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Canon EF望遠ズームレンズ完全ガイド|300mm以上まで届くモデルを比較

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Canon EF望遠ズームレンズ完全ガイド|300mm以上まで届くモデルを比較 望遠ズーム

Canon EF望遠ズームレンズ完全ガイド|300mm以上まで届くモデルを比較

キヤノンEFマウントには、300mm、350mm、400mmまで届く望遠ズームレンズが数多く存在します。現在はRFマウントが中心になっていますが、EF望遠ズームには中古で入手しやすいモデルから、現在でも高い実用性を持つLレンズまで幅広い選択肢があります。

camecame.jpでは焦点距離200mmを中望遠、300mm以上を望遠として扱います。そのため、70-200mmのように望遠端が200mmまでのレンズは中望遠として扱い、この記事では対象にしません。一方、70-300mmや75-300mmは広角側から中望遠域を含みますが、望遠端が300mmへ達するため、300mm以上を使えるEF望遠ズームとして扱います。

EF望遠ズームの特徴は、単に遠くの被写体を大きく写せることだけではありません。70mmや100mmでは人物や比較的近い被写体を撮り、200mmでは中望遠として風景や動物を切り取り、300mm以上では野鳥、スポーツ、飛行機、鉄道など遠距離の被写体へ対応できます。

さらにEFマウントには、28-300mmや35-350mmのように広角から望遠まで一本で対応する高倍率ズーム、70-300mmや100-300mmの比較的扱いやすいモデル、100-400mmや200-400mmの本格的なL望遠ズームまで存在します。

この記事では、キヤノンEFマウントの望遠ズームを焦点距離、用途、手ブレ補正、AF、携帯性、中古での選びやすさから整理し、自分の撮影に合う一本を探せるように解説します。

レンズ 焦点距離 主な特徴
EF28-300mm F3.5-5.6L IS USM 28-300mm 広角から望遠まで一本で対応するL高倍率ズーム
EF35-350mm F3.5-5.6L USM 35-350mm 350mmまで届く初期の高倍率Lズーム
EF70-300mm F4-5.6 IS USM 70-300mm IS搭載の標準的な300mm望遠ズーム
EF70-300mm F4-5.6L IS USM 70-300mm Lシリーズの高画質300mmズーム
EF70-300mm F4.5-5.6 DO IS USM 70-300mm DOレンズを採用した小型化志向のモデル
EF70-300mm F4-5.6 IS II USM 70-300mm 新しい世代のAFとISを備えた300mmズーム
EF75-300mm F4-5.6系 75-300mm 中古で探しやすい軽量300mmズーム
EF90-300mm F4.5-5.6系 90-300mm シンプルな構成の軽量300mmズーム
EF100-300mm F4.5-5.6 USM 100-300mm USMを備えた軽量300mmズーム
EF100-300mm F5.6 100-300mm 初期EFの300mmズーム
EF100-300mm F5.6L 100-300mm Lシリーズの初期望遠ズーム
EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM 100-400mm 400mmまで使える初代L望遠ズーム
EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM 100-400mm 描写・IS・近接性能を強化したII型
EF200-400mm F4L IS USM Extender 1.4× 200-400mm 内蔵1.4倍エクステンダーを持つプロ向け望遠ズーム

EF望遠ズームレンズの選び方

  • 300mmで足りるのか、400mm以上が必要なのかを最初に決める
  • 望遠端だけでなく広角端と重量も確認する
  • 中古ではAF・IS・ズーム機構まで含めて選ぶ

300mmと400mmでは撮れる被写体の大きさが変わる

EF望遠ズームを選ぶときに最初に考えたいのが、望遠端を300mmにするのか400mmにするのかです。300mmと400mmでは数字の差は100mmですが、遠くの小さな被写体を撮る場合には画面内での大きさが明確に変わります。

300mmは、運動会、屋外スポーツ、動物園、鉄道、風景、比較的大きな鳥などを撮るには使いやすい焦点距離です。70-300mmなら70mm側から使えるため、人物や比較的近い被写体を撮ったあと、そのまま300mmまで伸ばせます。

400mmになると、小さな野鳥、航空機、遠距離のスポーツなど、撮影者が被写体へ近づけない場面で有利になります。特に野鳥では300mmで撮ったあとに大きくトリミングすることが多い場合、100-400mmへ移る意味があります。

一方、400mmが常に必要とは限りません。300mmまでしか使わない撮影なら、70-300mmの方が広角側を使いやすく、レンズも小さく軽くできる場合があります。焦点距離別の用途は100-400mmレンズの使い道でも詳しく紹介しています。

広角端70mmと100mmでは近い被写体への対応力が違う

望遠ズームでは最大焦点距離に目が向きやすいですが、実際の撮影では広角端も重要です。70-300mmと100-300mmはどちらも300mmまで届きますが、被写体が近づいたときの構図には差が出ます。

70mmなら人物の全身や周囲の風景まで含めやすく、旅行やイベントでは一本で対応できる場面が増えます。100mmから始まるズームでは、比較的近距離の被写体を撮ると画面へ入り切らないことがあります。

反対に、遠距離撮影が中心なら70mm側をほとんど使わないこともあります。野鳥や航空機を中心に撮影していて、実際の写真が200mmから300mmに集中しているなら、100-300mmでも用途を十分に満たせます。

自分がすでにズームレンズを使っている場合には、撮影した写真の焦点距離を確認する方法が有効です。70mm付近を頻繁に使うなら70-300mm、200mmから300mmばかりなら100mm始まりでも問題ありません。70mmから300mmまでの具体的な使い分けは70-300mmレンズの使い道で詳しく解説しています。

中古EF望遠ズームではIS・AF・ズーム機構を確認する

EF望遠ズームは生産時期が長く、現在は中古で探す機会が多いレンズ群です。中古を選ぶ場合には、レンズ内部のホコリや外装だけを見るのではなく、望遠ズーム特有の可動部分を確認する必要があります。

まず100mmから300mm、400mmまでズームを動かし、不自然な引っ掛かりや極端な重さがないかを確認します。直進式ズームの場合は鏡筒を前後へ動かしたときの感触も重要です。

IS搭載モデルでは、手ブレ補正をONにしてファインダー像が安定するかを確認します。AFも近距離と遠距離で試し、ピント位置が大きく迷わないか、異常な音が出ないかを見ます。

古いEFレンズではUSMを搭載しないモデルもあり、AF速度や音は世代によって大きく異なります。高価なLレンズだけでなく、安価な75-300mm系でもズーム、AF、絞りの動作確認は重要です。EFレンズ全体を整理して探す場合はCanon EFレンズ一覧から各モデルを確認できます。

300mmから350mmまで届くEF望遠ズーム

  • 28-300mm・35-350mmはレンズ交換を減らせる高倍率ズーム
  • 70-300mm系は扱いやすさと300mmの望遠を両立する
  • 75-300mm・90-300mm・100-300mm系は中古で選択肢が多い

EF28-300mmとEF35-350mmは広角から望遠まで一本で使える

EF28-300mm F3.5-5.6L IS USMとEF35-350mm F3.5-5.6L USMは、一般的な望遠ズームとは性格が異なります。広角から始まりながら300mm以上まで届く高倍率ズームで、レンズ交換を減らすことを重視した設計です。

EF28-300mm F3.5-5.6L IS USMでは、28mmで風景や建築を撮り、50mmから100mmで人物やスナップ、200mmでは中望遠として遠景を切り取り、300mmまで伸ばせば望遠撮影へ移れます。

EF35-350mm F3.5-5.6L USMはさらに350mmまで届きます。35mmから始まるため28mmほど広い画角は得られませんが、望遠側では300mmを超えて350mmまで使えることが特徴です。

どちらも一本で非常に広い焦点距離を扱えるため、報道、旅行、イベントなど、レンズ交換の時間を取りにくい撮影で大きな意味があります。一方、高倍率化によるサイズや重量も考える必要があります。

広角から300mmまで一本で使う考え方についてはEF28-300mm F3.5-5.6L IS USMの記事で詳しく紹介しています。

EF70-300mm系は300mm望遠ズームの中心になる

EF70-300mm系は、キヤノンEFマウントの300mm望遠ズームを考えるうえで中心になるシリーズです。70mmから200mmまではcamecame.jpの分類では中望遠域ですが、望遠端を300mmまで伸ばすことで遠距離撮影にも対応できます。

EF70-300mm F4-5.6 IS USMは、ISを搭載した扱いやすい300mmズームです。さらにEF70-300mm F4-5.6L IS USMではLシリーズとして光学性能や造りを重視した設計になっています。

EF70-300mm F4.5-5.6 DO IS USMはDO光学素子を使うことで、300mmクラスの望遠ズームを小型化するという異なる方向性を持っています。

EF70-300mm F4-5.6 IS II USMは世代が新しく、300mmまでの望遠を比較的現代的な操作感で使いたい場合の候補になります。

同じ70-300mmでも、軽さ、Lレンズの描写、DOによる小型化、新しい世代のAFなど、重視するものによって選ぶモデルが変わります。LモデルについてはEF70-300mm F4-5.6L IS USMで詳しく解説しています。

EF75-300mm・90-300mm・100-300mm系は中古で幅広く探せる

中古EF望遠ズームを低価格帯まで広げて探すと、EF75-300mm、EF90-300mm、EF100-300mm系が候補になります。

EF75-300mmには複数世代があり、EF75-300mm F4-5.6、USMモデル、ISモデル、II型、III型などが存在します。同じ75-300mmという焦点距離でもAF方式や手ブレ補正の有無が異なるため、名称を最後まで確認する必要があります。

EF90-300mm F4.5-5.6系は90mmから300mmまでをカバーし、比較的シンプルな構成の望遠ズームです。EF100-300mmにはF4.5-5.6 USM、F5.6、F5.6Lなどがあり、世代や設計思想が大きく異なります。

このクラスの魅力は、中古価格を抑えながら300mmの画角を試せることです。手ブレ補正のないモデルでは、300mm側で十分なシャッタースピードを確保することが重要になります。

まず安価に300mmまでの撮影を試したい場合には、EF75-300mm F4-5.6 IIIのようなモデルから特徴を確認できます。

400mmまで届くEF望遠ズームは野鳥・航空機・スポーツに強い

  • 初代EF100-400mmは100mmから400mmまでを一本で使える
  • II型EF100-400mmは近接性能やISも大きく進化している
  • EF200-400mm F4Lは内蔵エクステンダーまで備える

初代EF100-400mm F4.5-5.6L IS USMはEF望遠ズームを代表する一本

EF100-400mm F4.5-5.6L IS USMは、キヤノンEFマウントを代表する400mm望遠ズームです。100mmから400mmまでを一本でカバーするため、比較的近い被写体から遠距離の野鳥やスポーツまで対応できます。

特徴的なのが直進式ズームです。鏡筒を前後へ動かして焦点距離を変更するため、100mmから400mmまで素早く画角を変えられます。鳥や航空機が急に接近してきた場合でも、ズームを一気に戻して構図を広げられます。

400mmまで使えることで、300mmでは小さかった被写体をさらに大きくできます。特にフルサイズ一眼レフでは、野鳥、航空機、モータースポーツなどで400mmの焦点距離が役立ちます。

現在はII型が存在しますが、初代は中古価格次第では400mmのLズームを比較的安く導入できる選択肢になります。100mmから400mmという焦点域そのものの使い方は100-400mmレンズの使い道で詳しく紹介しています。

EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMは完成度が大きく向上した

EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMは、初代の100-400mmという使いやすい焦点距離を引き継ぎながら、撮影時の操作性や近接性能、手ブレ補正などを大きく進化させたモデルです。

初代の直進式に対してII型は回転式ズームを採用しています。通常のズームリング操作に慣れている人には扱いやすく、ズームリングの操作感を調整する機構も備えています。

II型は最短撮影距離0.98m、最大撮影倍率0.31倍となり、望遠ズームでありながら近距離の花や小物も大きく写せます。また、手ブレ補正は4段分となり、初代より手持ち撮影をしやすくなっています。AFはリングUSMです。:

野鳥、スポーツ、鉄道、航空機など本格的な望遠撮影を行いながら、EF一眼レフでもEOS Rシリーズでも使いたい場合には現在でも有力な中古候補です。

初代との違いやEOS Rシリーズでの使用についてはEF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMの実力で詳しく解説しています。

EF200-400mm F4L IS USM Extender 1.4×は特殊なプロ向けズーム

EF200-400mm F4L IS USM Extender 1.4×は、一般的なEF望遠ズームとは一段異なる存在です。200mmから400mmまでを開放F4でカバーし、さらに1.4倍のエクステンダーをレンズ内部に備えています。

通常時には200-400mmとして使い、内蔵エクステンダーを使用すると焦点距離をさらに伸ばせます。撮影中に外付けエクステンダーを着脱する必要がないため、被写体との距離が急に変化するスポーツや野生動物の撮影で大きな意味があります。

200mmはcamecame.jpでは中望遠として扱いますが、このレンズは400mmまでズームできるため、本格的な望遠撮影へ対応します。ズーム全域F4という明るさも、300mm・400mmクラスで高速シャッターを使う撮影では大きな特徴です。

サイズ、重量、価格を考えると誰にでも向くレンズではありません。野生動物、スポーツ、報道など、撮影条件が厳しく、焦点距離を瞬時に変える必要がある用途を前提とした一本です。

内蔵エクステンダーを含む詳しい特徴はEF200-400mm F4L IS USM Extender 1.4×で紹介しています。

撮影ジャンルからEF望遠ズームを選ぶ

  • 野鳥や航空機では400mmまで届く100-400mm系が使いやすい
  • スポーツやイベントでは被写体との距離に合わせてズーム域を選ぶ
  • 旅行や風景では望遠端だけでなく広角端と携帯性も重要になる

野鳥・航空機では300mmより400mmが役立つ場面が多い

野鳥や航空機では、撮影者が被写体へ自由に近づけません。そのためEF望遠ズームを選ぶ場合には、300mmで十分なのか400mmまで必要なのかが重要になります。

比較的大きな鳥や近距離の公園撮影なら300mmでも撮影できます。一方、小さな野鳥や遠い枝に止まる鳥では、400mmまで使える方が画面内で被写体を大きくできます。

航空機でも、空港の撮影場所や飛行経路との距離によって必要な焦点距離が変わります。離陸直後の機体を大きく狙う場合には400mmが役立ち、機体が近づけば100mmや200mmへ戻せる100-400mmズームの自由度が生きます。

単焦点400mmとは異なり、ズームなら被写体を見つけるときに100mmや200mmへ画角を広げられます。動く被写体をファインダーへ入れやすいことも望遠ズームの利点です。

野鳥と望遠ズームの具体的な組み合わせはEOS RPの望遠レンズおすすめでも確認できます。

スポーツでは最大焦点距離と開放F値の両方を見る

スポーツ撮影では、焦点距離だけでなく光量も重要です。明るい屋外競技ならF5.6程度でも高速シャッターを確保しやすい一方、夕方や照明の暗い競技場ではISO感度を上げる必要があります。

300mmや400mmの望遠域では、選手が遠くにいる場面を大きく写せます。100-400mmなら選手がこちらへ近づいたときに100mm側へ戻せるため、一人の選手を連続して追いやすくなります。

EF200-400mm F4L IS USM Extender 1.4×のようなレンズは、400mmまでF4で使えること自体が大きな特徴です。一般的なF5.6クラスより一段明るいため、同じISO感度ならシャッタースピードを上げやすくなります。

反対に、日中の運動会や屋外スポーツで300mmまでしか使わないなら、70-300mm系の軽さが有利になる場合があります。撮影時間が長いほどレンズ重量は負担になります。

焦点距離をさらに伸ばしたい場合の方法はEFエクステンダーの使い方で詳しく解説しています。

旅行・風景では28-300mmや70-300mmの広いズーム域が生きる

望遠レンズというと野鳥やスポーツを想像しやすいですが、風景撮影でも300mm以上の焦点距離は役立ちます。遠くの山頂、建物、木、光が当たった一部分などを狭く切り取ることで、広角とはまったく異なる風景写真を作れます。

旅行では撮影対象が短時間で変わるため、28-300mmのような高倍率ズームが便利です。広い街並みを28mmで撮った直後に、遠くの建物や山を300mmで撮影できます。

70-300mmも旅行用望遠として扱いやすい焦点域です。標準ズームを別に持ち、遠距離撮影だけ70-300mmへ交換する方法なら、28-300mmほど大型の高倍率ズームを一本で持ち歩く必要はありません。

風景では手ブレ補正の有無だけでなく、三脚を使用するのか、徒歩移動が多いのかもレンズ選びに影響します。撮影場所まで長く歩く場合には、100mm長い焦点距離より数百グラムの軽さの方が重要になることもあります。

EFシステム全体から撮影用途に合うレンズを探す場合はキヤノン大全から各EFレンズの記事へ移動できます。

EOS RシリーズでもEF望遠ズームを活用できる

  • マウントアダプターEF-EOS Rを使えばEF望遠ズームをRFボディで使用できる
  • APS-Cでは画角が約1.6倍相当になるため300mm・400mmをさらに狭い画角で使える
  • 中古EFレンズはRF望遠ズームとは異なる価格帯から選べる

EF-EOS Rを使えばEF望遠ズームをEOS Rシリーズへ持ち込める

EF望遠ズームはEF一眼レフ専用の資産として終わったわけではありません。マウントアダプターEF-EOS Rを使えば、EOS R5、EOS R6シリーズ、EOS R8、EOS R7、EOS R10などのRFマウント機でも使用できます。

特にEF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMのような比較的新しいEFレンズは、EOS Rシリーズでも活用しやすいレンズです。すでにEF望遠ズームを持っている場合、RFボディへ移行したからという理由だけで買い替える必要はありません。

EOS Rシリーズでは被写体検出AFなどボディ側の機能を利用できるため、EF時代の光学系と新しいカメラボディを組み合わせることができます。

一方で、アダプター分だけ全長が伸びるため、RF専用望遠ズームと比べた取り回しは異なります。重量バランスまで含めて実際の撮影スタイルに合うかを考えることが重要です。

EOS RシリーズでEF望遠を使う具体例はEF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMの記事でも紹介しています。

Canon APS-Cでは300mmが約480mm相当、400mmが約640mm相当の画角になる

Canon APS-C機でEF望遠ズームを使うと、フルサイズと比べて写る範囲が狭くなります。35mm判換算では焦点距離の約1.6倍相当の画角となり、300mmは約480mm相当、400mmは約640mm相当になります。

この特徴は野鳥、スポーツ、航空機など、小さな被写体を画面内で大きく扱いたい撮影で利用できます。70-300mmなら約112-480mm相当、100-400mmなら約160-640mm相当の画角として使えます。

焦点距離そのものが伸びるわけではありませんが、同じ撮影位置から見た画角が狭くなるため、被写体を大きく構成しやすくなります。

一方で、広角側も狭くなります。70mmでも約112mm相当になるため、人物や近距離の被写体ではフルサイズより後ろへ下がる必要があります。APS-Cで70-300mmを使う場合には、フルサイズより望遠撮影寄りの性格になります。

70-300mmをAPS-Cで使った場合の画角は70-300mmレンズの使い道でも詳しく紹介しています。

RF望遠ズームと中古EF望遠ズームは用途と予算で選び分ける

現在はRF100-400mm、RF100-500mm、RF200-800mmなどRFマウント用の望遠ズームがあります。そのため、新しく望遠レンズを購入する場合には、EF中古を選ぶのかRFレンズを選ぶのかという比較も必要になります。

RFレンズはアダプターを必要とせず、EOS Rシリーズとの組み合わせを前提に設計されています。重量やAF、焦点距離の面で新しいRFレンズに利点がある場合もあります。

一方、EF望遠ズームは中古市場の選択肢が多く、75-300mmや100-300mmのような低価格帯から、EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMのような高性能Lレンズまで予算に合わせて探せます。

EF一眼レフも使用している場合には、一本のEF望遠ズームを一眼レフとEOS Rシリーズの両方で使えることも利点です。

RFへ完全移行するのか、EFレンズ資産を生かすのかで最適な選択は変わります。キヤノンのEF・RFシステムをまとめて確認する場合はキヤノン大全から各レンズを比較できます。

まとめ

キヤノンEFマウントには、300mmから400mmまでをカバーする望遠ズームが数多く存在します。

camecame.jpでは200mmを中望遠、300mm以上を望遠として扱うため、70-200mm系はこの記事の対象外です。70-300mmや75-300mmは中望遠域から始まりますが、300mmまで到達するため望遠撮影へ対応するズームとして扱います。

300mmまでで十分なら、70-300mm、75-300mm、90-300mm、100-300mm系から選べます。人物、旅行、動物園、運動会、比較的近距離のスポーツなどでは、300mmまででも幅広く対応できます。

小さな野鳥、航空機、遠距離のスポーツなどでは400mmまで使えるEF100-400mm系が有力です。特にEF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMは、400mmまでの焦点距離だけでなく、IS、AF、近接性能まで含めて現在でも実用性の高いEF望遠ズームです。

EF200-400mm F4L IS USM Extender 1.4×は、ズーム全域F4と内蔵エクステンダーを備え、一般的な望遠ズームとは異なるプロ向けの位置付けになります。

旅行やイベントでレンズ交換を減らしたい場合には、EF28-300mm F3.5-5.6L IS USMやEF35-350mm F3.5-5.6L USMのような高倍率ズームも選択肢になります。

EF望遠ズームを選ぶときは、「最も長い焦点距離」を選ぶのではなく、実際に自分がどの距離から何を撮るのかを基準にすることが重要です。

300mmで足りる撮影なら軽量な300mmズーム、400mmが必要なら100-400mm、広角から一本で済ませたいなら高倍率ズームというように役割を分けると、自分に合ったEF望遠ズームを選びやすくなります。

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