H&Y「ゴールドプロミスト」に効果を抑えた1/8登場|新製品8種類の価格と特徴を解説
H&Y Filters Japanが展開する「EVO-Series MRC Slim Gold PromistフィルターKit」に、効果を抑えた「1/8」タイプを中心とする新製品8種類が加わりました。ゴールドプロミストは、ガラスに含まれる金色の粒子によって光のにじみと暖かな色調を生み出す、写真・動画向けの特殊効果フィルターです。今回の追加で、比較的控えめな表現を求めるユーザーにも選択肢が広がりました。
新たに登場した1/8タイプは、従来の1/2や1/4と比較して効果が弱く、被写体の輪郭や細部の描写を残しながら、ハイライトに柔らかな雰囲気を加えたい場面に適しています。新製品には67mmから95mmまでの複数のフィルター径が用意され、1/8タイプに加えて82mmの1/2タイプ、86mmの1/4タイプも追加されました。本記事では、新製品の価格とラインアップ、ゴールドプロミストの特徴、強度ごとの違い、装着方式、撮影での活用方法を詳しく解説します。
H&Yゴールドプロミストに新製品8種類が追加
効果を抑えた1/8タイプが登場
H&Y Filters Japanは2026年10月13日、「EVO-Series MRC Slim Gold PromistフィルターKit」の追加ラインアップを発売しました。今回追加された8製品のうち6製品が、シリーズで最も効果の弱い「1/8」タイプです。従来の1/2や1/4では光のにじみが強すぎると感じる場面でも、1/8なら比較的自然な描写を維持しながら独特の空気感を加えられます。
ゴールドプロミストは、単純に画像全体の鮮明さを落とすことを目的としたフィルターではありません。明るい部分を中心に光を拡散させ、暖色系の色調を加えることで、通常のレンズとは異なる雰囲気を生み出す製品です。1/8タイプの登場は、特殊効果を明確に表現したいユーザーだけでなく、普段の写真にわずかな変化を加えたいユーザーにとっても注目できるニュースです。
特殊効果フィルターの基本的な考え方や一般的なフィルターとの違いについては、カメラ用レンズフィルター完全ガイドでも紹介しています。
新発売8製品のフィルター径と税込価格
今回の追加ラインアップは、フィルター径と効果の強さを組み合わせた8種類です。価格は67mmの1/8タイプが12,880円、最大径となる95mmの1/8タイプが19,880円で、フィルター径が大きくなるほど高くなる構成です。82mmの1/2タイプと86mmの1/4タイプも追加されており、既存の強度についても対応径が拡充されています。
| フィルター径 | 効果の強さ | 税込価格 |
|---|---|---|
| 67mm | 1/8 | 12,880円 |
| 72mm | 1/8 | 13,380円 |
| 77mm | 1/8 | 13,880円 |
| 82mm | 1/2 | 14,880円 |
| 82mm | 1/8 | 14,880円 |
| 86mm | 1/4 | 17,880円 |
| 86mm | 1/8 | 17,880円 |
| 95mm | 1/8 | 19,880円 |
同じフィルター径であれば、今回追加された製品の価格は効果の強さによって変わりません。例えば82mmの1/2と1/8はいずれも14,880円、86mmの1/4と1/8はいずれも17,880円です。購入時には価格だけで強度を決めるのではなく、撮影したい写真や動画に必要な効果を基準に選ぶことが重要です。
フィルター径はレンズの焦点距離や最大径とは異なる数値であり、購入前にはレンズ前面の表示を確認する必要があります。フィルター径とレンズの寸法の違いについては、レンズの最大径とは?フィルター径との違いも参考になります。
従来製品からの展開と今回の追加内容
ゴールドプロミストシリーズは、今回初めて登場した製品ではありません。2026年9月に従来ラインアップが発売され、その後も効果の強さや対応径を組み合わせた製品展開が進められてきました。今回の主な注目点は、シリーズで最も効果の弱い1/8タイプが複数のフィルター径で追加されたことです。
従来の強い効果を持つフィルターは、光源のにじみや柔らかな描写を積極的に作品へ取り入れたい撮影に向いています。一方、1/8タイプは特殊効果を強く主張させず、写真の自然さと柔らかい光の表現を両立させたい場合に検討できます。異なる効果のフィルターを使い分けることで、同じカメラとレンズでも仕上がりの方向性を変えられます。
フィルターによって光の表現を変えるという発想は、Lensbaby「OMNI」第2世代の比較記事で紹介している光学エフェクトにも共通します。ただし、OMNIシリーズが画面内の一部分に光学的な変化を加えるのに対し、ゴールドプロミストはレンズ前面のフィルターによって画面全体の光の描写へ働きかける点が異なります。
ゴールドプロミストフィルターの特徴
ガラスに含まれる金色の粒子が光を拡散
ゴールドプロミストの大きな特徴は、フィルターガラスに金色の粒子が含まれていることです。この粒子によってハイライト部分の光が拡散し、明るい領域の周囲に柔らかなにじみが生まれます。同時に、画面全体へわずかな暖色系の印象を加えることができるため、一般的な拡散フィルターとは異なる色彩表現を狙えます。
例えば逆光の人物撮影では、髪の輪郭に当たる光や背景の明るい部分を柔らかく描写する効果が期待できます。夕暮れの街並みでは、窓や照明の周辺に穏やかな光の広がりを加えることで、懐かしさを感じさせる雰囲気を作れます。こうした変化は撮影環境に左右されるため、同じフィルターでも光源の大きさ、明暗差、露出設定によって見え方が変わります。
写真に光学的な効果を加えるアクセサリーとしては、Lensbaby OMNI Color IIも独自の方向性を持っています。ゴールドプロミストは色付きの光や反射像を画面へ重ねるのではなく、既存の光を柔らかく見せる用途に適しています。
暖色系の色調が加わる独特の描写
ゴールドプロミストは光の拡散に加えて、写真全体をわずかに暖かい色調へ導くことも特徴です。寒色系の影に含まれる青みを抑える方向の変化が生じるため、人物の肌や夕日の色を柔らかく見せたい場合に活用できます。メーカーは、従来の白いミスト系フィルターとの違いとして、暖色寄りの色調やハイライトの広がり方を特徴に挙げています。
暖色系の変化は、カメラのホワイトバランス設定でもある程度調整できます。しかし、フィルターが生み出すハイライトの拡散は、ホワイトバランスを変更するだけでは再現できません。色調と光のにじみを同時に変化させる点が、ゴールドプロミストを使用する意味の一つです。
光の色や広がりを利用した写真表現を考える際には、Lensbaby OMNI Crystal IIのような光学アクセサリーとの違いも参考になります。ゴールドプロミストでは強い反射や複製像を発生させることが主目的ではないため、自然な撮影シーンにも取り入れやすい性格を持っています。
解像感を残しながら雰囲気を変える仕組み
ミスト系フィルターは、ピントが外れた写真を作るための製品ではありません。ゴールドプロミストも、ピント面の輪郭や被写体の情報をできるだけ残しながら、ハイライトやコントラストの印象を変えることを狙っています。特に効果の弱い1/8タイプでは、強い拡散によって細部が見えにくくなることを避けたい撮影に向いています。
もっとも、フィルターの使用によってすべての被写体が同じ状態で鮮明に見えるわけではありません。画面内に強い点光源が存在する場合や、光が直接レンズへ入る条件では、効果の弱いフィルターでもにじみが目立つ可能性があります。仕上がりを判断する際には、拡大表示で細部だけを確認するのではなく、写真全体の明暗や色のつながりも見ることが大切です。
光学系の違いによる描写の変化については、RF24mm F1.4 L VCMの風景撮影記事も参考になります。レンズ自体の描写特性とフィルターによる演出は別の要素であり、組み合わせによって完成する写真の印象が変わります。
1/2・1/4・1/8の違いと選び方
1/2は光のにじみを積極的に表現したい撮影向け
ゴールドプロミストの1/2タイプは、今回比較する3段階の中で最も強い効果を持ちます。光源の周囲に生まれるにじみを作品の特徴として積極的に取り入れたい場合や、柔らかな映像表現を明確に打ち出したい場合に適しています。夜の街灯、イルミネーション、逆光の人物など、明るい部分が印象を左右する被写体では効果が分かりやすくなります。
強いフィルターを使用すると、光の広がりが写真全体の印象へ大きく影響するため、露出や構図の検討も重要になります。例えば白い壁や強い逆光を画面に大きく入れた場合、意図した以上に柔らかな仕上がりになる可能性があります。作品の方向性をはっきり決めて撮影する場合には魅力がありますが、被写体の質感を厳密に残したい場面では弱い強度を選ぶ方法も考えられます。
動画撮影で光の見え方を調整する際には、露出を管理するNDフィルターとの役割の違いを理解することも大切です。NDフィルターの基本については、可変NDフィルターの選び方と動画撮影での使い方で解説しています。
1/4は自然さと演出の中間を狙う選択肢
1/4タイプは、1/2ほど強い効果を必要としないものの、ミストフィルターを装着した変化は感じたい場合に適した中間的な強度です。人物撮影では肌や背景の明るい部分を柔らかく見せながら、目元や衣服の輪郭を残したい場面で検討できます。街角のスナップでも、日差しや反射光を利用することで、普段の写真とは異なる空気感を加えられます。
ただし、1/4という数字だけで、あらゆる場面において1/2の半分の効果になると判断することは適切ではありません。光のにじみ方は被写体や露出条件によって変化するため、数値はシリーズ内で効果の強さを比較するための区分として理解するのが自然です。特に広い明部を含む場面と、小さな点光源を含む場面では、同じ強度でも見た目の差が大きくなることがあります。
人物と背景のバランスを考える撮影では、EF24-70mm F2.8 Lを使用した撮影記事のような標準ズームレンズの活用も参考になります。フィルターだけで表現を決めるのではなく、焦点距離、背景との距離、光の方向を組み合わせることで仕上がりを調整できます。
新登場の1/8は控えめな変化を求める撮影向け
今回追加された1/8タイプは、1/2と1/4に比べて最も穏やかな効果を持つモデルです。写真の基本的な描写を大きく変えず、明るい部分にわずかな柔らかさを加えたい場合に適しています。通常のレンズ描写を好みながら、逆光や夜景の光だけを少し印象的に見せたいユーザーには、特に検討しやすい強度です。
1/8タイプの利点は、特殊効果が主題を圧倒しにくいことです。例えば屋外の人物撮影では、背景の光を柔らかく見せながら人物の表情を自然に残す使い方が考えられます。旅先の風景や日常の記録でも、強い演出を加えずに写真全体の雰囲気を整えたい場面で活用できます。
望遠レンズを使った撮影では、背景のボケとハイライトの拡散が組み合わさるため、フィルターの効果を別の形で楽しめます。望遠ズームの描写については、RF70-200mm F2.8 L IS USMの撮影記事も参考になります。
EVOシリーズの装着方式と製品仕様
マグネット式アダプターリングに対応
「EVO-Series MRC Slim Gold PromistフィルターKit」は、付属するマグネット式アダプターリングを使って装着できる構造を採用しています。対応するアダプターリングをレンズ側へ取り付ければ、フィルターを磁力で着脱できるため、撮影途中でフィルターの有無を切り替えたい場合に便利です。特に同じ構図でフィルターを装着した状態と外した状態を比較する際には、着脱の手間を減らせます。
マグネット式の利点は、フィルターを毎回ねじ込む操作が不要になることです。撮影中に光の条件が変わった場合でも、フィルターを外して通常の描写へ切り替えやすくなります。動画撮影でカットごとに表現を変えたい場合や、スナップ撮影でフィルターの使用を頻繁に判断する場合にも相性のよい仕組みです。
フィルターの着脱方式は、撮影時の使い勝手を左右する重要な要素です。フィルターの役割や選び方については、レンズフィルター完全ガイドでも詳しく紹介しています。
通常のねじ込み式としても使用可能
このシリーズはマグネット式だけでなく、通常のねじ込み式でも取り付けられます。つまり、専用のマグネット装着を利用しない場合でも、対応するフィルター径のレンズへ直接装着できる構造です。手持ちの撮影環境や使用頻度に合わせて、取り付け方を選べることが利点となります。
日常的にゴールドプロミストを装着したまま撮影するなら、通常のねじ込み式でも十分に運用できます。一方、撮影中に頻繁な交換を行うなら、マグネット方式の利便性が高まります。どちらを使う場合も、装着後にフィルターが正しく固定されていることを確認し、レンズ前面を不用意に触らないようにすることが大切です。
レンズ前面に取り付けるアクセサリーとしては、フォクトレンダーのUVフィルターなどもあります。保護や紫外線の影響を抑える用途と、ゴールドプロミストのように意図的な描写変化を加える用途では、フィルターを選ぶ目的が異なります。
光学ガラスと薄型フレームを採用
ゴールドプロミストシリーズには、SCHOTT製B270光学ガラスが使用されています。メーカーは高精度な研磨や平面性に配慮した構造を特徴としており、特殊効果を加えながら光学的な品質も確保する設計を採用しています。フィルターによる光の拡散が主目的であっても、ガラスの品質や加工精度は重要な要素です。
フレームには薄型の設計が採用され、広角レンズで問題になりやすい周辺部のケラレにも配慮されています。さらに、表面には水滴や汚れを拭き取りやすくするコーティングが施され、日常的な撮影での扱いやすさも考慮されています。ただし、実際にケラレが発生するかどうかはレンズの画角や装着するアクセサリーの組み合わせによって変わるため、広角端では撮影画像の四隅を確認するのが確実です。
特に広い画角を持つレンズでは、前面に取り付けるフィルターの厚みや構造が使い勝手に関係します。広角レンズの特徴については、Viltrox AF 14mm F4 Airの紹介記事も参考になります。
ゴールドプロミストが活躍する撮影シーン
人物撮影では逆光と肌の描写に注目
人物撮影でゴールドプロミストを使用する場合、特に効果を生かしやすいのが逆光や半逆光の場面です。髪の輪郭や肩の周囲に当たる光が柔らかく広がることで、被写体を包み込むような雰囲気を作れます。暖色系の色調も加わるため、夕方の自然光を利用したポートレートと相性のよい表現が期待できます。
一方、人物の目元や髪の細かな描写を重視する場合には、強すぎる拡散効果が仕上がりに影響する可能性があります。こうした場面では1/8タイプを選び、まず自然な描写を基準に効果を確認する方法が考えられます。光が弱い屋内と明るい屋外では見え方が変わるため、撮影場所ごとにフィルターの有無を比較すると使い分けやすくなります。
人物撮影では、レンズの焦点距離や絞りによって背景の見え方も変わります。標準ズームの活用例として、EF24-70mm F2.8 Lの撮影記事も参考になります。
夕景や街角のスナップで懐かしい雰囲気を演出
ゴールドプロミストは、夕景や街角のスナップでも独特の表現を狙えるフィルターです。夕日に照らされた建物、窓ガラスの反射、街灯、店舗の照明など、明るい部分が点在する場面では光のにじみが印象に影響します。画面全体がわずかに暖かい色調へ変化することで、日常の風景に懐かしさを感じさせる演出を加えられます。
特に夕方の街並みでは、自然光と人工照明が混在するため、フィルターの特徴が表れやすくなります。強い効果を求めるなら1/2、自然さを残したいなら1/8というように、完成させたい写真の雰囲気に応じて強度を選択できます。夜景では明るい看板や街灯の周囲に光が広がりやすくなるため、露出を調整しながら使用することが重要です。
光を利用した独特の写真表現を検討する際には、Lensbaby OMNI Color IIとCrystal IIの比較記事も参考になります。ゴールドプロミストとは効果の仕組みが異なりますが、撮影時に光学的な演出を加えるという点では共通しています。
動画撮影ではカット間の統一感にも活用
動画撮影では、一つのカットだけでなく、複数のカットを通して映像の雰囲気を統一することが重要です。ゴールドプロミストを使用すれば、光のにじみや暖色系の色調を撮影段階で加えられるため、作品全体の方向性を作る方法の一つになります。特に1/8タイプは、効果を強く主張させずに柔らかい印象を加えたい映像で検討できます。
ただし、同じフィルターを使っても、逆光のカットと順光のカットでは効果の現れ方が変わります。編集時に違和感が生じないようにするには、各カットの露出、ホワイトバランス、光源の位置もそろえて撮影することが重要です。フィルターを使ったからといって、撮影条件による見た目の違いが自動的に解消されるわけではありません。
動画撮影でのフィルター運用を考える場合には、可変NDフィルターの濃度設定と使い方も参考になります。NDフィルターは露出を調整する道具であり、ゴールドプロミストは描写を変える道具なので、それぞれの目的を区別して使用する必要があります。
購入前に確認したいポイント
レンズのフィルター径と対応製品を確認
ゴールドプロミストを購入する際に最初に確認したいのが、使用するレンズのフィルター径です。今回追加された1/8タイプは67mm、72mm、77mm、82mm、86mm、95mmが用意されています。レンズのフィルター径と製品の径が一致していれば、基本的には直接装着する対象として検討できます。
レンズの焦点距離が77mmだからといって、77mmのフィルターを使用するわけではありません。フィルター径はレンズ前面の取り付け部分の直径を示す数値であり、焦点距離とは別に確認する必要があります。複数のレンズで一枚のフィルターを共用したい場合には、ステップアップリングの使用も考えられますが、装着時のケラレやフードとの干渉を確認することが大切です。
レンズの最大径とフィルター径の違いについては、レンズの最大径とは?フィルター径との違いで詳しく解説しています。製品を選ぶ前に数値の意味を確認しておけば、サイズ違いによる購入ミスを避けやすくなります。
効果の強さは撮影目的で選ぶ
1/2、1/4、1/8のどれを選ぶかは、使用するカメラやレンズの価格ではなく、表現したい写真や映像によって決まります。日常の記録や自然な人物撮影を中心に考えるなら、控えめな1/8タイプから検討する方法があります。反対に、光のにじみを作品の主役にしたいなら、1/2や1/4のような強いタイプが候補になります。
購入時に注意したいのは、同じ強度であっても効果がすべての撮影条件で一定に見えるわけではないことです。日中の順光撮影では変化が目立ちにくくても、夜間の強い点光源ではにじみがはっきり現れる場合があります。メーカーの作例を見る際には、単に強度の数字を比較するだけでなく、どのような光の条件で撮影された写真なのかを確認すると判断しやすくなります。
レンズとアクセサリーの組み合わせで写真の印象を変える考え方については、カメラ用レンズフィルター完全ガイドも参考になります。フィルターを選ぶ際には、効果の強さだけでなく、撮影頻度や装着方法も含めて判断するのが実用的です。
ホワイトバランスと露出の設定にも注意
ゴールドプロミストは光の拡散だけでなく、色調にも変化を加えるフィルターです。そのため、正確な色再現を優先する商品撮影や記録用途では、フィルターの有無によって仕上がりが変わることを理解しておく必要があります。暖色系の表現を生かしたい場合には、オートホワイトバランスだけに任せず、撮影意図に合わせて色温度を調整する方法も考えられます。
また、明るい光源が含まれる場面では、ハイライトの広がりによって画像の印象が変わります。特に白飛びした領域の階調は後から回復できない場合があるため、露出を確認しながら撮影することが重要です。フィルターによる光学的なにじみと、露出オーバーによる階調の消失は別の現象として扱う必要があります。
動画撮影で露出を一定に保つ方法については、EOS R5 Cのおすすめ設定も参考になります。カメラ側の露出や色の設定を理解しておくことで、特殊効果フィルターを使用する場面でも撮影意図を反映させやすくなります。
まとめ
H&Y Filters Japanの「EVO-Series MRC Slim Gold PromistフィルターKit」に、効果を抑えた1/8タイプを中心とする新製品8種類が追加されました。今回のラインアップには67mmから95mmまでの1/8タイプ6製品が含まれ、82mmの1/2タイプと86mmの1/4タイプも新たに加わっています。税込価格は12,880円から19,880円で、対応するフィルター径と効果の強さを組み合わせて選べます。
ゴールドプロミストの特徴は、ガラスに含まれる金色の粒子によってハイライトを柔らかく拡散させ、暖色系の雰囲気を加えることです。新登場の1/8タイプはシリーズで最も効果が弱く、普段の写真や動画の自然さを残しながら、光の表現を少し変えたい場面に適しています。マグネット式アダプターリングと通常のねじ込み式の両方に対応する点も、撮影環境に合わせて使いやすい特徴です。
フィルターの効果は撮影条件によって変化するため、強度の数字だけでなく、使用する光源や被写体を想定して選ぶことが大切です。人物撮影、夕景、街角のスナップ、動画制作など、それぞれの用途に合った強度を選ぶことで、レンズの描写を生かしながら独特の雰囲気を加えられます。今回の1/8タイプの追加によって、ゴールドプロミストは強い演出を求めるユーザーだけでなく、控えめな光の変化を楽しみたいユーザーにも選びやすいシリーズになりました。



