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SG-image「AF 35mm F1.4」登場|クラシカルな大口径単焦点レンズの実力

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SG-image「AF 35mm F1.4」登場|クラシカルな大口径単焦点レンズの実力 レンズ

SG-image「AF 35mm F1.4」登場|クラシカルな大口径単焦点レンズの実力

SG-imageから、クラシカルな外観とオートフォーカスを組み合わせた大口径単焦点レンズ「SG-image AF 35mm F1.4」が登場しました。国内では2026年10月23日、2ndfocusが「LEGACY(伝承)」シリーズの製品として発売し、メーカー希望小売価格は43,000円(税込)です。富士フイルムXマウントに対応するAPS-C用レンズで、35mm判換算約53mm相当の標準画角、開放F1.4の明るさ、約227gの軽量設計を特徴としています。

このレンズが注目される理由は、かつてのマニュアルフォーカスレンズを思わせる金属鏡筒に、STMモーターを利用したAF機構を組み込んだことです。フォーカスリングの操作感に加え、絞りリングには1/3段ごとのクリック感が設けられており、クラシカルな外観を好みながら現代のミラーレスカメラの利便性も求める人を意識しています。光学系は6群7枚で、すべてのレンズに高屈折率ガラスを採用し、9枚の絞り羽根による自然なボケ表現も特徴として紹介されています。

一方、レンズの実力を判断するには、外観やF1.4という数字だけでなく、開放時の解像性能、周辺画質、AFの動作、近接撮影能力、逆光耐性などを確認する必要があります。特に富士フイルムXマウントには、XF35mmF1.4 RやXF33mmF1.4 R LM WRなど、同じような画角と明るさを持つ純正レンズが存在するため、価格と重量の違いも重要です。本記事では、SG-image AF 35mm F1.4の正式仕様を整理し、描写の特徴、撮影用途、純正レンズとの違い、購入前に確認したいポイントまで詳しく解説します。

SG-image AF 35mm F1.4の特徴と基本スペック

35mm判換算約53mm相当の使いやすい標準画角

SG-image AF 35mm F1.4は、富士フイルムXマウントに対応するAPS-C用のAF単焦点レンズです。焦点距離は35mmで、富士フイルムのAPS-Cカメラに装着した場合、35mm判換算約53mm相当の画角になります。フルサイズカメラで一般的な50mm単焦点に近い写り方となり、人物、街並み、料理、雑貨、旅行先の風景など、さまざまな被写体を自然な大きさで切り取れます。

換算約53mmの画角は、広い風景を一度に収める超広角とも、遠くの被写体を大きく引き寄せる望遠とも異なります。被写体を適切な大きさで写すには撮影者が前後に動く必要がありますが、その分、被写体との距離や背景の入り方を意識した撮影ができます。人物の上半身を撮る場合にはある程度の距離を取り、街角の一部分を切り取る場合には少し近づくなど、撮影者自身の位置によって写真の印象が変わります。

35mmという焦点距離は、カメラに装着するセンサーサイズによって画角が変わるため、製品名の数字だけで写る範囲を判断しないことが重要です。今回のレンズはAPS-C対応であり、フルサイズ用の35mmレンズをフルサイズカメラで使う場合よりも狭い範囲を写します。35mm単焦点の画角や構図の考え方については、35mm単焦点レンズが難しい理由と使いこなし方でも詳しく紹介しています。

約227gの金属鏡筒とクラシカルなデザイン

SG-image AF 35mm F1.4の外観は、昔の一眼レフ用単焦点レンズを思わせるクラシカルなデザインに仕上げられています。鏡筒には金属素材が採用され、ブラックとブラック×シルバーの2種類が用意されています。約227gという重量は、F1.4の大口径標準レンズとして持ち歩きやすい範囲に収まっており、外装の質感と軽量性を両立しようとした設計です。

レンズの外形寸法はマウント部を除いて直径約70mm、長さ約54mmです。極端に薄いパンケーキレンズではありませんが、大口径標準レンズとしてはコンパクトにまとめられています。レンズを装着した状態で日常的にカメラを持ち歩く場合、全長が短いことはバッグへの収納や取り回しのしやすさにつながります。

クラシカルな外観は、富士フイルムのXシリーズと組み合わせる際にも重要な魅力になります。特にX-EシリーズやX-Tシリーズのように、ダイヤルを使った操作や伝統的なカメラの外観を取り入れた機種では、レンズとボディのデザインを統一しやすくなります。小型の富士フイルム機との組み合わせについては、FUJIFILM X-E5完全ガイドでも、ボディの特徴とレンズ選びを詳しく解説しています。

レンズ構成・絞り・最短撮影距離を確認

SG-image AF 35mm F1.4の光学系は6群7枚構成で、7枚すべてに高屈折率レンズを採用しています。高屈折率ガラスはレンズ設計の自由度を高め、限られた枚数の中で収差を補正するために利用される素材です。メーカーは開放F1.4から画面周辺部まで解像性能を確保する設計と説明していますが、実際の周辺描写や逆光耐性は撮影条件によって確認したい部分です。

項目 仕様
製品名 SG-image LEGACY AF 35mm F1.4
対応マウント 富士フイルムX
対応センサー APS-C
焦点距離 35mm
35mm判換算 約53mm相当
開放F値 F1.4
最小絞り F16
レンズ構成 6群7枚
絞り羽根 9枚
AF駆動 STM
最短撮影距離 0.35m
フィルター径 52mm
外形寸法 約70×54mm
質量 約227g
カラー ブラック、ブラック×シルバー
国内発売日 2026年10月23日
メーカー希望小売価格 43,000円(税込)

最短撮影距離は0.35mで、近くの小物や料理、植物などを撮影するときにも利用できます。ただし、最短撮影距離は被写体からレンズ前面までの距離を示すものではなく、カメラの撮像面から被写体までの距離です。小さな物を画面いっぱいに写したい場合には最大撮影倍率も重要になるため、35cmまで近づけることだけでマクロ撮影性能を判断することはできません。

フィルター径は52mmであり、保護フィルターやNDフィルターなどを選ぶ際にはこのサイズを使用します。レンズフードも付属しているため、撮影環境に応じて利用できる構成です。光学構成と実際の解像性能の関係については、レンズの解像度を比較できるサイト3選でも、MTFと実写を確認する際のポイントを紹介しています。

F1.4の大口径がもたらす画質とボケの特徴

開放F1.4は人物を背景から浮き上がらせやすい

SG-image AF 35mm F1.4の大きな魅力は、開放F1.4の明るさです。F1.4では被写界深度を浅くしやすく、被写体の前後をぼかす表現が可能になります。35mm判換算約53mm相当の標準画角は、人物の顔や上半身を自然な大きさで写しながら、背景の様子も適度に残せるため、日常的なポートレートに向いています。

背景を大きくぼかすには、F値だけでなく被写体までの距離も重要です。人物へ近づき、背景との距離を十分に取ると、F1.4の浅い被写界深度を活用しやすくなります。一方、人物と背景が近い場合には、F1.4でも背景が比較的はっきり残ることがあり、被写体と背景の位置関係を工夫する必要があります。

標準画角は望遠レンズほど背景を大きく圧縮しないため、人物と周囲の環境を一緒に見せる写真に適しています。カフェの窓際で撮る人物や、公園の緑を背景にしたポートレートなどでは、F1.4によるボケを使いながら、その場の雰囲気も伝えられます。背景ぼけと撮影距離の関係については、背景がきれいにぼけた人物写真を撮るためのカメラとレンズ選びでも解説しています。

9枚羽根の絞りが点光源の描写に与える影響

SG-image AF 35mm F1.4には9枚の絞り羽根が採用されています。絞り羽根の形状は、画面内にある点光源や背景の小さな反射をぼかしたときの輪郭に影響します。一般に絞りの形が円形に近いほど、背景の点光源を自然な円形として表現しやすくなります。

夜の街灯、イルミネーション、木漏れ日などを背景にした人物撮影では、ボケの形状が写真の印象を左右します。F1.4で撮影すると大きなボケを作りやすい一方、画面周辺では光学的な影響によってボケが楕円形に変化することがあります。また、レンズ内部の収差によってボケの輪郭が強く見えたり、内部に模様が現れたりすることもあるため、絞り羽根の枚数だけでボケの質を決めることはできません。

メーカーは自然なボケ描写を特徴として紹介していますが、開放時の玉ボケや周辺部の形状は、実写による確認が必要です。特に木漏れ日のように細かな点光源が多数ある場面は、ボケの輪郭や色づきを確認しやすい被写体になります。35mm F1.4という大口径レンズの表現については、Canon 35mmレンズ比較でも、開放F値と描写の違いを紹介しています。

開放F1.4と絞り込んだときの解像感を考える

大口径単焦点レンズを評価するとき、F1.4でどの程度の解像感を得られるかは重要なポイントです。SG-image AF 35mm F1.4は6群7枚という比較的少ないレンズ枚数で構成されており、すべてに高屈折率ガラスを使用しています。メーカーは各種収差の補正と開放からの解像性能を特徴としていますが、撮影した画像の中央部と周辺部を比較することで、実際の描写傾向を把握しやすくなります。

F1.4の写真では、ピントが合っている範囲が浅いため、レンズの解像性能とピントのずれを区別することが重要です。例えば人物の目にピントを合わせたつもりでも、わずかに前後へずれていると、まつ毛や瞳の輪郭が柔らかく見えることがあります。実写で解像性能を確認する場合には、静止した被写体を選び、撮影距離やシャッター速度をそろえて比較すると判断しやすくなります。

一般的に、絞りをF2やF2.8へ変更すると被写界深度が深くなり、ピントの合う範囲を広げられます。レンズの種類によっては周辺画質も改善しますが、改善の程度は光学設計によって異なります。F値ごとの画質比較については、レンズ解像度の比較方法で、実写チャートを見る際の考え方を詳しく解説しています。

STMオートフォーカスとクラシカルな操作性

STMモーター搭載でAF撮影に対応

SG-image AF 35mm F1.4は、クラシカルな外観を持ちながらオートフォーカスに対応しています。駆動方式にはSTMと呼ばれるステッピングモーターを採用し、撮影時にレンズ内部のフォーカス機構を動かします。外観だけを見るとマニュアルフォーカスレンズのようにも見えますが、AF対応の富士フイルムXシリーズと組み合わせて自動でピントを合わせられることが特徴です。

AFがあることは、街歩きや人物撮影で大きな利点になります。歩いている人物や、ふと目に入った街角の風景を撮影するとき、毎回フォーカスリングを回す必要がなくなるためです。特に浅い被写界深度になるF1.4では、カメラ側のAF機能を利用して素早くピントを合わせられることが、撮影の成功率に影響します。

STMは静粛な駆動を目指した方式ですが、AFの速度や追従性能はレンズだけで決まりません。装着するカメラのAF機能、被写体の動き、明るさなどによっても結果が変わります。富士フイルムXシリーズのAF機能との関係については、FUJIFILM X-E5完全ガイドでも、カメラ側の撮影性能を紹介しています。

絞りリングのクリック感とフォーカスリングの操作性

SG-image AF 35mm F1.4では、金属鏡筒の外観だけでなく、操作部の感触にもこだわった設計が採用されています。絞りリングは1/3段ごとのクリック感を持ち、F値を変更する際に操作したことを指先で確認できます。カメラの液晶表示だけに頼らず、レンズを操作しながら露出を調整したい人には魅力のある仕様です。

フォーカスリングについても、操作時のトルク感を重視して設計されています。AFを利用する場面ではカメラにピント合わせを任せ、必要に応じてマニュアル操作へ切り替える撮影方法が考えられます。ただし、フォーカスリングの動作方式やAFとMFの切り替え方は、カメラとレンズの設定に関係するため、使用するボディとの組み合わせで確認することが重要です。

クラシカルな操作部は、撮影をゆっくり楽しみたい人に向いています。絞りを自分で変更し、背景のぼけ方や被写界深度の変化を確かめながら撮影すれば、単焦点レンズならではの楽しさを感じられるでしょう。35mm単焦点の構図と撮影方法については、35mm単焦点レンズの使いこなし方で詳しく説明しています。

瞳AFや動画AFを使う際の考え方

富士フイルムXシリーズには、機種によって人物の顔や瞳を認識するAF機能が搭載されています。SG-image AF 35mm F1.4はAF対応レンズであり、国内販売元はカメラ側の瞳AFなどにも対応すると説明しています。人物のポートレートでは、F1.4の浅い被写界深度を利用しながら瞳へピントを合わせられることが、実用上の利点になります。

ただし、AFの追従性能は、人物が静止している場合と動いている場合で異なります。顔が横を向いたり、髪の毛が瞳の前にかかったりする場面では、カメラ側の認識機能とレンズの駆動性能が結果に影響します。特に連写を行う場合には、最初の1枚にピントが合うことと、連続して撮影した画像でピントを維持できることを分けて考える必要があります。

動画撮影では、AFの駆動音やピント移動時の自然さも重要になります。STMは静粛性を意識した方式ですが、実際の動画では内蔵マイクに駆動音が入るか、ピントの移動が滑らかかなどを確認したいところです。富士フイルムXシリーズの動画とAFについては、FUJIFILM X-T50の特徴と撮影性能も参考になります。

スナップ・人物・夜景での使い方

街歩きのスナップでは換算約53mmが活躍する

SG-image AF 35mm F1.4は、街歩きのスナップ撮影に使いやすい標準画角を備えています。35mm判換算約53mm相当は、目の前にある建物の一部分、店先の装飾、街路樹、人物などを自然な大きさで切り取れる焦点距離です。広角レンズのように周囲を大きく写し込む方法より、撮影者が注目した対象を選んで画面に収める撮り方に向いています。

街角の看板やショーウインドーを撮る場合には、被写体へ近づくことで画面の中で占める割合を大きくできます。一方、道路の反対側から建物を撮る場合には、周囲の余計な要素を取り除きやすくなります。単焦点レンズはズームできないため、被写体までの距離を変える必要がありますが、その過程で構図を考える習慣が身につきます。

約227gという軽さも、散歩や旅行で使う場合には重要です。カメラを首や肩から下げて持ち歩く時間が長いほど、レンズの重量差が負担に影響します。標準画角の単焦点を使った構図の考え方については、35mm単焦点レンズが難しい理由でも詳しく紹介しています。

人物撮影ではF1.4のボケと距離感を生かす

人物撮影でSG-image AF 35mm F1.4を使う場合には、35mm判換算約53mm相当の画角とF1.4の明るさを組み合わせられます。標準画角は人物を自然な遠近感で写しやすく、顔の極端な変形を避けながら撮影できます。上半身を中心に写す場合には、人物との距離を適切に取り、背景の入り方を見ながら構図を決めるとよいでしょう。

F1.4では背景を大きくぼかせるため、街並みや公園などの背景が複雑な場所でも人物を目立たせやすくなります。ただし、背景をすべてぼかしてしまうと、撮影した場所の雰囲気が伝わりにくくなることがあります。人物と周囲の環境を一緒に見せたい場合には、F2やF2.8まで絞り、背景の情報を適度に残す方法も有効です。

人物の顔にピントを合わせるときは、撮影距離と絞り値に応じてピントの合う範囲が変わることを意識します。特にF1.4で近距離から撮影すると、片方の目にピントが合っていても、もう一方の目がややぼける場合があります。人物と背景の関係については、背景がきれいにぼけた人物写真の撮影方法でも詳しく解説しています。

室内や夜景ではシャッタースピードを確保しやすい

SG-image AF 35mm F1.4は、開放F1.4という明るさを生かして室内や夜景を撮影できます。一般的な標準ズームがF3.5やF4程度の開放F値である場合、F1.4の単焦点を使うことで、より多くの光を取り込めます。同じ明るさの写真を撮る際には、シャッタースピードを速くしたり、ISO感度を低くしたりする余地が生まれます。

例えば、薄暗い室内で人物を撮る場合、シャッタースピードが遅いと被写体の動きによるブレが発生します。F1.4まで開けることで必要な光量を確保しやすくなり、人物の動きを止めるためのシャッタースピードを選びやすくなります。一方、F1.4では被写界深度が浅くなるため、複数人を一列に並べて撮影する場面では、絞り値とピントの範囲を確認する必要があります。

夜景では街灯やネオンの光を背景に入れ、F1.4による大きなボケを作る表現も楽しめます。ただし、光源が画面に入る場合にはフレアやゴーストが発生する可能性があるため、撮影角度やレンズフードの使用も重要になります。室内や夜景で明るい単焦点を使う理由については、夜景や室内撮影に向くミラーレスとレンズの選び方でも紹介しています。

富士フイルム純正35mmレンズとの違い

XF35mmF1.4 Rとは画角と明るさが共通する

SG-image AF 35mm F1.4を検討する際に、比較対象となるのが富士フイルムのXF35mmF1.4 Rです。どちらも富士フイルムXマウントで35mmの焦点距離と開放F1.4を持つため、基本的な画角と露出に関する性能は共通しています。標準画角で背景を大きくぼかしたい人にとって、両者は同じ用途で比較できるレンズです。

XF35mmF1.4 Rは、富士フイルムXマウントの初期から存在する大口径標準単焦点として知られています。一方、SG-image AF 35mm F1.4は2026年に登場した製品で、金属鏡筒のクラシカルな外観とSTM駆動AFを特徴としています。設計された時期やAF駆動機構が異なるため、実際のAF動作や描写については単純なスペック比較だけで結論を出すことができません。

購入判断では、両者の価格、重量、外観、AF動作、開放描写などを比較する必要があります。特に35mm F1.4という条件が同じ場合、最終的には撮影した画像の描写傾向や操作感が重要になります。XF35mmF1.4 Rを含む富士フイルムのレンズ選びについては、FUJIFILM X-E5完全ガイドでも紹介しています。

XF33mmF1.4 R LM WRとは設計思想が異なる

富士フイルムのXF33mmF1.4 R LM WRも、SG-image AF 35mm F1.4と比較したいレンズです。33mmと35mmでは焦点距離にわずかな違いがありますが、どちらもAPS-Cでは標準画角となり、人物や街歩きなど幅広い用途で利用できます。開放F値もF1.4で共通しているため、被写界深度や暗所撮影に関する基本的な特徴は近いものになります。

XF33mmF1.4 R LM WRは、光学性能やAF性能、耐候性などを重視した純正レンズです。一方、SG-image AF 35mm F1.4は約227gの軽量設計とクラシカルな金属鏡筒が特徴であり、製品の方向性が異なります。高い撮影性能を重視する人と、小型軽量で個性的なレンズを日常的に持ち歩きたい人では、選択の基準が変わります。

両者を比較するときには、画角やF値だけでなく、AF追従性やレンズの外装、操作部、防塵防滴への配慮なども確認したいところです。特に雨天や屋外での長時間撮影を想定する場合には、レンズの耐候性能が重要になります。富士フイルムの小型ボディとの組み合わせは、FUJIFILM X-T50の特徴でも参考になる情報を紹介しています。

価格と重量を重視するならSG-imageが候補になる

SG-image AF 35mm F1.4のメーカー希望小売価格は43,000円(税込)です。F1.4の大口径、AF機能、金属鏡筒を組み合わせながら、約227gの重量に抑えていることは、購入を検討するうえで重要な特徴です。特にレンズを日常的に持ち歩く人にとっては、重量と価格の両方が選択理由になります。

ただし、価格が安いことだけで画質や使いやすさを判断することはできません。レンズの解像性能、逆光耐性、AF追従性、電子補正への対応、耐候性など、実用面で確認したい項目は複数あります。また、希望小売価格と実際の販売価格は異なる場合があり、比較する際には同じ時点の販売価格を見る必要があります。

すでに富士フイルム純正の35mm F1.4や33mm F1.4を保有している場合は、焦点距離と明るさが大きく重複します。そのため、SG-imageを追加購入する理由は、軽量性やデザイン、操作感などに求めることになります。交換レンズの購入判断については、2026年10月の交換レンズ売れ筋ランキングでも、価格や焦点距離、携帯性の違いを整理しています。

購入前に確認したい長所と短所

小型軽量とF1.4を両立した点が大きな長所

SG-image AF 35mm F1.4の長所は、約227gの軽量設計と開放F1.4の明るさを組み合わせたことです。標準画角の単焦点は幅広い被写体に使えるため、カメラへ装着したまま日常的に持ち歩く用途に向いています。クラシカルな金属鏡筒も特徴的であり、現代的なミラーレスカメラに昔のレンズのような外観を組み合わせたい人には魅力があります。

また、STMによるAFに対応しているため、マニュアルフォーカス専用レンズとは使い方が異なります。撮影したい瞬間にAFを利用し、必要に応じてフォーカスリングや絞りリングを操作する撮影が可能です。デザインだけを重視した製品ではなく、スナップや人物撮影での実用性を意識していることが分かります。

F1.4の明るさは、背景ぼけだけでなく、暗所でのシャッタースピード確保にも役立ちます。小型のカメラボディと組み合わせれば、旅行や室内撮影、街歩きまで一本で対応しやすくなるでしょう。明るい単焦点レンズの使い方については、室内・夜景撮影に向くレンズの選び方でも詳しく紹介しています。

開放画質とAF性能は実写で確認したい

SG-image AF 35mm F1.4の光学構成は6群7枚で、すべてに高屈折率レンズを採用しています。メーカーは開放からの解像性能を特徴として説明していますが、画面中央と周辺部の描写、色収差、逆光時のコントラストなどは、実際の撮影画像で確認したい項目です。特にF1.4で人物や夜景を撮る場合には、ピントの合う部分の解像感と背景のボケ方が写真の印象を左右します。

AFについても、STM搭載という仕様だけで速度や追従性の優劣を決めることはできません。静止した被写体へピントを合わせる動作と、動く人物を追い続ける動作では、求められる性能が異なります。また、カメラ側のAF機能との組み合わせによって動作が変わる場合があるため、使用する機種で確認することが重要です。

レンズの実力を比較するときには、同じ距離、同じ絞り値、同じ被写体を撮影した画像を確認すると判断しやすくなります。特にF1.4を購入理由にするなら、F5.6などへ絞ったときの画質だけでなく、開放時の描写を重視したいところです。画質比較の方法については、レンズの解像性能を比較する方法で詳しく解説しています。

対応マウントとレンズ補正機能も確認する

国内で2026年10月23日に発売されたSG-image AF 35mm F1.4は、富士フイルムXマウント用の製品です。ソニーEマウント用やニコンZマウント用など、ほかのマウントのレンズと混同しないように注意する必要があります。また、APS-C用レンズであるため、フルサイズカメラ用の35mm F1.4とはイメージサークルや対応する撮像範囲が異なります。

カメラ側のレンズ補正機能についても、購入前に確認しておきたいところです。周辺光量、歪曲収差、色収差などをカメラ内で補正する機能は、レンズとボディの組み合わせによって対応状況が変わります。RAW現像を行う人は、使用する現像ソフトでレンズプロファイルが利用できるかどうかも確認すると、撮影後の作業を進めやすくなります。

レンズを選ぶ際には、対応マウント、焦点距離、F値、AF性能、重量などを総合的に判断することが重要です。希望するカメラへ装着できることを確認したうえで、普段の撮影に必要な機能を満たしているかを考える必要があります。富士フイルムXマウントを含む交換レンズ選びについては、交換レンズの選び方と売れ筋ランキングでも詳しく紹介しています。

まとめ

SG-image AF 35mm F1.4は、クラシカルな金属鏡筒とSTM駆動のオートフォーカスを組み合わせた、富士フイルムXマウント用の大口径標準単焦点レンズです。35mm判換算約53mm相当の画角、開放F1.4、約227gの軽量設計を特徴とし、街歩き、旅行、人物、室内撮影など幅広い用途で使える構成です。2026年10月23日に国内発売され、メーカー希望小売価格は43,000円(税込)となっています。

光学系には6群7枚の高屈折率レンズを採用し、9枚の絞り羽根による自然なボケ表現を特徴としています。F1.4の明るさは人物を背景から浮き上がらせる撮影や、暗い場所でシャッタースピードを確保したい場合に役立ちます。また、絞りリングのクリック感やフォーカスリングの操作感に配慮した設計は、撮影操作そのものを楽しみたい人にとって魅力になります。

比較対象となる富士フイルム純正のXF35mmF1.4 RやXF33mmF1.4 R LM WRとは、外観、重量、AF駆動、光学設計などに違いがあります。SG-image AF 35mm F1.4は、小型軽量でクラシカルなレンズを求める人にとって注目したい選択肢ですが、開放時の解像性能やAF追従性などは実写で確認したい部分です。標準画角の使いやすさ、F1.4の明るさ、約227gの携帯性、43,000円という希望小売価格を総合すると、富士フイルムXシリーズで日常的に使う大口径単焦点を探している人にとって、検討する価値のある一本です。

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