EOS R8 Mark IIでAPS-Cレンズを使う|RF-S・SIGMAの画角・画素数・手振れ補正を解説
EOS R8 Mark IIは、有効約2420万画素のフルサイズCMOSセンサーを搭載した小型フルサイズミラーレスです。フルサイズ機を購入すると、レンズもフルサイズ対応RFレンズだけから選ぶものだと考えやすくなります。しかしEOS R8 Mark IIはRF-Sレンズにも正式対応しており、APS-C用レンズを装着すると約1.6倍相当の撮影範囲へ切り替えて使用できます。
さらにCanon RFマウントには、SIGMAから多数のAPS-C用レンズが登場しています。18-50mm F2.8 DC DN、10-18mm F2.8 DC DN、16-300mm F3.5-6.7 DC OS、F1.4単焦点群など、純正RF-Sとは性格の異なるレンズがそろっています。これらを「APS-Cカメラ用だから」という理由だけでEOS R8 Mark IIの候補から外してしまうと、せっかく同じRFマウントで使える小型軽量なレンズを活用できません。
EOS R8 Mark IIでAPS-Cレンズを使った場合、焦点距離そのものが変化するわけではありません。カメラがフルサイズセンサー中央のAPS-C相当範囲を使用するため、画角が約1.6倍相当になります。同時に記録に使うセンサー面積が小さくなるため、約2420万画素すべてを使用する撮影ではなくなります。この「画角」「記録画素数」「レンズそのものの性能」を分けて理解することが重要です。
EOS R8 Mark IIにはボディ内5軸手ブレ補正も搭載されました。APS-C用レンズを使う場合にも、レンズ側の手ブレ補正の有無だけで機材を考える必要がなくなり、小型F2.8ズームや明るい単焦点を組み合わせる魅力が増しています。この記事では、EOS R8 Mark IIでRF-SレンズやSIGMAのAPS-C用RFレンズを使うと何が起こるのか、画角、画素数、手ブレ補正、レンズ選びまで整理します。
EOS R8 Mark IIはRF-S・APS-Cレンズを使用できる
RF-SレンズはEOS R8 Mark IIへ直接装着できる
EOS R8 Mark IIのレンズマウントはCanon RFマウントです。使用レンズにはRFレンズだけでなくRF-Sレンズも含まれており、RF-Sレンズをそのままボディへ装着できます。フルサイズ機だからRF-Sレンズが物理的に装着できない、という仕組みではありません。
ここはCanon一眼レフ時代のEF-Sレンズとの違いとして理解すると分かりやすくなります。EF-SレンズはAPS-C一眼レフ向けとして設計され、フルサイズEOS一眼レフには基本的に装着できませんでした。その経験から「APS-C用レンズはフルサイズ機には使えない」という印象を持っている人もいます。
RFシステムでは、フルサイズEOS RとAPS-C EOS Rが同じRFマウントを共有しています。RF-Sレンズも同じRFマウントへ直接装着でき、フルサイズEOS RではAPS-C相当の撮像範囲を使用します。RF、RF-S、EF、EF-Sそれぞれの対応関係はCanonレンズ対応表|RF・RF-S・EF・EF-S・EF-Mはどのカメラで使える?でも詳しく整理しています。
RF-S・EF-S使用時は約1.6倍相当の画角になる
EOS R8 Mark IIでRF-SレンズまたはEF-Sレンズを使用した場合、有効撮影画角はレンズに記載された焦点距離の約1.6倍相当になります。18mmなら約29mm相当、50mmなら約80mm相当、100mmなら約160mm相当、300mmなら約480mm相当の画角です。
これはレンズの焦点距離が変化しているわけではありません。18mmレンズはEOS R8 Mark IIへ装着しても18mmのままです。フルサイズセンサー全体ではなく、その中央にあるAPS-C相当の範囲だけを記録するため、結果として35mm判換算では約1.6倍相当の狭い画角になります。
望遠撮影では、この約1.6倍相当の画角を積極的に使えます。例えば300mmのAPS-C用レンズなら約480mm相当の範囲を写せるため、野鳥、飛行機、鉄道、スポーツなど遠距離の被写体を大きく捉えやすくなります。RF-Sレンズの焦点距離やラインアップについてはRF-Sレンズ完全ガイド|純正ラインアップとAPS-C用RFレンズの選び方でも確認できます。
約2420万画素から中央のAPS-C相当範囲を使う
EOS R8 Mark IIのフルサイズ撮影では、有効約2420万画素のセンサーを利用できます。約1.6倍クロップでは縦横それぞれの撮像範囲が狭くなるため、使用する画素数も減少します。
単純に面積比で考えると、1.6倍クロップではフルサイズの約1÷2.56の面積を使用します。約2420万画素を2.56で割ると約945万画素となるため、APS-Cクロップ時はおおむね900万画素台の画像になると考えると分かりやすいでしょう。
この数字だけを見ると大きく減ったように感じますが、Web掲載、SNS、一般的なモニター表示、L判や2L判程度のプリントなどでは十分使える画素数です。一方で、大きくトリミングする撮影や大型プリントでは、フルサイズ時の約2420万画素との差が効いてきます。EOS R8 Mark IIそのもののセンサー、連写、手ブレ補正などについてはEOS R8 Mark II徹底解説|2420万画素・ボディ内手振れ補正・40コマ連写の小型フルサイズで詳しく紹介しています。
クロップしてもAPS-Cレンズ自体の光学性能が落ちるわけではない
変わるのは記録範囲でレンズの焦点距離やF値はそのまま
APS-CレンズをEOS R8 Mark IIへ装着すると、レンズそのものが別のレンズへ変化するわけではありません。18-50mm F2.8は18-50mm F2.8のままであり、F2.8が暗くなったり、レンズ内部の光学性能が低下したりする仕組みではありません。
変化するのはカメラが記録する範囲です。フルサイズセンサー全面を使えばAPS-Cレンズのイメージサークルでは外周を十分に覆えないため、カメラ側がAPS-C相当の範囲を使用します。その結果、18-50mmなら約29-80mm相当の画角として使うことになります。
「クロップすると画素数が減る」という話と、「レンズの解像性能が落ちる」という話は分ける必要があります。画素数はカメラ側が何画素を記録するかという話であり、レンズの焦点距離、開放F値、レンズ構成、最短撮影距離などは変わりません。APS-Cとフルサイズでレンズの見え方がどう変化するかはEOS RシリーズAPS-C機を比較|R7・R10・R50 V・R50・R100の違いと選び方でも詳しく解説しています。
クロップ画素数が用途に足りればAPS-Cレンズを使える
EOS R8 Mark IIでAPS-Cレンズを使うかどうかを考えるとき、重要になるのは「フルサイズなのにAPS-Cレンズを使っていいのか」ではなく、APS-Cクロップ後の画素数が自分の用途に足りるかどうかです。
写真をスマートフォンや4Kモニターで見る場合、4K表示に必要な画素数は約830万画素です。EOS R8 Mark IIのAPS-Cクロップで得られる900万画素台は、この用途では十分な情報量を持っています。ブログ、SNS、Webメディアの画像ではさらに小さなサイズへ縮小して掲載する場合が多く、元画像が900万画素台でも余裕があります。
反対に、野鳥撮影でさらに大きくトリミングしたい場合や、高精細な大型プリントを作る場合には、フルサイズ時の約2420万画素を使えるRFレンズの方が後処理の自由度を確保できます。画素数は多ければ常に写真が良くなるというものではなく、最終的な用途と必要なトリミング量から考える方が実用的です。APS-Cとフルサイズの使い分けについてはEOS R7はフルサイズより劣る?APS-Cだから強い撮影と弱い撮影を比較でも扱っています。
APS-Cレンズにも中央部と周辺部があり描写特性は変わらない
レンズレビューでは、中央、中間、周辺に分けて解像力を見ることが一般的です。多くのレンズは光軸に近い中央部で高い解像力を示し、周辺へ向かうにつれて収差、周辺光量低下、像の乱れなどが現れやすくなります。
APS-C用レンズでも同じです。APS-Cレンズだから画面全域が完全に同じ性能になるわけではなく、中央から周辺へ描写の変化があります。EOS R8 Mark IIへ装着しても、そのレンズが本来持っている中央部の解像力、コントラスト、ボケ、収差の性格が別物になるわけではありません。
フルサイズ機へAPS-Cレンズを取り付けたこと自体を理由に「画質が悪くなる」と考える必要はありません。カメラ側ではAPS-C相当の撮像範囲を記録し、その範囲の中でレンズ本来の描写を利用します。レンズの解像性能やMTFを見る考え方についてはレンズの光学性能とは?解像力・MTF・色収差・ボケの見方も参考になります。
EOS R8 Mark IIとSIGMAのAPS-Cレンズを組み合わせる
SIGMA 18-50mm F2.8 DC DNなら約29-80mm相当のF2.8ズームになる
SIGMA 18-50mm F2.8 DC DN Contemporaryは、Canon RFマウント用が用意されているAPS-C専用標準ズームです。EOS R8 Mark IIで使用すると、約1.6倍クロップによって約29-80mm相当の画角になります。
広角寄りの約29mm相当から中望遠の約80mm相当までをF2.8通しで使えるため、旅行、日常スナップ、料理、人物撮影など幅広い用途に対応できます。Canon RFマウント用の質量は約300gで、EOS R8 Mark IIの約546gと組み合わせても合計は約846gです。
フルサイズ用のF2.8標準ズームと比較すると非常に軽量な構成を作れるため、「今日は約2400万画素を全面的に使う必要はないが、F2.8の明るさと軽さが欲しい」という撮影では魅力があります。18-50mm F2.8の描写、AF、近接性能についてはSIGMA 18-50mm F2.8 DC DN キヤノンRF用レビュー|画質・AF・手ブレ補正を解説で詳しく紹介しています。
10-18mm F2.8なら約16-29mm相当の超広角ズームとして使える
SIGMA 10-18mm F2.8 DC DN ContemporaryをEOS R8 Mark IIで使うと、約16-29mm相当の画角になります。10mmという焦点距離を見ると極端な超広角に感じますが、APS-Cクロップでは約16mm相当から始まるため、フルサイズ用超広角ズームに近い画角を得られます。
約16mm相当では風景、建築、室内、星景などを広く写すことができ、18mm側では約29mm相当まで自然に狭められます。ズーム全域F2.8なので、室内や夕景でもISO感度を抑えたり、動画でシャッタースピードを維持したりしやすくなります。
このレンズも非常に小型軽量で、EOS R8 Mark IIの小型ボディと組み合わせやすい一本です。フルサイズ機を使うから大型のフルサイズ広角ズームを必ず選ぶという考え方から離れると、軽量な超広角セットを作れます。SIGMAのRFマウント用APS-Cレンズ全体についてはSIGMAのCanon RFマウント用APS-Cレンズ全10本|特徴と用途別の選び方で一覧にしています。
16-300mmなら約26-480mm相当を一本で使える
SIGMA 16-300mm F3.5-6.7 DC OS Contemporaryは、約18.8倍という非常に大きなズーム比を持つAPS-C用高倍率ズームです。Canon RFマウントでEOS R8 Mark IIへ装着すると、約25.6-480mm相当の画角になります。
約26mm相当の広角から約480mm相当の超望遠まで一本でカバーできるため、旅行、動物園、鉄道、飛行機、野鳥、風景、街歩きなどを一本のレンズで撮影できます。さらに70mmでは最大撮影倍率1:2の近接撮影にも対応しているため、花、小物、料理なども狙えます。
16-300mmにはレンズ内光学手ブレ補正も搭載されています。望遠端が約480mm相当になることを考えると、手ブレ補正を備えている意味は大きくなります。純正RF-S18-150mmとの違いについてはSIGMA 16-300mmとRF-S18-150mmはどっち?EOS R7・R10・R50で徹底比較で詳しく比較しています。
EOS R8 Mark IIのボディ内手ブレ補正がAPS-Cレンズの使い方を広げる
EOS R8 Mark IIはボディ内5軸手ブレ補正を搭載した
初代EOS R8とEOS R8 Mark IIの大きな違いの一つが、ボディ内手ブレ補正です。EOS R8 Mark IIには5軸のボディ内手ブレ補正機構が搭載され、対応するレンズとの組み合わせでは中央最大7.5段、周辺最大7.0段の補正効果が示されています。
レンズ内手ブレ補正を持つ対応RFレンズでは、ボディとレンズの協調制御も利用できます。これによって小型軽量ボディを維持しながら、暗所や望遠域での手持ち撮影を支えられるようになりました。
APS-Cレンズを使う場合にも、EOS R8 Mark II側に手ブレ補正機構が存在すること自体がレンズ選択の自由度につながります。特にF1.4単焦点やF2.8ズームのようにレンズ内手ブレ補正を持たない小型レンズを検討しやすくなります。EOS R8 Mark IIとフルサイズRFレンズを含めたレンズ選びはEOS R8 Mark IIおすすめレンズ7選|ポートレート・旅行・スナップで選ぶRFレンズでも紹介しています。
F1.4単焦点を小型フルサイズボディで使う選択もできる
Canon RFマウント用SIGMAには、12mm F1.4、15mm F1.4、16mm F1.4、23mm F1.4、30mm F1.4、56mm F1.4など、APS-C向けの明るい単焦点がそろっています。EOS R8 Mark IIで使用すると、それぞれ約19mm、24mm、26mm、37mm、48mm、90mm相当の画角になります。
23mm F1.4なら約37mm相当で日常スナップや旅行、30mm F1.4なら約48mm相当で標準レンズとして使いやすく、56mm F1.4は約90mm相当となるため人物撮影に向きます。F1.4の明るさによって、室内や夕方でもシャッタースピードを確保しやすく、大きなボケを使った撮影も楽しめます。
約2420万画素すべてを使用するフルサイズ撮影を優先する日はRFレンズ、軽さや小ささ、F1.4の明るさを優先する日はAPS-C用SIGMAというように、一台のボディでレンズの性格を切り替えることもできます。SIGMA RFマウントレンズ全体の構成はシグマ RFマウントレンズ全10本|対応機種・フルサイズで使える?おすすめと選び方で詳しく確認できます。
フルサイズ用とAPS-C用を撮影目的で使い分けられる
EOS R8 Mark IIを購入したからといって、すべての撮影でフルサイズセンサー全面を使う必要はありません。風景を大きくプリントする日は高性能なフルサイズRFレンズを使い、旅行では小型なAPS-Cズームを使う。人物撮影ではフルサイズ用大口径単焦点を使い、街歩きではAPS-C用の小型F1.4単焦点を使う、といった選択ができます。
フルサイズ機の価値は、常にフルサイズだけで撮ることではありません。必要なときにフルサイズの撮像面積を使えることに加え、RF-SやAPS-C用RFレンズも装着できることがRFシステムの柔軟性につながります。
レンズをセンサーサイズの名称だけで分けるより、最終的な画角、必要な画素数、レンズの重量、明るさ、手ブレ補正、撮影距離から選ぶ方が実用的です。RFマウントのサードパーティレンズを含めて選択肢を広げたい場合はRFマウント サードパーティレンズおすすめ SIGMA・TAMRON・Voigtländerの選び方も参考になります。
EOS R8 Mark IIでAPS-Cレンズが活きる撮影
旅行では小型軽量なAPS-Cレンズを持ち歩ける
旅行では、カメラ単体の画質だけでなく一日中持ち歩ける重量が重要です。EOS R8 Mark IIはバッテリーとカードを含めて約546gとフルサイズ機として軽量であり、APS-C用の小型レンズを組み合わせることでシステム全体も軽くできます。
SIGMA 18-50mm F2.8を組み合わせれば約29-80mm相当をF2.8で使いながら、カメラとレンズを合わせても1kgを大きく下回ります。RF-S18-45mmのようなさらに軽い純正ズームを選べば、旅行用フルサイズボディとして非常に軽快な構成になります。
ホテルを出て朝から夜まで歩き続ける旅行では、数百グラムの差が持ち歩きやすさに直接影響します。フルサイズ用レンズとAPS-C用レンズを両方所有し、旅行内容によって選ぶ方法もあります。RF-SレンズとRFレンズの使い分けについてはRF-Sレンズ完全ガイド|純正ラインアップとAPS-C用RFレンズの選び方で詳しく整理しています。
望遠撮影では約1.6倍相当の画角を積極的に使える
APS-Cクロップは広角側では画角が狭くなりますが、望遠撮影では被写体を大きく捉えやすい特徴として利用できます。200mmなら約320mm相当、300mmなら約480mm相当となり、遠距離の被写体を狙いやすくなります。
例えばSIGMA 16-300mmを使用すれば、約480mm相当まで一本で到達できます。旅行先で遠くの動物を撮る、空港で飛行機を撮る、鉄道を撮る、野鳥を狙うといった用途では、この画角を積極的に利用できます。
約900万画素台で被写体を十分な大きさに写せるのであれば、後から大幅にトリミングする必要も減ります。高画素APS-C機とは性格が異なりますが、EOS R8 Mark IIを持ったまま望遠側の画角を変えられる点は機材運用上の選択肢になります。APS-Cで望遠撮影が有利になる仕組みについてはEOS R7はフルサイズより劣る?APS-Cだから強い撮影と弱い撮影を比較でも詳しく扱っています。
動画でもAPS-Cクロップを画角調整として利用できる
EOS R8 Mark IIは動画でも約1.6倍クロップを利用できます。動画では静止画ほど極端な高画素を必要とせず、4K UHDでも約830万画素の映像です。そのため、APS-C相当の撮像範囲を使うことは静止画とは少し違った意味を持ちます。
広角レンズを装着して通常の画角とクロップ画角を使い分ければ、一つのレンズで二つの画角を作ることができます。固定位置からの動画撮影、インタビュー、商品撮影などでは、カメラを動かさずに画角だけを変える方法として利用できます。
SIGMA 10-18mm F2.8なら約16-29mm相当の広角動画、18-50mm F2.8なら約29-80mm相当の日常動画に対応できます。EOS R8 Mark IIはボディ内手ブレ補正に加えて動画電子ISも利用できるため、手持ち動画でもレンズ選択の幅があります。RFマウント用SIGMAレンズの用途別選び方はSIGMAのCanon RFマウント用APS-Cレンズ全10本|特徴と用途別の選び方でも紹介しています。
まとめ
EOS R8 Mark IIはフルサイズミラーレスですが、RF-Sレンズを正式に使用できます。RF-SやEF-Sレンズを使用した場合は、フルサイズセンサー中央のAPS-C相当範囲を使い、約1.6倍相当の画角で撮影します。
約2420万画素のフルサイズ撮影と比べると、APS-Cクロップでは記録に使用する画素数が900万画素台まで減ります。しかしWeb掲載、SNS、一般的なプリント、4K表示などでは十分利用できる画素数です。必要な画素数が用途を満たしていれば、「フルサイズ機だからAPS-Cレンズを使わない」と最初から決める必要はありません。
クロップによって変化するのは撮像範囲と記録画素数です。APS-CレンズをEOS R8 Mark IIへ装着したからといって、レンズそのものの焦点距離、F値、レンズ構成、光学性能が低下するわけではありません。18-50mm F2.8は18-50mm F2.8のままであり、約29-80mm相当の画角として利用します。
Canon RFマウントには、SIGMA 18-50mm F2.8、10-18mm F2.8、16-300mm、F1.4単焦点群など多数のAPS-C用レンズがあります。小型軽量なF2.8ズーム、約480mm相当まで届く高倍率ズーム、明るいF1.4単焦点など、純正フルサイズRFレンズとは異なる機材構成を作れます。
EOS R8 Mark IIにはボディ内5軸手ブレ補正も搭載されました。フルサイズレンズを使って約2420万画素を最大限に活かす撮影と、APS-Cレンズを使って小型軽量性や焦点距離の選択肢を広げる撮影を、一台のボディで使い分けられます。EOS R8 Mark IIでは「フルサイズ用かAPS-C用か」という名称だけでレンズを選ぶのではなく、画角、画素数、明るさ、重量、手ブレ補正、撮影目的まで含めてレンズを選ぶことで、RFマウントの選択肢をさらに広げられます。


