当サイトでは、運営維持のためにアフィリエイトリンク(Amazonアソシエイトを含む)を使用しています。リンクを通じて商品をご購入いただくと、販売元から当サイトに手数料が入る場合があります。より良いコンテンツを提供いたしますので、ご理解いただけますと幸いです。

Canonの星空撮影おすすめレンズ|キヤノンRF・EF広角レンズの選び

スポンサーリンク
Canonの星空撮影おすすめレンズ|キヤノンRF・EF広角レンズの選び方 カメラ豆知識

Canonの星空撮影おすすめレンズ|キヤノンRF・EF広角レンズの選び方

Canonのカメラで星空を撮影するとき、仕上がりを大きく左右するのがレンズです。夜空は非常に暗く、星は画面全体に小さな点光源として広がるため、日中の風景撮影とは違った性能が求められます。

単純に「F値が小さいレンズを選べばよい」というものでもありません。星空では画面中央だけでなく四隅の星まで確認できるため、コマ収差や非点収差、周辺光量、無限遠付近でのピント調整など、レンズの弱点がはっきり現れます。

現在のCanon RFマウントには、星景撮影と相性のよいRF14mm F1.4 L VCMやRF20mm F1.4 L VCM、大口径ズームのRF15-35mm F2.8 L IS USM、軽量なRF16-28mm F2.8 IS STMなどがあります。さらにマウントアダプターを使えば、EF24mm F1.4L II USMやEF16-35mm F2.8L III USMといったEFレンズもEOS Rシリーズで活用できます。

レンズ 焦点距離 開放F値 特徴
RF14mm F1.4 L VCM 14mm F1.4 超広角と大口径を両立した本格星景向け
RF20mm F1.4 L VCM 20mm F1.4 星空と地上景のバランスを取りやすい
RF15-35mm F2.8 L IS USM 15-35mm F2.8 画角を変えられる高性能超広角ズーム
RF16-28mm F2.8 IS STM 16-28mm F2.8 約445gで機動力に優れる
RF16mm F2.8 STM 16mm F2.8 小型軽量で星空撮影を始めやすい
EF24mm F1.4L II USM 24mm F1.4 EF世代を代表する明るい広角単焦点
EF16-35mm F2.8L III USM 16-35mm F2.8 EF資産を活かせる大口径広角ズーム

Canonで星空撮影するレンズの選び方

  • 星空を広く入れるなら14mmから24mm前後を中心に考える
  • F1.4からF2.8の明るさは露光時間とISO感度に余裕を作る
  • 星を点として写すには中央解像力より四隅の収差が重要になる

星空を広く撮るなら14mmから24mm前後が使いやすい

星空撮影では焦点距離によって写真の印象が大きく変わります。14mmから16mmの超広角では、空を大きく取り込みながら山、木、建物などの地上景まで一枚に収めやすくなります。天の川を大きな弧として見せたい場合や、星空の広さそのものを表現したい場合に向いています。

20mm前後になると、超広角特有の強い遠近感が少し落ち着き、星空と地上景の双方を見せやすくなります。24mmではさらに星を大きく写せますが、同じシャッター速度なら14mmや16mmより星の移動が目立ちやすくなるため、露光時間には注意が必要です。

焦点距離が短いレンズほど長めの露光を使いやすく、広い範囲を写せます。一方で、前景が小さくなりすぎたり、画面の端が大きく伸びたりすることもあります。単に最も広いレンズを選ぶのではなく、星空だけを主役にするのか、地上景との組み合わせを重視するのかで決めることが重要です。

撮影時のシャッター速度やISO感度まで含めて確認したい場合は、Canonで星空撮影する設定方法も参考になります。

F1.4とF2.8では星空撮影の余裕が大きく変わる

星空は暗いため、レンズが取り込める光の量が重要になります。F1.4のレンズはF2.8より約2段明るく、同じISO感度ならシャッター速度を短くできます。星が流れない範囲で露光時間を抑えたい固定撮影では、この差は大きな意味を持ちます。

たとえばF2.8でISO6400が必要になる状況でも、F1.4なら条件によってISO感度を下げられます。高感度ノイズを減らしやすくなるだけでなく、肉眼では目立ちにくい微光星まで拾いやすくなります。RF14mm F1.4 L VCMやRF20mm F1.4 L VCMのような大口径広角単焦点が星景撮影で注目される理由の一つです。

一方、F1.4だから必ずF2.8レンズより優れているわけではありません。開放時にコマ収差が大きければ、四隅の星が鳥の羽や彗星の尾のように変形します。開放F1.4をF1.8やF2まで絞って使う場合もあり、その状態でどこまで画質が整うかを見る必要があります。

F値、コマ収差、非点収差、周辺光量などの関係は、レンズの光学性能とは?解像力・MTF・色収差・ボケの見方で詳しく解説しています。

星空では四隅のコマ収差と非点収差を見る

昼間の写真では中央部の解像力に目が向きやすいですが、星空では画面周辺の性能がより重要になります。星は理想的には小さな点として写るため、レンズの収差が非常に分かりやすく表れます。

代表的なのがコマ収差です。画面中央では丸い星が、四隅へ行くほど翼や尾を持った形に変わる場合があります。非点収差が大きい場合は、星が縦方向や横方向へ伸びて見えることがあります。この崩れはRAW現像で明るさや色を整えるようには簡単に直せません。

そのため星空用レンズでは、MTFの高さだけを見るのではなく、実際に開放付近で撮影された画面四隅の星像を確認することが重要です。F1.4のレンズならF1.4、F1.8、F2、F2.8と比較し、どの絞りから周辺が整うかを見ると実用性能が分かります。

EF広角単焦点を含めたレンズごとの特徴は、EF広角単焦点レンズ一覧でも確認できます。

RFとEFでは星空撮影のレンズ選びが変わる

  • RFには14mm・20mm F1.4という星景向きの新しい選択肢がある
  • ズームなら15mmまたは16mm始まりのF2.8が使いやすい
  • EFレンズはEOS Rシリーズでもマウントアダプターで活用できる

RF14mm F1.4 L VCMとRF20mm F1.4 L VCMの登場は大きい

現在のRFレンズで星空撮影を本格的に考えるなら、RF14mm F1.4 L VCMとRF20mm F1.4 L VCMは外せない存在です。従来は超広角とF1.4の両立が難しく、明るさを優先すると24mm前後、広さを優先するとF2.8クラスという選択になりやすい状況でした。

RF14mm F1.4 L VCMは14mmという非常に広い画角でF1.4を実現しています。満天の星空を大きく取り込み、地上景まで含めて広大な構図を作りたい場合に強力です。約578gで、14mm F1.4というスペックから想像するほど極端に大型ではありません。

RF20mm F1.4 L VCMは約519gで、14mmほど画角が極端ではありません。天の川をある程度大きく見せながら、山や建物などの前景も自然な大きさで配置しやすい焦点距離です。14mmでは広すぎると感じる撮影者にとって、20mm F1.4は扱いやすい本格派となります。

RF14mmの構図や使い方は、RF14mm F1.4 L VCM実用解説で詳しく紹介しています。

超広角ズームならRF15-35mmとRF16-28mmが有力

星空だけでなく旅行、風景、夜景まで一本で撮りたい場合は、F2.8通しの超広角ズームが便利です。RF15-35mm F2.8 L IS USMは15mmから35mmまでをカバーし、広大な星空から35mmのやや引き締まった構図まで一本で対応できます。

15mm側では空を大きく入れ、20mmから24mmでは天の川を少し大きく見せ、35mmでは星座や地上景の一部を切り取るという使い分けができます。約840gと軽量ではありませんが、画角をその場で変えられることは、暗い撮影地でレンズ交換を減らせるという利点にもつながります。

RF16-28mm F2.8 IS STMは、F2.8通しながら約445gです。16mmスタートなので星景撮影にも十分な広さがあり、RF15-35mm F2.8 L IS USMより軽量です。徒歩で撮影地まで移動する場合や、旅行と星空撮影を兼ねる場合には、この重量差が実際の使いやすさにつながります。

RF16-28mm F2.8 IS STMの特徴は、RF16-28mm F2.8 IS STMの実用解説でも紹介しています。

EFレンズはEOS Rシリーズでもまだ十分使える

EFレンズをすでに持っている場合、星空撮影のためだけにRFレンズへすべて買い替える必要はありません。EOS Rシリーズでは純正マウントアダプターEF-EOS Rを使うことで、EFレンズの焦点距離と開放F値を維持したまま使用できます。

代表的なのがEF24mm F1.4L II USMです。24mm F1.4は超広角ほど広くありませんが、天の川を大きく写しながらF1.4の明るさを活かせます。中古で探せることもEFレンズの利点です。星空だけでなく夜景、スナップ、風景にも使いやすい焦点距離です。

ズームではEF16-35mm F2.8L III USMが候補になります。16mmから35mmまでのF2.8通しで、EF一眼レフでもEOS Rシリーズでも使えます。既存のEF資産を活かしながら星空撮影を始めたい場合には、現在でも実用性があります。

EF16-35mm F2.8L III USMについては、EF16-35mm F2.8L III USMの特徴で詳しく紹介しています。

星空撮影におすすめのCanonレンズを目的別に選ぶ

  • 画質と明るさを最優先するならRF14mm・RF20mm F1.4
  • 一本で構図を変えたいならRF15-35mm・RF16-28mm F2.8
  • 低予算ならRF16mm F2.8 STMや中古EFレンズが使いやすい

本格的な星景ならRF14mm F1.4 L VCMとRF20mm F1.4 L VCM

星景写真を主目的としてレンズを選ぶなら、RF14mm F1.4 L VCMとRF20mm F1.4 L VCMは非常に分かりやすい選択です。どちらもF1.4なので、固定撮影でシャッター速度を必要以上に長くせず、多くの光を取り込めます。

RF14mmは空の広さを最大限に利用したい場合に向いています。天の川だけでなく、山並み、湖、建築物などを大きな空間の中へ配置できます。14mmでは近くの被写体が大きく、遠景が小さく写るため、手前に岩や木を置いた立体的な星景にも向いています。

RF20mmは星空をもう少し大きく見せたい場合に使いやすい焦点距離です。14mmより余計な地上景が入りにくく、構図を整理しやすくなります。天の川の中心部をある程度大きく見せながら、地上景も残したい場合には20mmが使いやすくなります。

RF単焦点全体から焦点距離を比較したい場合は、RF単焦点レンズ一覧と選び方も参考になります。

一本で星空から風景まで撮るならF2.8超広角ズーム

星空撮影のためだけにレンズを持ち出すのでなければ、F2.8超広角ズームの汎用性が高くなります。RF15-35mm F2.8 L IS USMなら15mmから35mm、RF16-28mm F2.8 IS STMなら16mmから28mmを一本で使えます。

星空撮影では撮影場所へ着いてから構図を変更したくなることが少なくありません。天の川の位置、月、雲、地上景との距離によって、予定していた焦点距離が合わないことがあります。ズームならカメラ位置を大きく変えずに画角を調整できます。

RF15-35mmはLレンズとして画質と広いズーム域を重視する場合、RF16-28mmは軽量性とF2.8を両立したい場合に向きます。星空以外では風景、建築、室内、旅行にも使いやすく、稼働率の高いレンズになりやすい点も単焦点との違いです。

RFズーム全体を比較する場合は、RFズームレンズ一覧と選び方で焦点距離ごとの違いを確認できます。

低予算で始めるならRF16mm F2.8 STMが分かりやすい

星空撮影を試してみたい段階で高価なLレンズを購入する必要はありません。RF16mm F2.8 STMは16mm F2.8の超広角単焦点で、約165gという小ささが特徴です。カメラバッグへ常時入れておきやすく、旅行先で星空が見えたときにも使えます。

F1.4レンズほど光量には余裕がありませんが、16mmという短い焦点距離を活かせば、24mmや35mmより長めのシャッター速度を使いやすくなります。三脚を使用し、ISO感度と露光時間を調整すれば、星空撮影の基本を十分楽しめます。

すでにEFレンズを使用している場合は、中古のEF24mm F1.4L II USMやEF16-35mm F2.8L III USMを活用する方法もあります。新品RFレンズだけに候補を限定せず、現在持っているボディとレンズ資産から考えると費用を抑えられます。

RF16mm F2.8 STMについては、RF16mm F2.8 STMの特徴と使い方で詳しく紹介しています。

Canonで星空をきれいに写すための実践ポイント

  • 三脚を使い手ブレ補正だけに頼らずカメラを固定する
  • MFと拡大表示を使い明るい星で正確にピントを合わせる
  • フルサイズとAPS-Cでは同じ焦点距離でも画角が変わる

三脚を使いシャッター速度とISO感度を調整する

星空撮影では三脚による固定が基本です。レンズやボディに手ブレ補正があっても、数秒から十数秒の露光を手持ちで行うことはできません。カメラを固定し、Mモードで絞り、シャッター速度、ISO感度をそれぞれ設定します。

最初はレンズを開放付近にし、星が流れない範囲のシャッター速度を設定します。露出が不足する場合はISO感度を上げます。周辺の星像が崩れる場合は、一段程度絞って画質がどう変化するか確認します。

焦点距離が長くなるほど、同じ露光時間でも星の移動が大きく写ります。14mm、16mm、20mm、24mmでは使用できるシャッター速度が異なるため、固定した数字をすべてのレンズへ当てはめないことが重要です。

Canon機での具体的な設定例は、Canonで星空撮影する設定方法で確認できます。

星空ではAFよりMFと拡大表示が重要になる

夜空はAFが苦手とする条件です。明るい星ではAFが合うこともありますが、安定した星空撮影ではMFへ切り替え、ライブビューの拡大表示を使ってピントを合わせる方法が確実です。

画面内の明るい星を選び、拡大表示しながらフォーカスリングを少しずつ動かします。星が最も小さく鋭い点になった位置が合焦位置です。「無限遠マークへ合わせれば終わり」と考えると、温度やレンズの構造によって微妙にずれることがあります。

一度ピントを合わせても、気温が大きく変化した場合や、レンズへ触れた場合は再確認します。F1.4の大口径レンズではピントのずれが目立ちやすいため、撮影途中でも画像を拡大して星像を確認すると失敗を減らせます。

レンズの解像力や収差まで含めて確認したい場合は、レンズの光学性能の見方も役立ちます。

APS-Cでは焦点距離の見え方が変わる

EOS R7、EOS R10、EOS R50などAPS-CセンサーのEOS Rシリーズでは、同じRFレンズを装着してもフルサイズより写る範囲が狭くなります。CanonのAPS-Cでは画角が約1.6倍相当になるため、16mmはフルサイズ換算約25.6mm相当、20mmは約32mm相当になります。

そのため、フルサイズで16mmを使ったときのような広大な星空をAPS-Cで得たい場合は、さらに短い焦点距離が必要になります。一方、星座や天の川を大きく写したい場合には、APS-Cの狭い画角を活かすこともできます。

また、APS-Cでは画面中央部分を使用するため、フルサイズで目立つ四隅の収差が画角の外へ出る場合があります。手持ちのフルサイズ用RFレンズをAPS-C機で使うことにも十分意味があります。

RFレンズ全体をボディや用途から選ぶ場合は、RFレンズおすすめガイドも参考になります。

まとめ

Canonで星空撮影用のレンズを選ぶときは、単純に「最も明るいレンズ」や「最も広いレンズ」を選ぶのではなく、焦点距離、開放F値、四隅の星像、重量、予算を一緒に考えることが重要です。

本格的な星景撮影ならRF14mm F1.4 L VCM、星空と地上景のバランスを取りやすい大口径単焦点ならRF20mm F1.4 L VCMが有力です。ズームの便利さを重視するならRF15-35mm F2.8 L IS USM、軽量性まで考えるならRF16-28mm F2.8 IS STMがあります。

低予算から始めるならRF16mm F2.8 STMも有力です。EFレンズをすでに所有している場合は、EF24mm F1.4L II USMやEF16-35mm F2.8L III USMをマウントアダプター経由で使う方法もあります。

星空撮影ではレンズの性能差が昼間以上にはっきり現れます。スペック表のF値だけで決めず、撮りたい画角と四隅の星像まで確認し、自分の撮影スタイルに合う一本を選ぶことが重要です。

タイトルとURLをコピーしました