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Megadap M2RFとは?ライカMレンズをEOS RでAF化する仕組みと使い方

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Megadap M2RFとは?ライカMレンズをEOS RでAF化する仕組みと使い方 アクセサリー

Megadap M2RFとは?ライカMレンズをEOS RでAF化する仕組みと使い方

Megadap M2RFは、ライカMマウントのマニュアルフォーカスレンズを、キヤノンのRFマウントを採用したEOS RシリーズでAF撮影できるようにする電子マウントアダプターです。ライカ純正レンズのほか、フォクトレンダーVM、ツァイスZMなどのMマウントレンズにも対応します。

一般的なマウントアダプターは、異なるマウント間のフランジバックを調整し、レンズを装着できる状態にする部品です。M2RFは内部にモーターと駆動機構を搭載し、装着したレンズ全体を前後へ動かしてピントを合わせます。レンズ側にAFモーターや電子接点がない古いMマウントレンズでも、EOS RシリーズのAFシステムを利用できる点が大きな特徴です。

キヤノン純正のEF-EOS Rマウントアダプターは、EFレンズの電子制御を維持したままEOS Rシリーズへ装着する製品です。M2RFは、電子制御を持たないMFレンズをアダプターの駆動によってAF化するため、目的と構造が異なります。EFレンズ用アダプターの種類と仕組みは、EF-EOS Rアダプターで広がる撮影の可能性 ミラーレスでEFレンズを活かす秘訣で解説しています。

M2RFは瞳AF、近接撮影、EXIF記録に対応し、最大4種類のレンズデータを登録できます。Mマウントレンズの描写を生かしながら、ピント合わせの負担を減らしたい人に向く製品です。

RFマウントでは、純正RFレンズに加えてサードパーティ製のAFレンズ、MFレンズ、マウントアダプターの選択肢も増えています。現在のサードパーティ製品の種類と選び方は、RFマウント サードパーティレンズの実力 純正にない選択肢で広がる撮影の自由度で確認できます。

ヤマガラライブ!

Megadap M2RFがライカMレンズをAF化する仕組み

  • レンズ全体を前後に動かしてピントを合わせる仕組み
  • EOS RシリーズのAFシステムを利用する方法
  • Mマウントレンズで近接撮影できる理由

レンズ全体を前後に動かしてピントを合わせる仕組み

ライカMマウントレンズの多くは、レンズ内部のフォーカス機構を撮影者が手で動かしてピントを合わせます。レンズにはAFモーターがなく、カメラからフォーカス位置を指示する電子接点もありません。M2RFはレンズの内部機構を操作せず、マウントアダプター自体を伸縮させることで、レンズ全体と撮像面の距離を変化させます。

M2RFの内部には、カスタム設計されたモーター、減速機構、電子式の駆動機構が組み込まれています。カメラが検出したピント位置に応じてモーターが動き、アダプター前面に装着されたレンズを繰り出したり収納したりします。センサーによってアダプターの位置を把握し、レンズの移動量を制御する構造です。

この方式では、Mマウントレンズのフォーカスリングを無限遠位置に合わせた状態から、アダプター側が必要な距離だけレンズを前方へ移動させます。無限遠ではレンズが撮像面に近い位置に収まり、近距離では前方へ繰り出されます。レンズ自体の焦点距離や光学設計は変わりません。撮像面に対するレンズの位置を動かし、合焦位置を変更しています。

レンズ内部にある一部の光学群を動かすRFレンズとは駆動条件が異なります。M2RFでは鏡筒を含むレンズ全体を動かすため、レンズの重量、フォーカス位置、アダプターの移動量がAF動作に影響します。小型で軽量なMマウントレンズは、この仕組みと組み合わせやすいレンズです。

EOS RシリーズのAFシステムを利用する方法

M2RFをRFマウントのカメラへ装着すると、アダプターの電子接点を通じてカメラと通信します。撮像センサー上でカメラがピントのずれを検出し、その結果に従ってM2RFのモーターがレンズ位置を調整します。撮影者はEOS Rシリーズの画面上でAF位置を選び、シャッターボタン半押しやAF-ONボタンによってAFを作動させます。

M2RFは瞳検出や被写体追尾を含むEOS RシリーズのAF機能を利用できます。人物撮影ではカメラが人物の瞳を検出し、選ばれた瞳へピントが合うようにアダプターがレンズを移動させます。開放F値が明るいMマウントレンズでは被写界深度が浅くなり、マニュアルフォーカスで瞳へ正確に合わせる作業が難しくなります。50mm F1.4や50mm F1.2などをポートレート撮影で使う際に、瞳検出を利用できることは大きな利点です。

AFの指示と被写体検出はカメラ側が担当し、実際のレンズ移動はM2RFが担当します。カメラのAF性能が高い機種では被写体の検出を素早く行えますが、最終的なピント移動速度には、M2RFの駆動速度と装着レンズの重量も関係します。RFレンズと同じ構造でAFを行う製品ではないため、撮影時にはアダプターがレンズを前後へ動かす時間を含めて考えます。

静止した人物、ゆっくり動く人物、街角の被写体、テーブルフォトなどでは、被写体を画面内で指定して撮影できます。ピント位置を少しずつ移動させる場面では、マニュアルフォーカスを続ける負担を減らせます。Mマウントレンズの絞り操作は手動のまま残るため、絞りリングで被写界深度を決め、ピント合わせをM2RFへ任せる使い方になります。

Mマウントレンズで近接撮影できる理由

ライカMマウントレンズには、最短撮影距離が約0.7mに設定された製品が数多くあります。レンジファインダーカメラの距離計と連動する設計では、近距離側の制約があり、一般的なミラーレス用レンズほど被写体へ近づけない製品もあります。

M2RFはアダプター部分を最大4.5mm繰り出せます。レンズ本来の最短撮影位置からさらにレンズ全体を前方へ移動できるため、レンズ単体で使用した場合の最短撮影距離を超えて被写体へ近づけます。中間リングを追加したときと同じ方向にレンズ位置が変化し、撮影倍率が高くなります。

近接撮影では、M2RFをMFモードに切り替え、AF・MFボタンをダブルクリックします。アダプターが最も伸びた位置まで移動してマニュアルマクロモードに入り、レンズのフォーカスリングも最短撮影距離側へ動かすことで、最大の近接効果を得られます。通常撮影へ戻す際はボタンを1回押し、AFモードへ切り替えます。

繰り出し量による効果は、装着するレンズの焦点距離によって変わります。広角レンズでは撮影距離が大きく短縮されやすく、標準レンズでもテーブル上の小物や花を大きく写しやすくなります。マクロレンズと同じ撮影倍率を得る機能ではありませんが、Mマウントレンズの撮影範囲を近距離側へ広げる機能として利用できます。

Megadap M2RFの装着方法と初期設定

  • M2RFをEOS Rシリーズへ装着する手順
  • フォーカスリングを無限遠に合わせる理由
  • レンズとカメラの絞り値を一致させる方法

M2RFをEOS Rシリーズへ装着する手順

M2RFを使用するときは、最初にカメラの電源を切ります。M2RFのRFマウント側をEOS Rシリーズのボディへ装着し、ロックされたことを確認します。その後、M2RFの前面へMマウントレンズを装着します。レンズとアダプターの指標を合わせ、回転が止まる位置まで確実に取り付けます。

メーカーの初回使用手順では、50mm F1.4または50mm F2のMマウントレンズが推奨されています。工場出荷時に50mmレンズのデータが登録されているため、初めて動作を確認するときに設定を合わせやすい組み合わせです。レンズを装着したら、フォーカスリングを無限遠の「∞」位置に合わせてからカメラの電源を入れます。

次に、レンズの絞りリングをF1.4、F2、F2.8、F4のいずれかへ合わせます。M2RF側面の絞りダイヤルを動かし、カメラ画面に表示されるF値をレンズの実際のF値と一致させます。表示とレンズの目盛りが同じことを確認したら、AFを作動させて撮影します。

レンズ交換時も同じ手順を使います。カメラの電源を切り、M2RFの動作が停止してからレンズを外します。新しいレンズを取り付け、フォーカスリング、登録レンズデータ、絞り値を合わせてから撮影を開始します。M2RFは一般的な機械式アダプターと異なり、レンズ情報とアダプター位置を管理して動作するため、レンズ交換後の設定確認が重要です。

フォーカスリングを無限遠に合わせる理由

M2RFのAF動作は、レンズのフォーカスリングを無限遠位置へ合わせた状態を基準とします。無限遠位置では、レンズ内部のフォーカス機構が撮像面に近い側へ収まります。M2RFはその位置からレンズ全体を前方へ繰り出し、近距離側へピントを移動させます。

レンズ側のフォーカスリングが近距離位置にあると、レンズ内部ですでに光学系が前へ移動しています。その状態からM2RFもレンズ全体を前へ動かすと、カメラが指示した位置と実際の合焦位置の関係がずれます。AFが合焦位置を探して往復したり、遠距離へピントを合わせられなくなったりします。装着後にフォーカスリングを無限遠へ合わせることが基本手順です。

フォーカスリングの回転量が大きいレンズでは、撮影距離に合わせてリング位置を調整する方法もあります。アダプターだけの移動範囲で合焦できない距離では、レンズ側のフォーカスリングを補助的に動かし、合焦範囲を移動させます。この操作を行う場面では、レンズ側で大まかな距離を決め、M2RFで最終的なピントを合わせます。

カメラバッグから取り出した際には、フォーカスリングが無限遠位置から動いていないか確認します。Mマウントレンズはフォーカスリングの操作が軽い製品もあり、収納中に位置が変わることがあります。AFの動きが急に不安定になった場合は、電源や接点とあわせてフォーカスリングの位置を確認します。

レンズとカメラの絞り値を一致させる方法

Mマウントレンズの絞りは、レンズに付いている絞りリングで直接操作します。M2RFはレンズ内部の絞り羽根を動かせません。カメラ側でF値を変更しても、レンズの絞り羽根は連動しないため、実際の露出と被写界深度はレンズ側の設定によって決まります。

カメラ画面に表示されるF値は、M2RFへ登録されたレンズデータとアダプターの絞りダイヤルによって設定されます。レンズの絞りをF2にした場合は、カメラ画面の表示もF2へ合わせます。実際の絞りと表示値を一致させることで、M2RFが設定された条件でAFを制御し、撮影画像のEXIFにもF値を記録できます。

レンズの実際の絞り値とカメラ表示値が一致していない場合、AFが合焦位置を探し続けたり、狙った位置からずれたりする原因になります。撮影開始前に、レンズの絞り目盛り、M2RFの絞りダイヤル、カメラ画面の表示を順番に確認します。

M2RFでは、1つのレンズデータにつき4つの絞り値を登録できます。開放F1.4のレンズであれば、F1.4、F2、F2.8、F4など、使用頻度の高い値を設定します。カメラ表示とEXIFを正しく合わせるには、実際に使うF値をあらかじめ登録しておくと管理しやすくなります。

AF・MF・レンズデータを操作する方法

  • AFモードとMFモードを切り替える方法
  • 4種類のレンズデータを切り替える方法
  • M2RF Custom Toolでレンズ情報を登録する方法

AFモードとMFモードを切り替える方法

M2RFには、AF・MFマルチファンクションボタンが搭載されています。ボタンを1回押すと、M2RFのAFモードとMFモードが切り替わります。AFモードでは、EOS Rシリーズから受け取ったフォーカス指示に従ってアダプターが伸縮します。

MFモードへ切り替えると、M2RFは無限遠側の収納位置まで戻ります。この状態ではアダプターによるAF駆動が停止し、撮影者がレンズのフォーカスリングを操作してピントを合わせます。拡大表示やフォーカスピーキングなど、カメラ側で利用できるマニュアルフォーカス補助機能と組み合わせて撮影できます。

EOS RシリーズでMF撮影を行う際は、フォーカスピーキングの表示色や拡大倍率も設定できます。EOS RPにおけるMFへの切り替えと補助機能は、EOS RPのMF切り替えで秘術のようなフォーカスコントロールをで解説しています。

AFで大まかにピントを合わせた後、MFへ切り替えて微調整する使い方もできます。ボタン操作によってAFとMFを切り替えられるため、カメラメニューを開く必要はありません。ガラス越しの撮影、細い枝の奥にいる被写体、前景が多い構図など、カメラが意図した被写体を選びにくい場面ではMFが役立ちます。

MFモード中にボタンをダブルクリックすると、M2RFが最大位置まで伸び、マニュアルマクロモードへ切り替わります。近接撮影が終わった後にボタンを1回押すと、アダプターが通常のAF位置へ戻ります。ボタンの1回押し、長押し、ダブルクリックには別々の機能が割り当てられています。

4種類のレンズデータを切り替える方法

M2RFには、A、B、C、Dの4つのレンズデータグループを保存できます。工場出荷時には、Leica Summilux-M 50mm F1.4 ASPH.、Leica Summicron-M 35mm F2 ASPH.、ZEISS Biogon T* 25mm F2.8 ZM、Voigtländer NOKTON 50mm F1.2 Aspherical IIのデータが登録されています。

レンズデータを切り替える際は、カメラの撮影モードをMまたはAvに設定します。M2RFのAF・MFボタンを3秒間長押しすると、レンズデータ切り替えモードに入ります。カメラの絞りダイヤルを操作し、AはF2.2、BはF2.5、CはF2.8、DはF3.2のコードを選びます。

使うグループのコードを表示した状態で写真を1枚撮影し、カメラの電源を切ります。M2RFが収納位置まで戻るのを待ち、再び電源を入れると選択したレンズデータが読み込まれます。F2.2、F2.5、F2.8、F3.2という数値は、撮影時の実絞りを示す値ではありません。AからDまでのデータグループを選択するためのコードです。

切り替え後は試し撮りを行い、再生画面の撮影情報から焦点距離とレンズ名を確認します。EOS Rシリーズの撮影情報表示に焦点距離を表示する設定を有効にすれば、撮影画面上でも現在選ばれているデータを確認できます。複数のMマウントレンズを使う場合は、AからDへ登録したレンズ名を記録しておくと、選択間違いを防げます。

M2RF Custom Toolでレンズ情報を登録する方法

M2RF Custom Toolは、M2RFへレンズデータを登録するための公式ソフトウェアです。Windows版とmacOS版が用意され、付属の接続ケーブルを使ってM2RFとパソコンを接続します。ソフトウェアがアダプターを認識すると、製品型番、シリアル番号、ファームウェアバージョン、現在の設定状態を確認できます。

各グループには、レンズ名、焦点距離、4つの絞り値を登録できます。たとえば、Voigtländer NOKTON 35mm F1.2を登録する場合は、レンズ名、35mmという焦点距離、F1.2、F1.4、F2、F2.8などの使用頻度が高い絞り値を入力します。4つの絞り値は小さい値から順番に登録します。

設定が終わったら、保存操作によってデータをM2RFへ書き込みます。登録内容は電源を切った後も保持されるため、毎回パソコンへ接続する必要はありません。レンズ交換時はカメラ上でAからDのグループを選ぶだけで、登録した焦点距離と絞り値を呼び出せます。

焦点距離の登録は、撮影画像の整理に加え、ボディ内手ブレ補正を搭載したカメラで使用レンズの焦点距離を認識させるうえでも重要です。レンズ名と焦点距離を正確に登録し、装着レンズと同じグループを選択します。設定後は数枚撮影し、EXIFへ意図した情報が記録されていることを確認します。

Megadap M2RFの対応レンズと購入前の注意点

  • ライカ・フォクトレンダー・ツァイスの対応レンズ
  • 500g以下のレンズが推奨される理由
  • M2RFが向いている撮影とAF性能の考え方

ライカ・フォクトレンダー・ツァイスの対応レンズ

M2RFは、ライカMマウントを採用するマニュアルフォーカスレンズに対応します。ライカ純正のMレンズに加え、フォクトレンダーVM、ツァイスZM、その他のMマウント互換レンズを装着できます。レンズ側に電子接点やAFモーターは必要ありません。

M2RFが行うのは、レンズ全体の前後移動です。そのため、メーカーや製造年代が異なるレンズでも、Mマウントの寸法で装着でき、重量と鏡筒形状が適切であればAF化の対象になります。絞りリングとフォーカスリングは、従来どおり手動で操作します。レンズ本来の光学系を変更せずに、ピント合わせをアダプター側へ追加する仕組みです。

最初に組み合わせるレンズとして扱いやすいのは、35mmまたは50mmの小型単焦点レンズです。鏡筒が短く、重量が軽いレンズは、アダプターのモーターが動かす負荷を抑えられます。50mm F1.4、50mm F2、35mm F2などは工場出荷時のデータも用意され、初期設定を確認しやすい組み合わせです。

沈胴式レンズ、後玉や鏡筒がマウント面から大きく突出するレンズ、特殊な連動機構を持つレンズは、装着前に干渉を確認します。マウントへ取り付けられても、アダプター内部やカメラ側へ接触する形状では使用できません。レンズを回した際に強い抵抗を感じた場合は装着を進めず、マウント周辺の形状を確認します。

RFマウント用のサードパーティ製レンズには、AF対応、MF専用、電子接点付き、電子接点なしなどの違いがあります。センサーサイズ、絞り操作、EXIF、手ブレ補正を含む確認項目は、RFマウントのサードパーティ製フルサイズレンズの選び方 EOS Rシリーズで使う前に確認することで整理しています。

500g以下のレンズが推奨される理由

メーカーは、M2RFへ装着するレンズについて500g以下を推奨しています。M2RFはレンズを固定する機械部品であると同時に、レンズ全体を前後へ移動させる駆動装置です。レンズが重くなると、モーター、ギア、駆動機構、マウント接合部へ加わる負荷が大きくなります。

重量が増えると、静止しているレンズを動かし始める際の力と、移動中のレンズを停止させる力が必要になります。カメラを上向きや下向きに構えた場合は、レンズの重さがアダプターの移動方向へ直接加わります。AF速度や停止位置の安定性にも影響するため、重量制限はマウントの固定強度だけを示す数値ではありません。

500gに近いレンズを使用するときは、レンズ部分を手で支え、アダプターへ荷重を集中させない持ち方が適しています。カメラだけを握ってレンズを下へぶら下げたり、レンズを持ってボディをぶら下げたりする扱いは避けます。三脚へ固定する場合も、重心が前へ偏る組み合わせでは、カメラ底面だけに負荷が集まらないようにします。

マウントアダプターを使うと、カメラとレンズの間に部品が加わり、全長、重量、重心、操作感が変わります。キヤノン純正アダプターを例にした重量バランスやAFの注意点は、Canon(キヤノン)マウントアダプターのデメリット EF-EOS RでEFレンズを使う注意点で解説しています。

小型のMマウントレンズは、M2RFの特性を生かしやすい組み合わせです。Mマウントには、明るい開放F値を持ちながら全長と重量を抑えた単焦点レンズが数多くあります。購入前にはレンズの公称重量を確認し、フード、フィルター、追加アダプターを含めた実際の重量も考慮します。

M2RFが向いている撮影とAF性能の考え方

M2RFは、ポートレート、スナップ、旅行、静物、風景など、被写体の動きを予測しやすい撮影に向きます。瞳検出を利用できるため、開放F値が明るいMマウントレンズで人物を撮影する際に、瞳へピントを合わせる作業を効率化できます。最短撮影距離を短縮できるため、料理、小物、花などの近接撮影にも活用できます。

AF性能を考える際は、カメラが被写体を検出する速さと、M2RFがレンズを移動させる速さを分けて見ます。EOS Rシリーズが瞳を素早く検出しても、重量のあるレンズを遠距離位置から近距離位置まで動かすには時間が必要です。動きの速い被写体では、レンズ全体を何度も前後へ移動させる必要があります。

人物が立ち止まっているポートレート、歩く速度のスナップ、構図を決めて撮る静物では、M2RFのAF機能を使いやすくなります。高速で接近するスポーツ、飛翔する野鳥、不規則に動く被写体では、ピント移動量と駆動回数が増えます。連写速度だけで判断せず、1枚ごとの合焦を確認しながら撮影します。

動画撮影では、レンズ全体が動くことで画角や重心がわずかに変化し、モーターの作動も続きます。固定した被写体へのピント合わせや、撮影開始前のAFには利用できます。連続して前後移動する人物を長時間追う撮影では、事前にAFの動き、作動音、映像内のピント変化を確認します。

M2RFは、RFレンズと同じAF性能をMマウントレンズへ与える製品ではありません。Mマウントレンズの描写と手動絞りを残しながら、EOS Rシリーズの被写体検出とAF操作を利用する製品です。この役割を理解して撮影用途を選ぶと、M2RFの特徴を生かせます。

まとめ

Megadap M2RFは、ライカMマウントのマニュアルフォーカスレンズをEOS Rシリーズへ装着し、レンズ全体を前後へ動かしてAF撮影を実現する電子マウントアダプターです。ライカ、フォクトレンダー、ツァイスなどのMマウントレンズに対応し、瞳検出、近接撮影、レンズ情報のEXIF記録を利用できます。

使用時は、レンズのフォーカスリングを無限遠へ合わせ、レンズの実絞りとカメラ画面のF値を一致させます。M2RF Custom Toolでは最大4種類のレンズ名、焦点距離、絞り値を登録でき、装着レンズに合わせてカメラ上からデータを切り替えられます。

装着するレンズは500g以下が推奨されています。小型の35mmや50mmのMマウントレンズは、M2RFの駆動方式と組み合わせやすく、ポートレート、スナップ、旅行、静物撮影でAFの利便性を生かせます。Mマウントレンズの絞り操作と描写を残しながら、EOS Rシリーズのピント合わせを取り入れられる点がM2RFの中心的な価値です。

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