EOS R2・R4・R9はなぜない?キヤノンEOS Rシリーズの数字の意味を解説
キヤノンのEOS Rシリーズを並べると、R1、R3、R5、R6、R7、R8、R10、R50、R100という不思議な数字の並びになります。R1の次にR2がなく、R3の次にはR4がなく、R8の次にはR9がなくR10へ飛びます。一般的な製品名の感覚なら「なぜ番号を飛ばすのか」「R2・R4・R9は欠番なのか」と疑問に感じますが、EOS Rシリーズの数字は発売順を示す通し番号ではありません。それぞれの数字が、その機種の役割やシリーズとしての位置づけを示す名称として使われています。
この考え方はEOS Rシリーズで突然始まったものでもありません。キヤノンの一眼レフ時代にもEOS-1D、EOS 5D、EOS 6D、EOS 7Dという主要シリーズが存在しましたが、EOS 2D、3D、4D、8D、9Dを順番に発売したわけではありませんでした。さらにEOS Rシリーズでは、フルサイズのR6、APS-CのR7、小型フルサイズのR8というように、数字が連続していてもセンサーサイズや用途は異なります。この記事では、EOS R2・R4・R9がなぜ存在しないのかを入口に、R1からR100までの数字がどのように使われているのか、一眼レフ時代との関係、将来空いている番号が使われる可能性まで整理します。
EOS R2・R4・R9がない理由は数字が通し番号ではないから
EOS Rシリーズは発売された順番に数字を付けていない
EOS Rシリーズの数字を理解するときに最初に押さえたいのは、発売順と数字が一致していないことです。EOS Rシステム最初のフルサイズミラーレスは2018年に登場した「EOS R」で、その次にはEOS RPが登場しました。その後、R5、R6、R3、R7、R10、R50、R8、R100などが追加されており、R1、R2、R3と順番に製品化されたわけではありません。つまり「R3があるなら先にR2があったはず」「R8まで来たから次はR9」という考え方は、EOS Rシリーズの命名方法には当てはまりません。
数字はそれぞれの製品をラインアップの中で識別するために使われています。R1にはフラッグシップ、R5には高画素を含む上位フルサイズ、R6には総合型フルサイズ、R7には高性能APS-C、R8には小型フルサイズというように、それぞれ異なる役割があります。EOS Rシリーズ全体の数字と位置づけは、EOS Rシリーズの数字の違い|R1・R5・R6・R7・R8・R10・R50・R100の位置づけで詳しく整理しています。
数字の大小だけで完全な上下関係を表しているわけでもない
EOS R1がフラッグシップなので、数字が小さいほど上位と考えると一部は分かりやすくなります。しかし、その考え方だけではR7とR8の関係を説明できません。EOS R7は約3250万画素のAPS-Cセンサーを搭載し、高速連写、デュアルカードスロット、ボディ内手振れ補正などを備えたAPS-C上位機です。一方、EOS R8系はフルサイズセンサーを搭載しながら小型軽量を重視したシリーズです。数字ではR7の次にR8がありますが、単純にR7の性能を少し落としてR8にしたわけではありません。
R10、R50、R100でも同じで、数字の大小だけで画質や機能のすべてを順位づけすることはできません。センサーサイズ、操作性、連写、動画、ボディサイズ、価格帯などを組み合わせて、それぞれ異なる利用者を想定しています。EOS Rシリーズを数字だけでなく撮影目的から見る場合は、EOS Rシリーズ完全ガイド|R1・R5 Mark II・R6 Mark III・R8 Mark II・R7を比較を見ると関係が分かりやすくなります。
R2・R4・R9には公式な「欠番理由」が設定されているわけではない
R2、R4、R9について、「この番号はこの理由で使わない」とキヤノンが個別に命名規則を公表しているわけではありません。現在確認できるのは、EOS Rシリーズが連番方式ではなく、製品の役割に応じて数字を使っているという事実です。そのため、R4がないことを永久欠番と考える必要もなく、逆にR4が空いているから次に必ず登場すると考えることもできません。
将来、新しい製品カテゴリーを作る必要が生じれば、現在使われていない数字が採用される余地はあります。一方、既存のR1、R3、R5、R6、R7、R8などを世代更新するだけでラインアップを構成できるなら、空いている数字を使わないまま進むことも考えられます。EOS Rシリーズがどのように機種を増やしてきたかは、EOS Rシリーズ徹底解説|R1・R5・R6・R8 Mark IIの違いと選び方で確認できます。
なぜR1の次にR2がなくR3なのか
R1の「1」は一眼レフ時代から続くフラッグシップの数字
EOS Rシリーズで最も意味が明確な数字が「1」です。キヤノンはフィルム一眼レフからデジタル一眼レフまで、EOS-1シリーズを最上位機として展開してきました。デジタル時代にはEOS-1D、EOS-1D X、EOS-1D X Mark II、EOS-1D X Mark IIIなどが登場し、報道、スポーツ、野生動物など一瞬を逃せない撮影現場を中心に使われてきました。EOS Rシステムでもその系譜を受け継いだ名称がEOS R1です。
そのため「1」は単なる最初の番号ではなく、EOSの中でフラッグシップを示す歴史を持っています。EOS R1も高画素だけを追求する機種ではなく、高速読み出し、AF、連写、ファインダー、通信、操作性などを総合的に高めた高速撮影向けの最上位モデルです。EOS R1の具体的な特徴は、EOS R1徹底解説|最高約40コマ/秒連写・クロスAF・画質・動画性能で詳しく紹介しています。
R3はEOS-1シリーズとEOS 5シリーズの間へ追加された新しいライン
EOS R3が登場したとき、キヤノンは既存のEOS-1シリーズとEOS 5シリーズに加わる新しいラインとしてR3を位置づけました。つまりR3という名称は、三番目に発売されたから付けられたものではありません。縦位置グリップ一体型のボディ、積層型フルサイズセンサー、高速連写、視線入力などを採用し、高速動体撮影を強く意識した製品として新しい位置が与えられました。
この事例を見ると、キヤノンは数字の空きを順番に埋めるのではなく、新しい製品の役割に合う数字を選んでいることが分かります。R3はR1とR5の数字上の中間にありますが、単純に両者の性能を半分ずつ持つ機種ではありません。高速撮影に特化した独自の性格があります。高速連写を中心にEOSを比較する場合は、キヤノン高速連写ランキングTOP10|歴代EOSを1秒あたりのコマ数で比較でも各シリーズの違いを確認できます。
R2が登場するにはR1とR3とは違う役割が必要になる
数字だけを見ればR1とR3の間にはR2を置けます。しかし製品としてR2を作るには、単に数字が空いているだけでは足りません。R1はフラッグシップ、R3は高速動体撮影を強く意識した上位機としてすでに存在しているため、その間へさらに一機種を加えるなら、利用者、価格帯、センサー、ボディ構造、撮影用途などで独自の意味が必要になります。
将来、R1ほど大型・最上位ではなく、R3とも異なる新しい上位シリーズを作ることになればR2という名称を使う可能性は考えられますが、数字が空いていること自体は登場の根拠にはなりません。EOS R1からR8までのフルサイズ機が現在どのように役割分担しているかは、EOS Rシリーズ徹底解説|R1・R5・R6・R8 Mark IIの違いと選び方で整理しています。
なぜR3とR5の間にR4がないのか
R5の「5」はEOS 5Dから受け継がれた重要な数字
R5の「5」はEOS Rシリーズになって新しく作られた数字ではありません。2005年に登場したEOS 5Dから、EOS 5D Mark II、Mark III、Mark IVへ続き、フルサイズの本格撮影機として長い歴史を持っています。ミラーレスへ移行してもこの「5」は消えず、EOS R5、EOS R5 Mark IIへ受け継がれました。
このためR5という名称には、単にR4より一つ上、R6より一つ下という意味以上に、キヤノンの本格フルサイズ「5シリーズ」という歴史があります。高画素、静止画、動画、高速撮影を高い水準でまとめる現在のR5系にも、その位置づけが引き継がれています。EOS 5DからR5 Mark IIまでの流れは、キヤノン「5の系譜」とは?EOS 5DからR5 Mark IIへ受け継がれた20年の歴史で詳しく紹介しています。
R3とR5は数字が近くても単純な上下モデルではない
数字の並びだけならR3、R4、R5と三段階にした方が分かりやすく見えます。しかしR3とR5は、価格と性能だけを一直線に並べたシリーズではありません。R3は高速読み出しや連写、縦位置グリップ一体型ボディ、視線入力などを備え、高速動体を中心にした方向です。R5系は高画素を軸にしながら、連写や動画も高水準にまとめる方向です。
この二つの間にR4を追加する場合、価格だけ中間にしても役割が曖昧になります。R3にもR5にもない明確な撮影目的が必要です。現在のR5 Mark IIがどのような立ち位置にあるかは、EOS R5 Mark IIは買ってはいけない?後悔しやすい人と買う価値がある人で撮影用途別に整理しています。
R4が将来登場する余地はあるが数字だけでは予測できない
現在R4が存在しないからといって、将来も使われないとは決まっていません。R3という新しい一桁シリーズがEOS R時代に追加された実例があるため、新しい撮影カテゴリーが必要になった場合に未使用の数字を採用することは考えられます。しかし、R4を使うならR3やR5とは違う理由が必要になります。
例えば既存シリーズとは異なるセンサー構成、静止画への極端な特化、小型の上位機など、新しい製品の方向が生まれれば別シリーズを設定する意味が出てきます。一方、R3やR5の世代更新で対応できるならR4を作る必要はありません。EOS Rシリーズの現行機種がどのように住み分けているかは、EOS Rシリーズの数字の違い|R1・R5・R6・R7・R8・R10・R50・R100の位置づけを見ると全体像を把握できます。
R6・R7・R8と続くのになぜR9がないのか
R6・R7・R8は数字が連続していても別の性格を持つ
R6、R7、R8だけを見ると、キヤノンがこの部分では数字を一つずつ並べているように見えます。しかし中身を見ると三機種はまったく同じ階段上に並んでいるわけではありません。R6系はフルサイズの総合型、R7は高画素APS-C、R8系は小型軽量フルサイズです。センサーサイズからしてR6とR8はフルサイズ、R7はAPS-Cなので、数字が一つ変わるごとに同じ設計を少しずつ簡略化しているわけではありません。
EOS R6 Mark IIIでは約3250万画素フルサイズ、高速連写、動画機能などを組み合わせ、幅広い撮影を担う主力モデルになっています。R6系の性格については、EOS R6 Mark III徹底解説|3250万画素フルサイズと7K動画のスタンダード機で詳しく紹介しています。
R7は高性能APS-Cという独立した役割を持つ
EOS R7は約3250万画素のAPS-Cセンサーを搭載し、電子シャッター最高約30コマ/秒、メカシャッターと電子先幕で最高約15コマ/秒、ボディ内手振れ補正、デュアルカードスロットなどを備えています。APS-Cの約1.6倍相当の画角を利用できるため、野鳥、飛行機、鉄道、モータースポーツなど遠くの被写体を大きく撮りたい用途に特徴があります。
つまりR7は「R6より一段性能を落とした機種」ではなく、APS-Cを積極的に使うための上位機です。この存在だけでもEOS Rシリーズの数字を単純な性能順位として読むことが難しいと分かります。R7の特徴については、EOS R7の性能と魅力|3250万画素・高速連写・4K60Pを徹底解説で詳しく解説しています。
R8の次にR9を置かなくてもR10というAPS-Cシリーズが成立する
EOS R8系はフルサイズセンサーを搭載した小型軽量シリーズで、EOS R10はAPS-Cセンサーを搭載した小型ミラーレスです。したがってR8からR10へ数字が飛んでいても、製品ラインとして不足しているとは限りません。R8とR10の間に単純な中間機を置く必要がなければ、R9という名称を使う必要もありません。
現在のR8 Mark IIは約2420万画素フルサイズにボディ内5軸手振れ補正、高速連写、マルチコントローラーなどを組み合わせ、小型フルサイズとして独自の位置を持っています。R8シリーズがどのように進化したかは、EOS R8 Mark IIは何が変わった?R8との違いを徹底比較で確認できます。
R10・R50・R100を見ると数字の使い方がさらに分かる
二桁・三桁になっても単純な性能順位だけではない
EOS R10、R50、R100では、数字が一桁から二桁、三桁へ変わります。大まかにはR10が操作性と撮影性能を重視したAPS-C、R50がより小型軽量なAPS-C、R100がシンプルなエントリー機という違いがあります。そのため、数字が大きくなるほど導入しやすい方向へ進む傾向は見られますが、それだけで機種の特徴を完全に説明できるわけではありません。
例えばEOS R50は小型でも高速連写や被写体検出AFを備え、日常撮影だけでなく子どもやペットなど動きのある被写体にも対応します。さらにR50 Vのような派生シリーズも登場しているため、数字だけでは用途を判断できなくなっています。EOS Rシリーズ全体の数字の読み方は、EOS Rシリーズの数字の違い|R1・R5・R6・R7・R8・R10・R50・R100の位置づけで詳しく整理しています。
R50 Vのように数字以外の文字でも用途を分けている
EOS Rシリーズには数字だけでなく「V」を付けたモデルもあります。EOS R50 Vは動画撮影を強く意識した設計で、同じR50という数字を使いながら通常のR50とは操作性やボディ構成が異なります。このようにキヤノンは、新しい利用目的を表すために必ず新しい数字を一つ追加するわけではありません。
既存シリーズへMark IIやMark IIIを付けて世代を更新する方法もあれば、Vのような文字を付けて用途を分ける方法もあります。このため、R9が空いているから動画向け新機種に使う、R4が空いているから次の高級機に使うといった単純な予測はできません。EOS R50 Vを静止画機として見た場合の特徴は、EOS R50 Vは静止画でも使える?写真撮影の実力とEOS R50との違いで紹介しています。
Mark II・Mark IIIがあるため世代交代でも番号を増やす必要がない
キヤノンは同じシリーズを世代更新するとき、数字を変更せずMark II、Mark IIIなどを付ける方法を使います。EOS R5からR5 Mark II、EOS R6からR6 Mark II、R6 Mark III、EOS R8からR8 Mark IIというように、シリーズとしての役割を維持しながら中身を更新できます。この仕組みがあるため、新モデルを出すたびにR9、R10、R11と番号を進める必要がありません。
数字は世代を示す番号ではなく、シリーズそのものを示します。世代はMark表記で区別し、用途が大きく変われば別の数字や文字を使うという考え方です。R8からR8 Mark IIへの変化を見ると、この構造が分かりやすくなります。詳細はEOS R8 Mark IIは何が変わった?R8との違いを徹底比較で確認できます。
一眼レフ時代からキヤノンの数字は飛び飛びだった
EOS-1D・5D・6D・7Dがあって2D・3D・4Dを順番に作っていない
EOS Rシリーズだけを見ているとR2やR4が存在しないことが特殊に感じられますが、デジタル一眼レフ時代も数字は飛び飛びでした。代表的な一桁DシリーズにはEOS-1D、EOS 5D、EOS 6D、EOS 7Dがあり、それぞれ異なる役割を持っていました。1D系はプロ向け最上位、5D系は本格フルサイズ、6D系は小型フルサイズ、7D系は高性能APS-Cという分け方です。
ここでも2D、3D、4D、8D、9Dを順番に埋める考え方はありませんでした。EOS RシリーズのR1、R5、R6、R7などを見ると、ミラーレス時代になっても過去のEOSシリーズの命名文化がある程度受け継がれていることが分かります。「5」の歴史については、キヤノン「5の系譜」とは?EOS 5DからR5 Mark IIへ受け継がれた20年の歴史で詳しく紹介しています。
「5」や「1」は番号というよりシリーズのブランドとして機能している
長くEOSを使ってきた人にとって、「1」と聞けばプロ向け最上位、「5」と聞けば本格的なフルサイズというイメージがあります。キヤノンがミラーレスへ移行したときにこれらの数字を残したことで、一眼レフから移行する利用者も製品の位置づけを理解しやすくなりました。もしEOS Rの登場を機にすべての数字を一から振り直していたら、過去のEOSシリーズとの連続性が分かりにくくなっていたはずです。
そのため数字は単なる算数上の順番ではなく、製品シリーズを示すブランド名の一部と考える方が実態に近くなります。EOS R1がなぜ「1」なのかは、EOS R1徹底解説|最高約40コマ/秒連写・クロスAF・画質・動画性能を見ると、その役割と合わせて理解できます。
R8のようにEOS R時代に新しい意味を与えられた数字もある
一方、EOS Rシリーズのすべてが一眼レフ時代の名称をそのまま継承しているわけではありません。R8は小型軽量フルサイズという新しい役割を持ち、現在はR8 Mark IIへ世代が進んでいます。過去に主要な「EOS 8Dシリーズ」が存在していたわけではなく、EOS R時代に「8」という数字へ新しい役割が与えられた例です。
このことから、現在使われていないR2、R4、R9も、将来新しい製品カテゴリーが生まれたときに使われる余地があります。ただし、どの番号をどの製品へ使うかは、既存モデルとの関係まで含めて決まるため、番号だけから将来機の内容を予測することはできません。R8 Mark IIの現在の位置づけは、EOS Rシリーズ徹底解説|R1・R5・R6・R8 Mark IIの違いと選び方で他のフルサイズ機と比較できます。
将来EOS R2・R4・R9が登場する可能性
空いている番号は将来使える余地として残っている
R2、R4、R9が現在使われていないことは、将来その名称を使えないという意味ではありません。新しい製品カテゴリーを追加するとき、既存の数字と役割が重ならない名称として採用される可能性はあります。実際、R3はEOS Rシステムで新たに重要な位置を与えられ、R8も小型フルサイズのシリーズとして定着しました。
そのためR2やR4が将来登場しても命名上は不自然ではありません。一方、空き番号は予約済みの製品を意味するものでもないため、「次はR4」「その次はR9」と決めつけることはできません。現在の製品配置を理解するには、EOS Rシリーズの数字の違い|R1・R5・R6・R7・R8・R10・R50・R100の位置づけが参考になります。
新しい番号には既存シリーズと重ならない役割が必要になる
新しいEOS R4を作る場合、R3やR5と何が違うのかを明確にする必要があります。R2ならR1とR3、R9ならR8とR10を含む既存シリーズとの役割分担が必要です。単に価格を中間にするだけでは機種の存在理由が弱く、ユーザーにとってもどれを選べばよいのか分かりにくくなります。
キヤノンが新番号を使うなら、センサー、撮影ジャンル、ボディサイズ、動画機能、操作系などに明確な特徴を持たせる可能性が考えられます。逆に既存シリーズのMark II、Mark III化で対応できれば、番号を増やさずラインアップを維持できます。R5系が世代更新しながら同じ数字を維持している例は、EOS R5 Mark IIは買ってはいけない?後悔しやすい人と買う価値がある人で確認できます。
次のEOSを予想するときは番号よりラインアップの空白を見る
将来のEOS Rシリーズを考えるなら、空いている数字よりも「現在どのようなカメラが足りないか」を見る方が分かりやすくなります。高速動体にはR1やR3、高画素にはR5系、総合型にはR6系、望遠を生かすAPS-CにはR7、小型フルサイズにはR8系、小型APS-CにはR10やR50があります。この中で既存モデルでは対応しにくい新しい需要が生まれたとき、新シリーズを設ける理由ができます。
EOS Rシリーズは数字の穴を埋めるために開発されているわけではありません。撮影用途に合わせて製品を作り、その位置づけを示す名称として数字を使っています。この視点で見ると、R2・R4・R9が現在存在しないことも不自然ではありません。各シリーズを用途から比較する場合は、EOS Rシリーズ完全ガイド|R1・R5 Mark II・R6 Mark III・R8 Mark II・R7を比較で全体を確認できます。
まとめ
EOS R2、EOS R4、EOS R9が存在しない理由を理解するには、EOS Rシリーズの数字を通し番号として考えないことが重要です。EOS RシリーズはR1から順番に数字を埋める方式ではなく、各製品の役割や過去のEOSシリーズとの関係を考えながら名称を付けています。R1はEOS-1シリーズから続くフラッグシップ、R5はEOS 5Dからつながる本格フルサイズの系譜、R6は幅広い用途を担うフルサイズ、R7は高性能APS-C、R8は小型軽量フルサイズというように、それぞれの数字に異なる役割があります。
R6、R7、R8のように数字が連続していても、フルサイズとAPS-Cが混在しているため単純な性能順位ではありません。R8の次がR10だからといってR9が不足しているわけでもなく、R3とR5の間にR4がないから製品構成に穴があるわけでもありません。一眼レフ時代にも1D、5D、6D、7Dという飛び飛びの数字が使われており、キヤノンでは以前から数字をシリーズの位置づけを示す名称として利用してきました。
現在使われていないR2、R4、R9が将来登場する可能性は残っています。新しい撮影カテゴリーが必要になり、既存のR1、R3、R5、R6、R7、R8などでは役割を担えなくなれば、新しい数字を使う意味が生まれます。一方、空いている番号そのものが新製品の予告になっているわけではありません。EOS Rシリーズを見るときは番号を一つずつ埋める発想より、「その数字の機種は何を撮るために存在しているのか」を見る方が、キヤノンのラインアップを理解しやすくなります。


