シグマ「FP2」と電子ビューファインダー「EVF-21」が予約開始直後に供給不足
シグマは2026年10月29日、新型フルサイズミラーレスカメラ「Sigma FP2」と専用電子ビューファインダー「ELECTRONIC VIEWFINDER EVF-21」について、供給不足が発生していると発表しました。メーカーの予想を上回る注文が入り、生産が需要に追いつかない状況となっており、一部の購入者には製品が届くまで時間がかかると説明しています。Sigma FP2は10月23日に正式発表されたばかりの新製品で、11月11日の発売を予定しています。
注目されるのは、10月29日午前10時に予約受付を開始した当日に、メーカーが供給不足を公表したことです。発売まで約2週間を残した段階で、カメラ本体と専用電子ビューファインダーの両方に想定を上回る注文が集まりました。新しいfpシリーズを待っていたユーザーの関心の高さを示す動きとして注目されています。
今回の供給不足は、カメラ本体だけの問題ではありません。50mm F2レンズとのキット、EVF-21とのキット、電子ビューファインダー単体も対象に含まれています。シグマの公式発表を基に、供給不足の内容、予約開始からの経緯、製品の特徴、販売価格、購入者への影響を詳しく整理します。
Sigma FP2とEVF-21が予約開始直後に供給不足
10月29日の予約開始日にシグマが供給不足を発表
シグマは2026年10月23日、初代fpシリーズのコンセプトを受け継ぐ新型フルサイズミラーレスカメラ「Sigma FP2」を正式発表しました。発売日は11月11日(水)で、公式オンラインショップでの予約受付は10月29日(木)午前10時に始まりました。ところが、予約受付が始まった当日の10月29日、シグマはFP2とEVF-21について供給状況に関するお詫びを公表しています。
発表によると、両製品にはメーカーの予想を超える注文が入り、生産が需要に追いつかない状況となっています。シグマは製品を待っている購入者に対して謝罪するとともに、生産を進めていることを説明しました。発売日そのものを変更する発表は行われておらず、11月11日の発売予定は維持されています。
重要なのは、予約開始日に供給不足の案内が出されたという時間的な近さです。新製品の供給不足は、予約受付から数日後や発売直前に公表されることもあります。今回のFP2では、予約受付の開始日と供給不足の発表日が同じになりました。
シグマは10月23日の正式発表から10月29日の予約開始まで、6日間の期間を設けています。初代fpやfp Lのユーザー、新しい小型フルサイズカメラを検討していた人、動画制作向けのコンパクトなカメラを探していた人などが、予約開始に合わせて購入を判断したと考えられます。Sigma FP2の基本性能と発売情報については、既存の解説記事で詳しく紹介しています。
供給不足の対象はカメラ本体と3種類の関連商品
シグマが発表した供給不足の対象には、Sigma FP2のボディ単体、50mm F2レンズキット、EVF-21キット、EVF-21単体の4種類が含まれています。カメラ本体だけを購入する人に加え、レンズやファインダーを組み合わせて購入する人にも関係する発表です。シグマは対象商品の商品コードも公開しており、購入予定の商品が該当するか確認できるようにしています。
| 対象商品 | 商品コード |
|---|---|
| Sigma FP2 ボディ | 00-85126-94386-8 |
| Sigma FP2 + 50mm F2 DG | Contemporary | 00-85126-94394-3 |
| Sigma FP2 + ELECTRONIC VIEWFINDER EVF-21 | 00-85126-94401-8 |
| ELECTRONIC VIEWFINDER EVF-21 | 00-85126-94374-5 |
対象商品を確認すると、カメラ本体を含む3種類の販売形態と、電子ビューファインダー単体が挙げられています。シグマは、それぞれの商品の注文数量や生産予定台数、出荷待ちとなっている予約件数については数値を示していません。発表で明らかにされたのは、予想を上回る注文が入り、生産が需要に追いついていないという状況です。
また、4種類の商品すべてが同じ程度の供給不足に陥っているという数量的な説明もありません。カメラ本体と電子ビューファインダーは製造工程が異なり、出荷時にはそれぞれの製品を組み合わせたキットも用意する必要があります。EVF-21キットの場合には、カメラ本体とファインダーの両方をそろえて出荷することになります。
Sigma FP2は用途に合わせてアクセサリーを追加できる設計を採用しており、完成したカメラの構成はユーザーによって異なります。FP2と従来のfp L、SIGMA BFの違いについては、SIGMA FP2・fp L・BFの比較記事でも詳しく解説しています。
供給不足の原因は想定を上回る注文
シグマが公式発表で説明した供給不足の原因は、予想を上回る注文によって生産量が需要に追いつかなくなったことです。部品の調達難、製造工程での不具合、生産設備の故障といった個別の事情については発表されていません。今回のニュースは、新製品への注文が当初の生産計画を上回ったという内容です。
カメラメーカーは新製品の発売に向けて、販売予測を基に部品の調達、製造工程、検査、梱包、出荷を計画します。発売直後に購入する人の人数は、過去の製品の販売実績や市場の動向などを参考に推定することになります。ところが、独自性の強い新製品の場合には、過去の販売実績だけで予約開始時の需要を把握することが難しくなります。
Sigma FP2は、一般的なミラーレスカメラと同じ設計思想で作られた製品ではありません。小型の直方体に近いボディに、外付け電子ビューファインダー、ハンドグリップ、各種アクセサリーを追加して使う構成です。初代fpから続く独特の製品コンセプトに、新しい撮像素子やAF性能、動画機能が組み合わされています。
そのため、従来のfpユーザーによる買い替え需要に加え、これまでfpシリーズを購入していなかった人からも注文が集まる余地があります。メーカーが発売前に設定した生産数量と、予約開始時に実際に集まった注文数量の差が、今回の供給不足につながりました。シグマは2026年10月にも別の新製品で供給不足を発表しており、SIGMA 50-120mm F2.8の供給不足と生産体制についても記事で取り上げています。
なぜSigma FP2とEVF-21に注文が集まったのか
2450万画素の部分積層型センサーと進化したAF性能
Sigma FP2が注目を集める理由として、まず挙げられるのが基本性能の大幅な進化です。撮像素子には有効約2450万画素の35mmフルサイズ部分積層型CMOSセンサーを採用しています。従来のfpシリーズが持っていた小型ボディという特徴を維持しながら、センサーの読み出し速度やAF性能、連続撮影性能を強化しています。
部分積層型センサーの採用によって、ローリングシャッターによる画像の歪みを抑えた高速読み出しを実現しています。最高約20コマ/秒の連続撮影に対応し、JPEGでは最大200コマ、DNG形式のRAW記録では最大180コマの連続撮影が可能です。高速連写を活用することで、動きのある被写体の一瞬を記録しやすくなっています。
AFには位相差検出方式とコントラスト検出方式を組み合わせたハイブリッドAFを採用しています。被写体検出は人物、犬、猫、鳥に対応し、瞳認識や追尾AFも備えています。初代fpシリーズの小型ボディに魅力を感じながら、動体撮影性能の強化を待っていたユーザーにとって、FP2は大きな進化を遂げた製品です。
また、約70GBの内蔵ストレージとSDXCメモリーカード、外付けSSDを利用できる記録構成も特徴です。内蔵ストレージは、メモリーカードを使用しない状態でも撮影を始められるという利点があります。コンパクトなカメラを携行して、必要な瞬間にすぐ撮影するというfpシリーズの考え方にも合っています。
これらの性能を考えると、FP2は単に従来モデルの外観を引き継いだ後継機という位置付けにとどまりません。静止画撮影でも動画撮影でも、初代fpから性能の向上を実感できる仕様が用意されています。従来機との違いを詳しく知りたい場合には、FP2・fp L・BFの画質・AF・動画性能比較も参考になります。
6K動画と自由に組み替えられる小型ボディ
Sigma FP2は静止画撮影に加え、本格的な動画制作にも対応するカメラです。最大6Kのオープンゲート収録に対応し、センサーの撮像範囲を活用した動画記録が可能になっています。動画の縦横比を撮影後の編集で変更する場合にも、6Kオープンゲートの素材を利用できます。
動画記録ではProRes RAWやL-Logに対応し、カラーグレーディングを前提とした制作にも利用できます。ボディ上面のSTILL/CINE切替スイッチで、静止画撮影と動画撮影に適した操作画面を切り替えられる構成です。映像制作向けの機能を搭載しながら、通常の写真撮影にも使える汎用性が特徴となっています。
カメラ本体の寸法は約112.8×69.9×41.8mmで、質量は本体のみ約376gです。バッテリーとSDカードを含めた質量は約460gとなっています。フルサイズセンサーを搭載したレンズ交換式カメラとして小型にまとめられており、撮影目的に応じてアクセサリーを取り付ける構成を採用しています。
日常の写真撮影ではカメラ本体と小型レンズだけを組み合わせ、必要なときにEVFやグリップを追加する使い方ができます。動画撮影では外部モニター、記録用SSD、マイクなどを組み合わせることで、制作内容に応じた機材構成を選べます。購入者が必要な機能だけを追加できることが、FP2シリーズの特徴です。
シグマは2025年に独創的な操作系を備えたSIGMA BFも発売しており、小型フルサイズカメラの展開を続けています。BFとFP2では撮影操作やアクセサリーへの対応に違いがあり、両製品は異なる使い方を想定したモデルとして比較できます。SIGMA BFの設計や特徴については、SIGMA BF完全ガイドでも紹介しています。
EVF-21は約576万ドットの有機ELパネルを採用
今回の供給不足では、Sigma FP2専用の電子ビューファインダー「EVF-21」も対象となっています。EVF-21は0.5型、約576万ドットの有機ELパネルを搭載した外付けファインダーです。視野率は約100%、ファインダー倍率は0.88倍で、高精細な表示を実現しています。
EVF-21の特徴は、高解像度の表示に加え、上方向へ最大90度まで動かせるチルト機構を備えていることです。ファインダーを水平にした状態では、一般的なミラーレスカメラと同じように目の高さで撮影できます。ファインダーを上向きにすると、カメラを低い位置に構えた状態でも上から覗き込んで構図を確認できます。
さらに、アイセンサーを搭載し、ファインダーを覗いた際の表示切替にも対応しています。標準のアイカップに加えて大型アイカップが付属し、撮影時の見やすさにも配慮されています。ファインダー本体の質量は、標準アイカップ装着時で約110gです。
| 項目 | EVF-21の仕様 |
|---|---|
| 対応カメラ | Sigma FP2専用 |
| 表示パネル | 0.5型有機EL |
| 解像度 | 約576万ドット |
| 視野率 | 約100% |
| ファインダー倍率 | 0.88倍 |
| アイポイント | 約19.5mm |
| 視度調整 | -4.0~+2.0dpt |
| チルト角度 | 0~90度 |
| 質量 | 約110g |
| 外形寸法 | 約50.2×77.8×62.1mm |
FP2には電子ビューファインダーが内蔵されておらず、通常は背面液晶モニターを使用して撮影します。晴天の屋外や望遠レンズを使用する場面では、接眼式ファインダーを利用することで、周囲の光を遮りながら構図を確認できます。EVF-21はFP2の撮影方法を広げるアクセサリーとして重要な役割を持っています。
EVF-21の直販価格は132,000円で、一般的なカメラアクセサリーとしては比較的高額な製品です。それでも本体と同時に供給不足の対象となった点から、ファインダーを組み合わせた撮影に関心を持つ購入者の存在がうかがえます。ファインダーの必要性や購入時の検討事項については、Sigma FP2の購入前に確認したい特徴と注意点でも解説しています。
Sigma FP2とEVF-21の価格・セット構成
カメラ本体・レンズキット・EVFキットの直販価格
Sigma FP2はメーカーの発表ではオープンプライスですが、シグマ公式オンラインショップでは販売価格が明示されています。ボディ単体は346,500円、50mm F2レンズキットは451,000円、EVF-21キットは434,500円です。電子ビューファインダーEVF-21単体は132,000円となっています。
| 商品 | 公式直販価格(税込) |
|---|---|
| Sigma FP2 ボディ | 346,500円 |
| Sigma FP2 + 50mm F2 DG | Contemporary | 451,000円 |
| Sigma FP2 + EVF-21 | 434,500円 |
| EVF-21 単体 | 132,000円 |
4商品の価格を比較すると、カメラ本体にEVF-21を追加するか、レンズを追加するかによって購入総額が大きく変わります。FP2ボディ単体が346,500円であるため、初めからLマウントレンズを所有している人は、カメラ本体だけを購入する構成も選べます。レンズを所有していない場合には、レンズキットを選ぶことで撮影を始めるための機材をそろえられます。
また、FP2は初代fpシリーズから続くLマウントを採用しています。対応する交換レンズにはシグマの製品に加え、パナソニック、ライカなどのLマウント対応製品もあります。既存のLマウントレンズを活用できることは、買い替えを検討するユーザーにとって購入費用を抑える要素になります。
FP2の直販価格は34万円台からですが、電子ビューファインダーやレンズを追加すると40万円台以上の構成になります。カメラ本体の特徴を把握したうえで、必要なアクセサリーを選ぶことが重要です。Sigma FP2完全ガイドでは、価格と仕様を含めた製品全体の特徴を整理しています。
EVF-21キットは単品購入と比べて44,000円安い
EVF-21の購入を予定している人にとって、価格面で注目したいのが専用キットです。FP2ボディ単体の346,500円とEVF-21単体の132,000円を合計すると478,500円になります。これに対して、FP2とEVF-21を組み合わせたキットの直販価格は434,500円です。
つまり、カメラ本体とEVF-21をそれぞれ単品で購入する場合と比較して、キットでは44,000円安くなります。EVF-21キットの価格からボディ単体の価格を差し引くと88,000円となり、単品価格132,000円のファインダーを実質88,000円で追加する計算です。購入時点でEVF-21を使う予定が決まっている場合、キットを選ぶ価格面の利点は明確です。
EVF-21はFP2専用として開発されたアクセサリーで、0.5型有機ELパネルやチルト機構を備えています。ボディに内蔵される一般的な電子ビューファインダーとは異なり、必要に応じて装着や取り外しができる構成です。持ち歩く際にはファインダーを外し、撮影時には取り付けるといった使い方ができます。
ファインダーを使用するかどうかによって、購入すべき構成は変わります。常に背面液晶で撮影する人には、ボディ単体を購入して必要なアクセサリーを追加する方法があります。ファインダー撮影を前提としている場合は、EVF-21キットによって購入総額を抑えられます。
今回の供給不足では、EVF-21キットも対象商品として発表されています。価格面で魅力のあるキットに注文が集まったことも、今回の予約状況を考える際の注目点です。FP2の購入判断については、Sigma FP2のメリット・デメリットを検証した記事でも詳しく取り上げています。
50mm F2レンズキットを選ぶ場合の購入費用
Sigma FP2には、標準単焦点レンズ「50mm F2 DG | Contemporary」を組み合わせたキットも用意されています。公式オンラインショップでの販売価格は451,000円で、ボディ単体との差額は104,500円です。初めてLマウントのカメラを購入する人にとって、レンズとボディを同時にそろえられる構成となっています。
キットに含まれる50mm F2 DG | Contemporaryは、フルサイズ対応の標準単焦点レンズです。50mmという焦点距離は、日常のスナップ、人物、旅行、街並みなど幅広い被写体に利用できます。開放F2の明るさも備えており、背景のぼけを活用した写真撮影にも対応できます。
このレンズキットにはEVF-21が含まれていません。50mm F2レンズキットにEVF-21単体を追加すると、公式直販価格の合計は583,000円となります。カメラ本体、レンズ、電子ビューファインダーをすべてそろえたい場合には、購入総額が50万円を超える構成です。
すでにLマウントのレンズを所有している場合には、所有レンズを活用することでレンズキットの購入を省けます。FP2は小型ボディが特徴のカメラであるため、組み合わせるレンズの大きさや質量も持ち歩きやすさに影響します。特に常時携行するカメラとして使う場合には、カメラ本体だけの質量に加え、レンズを装着した状態の大きさを考えることになります。
Lマウント用にはシグマ純正以外にも小型単焦点レンズが登場しています。例えば、Viltroxの50mm F2.0 AIR Lは、軽量な標準単焦点レンズとして選択肢になります。Lマウントレンズの特徴や選び方については、Viltrox AF 50mm F2.0 AIR Lの解説記事でも紹介しています。
予約したSigma FP2は発売日に届くのか
供給不足の発表は発売延期を意味するものではない
シグマは10月29日の発表で、一部の購入者には製品が手元に届くまで時間がかかると説明しています。11月11日に予定されている発売日について、変更は発表されていません。したがって、今回の発表は発売日の延期を案内したものではなく、注文状況に応じて納品までの期間が長くなることを知らせた内容です。
メーカーの発売日と、購入者が商品を受け取る日は同じ意味ではありません。発売日は製品の販売が始まる日ですが、予約者への出荷は販売店の入荷数量や予約順に応じて進められます。注文が生産予定数量を上回っている場合には、発売日に受け取れる購入者と、追加出荷を待つ購入者が生じます。
今回のFP2では、シグマが注文数量、生産台数、追加出荷日を公表していません。供給不足の対象商品が4種類に分かれているため、商品ごとの予約状況と入荷状況も購入者への納品時期に関係します。ボディ単体とEVFキットでは、予約数や出荷に必要な商品構成が異なります。
新製品の発売前に供給不足が公表される事例は、FP2に限りません。シグマは2026年10月、50-120mm F2.8 DC OS | Contemporaryについても、予想を上回る注文による供給不足を発表しています。SIGMA 50-120mm F2.8の供給不足に関する記事では、需要予測と生産能力の関係についても解説しています。
販売店によって予約状況と納期が異なる仕組み
Sigma FP2の購入を検討する場合、メーカー全体の供給状況と販売店ごとの入荷状況を区別することが重要です。メーカーは生産した製品を複数の販売店や流通経路へ出荷します。各販売店では、入荷する数量と予約を受け付けた数量によって、購入者への納品予定日が決まります。
例えば、ある販売店では発売日に入荷する予定数量の大部分が予約で埋まっていても、別の販売店では予約枠が残っていることがあります。販売店によって入荷数量が異なるほか、利用者の多い店舗には予約が集中することもあります。そのため、メーカーが供給不足を発表した後でも、店舗ごとの販売状況には違いが生じます。
予約受付中という表示も、発売日に商品が届くことを直接示すものではありません。予約を継続して受け付けている販売店であっても、発売日分の予定数量を超えた注文については、追加出荷分での納品となることがあります。商品ページに記載された出荷予定日や納期の表示を確認することで、注文する商品の配送時期を把握できます。
今回の供給不足では、ボディ単体、レンズキット、EVFキット、EVF単体という販売形態ごとの違いもあります。カメラ本体だけを購入する場合と、レンズやファインダーを組み合わせたキットを購入する場合では、店舗が確保している商品の種類も異なります。希望する構成を決めてから、該当する商品の予約状況を確認することが購入時の基本となります。
また、FP2は単体でも撮影できる機能を備えたカメラですが、電子ビューファインダーは別売アクセサリーです。EVF-21の納品がカメラ本体より遅れる場合でも、背面液晶モニターを使用した撮影は可能です。FP2と他の小型フルサイズカメラの使い方については、LUMIX S9完全ガイドでも紹介しています。
発売後は追加出荷とEVF-21の供給状況に注目
Sigma FP2は2026年11月11日に発売を予定しています。10月29日の供給不足発表によって、発売日にすべての予約者へ製品を届けることが難しい状況が明らかになりました。今後の注目点は、初回出荷後にどの程度の数量が継続して供給されるかという点です。
シグマは公式発表の中で、生産を進めていることを説明しています。具体的な増産計画や供給正常化の時期、月間生産数量については公表していません。発売後に継続的な出荷が進めば、販売店で案内される納期にも変化が生じることになります。
特に注目したいのは、EVF-21の供給状況です。FP2は小型ボディを基本とし、必要なアクセサリーを追加する設計のため、電子ビューファインダーを使用するユーザーにはEVF-21の入手時期が重要になります。ファインダー単体とEVFキットがともに供給不足の対象となっていることから、カメラ本体とファインダーをどのような組み合わせで出荷するかも関心を集めます。
今回の供給不足は、FP2が正式発表から短期間で高い関心を集めたことを示しています。初代fpシリーズから続く小型フルサイズカメラの独自性に、新しいセンサー、被写体認識AF、高速連写、6K動画などの機能が加わりました。さらに専用EVFの登場によって、必要に応じて撮影スタイルを変えられる構成が強化されています。
発売後には、メーカーの出荷状況と販売店の在庫表示に加え、実際に製品を購入したユーザーによる使用報告も増えていくことになります。カメラ本体の性能だけでなく、EVF-21を装着した際の使い勝手や、レンズとの組み合わせなども評価の対象になります。Sigma FP2の製品コンセプトや性能については、Sigma FP2完全ガイドで詳しく解説しています。
まとめ
シグマは2026年10月29日、新型フルサイズミラーレスカメラ「Sigma FP2」と専用電子ビューファインダー「EVF-21」について、供給不足を発表しました。10月29日午前10時の予約受付開始と同じ日に、想定を上回る注文によって生産が追いつかない状況を公表しています。発売予定日は11月11日で、発売日の変更は発表されていません。
供給不足の対象は、FP2ボディ単体、50mm F2レンズキット、EVF-21キット、EVF-21単体の4種類です。公式直販価格はボディ単体346,500円、レンズキット451,000円、EVFキット434,500円、EVF-21単体132,000円となっています。EVFキットは、ボディとファインダーをそれぞれ単品で購入する場合と比較して44,000円安い構成です。
FP2は約2450万画素の部分積層型CMOSセンサー、最高約20コマ/秒の連写、鳥を含む被写体認識AF、6Kオープンゲート動画などを備えています。専用EVF-21には約576万ドットの有機ELパネルと90度のチルト機構が採用され、FP2の撮影スタイルを広げるアクセサリーとなっています。小型フルサイズカメラの携帯性と、本格的な写真・動画撮影に対応する機能が組み合わされた製品です。
今回の供給不足は、発売前のSigma FP2にメーカーの予想を上回る注文が集まったことを示しています。シグマは生産を進めており、発売後の追加出荷と販売店への供給状況が今後の焦点となります。11月11日の発売に向けて、カメラ本体とEVF-21の納品状況に注目が集まります。


