OLYMPUS PEN E-P7が販売ランキング5位!人気の理由と新型PENとの違いを徹底解説
OLYMPUS PEN E-P7の「販売ランキング5位」は、BCNランキングの9月月間集計におけるデジタル一眼カメラの型番別実売台数で、シルバーの「E-P7 EZダブルズームキット」が記録した順位です。ソニーやキヤノンのミラーレスカメラが上位を占める中、クラシカルな小型ボディを持つマイクロフォーサーズ機が5位に入ったことは注目に値します。一方、製品シリーズをまとめた同じ月のランキングでは「OLYMPUS PEN E-P7」は7位であり、5位と7位は集計単位の違いによって両立する数字です。順位の意味を正確に把握したうえで、E-P7が選ばれている背景と製品の特徴、購入時に確認したいポイントを詳しく見ていきます。
OLYMPUS PEN E-P7が販売ランキング5位に入った理由を考える
販売ランキングを読むときは、集計期間と集計する商品の単位が重要です。特にレンズ交換式カメラは、同じ本体でもボディ単体、標準ズームキット、ダブルズームキット、色違いで複数の型番が販売されています。E-P7の5位という数字は、カメラ市場のすべての期間にわたる固定の順位を意味するものではありません。実際に公表された集計を踏まえることで、このカメラがどのような形で売れているのかを理解できます。
5位になったのはシルバーのEZダブルズームキット
BCNランキングの9月月間集計で5位に入った商品は、OMデジタルソリューションズの「OLYMPUS PEN E-P7 EZダブルズームキット シルバー」です。E-P7の全カラーや全販売形態を合算した順位ではなく、シルバーのダブルズームキットという一つの販売型番の実績になります。このセットには、電動式の薄型標準ズーム「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ」と、望遠ズーム「M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R」が含まれます。日常のスナップから離れた被写体の撮影まで対応できる構成が、初めてレンズ交換式カメラを選ぶ人にも分かりやすい点です。
上位にはソニーのVLOGCAM ZV-E10 IIのダブルズームキットや、キヤノンのEOS R10、EOS R50のレンズキットが並びました。この顔ぶれからは、小型の交換レンズ式カメラと複数のレンズを組み合わせた商品が販売の中心の一つになっていることを読み取れます。E-P7がその中に入ったという事実は、フラットでクラシカルな形をしたPENにも販売実績があることを示しています。カメラ市場全体の順位とメーカー別の販売台数については、ミラーレスカメラ売上ランキングの分析記事で別の集計結果を確認できます。
シリーズ別の7位と型番別の5位はどう違うのか
同じ9月のBCNランキングには、ミラーレス一眼を製品シリーズごとに集計した一覧もあります。その一覧ではE-P7が7位に入り、ソニーのZV-E10 IIやキヤノンのEOS R50、EOS R10などが上位を占めています。シリーズ別では同じカメラの色違いやキット違いを同じ製品として集約するため、個々の販売型番を並べる集計とは順位が変わります。例えばEOS R50がブラックとホワイトのダブルズームキットでそれぞれ上位に入っても、シリーズ別ではEOS R50としてまとめられます。
型番別で5位という結果から、E-P7のシルバーのダブルズームキットがよく売れたことは分かります。しかし、この数字だけではE-P7のボディ単体やほかのカラーを含めた総販売台数まで確定できません。反対に、シリーズ別7位という数字だけでは、どの販売形態が売り上げに貢献したのかは分かりません。PENシリーズがどのように発展してきたかについては、歴代OLYMPUS PEN・OM SYSTEM PEN完全ガイドでフィルム時代からの流れを紹介しています。
この違いは、特定のカメラが「何位だったのか」という情報を別の記事と照合するときに特に重要です。製品名だけで一覧を比較すると、同じ月なのに順位が違うように見え、集計が間違っていると感じることもあります。しかし、型番別は購入された商品パッケージの順位、シリーズ別は製品群をまとめた順位なので、数字が異なること自体は不自然ではありません。E-P7の場合、シルバーのEZダブルズームキットが型番別5位という販売形態の強さと、シリーズ全体で7位という位置づけの両方を確認することで、数字をより正確に読み取れます。
販売5位から分かることと分からないこと
ランキングで確認できるのは、指定された集計対象の小売店などにおいて、その期間に何が多く販売されたかという実績です。購入者がデザインを評価したのか、価格を重視したのか、レンズ2本が付くことを選択理由にしたのかは、順位だけでは直接分かりません。E-P7が上位に入った理由を考える際には、製品の構成や外観、機能、ほかのカメラとの違いを分けて検討する必要があります。外観や携帯性が購買の動機になった可能性はありますが、購入者の意識調査がない以上、それを唯一の理由として断定することはできません。
もう一つ重要なのは、5位が「レンズ交換式デジタル一眼」のランキングであり、レンズを交換できないコンパクトデジタルカメラとは別の分類だということです。スマートフォンとは異なる写真体験を求める人が、クラシカルな外観と交換レンズを両立した製品を比較候補にすることは考えられます。PENの名称には、気軽に持ち歩いて撮影するという歴史的な思想が受け継がれており、その考え方は現在の小型ミラーレスにも通じます。ブランド名と携帯性のつながりは、OLYMPUS PENの名前の由来でも詳しく解説しています。
購入者がカメラに何を求めるかによって、この順位の受け止め方も変わります。写真の編集を楽しみたい人にはカラー・モノクロプロファイルの存在が気になるでしょうし、家族旅行の記録を残したい人にはレンズ2本で撮影範囲を広げられることが魅力になるでしょう。すでにマイクロフォーサーズのレンズを持っている人にとっては、手持ちのレンズを生かせるボディとして候補に上がることも考えられます。販売上位という結果を製品選びの入口にしながら、自分の撮影目的へ引き寄せて検討することで、順位だけでは分からない使い勝手が見えてきます。
また、月間ランキングには直近の市場の動きが反映される一方、長期間にわたる累計販売台数を表すものではありません。新製品の発売直後や特定のキットの販売促進などによって、短い期間の順位が動くこともあります。E-P7が5位に入ったことを、メーカー全体のシェアや長期的な人気の変化へそのまま置き換えないことも大切です。継続的な評価を考えるなら、同じ集計方法の過去の順位を並べて変化を確認し、製品仕様や市場環境と合わせて読み解く必要があります。
PEN E-P7の何が魅力なのか
E-P7は有効約2030万画素の4/3型Live MOSセンサーを搭載するマイクロフォーサーズ規格のミラーレスカメラです。ボディー内5軸手ぶれ補正やカラー・モノクロプロファイルコントロールを備え、写真の基本性能と表現の自由度を小さなボディにまとめています。レンズを交換できるので、単焦点レンズを装着して軽快に街を歩く使い方から、望遠レンズで遠くの被写体を撮影する使い方まで対応できます。大きさやデザインの魅力を理解するには、本体だけでなく、実際に装着するレンズとの組み合わせを見ることが欠かせません。
薄型の外観と約337gの小型軽量ボディ
E-P7のボディサイズは約118.3×68.5×38.1mmで、電池とメモリーカードを含む質量は約337gです。中央に大きなファインダー部が張り出す一眼レフ風の形ではなく、上面を比較的平らにまとめたPENらしいデザインを採用しています。シルバーの外観はフィルム時代の小型カメラを連想させ、カメラを首から下げたり小さなバッグに入れたりする日常の使い方にもなじみます。カメラの携帯性は単に重量が軽いことだけで決まらず、角の形状、レンズの突出量、バッグへの収まり方でも印象が変わります。
14-42mm EZは電動式の沈胴ズームで、使わないときにレンズを薄く収納できることが特徴です。このレンズを装着すると、一般的な標準ズームを付けたミラーレスより奥行きを小さくしやすく、コンパクトカメラに近い感覚で持ち歩けます。一方、明るい単焦点や大きな望遠ズームを取り付ければ全体の重量と奥行きは増えるため、E-P7の軽快さを重視する場合はレンズ選びも重要になります。見た目と携帯性の関係は、デザインで選びたくなるミラーレスカメラの紹介でも取り上げています。
外観には昔のフィルムカメラを思わせる要素がありますが、操作はデジタルカメラとして現代的にまとめられています。撮影モードの選択や露出の調整に使うダイヤルがあり、オート撮影から自分で絞りやシャッタースピードを決める撮影へ段階的に進めます。背面のチルト式モニターを使えば、カメラを腰の高さに持ったまま街の風景を撮影することもできます。ファインダーを覗く撮り方を重視する人には別の選択肢が必要になりますが、液晶画面を見ながら気軽にスナップを撮るというスタイルなら、小型ボディの特徴を生かしやすくなります。
約2030万画素の画質と5軸手ぶれ補正
E-P7の撮像センサーは4/3型Live MOSで、有効画素数は約2030万画素です。一般的な旅行写真や街角のスナップ、料理、家族写真などでは、十分な解像力を得やすい構成になっています。画像処理エンジンはTruePic VIIIで、JPEGだけでなくRAWで撮影して後から明るさや色を調整することもできます。画素数がより多いフルサイズ機と比べれば大きなトリミングや高感度撮影で違いが出ますが、日常用途で求められる画質はレンズと撮影条件によっても大きく変わります。
撮像センサーを動かすボディー内5軸手ぶれ補正は、メーカー公表値で最大4.5段の補正効果を持っています。レンズ側に手ぶれ補正が搭載されていない小型単焦点でも、本体側の補正を利用できる点が利点です。夕方の建物や室内の静物を撮影するときには、シャッタースピードを少し遅くしても手持ちで撮影しやすい場面があります。新型PENとの性能差を含めた画質と手ぶれ補正の位置づけは、OM SYSTEM PEN完全ガイドで確認できます。
カラープロファイルでフィルム風の写真を作れる
E-P7が単なる小型カメラにとどまらない特徴として、カラー・モノクロプロファイルコントロールがあります。カラープロファイルでは12色それぞれの彩度を調整でき、さらにシェーディングやハイライト、シャドウの設定を組み合わせられます。例えば空の青を強調しながら建物の色を落ち着かせたり、街角の写真を暖かみのある色合いに仕上げたりすることができます。写真を撮る前に色の方向性を決められるので、撮影後にパソコンで一枚ずつ加工する方法とは違った楽しみがあります。
モノクロプロファイルではカラーフィルター効果や粒状フィルム効果を使い、白黒の階調や雰囲気を作ることができます。細かい設定に慣れていない場合でも、カラーとモノクロにそれぞれ用意されたプリセットを使えば、仕上がりの違いを比較しながら撮影できます。こうした機能はクラシカルなボディの外観とも相性がよく、撮影そのものを楽しみたい人にとって魅力になります。色作りを重視するPENの機能は新しいモデルにも継承されており、OM SYSTEM PENのおすすめ設定ガイドには新型でのカラー・モノクロ設定がまとめられています。
フィルム調の仕上がりを楽しみたい場合、プロファイルの設定だけを固定するより、被写体の色と光の向きを意識することも効果的です。逆光の夕景ではハイライト部分が強くなり、建物の陰では暗い部分の階調が写真全体の印象を決めます。例えばモノクロで窓や階段を撮影するなら、光と影が作る形を意識すると、色の情報が少なくても印象的な写真になります。E-P7に搭載されたプロファイル機能は、その場で写真の完成像を考える楽しさを広げるもので、専用の編集ソフトがなければ使えない機能ではありません。
5位に入ったダブルズームキットは使いやすいのか
販売上位に入ったのはボディ単体ではなく、標準ズームと望遠ズームが付属するセットです。初めてレンズ交換式カメラを購入する人にとっては、レンズを一から選ばずに撮影を始められることが分かりやすい利点になります。もっとも、付属する2本のレンズは撮影範囲を広げる構成なので、夜景や室内撮影で明るさを重視する単焦点レンズとは役割が異なります。セット内容を把握したうえで、自分が何を撮りたいかによって追加レンズの必要性を考えることができます。
14-42mm EZは街歩きに便利な薄型標準ズーム
M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZは、35mm判換算で約28~84mm相当の画角をカバーする標準ズームです。広角側では街並みや旅行先の景色、望遠側では料理や人物など、日常的に撮影する被写体へ柔軟に対応できます。電動ズーム式の沈胴構造は収納時の薄さが特徴で、E-P7の小さなボディとの組み合わせに向いています。初めて使う場合は撮影前にレンズが繰り出されることや、ズーム操作で画角が変化する感覚に慣れると扱いやすくなります。
このレンズの開放F値は広角端F3.5、望遠端F5.6なので、夜の室内で大きな背景ぼけを得たい場面には明るい単焦点の方が適しています。一方、日中の散歩や旅行では1本で広角から中望遠まで撮影できる利便性が大きく、レンズ交換の回数も抑えられます。小型のボディに大きなレンズを付けると持ち運びやすさが損なわれることがありますが、この標準ズームならPENらしい軽快さを生かしやすい構成です。小型ズームや単焦点の選び方は、OM SYSTEM PENの神レンズおすすめ12選で比較しています。
40-150mm望遠ズームで撮影範囲を広げられる
もう1本のM.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 Rは、35mm判換算約80~300mm相当の画角に対応する望遠ズームです。公園で少し離れた花を大きく写したり、運動会のように被写体との距離がある場所で撮影したりするときに活用できます。標準ズームだけでは画面内で小さく見える被写体も、望遠側を使えば構図の中心に置きやすくなります。背景の写る範囲が狭くなるため、周囲の景色を整理して人物や小物を引き立てる撮り方にも利用できます。
一方、望遠になるほど手ぶれや被写体ぶれが目立ちやすくなるので、状況に応じたシャッタースピードを選ぶ必要があります。E-P7のボディー内手ぶれ補正は手持ち撮影を支えますが、走る人物や動物そのものの動きを止める機能ではありません。被写体が動く場合にはISO感度を上げてでもシャッタースピードを速くし、写真を確認しながら設定を調整する方法が有効です。マイクロフォーサーズにはパナソニックやシグマなどの対応レンズもあり、OM SYSTEM PENのサードパーティーレンズ紹介では純正以外の選択肢を確認できます。
2本のレンズを持ち歩くときには、どちらをカメラに付けた状態で移動するかによって撮影の流れが変わります。観光地や街角では14-42mmを付けておき、遠くの建築物の細部や花壇の奥にある花を撮りたいときだけ40-150mmへ交換すると、日常の撮影を軽快に進められます。反対に、イベントや動物園のように遠距離の被写体が中心なら望遠ズームを先に装着する方がシャッターチャンスを逃しにくくなります。レンズ交換に時間がかかることもあるため、撮影場所や被写体が変わる見込みを考えてセットを使い分けることが大切です。
夜景・人物・動画で知っておきたい得意と不得意
E-P7は4K動画の30p、25p、24pに対応し、フルHDでは60pと50pでも記録できます。旅行先の景色や身近な人物を短い動画に残す用途では、静止画だけに機能を限定する必要がありません。背面には角度を変えられるタッチモニターがあり、低い位置や高い位置からの撮影にも対応できます。一方、内蔵の電子ビューファインダーはないため、強い日差しの中で背面モニターが見えにくい場面では撮影姿勢や画面の角度に工夫が必要です。
AFには121点のコントラストAFが採用され、顔優先や瞳優先AFも利用できます。静止した風景、料理、ポートレートなどを落ち着いて撮影する用途では扱いやすい一方、動きが速く不規則な野鳥やスポーツでは新しい位相差AF搭載機と得意分野が異なります。星の撮影についても長時間露光やライブコンポジットを活用する道はありますが、新型PENに追加された星空AFなどの機能をE-P7にもあるものとして混同しないことが重要です。新型の星空関連機能については、OM SYSTEM PENの星空撮影完全ガイドで対応機能を区別して解説しています。
使い方を考えると、E-P7はシャッターを切るまでの準備を短くしやすいカメラでもあります。日中の街歩きなら標準ズームを付け、絞り優先AEとISOオートを選んでおけば、背景をどの程度写すかを考えながら軽快に撮影できます。動く人物を撮るときにはシャッタースピードを速くする必要がありますが、静物を中心に撮る日には手ぶれ補正を利用して落ち着いて構図を整えられます。自分が普段撮るものに合う設定を把握しておくことが、豊富な機能をすべて使おうとすること以上に、撮影の満足度につながります。
新型OM SYSTEM PENと比較してもE-P7を選ぶ価値はあるか
E-P7を検討するときには、後継の流れに位置づけられる新しいOM SYSTEM PENと比較する意味があります。新型は内蔵EVFや像面位相差AF、防滴性能などを備え、撮影機能が拡張されています。一方、E-P7は本体がより軽く、必要な機能を絞ったシンプルな構成が特徴です。新しいカメラの機能をすべて求めるか、普段持ち歩いて写真を撮るための軽さを優先するかによって、選び方は変わってきます。
EVF・AF・防滴性能の違いを整理する
新しいOM SYSTEM PENには約236万ドットの電子ビューファインダーが内蔵されていますが、E-P7には内蔵EVFがありません。明るい屋外でファインダーを覗いて構図を決めたり、顔の近くでカメラを固定したりする撮り方を好む人にとって、新型のEVFは実用面の違いになります。AF方式も新型が121点オールクロス像面位相差AFとコントラストAFを組み合わせるのに対し、E-P7は121点コントラストAFです。動く被写体へピントを合わせ続ける用途では、この方式の違いが判断材料になります。
耐候性能にも差があり、新しいPENは対応レンズと組み合わせた防滴性能を備えています。E-P7は防滴対応として案内されていないため、雨や水しぶきにさらされる環境での使用を前提とした機種ではありません。また、新型は電池とカードを含む重量が約393gで、E-P7の約337gより56g重くなっています。細かな仕様を含む比較は、OM SYSTEM PENの進化を徹底解説した記事に掲載しています。
ダブルズームキットの販売順位を考えるうえでは、交換レンズを購入後すぐに使えることも見逃せません。ボディだけを選ぶ場合、マウントに対応するレンズの種類や焦点距離、明るさを一から調べる必要があります。2本のレンズが最初から付属していれば、広角と望遠で写真の印象がどのように変わるかを実際に試せます。その体験を通じて標準域をよく使うと分かったら小型単焦点、もっと遠くを撮りたいと感じたら別の望遠レンズという形で、次の機材選びの方向性も明確になります。
価格だけでなく写真の撮り方で選ぶ
購入を考えるときに必要なのは、ランキングの順位が高い製品を機械的に選ぶことではありません。街角を歩きながら静止した建物や料理を撮影する人と、動きの速い子どもやペットを追い続けたい人では、重視する性能が異なります。前者であればE-P7の小型軽量ボディ、ボディー内手ぶれ補正、カラー・モノクロプロファイルコントロールが魅力になります。後者では新型の位相差AFやファインダーの方が大きな価値を持つ場合があります。
E-P7にはSDカードのUHS-II対応など、新型と単純な上下関係にならない仕様もあります。撮影の中心が写真か動画か、単焦点を好むかズームを多用するかによっても、使いやすい組み合わせは変わります。新型PENを含めた選択では、欲しい機能を増やすために本体サイズや予算が変化する点を具体的に見ておくと比較しやすくなります。新型を購入して後悔しやすい用途については、OM SYSTEM PENを買ってはいけない理由と購入前の注意点で掘り下げています。
中古や長期使用では電池・レンズ・動作を確認する
E-P7は現在も販売ランキングに登場する一方、中古品として購入を検討する人もいるカメラです。中古のボディを選ぶ場合には、外装の傷だけで判断せず、シャッター、前後のダイヤル、液晶のチルト機構、タッチ操作、SDカードへの記録など、日常使用に関わる部分を確認したいところです。電池室や端子周辺の状態、センサーの汚れ、付属するレンズの作動にも注意が必要です。特に電動ズーム付きの14-42mm EZは、電源を入れたときに正しく繰り出され、ズーム操作が正常に行えるかが大切になります。
E-P7の電池はBLS-50で、メーカーが示す撮影可能枚数は約360枚です。新しいOM SYSTEM PENはBLS-7を使用するため、両者のバッテリーを同じものとして扱うことはできません。レンズマウントは共通のマイクロフォーサーズなので、互換する交換レンズを生かしながら本体を選ぶ方法はありますが、充電器や電池まで共通になるわけではありません。電源系統の世代差は、OM SYSTEM PENのバッテリーと互換性の解説でも確認できます。
中古のダブルズームキットを探す場合には、ボディがきれいでもレンズ2本の状態を個別に確認する価値があります。レンズ内部のカビや曇り、ズームリングの動き、AFの動作、前玉と後玉の状態などは、それぞれ独立した確認項目です。E-P7で使うSDカードの記録状態やカメラ内での再生も確かめれば、撮影から保存までの基本動作を一通り見られます。さらに付属電池の状態や充電方法を把握しておくと、持ち出した先で電池切れに困る場面を減らしやすくなります。
まとめ
OLYMPUS PEN E-P7が販売ランキング5位に入ったのは、BCNの9月月間・型番別集計におけるシルバーのEZダブルズームキットです。同じ期間のシリーズ別ランキングでは7位であり、両者は集計方法が異なるため順位が一致しません。この結果から、ソニーやキヤノンの製品が並ぶ市場でも、クラシカルなデザインを持つ小型マイクロフォーサーズ機が実際に購入されていることが分かります。
E-P7には約2030万画素のLive MOSセンサー、最大4.5段のボディー内5軸手ぶれ補正、カラー・モノクロプロファイルコントロールがあり、日常の写真撮影を楽しむための機能が充実しています。5位に入ったダブルズームキットは薄型の標準ズームと望遠ズームを組み合わせ、旅行から身近な被写体まで撮影範囲を広げられる構成です。新しいOM SYSTEM PENはEVF、AF、防滴などで進化していますが、E-P7の軽さや撮影スタイルには独自の魅力があります。販売順位をきっかけに製品を見直すことで、性能表の数字だけでは見えてこないPENの価値を確認できます。



