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EOS RPのおすすめ設定 AF・露出・ボタン操作を用途別に解説

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EOS RPのおすすめ設定 AF・露出・ボタン操作を用途別に解説 カメラ

EOS RPのおすすめ設定 AF・露出・ボタン操作を用途別に解説

EOS RPは、約2620万画素のフルサイズセンサーを搭載しながら、小型軽量にまとめられたEOS Rシリーズのミラーレスカメラです。人物、旅行、風景、料理、商品、スナップ、動画まで幅広く使えます。

EOS RPは設定項目が多く、購入直後のまま使うと、AF、露出、シャッター方式、手ブレ対策、ボタン操作を十分に活用できないことがあります。撮影目的に合わせて基本設定を整えると、ピント合わせと露出変更が速くなり、撮影失敗も減らせます。

この記事では、EOS RPのおすすめ設定を、最初に変更する項目、静止画、人物、風景、スナップ、子ども・ペット、暗所、動画、ボタンカスタマイズ、C1・C2・C3の登録例まで詳しく解説します。

  1. EOS RPで最初に変更したい基本設定
    1. 記録画質と画像の保存形式を決める
    2. カードなしレリーズと画像確認を変更する
    3. ファインダーと液晶の表示を整理する
  2. EOS RPの静止画おすすめ設定
    1. 普段は絞り優先AEとISOオートを使う
    2. 被写体に合わせてAF動作を変更する
    3. 電子先幕と電子シャッターを使い分ける
  3. EOS RPのAFおすすめ設定
    1. 人物は顔+追尾優先AFと瞳検出を使う
    2. 商品や風景は1点AFを使う
    3. AF方式をボタンで素早く切り替える
  4. 人物・ポートレートのおすすめ設定
    1. 瞳検出とサーボAFを基本にする
    2. シャッタースピードを1/250秒以上にする
    3. 背景ボケと被写界深度を調整する
  5. 風景・建築のおすすめ設定
    1. ISO100とF8前後を基本にする
    2. ヒストグラムと水準器を表示する
    3. 三脚とセルフタイマーを活用する
  6. 旅行・スナップのおすすめ設定
    1. 絞り優先AEとISOオートで素早く撮る
    2. 最低シャッタースピードを1/250秒にする
    3. 小型レンズでEOS RPの軽さを活かす
  7. 子ども・ペット・動体撮影のおすすめ設定
    1. サーボAFと連続撮影を使う
    2. シャッタースピードを1/500秒以上にする
    3. EOS RPの連写性能に合う撮り方をする
  8. 暗所・夜景のおすすめ設定
    1. 明るい単焦点とISOオートを使う
    2. 静止した被写体はシャッタースピードを下げる
    3. 夜景ではRAWと露出補正を活用する
  9. EOS RPの動画おすすめ設定
    1. フルHDを基本に用途で4Kを選ぶ
    2. 動画サーボAFと顔検出を使う
    3. 手ブレ・音声・バッテリーを確認する
  10. EOS RPのボタン・ダイヤルおすすめ設定
    1. M-FnボタンへISO感度やAF方式を割り当てる
    2. 十字キーへ撮影機能を登録する
    3. コントロールリングを露出補正に使う
  11. C1・C2・C3のおすすめ登録例
    1. C1は人物・日常撮影用にする
    2. C2は子ども・ペット用にする
    3. C3は風景・夜景・商品撮影用にする
  12. EOS RPで後悔しないレンズ設定と運用
    1. 手ブレ補正の有無からシャッタースピードを決める
    2. RFレンズとEFレンズを用途で使い分ける
    3. 小型軽量な構成を維持する
  13. まとめ

EOS RPで最初に変更したい基本設定

  • 記録画質と画像の保存形式を決める
  • カードなしレリーズと画像確認を変更する
  • ファインダーと液晶の表示を整理する

記録画質と画像の保存形式を決める

最初に設定する項目は、静止画の記録画質です。撮影後に露出、色、ホワイトバランス、ノイズ、シャープネスを調整する場合はRAWを選びます。ファイル容量を抑えながらRAW現像の自由度を残したい場合はC-RAWが使いやすくなります。

普段の撮影にはC-RAW+JPEGラージがおすすめです。C-RAWは通常のRAWと比べて容量を抑えやすく、旅行、家族写真、商品撮影、ブログ用写真など、枚数が増える撮影にも向いています。

撮影後に現像を行わず、そのままスマートフォンへ転送する場合はJPEGだけでも使えます。明るさや色を後から調整する可能性がある場合は、C-RAWも同時に保存しておくと安心です。

作品撮影、風景、夜景、商品撮影など、画質を優先する場面では通常のRAWを選びます。保存容量と編集の自由度を考え、日常はC-RAW、重要な撮影はRAWという使い分けが実用的です。

カードなしレリーズと画像確認を変更する

カードなしレリーズは「しない」に設定します。SDカードが入っていない状態でシャッターが切れると、撮影したように見えても画像は保存されません。カードの入れ忘れによる失敗を防ぐため、最初に変更します。

撮影直後の画像確認時間は、人物、商品、料理、風景では2秒程度が使いやすくなります。表情、目のピント、明るさ、構図を確認し、必要な場合はすぐに撮り直せます。

子ども、ペット、鉄道、動物など、次の動きを追い続けたい場合は画像確認を「切」にします。撮影のたびに画像が表示されると、ファインダー内で被写体を見失うことがあります。

再生時の拡大表示は、ピントを合わせた位置から拡大できる設定にすると便利です。人物では瞳、商品ではロゴ、風景では遠景の細部を素早く確認できます。

ファインダーと液晶の表示を整理する

撮影画面には、ヒストグラム、水準器、露出情報、AF方式、ホワイトバランス、ドライブモードなどを表示できます。すべてを表示すると被写体が見にくくなるため、用途に必要な情報だけを残します。

人物やスナップでは、シャッタースピード、F値、ISO感度、露出補正、AF枠を確認できる簡潔な画面が使いやすくなります。風景や建築では、水準器とヒストグラムを表示すると、傾きと白飛びを確認できます。

露出シミュレーションは有効にします。撮影前のファインダーや液晶に、実際の写真に近い明るさが表示されるため、露出補正の結果を確認しながら撮影できます。

外部ストロボを使う場合は、露出シミュレーションによって画面が暗くなることがあります。ストロボ撮影用の設定をCモードへ登録し、通常撮影と分けると扱いやすくなります。

EOS RPの静止画おすすめ設定

  • 普段は絞り優先AEとISOオートを使う
  • 被写体に合わせてAF動作を変更する
  • 電子先幕と電子シャッターを使い分ける

普段は絞り優先AEとISOオートを使う

人物、旅行、料理、花、商品、日常スナップでは、絞り優先AEとISOオートが使いやすい設定です。撮影者がF値を決め、カメラがシャッタースピードとISO感度を調整します。

人物や花の背景をぼかしたい場合は、F1.8からF2.8付近を基準にします。複数人の人物を撮る場合はF4からF8、風景ではF8前後に設定すると、必要な範囲へピントを合わせやすくなります。

ISOオート時の最低シャッタースピードも設定します。静止した人物は1/250秒、歩く人物や子どもは1/500秒、ペットや速く動く被写体は1/1000秒前後が基準です。

暗い場所でISO感度が上がることを避けてシャッタースピードを遅くすると、人物や動物がぶれることがあります。動く被写体では、多少ISO感度が上がってもシャッタースピードを確保します。

被写体に合わせてAF動作を変更する

風景、建築、商品、小物など、動かない被写体にはワンショットAFを使います。一度ピントが合うと固定されるため、構図を確認しながら撮影できます。

人物、子ども、ペット、動物など、少しでも動く可能性がある被写体にはサーボAFを使います。シャッターボタンを半押ししている間、被写体の距離変化に合わせてピントを調整します。

人物撮影では、顔+追尾優先AFと瞳検出を使います。開放F1.2やF1.8のレンズでは、被写界深度が浅くなります。瞳の位置が少し変わっただけでもピントが外れるため、サーボAFと瞳検出の組み合わせが有効です。

商品、花、料理、枝の間にいる動物など、狙う位置が決まっている場合は1点AFを使います。カメラが背景や別の物へ反応するときは、AF範囲を狭くすると目的の場所へ合わせやすくなります。

電子先幕と電子シャッターを使い分ける

EOS RPの普段の撮影では、電子先幕シャッターを基本にします。人物、風景、商品、料理、旅行など、多くの撮影へ対応できます。

静音撮影モードでは電子シャッターを使えます。式典、舞台、静かな室内、寝ている子どもや動物など、シャッター音を抑えたい場面に役立ちます。

電子シャッターでは、速く動く被写体やカメラを大きく振る撮影で、被写体が傾いて写ることがあります。鉄道、スポーツ、走る動物などでは、試し撮りを確認します。

LED照明や蛍光灯の下では、画像に明暗の縞が出ることがあります。室内撮影で縞が出る場合は、電子先幕へ切り替え、シャッタースピードも調整します。

EOS RPのAFおすすめ設定

  • 人物は顔+追尾優先AFと瞳検出を使う
  • 商品や風景は1点AFを使う
  • AF方式をボタンで素早く切り替える

人物は顔+追尾優先AFと瞳検出を使う

人物撮影では、顔+追尾優先AF、サーボAF、瞳検出を基本にします。カメラが顔を検出し、瞳へAF枠を移動します。人物が前後へ動いても、サーボAFが距離変化へ追従します。

一人の人物を撮る場合は、顔と瞳を検出した状態で構図を作ります。複数人がいる場合は、十字キーやタッチ操作で撮影したい人物を選びます。

横顔、帽子、眼鏡、逆光などで瞳を検出しにくい場合は、顔の周辺へAF枠を置きます。顔検出に任せ続けるだけでなく、1点AFへ切り替えられるようにしておくと対応できます。

人物が画面内で小さい場合は、最初に顔の近くへAF枠を移動します。被写体が大きくなった後に瞳検出が働きやすくなります。

商品や風景は1点AFを使う

商品、料理、花、小物、風景では、どこへピントを合わせるかを撮影者が決める必要があります。1点AFを使うと、ロゴ、目、花の雄しべ、料理の手前側など、狙った位置へ合わせられます。

風景では、画面の手前だけへピントを合わせると、遠景がぼけることがあります。F8前後へ絞り、手前と遠景の距離を確認しながらAF位置を決めます。

商品撮影では、ロゴや商品の正面へピントを合わせます。斜めから撮る場合は、商品の前後へ必要な被写界深度が得られるようにF値を調整します。

花や料理を開放F値で撮る場合は、ピントが合う範囲が狭くなります。拡大表示を使い、最も見せたい部分へ正確に合わせます。

AF方式をボタンで素早く切り替える

顔+追尾優先AFと1点AFを頻繁に使う場合は、AF方式の変更をM-Fnボタンや十字キーへ割り当てます。メニューを開かず、撮影画面のまま切り替えられます。

人物を撮っている途中で料理や商品を撮る場合、顔+追尾優先AFから1点AFへ素早く変更できます。旅行やイベントでは被写体が頻繁に変わるため、切り替え操作の短縮が役立ちます。

使用しないAF方式を選択候補から外すと、切り替え回数を減らせます。顔+追尾優先AF、1点AF、ゾーンAFの三つ程度へ絞ると分かりやすくなります。

AF方式を増やしすぎると、目的の方式へ移動するまでに時間がかかります。実際に使う方式だけを残します。

人物・ポートレートのおすすめ設定

  • 瞳検出とサーボAFを基本にする
  • シャッタースピードを1/250秒以上にする
  • 背景ボケと被写界深度を調整する

瞳検出とサーボAFを基本にする

人物撮影では、絞り優先AE、ISOオート、サーボAF、顔+追尾優先AF、瞳検出、低速連続撮影を基本にします。

静止している人物でも、呼吸、表情、姿勢によって瞳の位置は少しずつ変わります。サーボAFを使うと、その変化に合わせてピントを調整できます。

連写は低速連続撮影が使いやすくなります。数枚ずつ撮影すると、まばたきや表情の違いから良い一枚を選べます。

背景の人物や写真へAFが移る場合は、タッチ操作で主役を選ぶか、1点AFへ切り替えます。撮影する人物をカメラへ明確に指定することが重要です。

シャッタースピードを1/250秒以上にする

静止した人物でも、目、口、髪、手は動きます。シャッタースピードは1/250秒を基準にします。歩く人物、子ども、表情が頻繁に変わる撮影では1/500秒以上に設定します。

85mmや100mmなどの中望遠レンズを使う場合は、構図の揺れも大きくなります。手ブレ補正のないEOS RPでは、焦点距離に合わせて速いシャッタースピードを確保します。

暗い室内で1/250秒を維持すると、ISO感度が上がることがあります。ISO感度を抑えて人物がぶれる写真を撮るより、ISO感度を上げて表情を止める設定が実用的です。

ストロボを使う場合は、同調速度と周囲の明るさを確認します。ストロボ光だけで人物を止める場合と、自然光を残す場合でシャッタースピードを調整します。

背景ボケと被写界深度を調整する

一人の人物を大きく撮る場合は、F1.8からF2.8付近を使うと背景をぼかせます。被写体と背景の距離を広げ、撮影者が人物へ近づくと、背景ボケが大きくなります。

顔を斜めから撮る場合、開放F値では片方の目だけにピントが合うことがあります。両目を明瞭に写したい場合は、F2.8からF4付近へ絞ります。

複数人を並べて撮る場合は、F4からF8付近を基準にします。人物の前後位置が大きくずれると、絞っても全員へピントが合いにくくなります。可能な範囲で同じ距離へ並んでもらいます。

RF50mm F1.8 STMは小型軽量で、EOS RPと組み合わせやすい人物用レンズです。RF85mm F2 MACRO IS STMは、屋外のポートレートや接写にも対応します。

風景・建築のおすすめ設定

  • ISO100とF8前後を基本にする
  • ヒストグラムと水準器を表示する
  • 三脚とセルフタイマーを活用する

ISO100とF8前後を基本にする

風景撮影では、絞り優先AEまたはマニュアル露出、ISO100、F8前後を基本にします。手前から遠景まで広くピントを合わせたい場合は、F11付近まで絞ります。

F16やF22まで絞ると、回折によって細部の解像感が低下することがあります。必要な被写界深度を確認し、F8からF11付近を中心に使います。

手持ち撮影では、EOS RPにボディ内手ブレ補正がないため、シャッタースピードを確認します。広角レンズでも1/焦点距離秒だけを目安にせず、構図の安定を考えて少し速めに設定します。

暗くなった場合はISO感度を上げるか、三脚を使います。手持ちのままシャッタースピードを遅くすると、建物や遠景の細部が甘くなることがあります。

ヒストグラムと水準器を表示する

風景では、ヒストグラムを表示して白飛びを確認します。空、雲、雪、水面、白い建物などは明るくなりやすく、階調が失われることがあります。

ヒストグラムが右端へ大きく接触している場合は、露出補正をマイナス側へ動かします。RAWで撮影しておくと、暗部を撮影後に調整しやすくなります。

建築、海、地平線では水準器を表示します。撮影時に水平を整えると、後からトリミングする量を減らせます。

広角レンズでは、カメラを上や下へ傾けると建物が大きく傾いて見えます。画面中央の垂直線を確認し、必要に応じて少し後ろへ下がります。

三脚とセルフタイマーを活用する

夕景、夜景、滝、川、星空などでは三脚を使います。ISO100を維持し、長いシャッタースピードで撮影すると、ノイズを抑えた写真を作れます。

シャッターボタンを押す振動を防ぐため、2秒セルフタイマーまたはリモート撮影を使います。Camera Connectを使えば、スマートフォンからシャッターを操作できます。

レンズ内手ブレ補正を搭載したレンズでは、三脚使用時の補正状態を確認します。長時間露光では、補正を切った画像と比較すると判断しやすくなります。

風や振動のある場所では、三脚自体が揺れます。脚を低くし、センターポールを伸ばしすぎず、ストラップが風で揺れないようにします。

旅行・スナップのおすすめ設定

  • 絞り優先AEとISOオートで素早く撮る
  • 最低シャッタースピードを1/250秒にする
  • 小型レンズでEOS RPの軽さを活かす

絞り優先AEとISOオートで素早く撮る

旅行や街歩きでは、絞り優先AE、ISOオート、サーボAF、顔+追尾優先AF、低速連続撮影を基本にします。被写体が変わっても、F値と露出補正を中心に操作できます。

F値はF4からF8付近が使いやすくなります。人物、建物、料理、風景へ対応しやすく、ピントが合う範囲も確保できます。

人物や動物が現れた場合は顔+追尾優先AF、料理や看板を撮る場合は1点AFへ切り替えます。AF方式をボタンへ登録しておくと、メニュー操作を減らせます。

ホワイトバランスはオートを基本にします。室内の電球色を残したい場合は雰囲気優先、白い商品や料理を自然に見せたい場合は白優先を使います。

最低シャッタースピードを1/250秒にする

旅行中は歩きながら撮影することが多く、構図も安定しにくくなります。ISOオート時の最低シャッタースピードを1/250秒前後に設定すると、手ブレと被写体ブレを抑えやすくなります。

静止した風景だけを撮る場合は、1/125秒程度まで下げられます。人物、子ども、動物を撮る場合は1/250秒から1/500秒を使います。

暗い店内や夕方ではISO感度が上がります。EOS RPはフルサイズセンサーを搭載しているため、必要なシャッタースピードを確保し、撮影後にノイズを調整する方法が実用的です。

広角レンズでも、片手撮影や歩きながらの撮影では手ブレが発生します。シャッタースピードと構え方を同時に意識します。

小型レンズでEOS RPの軽さを活かす

EOS RPの魅力は、小型軽量なフルサイズボディです。RF28mm F2.8 STM、RF50mm F1.8 STM、RF16mm F2.8 STMなどの小型単焦点を組み合わせると、旅行や街歩きへ持ち出しやすくなります。

RF28mm F2.8 STMは、街歩き、風景、料理、人物を含むスナップに使いやすい画角です。パンケーキ型で、EOS RPを小さなバッグへ収納しやすくします。

RF50mm F1.8 STMは、人物、料理、花、夜景に向いています。F1.8の明るさによって、暗い場所でもシャッタースピードを確保しやすくなります。

RF16mm F2.8 STMは、建築、室内、風景、星空に適しています。標準ズームでは収まらない広い範囲を撮影できます。

子ども・ペット・動体撮影のおすすめ設定

  • サーボAFと連続撮影を使う
  • シャッタースピードを1/500秒以上にする
  • EOS RPの連写性能に合う撮り方をする

サーボAFと連続撮影を使う

子ども、犬、猫、動物などを撮影する場合は、サーボAFと連続撮影を使います。被写体が前後へ動いても、AFが距離の変化に追従します。

人物には顔+追尾優先AFと瞳検出を使います。犬や猫では、顔の周辺へAF枠を置き、追尾が外れた場合に備えて1点AFへ切り替えられるようにします。

連続撮影を使うと、走る姿、表情、ジャンプなどの瞬間を複数枚から選べます。短い連写を繰り返すと、似た画像が増えすぎることを防げます。

撮影直後の画像確認は「切」にします。次の動きを追い続け、撮影が終わった後にまとめて確認します。

シャッタースピードを1/500秒以上にする

歩く子どもやペットは1/500秒、走る動物や速い動きは1/1000秒以上を基準にします。手ブレ補正だけでは、被写体自身の動きを止められません。

室内で1/1000秒を使うとISO感度が大きく上がる場合があります。被写体の速度に合わせ、1/500秒から1/1000秒の範囲で調整します。

マニュアル露出とISOオートを組み合わせると、シャッタースピードとF値を固定し、明るさの変化をISO感度へ任せられます。

屋外では1/1000秒、室内では1/500秒という設定をCモードへ登録しておくと、撮影場所が変わったときに素早く対応できます。

EOS RPの連写性能に合う撮り方をする

EOS RPは、動体撮影を主目的とした高速連写機ではありません。連写速度だけを頼りに長時間シャッターを押し続ける撮り方は、得意分野ではありません。

子どもがジャンプする瞬間、ペットが振り向く瞬間、列車が構図へ入る瞬間など、動きが起こる直前から短く連写します。

被写体の行動を観察し、次の動きを予測すると、少ない連写枚数でも決定的な瞬間を撮りやすくなります。構図へ入る位置を先に決め、被写体が到達したところで撮影します。

野鳥の飛翔や本格的なスポーツ撮影を中心にする場合は、EOS R6、EOS R7、EOS R10なども候補になります。EOS RPは人物、旅行、風景、日常撮影を中心に、時々動体も撮る使い方に適しています。

暗所・夜景のおすすめ設定

  • 明るい単焦点とISOオートを使う
  • 静止した被写体はシャッタースピードを下げる
  • 夜景ではRAWと露出補正を活用する

明るい単焦点とISOオートを使う

室内、夕方、夜の街では、F値の小さい単焦点が役立ちます。RF50mm F1.8 STM、RF35mm F1.8 MACRO IS STM、RF28mm F2.8 STMなどを使うと、多くの光を取り込めます。

人物や動物を撮る場合は、絞りを開き、シャッタースピードを1/250秒から1/500秒に設定します。ISO感度はオートにし、被写体ブレを防ぎます。

静止した建物や料理では、シャッタースピードを少し下げられます。レンズ内手ブレ補正がある場合は、手ブレを抑えながらISO感度を下げられます。

EOS RPにはボディ内手ブレ補正がないため、手ブレ補正を搭載していないレンズでは構え方とシャッタースピードが重要です。

静止した被写体はシャッタースピードを下げる

夜景、建物、静物では、被写体が動かないため、人物撮影ほど高速なシャッタースピードは必要ありません。カメラを安定させ、1/60秒、1/30秒、さらに遅い速度を試します。

壁、柱、机などへカメラや腕を固定すると、手ブレを抑えられます。ストラップを張り、両脇を締めて撮影すると安定します。

三脚を使える場合はISO100へ下げ、長時間露光を行います。2秒セルフタイマーを使い、シャッターボタンを押した振動を防ぎます。

車や人物の光跡を残したい場合は、数秒のシャッタースピードを使います。撮影画像を確認しながら、露光時間を調整します。

夜景ではRAWと露出補正を活用する

夜景は明暗差が大きく、看板や照明が白飛びしやすくなります。RAWで撮影し、ヒストグラムを確認します。

明るい看板や街灯の階調を残す場合は、露出補正をマイナス側へ設定します。暗部はRAW現像で明るくできます。

画面全体を明るくしすぎると、夜らしい雰囲気が失われます。黒い部分を完全に持ち上げず、照明と影の差を残すと立体感が出ます。

ホワイトバランスはオートを基準にし、街灯の色を強く残したい場合は撮影後に調整します。RAWで保存しておけば、色温度を柔軟に変更できます。

EOS RPの動画おすすめ設定

  • フルHDを基本に用途で4Kを選ぶ
  • 動画サーボAFと顔検出を使う
  • 手ブレ・音声・バッテリーを確認する

フルHDを基本に用途で4Kを選ぶ

EOS RPで日常、家族、商品紹介、YouTube用の動画を撮る場合は、フルHDを基本にすると扱いやすくなります。データ容量を抑えやすく、AFや編集の負担も少なくなります。

4K動画は細部を高精細に記録できますが、画角が狭くなり、AF方式にも制約があります。広い室内、自撮り、動く人物を撮影する場合は、フルHDの方が扱いやすい場面があります。

固定した風景、商品、建築、遠くの被写体を高精細に残したい場合は4Kを使えます。撮影前に画角とAFの動作を確認します。

30pで撮影する場合は1/60秒、60pでは1/125秒を基準にします。明るい屋外で絞りを開ける場合は、NDフィルターを使って露出を調整します。

動画サーボAFと顔検出を使う

人物動画では、動画サーボAFと顔検出を使います。人物が前後へ動いても、カメラが顔へピントを合わせ続けます。

商品紹介で人物から商品へピントを移す場合は、液晶画面をタッチしてAF位置を変更します。移動速度を確認し、ピントが急に変わりすぎる場合は撮影方法を調整します。

固定した商品や風景を撮る場合は、AFを合わせた後にMFへ切り替える方法もあります。撮影中に背景へピントが移ることを防げます。

動画開始前に数秒のテスト撮影を行い、顔検出、ピント移動、レンズ駆動音を確認します。

手ブレ・音声・バッテリーを確認する

EOS RPにはボディ内手ブレ補正がありません。手持ち動画では、IS搭載レンズ、動画電子IS、三脚、ジンバルなどを使います。

動画電子ISを有効にすると画角が狭くなります。自撮りや室内撮影では、使用するレンズの広角側に余裕があるか確認します。

内蔵マイクでは、風、ボタン操作、レンズのAF駆動音が記録されることがあります。会話や解説を重視する場合は外部マイクを使います。

EOS RPはLP-E17バッテリーを使用します。動画、Wi-Fi通信、液晶表示を続けると消費が増えるため、長時間撮影では予備バッテリーを用意します。

EOS RPのボタン・ダイヤルおすすめ設定

  • M-FnボタンへISO感度やAF方式を割り当てる
  • 十字キーへ撮影機能を登録する
  • コントロールリングを露出補正に使う

M-FnボタンへISO感度やAF方式を割り当てる

M-Fnボタンには、撮影中に頻繁に変更する機能を割り当てます。ISO感度、AF方式、ドライブモードなどが候補です。

絞り優先AEとISOオートを中心に使う場合は、AF方式の変更を割り当てると便利です。顔+追尾優先AFと1点AFを素早く切り替えられます。

マニュアル露出を使う場合は、ISO感度を割り当てると操作しやすくなります。ファインダーを見ながら、シャッタースピード、絞り、ISO感度を調整できます。

複数の機能を一つのボタンへ詰め込まず、最も使用頻度の高い機能を選びます。

十字キーへ撮影機能を登録する

十字キーには、ホワイトバランス、ドライブモード、AF動作、AF方式などを割り当てられます。頻繁に使う機能を直接呼び出せるようにします。

人物と風景を切り替える場合は、AF動作やAF方式の変更が役立ちます。単写と連続撮影を頻繁に変える場合は、ドライブモードを割り当てます。

ボタンへ多くの機能を登録すると、どこに何を設定したか分からなくなることがあります。最初は二つ程度から始め、必要な機能だけ追加します。

カメラを家族と共用する場合は、標準操作に近い配置を残します。自分だけで使う場合は、撮影内容に合わせて積極的に変更できます。

コントロールリングを露出補正に使う

RFレンズやコントロールリングマウントアダプターを使う場合は、コントロールリングへ露出補正を割り当てると便利です。

絞り優先AEでF値をメインダイヤル、露出補正をコントロールリングへ割り当てると、二つの操作を独立して行えます。

逆光の人物、白い建物、暗い室内など、明るさが変わる場面で、ファインダーを見たまま露出を調整できます。

誤操作が多い場合は、シャッターボタン半押し中だけ有効にする設定や、ISO感度など別の機能への変更も検討します。

C1・C2・C3のおすすめ登録例

  • C1は人物・日常撮影用にする
  • C2は子ども・ペット用にする
  • C3は風景・夜景・商品撮影用にする

C1は人物・日常撮影用にする

C1には、人物、旅行、料理、日常スナップ用の設定を登録します。絞り優先AE、ISOオート、最低シャッタースピード1/250秒、サーボAF、顔+追尾優先AF、瞳検出、低速連続撮影を基準にします。

記録画質はC-RAW+JPEG、ホワイトバランスはオート、露出補正はコントロールリングへ割り当てます。

人物が歩く場面や子どもを撮る場合は、最低シャッタースピードを1/500秒へ変更します。

普段の撮影をC1へ登録すると、設定を変更した後でもモードダイヤルをC1へ戻すだけで基準状態を呼び出せます。

C2は子ども・ペット用にする

C2には、子ども、犬、猫、動物などの動体撮影用設定を登録します。マニュアル露出、ISOオート、1/500秒から1/1000秒、サーボAF、連続撮影を基準にします。

人物には顔+追尾優先AFと瞳検出を使います。ペットではゾーンAFまたは1点AFも切り替えられるようにします。

撮影直後の画像確認は「切」にし、被写体を追い続けます。記録画質はC-RAWを使うと、連続撮影時の容量を抑えられます。

屋外用に1/1000秒、室内用に1/500秒を基準とし、撮影場所に合わせて調整します。

C3は風景・夜景・商品撮影用にする

C3には、風景、夜景、商品、三脚撮影用の設定を登録します。絞り優先AEまたはマニュアル露出、ISO100、ワンショットAF、1点AF、単写を基準にします。

風景ではF8、水準器、ヒストグラムを表示します。夜景では2秒セルフタイマーを設定し、三脚撮影時の振動を抑えます。

商品撮影では、ホワイトバランスを固定し、照明条件が変わらない限り同じ色で撮影できるようにします。

動画を頻繁に使う場合は、C3を動画用へ変更しても構いません。撮影頻度の高い三種類を登録します。

EOS RPで後悔しないレンズ設定と運用

  • 手ブレ補正の有無からシャッタースピードを決める
  • RFレンズとEFレンズを用途で使い分ける
  • 小型軽量な構成を維持する

手ブレ補正の有無からシャッタースピードを決める

EOS RPにはボディ内手ブレ補正がありません。ISを搭載したレンズではレンズ内手ブレ補正を使い、ISのないレンズではシャッタースピードを速めます。

RF35mm F1.8 MACRO IS STM、RF85mm F2 MACRO IS STM、RF24-105mm F4-7.1 IS STMなどは、レンズ内手ブレ補正を搭載しています。静止した被写体ではシャッタースピードを下げやすくなります。

RF50mm F1.8 STM、RF28mm F2.8 STM、RF16mm F2.8 STMにはレンズ内手ブレ補正がありません。暗所では絞りを開き、ISO感度を上げてシャッタースピードを確保します。

人物や動物では、手ブレ補正の有無にかかわらず、被写体を止めるシャッタースピードが必要です。

RFレンズとEFレンズを用途で使い分ける

EOS RPでは、RFレンズを直接装着できます。マウントアダプター EF-EOS Rを使えば、EFレンズとEF-Sレンズも使用できます。

EF50mm F1.8 STM、EF85mm F1.8 USM、EF24-105mm F4L IS USMなど、中古価格を抑えやすいEFレンズを活用できます。

EF-Sレンズを装着すると、EOS RPはクロップ撮影になります。画角と記録画素数が変わるため、フルサイズセンサー全体を使いたい場合はRFレンズまたはEFレンズを選びます。

アダプターを使うと全長と重量が増えます。EOS RPの小型軽量を活かす場合は、RF単焦点や小型ズームが扱いやすくなります。

小型軽量な構成を維持する

EOS RPへ大型のLレンズを装着すると高い描写性能を得られますが、ボディの小ささに対してレンズが重くなります。右手だけで支えず、左手でレンズを下から支えます。

旅行、散歩、日常撮影では、RF28mm F2.8 STM、RF50mm F1.8 STM、RF16mm F2.8 STMが小型軽量です。

一本で幅広く撮影する場合は、RF24-105mm F4-7.1 IS STMも候補です。広角から中望遠まで対応し、レンズ内手ブレ補正も使えます。

EOS RPを選ぶ理由が軽さであれば、レンズ、バッグ、ストラップを含むシステム全体を小さく保つことが重要です。

まとめ

EOS RPのおすすめ設定は、記録画質、カードなしレリーズ、画像確認、AF、露出、シャッター方式、ボタンカスタマイズ、C1・C2・C3の順に整えると分かりやすくなります。

人物、旅行、料理、日常撮影では、絞り優先AE、ISOオート、最低シャッタースピード1/250秒、サーボAF、顔+追尾優先AF、瞳検出、低速連続撮影を基本にします。

風景、建築、商品では、ISO100、F8前後、ワンショットAF、1点AF、水準器、ヒストグラムを使います。夜景や長時間露光では三脚と2秒セルフタイマーを利用します。

子ども、ペット、動物では、サーボAF、連続撮影、1/500秒から1/1000秒を使います。EOS RPの連写性能を考え、動きが起こる直前から短く連写します。

ボタンには、AF方式、ISO感度、ドライブモード、露出補正など、撮影中に頻繁に変更する機能を割り当てます。C1へ人物と日常、C2へ動体、C3へ風景や商品を登録すると、撮影内容が変わっても素早く設定を呼び出せます。

EOS RPは、用途に合った設定と小型レンズを組み合わせることで、軽量なフルサイズカメラとして長く活用できます。

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