><li><a href="#toc6" tabindex="0">0.5倍・等倍・1.4倍では写せる細部が変わる</a></li><li><a href="#toc7" tabindex="0">24mmから60mmは背景まで見せるマクロ撮影に使いやすい</a></li><li><a href="#toc8" tabindex="0">85mmから180mmは花や昆虫との距離を確保しやすい</a></li></ol></li><li><a href="#toc9" tabindex="0">花・昆虫・商品・人物でCanonマクロレンズを選ぶ</a><ol><li><a href="#toc10" tabindex="0">料理・商品・アクセサリーは35mmから60mmが使いやすい</a></li><li><a href="#toc11" tabindex="0">昆虫や小さな花は100mm前後の等倍以上が使いやすい</a></li><li><a href="#toc12" tabindex="0">ポートレート兼用なら85mmと100mmが使いやすい</a></li></ol></li><li><a href="#toc13" tabindex="0">EOS RシリーズでCanonマクロレンズを選ぶポイント</a><ol><li><a href="#toc14" tabindex="0">日常撮影との兼用ならRF24mm・35mm・85mmを選ぶ</a></li><li><a href="#toc15" tabindex="0">本格的なマクロ撮影ならRF100mm F2.8 Lが中心になる</a></li><li><a href="#toc16" tabindex="0">EFマクロレンズをEOS Rシリーズで生かす方法もある</a></li></ol></li><li><a href="#toc17" tabindex="0">Canonマクロレンズ一覧のまとめ</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2><span id="toc1">CanonマクロレンズをRF・EF・EF-S・EF-M別に見る</span></h2>
<ul>
<li>RFには0.5倍の小型レンズと1.4倍の本格マクロがある</li>
<li>EFには50mmから180mmまで多彩なマクロレンズが存在する</li>
<li>EF-SとEF-MにはAPS-Cを生かした小型マクロがある</li>
</ul>
<h3><span id="toc2">RFマクロレンズは24mm・35mm・85mm・100mmから選べる</span></h3>
<p>EOS Rシリーズで直接使用できるRFマウントには、RF24mm F1.8 MACRO IS STM、RF35mm F1.8 MACRO IS STM、RF85mm F2 MACRO IS STM、RF100mm F2.8 L MACRO IS USMがあります。</p>
<p>この4本はすべて名称にMACROが入っていますが、撮影倍率は同じではありません。RF24mm、RF35mm、RF85mmは最大撮影倍率0.5倍のハーフマクロです。一方、RF100mm F2.8 L MACRO IS USMは最大1.4倍まで対応します。:   </p>
<p>24mmと35mmは被写体へ近づきながら背景まで広く入れる撮影に向きます。料理、雑貨、花、旅行先で見つけた小物などを、周囲の雰囲気と一緒に撮りたい場合に使いやすい焦点距離です。</p>
<p>85mmになると背景に写る範囲が狭くなり、被写体を強調しやすくなります。花や小物だけでなく、人物撮影にも使えるため、マクロ専用に限定せず一本を幅広く使いたい場合に適しています。</p>
<p>100mmは1.4倍まで拡大できるため、小さな花、昆虫、アクセサリー、時計などの細部を大きく撮りたい用途で力を発揮します。RFの4本は「焦点距離」と「撮影倍率」の両方を見ると役割がはっきりします。</p>
<p>RFマウントの4本をさらに詳しく比較する場合は、<a rel="follow" target="_blank" href="/enchanted-rf-macro-lenses/">Canon RFマクロレンズの特徴とラインナップ</a>も参考になります。</p>
<h3><span id="toc3">EFマクロレンズは50mmから180mmまで選択肢が多い</span></h3>
<p>EFマウントには長い歴史があり、マクロレンズも数多く登場しました。代表的なのがEF50mm F2.5 コンパクトマクロ、EF100mm F2.8 マクロ、EF100mm F2.8 マクロ USM、EF100mm F2.8L マクロ IS USM、EF180mm F3.5L マクロ USMです。</p>
<p>EF50mm F2.5 コンパクトマクロは単体で最大0.5倍です。専用のライフサイズコンバーターEFを組み合わせることで等倍まで対応する構成になっています。EF100mm系は単体で等倍撮影が可能です。: [oaicite:2]{index=2}</p>
<p>100mmという焦点距離はマクロ撮影で使いやすく、被写体へ極端に接近せずに大きく写せます。花や昆虫ではレンズの影が被写体へ入りにくく、人物では中望遠として背景を整理できます。</p>
<p>EF180mm F3.5L マクロ USMは最大撮影倍率1.0倍で、最短撮影距離0.48mです。100mmより長いワーキングディスタンスを取りやすいため、近づくと逃げる昆虫や、小動物を離れた位置から撮りたい場面で使えます。: [oaicite:3]{index=3}</p>
<p>さらにEFマウントにはMP-E65mm F2.8 1-5X マクロフォトという特殊なレンズもあります。一般的なマクロレンズの等倍を出発点として、最大5倍まで拡大できる高倍率撮影専用のレンズです。: [oaicite:4]{index=4}</p>
<p>EFマウント全体の特徴は、<a rel="follow" target="_blank" href="/unveiling-micro-details-ef-macro-lens/">EFマクロレンズで広がる接写撮影の世界</a>でさらに詳しく紹介しています。</p>
<h3><span id="toc4">EF-SとEF-Mには小型で等倍撮影できるマクロレンズがある</span></h3>
<p>APS-C用にもCanonは専用マクロレンズを用意していました。EF-SではEF-S35mm F2.8 マクロ IS STMとEF-S60mm F2.8 マクロ USM、EF-MではEF-M28mm F3.5 マクロ IS STMがあります。</p>
<p>EF-S35mm F2.8 マクロ IS STMは最大撮影倍率1.0倍で、レンズ前面にLEDライトを内蔵しています。小物へ近づいたときにカメラやレンズの影が入りやすい近距離撮影で、補助光を使えることが特徴です。: [oaicite:5]{index=5}</p>
<p>EF-S60mm F2.8 マクロ USMも最大撮影倍率1.0倍です。Canon APS-Cでは35mm判換算約96mm相当の画角になるため、100mm前後の中望遠マクロに近い感覚で使えます。レンズ単体で等倍まで撮影できるため、花や小物だけでなく昆虫にも使いやすい構成です。: [oaicite:6]{index=6}</p>
<p>EF-M28mm F3.5 マクロ IS STMは通常撮影モードで1.0倍、スーパーマクロモードでは1.2倍まで拡大できます。質量約130gという小型設計に加え、レンズ前面にLEDライトも内蔵しています。: [oaicite:7]{index=7}</p>
<p>EOS Mシリーズで小さなマクロシステムを組む場合は、<a rel="follow" target="_blank" href="/ef-m28mm-f3-5-macro-is-stm-led/">EF-M28mm F3.5 マクロ IS STMの特徴</a>も合わせて確認できます。</p>
<h2><span id="toc5">Canonマクロレンズは最大撮影倍率と焦点距離で選ぶ</span></h2>
<ul>
<li>0.5倍と1.0倍では被写体を写せる大きさが大きく変わる</li>
<li>24mmから60mmは背景を残した接写に使いやすい</li>
<li>85mmから180mmは被写体との距離を取りやすい</li>
</ul>
<h3><span id="toc6">0.5倍・等倍・1.4倍では写せる細部が変わる</span></h3>
<p>マクロレンズを比較するとき、最初に確認したいのが最大撮影倍率です。</p>
<p>0.5倍では、実際の被写体の半分の大きさの像をセンサー上に写せます。花、料理、腕時計、アクセサリーなどを大きく撮る用途では十分な場合が多く、通常撮影との使いやすさを両立しやすい倍率です。</p>
<p>1.0倍は等倍と呼ばれ、実物と同じ大きさの像をセンサー上へ投影できます。1cmの被写体ならセンサー上にも1cmの大きさで記録されるため、小さな花、昆虫、精密部品などの細部をより大きく写せます。</p>
<p>RF100mm F2.8 L MACRO IS USMの1.4倍になると、等倍よりさらに被写体を大きく記録できます。MP-E65mm F2.8 1-5X マクロフォトは1倍から5倍という特殊な領域まで対応します。: [oaicite:8]{index=8}</p>
<p>名称に「MACRO」が入っているかだけを見るより、0.5倍なのか、等倍なのか、等倍を超えるのかを確認した方が実際の撮影用途を判断しやすくなります。</p>
<p>撮影倍率の考え方は、<a rel="follow" target="_blank" href="/macro-lens-full-of-mysteries/">マクロレンズとは？特徴・選び方・使い方</a>で詳しく説明しています。</p>
<h3><span id="toc7">24mmから60mmは背景まで見せるマクロ撮影に使いやすい</span></h3>
<p>焦点距離24mmから60mm前後のマクロレンズは、被写体へ近づきながら周囲まで構図へ入れやすいことが特徴です。</p>
<p>RF24mm F1.8 MACRO IS STMでは、花だけを大きく撮るのではなく、その後ろに広がる風景や建物まで画面へ入れられます。料理を手前へ大きく配置し、店内の雰囲気を背景へ残す撮影にも使えます。</p>
<p>35mmになると24mmより画角が自然になり、テーブルフォト、商品撮影、日常スナップで扱いやすくなります。RF35mm F1.8 MACRO IS STMは0.5倍まで寄れるため、通常の35mm単焦点として使いながら、必要なときだけ被写体へ大きく近づけます。: [oaicite:9]{index=9}</p>
<p>50mmや60mmでは背景に写る範囲がさらに狭まり、小物を中心に構図を作りやすくなります。EF-S60mmをCanon APS-C機で使う場合は約96mm相当の画角になるため、同じ60mmでもフルサイズの60mmよりかなり狭い画角になります。</p>
<p>広角寄りのマクロは、被写体そのものだけでなく「どこにある被写体なのか」まで見せたい撮影で力を発揮します。</p>
<p>35mmでの近接撮影については、<a rel="follow" target="_blank" href="/magic-moments-with-rf35mm-macro-lens/">RF35mm F1.8 MACRO IS STMの使い方</a>で詳しく紹介しています。</p>
<h3><span id="toc8">85mmから180mmは花や昆虫との距離を確保しやすい</span></h3>
<p>85mm、100mm、180mmと焦点距離が長くなるほど、同じ大きさで被写体を写す場合に撮影位置を離しやすくなります。</p>
<p>花を撮影するとき、レンズを被写体へ近づけすぎるとカメラやレンズの影が花へ落ちることがあります。昆虫では、撮影者やレンズが接近することで逃げられる場合があります。</p>
<p>85mmから100mm前後の中望遠マクロは、この距離と取り回しのバランスが取りやすい焦点距離です。RF85mm F2 MACRO IS STMは最大0.5倍なので本格的な等倍マクロより日常撮影寄りですが、花や料理、小物と人物撮影を一本でこなしたい場合に使いやすくなります。</p>
<p>RF100mm F2.8 L MACRO IS USMやEF100mm F2.8L マクロ IS USMは接写能力を重視した構成で、昆虫や花を細部まで大きく見せる撮影に向きます。</p>
<p>180mmまで長くなるとさらに距離を取れますが、レンズ自体も大型になります。EF180mm F3.5L マクロ USMは約1,090gあるため、軽快さより長いワーキングディスタンスを優先する用途向けです。: [oaicite:10]{index=10}</p>
<p>85mmをマクロと人物の両方に使う場合は、<a rel="follow" target="_blank" href="/dual-wield-macro-portrait-rf85mm-f2/">RF85mm F2 MACRO IS STMの特徴</a>も参考になります。</p>
<h2><span id="toc9">花・昆虫・商品・人物でCanonマクロレンズを選ぶ</span></h2>
<ul>
<li>料理や商品では35mmから60mmが扱いやすい</li>
<li>昆虫や小さな花では100mm前後の等倍以上が使いやすい</li>
<li>人物撮影も兼用するなら85mmから100mmが選びやすい</li>
</ul>
<h3><span id="toc10">料理・商品・アクセサリーは35mmから60mmが使いやすい</span></h3>
<p>料理、雑貨、アクセサリー、カメラ用品などを室内で撮る場合は、被写体だけでなく撮影スペースの広さもレンズ選びに影響します。</p>
<p>100mmや180mmのマクロレンズでは、商品全体を写そうとするとカメラをかなり後ろへ下げる必要があります。狭い部屋やテーブル周辺では撮影位置を確保しにくい場合があります。</p>
<p>35mmから60mm前後なら、比較的短い撮影距離で商品全体から細部まで構図を変更できます。RF35mm F1.8 MACRO IS STMは商品と周囲の空間を一緒に見せる撮影に使いやすく、EF50mm F2.5 コンパクトマクロは自然な画角で小物を撮影できます。</p>
<p>EF-S35mm F2.8 マクロ IS STMやEF-M28mm F3.5 マクロ IS STMはLEDライトをレンズ前面に備えているため、被写体へ接近した際の補助光として利用できます。: [oaicite:11]{index=11}</p>
<p>料理や商品では最大撮影倍率だけを優先する必要はありません。どこまで近づきたいか、商品全体も撮るのか、背景まで入れるのかを基準に焦点距離を決める方が使いやすくなります。</p>
<p>被写体までの距離と構図の関係は、<a rel="follow" target="_blank" href="/subject-distance-photo-expression/">撮影距離・焦点距離・構図の基本</a>でも詳しく解説しています。</p>
<h3><span id="toc11">昆虫や小さな花は100mm前後の等倍以上が使いやすい</span></h3>
<p>昆虫や非常に小さな花を大きく撮る場合は、最大撮影倍率とワーキングディスタンスの両方が重要です。</p>
<p>RF24mmやRF35mmでも被写体へ近づけますが、最大撮影倍率は0.5倍です。昆虫の複眼や花の細かな構造を画面いっぱいまで拡大したい場合は、等倍以上に対応するレンズの方が余裕があります。</p>
<p>RF100mm F2.8 L MACRO IS USMは最大1.4倍まで対応するため、一般的な等倍マクロよりさらに被写体を大きく記録できます。最短撮影距離は0.26mで、100mmという焦点距離を生かしながら高倍率撮影ができます。: [oaicite:12]{index=12}</p>
<p>EF100mm F2.8L マクロ IS USMやEF100mm F2.8 マクロ USMも等倍撮影が可能です。EF180mm F3.5L マクロ USMなら、より長い距離を取りながら等倍撮影できます。</p>
<p>動かない小物なら短い焦点距離でも撮影できますが、昆虫ではレンズを近づける行為そのものが被写体へ影響します。焦点距離100mm以上のマクロが長く使われてきた理由の一つが、この撮影距離を確保しやすい点です。</p>
<p>RF100mmを使った本格的な接写については、<a rel="follow" target="_blank" href="/true-magic-of-macro-photography-rf100mm-macro/">RF100mm F2.8 L マクロ IS USMの1.4倍撮影</a>で詳しく紹介しています。</p>
<h3><span id="toc12">ポートレート兼用なら85mmと100mmが使いやすい</span></h3>
<p>マクロレンズは接写専用ではなく、通常の撮影距離でも使用できます。特に85mmから100mm前後は中望遠として人物撮影にも使いやすい焦点距離です。</p>
<p>RF85mm F2 MACRO IS STMは最大撮影倍率0.5倍ですが、F2の明るさと85mmの画角を持つため、人物を中心に撮りながらアクセサリー、目元、手元などへ近づいた撮影へ切り替えられます。</p>
<p>RF100mm F2.8 L MACRO IS USMやEF100mm F2.8L マクロ IS USMもポートレートに使用できます。100mmでは85mmより撮影距離を取りやすく、背景に写る範囲を狭めて人物を整理できます。</p>
<p>一方、マクロレンズは細部を鮮明に描写するため、顔へ近づけば肌の細かな質感まで写りやすくなります。人物撮影では解像力が高ければ高いほど常に有利という考え方ではなく、光の当て方や撮影距離まで含めて使います。</p>
<p>人物と接写を一本で済ませたい場合は85mm、マクロ撮影そのものを重視しながら人物にも使いたい場合は100mmという分け方がしやすくなります。</p>
<p>人物撮影での具体的な使い方は、<a rel="follow" target="_blank" href="/can-i-use-macro-lens-for-portraits/">マクロレンズでポートレートは撮れる？</a>で詳しく紹介しています。</p>
<h2><span id="toc13">EOS RシリーズでCanonマクロレンズを選ぶポイント</span></h2>
<ul>
<li>軽快さを重視するならRF24mm・35mm・85mmから選ぶ</li>
<li>本格的な接写ならRF100mm F2.8 Lが中心になる</li>
<li>EFマクロレンズをマウントアダプターで使う方法もある</li>
</ul>
<h3><span id="toc14">日常撮影との兼用ならRF24mm・35mm・85mmを選ぶ</span></h3>
<p>EOS Rシリーズでマクロ撮影を始める場合、必ずしも最初から等倍以上のレンズを選ぶ必要はありません。</p>
<p>料理、花、雑貨、ペット用品などを少し大きく撮りたい程度なら、最大撮影倍率0.5倍でも十分に接写を楽しめます。RF24mm、RF35mm、RF85mmは通常の単焦点レンズとしての用途と、ハーフマクロを一本で組み合わせています。</p>
<p>RF24mm F1.8 MACRO IS STMは背景を広く残せるため、旅行、風景、室内、動画などと接写を兼用しやすいレンズです。APS-CのEOS Rシリーズへ装着すると約38mm相当の画角になるため、標準域に近い感覚でも使えます。: [oaicite:13]{index=13}</p>
<p>RF35mmはフルサイズで日常スナップに使いやすく、RF85mmは人物撮影との兼用に向きます。この3本は「マクロ専用レンズを一本追加する」という考え方より、「普段使う単焦点が0.5倍まで寄れる」と考えると役割が分かりやすくなります。</p>
<p>広角と接写を一本で使う場合は、<a rel="follow" target="_blank" href="/rf-24mm-f1-8-macro-is-stm-magic-wide-perspective/">RF24mm F1.8 MACRO IS STMの特徴</a>も参考になります。</p>
<h3><span id="toc15">本格的なマクロ撮影ならRF100mm F2.8 Lが中心になる</span></h3>
<p>EOS Rシリーズで等倍を超える本格的なマクロ撮影を行う場合、純正RFではRF100mm F2.8 L MACRO IS USMが中心になります。</p>
<p>最大撮影倍率は1.4倍で、一般的な等倍マクロよりさらに被写体を大きく写せます。花びら、昆虫、アクセサリー、精密部品などを細部まで見せる撮影では、この倍率が直接的な強みになります。: [oaicite:14]{index=14}</p>
<p>また、100mmという焦点距離はマクロ撮影以外でも使えます。花を少し離れて撮る、人物の上半身を背景から切り離す、風景の一部分だけを切り取るといった中望遠撮影にも対応できます。</p>
<p>RF24mm、35mm、85mmが日常撮影へマクロ機能を追加した性格を持つのに対し、RF100mmはマクロ撮影そのものを主目的として選びやすい一本です。</p>
<p>0.5倍までで足りるか、等倍以上まで必要か。この判断を先に行うと、RFマクロレンズ4本の中から選びやすくなります。</p>
<p>RF100mmの倍率やボケ描写については、<a rel="follow" target="_blank" href="/true-magic-of-macro-photography-rf100mm-macro/">RF100mm F2.8 L マクロ IS USMの接写性能</a>で詳しく紹介しています。</p>
<h3><span id="toc16">EFマクロレンズをEOS Rシリーズで生かす方法もある</span></h3>
<p>EOS RシリーズではRFレンズだけでなく、マウントアダプターEF-EOS Rを介してEFレンズを使用できます。</p>
<p>そのため、EF100mm F2.8L マクロ IS USM、EF100mm F2.8 マクロ USM、EF180mm F3.5L マクロ USMなどを持っている場合、RF100mmへすぐに置き換えなくてもマクロ撮影を続けられます。</p>
<p>中古レンズまで含めて考える場合も、EFマクロレンズは選択肢が多くなります。50mm、100mm、180mmに加え、高倍率専用のMP-E65mmなど、RFとは異なる焦点距離や性格を持ったレンズがあります。</p>
<p>EF-Sレンズも対応するEOS Rボディでは使用できますが、APS-C用のイメージサークルを前提としたレンズです。フルサイズEOS Rで使う場合は撮影範囲の扱いがRFやフルサイズEFレンズとは異なります。</p>
<p>新しくシステム全体を組むならRFを中心に考え、すでにEFマクロレンズを所有している場合や、特定のEFレンズを使いたい場合はアダプターを利用するという分け方ができます。</p>
<p>RFとEFを含めたEOS Rシステム全体の構成は、<a rel="follow" target="_blank" href="/eos-r-series-camera-guide/">EOS RシリーズとRFマウントの特徴</a>で詳しく紹介しています。</p>
<h2><span id="toc17">Canonマクロレンズ一覧のまとめ</span></h2>
<p>Canonのマクロレンズは、RF・EF・EF-S・EF-Mで性格が大きく異なります。</p>
<p>EOS Rシリーズ用のRFでは、RF24mm F1.8 MACRO IS STM、RF35mm F1.8 MACRO IS STM、RF85mm F2 MACRO IS STMが最大0.5倍のハーフマクロに対応します。</p>
<p>この3本は通常の単焦点レンズとして使いながら、必要なときに被写体へ近づけることが特徴です。</p>
<p>RF100mm F2.8 L MACRO IS USMは最大1.4倍まで対応し、花、昆虫、アクセサリー、精密部品などを本格的に拡大して撮影したい場合に向きます。</p>
<p>EFマウントでは50mm、100mm、180mmという幅広い焦点距離に加え、最大5倍のMP-E65mm F2.8 1-5X マクロフォトまで存在します。</p>
<p>APS-CではEF-S35mmとEF-S60mmが等倍撮影に対応し、EOS M用のEF-M28mmはスーパーマクロモードで1.2倍まで対応します。</p>
<p>選ぶときは「マクロ」という名称だけを見るのではなく、最大撮影倍率、焦点距離、被写体との距離、通常撮影にも使うかという4点を見ると整理しやすくなります。</p>
<p>料理や商品を日常的に撮るなら35mmから60mm、人物との兼用なら85mmから100mm、小さな花や昆虫を大きく撮るなら100mm前後の等倍以上が選択肢になります。</p>
<p>Canonには同じマクロレンズでも役割の異なるモデルが揃っています。撮りたい被写体と必要な倍率を先に決めれば、自分の撮影に合う一本を選びやすくなります。</p>
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