EOS R8 Mark II徹底解説|2420万画素・ボディ内手振れ補正・40コマ連写の小型フルサイズ
EOS R8 Mark IIは、キヤノンが2026年9月16日に発表したRFマウントのフルサイズミラーレスカメラです。2026年10月29日の発売が予定されており、EOS R8の小型フルサイズという方向性を受け継ぎながら、ボディ内5軸手振れ補正、マルチコントローラー、プリ連続撮影、強化された被写体検出AFなどを搭載しました。
有効画素数は最大約2420万画素、映像エンジンはDIGIC X、電子シャッターでは最高約40コマ/秒の連続撮影に対応します。センサーの画素数を大きく引き上げる方向ではなく、撮影時の安定性、AF、操作性、動画性能を強化したモデルです。
EOS R8で大きな特徴だった小型軽量設計も残されています。バッテリーとメモリーカードを含む質量は約546gです。初代EOS R8の約461gからは重くなりましたが、フルサイズセンサーとボディ内5軸手振れ補正を搭載したカメラとしては軽量な部類に入ります。
静止画では人物、動物、乗り物などを検出するデュアルピクセルCMOS AF II、最高約40コマ/秒の電子シャッター連写、最大20コマまでさかのぼって記録できるプリ連続撮影を搭載しています。動画では6Kオーバーサンプリングによる4K、4K/60P、フルHD/180P、Canon Log 3などに対応し、写真だけでなく動画制作にも対応できる構成になっています。
2026年10月1日時点のキヤノンオンラインショップ価格はボディ275,000円です。RF45mm F1.2 STMレンズキットとRF24-105mm F4-7.1 IS STMレンズキットも用意されており、小型フルサイズを中心にシステムを組みたい人にとって注目度の高いモデルです。
EOS R8 Mark IIの特徴的なスペック
EOS R8 Mark IIの基本構成を見ると、画素数を大幅に増やした高画素モデルではなく、約2420万画素のフルサイズセンサーとDIGIC Xを中心に、AF、連写、手振れ補正、動画、操作性をまとめて強化したカメラであることが分かります。
主な仕様は次の通りです。
| センサー | 35mmフルサイズCMOS |
|---|---|
| 有効画素数 | 最大約2420万画素 |
| 映像エンジン | DIGIC X |
| レンズマウント | RFマウント |
| 常用ISO感度 | ISO100~102400 |
| ボディ内手振れ補正 | 5軸補正 |
| 最大手振れ補正効果 | 中央7.5段/周辺7.0段 |
| 最高連続撮影速度 | 約40コマ/秒 |
| プリ連続撮影 | 最大20コマ |
| 最高シャッタースピード | 1/16000秒 |
| AF | デュアルピクセルCMOS AF II |
| EVF | 0.39型 約236万ドット OLED |
| 動画 | 4K/60P、フルHD/180P |
| 記録媒体 | SD/SDHC/SDXC、UHS-II対応 |
| バッテリー | LP-E17 |
| 質量 | 約546g |
| 発売予定日 | 2026年10月29日 |
約2420万画素フルサイズセンサーとDIGIC X
EOS R8 Mark IIは、約36.0×24.0mmのフルサイズCMOSセンサーを搭載し、有効画素数は最大約2420万画素です。
4000万画素や5000万画素級の高画素機とは方向が異なり、扱いやすいデータ量と高感度性能、高速処理を組み合わせた構成です。静止画の記録サイズは最大6000×4000ピクセルとなり、一般的な写真撮影、ポートレート、風景、旅行、スナップ、動物など幅広い用途をカバーできます。
約2420万画素であれば、大きなトリミングを前提としない撮影では十分な解像度があります。高画素化によってファイルサイズが極端に大きくならないため、連写後の保存、RAW現像、写真管理まで含めて扱いやすい点も特徴です。
映像処理にはDIGIC Xを採用しています。センサーから読み出したデータを高速処理することで、AF、被写体検出、高速連写、高感度撮影、4K動画などを支えています。
常用ISO感度はISO100~102400です。フルサイズセンサーの大きな受光面積を活かせるため、室内、夕景、夜景など光量の少ない場面でもシャッタースピードを確保しやすくなります。
センサー性能を見る場合は画素数だけでなく、暗部から明部までどれだけ階調を残せるかも重要です。写真の明暗表現についてはダイナミックレンジの違いが写りを変える 光と影を描き出す表現力の秘密で詳しく解説しています。
約546gのボディに5軸手振れ補正を搭載
EOS R8 Mark IIで大きな変更点となったのが、ボディ内5軸手振れ補正です。
初代EOS R8は小型軽量を強く追求したボディでしたが、EOS R8 Mark IIではカメラ内部にセンサーを動かして手振れを補正する機構が組み込まれました。
補正効果は条件によって最大中央7.5段、周辺7.0段です。これはCIPA 2024規格に基づき、RF24-105mm F2.8 L IS USM Zの105mm側など所定条件で測定された数値です。
重要なのは、レンズ側に手振れ補正機構がない場合でも、カメラ側で補正できることです。
例えばRF45mm F1.2 STMやRF50mm F1.8 STMのような軽量単焦点レンズでは、レンズ単体に光学手振れ補正を持たない場合でもボディ側の補正を利用できます。暗い室内や夕方のスナップなどでシャッタースピードを落として撮影するときには大きな助けになります。
対応する手振れ補正付きRFレンズでは、レンズ側とボディ側を協調制御できます。望遠域や低速シャッターなど、手振れの影響が大きくなる条件で安定した撮影につながります。
質量はバッテリーとカードを含めて約546gです。初代EOS R8の約461gから約85g増えていますが、機能追加を考えるとEOS R8 Mark IIの設計思想が分かりやすく表れています。
手振れ補正方式そのものについては電子手ぶれ補正とセンサーシフトの違いを知る カメラ選びと動画撮影に役立つ基礎知識で仕組みを詳しく紹介しています。
EOS Rシリーズの中では小型フルサイズを担う
EOS R8 Mark IIの位置づけを理解するには、EOS Rシリーズ全体を見る必要があります。
EOS R1やEOS R5シリーズは、高性能を追求した上位モデルとして大型ボディを採用しています。EOS R6シリーズは静止画と動画を幅広く扱うフルサイズの中心的なモデルです。
EOS R8シリーズは、それらとは少し違います。
フルサイズセンサーの画質を維持しながら、本体を小さく軽くまとめることに重点を置いたシリーズです。
EOS R8 Mark IIでは手振れ補正やマルチコントローラーが追加されたことで初代より大型化しましたが、約546gに収まっています。大型の望遠レンズを中心に使うカメラというより、軽量な標準ズームや単焦点レンズと組み合わせて持ち歩く使い方と相性の良いボディです。
旅行ではフルサイズ画質を保ちながら荷物を抑えられます。街歩きではカメラバッグを大きくしなくても持ち出せます。人物撮影ではF1.2やF1.8など明るい単焦点レンズを組み合わせ、フルサイズならではの浅い被写界深度を使えます。
EOS Rシリーズは数字だけでは単純に上下関係を判断できません。各モデルの役割についてはEOS Rシリーズの数字の違い|R1・R5・R6・R7・R8・R10・R50・R100の位置づけで整理しています。
EOS R8 Mark IIの静止画撮影性能
EOS R8 Mark IIでは約2420万画素という画素数以上に、AFと高速撮影の強化が目立ちます。
静止している被写体を高画質で撮るだけでなく、人物、動物、乗り物、スポーツなど動きのある被写体をカメラが追い続け、決定的な瞬間を残す方向へ機能が広げられています。
デュアルピクセルCMOS AF IIと被写体検出
EOS R8 Mark IIはデュアルピクセルCMOS AF IIを搭載しています。
センサー面の広い範囲で位相差AFを利用でき、全域AFや被写体検出を使うことで、画面内を移動する被写体を追跡できます。
人物では瞳、顔、頭部、胴体まで検出対象となります。顔が横を向いた場合や、スポーツなどで顔が一時的に見えにくくなった場合でも、被写体全体を追跡し続けやすい仕組みです。
動物や乗り物にも対応しており、被写体の種類を毎回細かく切り替えず、自動検出に任せる使い方もできます。
さらに登録人物優先を搭載しています。
あらかじめ人物を登録しておくことで、複数の人物が画面内にいる場合でも特定人物を優先して検出できます。スポーツ、学校行事、イベント、家族撮影など、狙いたい人物が決まっている場面で使いやすい機能です。
静止画撮影時のAFフレーム選択可能ポジションは最大4368です。画面の細かな位置までAFポイントを動かせるため、小さな被写体を狙うときにも使えます。
低輝度合焦限界は条件付きでEV-7.5となり、暗い環境でもAFを利用できる範囲が広げられています。
人物撮影で重要になる瞳検出の考え方については瞳AFの進化で写真が変わる 表情を逃さないフォーカスの実力とはで詳しく紹介しています。
最高約40コマ/秒と最大20コマのプリ連続撮影
EOS R8 Mark IIは電子シャッター使用時に最高約40コマ/秒の高速連続撮影に対応します。
スポーツ、野鳥、動物、子ども、鉄道、自動車など、瞬間的に表情や姿勢が変わる被写体では、一枚撮影より高速連写の効果が大きくなります。
さらにプリ連続撮影を搭載しました。
シャッターボタンを半押しして待機し、全押しした瞬間から最大20コマ、時間にすると最高約40コマ/秒設定時で最大約0.5秒前までさかのぼって記録できます。
鳥が枝から飛び立つ瞬間を例にすると、撮影者が飛び立ちを見てからシャッターを全押しした時点では、すでに羽ばたきが始まっていることがあります。プリ連続撮影ならシャッターを押す直前のフレームも保存されるため、飛び立つ瞬間を残せる可能性が高くなります。
スポーツでも同じです。
バットにボールが当たる瞬間、ボールを蹴る瞬間、スタート直後など、人間が動きを認識してから操作したのでは遅れやすい場面で有効です。
RAW、C-RAW、JPEG、HEIFのいずれでも利用できるため、後処理を重視する撮影でも使えます。
連写は速ければ常に使いやすいというものでもありません。写真枚数やカード容量も一気に増えるため、単写との使い分けが重要です。連写設定についてはドライブモードとは?単写・連写・セルフタイマーの違いと使い方で詳しく解説しています。
電子先幕と電子シャッターを使い分ける
EOS R8 Mark IIのシャッター方式は電子先幕と電子シャッターです。
電子先幕では最高1/4000秒、電子シャッターでは条件付きで最高1/16000秒まで設定できます。
日中にF1.2やF1.4などの大口径レンズを開放で使用すると、ISO100まで下げてもシャッタースピードが不足することがあります。1/16000秒まで使えることで、明るい屋外でも絞りを開けた撮影がしやすくなります。
電子シャッターでは最高約40コマ/秒の連写も利用できます。
一方、電子シャッターではセンサーを上から下へ順番に読み出すため、高速で動く被写体や高速パンでは形が傾いて記録されるローリングシャッター歪みが発生する場合があります。
ゴルフクラブ、野球のバット、自動車のホイール、鉄道の車体など、画面内を高速移動するものでは確認が必要です。
静かな場所では電子シャッターの静音性が役立ちます。舞台、コンサート、野鳥、式典など、シャッター音を抑えたい場面では撮影の自由度が高まります。
電子シャッターの利点とローリングシャッターについては電子シャッターで変わる撮影スタイル 静音と高速を両立する次世代シャッター技術で詳しく解説しています。
EOS R8 Mark IIの動画性能と操作性
EOS R8 Mark IIは静止画専用の小型フルサイズではありません。
6Kオーバーサンプリングによる4K動画、4K/60P、フルHD/180P、Canon Log 3、動画電子IS、外部マイク入力などを搭載し、動画撮影にも対応しています。
さらにマルチコントローラーやタリーランプなどが加わり、撮影中の操作性も初代EOS R8から強化されています。
6Kオーバーサンプリングによる4K動画
EOS R8 Mark IIは、フルサイズセンサーから実質6K相当の情報を読み出し、4Kへ縮小する6Kオーバーサンプリングに対応しています。
4Kに必要な画素だけを使用する方法より多くの情報から映像を生成するため、細部の解像感を高めやすく、偽色やモアレの抑制にもつながります。
動画クロップを使用しない4K撮影時に6Kオーバーサンプリング処理が利用されます。
4Kでは59.94/50.00fpsにも対応します。
人物が動く映像、動物、乗り物、スポーツなどでは60Pを利用することで動きを滑らかに記録できます。30Pで撮影する風景やインタビューとは異なる映像表現が可能になります。
動画では静止画と違い、解像度だけで性能を判断できません。フレームレート、記録形式、AF、手振れ補正、発熱、音声、記録時間など多くの要素が関係します。
EOS R8 Mark IIでは4K/59.94P撮影時の連続撮影可能時間について、常温23℃のキヤノン測定条件では約30分前後が一つの目安として示されています。4K/29.97Pでは熱による制限なしとされる条件もあり、撮影するフレームレートによって連続運用の性格が変わります。
動画用カメラを見るときの考え方については動画性能で差が出る 撮影を成功させるカメラ選びの基準とはで詳しく紹介しています。
フルHD180PとCanon Log 3で映像表現を広げる
EOS R8 Mark IIはフルHDで最高179.8fpsのハイフレームレート撮影に対応します。
通常速度で再生する映像より大幅に多くのフレームを記録することで、動きをゆっくり見せるスローモーション映像を作れます。
水しぶき、スポーツ、動物、髪や衣服の動き、料理、製品撮影など、一瞬の動きを強調したい映像で利用できます。
従来の120Pも利用できるため、必要なスロー倍率とデータ量に応じて使い分けられます。
Canon Log 3にも対応しています。
撮影時にコントラストを抑えて階調情報を残し、編集時に色や明るさを調整するグレーディングを前提とした撮影ができます。完成映像の色を細かく作り込みたい場合に利用される機能です。
Canon Log 3では広い階調を記録できるため、明暗差が大きな場面でハイライト側の情報を残しやすくなります。
動画形式ではXF-HEVC SやXF-AVC Sに対応し、10bit記録も利用できます。
初代EOS R8との機能差を詳しく確認する場合はEOS R8 Mark IIは何が変わった?R8との違いを徹底比較で項目ごとに比較しています。
マルチコントローラーとEVFで撮影操作を強化
EOS R8 Mark IIでは操作系にも手が入っています。
背面には8方向へ操作できるマルチコントローラーが搭載され、ファインダーをのぞいたままAFフレームを移動しやすくなりました。
タッチパネルからAF位置を指定する方法も便利ですが、望遠レンズを構えた状態や動体撮影では、右手の親指だけで測距位置を動かせるマルチコントローラーが役立ちます。
EVFは0.39型、約236万ドットのOLEDです。視野率は約100%、ファインダー倍率は約0.70倍となっています。
液晶モニターだけで撮る小型カメラとは違い、強い日差しの中でもファインダーを使って構図を確認できます。
バッテリーはLP-E17です。
省電力優先時の撮影可能枚数は、CIPA規格による目安でファインダー撮影約220枚、モニター撮影約340枚です。なめらかさ優先ではファインダー約150枚、モニター約270枚となります。
バッテリー容量の大きな上位機種に比べると、長時間の連写や動画では予備電源を考えた運用が必要になります。一方でUSB充電・給電に対応しているため、撮影方法によっては外部電源も利用できます。
カメラの機能が増えるほど操作性との関係も重要になります。新旧カメラの操作体系については最新カメラなのに撮りにくい?高性能化で変わったカメラの操作性で詳しく紹介しています。
EOS R8 Mark IIで使えるレンズとシステム構成
EOS R8 Mark IIはRFマウントを採用しています。
RFレンズを直接使用できるほか、RF-Sレンズにも対応します。さらにマウントアダプターEF-EOS Rを使用すれば、EFレンズとEF-Sレンズも利用できます。
小型ボディだからこそ、どのレンズを組み合わせるかによってカメラ全体の性格が大きく変わります。
RF45mm F1.2 STMとの組み合わせ
EOS R8 Mark IIと同時に用意される特徴的なレンズキットが、RF45mm F1.2 STMレンズキットです。
RF45mm F1.2 STMは、焦点距離45mm、開放F1.2の大口径標準単焦点です。
質量は約346gです。EOS R8 Mark IIの約546gと組み合わせても、合計は約892gに収まります。
フルサイズセンサー、F1.2、ボディ内5軸手振れ補正という組み合わせを1kg未満で持ち歩ける点は、EOS R8 Mark IIの特徴を分かりやすく表しています。
45mmは50mmよりわずかに広く、標準域として扱いやすい画角です。
人物だけでなく、街歩き、旅行、料理、室内、日常風景などにも使えます。F1.2まで開ければ背景を大きくぼかし、被写体を浮かび上がらせる撮影ができます。
RF45mm F1.2 STM自体には光学手振れ補正機構がありませんが、EOS R8 Mark IIではボディ側で補正できます。
大口径単焦点とボディ内手振れ補正の組み合わせは、暗い場所でISO感度を必要以上に上げずに撮影したい場合にも使いやすくなります。
レンズの特徴についてはRF45mm F1.2 STMは日常を大きなボケで写す標準単焦点レンズで詳しく解説しています。
EFレンズをボディ内手振れ補正付きで使える
EOS R8 Mark IIはマウントアダプターEF-EOS Rを介してEFレンズを使用できます。
EF50mm F1.8、EF85mm F1.2L、EF135mm F2L、EF200mm F2.8Lなど、EF時代のレンズを所有している場合、そのままレンズ資産を引き継げます。
標準のEF-EOS Rには画質を変えるための光学系が入っていません。そのためフルサイズ用EFレンズの焦点距離やF値は変わらず、50mm F1.8なら50mm F1.8として利用できます。
EOS R8 Mark IIで特に大きいのは、ボディ側に5軸手振れ補正が搭載されたことです。
手振れ補正を持たないEF単焦点レンズでも、カメラ側の補正を利用できます。
EF50mm F1.8 II、EF50mm F1.4 USM、EF85mm F1.2L系、EF135mm F2L USM、EF200mm F2.8L系など、レンズ側に手振れ補正を持たない名レンズを手持ち撮影で使う場合、初代EOS R8とは異なる利点になります。
EFレンズをEOS Rシリーズで使う方法についてはEOS RでEFレンズを使う方法|マウントアダプター・互換性・デメリットを解説で詳しく紹介しています。
RF-SとEF-Sは約1.6倍クロップで使用する
EOS R8 Mark IIにはRF-Sレンズも直接装着できます。
RF-SはAPS-C用として設計されたレンズなので、フルサイズセンサー全体を使う撮影にはなりません。装着するとAPS-C相当の約1.6倍クロップで使用します。
例えば18mmのRF-Sレンズを装着した場合、画角は35mm判換算で約29mm相当になります。
EF-SレンズもEF-EOS Rを介して使用できますが、こちらもAPS-C相当のクロップ撮影になります。
APS-C用レンズを所有している場合に一時的に活用できるのは便利ですが、EOS R8 Mark IIのフルサイズセンサーを全面的に利用するならRFまたはEFのフルサイズ対応レンズを組み合わせる方が本来の画角を活かせます。
レンズを選ぶ場合には、RF、RF-S、EF、EF-S、EF-Mの違いを理解しておく必要があります。
EF-MレンズはEOS R8 Mark IIには使用できません。EF-MはEOS Mシリーズ専用マウントであり、RFマウントとは構造が異なります。
キヤノン各マウントの対応関係についてはCanonレンズ対応表|RF・RF-S・EF・EF-S・EF-Mはどのカメラで使える?で一覧にしています。
まとめ
EOS R8 Mark IIは、約2420万画素のフルサイズCMOSセンサーとDIGIC Xを搭載した、小型軽量なRFマウントのフルサイズミラーレスカメラです。
画素数だけを見ると初代EOS R8から大きく変わったようには見えません。しかし、ボディ内5軸手振れ補正、マルチコントローラー、強化された被写体検出AF、最高約40コマ/秒の高速連写、最大20コマのプリ連続撮影など、実際の撮影に関わる機能が大きく増えています。
静止画では、約2420万画素という扱いやすいデータ量を維持しながら、人物、動物、乗り物などの被写体をAFで追跡できます。決定的な瞬間を狙う撮影では最高約40コマ/秒とプリ連続撮影を組み合わせられます。
ボディ内5軸手振れ補正が搭載されたことで、手振れ補正を持たないRF単焦点レンズやEFレンズとの組み合わせも使いやすくなりました。
動画では6Kオーバーサンプリングによる4K、4K/60P、フルHD/180P、Canon Log 3などに対応します。写真中心のカメラとしてだけでなく、静止画と動画を一台で扱う用途にも対応できます。
質量は約546gです。初代EOS R8より約85g増えていますが、フルサイズセンサー、ボディ内5軸手振れ補正、高速連写、高精度AF、4K動画を一つのボディにまとめながら、600gを下回っています。
RF45mm F1.2 STMとの組み合わせでは約892gとなり、F1.2の大口径標準単焦点を含めても1kg未満です。EOS R8 Mark IIが目指しているのは、機能を削って軽くするだけのカメラではなく、撮影に必要な機能を増やしながら小型フルサイズという特徴を維持することだと分かります。
2026年10月29日の発売後は、EOS Rシリーズの中で、フルサイズ画質、携帯性、ボディ内手振れ補正、高速AF、動画性能を一台にまとめたい場合の重要な選択肢になるモデルです。
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