EOS Rシリーズを使っているが、手持ちのEFレンズを活用したいと考えていませんか?EF-EOS Rアダプターを使えば、一眼レフ用のEFレンズをミラーレスカメラで使用でき、新たな撮影の可能性が広がります。RFレンズにない焦点距離や描写特性を持つEFレンズを活かしつつ、EOS Rシリーズの最新技術を活用できるのは大きな魅力です。本記事では、EFレンズとEOS Rシリーズを組み合わせるメリットや最適なアダプターの選び方について詳しく解説します。
EF-Mレンズが変える日常の撮影 軽さと描写力を両立する最適な選択
EFレンズをEOS Rシリーズで活用するには、適切なアダプター選びが重要です。純正のEF-EOS Rアダプターを使用すれば、レンズ本来の描写力を維持しながら、高精度なオートフォーカスや手ブレ補正を最大限に活かせます。特にLレンズをミラーレスで使いたい方には必須のアイテムです。本記事では、EFレンズをEOS Rシリーズで快適に使うためのポイントや、用途に応じたアダプターの選び方について詳しく紹介します。
EF-Mレンズ
- EF-Mレンズの特徴と設計思想
- EF-Mレンズの実用性と対応機種
- 今後のEF-Mマウントの展望とユーザーへの影響
EF-Mレンズの特徴と設計思想
EF-Mレンズは、キヤノンのミラーレス一眼であるEOS Mシリーズ専用に設計された交換レンズ群であり、コンパクトかつ軽量なボディに最適化されている点が最大の特徴です。EF-Mマウントはフランジバックが短く、APS-Cサイズセンサーに合わせて作られているため、光学性能と携帯性のバランスを高次元で実現しています。特にEF-M22mm F2 STMやEF-M32mm F1.4 STMなどの単焦点レンズは、その小型ながら高画質な描写で高い評価を受けています。また、STM(ステッピングモーター)を採用したモデルが多く、動画撮影時にも静音かつスムーズなピント移動が可能です。全体的にレンズのラインナップはシンプルで、標準、広角、望遠、マクロと基本的な構成に絞られていますが、その分各レンズが持つ特性ははっきりしており、用途に応じて選びやすいのが魅力です。さらに、EF-MレンズはEOS Mボディと組み合わせることで非常にバランスの良いシステムとなり、持ち歩きやすさと写りの良さを兼ね備えたセットとして愛用されています。設計思想としては、一眼レフよりもカジュアルなユーザー層を意識しており、旅行や日常スナップといったラフな撮影シーンにおいて快適に使えるよう工夫されています。このように、EF-Mレンズはコンパクトでありながらも妥協のない光学設計が施されており、APS-Cミラーレスの中でも独自の立ち位置を築いてきました。
EF-Mレンズの実用性と対応機種
EF-Mレンズは、EOS Mシリーズに対応する専用レンズであり、EFレンズやEF-Sレンズとはマウント互換性がないため、アダプターを介さなければ使用できません。ただし、EF-Mレンズはその小型設計と軽量構造を最大限に活かすことで、EFやEF-Sのシステムとは一線を画した携帯性の高さを実現しています。対応機種としては、EOS M、EOS M2、EOS M3、EOS M5、EOS M6、EOS M6 Mark II、EOS M10、EOS M100、EOS M200などがあり、それぞれコンパクトで持ち運びに優れたボディに仕上がっていることが共通しています。EF-Mレンズを使うことで、これらのボディと合わせた際に抜群の取り回しが可能となり、長時間の撮影でも疲れにくいという利点があります。特にEF-M11-22mm F4-5.6 IS STMやEF-M55-200mm F4.5-6.3 IS STMなどは、ズーム域を確保しながらも非常にコンパクトで、旅行や散歩撮影にぴったりな存在です。また、STMの静音性能は動画撮影でも大きな恩恵があり、AF音が入りにくい点が重宝されます。このようにEF-Mレンズは、専用マウントという制限がありながらも、それゆえの最適化がなされており、実用性という点で非常に優れた性能を発揮します。軽さ、機動力、描写性能のバランスの良さは、EOS Mシリーズの魅力を最大限に引き出してくれる存在と言えます。

今後のEF-Mマウントの展望とユーザーへの影響
EF-Mマウントについては、近年のキヤノンの製品展開を見る限り新しい機種やレンズの追加が行われておらず、RFマウントに開発の主軸が移っていると考えられています。そのため、EF-Mユーザーにとっては今後の継続使用に対する不安を抱えることも少なくありません。ただし、現在出回っているEF-Mレンズの完成度は非常に高く、既存のEOS Mシリーズボディとの相性も申し分ないため、現行ユーザーにとっては引き続き安心して使える体制が整っているとも言えます。中古市場においてもEF-Mレンズは安定して流通しており、価格も比較的手頃で入手しやすい状況です。特にEF-M22mm F2 STMなどはスナップ用として根強い人気を持っており、EOS Mシリーズ全体としての魅力がすぐに失われるわけではありません。また、将来的にEF-Mマウントが終了したとしても、アダプターを用いてEFやEF-Sレンズとの併用が可能であり、ボディを入れ替えずに使い続ける選択肢も存在します。キヤノンの方針としてはRFマウントへ統一されていく可能性が高いものの、EF-Mというシステムが築き上げてきた小型・高画質という価値は、他のマウントでは代替が効きにくいという点も重要です。今後の動向を見守りつつも、現時点ではEF-Mレンズを有効に活用できる環境はまだまだ整っており、撮影スタイルに合った使い方を見出すことが重要です。
EF-Mレンズの魅力と活用法
- EF-Mレンズの設計と小型軽量という特性
- EF-Mレンズが対応する機種と撮影スタイルの相性
- EF-Mマウントの今後とユーザーにとっての選択肢
EF-Mレンズの設計と小型軽量という特性
EF-Mレンズはキヤノンがミラーレス一眼EOS Mシリーズ用に開発した専用レンズ群であり、徹底的に小型軽量を追求していることが大きな特徴です。特にEF-M22mm F2 STMのようなパンケーキレンズはカメラボディに装着しても厚みがほとんどなく、ポケットや小さなバッグにも収まりやすいサイズ感が魅力です。また、EF-MレンズはAPS-Cセンサー専用設計であるため、フルサイズ向けのEFやRFレンズに比べてイメージサークルが小さく、その分レンズ構成を簡素化しつつ描写性能を保てるという利点があります。このことにより、機材全体が軽くなり、日常のスナップや旅行撮影において携行性に優れたカメラシステムを構築できます。STM機構を搭載したレンズが多く、静かで滑らかなオートフォーカスは動画撮影との相性も良く、ファミリー層やビギナーにとって使いやすい設計になっています。加えて、ズームレンズに関してもEF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STMやEF-M55-200mm F4.5-6.3 IS STMなどがラインナップされており、標準域から望遠まで幅広く対応できるため、レンズ交換の手間を減らしながら多様な被写体に対応することが可能です。これらのレンズはどれもプラスチック素材を多用しつつも質感を損なわず、手頃な価格帯で提供されている点もユーザーにとって魅力のひとつです。

EF-Mレンズが対応する機種と撮影スタイルの相性
EF-Mレンズはキヤノンのミラーレス一眼EOS Mシリーズに特化した設計であり、EOS M、EOS M2、EOS M3、EOS M5、EOS M6、EOS M6 Mark II、EOS M10、EOS M100、EOS M200といった各機種で利用することができます。これらのカメラはすべてAPS-Cセンサーを搭載し、ボディサイズも非常にコンパクトに設計されているため、EF-Mレンズと組み合わせることで驚くほど軽快な撮影体験が得られます。特にEOS M6 Mark IIは約3250万画素という高解像度センサーを備えており、EF-M32mm F1.4 STMのような明るい単焦点レンズと組み合わせることで、背景のボケも美しく、作品性の高い写真を簡単に撮影することができます。EF-M11-22mm F4-5.6 IS STMのような広角ズームは風景や建築撮影に適しており、EF-M55-200mm F4.5-6.3 IS STMは野鳥や運動会など中距離からの撮影に便利です。これらのレンズとボディを用途に応じて使い分けることで、プロ機材と比べても遜色のない幅広いシチュエーションに対応可能です。また、EF-Mレンズは軽いため、ストラップで首から下げても疲れにくく、カメラ初心者や女性ユーザーでも安心して使用できる点も評価されています。高性能な描写と取り回しの良さを両立したEF-Mレンズは、旅行、日常スナップ、家族写真、街歩きといったさまざまなスタイルに自然に馴染む万能なシステムとなっています。

EF-Mマウントの今後とユーザーにとっての選択肢
近年のキヤノンの動向を見ていると、新しいEF-MレンズやEOS Mシリーズボディの発表は少なくなっており、同社がRFマウントに開発のリソースを集中していることは明らかです。このような背景から、EF-Mマウントの将来性に不安を抱えるユーザーも少なくありませんが、すでに市場に出回っているEF-MレンズとEOS Mボディの組み合わせは完成度が高く、現時点で撮影に支障をきたすようなことはほとんどありません。むしろ、中古市場においてはEF-Mマウントの需要が安定しており、レンズやボディの価格も手頃な水準を維持しています。そのため、新規購入を考えているユーザーにとってもコストパフォーマンスの高い選択肢となり得ます。さらに、EF-Mボディにはマウントアダプターを使用することでEFレンズやEF-Sレンズを装着することが可能であり、既存の資産を活かした運用が可能です。このように柔軟な拡張性が確保されている点は、EF-Mユーザーにとって安心材料のひとつです。今後新たな製品展開が行われないとしても、現存のレンズ群とボディで構築されるシステムの完成度は依然として高く、軽量で高画質な撮影スタイルを求めるユーザーには十分満足できる内容となっています。長期的な視点ではRFマウントへの移行が視野に入るかもしれませんが、それまでの間EF-Mという選択肢は日常を記録する道具として今も現役で活躍できる存在です。
EF-Mレンズで広がるミラーレス撮影の可能性
- EF-Mレンズの小型設計がもたらす機動力
- EF-Mシリーズに最適な撮影シーンとレンズ選び
- EF-Mユーザーにとっての今後の選択肢と備え
EF-Mレンズの小型設計がもたらす機動力
EF-Mレンズの最大の魅力はその小型軽量な設計による圧倒的な機動力です。キヤノンがAPS-Cセンサー専用のミラーレスとして展開したEOS Mシリーズの特性に合わせて作られており、レンズ自体も軽く、バッグに入れて持ち歩いても負担にならず、日常のスナップや旅行撮影に最適です。たとえばEF-M22mm F2 STMはパンケーキレンズと呼ばれる薄型構造を採用し、EOS Mボディに装着してもポケットに入るサイズ感で、軽快に撮影できることが高く評価されています。このようなレンズを使うことで、大きなカメラを持ち歩くことに抵抗のある人でも気軽に写真を楽しむことができ、撮影のハードルが大きく下がります。また、EF-M11-22mm F4-5.6 IS STMのような広角ズームレンズも存在し、風景や建築物の撮影にも十分対応できます。これらのレンズは、描写力にも優れており、コンパクトながらも細部までしっかりと写し込む能力を備えています。STM機構により静音で滑らかなフォーカスが可能な点もポイントで、動画撮影にも適しており、動く被写体や自然な会話を記録する際にも安心して使用できます。このように、EF-MレンズはEOS Mシリーズの小型ボディと組み合わせることで、快適な撮影体験を実現しており、機材の軽さと写りの良さを両立させたいというユーザーにとって理想的な選択肢と言えます。

EF-Mシリーズに最適な撮影シーンとレンズ選び
EF-Mシリーズの特性を活かしたレンズ選びを行うことで、幅広い撮影シーンに対応することができます。たとえば旅行先でのスナップ撮影にはEF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STMが非常に使いやすく、広角から中望遠までをカバーできるため、風景や食事、人物までバランスよく撮影することができます。日常の記録や街歩きにはEF-M22mm F2 STMが最適で、開放F2の明るさにより夜景や室内撮影にも対応可能です。また、背景を大きくぼかしたい場面ではEF-M32mm F1.4 STMが力を発揮し、ポートレート撮影では立体感のある仕上がりが得られます。運動会や子どもの遊び場のような遠くの被写体を撮る場面では、EF-M55-200mm F4.5-6.3 IS STMが望遠域をカバーし、手ブレ補正も搭載されているため安心して使用できます。さらに、EF-M28mm F3.5 マクロ IS STMはマクロレンズとしてだけでなく、内蔵LEDライトにより被写体を明るく照らすことができるため、小物撮影や昆虫撮影などにも最適です。このように、EF-Mレンズは限られたラインナップながらも各焦点距離における基本的な撮影シーンをしっかりとカバーしており、用途に応じて使い分けることで効率よく撮影の幅を広げることができます。レンズ交換が簡単で負担にならない点も魅力のひとつであり、初心者から経験者まで幅広い層に支持される理由となっています。

EF-Mユーザーにとっての今後の選択肢と備え
現在のキヤノン製品ラインナップを見ると、EF-Mマウントの新製品がしばらく登場しておらず、同社がRFマウントに注力している状況がうかがえます。そのため、EF-Mユーザーの間では今後の展望に不安を感じる声もありますが、現時点では既存のEF-MレンズとEOS Mボディによって撮影に不便を感じることはなく、むしろ完成されたシステムとして高く評価されています。中古市場ではEF-Mレンズも豊富に流通しており、状態の良い製品を手ごろな価格で手に入れられる点も魅力です。今後新たなレンズやボディが登場しない可能性を考慮すると、今のうちに必要なレンズを揃えておくことは有効な手段です。また、EF-Mボディにマウントアダプターを装着すれば、EFレンズやEF-Sレンズを使用することもできるため、将来的に機材の拡張性が求められた場合でも対応可能です。EF-Mユーザーが今後RFマウントに移行する場合には、APS-C対応のRF-Sレンズやボディを選ぶことになると思われますが、それでもEF-Mの小型軽量というコンセプトは特有の魅力として残り続けるはずです。これまでに撮影した膨大な写真や動画を振り返ったとき、EF-Mシステムが記録してきた日々の一瞬が確かな価値を持つことを実感できるでしょう。現行のシステムを丁寧に使い続けながら、必要に応じて次の一手を検討するという姿勢が、EF-Mユーザーにとって最も現実的で納得のいく選択肢となるはずです。
EF-Mレンズ一覧
- EF-M11-22mm F4-5.6 IS STM
- EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM
- EF-M18-55mm F3.5-5.6 IS STM
- EF-M22mm F2 STM
- EF-M55-200mm F4.5-6.3 IS STM
- EF-M28mm F3.5 マクロ IS STM
- EF-M32mm F1.4 STM
- EF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STM
- マウントアダプター EF-EOS M
EF-M11-22mm F4-5.6 IS STM
EF-M11-22mm F4-5.6 IS STMは超広角から広角域をカバーするズームレンズで、風景や建築物の撮影、室内での広がりある構図に適した設計が特徴です。11mmから始まる焦点距離は35mm判換算で約18mm相当となり、視野の広さが最大の魅力です。コンパクトな鏡筒でありながらも、手ブレ補正機構(IS)を搭載しており、シャッタースピードが落ちがちな広角撮影時でも手持ちで安定した写真を撮ることが可能です。STMによる静音かつ滑らかなフォーカスは動画撮影でも効果を発揮し、動きのある被写体を追う際にも違和感なく自然なピント移動が行えます。レンズはリトラクタブル構造を採用しており、使用しないときはさらにコンパクトになるため、持ち運びの際にかさばらず、旅行にも最適です。風景や街並みなど被写体全体をしっかりと写し取りたいとき、また狭い空間を広く見せたいときなど、幅広い場面で活躍します。EOS Mシリーズの軽快な撮影スタイルを活かしながら、広がりある画作りが楽しめるレンズとして、多くのユーザーから支持されています。

EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM
EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STMは標準ズーム域をカバーするコンパクトなレンズで、EF-Mシリーズのキットレンズとしても広く採用されているモデルです。35mm判換算で約24-72mm相当の画角を持ち、風景からスナップ、ポートレート、日常のあらゆるシーンに対応できる汎用性の高い構成となっています。小型軽量であることに加えて、リトラクタブル構造により収納時はよりコンパクトになり、カメラバッグやポケットに収まりやすく、持ち歩きやすさに優れています。STMの搭載によってフォーカス駆動は静かで滑らかに動き、動画撮影中でも駆動音が気にならず、ナチュラルなAFが可能です。手ブレ補正(IS)も内蔵されており、特に望遠側や薄暗いシーンでの撮影時に効果を発揮します。最短撮影距離も短く、簡易的なマクロ的用途にも対応可能な点はスナップ撮影において便利で、日々の撮影において常に装着しておきたくなる一本です。EOS Mボディとのバランスも良く、初めてのミラーレスユーザーでも扱いやすく、軽快な操作感と十分な描写性能を備えた信頼性の高いレンズです。

EF-M18-55mm F3.5-5.6 IS STM
EF-M18-55mm F3.5-5.6 IS STMは、EF-Mシリーズ初期における標準ズームレンズとして設計されており、35mm判換算で約29-88mm相当の焦点距離をカバーする汎用性の高いモデルです。設計はクラシックなズームレンズに近く、ズームリングやフォーカスリングの操作感がしっかりしている点も特徴で、初心者だけでなく撮影に慣れたユーザーにとっても扱いやすい一本です。STMによる静音フォーカスと、手ブレ補正機構(IS)を備えているため、静止画だけでなく動画撮影にも適しており、安定した映像表現が可能です。最短撮影距離も短く、被写体に寄って撮ることもでき、料理や小物の撮影などにも対応できます。レンズとしてはやや古いモデルに分類されますが、EF-Mマウントの中では描写が安定しており、特に中望遠域での描写に深みがある点が評価されています。全体的に素直な発色と細部の解像感をバランス良く持ち合わせており、標準ズームの定番として信頼される存在です。EF-Mボディとの相性も良く、落ち着いた撮影スタイルを求めるユーザーにとって長く使えるレンズのひとつです。

EF-M22mm F2 STM
EF-M22mm F2 STMはEF-Mシリーズの中でも特に薄型軽量なパンケーキレンズであり、35mm判換算で約35mm相当というスナップ撮影に適した焦点距離を持っています。このレンズはF2という明るい開放値を備えており、夜景や薄暗い室内でも手持ち撮影が可能で、背景を自然にぼかした表現も容易に楽しめます。薄型設計により装着時の全長は非常に短く、EOS Mボディと合わせるとポケットに収まるほどの携帯性を実現しており、常に持ち歩いておきたくなるような存在です。STMを搭載しているため、静音性に優れたオートフォーカスが可能で、動画撮影時にもモーター音が入りにくく滑らかなピント移動が得られます。さらに、このレンズの特長としては、コンパクトながらも開放からしっかりとした描写力を発揮し、被写体をシャープに捉える性能があり、日常の記録から風景、テーブルフォトまで幅広く対応できます。小型軽量ながらも単焦点ならではの高い描写力を発揮するため、EOS Mシリーズユーザーにとって一本は持っておきたい標準レンズであり、旅行用や散歩撮影、日常スナップなど幅広いシーンで活躍する実用性の高い一本です。

EF-M55-200mm F4.5-6.3 IS STM
EF-M55-200mm F4.5-6.3 IS STMは、EF-Mマウントの中で中望遠から望遠域をカバーするズームレンズとして設計されており、35mm判換算で約88-320mm相当の焦点距離を持ち、遠くの被写体をしっかりと捉えることが可能です。運動会や野鳥、スポーツイベントなど、距離のある被写体を大きく写す場面において非常に有効で、コンパクトなEOS Mボディと組み合わせてもバランスが良く、軽快に撮影を行えます。STMの採用によりオートフォーカスは静かでスムーズに動作し、動画撮影でも快適に使用できます。手ブレ補正(IS)も内蔵しているため、望遠側での撮影時でもシャッタースピードをある程度落としてもブレを抑えることができ、手持ち撮影にも適しています。ズーム操作も滑らかで、撮影中に焦点距離を自在に変えやすく、さまざまな構図を試しながら撮影できる点も魅力です。近接撮影も可能で、花や動物などの細部を大きく写すこともできるため、望遠マクロ的な使い方もできます。サイズや重量は控えめながらも、焦点距離の幅が広く実用性が高いため、標準ズームと組み合わせて持っておけばあらゆるシーンをカバーできる心強いレンズです。

EF-M28mm F3.5 マクロ IS STM
EF-M28mm F3.5 マクロ IS STMはEF-Mマウント専用の等倍マクロレンズとして設計されており、35mm判換算で約45mm相当の画角を持つ標準マクロレンズです。最大の特徴は等倍撮影に加え、1.2倍のスーパーマクロモードを搭載している点で、通常のマクロレンズよりもさらに被写体に迫って撮影が可能です。さらに本レンズにはLEDライトが内蔵されており、撮影時にスイッチで照明を点灯させることで、被写体を明るく照らし影を軽減することができます。これにより室内や逆光気味の条件でも安定した露出が得られ、接写におけるライティングの問題を解消します。STMを搭載しているため、静音かつ滑らかなオートフォーカスが可能であり、動画撮影にも対応できます。手ブレ補正機能(IS)も搭載されており、マクロ撮影時のわずかな手ブレも抑えることができ、安心して手持ちでの接写が可能です。サイズは非常にコンパクトであり、他のEF-Mレンズと同様にEOS Mシリーズボディと組み合わせたときのバランスも良く、携行性にも優れています。料理や植物、小物、昆虫などの撮影において圧倒的な近接描写を可能にしながら、日常のスナップにも違和感なく使用できる万能な一本であり、マクロ撮影に初めて挑戦するユーザーにもおすすめできるレンズです。

EF-M32mm F1.4 STM
EF-M32mm F1.4 STMはEF-Mマウントにおいて最も明るい開放F値を持つ単焦点レンズで、35mm判換算で約51mm相当の標準画角に近い視野を持ち、日常のスナップ撮影からポートレート、テーブルフォトまで幅広く活躍します。F1.4という大口径により、暗所での撮影にも強く、背景を大きくぼかした写真表現が可能で、被写体を際立たせる立体感のある描写が特徴です。光学性能にも優れ、絞り開放でも高い解像力を保ち、色収差や歪みを抑えた設計によって透明感のある写りを実現しています。STMによる静音AFは動画にも適しており、静かな環境での撮影にも影響を与えません。外装はしっかりとした質感があり、所有感のある一本として人気が高く、EOS Mシリーズにおけるハイエンドレンズとして位置づけられています。開放時のボケはとても滑らかで、人物の背景を自然にぼかすことで優しい印象のポートレートが撮影できます。また、標準画角に近いため構図が決まりやすく、日常を切り取るレンズとしても非常に優秀です。旅行や日常撮影においても高い描写力を発揮し、作品づくりを本格的に行いたいユーザーにとっては、EF-Mマウントにおける最有力の単焦点レンズと言えます。

EF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STM
EF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STMは、広角から望遠までを1本でカバーする高倍率ズームレンズで、35mm判換算で約29-240mm相当の幅広い焦点距離を持ち、風景、スナップ、ポートレート、スポーツ、動物などあらゆるシーンに対応できる万能型のレンズです。旅行先でレンズ交換を避けたい場合や、機材をなるべく減らしたいときに最適であり、一本でほぼすべての撮影ニーズに応えられる点が最大の強みです。STMの採用により静かでスムーズなオートフォーカスを実現しており、動画撮影にも違和感なく使うことができます。また、手ブレ補正(IS)も内蔵されており、望遠端や暗い場所での撮影でもブレを抑えた安定した画質が得られます。ズーム全域で最短撮影距離も短く、簡易マクロとしても活用できるため、近距離の被写体に寄って細かい描写を写し込むことも可能です。鏡筒は比較的長めですが重量は抑えられており、EF-Mマウントの機動性を損なうことなく携行できる設計です。操作性も高く、ズームリングやフォーカスリングの感触も滑らかで、初心者でも扱いやすい構造になっています。高倍率ズームでありながら、描写のバランスも良好で、色乗りやコントラストも自然に仕上がるため、初めての1本にも、サブ機用のオールマイティレンズにも適した信頼性の高い一本です。

マウントアダプター EF-EOS M
マウントアダプター EF-EOS Mは、EF-MマウントボディであるEOS MシリーズにEFレンズやEF-Sレンズを装着するための公式アダプターであり、キヤノン純正ならではの高い互換性と安定性を誇ります。このアダプターを使うことで、EOS MボディにEFマウントの豊富なレンズ資産を組み合わせることが可能となり、撮影の幅を飛躍的に広げることができます。電子接点を完全にサポートしており、オートフォーカス、手ブレ補正、絞り制御などすべての電子制御が正しく動作するため、実用面での不安はほとんどありません。また、EF-Sレンズにも対応しており、APS-Cセンサー搭載のEOS Mボディとの相性も良く、風景、望遠、マクロなどEF-Mレンズでは対応しきれない焦点域や特殊な用途にも柔軟に対応できます。装着感も良好で、金属製のマウントにより耐久性も高く、頻繁なレンズ交換を行うシーンでも信頼して使用できます。サイズはやや増しますが、EF-Mボディの軽量性を損なわず、三脚座などの追加機能はなくシンプルで扱いやすい構造です。EFレンズ群を活用することで、EOS Mシリーズの撮影の可能性を一気に広げ、より本格的な表現を目指すユーザーにとっては不可欠なアイテムであり、EF-Mシステムにおける拡張性を担保する重要なアクセサリーです。

まとめ
EF-Mレンズは、EOS Mシリーズ専用に設計された軽量でコンパクトなレンズ群でありながら、実用的な画質と携帯性を兼ね備えた点が大きな魅力です。限られたラインナップの中でも、風景、人物、マクロ、動画と多様な撮影シーンに対応できる設計がなされており、特に日常的なスナップ撮影においては優れた機動力を発揮します。STMによる静音オートフォーカスは動画撮影に強く、カジュアルに使いたいユーザーから評価されています。今後キヤノンがEF-Mマウントの新製品を展開する可能性は低いと見られており、将来的にはRFマウントへの移行が進むと予想されますが、現状でもEF-MレンズとEOS Mシリーズの組み合わせは非常に完成度が高く、今から使い始めても十分に満足できるシステムとなっています。中古市場での流通も安定しており、レンズの入手も比較的容易なことから、これからミラーレスカメラを始めたいユーザーにとって有力な選択肢のひとつです。
