EF55-200mm F4.5-5.6 II USMレビュー|軽量望遠ズームの画質と使い方
EF55-200mm F4.5-5.6 II USMは、55mmから200mmまでを一本でカバーするキヤノンEFマウントの軽量望遠ズームです。質量は約310g、フィルター径は52mm、最大径×全長は70.4×97.3mmで、200mmまで届くフルサイズ対応EFレンズとしてはかなり小さくまとめられています。現在の高性能望遠ズームと比べれば、手ブレ補正を搭載せず、開放F値もF4.5-5.6と明るくありません。それでも、軽さと200mmまで届く画角を重視する撮影では独自の使いやすさがあります。
EF55-200mm F4.5-5.6 II USMは、EOS Kiss Digitalの登場に合わせて投入されたモデルで、先代EF55-200mm F4.5-5.6 USMをベースにAF速度の改善が図られています。レンズ構成は13群13枚、絞り羽根は6枚、最短撮影距離は1.2m、最大撮影倍率は0.21倍です。旧記事では13群15枚としていましたが、正しくは13群13枚です。同じ55-200mmという名称を持つEF-M55-200mm F4.5-6.3 IS STMとはマウントも構造も異なる別製品です。
フルサイズでは55mmから200mmの中望遠域をそのまま使え、キヤノンAPS-C機では35mm判換算約88-320mm相当の画角になります。人物、風景の切り取り、鉄道、動物、子どもの行事、近距離の野鳥などに使いやすく、APS-Cでは300mmを超える画角まで届く軽量望遠ズームとして活用できます。本記事では、EF55-200mm F4.5-5.6 II USMの正確な仕様、焦点距離の使い分け、画質、手ブレ補正非搭載時の撮影方法、他のEF望遠ズームとの違い、中古購入時の確認点まで詳しく整理します。
EF55-200mm F4.5-5.6 II USMの基本仕様と特徴
EF55-200mm F4.5-5.6 II USMは、性能を最優先した大型望遠ズームではなく、軽量性と携帯性を重視したモデルです。望遠端200mmまで届きながら310gに抑えられているため、長時間持ち歩く用途との相性が高く、フルサイズでもAPS-Cでも使えます。特にAPS-Cでは約88-320mm相当の画角になるため、小型ボディとの組み合わせでかなり望遠寄りの撮影が可能です。
55-200mmを310gに収めた軽量設計
EF55-200mm F4.5-5.6 II USMの大きな特徴は、200mmまで届く望遠ズームとしての軽さです。質量は約310gで、最大径70.4mm、全長97.3mmに収められています。70-200mm F2.8クラスの望遠ズームは1kgを超えるモデルもあるため、それらと比べると持ち運びの負担はかなり小さくなります。
軽いレンズには、単にバッグが軽くなる以上の利点があります。長時間カメラを構えても腕への負担が少なく、散歩や旅行でカメラを持ち続けやすくなります。また、被写体を見つけてから素早く構える場面でも、大型望遠レンズほど取り回しに神経を使いません。EFレンズとEF-Sレンズの違いや対応ボディについては、EFレンズとEF-Sレンズの違いを解説した記事も参考になります。
USM採用で先代からAF速度を改善
EF55-200mm F4.5-5.6 II USMは、製品名にUSMとある通り超音波モーターを採用しています。II型では先代モデルからAF速度の改善が図られており、静止した人物や風景だけでなく、一定方向へ動く被写体にも使いやすくなっています。
USMといっても、リングUSM、マイクロUSM、ナノUSMでは構造や操作感が異なります。古いEFズームのUSMは現在のRFレンズほど滑らかな動画AFを前提とした設計ではありませんが、当時の普及型望遠ズームとしてはAF速度と静音性を重視したモデルです。USM、STM、VCMの違いについては、STM・USM・VCMの違いを比較した記事で詳しく整理しています。
13群13枚・最短1.2m・最大撮影倍率0.21倍
光学系は13群13枚、絞り羽根は6枚、最短撮影距離はズーム全域で1.2m、最大撮影倍率は0.21倍です。フィルター径は52mmで、古いEFレンズや小型単焦点と共用しやすいサイズです。最小絞りは焦点距離によって異なり、F22からF27相当となります。
最短撮影距離1.2mは、現在の望遠ズームと比べると特別短くありません。それでも200mm側では0.21倍まで拡大できるため、花や少し大きめの昆虫、小物などを一定の距離から切り取る用途には使えます。200mmという焦点距離でどのような被写体を撮れるかは、200mmレンズの使い道を解説した記事で詳しく紹介しています。
55mmから200mmまでの焦点距離をどう使うか
55-200mmというズーム域は、現在一般的な70-200mmより広角側が少し広く、標準域に近い55mmから始まります。フルサイズでは55mmが標準寄りの画角となり、そこから85mm、100mm、135mm、200mmへ滑らかに移行できます。一本のレンズで人物から遠景の切り取りまで対応しやすいことが、この焦点距離の特徴です。
55mm側は人物と周囲を一緒に入れやすい
フルサイズの55mmは、50mmよりわずかに狭い程度の自然な画角です。人物の全身、旅行先での記念写真、街中のスナップ、少し離れた建物などを撮りやすく、望遠ズームでありながら日常撮影にも入りやすい焦点距離です。70mm始まりの望遠ズームより少し広く写せるため、被写体から十分に離れられない場面では55mm側が役立ちます。
一方、APS-Cでは55mmが約88mm相当になるため、同じレンズでも性格が変わります。APS-Cでは55mm側からすでに中望遠となり、室内や狭い場所では画角が不足しやすい反面、人物撮影では顔や上半身を自然な遠近感で写しやすくなります。ポートレートで焦点距離をどう選ぶかは、Canonポートレートレンズの焦点距離比較でも詳しく解説しています。
100mm前後は人物や小物を自然に切り取れる
ズーム中間の100mm前後は、人物撮影や小物、花などで扱いやすい画角です。フルサイズでは被写体との距離を少し取りながら背景を整理でき、顔の形を不自然に誇張しにくくなります。開放F値はズーム位置によって暗くなりますが、背景との距離を取ればF値だけに頼らず背景をぼかせます。
望遠レンズのボケは、焦点距離、撮影距離、背景までの距離が大きく影響します。EF55-200mm F4.5-5.6 II USMは大口径レンズではありませんが、100mm以上の焦点距離を使い、被写体へ適切に近づけば、背景を整理した写真を作れます。レンズの解像感やボケとの関係については、レンズ解像度とシャープネスの記事も参考になります。
200mmは遠景・動物・スポーツの切り取りに使いやすい
200mmまで伸ばすと、撮影者から距離のある被写体を大きく写せます。公園の動物、運動会、鉄道、ステージ、風景の一部、近距離の野鳥など、被写体へ近づけない場面で使いやすい焦点距離です。背景の写る範囲も狭くなるため、余計なものを画面外へ出しやすく、主題を整理できます。
野鳥撮影では200mmは短いと感じる場面がありますが、鳥との距離が近ければ十分に撮影できます。庭の水場、公園の大型鳥、人に慣れた鳥などでは200mmの方が身体全体を画面に入れやすく、超望遠より追いやすい場面もあります。200mmの使い方については、キヤノン200mmレンズの特徴をまとめた記事でも確認できます。
EF55-200mm F4.5-5.6 II USMの画質と描写
EF55-200mm F4.5-5.6 II USMは、Lレンズのような高級望遠ズームとして設計された製品ではありません。小型軽量と価格を優先した普及型の望遠ズームなので、現在の高画素機で画面周辺まで拡大すると、解像力や色収差に限界が見える場面があります。それでも、撮影条件を整えれば実用的な画質を得られます。
中央部は使いやすく絞ると画面全体が安定する
開放付近では焦点距離によって周辺の甘さやコントラスト低下を感じることがあります。特に200mm側では、細かな枝、文字、遠景の輪郭などを等倍表示すると、高性能な現代レンズとの差が分かりやすくなります。一方、画面中央の被写体を主体とする撮影では、開放から使える場面もあります。
風景や建築物のように画面全体の解像をそろえたい場面では、F8前後まで絞ると描写が安定しやすくなります。さらに絞ると被写界深度は広がりますが、回折によって細部が甘くなることもあるため、必要以上に絞る必要はありません。レンズの解像度を引き出す絞り方については、解像力と絞りの関係を解説した記事で詳しく説明しています。
望遠端では色収差やコントラスト低下が見えやすい
200mm側で逆光や高輝度の輪郭を撮ると、紫や緑の色にじみが目立つことがあります。古い普及型望遠ズームでは珍しくない傾向で、細い枝を空背景で撮る場面や、金属の反射、白い被写体の輪郭などでは確認しやすくなります。
強い逆光ではコントラストも低下しやすいため、光源を直接画面へ入れる場合と外す場合で描写が変わります。レンズフードを使用できる場面では余計な光を遮ることで改善しやすくなります。現在の補正機能を持つカメラやRAW現像ソフトを使えば、倍率色収差や周辺光量を後処理で調整できる場合もあります。EF望遠ズーム全体の特徴については、Canon EF望遠ズームレンズ完全ガイドで各モデルを比較できます。
F4.5-5.6でも望遠効果で背景をぼかせる
開放F値は55mm側F4.5、200mm側F5.6なので、大口径70-200mm F2.8のような大きなボケをF値だけで作るレンズではありません。それでも、200mmまで焦点距離を伸ばし、被写体へ近づき、背景を遠ざければ十分に背景をぼかせます。
特に人物や花では、200mm付近で被写体と背景の距離を取ると、背景が大きく整理されます。ボケの量だけでなく、写る範囲が狭くなることで背景の不要物を排除しやすくなることも望遠撮影の利点です。より明るい200mm域のレンズと比較する場合は、EF70-200mm F2.8L USMのボケ表現の記事を見ると違いが分かりやすくなります。
手ブレ補正なしで200mmを使う撮影方法
EF55-200mm F4.5-5.6 II USMにはレンズ内手ブレ補正がありません。200mmでは小さなカメラの揺れも写真へ現れやすいため、シャッタースピードの設定が重要です。軽量レンズだから手ブレしないわけではなく、むしろ望遠になるほど画角が狭くなるため、わずかな揺れが拡大されて見えます。
200mmでは1/200秒以上を出発点に考える
手持ち撮影では「焦点距離分の1秒」を目安にする考え方があります。フルサイズ200mmなら1/200秒前後が一つの出発点です。現在の高画素機で細部まで確認する場合や、構えが不安定な場面では1/320秒や1/500秒まで上げた方が安定することがあります。
APS-Cでは200mmが約320mm相当の画角になるため、同じ揺れがさらに目立ちやすくなります。APS-Cで200mm側を使うなら1/320秒以上を一つの目安にし、被写体の動きに応じてさらに速くします。シャッタースピードの決め方については、Canonカメラのシャッタースピード設定ガイドで詳しく整理しています。
ISO感度を上げてシャッタースピードを確保する
日中ならF5.6でも十分なシャッタースピードを得やすいですが、曇天、夕方、木陰、屋内では露出が不足しやすくなります。手ブレ補正がないレンズでは、ISO感度を低く固定した結果シャッタースピードが遅くなり、写真全体が甘くなることがあります。
ISO400、800、1600へ上げて1/250秒や1/500秒を確保した方が、低ISOでブレた写真より細部が残る場面があります。現在のカメラは高感度性能も向上しているため、ノイズだけを避けて低ISOへ固執する必要はありません。手ブレ補正とシャッタースピードの関係については、Canonの手ブレ補正を解説した記事でも詳しく説明しています。
被写体ブレには手ブレ補正があっても速いシャッターが必要
歩く人物、走る子ども、飛ぶ鳥、鉄道などを撮る場合は、カメラの揺れだけでなく被写体自身の動きを止める必要があります。人物の歩行なら1/250秒前後、走る人物や動物なら1/500秒以上、速い動きでは1/1000秒以上が必要になることがあります。
手ブレ補正が搭載された別のレンズであっても、被写体ブレそのものは止まりません。そのため、EF55-200mm F4.5-5.6 II USMのような非ISレンズでも、もともと高速シャッターが必要なスポーツや動物撮影では不利が小さくなる場面があります。手ブレ補正と被写体ブレの違いについては、手ブレ補正の仕組みと限界の記事で詳しく解説しています。
フルサイズ・APS-C・EOS Rシリーズでの使い方
EF55-200mm F4.5-5.6 II USMはフルサイズ対応のEFレンズなので、EFマウントの35mm一眼レフやデジタル一眼レフへそのまま装着できます。さらにマウントアダプターを介せばEOS Rシリーズでも利用できます。センサーサイズによって画角が変わるため、同じレンズでも使い方が大きく変化します。
フルサイズでは55-200mmをそのまま使える
EOS 5Dシリーズ、EOS 6Dシリーズ、EOS-1D XシリーズなどのフルサイズEFマウント機では、55mmから200mm本来の画角で使用できます。55mm側は標準寄り、200mm側は望遠となり、人物、風景、イベント、動物などを一本で撮り分けられます。
EOS 5D Mark IIのような大型ボディへ装着すると、レンズが310gしかないためフロントヘビーになりにくく、持ち歩きやすい組み合わせになります。高級Lズームのような重量感がないため、一眼レフを軽く使いたい撮影にも向きます。古いEFレンズを一眼レフで楽しむ考え方は、EOS 5D Mark IIを現在使う理由の記事でも紹介しています。
APS-Cでは約88-320mm相当の望遠ズームになる
キヤノンAPS-C機では、センサーサイズの違いによって35mm判換算約88-320mm相当の画角になります。焦点距離そのものが変わるわけではありませんが、フルサイズより写る範囲が狭くなるため、遠くの被写体を大きく捉えやすくなります。
約320mm相当まで届けば、運動会、鉄道、動物園、航空機、近距離の野鳥などにも使いやすくなります。一方、55mm側でも約88mm相当なので、室内や近距離では画角が狭く感じます。APS-Cでの画角変化については、Canonレンズ対応表とセンサーサイズの解説で整理しています。
EOS RシリーズではEF-EOS Rを介して使用できる
RFマウントのEOS Rシリーズへ装着する場合は、マウントアダプター EF-EOS Rを使用します。一般的な光学系を持たないアダプターでは焦点距離や開放F値は変わらず、フルサイズEOS Rでは55-200mm、APS-CのEOS R7、R10、R50などでは約88-320mm相当の画角として使用できます。
アダプター分だけ全長と重量は増えますが、レンズ本体が310gなので、古い望遠EFレンズとしては比較的軽い構成を維持できます。EOS RシリーズでEFレンズを使う方法については、EOS RでEFレンズを使う方法で詳しく紹介しています。
EF55-200mm F4.5-5.6 II USMと他の望遠ズームを比較する
EF55-200mm F4.5-5.6 II USMを中古で選ぶときは、同じEFマウントに複数の望遠ズームがあることを理解しておく必要があります。300mmまで必要なのか、手ブレ補正が必要なのか、軽さを優先するのかによって適したレンズは変わります。
EF75-300mm F4-5.6系より軽く55mm側が広い
EF75-300mm F4-5.6系は300mmまで届くことが最大の利点ですが、広角端は75mmです。EF55-200mm F4.5-5.6 II USMは望遠端が200mmで止まる代わりに、55mm側まで広げられ、質量も310gに抑えられています。
旅行や人物、街中の撮影を含めて一本で使うなら55mm側の広さが便利です。反対に野鳥や航空機などで遠距離撮影を重視するなら300mmまで届く75-300mmが有利です。EF75-300mm F4-5.6 II USMとの違いは、EF75-300mm F4-5.6 II USMの記事で比較できます。
EF70-300mm F4-5.6 IS USMは手ブレ補正と300mmが強み
EF70-300mm F4-5.6 IS USMは、300mmまで届き、レンズ内手ブレ補正を搭載しています。焦点距離の長さと手持ち撮影の安定性を重視するなら、EF55-200mm F4.5-5.6 II USMより機能面で有利です。
その分、重量とサイズは増えます。EF55-200mm F4.5-5.6 II USMは310gという軽さが最大の武器なので、どこまで望遠が必要か、手ブレ補正をどこまで重視するかで選び方が変わります。EF70-300mm F4-5.6 IS USMについては、EF70-300mm F4-5.6 IS USMの解説記事で詳しく確認できます。
EF-S55-250mm系はAPS-C専用でIS搭載モデルが多い
APS-C一眼レフだけで使うなら、EF-S55-250mm F4-5.6 ISシリーズも比較対象になります。55mmから始まり250mmまで届き、手ブレ補正を備えるため、APS-Cの望遠ズームとしては使いやすい構成です。
EF55-200mm F4.5-5.6 II USMはフルサイズにも対応するEFレンズなので、フルサイズとAPS-Cの両方で使えることが違いです。フルサイズへ移行してもレンズを残せる一方、APS-Cだけで使うならEF-S55-250mm系の手ブレ補正や250mmまでの焦点距離が魅力になります。キヤノン望遠ズーム全体の位置づけは、Canon EF望遠ズームレンズ完全ガイドで整理しています。
中古でEF55-200mm F4.5-5.6 II USMを選ぶときの確認点
EF55-200mm F4.5-5.6 II USMは発売から長い年月が経っているため、現在は中古品が中心です。中古価格が低い個体も多く、試しやすいレンズですが、安さだけで選ぶと光学系やAFの劣化した個体に当たる可能性があります。外観よりも撮影に直接影響する部分を優先して確認することが重要です。
II型と先代モデルの製品名を確認する
EF55-200mmには、EF55-200mm F4.5-5.6 USMとEF55-200mm F4.5-5.6 II USMがあります。外観や基本スペックが近いため、中古販売ページでは「55-200 USM」とだけ書かれていることがあります。II型を探すなら鏡筒の製品名まで確認する必要があります。
また、EF-M55-200mm F4.5-6.3 IS STMはEOS Mシリーズ用のEF-Mレンズであり、EF55-200mm F4.5-5.6 II USMとは互換性も設計も異なります。レンズ名の「55-200mm」だけで判断しないことが重要です。EFとRFを含むマウントの違いについては、RFマウントとEFマウントの違いを解説した記事で確認できます。
カビ・曇り・AF・絞りの状態を確認する
古いズームレンズでは、レンズ内部のカビ、曇り、チリ、コーティング劣化に個体差があります。少量のチリなら写りへ影響しないこともありますが、強い曇りはコントラスト低下を招き、逆光では白っぽい写真になりやすくなります。
AFについては、近距離から遠距離まで実際に動かし、異音、停止、極端な遅さがないかを確認します。絞り羽根が正しく動かない個体ではエラーや露出異常が発生することがあります。古いEFレンズでは電子接点の汚れもあるため、複数回装着して安定して通信するかも重要です。EFレンズを現在のEOS Rで利用するときの注意点は、マウントアダプター使用時の注意点の記事でも詳しく説明しています。
安さだけでなく用途に合う焦点距離かを見る
EF55-200mm F4.5-5.6 II USMは軽く安価に見つかることがありますが、必要な焦点距離が300mm以上なら、購入後すぐに長い望遠レンズが欲しくなる可能性があります。反対に200mmまでで十分なら、300mmズームより小型軽量なことが利点になります。
中古レンズは価格だけで選ぶより、自分が人物、風景、動物、鉄道、野鳥のどれを多く撮るかを基準にすると選びやすくなります。キヤノンのEF、EF-S、RF、RF-Sレンズを全体から比較する場合は、キヤノン大全から各レンズの記事を確認できます。
まとめ
EF55-200mm F4.5-5.6 II USMは、55mmから200mmまでをカバーするフルサイズ対応EF望遠ズームです。正式な仕様は13群13枚、絞り羽根6枚、最短撮影距離1.2m、最大撮影倍率0.21倍、フィルター径52mm、最大径70.4mm、全長97.3mm、質量310gです。手ブレ補正は搭載していません。
フルサイズでは55mmから200mmの標準寄りから望遠までを一本で使え、APS-Cでは約88-320mm相当の画角になります。APS-Cでは軽量な300mm超相当の望遠ズームとして使えるため、運動会、鉄道、動物、近距離の野鳥などにも対応できます。一方、望遠端200mmで遠距離の小鳥を大きく写す用途では焦点距離不足を感じる場面があります。
現在の高性能望遠ズームと比べれば、手ブレ補正、光学性能、AF、望遠端の長さで見劣りする部分があります。それでも310gという軽さ、55mm側から使える焦点距離、フルサイズとAPS-Cの両方に対応するEFマウントという特徴は残っています。中古で状態の良い個体を選び、シャッタースピードを意識して使えば、気軽に持ち歩ける200mm望遠ズームとして十分に楽しめるレンズです。






