Canon EFマウントのサードパーティ神レンズおすすめ シグマ・タムロン・トキナーから厳選
Canon EFマウントには、キヤノン純正EFレンズに加えて、シグマ、タムロン、トキナーなどから数多くのサードパーティレンズが発売されてきました。
EFマウントが主力だった時代には各メーカーが積極的にレンズを開発しており、大口径単焦点、F2.8通しズーム、手ブレ補正付き単焦点、超広角ズームなど、個性的な製品が豊富に存在します。
現在はRFマウントがキヤノンの中心になっていますが、EFマウントのサードパーティレンズには今でも魅力的な製品が数多く残っています。
特に中古市場を見ると、発売当時は高価だったSIGMA ArtシリーズやTAMRON SPシリーズを、現在の価格で楽しめることが大きな魅力です。
EOS 5DシリーズやEOS 6Dシリーズなどの一眼レフで使うことができ、マウントアダプターEF-EOS Rを利用すればEOS RシリーズでもEFマウントレンズを活用できます。
この記事では、Canon EFマウント用サードパーティレンズの中から、現在でも注目したいモデルを単焦点、標準ズーム、望遠、マクロ、広角に分けて紹介します。
Canon EFマウントのサードパーティレンズが面白い理由
- 純正ラインナップにはない個性的な仕様を選べる
- 高性能なレンズを中古市場から探しやすい
- EOS一眼レフとEOS Rシリーズの両方で活用できる
純正にはない個性的なレンズが存在する
キヤノン純正EFレンズのラインナップは非常に充実しています。
その中でシグマ、タムロン、トキナーが長く支持されてきた理由の一つが、純正とは異なる方向からレンズを作ってきたことです。
代表的なのがSIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM Artです。
APS-C用ズームでありながら、18mmから35mmまでズーム全域F1.8という非常に珍しい仕様を採用しています。
一般的な大口径ズームではF2.8が一つの基準になりますが、このレンズはさらに明るいF1.8をズームで実現しています。
シグマには50-100mm F1.8 DC HSM Artもあり、APS-C機で大口径ズームを使いたい人には非常に面白い選択肢です。
タムロンにはSP 35mm F1.8 Di VC USD、SP 45mm F1.8 Di VC USD、SP 85mm F1.8 Di VC USDなどがあります。
大口径単焦点へVC手ブレ補正を組み合わせている点が特徴です。
サードパーティレンズは、純正レンズの安価な代用品として考えると魅力を見落とします。
欲しい焦点距離、F値、手ブレ補正、サイズなどから積極的に選べることがEFマウントの面白さです。
EFマウント全体から個性的なレンズを探したい場合は、EFマウント神レンズの考え方も参考になります。
中古市場で高性能レンズを探しやすい
EFマウント用サードパーティレンズには、生産を終了した製品が数多くあります。
新品市場だけを見ると選択肢は少なくなっていますが、中古市場まで範囲を広げると状況は大きく変わります。
一眼レフからミラーレスへ機材を移行したユーザーが多いため、EFマウントのレンズは中古市場へ数多く流通しています。
発売当時には高価だったSIGMA ArtシリーズやTAMRON SPシリーズも、中古なら現実的な価格で見つかる場合があります。
特に静止画中心で使うのであれば、発売から年数が経過したレンズでも十分に楽しめるモデルがあります。
中古購入では、レンズ内部のカビや曇り、AF動作、絞り動作、手ブレ補正、外装状態などを確認します。
同じレンズでも状態によって価格差が大きいため、最安値だけを見るよりも個体状態を含めて判断した方が選びやすくなります。
価格を抑えてEFレンズを探したい場合は、Canon EFマウントの安い神レンズおすすめもあわせて確認できます。
EOS RシリーズでもEFレンズを活用できる
EFマウント用サードパーティレンズは、EOS 5Dシリーズ、EOS 6Dシリーズ、EOS 90Dなどのキヤノン一眼レフで使用できます。
マウントアダプターEF-EOS Rを使えば、EOS R5、EOS R6シリーズ、EOS RP、EOS R8などのRFマウント機でも装着できます。
一眼レフ時代に作られたレンズを、ミラーレスへ移行したあとも使えることはEFマウントの大きな利点です。
サードパーティレンズでは、製品の世代によってAFや手ブレ補正などの動作状況が変わることがあります。
特に古いレンズはEOS Rシリーズ登場前に設計されているため、自分が使用したい機能を確認して選ぶことが重要です。
EFレンズとEOS Rシリーズの組み合わせについては、Canon RFマウントとEFレンズの互換性でも詳しく紹介しています。
EFマウントのおすすめサードパーティ単焦点レンズ
- SIGMA Artシリーズは大口径単焦点が充実している
- TAMRON SPシリーズにはVC搭載単焦点がある
- マクロレンズは物撮りから人物撮影まで使える
SIGMA 35mm F1.4 DG HSM Art
SIGMA 35mm F1.4 DG HSM Artは、Artシリーズを代表する一本です。
35mmはフルサイズで使うと、スナップ、人物、旅行、室内、風景など幅広い撮影に対応できます。
F1.4の大口径なので、背景をぼかした写真を撮りやすく、暗い場所ではシャッタースピードも確保しやすくなります。
このレンズは小型軽量を重視したタイプではありません。
サイズと重量はありますが、大口径35mmとしてしっかり撮影したい人には魅力があります。
EOS 5Dシリーズのような一眼レフと組み合わせても使いやすく、EF-EOS Rを介してEOS Rシリーズへ装着することもできます。
スナップ用として軽さを優先するなら小型単焦点が向いていますが、F1.4の明るさと描写を楽しみたいなら現在でも候補になります。
EFマウントには多数の単焦点レンズが存在するため、純正を含めた選択肢はEFマウント単焦点レンズの魅力も参考になります。
SIGMA 50mm F1.4 DG HSM Art
SIGMA 50mm F1.4 DG HSM Artは、標準単焦点を画質重視で選びたい人に向いたレンズです。
50mmは人物、スナップ、料理、小物、風景の切り取りなど、多くの撮影に対応できます。
F1.4の明るさがあるため、背景を大きくぼかした表現も楽しめます。
特徴的なのは、50mm単焦点としてかなり大きな鏡筒を持つことです。
EF50mm F1.8 STMのような小型軽量レンズとは方向性が異なり、サイズや重量を許容して描写を重視したい人向けです。
EOS 5D Mark IVなどの一眼レフで本格的な50mmを使いたい場合、キヤノン純正と並べて検討できます。
EOS Rシリーズでもマウントアダプターを使えば装着できるため、中古EFレンズを活用する方法としても面白い一本です。
TAMRON SP 90mm F2.8 Di MACRO 1:1 VC USD
タムロン90mmマクロは「タムキュー」の愛称でも知られるシリーズです。
SP 90mm F2.8 Di MACRO 1:1 VC USD Model F017は、等倍撮影に対応した本格的なマクロレンズです。
花、昆虫、アクセサリー、時計、小物、料理など、被写体を大きく写したい撮影に向いています。
90mmという焦点距離は人物撮影にも使いやすく、ポートレートレンズとしても活用できます。
フルサイズでは中望遠となり、人物との距離を取りながら背景を整理できます。
F2.8の明るさがあるため、背景をぼかした人物写真にも使えます。
VC手ブレ補正を搭載していることも特徴です。
中古で探す場合は「90mmマクロ」という名称だけで判断せず、Model F017などの型番まで確認すると世代を判別しやすくなります。
EFマウントのおすすめサードパーティズームレンズ
- APS-CではSIGMA 18-35mm F1.8が個性的
- 標準ズームではTAMRON 24-70mm F2.8 G2が有力
- 望遠ではTAMRON 70-200mm F2.8 G2も候補になる
SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM Art
APS-C用EFマウントで特に個性が強いレンズがSIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM Artです。
最大の特徴は、18mmから35mmまでズーム全域でF1.8を維持することです。
キヤノンAPS-C機では35mm判換算で約29mmから56mm相当の画角になります。
広角寄りから標準域までを一本でカバーでき、スナップ、人物、室内、旅行、動画など幅広い場面で使えます。
ズームレンズでF1.8という明るさは非常に珍しく、単焦点レンズを数本まとめて使うような感覚があります。
EOS 90D、EOS 80D、EOS 7D Mark IIなどのAPS-C一眼レフで楽しめます。
サイズと重量は大きめなので、軽量性を優先する場合にはEF-Sの小型レンズも候補になります。
EFとEF-Sの違いを整理したい場合は、EFレンズとEF-Sレンズの違いで詳しく解説しています。
TAMRON SP 24-70mm F2.8 Di VC USD G2
フルサイズ用標準ズームでは、TAMRON SP 24-70mm F2.8 Di VC USD G2も有力な選択肢です。
24mmから70mmまでF2.8通しで使えるため、風景、人物、旅行、イベント、物撮りなど幅広い撮影を一本でこなせます。
24-70mm F2.8はフルサイズ用標準ズームの定番となる仕様です。
タムロンG2ではVC手ブレ補正を搭載していることが特徴です。
EOS 5D Mark IVやEOS 6D Mark IIなど、ボディ内手ブレ補正を持たない一眼レフではレンズ側の手ブレ補正を活用できます。
室内や夕方など光量が少ない場面で静止した被写体を撮影するときにも便利です。
中古市場ではキヤノン純正EF24-70mm F2.8Lシリーズと比較し、AF、重量、手ブレ補正、最短撮影距離、価格、個体状態などから選べます。
F4クラスまで含めて標準ズームを探す場合は、EF24-105mm F4L IS USMのレビューも比較材料になります。
TAMRON SP 70-200mm F2.8 Di VC USD G2
TAMRON SP 70-200mm F2.8 Di VC USD G2は、望遠ズームをサードパーティから選ぶ場合の代表候補です。
70-200mm F2.8はポートレート、スポーツ、イベント、鉄道、動物など幅広く使われる定番レンズです。
70mm側では人物や周囲の環境を入れやすく、200mm側では離れた被写体を大きく写せます。
ズーム全域F2.8なので、望遠端でも開放F値は変わりません。
中古市場にはキヤノン純正EF70-200mm F2.8L ISシリーズも多数流通しています。
サードパーティだけを見て決める必要はなく、純正と同時に比較した方が現在の中古相場では選びやすくなります。
キヤノン純正の世代差については、EF70-200mm F2.8L IS IIとIIIの違いで詳しく紹介しています。
さらに古い大口径望遠ズームまで候補に含めるなら、EF80-200mm F2.8LのようなEF初期の名レンズも存在します。
メーカー別に見るEFサードパーティレンズの特徴
- SIGMAはArtシリーズを中心に大口径レンズが充実している
- TAMRONはVC手ブレ補正を搭載した製品が豊富
- Tokinaは広角ズームに個性的な製品が多い
SIGMAはArtシリーズから探すと分かりやすい
シグマのEFマウントレンズを探す場合、Artシリーズから見ると特徴を把握しやすくなります。
35mm F1.4、50mm F1.4、85mm F1.4など、大口径単焦点が豊富です。
APS-C用には18-35mm F1.8、50-100mm F1.8という非常に特徴的なズームも存在します。
Artシリーズには光学性能を重視したレンズが多く、大型で重量のある製品も少なくありません。
機材全体を軽くしたい人には合わない場合がありますが、レンズの描写を楽しみたい人には魅力があります。
EFマウント版は中古市場で見つかる機会も多く、EOS一眼レフでもEOS Rシリーズでも楽しめます。
EFマウントには純正を含めて多数の名レンズが存在するため、Canon EFマウントの名レンズ一覧と一緒に見ると、サードパーティの位置づけも分かりやすくなります。
TAMRONはVC搭載レンズに注目
タムロンのEFマウントレンズには、VCと呼ばれる手ブレ補正を搭載した製品が多数あります。
SP 35mm F1.8、SP 45mm F1.8、SP 85mm F1.8など、大口径単焦点へVCを搭載したシリーズは特徴的です。
90mmマクロにもVC搭載モデルがあり、標準ズームや望遠ズームにも手ブレ補正付きの製品があります。
EOS 5DシリーズやEOS 6Dシリーズなど、ボディ内手ブレ補正を持たない一眼レフではレンズ側の手ブレ補正を利用できます。
タムロンは同じ焦点距離でも複数世代が存在する製品が多いため、中古購入時には正式名称と型番まで確認します。
EOS Rシリーズで使用することも考えている場合は、アダプター使用時の注意点をRFマウントアダプターのデメリットで確認しておくと、購入後の使い方まで考えやすくなります。
Tokinaは広角レンズを探すと面白い
トキナーのEFマウントレンズでは、広角ズームに注目できます。
APS-C向け11-16mm F2.8や11-20mm F2.8など、広い画角とF2.8を組み合わせた製品があります。
キヤノンAPS-C機で11mmを使うと、35mm判換算では約18mm相当になります。
室内、建築、風景、星空など、広い範囲を写したい撮影に向いています。
F2.8通しの広角ズームは、暗い場所での撮影でも使いやすい仕様です。
トキナーにも世代違いが存在するため、AT-Xやatx-iなどのシリーズ名まで確認して探すと選びやすくなります。
APS-Cボディでレンズを探す場合は、EF-S専用レンズとフルサイズ対応EFレンズの両方を比較できます。互換性については、EFマウントとEF-Sマウントの互換性も参考になります。
EFサードパーティレンズを中古で選ぶポイント
- 正式名称と型番まで確認する
- 使用するカメラとの動作状況を確認する
- 価格とレンズの状態を一緒に見る
レンズ名だけで決めず型番まで確認する
EFマウントは長期間使われてきたため、同じ焦点距離でも複数世代のレンズが存在します。
サードパーティレンズでは特に型番確認が重要です。
タムロン90mmマクロにも複数世代があり、中古販売ページに「TAMRON 90mm MACRO」とだけ書かれている場合があります。
本体写真や型番を確認することで、どの世代の商品なのか判断できます。
シグマ50mm F1.4にも世代違いがあり、Artシリーズと旧型では設計やサイズが異なります。
正式名称、型番、発売時期を確認すると、欲しかったレンズと違う製品を購入することを防ぎやすくなります。
EFマウントは中古レンズの種類が非常に多いため、この確認作業自体が重要な選び方の一つです。
EOS Rで使う場合は動作状況も確認する
EOS RシリーズへEFサードパーティレンズを装着する場合は、マウントアダプターEF-EOS Rを使用します。
比較的新しいEFレンズはEOS Rシリーズでも使われている例が多くあります。
かなり古いレンズはEOS Rシリーズ登場前に設計されているため、AF、絞り、手ブレ補正など、自分が使う機能を中心に確認します。
静止した花を撮る場合と、野鳥やスポーツを高速連写する場合では必要になる性能が変わります。
MF中心で使うレンズであればAF性能の重要度は低くなります。
動体撮影ではAFや連写時の動作が重要になります。
EOS R5でEFレンズを使う場合の考え方については、EOS R5でEFレンズを使うメリットと注意点も参考になります。
中古価格だけで決めない
EFサードパーティレンズの魅力の一つは中古価格です。
同じ製品でも個体状態によって価格には差があります。
レンズ内部がきれいで、AFや手ブレ補正が正常に動作する個体なら、多少価格が高くても長く使いやすくなります。
外装に使用感があっても、光学系と動作に問題がなく、撮影結果を重視するのであれば安価な個体が魅力になることもあります。
価格、光学状態、AF、手ブレ補正、付属品、保証などを一緒に確認します。
EFレンズは流通量が多いため、一つの個体だけを見てすぐに決める必要はありません。
同じ型番を複数比較すると、そのレンズのおおよその中古価格や状態の違いも分かってきます。
EFレンズを中古で選ぶ楽しさは、現在の新品ラインナップには存在しないレンズまで含めて探せることにあります。
まとめ
- EFマウントには現在でも魅力的なサードパーティレンズが多い
- SIGMA、TAMRON、Tokinaにはそれぞれ異なる個性がある
- 中古市場とEOS Rでのアダプター運用まで含めると選択肢が広がる
SIGMAには大口径レンズの名作が多い
SIGMAでは35mm F1.4 DG HSM Art、50mm F1.4 DG HSM Art、18-35mm F1.8 DC HSM Artなどが代表的です。
大口径と光学性能を重視したレンズが多く、サイズや重量を受け入れられる人には魅力があります。
APS-C用18-35mm F1.8のように、純正ラインナップでは見つけにくい仕様を楽しめることもシグマの特徴です。
EFマウントの中古レンズを探す際には、キヤノン純正とサードパーティを同じ条件で比較すると候補を広げられます。
TAMRONとTokinaにもEF時代ならではの魅力がある
TAMRONではSP 90mm F2.8 Di MACRO 1:1 VC USD、24-70mm F2.8 G2、70-200mm F2.8 G2など、VC手ブレ補正を備えたレンズが特徴です。
TokinaにはAPS-C用超広角ズームなど、用途がはっきりした個性的な製品があります。
どのメーカーにも複数世代が存在するため、中古で購入する際には正式名称と型番を確認することが重要です。
純正EFレンズを含めたレンズ選び全体については、Canon EFマウントの名レンズもあわせて見ると候補を整理しやすくなります。
中古EFシステムだからこそサードパーティまで見る
EFマウントが主力だった時代が終わったことで、高性能なレンズが中古市場へ数多く流通しています。
EOS一眼レフでそのまま使うことができ、EOS RシリーズではマウントアダプターEF-EOS Rを利用できます。
中古EFシステムを楽しむなら、キヤノン純正、SIGMA、TAMRON、Tokinaをまとめて候補に入れることで選択肢が大きく広がります。
焦点距離、明るさ、手ブレ補正、サイズ、重量、中古価格を見ながら、自分の撮影に合う一本を選ぶことができます。
発売から時間が経った現在だからこそ、かつての高性能サードパーティレンズを手頃な中古価格で楽しめることがEFマウントの大きな魅力です。
これからEFレンズを増やす場合も、すでに持っているEFレンズをEOS Rシリーズで活用する場合も、サードパーティまで含めて探すことでEFマウントの楽しみ方はさらに広がります。


