EF100-300mm F5.6レビュー|中古で使う価値・画質・F5.6LやUSMとの違いを解説
Canon EF100-300mm F5.6は、100mmから300mmまでをカバーするEFマウントの望遠ズームレンズです。
EOSシステム初期に登場したレンズで、100mmの中望遠から300mmの望遠まで、ズーム全域で開放F5.6を維持します。フルサイズでは100-300mm、APS-Cでは約160-480mm相当の画角となり、人物、鉄道、動物、スポーツ、遠景などを大きく切り取る撮影に使えます。
発売から長い年月が経過しているため、現在は中古で探すレンズです。最新の望遠ズームと比べれば、手ブレ補正や最短撮影距離などに世代差がありますが、EFマウント初期のレンズを現在のデジタルEOSで楽しめる点には独自の魅力があります。
注意したいのは、EF100-300mmには名称のよく似た複数のモデルが存在することです。EF100-300mm F5.6、EF100-300mm F5.6L、EF100-300mm F4.5-5.6 USMはそれぞれ別のレンズです。
この記事ではEF100-300mm F5.6について、基本仕様、焦点距離ごとの使い方、F5.6通しの特徴、手ブレ補正非搭載での撮影方法、中古選び、Lモデルや後継USMモデルとの違い、EOS Rシリーズで使う方法まで詳しく解説します。
EF100-300mm F5.6とは
EF100-300mm F5.6は、Canon EFマウント初期に登場した望遠ズームレンズです。
100mmから300mmまでの3倍ズームを採用し、ズーム全域で開放F5.6を維持します。
現在主流の70-300mmクラスより広角側が狭く、100mmから始まるため、中望遠から望遠域へ撮影範囲を集中させたレンズです。
EOSシステム初期に登場した望遠ズーム
EF100-300mm F5.6は1987年5月に発売されました。
CanonがFDマウントからEFマウントへ移行し、EOSシステムを展開し始めた時代のレンズです。
EFマウントではボディとレンズを電子接点で接続し、AFや絞り制御を電子化しました。EF100-300mm F5.6も、その新しいシステムに対応した初期の望遠ズームの一つです。
現在から見ると非常に古いレンズですが、EFマウント初期の設計をデジタルEOSで楽しめる点に特徴があります。
100mmから300mmをF5.6通しで使える
焦点距離は100-300mmで、開放F値はズーム全域F5.6です。
100mmでも200mmでも300mmでも開放F値が変わらないため、ズーム操作によって開放F値が変化する可変F値ズームより露出を管理しやすくなっています。
F2.8やF4の望遠ズームほど明るくありませんが、日中の屋外で遠くの被写体を撮影する用途では実用的です。
人物、風景の切り取り、鉄道、動物、スポーツなど、多くの望遠撮影を100mmから300mmの範囲でカバーできます。
EF100-300mmには複数のモデルがある
Canonには名称が非常によく似た100-300mm望遠ズームがあります。
EF100-300mm F5.6のほかに、LシリーズのEF100-300mm F5.6L、後年のEF100-300mm F4.5-5.6 USMがあります。
焦点距離は同じでも光学系、重量、最短撮影距離、AF方式などは異なります。
中古販売ページでは100-300mmという焦点距離だけで判断せず、F値、L表記、USM表記まで確認する必要があります。
EF100-300mm F5.6の基本スペック
| 焦点距離 | 100-300mm |
|---|---|
| 開放F値 | F5.6 |
| 最小絞り | F22 |
| レンズ構成 | 9群15枚 |
| 絞り羽根 | 8枚 |
| 最短撮影距離 | 2m |
| 最大撮影倍率 | 0.26倍 |
| フィルター径 | 58mm |
| 最大径 | 75mm |
| 全長 | 166.8mm |
| 質量 | 685g |
| 手ブレ補正 | 非搭載 |
| マウント | Canon EFマウント |
| 発売 | 1987年5月 |
9群15枚の光学系
レンズ構成は9群15枚です。
最新の望遠ズームとは設計年代が大きく異なるため、レンズ枚数だけを比べても性能の違いを判断することはできません。
このレンズでは、100mmから300mmまでの3倍ズームを初期EFマウントの設計で実現しています。
現代の高解像レンズとは異なる世代の描写を楽しむことも、中古でEF100-300mm F5.6を使う魅力の一つです。
8枚の絞り羽根を採用
絞り羽根は8枚です。
絞り羽根の枚数や形状は、絞ったときの開口形状や光芒の見え方に影響します。
背景ボケの大きさは絞り羽根だけで決まるものではなく、焦点距離、撮影距離、背景までの距離も大きく関係します。
300mm側ではF5.6でも画角が狭くなるため、被写体と背景の位置関係によっては背景を大きくぼかすことができます。
重量685gは後継USMより重い
EF100-300mm F5.6の質量は685gです。
後年のEF100-300mm F4.5-5.6 USMより重く、初期EFレンズらしい存在感があります。
300mmまで使える望遠ズームとして極端に巨大ではありませんが、小型のミラーレス機へアダプターを介して装着するとレンズ側の重量を感じやすくなります。
EOS 5Dシリーズなど比較的大きな一眼レフでは、ボディとの重量バランスを取りやすくなります。
100mmから300mmでは何が撮れるのか
EF100-300mm F5.6は広角域や標準域を含みません。
100mmから始まり300mmまで伸びるため、遠くの被写体を切り取る撮影へ用途を絞った望遠ズームです。
100mmは人物や風景の切り取りに使いやすい
100mmは中望遠から望遠へ入る焦点距離です。
フルサイズでは人物を少し離れた位置から撮影したり、風景の一部分だけを切り取ったりする用途に使いやすくなります。
標準レンズより画角が狭いため、背景に写り込む余計な要素を減らし、被写体を整理して見せやすくなります。
旅行先でも風景全体を写すより、建物の一部分、山、人物など特定の被写体を切り取る撮影に向いています。
200mmでは望遠らしい表現が強くなる
200mmになると画角はさらに狭くなり、遠くの被写体を大きく写せます。
背景として写る範囲も狭くなるため、人物、花、動物、鉄道、風景の一部分などを整理して撮影しやすくなります。
遠景では前後の距離が詰まって見える望遠らしい圧縮感も強くなり、標準レンズとは異なる写真を作れます。
100mmから200mmへズームするだけでも、撮影位置を変えずに構図を大きく変えられます。
300mmでは遠くの被写体を大きく狙える
300mmまでズームすると、スポーツ、鉄道、動物、野鳥、遠景など、撮影者が簡単には近づけない被写体を大きく写せます。
画角が狭くなるため、広い場所の中から狙った被写体だけを画面へ入れやすくなります。
一方で300mmでは、わずかなカメラの揺れも写真上では大きなブレとして現れやすくなります。
手ブレ補正を搭載していないEF100-300mm F5.6では、シャッタースピードの管理が特に重要です。
F5.6通しの望遠ズームという特徴
EF100-300mm F5.6は、100mmから300mmまで開放F5.6が変わりません。
ズームによって開放F値が変わらないため、マニュアル露出で焦点距離を変えながら撮影するときにも扱いやすい構成です。
100mmでも300mmでも開放F5.6
普及型の望遠ズームには、広角側でF4、望遠側でF5.6になるような可変F値レンズが多くあります。
EF100-300mm F5.6は100mm側からF5.6なので、広角側の明るさでは可変F値ズームより不利です。
一方、100mmから300mmまでズームしても開放値は変化しません。
露出を固定したまま焦点距離を変更したい撮影では、F値が途中で変わらないことが扱いやすさにつながります。
F5.6でも300mmでは背景をぼかしやすい
背景ボケはF値だけで決まりません。
焦点距離が長く、被写体へある程度近づき、背景までの距離を取ることで、F5.6でも背景を大きくぼかせます。
300mm側で人物、花、動物などを撮影すると、標準レンズをF5.6で使った場合とは背景の見え方が大きく変わります。
大口径単焦点とは異なりますが、望遠の画角を生かした被写体分離を楽しめます。
手ブレ補正ISは搭載されていない
EF100-300mm F5.6には手ブレ補正ISがありません。
300mmまで使用するレンズなので、現在使う場合にはシャッタースピードを特に意識する必要があります。
300mm側では速いシャッタースピードを確保する
焦点距離が長くなるほど、撮影時の小さな揺れが写真上では大きな手ブレとして現れます。
300mmを手持ちで撮影するときには、明るい場所でもシャッタースピードが遅くなりすぎていないか確認します。
スポーツ、鳥、鉄道など被写体自体が動く場合には、手ブレだけでなく被写体ブレも考える必要があります。
光量が不足する場合には、ISO感度を上げて必要なシャッタースピードを確保する方法が使えます。
三脚や一脚を使う方法もある
暗い環境や同じ場所から長時間撮影する場合には、三脚や一脚を利用できます。
レンズ本体が685gあり、さらに一眼レフボディを組み合わせるとシステム全体の重量も増えます。
鉄道やスポーツなど同じ位置から長時間構える場合には、一脚を使うことで重量を支えながら構図を動かせます。
風景や静止した被写体なら、三脚を使ってカメラを固定することで低速シャッターにも対応できます。
最短撮影距離2mをどう考えるか
EF100-300mm F5.6の最短撮影距離は2mです。
現在の望遠ズームには1m前後まで寄れる製品もあるため、近接性能には大きな世代差があります。
近くの花や小物を撮る用途には向きにくい
2mより近い被写体にはピントを合わせられません。
テーブル上の小物や目の前の花などを気軽に大きく撮る用途には向きにくいレンズです。
一方、動物園、屋外の花、人物、鉄道、スポーツなど、もともと被写体との距離を取る撮影では最短撮影距離2mが問題にならない場面もあります。
中古望遠ズームを比較する際には、最大焦点距離だけでなく最短撮影距離も確認したい項目です。
最大撮影倍率は0.26倍
最大撮影倍率は0.26倍です。
等倍撮影ができるマクロレンズとは異なりますが、望遠側を利用して離れた場所から被写体を大きく写すことはできます。
最短撮影距離が2mあるため、被写体へ近づいて大きく撮るレンズではありません。
離れた位置から望遠によって被写体を引き寄せる使い方が中心になります。
フルサイズとAPS-Cでは画角が大きく変わる
EF100-300mm F5.6はEFマウントなので、フルサイズEOSとAPS-C EOSの両方で使用できます。
センサーサイズによって写る範囲が変わるため、同じレンズでも用途が大きく変化します。
フルサイズでは100-300mmの望遠ズーム
フルサイズではレンズ表記どおり100-300mmの画角になります。
100mm側なら人物や中望遠撮影、300mm側ならスポーツ、動物、鉄道、風景の切り取りなどに対応できます。
EOS 5DシリーズやEOS 6Dシリーズなどのフルサイズ一眼レフでは、このレンズ本来の画角で使用できます。
100mmから始まるため、標準域を含まない純粋な望遠ズームとして考えると分かりやすくなります。
APS-Cでは約160-480mm相当になる
Canon APS-C一眼レフでは、35mm判換算約1.6倍相当の画角になります。
EF100-300mm F5.6では約160-480mm相当です。
100mm側からすでに強い望遠となり、300mm側では500mmに近い画角まで届きます。
野鳥、飛行機、遠距離のスポーツなどでは使いやすい一方、近距離の人物や日常撮影には画角が狭く感じられます。
EF100-300mm F5.6Lとの違い
EF100-300mm F5.6には、名称のよく似たLシリーズのEF100-300mm F5.6Lがあります。
焦点距離と開放F値は同じですが、光学系は同一ではありません。
F5.6Lは光学系が異なる
EF100-300mm F5.6LはLシリーズとして設計された望遠ズームです。
通常モデルのEF100-300mm F5.6とはレンズ構成が異なるため、外装だけを変更したモデルではありません。
中古で両方を見つけた場合には、L表記の有無だけでなく、状態や価格も含めて比較する必要があります。
名称が非常に近いため、中古販売ページの写真と商品名を照合して選びたいところです。
通常モデルは初期EF望遠ズームとして楽しめる
通常モデルのEF100-300mm F5.6は、Lレンズとは別の初期EF望遠ズームとして楽しめます。
最高画質だけを求めるなら、後年のLレンズや70-300mm系など多くの選択肢があります。
EF100-300mm F5.6を現在使う魅力には、EOSシステム初期のレンズを実際に撮影へ使えることも含まれます。
古いEOSボディと組み合わせ、同じ時代のカメラシステムを楽しむ使い方もできます。
EF100-300mm F4.5-5.6 USMとの違い
後年に登場したEF100-300mm F4.5-5.6 USMは、焦点距離こそ同じですが設計が大きく変わっています。
F4.5-5.6 USMは軽量化されている
EF100-300mm F4.5-5.6 USMは、初期F5.6モデルより軽量です。
100mm側の開放F値もF4.5となり、F5.6固定の初期モデルより明るくなっています。
USMを採用しているため、AF機構も世代が進んでいます。
中古で実用性を重視して選ぶ場合には、初期F5.6モデルだけでなく後継USMモデルも比較対象になります。
初期F5.6は歴史的な位置付けが魅力
初期F5.6モデルは、後継USMモデルより性能面で有利だから選ぶレンズではありません。
EOSシステムが始まった1987年に登場した初期EFレンズであることが大きな特徴です。
フィルムEOS、初代EOS 5D、古いEOS DIGITALなどと組み合わせることで、初期EFレンズの描写を現在のデジタル環境で確認できます。
実用性だけでは決まらない、中古レンズならではの楽しみを持つ一本です。
EOS Rシリーズでも使用できる
EF100-300mm F5.6はEFマウントレンズなので、マウントアダプター EF-EOS Rを使用すればEOS Rシリーズにも装着できます。
フルサイズEOS Rでは100-300mmのまま使える
EOS R5、R6シリーズ、R8、RPなどのフルサイズEOS Rシリーズでは、100-300mmの画角をそのまま利用できます。
一眼レフ時代のEFレンズをミラーレスでも使用できるため、古い望遠ズームを現在のEOS Rボディで試すことができます。
レンズ本体685gにマウントアダプターの重量が加わるため、システム全体は長く重くなります。
小型のRF望遠ズームとはかなり異なる操作感になります。
APS-C EOS Rでは約160-480mm相当
EOS R7、R10、R50、R50 VなどAPS-CのEOS Rシリーズでは、約160-480mm相当の画角になります。
遠距離の被写体を大きく写せる一方、100mm側でもかなり狭い画角です。
野鳥、飛行機、鉄道など、望遠域だけを使いたい撮影では生かしやすくなります。
日常的な標準ズームではなく、明確に望遠撮影用のレンズとして組み合わせる形になります。
中古で選ぶときに確認したいポイント
EF100-300mm F5.6は発売から非常に長い年月が経過しています。
現在ではモデル全体の評価だけでなく、個体ごとの状態差を確認して選ぶことが重要です。
モデル名を正確に確認する
通常モデルはEF100-300mm F5.6です。
LモデルはEF100-300mm F5.6L、後継モデルはEF100-300mm F4.5-5.6 USMとなります。
中古販売ページで100-300mmだけを検索すると複数モデルが混在するため、F値、L表記、USM表記まで確認します。
商品写真と商品名が一致しているかを見ることも重要です。
ズーム機構とフォーカス動作を確認する
古いズームレンズなので、ズーム操作が滑らかに動くか確認します。
途中で強く引っ掛かる、極端なガタがある、不自然な重さがある個体は状態を慎重に判断します。
AFについても近距離と遠距離の両方向へ動かし、正常に合焦するか確認します。
設計年代によるAF速度の違いと、故障による異常動作は分けて考える必要があります。
開放だけでなく絞って撮影する
中古レンズを確認するときには、開放F5.6だけでなくF8やF11でも撮影します。
絞り羽根が正常に動き、エラーなく撮影できるかを確認するためです。
焦点距離も100mm、200mm、300mmと変えながら実写すれば、ズーム機構と絞りの両方を確認できます。
電子接点も古くなっているため、カメラとの通信に異常が出ないかも見ておきたい部分です。
カビやクモリを確認する
古いレンズでは、外観の傷より光学系の状態が重要になる場合があります。
小さなホコリだけで撮影結果へ大きな影響が出ることは多くありませんが、強いカビやクモリはコントラスト低下や逆光時のフレアにつながります。
前玉と後玉だけでなく、可能なら内部の状態も確認します。
価格が安い個体だけを優先せず、光学系と動作状態が明確な個体を選びたいところです。
EF100-300mm F5.6が向いている人
最新のAF性能や手ブレ補正を求める場合には、より新しい望遠ズームが多数あります。
EF100-300mm F5.6は、初期EFレンズそのものを楽しみたい人に向いたレンズです。
初期EFレンズを楽しみたい人
1987年発売なので、EOSシステムが始まった時代のEFレンズを実際の撮影で使えます。
現在のRFレンズと比較すると、構造、重量、AF、最短撮影距離など多くの違いがあります。
その違いを単なる古さとして見るだけでなく、Canonのレンズ設計がどのように変化してきたのかを実写で楽しむことができます。
EFレンズを年代ごとに使い比べたい場合にも興味深い一本です。
300mmまで届くEFズームを使ってみたい人
100mmから300mmまで使えるため、望遠撮影そのものを試すことができます。
100mmと300mmで被写体の大きさや背景の入り方がどの程度変わるのかを、1本のズームで比較できます。
手ブレ補正がないため撮影設定を考える必要がありますが、それも古い望遠ズームを使う特徴の一つです。
現在の300mmズームと使い比べれば、望遠レンズの進化も分かりやすくなります。
古いEOS一眼レフと組み合わせたい人
初代EOS 5DやEOS 20D、30D、40Dなど、中古で楽しめるEOS一眼レフとの組み合わせにも向いています。
フルサイズとAPS-Cで画角が大きく変わるため、同じレンズを複数のEOSボディで使い比べる楽しみもあります。
フルサイズでは100-300mm、APS-Cでは約160-480mm相当になり、ボディを変えるだけでも用途が変化します。
古いEOSとEFレンズを組み合わせて楽しみたい場合には分かりやすい一本です。
EF100-300mm F5.6の長所
最大の特徴は、100mmから300mmまで開放F5.6のまま使えることです。
100mmの中望遠から300mmの望遠まで3倍のズーム域を持ち、人物、風景の切り取り、鉄道、動物、スポーツなど幅広い望遠撮影へ対応できます。
EFマウントなのでフルサイズとAPS-Cの両方で使用でき、マウントアダプターを利用すればEOS Rシリーズでも使えます。
1987年発売という初期EFレンズであること自体も、中古レンズとして大きな個性です。
EF100-300mm F5.6の弱点
手ブレ補正ISを搭載していないため、300mm側ではシャッタースピードを意識する必要があります。
開放F値は全域F5.6なので、100mm側では後継のF4.5-5.6 USMより暗くなります。
最短撮影距離も2mあり、現在の望遠ズームのように被写体へ近づいて撮影する使い方には向きません。
重量は685gあり、後継USMモデルより重くなっています。
発売から長い年月が経過しているため、同じEF100-300mm F5.6でも光学系や機構の状態には大きな個体差があります。
まとめ
EF100-300mm F5.6は、Canon EOSシステム初期に登場したEFマウントの望遠ズームレンズです。
焦点距離は100-300mm、開放F値はズーム全域F5.6。レンズ構成は9群15枚、絞り羽根は8枚、最短撮影距離2m、最大撮影倍率0.26倍、重量685gです。
フルサイズでは100-300mmの望遠ズームとして使用でき、人物、風景、鉄道、動物、スポーツなど、遠くの被写体を切り取る撮影に使えます。
APS-Cでは約160-480mm相当となり、さらに望遠を重視したレンズになります。
手ブレ補正ISがなく、最短撮影距離も2mあるため、現在の望遠ズームと比べると撮影方法には明確な違いがあります。
EF100-300mm F5.6LやEF100-300mm F4.5-5.6 USMとは別モデルなので、中古で探す場合にはモデル名を正確に確認する必要があります。
ズーム機構、AF、絞り、カビ、クモリなど個体の状態も確認し、正常に使用できるものを選びたいところです。
最新性能を求めるレンズではありませんが、EOSシステム初期のEF望遠ズームを現在のデジタルEOSで楽しめるという点では、はっきりした個性を持つ一本です。



