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EF-S17-85mm F4-5.6 IS USMレビュー|中古で使う価値・弱点・対応カメラを解説

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EF-S17-85mm F4-5.6 IS USMレビュー|中古で使う価値・弱点・対応カメラを解説 EF-Sレンズ

EF-S17-85mm F4-5.6 IS USMレビュー|中古で使う価値・弱点・対応カメラを解説

Canon EF-S17-85mm F4-5.6 IS USMは、APS-C一眼レフ用として17mmの広角から85mmの中望遠までを1本でカバーする標準ズームレンズです。

35mm判換算では約27-136mm相当となり、風景、街歩き、旅行、人物、花や小物まで幅広く対応できます。一般的なEF-S18-55mmより望遠側が大きく伸びるため、レンズ交換を減らしながら幅広く撮りたい場合に使いやすいレンズです。

発売は2004年9月。EOS 20Dと同時期に登場した古いレンズですが、約3段分の手ブレ補正IS、USMによるAF、フルタイムマニュアルフォーカス、最短撮影距離0.35mなど、現在使っても実用性のある機能が揃っています。

中古で選ぶ場合は、価格だけでなく、絞りの動作、IS、AF、ズームリング、光学系など個体の状態を見ることが重要です。

この記事では、EF-S17-85mm F4-5.6 IS USMのスペック、画角、写り、手ブレ補正、中古で確認したいポイント、EF-S18-55mmやEF-S18-135mmとの違い、EOS Rシリーズで使う方法まで詳しく解説します。

  1. EF-S17-85mm F4-5.6 IS USMとは
    1. EOS 20Dの時代に登場したEF-S標準ズーム
    2. 17-85mmは約5倍のズーム域
    3. EF-SレンズなのでAPS-C一眼レフ向け
  2. EF-S17-85mm F4-5.6 IS USMのスペック
    1. 最小絞りはF22-32
    2. 6枚の円形絞りを採用
    3. 475gという重量
  3. 17mmから85mmまで使えることが最大の魅力
    1. 17mmは約27mm相当で風景や室内に使いやすい
    2. 85mmは約136mm相当の中望遠
    3. 18-55mmよりもう少し望遠が使える
  4. 約3段分のISを搭載
    1. F4-5.6の暗さをISで補える
    2. ISと被写体ブレは別に考える
  5. USMとフルタイムマニュアルフォーカス
    1. AF後にフォーカスリングで微調整できる
    2. 古い一眼レフでも使いやすいAF
  6. 0.35mまで寄れる
    1. 旅行中の花や料理、小物にも使える
  7. EF-S17-85mmの描写をどう考えるか
    1. 非球面レンズを採用
    2. 17mm側では周辺まで見て使う
    3. 85mm側は被写体を切り取る撮影に向く
  8. 中古で買うなら状態確認が重要
    1. 絞りが正常に動くか確認する
    2. ISの作動を確認する
    3. AFは近距離と遠距離の両方で確認する
    4. ズームリングの動きも確認する
    5. カビやクモリも確認する
  9. EF-S18-55mmと比較するとどう違うか
    1. 軽さなら18-55mm
    2. 撮影範囲なら17-85mm
  10. EF-S18-135mmと比較するとどう違うか
    1. 一本で済ませる能力は18-135mmが高い
    2. 17-85mmは17mm始まり
  11. EF-S15-85mm F3.5-5.6 IS USMとの違い
    1. 15mmと17mmでは広角側の差が大きい
  12. EOS Rシリーズでもマウントアダプターで使える
    1. APS-CのEOS Rでも17-85mmの画角を生かせる
    2. フルサイズEOS RではAPS-C相当にクロップされる
  13. EF-S17-85mmが向いている人
    1. EOS 20D・30D・40D・50Dなどを楽しみたい人
    2. 旅行用レンズを一本に近づけたい人
    3. EF-S18-55mmでは望遠側が足りない人
    4. 古いEF-Sレンズを楽しみたい人
  14. EF-S17-85mm F4-5.6 IS USMの長所
  15. EF-S17-85mm F4-5.6 IS USMの弱点
  16. まとめ

EF-S17-85mm F4-5.6 IS USMとは

EF-S17-85mm F4-5.6 IS USMは、CanonのAPS-C一眼レフを対象として開発された標準ズームレンズです。

焦点距離は17-85mmですが、CanonのAPS-Cでは35mm判換算で約27-136mm相当の画角になります。

広角、標準、中望遠を一本でカバーできるため、一般的な標準ズームより広い撮影範囲を持つことが特徴です。

EOS 20Dの時代に登場したEF-S標準ズーム

EF-S17-85mm F4-5.6 IS USMは2004年9月発売です。

初期のEF-S18-55mmが小型軽量な標準ズームとして用意されたのに対し、EF-S17-85mmはズーム域、手ブレ補正、USMなどを強化した標準ズームとして登場しました。

EOS 20Dとの組み合わせが代表的ですが、その後のEOS 30D、40D、50D、60D、70D、80D、90D、EOS 7Dシリーズ、EOS Kissシリーズなど、EF-Sに対応するCanon APS-C一眼レフでも使用できます。

EOS 20Dの特徴と現在の楽しみ方はこちら

17-85mmは約5倍のズーム域

17mmから85mmまでは5倍のズーム比です。

APS-Cでは約27-136mm相当となるため、広角、標準、中望遠をほぼ連続してカバーできます。

  • 17mmでは風景、建築、室内、集合写真
  • 30~50mm付近では街歩きや日常のスナップ
  • 85mmでは人物、花、小物、少し離れた被写体

被写体に応じてレンズ交換する回数を減らせるため、カメラに付けたまま歩ける標準ズームとして使いやすい焦点距離です。

キヤノンAPS-Cで使いやすいレンズはこちら

EF-SレンズなのでAPS-C一眼レフ向け

EF-S17-85mm F4-5.6 IS USMはAPS-C一眼レフ用です。

EFレンズとEF-Sレンズは同じCanon一眼レフ系のレンズですが、対応するボディが異なります。

EFレンズはフルサイズ一眼レフとAPS-C一眼レフの両方で使用できます。EF-SレンズはAPS-C一眼レフを前提に設計されています。

EOS 5DシリーズやEOS 6DシリーズなどのフルサイズEF一眼レフへ取り付けるレンズではありません。

EFレンズとEF-Sレンズの違いはこちら

EF-S17-85mm F4-5.6 IS USMのスペック

焦点距離 17-85mm
35mm判換算 約27-136mm相当
開放F値 F4-5.6
最小絞り F22-32
レンズ構成 12群17枚
絞り羽根 6枚
最短撮影距離 0.35m
最大撮影倍率 0.20倍
手ブレ補正 約3段分
AF駆動 USM
フィルター径 67mm
最大径 78.5mm
全長 92mm
質量 475g
発売 2004年9月

最小絞りはF22-32

このレンズの最小絞りはF22-32です。

ズーム位置によって開放F値だけでなく最小絞りも変化します。

風景撮影ではF8前後を中心に使うことが多く、F22やF32まで絞る場面は限定されます。大きく絞るほど被写界深度は深くできますが、回折による解像感低下も考える必要があります。

F値によって写真がどう変わるかはこちら

6枚の円形絞りを採用

絞り羽根は6枚です。

ボケの形は焦点距離、撮影距離、背景までの距離、絞り値によって変化します。

F4-5.6の標準ズームなので大口径単焦点ほど大きなボケを作るレンズではありませんが、85mm側で被写体へ近づき、背景との距離を取れば背景を整理できます。

絞り羽根の枚数とボケの関係はこちら

475gという重量

質量は475gです。

現在の小型キットズームと比較すると重く感じますが、17-85mmという5倍ズーム、IS、USMを搭載していることを考えると極端に大型ではありません。

EOS 40D、50D、60D、7Dなどの中級APS-C一眼レフと組み合わせると、ボディとレンズの大きさのバランスを取りやすくなります。

EOS 50Dの特徴はこちら

17mmから85mmまで使えることが最大の魅力

EF-S17-85mm F4-5.6 IS USMを使う大きな理由は、17mmから85mmまでを一本で使えることです。

EF-S18-55mmから交換すると、広角側は1mmしか変わりませんが、望遠側が55mmから85mmまで伸びることで撮影できる構図は大きく増えます。

17mmは約27mm相当で風景や室内に使いやすい

APS-Cの17mmは約27mm相当です。

24mm相当ほどの超広角感はありませんが、一般的な28mmクラスの広角として使えます。

旅行先の建物、街並み、室内、風景などで、標準域では入り切らない場面に対応しやすい画角です。

17mmを含む広角ズームの使い方はこちら

85mmは約136mm相当の中望遠

85mm側では約136mm相当の画角になります。

人物の上半身を少し離れた位置から狙ったり、街中の一部分を切り取ったり、花や小物を大きめに写したりする用途に使えます。

17mmから85mmまでズームするだけで画面の印象を大きく変えられるため、撮影位置を大きく変えられない場面でも構図を作りやすくなります。

85mmレンズの特徴と使い方はこちら

18-55mmよりもう少し望遠が使える

EF-S18-55mmは非常に軽く、Canon APS-C一眼レフの基本となる標準ズームです。

55mmで止まるため、少し離れた人物や風景の一部分を大きく撮ろうとすると不足を感じる場面があります。

EF-S17-85mmでは85mmまで使えるため、あと少し大きく写したい場面をズームで処理できます。

EF-S18-55mmの使い方はこちら

約3段分のISを搭載

EF-S17-85mm F4-5.6 IS USMには光学式手ブレ補正ISが搭載され、約3段分の補正効果があります。

現在のレンズではさらに強力な手ブレ補正を持つ製品がありますが、このレンズが登場した当時には大きな特徴でした。

F4-5.6の暗さをISで補える

EF-S17-85mmは開放F値がF4-5.6です。

17mmでF4、望遠側ではF5.6になるため、F2.8通しの標準ズームや明るい単焦点レンズと比較すると取り込める光量は少なくなります。

静止した被写体であれば、ISを利用してシャッタースピードを下げることで手ブレを抑えられます。

露出と撮影設定の基本はこちら

ISと被写体ブレは別に考える

ISが補正するのは、撮影者によるカメラの揺れです。

人物が歩いている、鳥が動いている、車が走っているといった場面では、シャッタースピードそのものを速くしなければ被写体は止まりません。

暗い室内で人物を撮る場合には、ISだけに頼らず、ISO感度を上げて必要なシャッタースピードを確保します。

シャッタースピードの決め方はこちら

USMとフルタイムマニュアルフォーカス

EF-S17-85mm F4-5.6 IS USMはUSMを搭載しています。

キットレンズ系の標準ズームより上位の操作性を意識して作られた部分です。

AF後にフォーカスリングで微調整できる

フルタイムマニュアルフォーカスに対応しているため、AFでピントを合わせたあとにフォーカスリングを操作して微調整できます。

AFとMFを切り替えるたびにスイッチを操作する必要がなく、細かな位置へ合わせたい場面で使いやすい仕組みです。

STMとUSMの違いはこちら

古い一眼レフでも使いやすいAF

EOS 20Dや40D、50Dなどの一眼レフで使う場合、AF性能はレンズだけでなくボディ側のAFシステムにも影響されます。

最新ミラーレスの被写体認識AFとは性格が違いますが、中央測距点を使った一般的なスナップ、風景、人物撮影では扱いやすい組み合わせです。

一眼レフの測距点とAFの基本はこちら

0.35mまで寄れる

最短撮影距離はズーム全域で0.35m、最大撮影倍率は0.20倍です。

本格的なマクロレンズではありませんが、標準ズームとしては日常の近接撮影に使いやすい仕様です。

旅行中の花や料理、小物にも使える

旅行用ズームでは、遠景だけでなく目の前の料理、花、展示物、小物などを撮る機会があります。

EF-S17-85mmならレンズを交換せず、そのまま0.35mまで近づけます。

望遠側を使えば背景を整理しやすくなり、単純な記録写真とは違う構図を作ることもできます。

近接撮影とマクロレンズの使い方はこちら

EF-S17-85mmの描写をどう考えるか

このレンズは、現在の高画素ミラーレス用レンズと同じ方向で評価するより、2004年に作られた5倍標準ズームとして考えると性格を理解しやすくなります。

17mmから85mmまで広い範囲をカバーし、ISとUSMを搭載しながら475gにまとめています。

非球面レンズを採用

EF-S17-85mmでは非球面レンズが採用されています。

5倍という広いズーム域を確保しながら、レンズ全体を過度に大型化させず、ズーム全域の画質をまとめるための設計です。

レンズの光学設計と写りの違いはこちら

17mm側では周辺まで見て使う

17mm側では広い範囲を写すため、画面中央だけでなく四隅まで写真へ入りやすくなります。

建築物や直線の多い被写体では、広角ズームらしい歪曲も意識した方が扱いやすくなります。

風景で画面全体の解像感を揃えたい場合は、開放だけで撮り続けるよりF5.6~F8付近まで絞りながら写りを確認すると、このレンズの性格をつかみやすくなります。

色収差などレンズの画質に影響する要素はこちら

85mm側は被写体を切り取る撮影に向く

望遠端85mmでは約136mm相当になるため、背景を広く入れるより、被写体を切り取る撮影と相性が良くなります。

人物の表情、花、看板、建築物の一部分、風景の一部分などを切り取ると、17mm側とはまったく違う写真になります。

中望遠で街を切り取る撮影はこちら

中古で買うなら状態確認が重要

発売から長い時間が経過しているため、現在入手するEF-S17-85mmは中古品が中心です。

そのため、レンズの設計そのものだけでなく、個体の状態が使い勝手を大きく左右します。

絞りが正常に動くか確認する

中古購入時には、開放で写ることだけを確認するのでは不十分です。

AvモードなどでF8、F11程度まで絞り、17mm、標準域、85mmなど複数のズーム位置で何枚か撮影し、正常に動作するか確認します。

Avモードなど撮影モードの使い分けはこちら

ISの作動を確認する

シャッターボタンを半押ししてISが正常に作動するか確認します。

85mm側でファインダーを覗きながら半押しすると、ISの効果を確認しやすくなります。

異常な振動、作動しない、極端な異音がないかを確認します。

手ブレ補正がない場合の撮影方法はこちら

AFは近距離と遠距離の両方で確認する

USMが正常に動き、近距離から遠距離、遠距離から近距離へ問題なくAFできるか確認します。

ピントが大きく外れた状態からAFさせると、動作を確認しやすくなります。

USMの種類と仕組みはこちら

ズームリングの動きも確認する

17mmから85mmまで滑らかにズームできるか確認します。

途中で引っ掛かる、極端に重くなる、ガタつきが大きい個体は避けたいところです。

古いズームレンズでは、外装の小傷より実際の操作状態を優先して確認します。

中古で狙いやすいキヤノンEF系レンズはこちら

カビやクモリも確認する

前玉や後玉の小さなホコリだけで写真へ大きな影響が出ることは多くありません。

一方、カビ、強いクモリ、コーティング劣化などは逆光時のコントラスト低下やフレアへ影響する場合があります。

中古では外観評価だけでなく、光学系の状態説明も確認して選びます。

レンズの解像性能を見る考え方はこちら

EF-S18-55mmと比較するとどう違うか

EF-S18-55mmからEF-S17-85mmへ交換する場合、最も大きな違いは望遠側です。

18-55mmはAPS-Cで約29-88mm相当、17-85mmは約27-136mm相当です。

軽さなら18-55mm

小ささと軽さを優先するならEF-S18-55mm系が有利です。

EOS Kissシリーズなど小型ボディへ装着した場合も、カメラ全体を軽くまとめられます。

EF-S17-85mmは475gあるため、18-55mm系の感覚で持つと重く感じます。

EF-S18-55mm F4-5.6 IS STMはこちら

撮影範囲なら17-85mm

標準ズーム一本で旅行する場合、85mmまであることで撮影できる構図が増えます。

遠くにある被写体を大きく写すだけでなく、不要な周囲を画面から外して整理するためにも望遠側は使えます。

EFマウントAPS-Cで使いやすいレンズはこちら

EF-S18-135mmと比較するとどう違うか

さらに望遠側を求めるならEF-S18-135mmがあります。

18-135mmはAPS-Cで約29-216mm相当までカバーするため、17-85mmより明確に高倍率です。

一本で済ませる能力は18-135mmが高い

旅行で広角から望遠まで一本にまとめたい場合、18-135mmは非常に便利です。

85mmで終わるEF-S17-85mmより50mm長く、35mm判換算では200mmを超える画角まで使えます。

EF-S18-135mmの特徴はこちら

17-85mmは17mm始まり

EF-S17-85mmには17mm始まりという特徴があります。

18-135mmは18mm始まりなので差は1mmですが、広角側では1mmの差でも画角の違いを感じやすくなります。

EF-S広角ズームの画角はこちら

EF-S15-85mm F3.5-5.6 IS USMとの違い

EF-S17-85mmの後に登場した標準ズームとして、EF-S15-85mm F3.5-5.6 IS USMがあります。

焦点距離は15-85mmとなり、望遠端を維持しながら広角側を15mmまで拡大しています。

APS-Cでは約24-136mm相当となるため、24mm相当から中望遠まで1本で使える標準ズームです。

15mmと17mmでは広角側の差が大きい

望遠域で2mm違っても画角差は小さいですが、広角域の15mmと17mmでは見える範囲の差が大きくなります。

室内、建築、風景などで広角を重視するなら15-85mmの利点は明確です。

中古価格や個体状態まで含めて比較すると、17-85mmと15-85mmでは選ぶ基準が変わります。

EF-S15-85mm F3.5-5.6 IS USMはこちら

EOS Rシリーズでもマウントアダプターで使える

EF-S17-85mmは一眼レフ用レンズですが、マウントアダプター EF-EOS Rを使用するとEOS Rシリーズでも使用できます。

EOS R7、R10、R50、R50 V、R100などAPS-CのEOS Rシリーズでは、約27-136mm相当の画角で使用できます。

APS-CのEOS Rでも17-85mmの画角を生かせる

APS-CのEOS Rシリーズにアダプターを装着すると、EF-S17-85mmを一眼レフ時代と同じ約27-136mm相当の標準ズームとして使えます。

AFやISも利用できるため、すでにEF-S17-85mmを持っている場合はレンズ資産を生かせます。

EFレンズをEOS Rで使う方法はこちら

フルサイズEOS RではAPS-C相当にクロップされる

EOS R5、R6シリーズ、R8、RPなどのフルサイズEOS Rシリーズでも、マウントアダプターを使えばEF-Sレンズを装着できます。

この場合はフルサイズセンサー全体を使うのではなく、中央部のAPS-C相当範囲を使って撮影します。

EF-S17-85mmを装着しても、17mmをフルサイズ17mmの超広角として使用することはできません。

EOS RPのクロップ撮影についてはこちら

EF-S17-85mmが向いている人

EF-S17-85mmを現在選ぶ理由は、最新性能を求めることより、Canon APS-C一眼レフを使いながら広いズーム域を一本で楽しめることにあります。

EOS 20D・30D・40D・50Dなどを楽しみたい人

このレンズが登場した時代に近いAPS-C一眼レフと組み合わせれば、当時のCanonシステムをそのまま楽しめます。

EOS 20Dや40Dなどを使う場合、18-55mmのキットズームより撮影範囲を広げながら、ISとUSMも利用できます。

EOS 40Dの特徴はこちら

旅行用レンズを一本に近づけたい人

17mmから85mmまでをカバーするため、一般的な旅行ならかなり多くの場面を一本で撮影できます。

広い風景、建物、食事、人物、街の一部分まで対応できます。

超望遠が必要な被写体を除けば、カメラバッグから何度もレンズを交換する必要を減らせます。

屋外撮影で使う機材と設定はこちら

EF-S18-55mmでは望遠側が足りない人

18-55mmを使用していて、頻繁に55mmまでズームしている場合には17-85mmの違いを実感しやすくなります。

85mmまで伸びれば構図の自由度が上がり、少し離れた被写体を切り取りやすくなります。

EF-S17-55mm F2.8との違いを考える場合はこちら

古いEF-Sレンズを楽しみたい人

EF-S17-85mmはCanonデジタル一眼レフ初期を代表する標準ズームの一つです。

現在のRF-Sレンズとは設計思想も操作感も異なります。

USM、物理的なズームリング、フルタイムマニュアルフォーカス、レンズ内ISなど、EF一眼レフ時代らしい仕組みを楽しめます。

EF-Sレンズの特徴とラインアップはこちら

EF-S17-85mm F4-5.6 IS USMの長所

このレンズの長所は、17-85mmという焦点距離に集約できます。

約27mm相当の広角から約136mm相当の中望遠までを一本で使えるため、標準ズームとして対応範囲が広くなっています。

さらに約3段分のIS、USM、フルタイムマニュアルフォーカス、0.35mの最短撮影距離を備えており、古いレンズながら機能面は充実しています。

17mm始まりなので、18mm始まりの標準ズームより少し広く撮れることも特徴です。

EF-S17-85mm F4-5.6 IS USMの弱点

弱点は、現在では古い設計であることです。

開放F値はF4-5.6で、大口径ズームのような明るさはありません。

475gあるため、小型軽量なEF-S18-55mm系と比べれば重くなります。

中古個体の年齢が高いため、絞り駆動系、IS、AF、ズーム機構などの状態差も大きくなっています。

EF-S17-85mmというモデル名だけで判断するのではなく、個体の状態を確認して選ぶことが重要です。

まとめ

EF-S17-85mm F4-5.6 IS USMは、Canon APS-C一眼レフで約27-136mm相当をカバーする5倍標準ズームです。

2004年9月発売という古いレンズですが、約3段分のIS、USM、フルタイムマニュアルフォーカス、0.35mの最短撮影距離など、現在でも実用になる機能を備えています。

17mm側では風景や室内、標準域ではスナップ、85mm側では人物や花、風景の切り取りまで対応でき、一本のレンズで画角を大きく変えられることが最大の魅力です。

EF-S18-55mmより撮影範囲を広げたい場合には、85mmまで伸びる効果を実感しやすくなります。さらに望遠を求めるなら18-135mm、さらに広角を求めるなら15-85mmという選択肢があります。

EOS Rシリーズでもマウントアダプター EF-EOS Rを使用すれば利用できるため、一眼レフからミラーレスへ移行した後も活用できます。

中古で選ぶ場合には、絞った状態で正常に撮影できるか、ISが作動するか、AFが近距離から遠距離まで動くか、ズームリングに異常がないかを確認することが重要です。

キヤノンのカメラ・レンズ大全はこちら

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