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EOS M5レビュー|画質・AF・EVF・EF-Mレンズとの相性・中古選びを詳しく解説

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EOS M5レビュー|画質・AF・EVF・EF-Mレンズとの相性・中古選びを詳しく解説 カメラ

EOS M5レビュー|画質・AF・EVF・EF-Mレンズとの相性・中古選びを詳しく解説

EOS M5は、キヤノンのEF-Mマウントを採用したAPS-Cミラーレスです。約2420万画素CMOSセンサー、DIGIC 7、デュアルピクセルCMOS AF、内蔵EVF、チルト式タッチパネル液晶を備え、EOS Mシリーズの中ではファインダーを使った撮影と操作性を重視したモデルです。小型軽量を優先したEOS M100やEOS M200とは性格が異なり、一眼カメラらしいダイヤル操作やグリップ、EVFを求める人に向いた構成になっています。

現在はEOS Mシリーズ全体が新製品展開を終え、キヤノンのミラーレスはRFマウントへ移行しています。それでもEOS M5は、中古価格、コンパクトなEF-Mレンズ、小型ボディ、電子ビューファインダーという組み合わせに独自の魅力があります。EF-M22mm F2 STMやEF-M32mm F1.4 STM、EF-M28mm F3.5 マクロ IS STMなどを組み合わせると、現在のフルサイズミラーレスとは異なる非常に小さなシステムを作れます。

一方で、4K動画には対応せず、現在のEOS Rシリーズのような高度な被写体検出AFや高速連写もありません。EF-Mマウントの将来性も考慮する必要があります。それでも、静止画を中心に、旅行、スナップ、家族写真、物撮り、軽いポートレートなどへ使うなら、機能とサイズのバランスが取りやすいカメラです。本記事では、EOS M5の画質、AF、EVF、操作性、EF-Mレンズとの相性、EFレンズ使用、中古購入時の注意点まで詳しく整理します。

  1. EOS M5の基本性能と立ち位置
    1. 約2420万画素APS-Cセンサーを搭載
    2. DIGIC 7で高感度とAF処理を支える
    3. 約427gでEVF内蔵機として扱いやすい
  2. デュアルピクセルCMOS AFの使いやすさ
    1. 静止画では画面内の広い範囲でAFを使える
    2. タッチ&ドラッグAFでEVFを見ながら位置を動かせる
    3. 動体では現在の被写体検出AFとの差が出る
  3. EVFを内蔵していることがEOS M5の大きな特徴
    1. 明るい屋外でも構図を確認しやすい
    2. 露出やホワイトバランスを撮影前に確認できる
    3. EOS M100やM200との大きな違いになる
  4. 操作性はEOS Mシリーズの中でも本格的
    1. 複数ダイヤルで露出設定を変更しやすい
    2. タッチパネルで設定変更も直感的
    3. グリップがあるため望遠レンズでも持ちやすい
  5. EF-Mレンズとの組み合わせでEOS M5の魅力が生きる
    1. EF-M22mm F2 STMは小型スナップ用として相性が高い
    2. EF-M28mm F3.5 マクロ IS STMは物撮りに使いやすい
    3. EF-M32mm F1.4 STMは人物やボケ表現に向く
  6. EF・EF-Sレンズもマウントアダプターで使える
    1. EFレンズではAPS-C相当の画角になる
    2. EF-SレンズはAPS-C同士なので使いやすい
    3. 大型EFレンズでは小型ボディとのバランスに注意する
  7. 画質はAPS-Cとして現在でも十分実用的
    1. 低感度では細部まで十分に解像する
    2. 高感度では明るいレンズを組み合わせると使いやすい
    3. APS-Cなら望遠効果を生かしやすい
  8. 連写と動体撮影の実力
    1. 約9コマ/秒なら一瞬の表情を捉えやすい
    2. サーボAF時は約7コマ/秒で追従する
    3. 望遠ではEVFとグリップが役立つ
  9. 動画性能はFull HD中心
    1. Full HD 60pに対応する
    2. 動画でもタッチAFが使いやすい
    3. 4Kが必要なら新しいEOS R系が有利
  10. EOS M5を現在使うメリットと弱点
    1. 中古価格と小型システムが魅力になる
    2. EF-Mマウントの将来性は限定される
    3. 被写体検出やボディ内手振れ補正はない
  11. 中古でEOS M5を選ぶときの確認点
    1. EVFと背面液晶の状態を確認する
    2. ダイヤルやボタンの反応を見る
    3. マウント接点とEF-Mレンズ認識を確認する
  12. EOS M100やM6 Mark IIと比べるとどう違うか
    1. EOS M100より重いがEVFと操作性が充実する
    2. M6 Mark IIより画素数と連写で世代差がある
    3. 現在のEOS R系より小型システムを作りやすい
  13. まとめ

EOS M5の基本性能と立ち位置

EOS M5は、EOS Mシリーズの中で操作性とファインダー撮影を重視したモデルです。小型ボディにAPS-Cセンサーを搭載しながら、EVF、複数ダイヤル、しっかりしたグリップを備えています。コンパクトカメラに近いEOS M100系より、一眼カメラらしい操作感を求める人に向いています。

約2420万画素APS-Cセンサーを搭載

EOS M5は約2420万画素のAPS-C CMOSセンサーを搭載しています。画素数はEOS M100やEOS M6など同世代のEOS Mシリーズと近く、一般的な写真用途では十分な解像力があります。風景やスナップ、人物、商品撮影などで細部まで記録しやすく、Web掲載から一般的なプリントまで幅広く対応できます。

APS-Cなのでフルサイズよりセンサーは小さいですが、その分ボディとレンズを小型化しやすく、持ち歩きやすいシステムを作れます。APS-Cとフルサイズの画角の違いを理解するには、EOS M100の記事と比較すると、EOS Mシリーズの性格が分かりやすくなります。

DIGIC 7で高感度とAF処理を支える

画像処理エンジンはDIGIC 7です。静止画の常用ISO感度は100〜25600で、暗い室内や夕方でも感度を上げながら撮影できます。APS-Cなので高感度ではフルサイズほど余裕はありませんが、F1.4やF2クラスの明るい単焦点を組み合わせれば、ISO感度を抑えながらシャッタースピードを確保できます。

JPEG撮って出しではノイズ低減や色処理もカメラ側で行われます。RAWで撮影すれば後から露出やホワイトバランスを細かく調整できます。ISO感度とノイズの関係は、ISO感度を解説した記事で詳しく整理しています。

約427gでEVF内蔵機として扱いやすい

EOS M5の質量はバッテリーとカードを含めて約427gです。EVFを内蔵したAPS-Cミラーレスとしては比較的軽く、EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STMやEF-M22mm F2 STMなど小型レンズと組み合わせると、旅行や街歩きでも負担を抑えられます。

EOS M100のようなさらに軽量なモデルと比べると重くなりますが、その分EVF、グリップ、ダイヤル操作を備えています。小型軽量を最優先するEOS M100との違いは、EOS M100の記事で詳しく確認できます。

デュアルピクセルCMOS AFの使いやすさ

EOS M5はデュアルピクセルCMOS AFを搭載し、撮像センサー上で位相差AFを行います。一眼レフのように独立したAFセンサーを必要とせず、画面の広い範囲でピントを合わせられることが特徴です。

静止画では画面内の広い範囲でAFを使える

EOS M5では、中央付近だけでなく画面の広い範囲からAF位置を選べます。人物を画面端寄りへ置く構図や、物撮りでピント位置を細かく決めたい場面でも使いやすくなっています。

一眼レフの測距点を意識する必要が少なく、タッチ操作で直接ピント位置を指定できます。静止物や人物を撮るなら、現在でも扱いやすいAF方式です。デュアルピクセルCMOS AFの基本は、EOS RPのピント合わせを解説した記事でも詳しく紹介しています。

タッチ&ドラッグAFでEVFを見ながら位置を動かせる

EOS M5には、EVFをのぞきながら背面液晶を指でなぞってAF位置を動かせるタッチ&ドラッグAFがあります。右目でEVFを見ながら右手親指でAF位置を操作できるため、ファインダー撮影でもAFポイント移動を直感的に行えます。

物理的なジョイスティックを持たないEOS M5では、このタッチ操作がAF位置変更の重要な手段になります。人物の顔や目に素早くポイントを合わせたいときにも便利です。AF方式と操作の違いは、AF性能を解説した記事でも関連する考え方を確認できます。

動体では現在の被写体検出AFとの差が出る

EOS M5のAFは静止物や人物には使いやすい一方、現在のEOS Rシリーズのように人物、動物、鳥、乗り物などを高度に自動認識して追尾する機能はありません。動く被写体では、AFエリアや追尾モードを適切に選ぶ必要があります。

子ども、ペット、軽いスポーツなら撮影できますが、高速で飛ぶ鳥や競技スポーツでは最新機ほど簡単には追えません。連写速度やAF追従も含めた世代差があります。現在のEOS R機との違いを見るなら、EOS R8の記事と比較すると分かりやすくなります。

EVFを内蔵していることがEOS M5の大きな特徴

EOS MシリーズにはEVFを持たないモデルも多くあります。EOS M5は中央に電子ビューファインダーを内蔵し、背面液晶だけでなくファインダーを見ながら撮影できることが大きな特徴です。

明るい屋外でも構図を確認しやすい

日差しが強い屋外では背面液晶が見づらくなることがあります。EVFを使えば外光の影響を受けにくく、構図やピント位置を確認しやすくなります。旅行や風景撮影では、液晶よりファインダーが使いやすい場面があります。

カメラを顔へ付けて構えるため、腕だけで支えるより姿勢も安定しやすくなります。望遠レンズ使用時には特にファインダーの利点が大きくなります。望遠撮影時の構え方は、望遠ズームの記事でも関連するポイントを確認できます。

露出やホワイトバランスを撮影前に確認できる

EVFでは、設定した露出やホワイトバランスを反映した画像を撮影前に確認できます。光学ファインダーでは撮影後に確認する必要がありますが、EVFなら露出補正を変えた結果を見ながら撮影できます。

初心者でも明るさの変化を直感的に把握しやすく、マニュアル露出でも調整しやすくなります。露出補正の考え方は、露出補正を解説した記事で詳しく整理しています。

EOS M100やM200との大きな違いになる

EOS M100やEOS M200は小型軽量を重視し、EVFを内蔵していません。EOS M5は重量が増える代わりに、撮影時の安定感や屋外での視認性が高くなっています。一眼カメラらしい撮影感覚を求めるならEOS M5の方が向いています。

一方、ポケットや小型バッグへ入れて持ち歩くならEOS M100系が有利です。同じEF-Mマウントでも方向性が異なります。EOS M100の特徴は、EOS M100の記事で詳しく整理しています。

操作性はEOS Mシリーズの中でも本格的

EOS M5は複数のダイヤルとボタンを備え、露出設定を素早く変更できます。EOS M100系のようにタッチ操作中心ではなく、シャッタースピード、絞り、露出補正などを物理ダイヤルで操作しやすい設計です。

複数ダイヤルで露出設定を変更しやすい

撮影モードに応じて、シャッタースピードや絞りをダイヤルで変更できます。マニュアル露出では複数の設定を頻繁に変えるため、物理ダイヤルの数が多いEOS M5は操作しやすくなります。

小型ボディでも操作を簡略化しすぎていないことが特徴で、EOS一眼レフから持ち替えても比較的慣れやすい設計です。シャッタースピードと露出の関係は、Canonカメラのシャッタースピード設定ガイドで詳しく紹介しています。

タッチパネルで設定変更も直感的

物理ダイヤルに加えて、背面液晶はタッチ操作へ対応しています。メニュー選択、AF位置指定、画像再生などを指で操作できるため、スマートフォンに近い感覚で使える場面があります。

物理操作とタッチ操作を両方使えることで、設定変更はダイヤル、AF位置はタッチといった使い分けができます。操作系の違いを見るなら、よりシンプルなEOS M100との比較が分かりやすく、EOS M100の記事で確認できます。

グリップがあるため望遠レンズでも持ちやすい

EOS M5には比較的しっかりしたグリップがあります。EF-M15-45mmのような小型レンズだけでなく、EF-M55-200mmやマウントアダプター経由のEFレンズを装着したときも持ちやすくなります。

大型EFレンズではボディよりレンズが重くなるため、レンズ側を左手で支える必要がありますが、右手のグリップがあることでカメラ操作はしやすくなります。EFレンズをミラーレスへ装着する考え方は、EOS R6 Mark IIでEFレンズを使う記事にも共通する部分があります。

EF-Mレンズとの組み合わせでEOS M5の魅力が生きる

EOS M5を使う大きな理由の一つが、EF-Mレンズの小ささです。EF-Mマウントには標準ズーム、望遠ズーム、広角ズーム、単焦点、マクロなどが揃っており、APS-Cシステムとして非常にコンパクトにまとめられます。

EF-M22mm F2 STMは小型スナップ用として相性が高い

EF-M22mm F2 STMは薄型パンケーキレンズで、EOS M5と組み合わせると非常に小さな構成になります。APS-Cでは35mm判換算約35mm相当の画角となり、街歩き、旅行、食事、人物を含めたスナップなどに使いやすい焦点距離です。

F2と明るいため、標準ズームより暗所でシャッタースピードを確保しやすく、背景もぼかしやすくなります。小型ボディを生かすならEF-M22mm F2 STMは代表的な組み合わせです。EF-Mシステムの小型性は、EOS M100の記事でも確認できます。

EF-M28mm F3.5 マクロ IS STMは物撮りに使いやすい

EF-M28mm F3.5 マクロ IS STMは、EOS Mシリーズ専用の小型マクロレンズです。APS-Cでは約45mm相当の画角になり、小物、料理、花、模型などの撮影に使いやすくなります。

マクロ撮影ではピント位置が非常にシビアになりますが、EOS M5のタッチAFや拡大表示を使えば細部へ合わせやすくなります。背面液晶を動かして低い位置から撮れることも小物撮影で便利です。マクロ撮影とAPS-Cの相性については、EF-S60mm F2.8 マクロの記事でも参考になります。

EF-M32mm F1.4 STMは人物やボケ表現に向く

EF-M32mm F1.4 STMは、35mm判換算約51mm相当となる明るい標準単焦点です。F1.4の大口径を使えるため、人物、料理、小物、室内撮影で背景を大きくぼかせます。

EOS M5の約2420万画素センサーと組み合わせれば、EF-Mレンズの中でも高い描写性能を生かせます。ボディとレンズのサイズバランスも良く、フルサイズ+50mm F1.4よりコンパクトにまとめられます。大口径単焦点のボケの考え方は、85mm F1.4の記事でも共通する考え方を確認できます。

EF・EF-Sレンズもマウントアダプターで使える

EOS M5はEF-Mマウントですが、マウントアダプター EF-EOS Mを介してEFレンズとEF-Sレンズを装着できます。手持ちのEOS一眼レフ用レンズを活用できるため、EF-Mレンズだけに限定されません。

EFレンズではAPS-C相当の画角になる

EOS M5はAPS-Cセンサーなので、EFレンズを装着した場合も画角は1.6倍相当になります。EF50mmなら約80mm相当、EF85mmなら約136mm相当、EF200mmなら約320mm相当です。

ポートレートでは50mmが中望遠として使いやすくなり、望遠レンズでは遠くの被写体を大きく写しやすくなります。一方、広角側は狭くなるため、EF24mmでも約38mm相当になります。APS-Cでの画角は、EF35-80mmをAPS-Cで使う記事で具体的に確認できます。

EF-SレンズはAPS-C同士なので使いやすい

EF-SレンズはAPS-C一眼レフ用なので、EOS M5へ装着した場合も設計意図に近い画角で使えます。EF-S24mm F2.8 STMなら約38mm相当、EF-S60mm F2.8 マクロなら約96mm相当になります。

すでにEF-Sレンズを所有している場合、EOS M5へ移行しても活用できます。ただしアダプター分だけ全長が伸びるため、EF-M専用レンズよりシステムは大きくなります。EF-S24mmの使い方は、EF-S24mm F2.8 STMの記事で詳しく紹介しています。

大型EFレンズでは小型ボディとのバランスに注意する

EF70-200mm F2.8LやEF200mm F2.8Lのような大型レンズも装着できますが、EOS M5本体よりレンズ側が大幅に重くなります。カメラだけを右手で支えるのではなく、左手でレンズを支える構えが基本になります。

三脚を使う場合も、大型望遠ではレンズ側の三脚座を使った方がバランスを取りやすくなります。小型EOS Mボディへ望遠レンズを装着する考え方は、Canon 200mm望遠レンズの記事でも参考になります。

画質はAPS-Cとして現在でも十分実用的

EOS M5の約2420万画素センサーは、現在のAPS-C機と比較して突出したスペックではありませんが、一般的な写真用途では十分な画質があります。レンズと撮影条件を整えれば、細部までしっかり記録できます。

低感度では細部まで十分に解像する

ISO100〜400程度ではノイズが少なく、風景や物撮りでも細部を記録しやすくなります。EF-M32mm F1.4 STMや高性能EFレンズを使えば、センサー性能を十分引き出せます。

約2420万画素はトリミングにもある程度余裕があり、Web用途やA4程度のプリントなら十分な解像度があります。高画素機との違いは、EOS 5Dsの記事と比較すると理解しやすくなります。

高感度では明るいレンズを組み合わせると使いやすい

APS-CなのでISO感度を大きく上げるとノイズは増えますが、F1.4やF2の単焦点を使えば暗所でも感度を抑えられます。室内撮影ではEF-M22mm F2 STMやEF-M32mm F1.4 STMが有利です。

標準ズームの望遠端ではF値が暗くなるため、夕方や室内ではISO感度が上がりやすくなります。感度とシャッタースピードの考え方は、ISO感度の記事で詳しく整理しています。

APS-Cなら望遠効果を生かしやすい

EOS M5ではレンズの実焦点距離は変わりませんが、フルサイズより狭い範囲を写すため、同じレンズでも被写体を大きく捉えやすくなります。EF200mmを使えば約320mm相当の画角になり、鳥や遠くの動物、舞台などを大きく写せます。

一方、被写界深度や圧縮効果は実焦点距離と撮影距離にも左右されるため、単純に「焦点距離が1.6倍になる」と考えるのは正確ではありません。画角の変化として理解するのが基本です。望遠レンズの使い方は、EF55-200mmの記事でも詳しく紹介しています。

連写と動体撮影の実力

EOS M5の連写性能は、ワンショットAF時で最高約9コマ/秒、サーボAF時で約7コマ/秒です。静止画中心の小型ミラーレスとしては十分な速度を持ちますが、現在の高速EOS R機ほどの追従性能や被写体認識はありません。

約9コマ/秒なら一瞬の表情を捉えやすい

ワンショットAFでピント位置を固定するなら、最高約9コマ/秒で連写できます。人物の表情、ペット、子どもの動きなど一瞬を狙う場面では役立ちます。

ただし連写枚数が増えるほどバッファやカード書き込みの影響も受けるため、無制限に高速連写できるわけではありません。必要な瞬間へ短く連写する使い方が向いています。高速連写機との違いを見るなら、EOS-1D Xの記事が比較材料になります。

サーボAF時は約7コマ/秒で追従する

動く被写体へAFを追従させる場合は約7コマ/秒です。歩く人物、子ども、ペット、自転車などなら撮影できますが、高速スポーツや飛ぶ鳥ではAF性能と追尾能力の世代差が出ます。

動体では連写速度だけでなく、十分なシャッタースピードを確保することも重要です。被写体が速いほど1/1000秒以上が必要になることがあります。シャッタースピードの基本は、シャッタースピード設定の記事で詳しく整理しています。

望遠ではEVFとグリップが役立つ

動体を望遠レンズで追う場合、背面液晶だけよりEVFを使った方が構えを安定させやすくなります。EOS M5はEVFを内蔵しているため、EF-M55-200mmやアダプター経由のEF望遠レンズとの相性があります。

小型ボディながらグリップがあることも、望遠撮影では有利です。望遠域での撮影方法については、EF70-210mm F3.5-4.5 USMの記事で詳しく紹介しています。

動画性能はFull HD中心

EOS M5はFull HD動画に対応しますが、4K動画は記録できません。動画を本格的に撮影する現在の基準では弱点になりますが、短い日常動画や記録用途なら使えます。

Full HD 60pに対応する

Full HDでは60pまで記録でき、人物や日常風景を比較的滑らかに撮影できます。デュアルピクセルCMOS AFが使えるため、動画中のピント合わせも扱いやすいことが特徴です。

被写体がゆっくり動く動画ならAF追従も利用できます。4Kが不要で、SNSやWeb向けのFull HD映像なら実用的です。EOS M100の動画性能との違いは、EOS M100の記事で比較できます。

動画でもタッチAFが使いやすい

撮影中に背面液晶へ触れてピント位置を変更できます。人物から背景、小物から人物など、フォーカス位置を自然に移動したい場面で便利です。

STMレンズを使うと比較的静かにAF駆動できるため、EF-M15-45mmやEF-M22mmなどと組み合わせやすくなります。STMとUSMの違いは、STMとUSMを解説した記事で詳しく整理しています。

4Kが必要なら新しいEOS R系が有利

現在では4K動画が一般的になっており、動画用途を重視するならEOS M5の弱点は明確です。高解像動画、被写体検出、より高度な動画AFを重視するならEOS Rシリーズが有利です。

一方、静止画が中心で動画はFull HDで足りるなら、この弱点の影響は小さくなります。新しいEOS Rとの世代差を見るなら、EOS R8の記事と比較すると分かりやすくなります。

EOS M5を現在使うメリットと弱点

EOS M5は新しいシステムではありませんが、小型APS-C、EVF、EF-Mレンズ、EFレンズ互換という特徴は現在でも使い道があります。一方で、マウントの将来性やAF性能などは理解しておく必要があります。

中古価格と小型システムが魅力になる

EOS M5は中古市場で探すカメラになっており、新品時より低い価格で入手できることがあります。EF-M22mm F2 STMやEF-M15-45mmを組み合わせれば、小さく軽いAPS-Cシステムを作れます。

旅行や日常スナップでは、フルサイズ機と大型ズームより圧倒的に荷物を減らせます。小型EOS Mシリーズの魅力については、EOS M100の記事でも詳しく紹介しています。

EF-Mマウントの将来性は限定される

EF-Mマウントは新しいレンズやボディの展開が終了しており、現在のキヤノンミラーレスの中心はRFマウントです。そのため、これから長期間かけて新しいレンズを買い足すシステムとして考えると制約があります。

一方、中古で必要なレンズを揃え、システムを完成させて使うなら問題は小さくなります。EF-M22mm、32mm、28mmマクロ、11-22mm、15-45mm、55-200mmなど主要焦点域は一通り揃っています。RFシステムとの違いは、RFマウントとEFマウントの違いの記事も参考になります。

被写体検出やボディ内手振れ補正はない

EOS M5には現在のEOS Rシリーズのような高度な被写体検出AFやボディ内手振れ補正はありません。IS非搭載レンズではシャッタースピードを意識する必要があり、動体追尾も撮影者の操作負担が大きくなります。

静止画中心で、人物、風景、旅行、スナップ、物撮りが主用途なら影響は限定的です。ボディ内手振れ補正を備えるEOS R機との違いは、EOS R6 Mark IIの記事で確認できます。

中古でEOS M5を選ぶときの確認点

EOS M5は中古で探す機会が多いため、外装だけでなくEVF、液晶、AF、シャッター、ダイヤル、バッテリー、端子類まで確認することが重要です。小型ボディは持ち歩かれている個体も多く、外観と内部状態が一致しないことがあります。

EVFと背面液晶の状態を確認する

EVFに表示欠け、色ムラ、ちらつきがないか、背面液晶のタッチ操作が正常かを確認します。EOS M5はEVFとタッチ液晶の両方を頻繁に使うため、どちらかに不具合があると操作性が大きく下がります。

チルト機構も何度か動かし、ヒンジに不自然なガタや引っかかりがないかを見ることが重要です。液晶を多用するミラーレスの中古確認という点では、EOS M100の記事も参考になります。

ダイヤルやボタンの反応を見る

EOS M5は物理ダイヤルが多いため、回転時に数値が飛ぶ、逆方向へ動く、反応しないといった症状がないか確認します。シャッターボタン、再生ボタン、メニューボタンなども含め、各操作部が正常に反応することが重要です。

中古カメラでは外観がきれいでも操作部だけ摩耗している個体があります。一眼レフを含めた中古ボディ確認の考え方は、EOS 6D Mark IIの記事でも共通する部分があります。

マウント接点とEF-Mレンズ認識を確認する

レンズを装着し、AF、絞り、レンズ認識、Exif情報が正常に動くかを確認することも重要です。マウント部の電子接点に問題があると、AFや絞り制御が不安定になることがあります。

特定のレンズだけで問題が出る場合はレンズ側、複数レンズで同じ症状が出る場合はボディ側の可能性が高まります。電子接点の役割とトラブルについては、カメラとレンズの電子接点を解説した記事で詳しく整理しています。

EOS M100やM6 Mark IIと比べるとどう違うか

EOS Mシリーズには複数のボディがあり、EOS M5はその中でもEVFと操作性を重視したモデルです。EOS M100は小型軽量、EOS M6 Mark IIは高画素・高速性能を重視しており、それぞれ方向性が異なります。

EOS M100より重いがEVFと操作性が充実する

EOS M100は約302gと軽く、非常に小さいボディです。一方でEVFがなく、操作もタッチ中心です。EOS M5は約427gになりますが、EVF、グリップ、複数ダイヤルを備えています。

持ち歩きやすさ最優先ならM100、一眼カメラらしい操作とファインダー撮影を重視するならM5という違いがあります。EOS M100の特徴は、EOS M100の記事で詳しく整理しています。

M6 Mark IIより画素数と連写で世代差がある

EOS M6 Mark IIは約3250万画素APS-Cセンサーを搭載し、連写性能もEOS M5より高速です。トリミング耐性や動体撮影を重視するならM6 Mark IIが有利です。

一方、EOS M6 Mark IIはEVFが外付け式なので、内蔵EVFを常に使いたい人にとってはEOS M5の方がシンプルです。必要性能と使い方で評価が変わります。EOS Mシリーズの操作性を見る際は、EOS M100の記事も含めて比較すると分かりやすくなります。

現在のEOS R系より小型システムを作りやすい

現在のEOS Rシリーズには高性能なAPS-C機がありますが、EF-M22mm F2 STMのような非常に薄い単焦点との組み合わせではEOS Mシステムの小ささが際立ちます。EOS M5+EF-M22mmは、EVF付きAPS-Cとして非常にコンパクトです。

一方、AF、動画、将来性ではEOS R系が有利です。小型性を優先するか、最新機能を優先するかが選択の分かれ目になります。EOS Rシリーズの一例として、EOS R8の記事と比較すると世代差が分かりやすくなります。

まとめ

EOS M5は、約2420万画素APS-Cセンサー、DIGIC 7、デュアルピクセルCMOS AF、内蔵EVF、タッチ操作対応のチルト液晶を備えたEF-Mマウントのミラーレスです。約427gという比較的軽いボディに、EVF、グリップ、複数ダイヤルを搭載し、EOS Mシリーズの中では一眼カメラらしい操作性を重視したモデルです。

画質は低感度なら現在でも十分実用的で、EF-M22mm F2 STM、EF-M28mm F3.5 マクロ IS STM、EF-M32mm F1.4 STMなどの小型レンズと組み合わせることで、コンパクトで高画質なAPS-Cシステムを作れます。マウントアダプター EF-EOS Mを使えばEF・EF-Sレンズも活用でき、所有している一眼レフ用レンズを引き継げます。

AFはデュアルピクセルCMOS AFによって静止画や人物撮影では扱いやすく、EVFを見ながらタッチ&ドラッグAFでポイントを動かせる点も便利です。連写はワンショットAF時で最高約9コマ/秒、サーボAF時で約7コマ/秒に対応し、日常的な動体撮影にも使えます。

弱点は4K動画非対応、現在の高度な被写体検出AFやボディ内手振れ補正を持たないこと、EF-Mマウントの新規展開が終了していることです。それでも、中古で必要なレンズまで揃える前提なら、EF-Mシステムの小型性は現在でも大きな魅力です。EOS M5は、EVFを使った撮影、物理ダイヤルによる操作、小型APS-Cシステムを重視する人にとって、EOS Mシリーズらしさを凝縮したボディです。

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