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Canon EOS 90Dは約3250万画素と10コマ/秒を両立したAPS-C一眼レフ|4K動画にも対応

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Canon EOS 90Dは約3250万画素と10コマ/秒を両立したAPS-C一眼レフ|4K動画にも対応 カメラ

Canon EOS 90Dは約3250万画素と10コマ/秒を両立したAPS-C一眼レフ|4K動画にも対応

Canon EOS 90Dは、2019年に登場したAPS-Cデジタル一眼レフです。約3250万画素CMOSセンサー、DIGIC 8、最高約10コマ/秒の高速連写、45点オールクロスAF、デュアルピクセルCMOS AF、4K動画などを搭載し、EOS 80Dから静止画・動画ともに大幅な性能向上を果たしました。

D00シリーズは長年にわたり、キヤノンのAPS-C一眼レフを代表する中級機として進化を続けてきました。EOS 70DでデュアルピクセルCMOS AF、EOS 80Dで45点AFとフルHD60pが導入され、EOS 90Dでは約3250万画素と最高約10コマ/秒を両立しています。

ミラーレスへの移行が進んだ時期に登場したモデルだけに、一眼レフらしい光学ファインダー撮影と、ミラーレスに近いライブビュー撮影を一台で使い分けられることもEOS 90Dの特徴です。EF・EF-Sレンズを直接使用できるため、現在でもEFレンズ資産を生かすAPS-Cボディとして魅力があります。

  1. EOS 90Dとはどんなカメラなのか
    1. 約3250万画素APS-C CMOSセンサー
    2. DIGIC 8で高画素と高速処理を両立
  2. 最高約10コマ/秒の高速連写
    1. 野鳥やスポーツで使いやすい10コマ/秒
    2. APS-Cの画角と高速連写を組み合わせられる
  3. 45点オールクロスAFを搭載
    1. 一眼レフらしいファインダー撮影を楽しめる
    2. 測距エリアを被写体に合わせて使い分ける
  4. 視野率約100%の光学ファインダー
    1. 構図をファインダー内で追い込める
    2. ライブビューとの使い分けがEOS 90Dの強み
  5. ライブビューではデュアルピクセルCMOS AF
    1. 広い範囲からピント位置を選べる
    2. 顔や瞳を利用した撮影にも対応
  6. ライブビューでは最高約11コマ/秒
    1. 一眼レフとミラーレスの中間的な使い方ができる
    2. バリアングル液晶で撮影位置を自由に変えられる
  7. 4K動画撮影に対応
    1. センサーの横幅を広く使った4K撮影
    2. フルHDではハイフレームレート撮影も可能
  8. EOS 80DからEOS 90Dで何が変わったのか
    1. 約2420万画素から約3250万画素へ
    2. 約7コマ/秒から約10コマ/秒へ
    3. フルHDから4Kへ進化
  9. EF・EF-Sレンズを直接装着できる
    1. EFレンズでは中央部を使える
    2. EF-SレンズならAPS-Cに合わせたシステムを作れる
  10. 約3250万画素を生かすレンズ選び
    1. 単焦点レンズで高画素を楽しむ
    2. 望遠レンズでは高画素とAPS-Cの組み合わせが生きる
  11. 高画素だからこそ手ブレにも注意したい
    1. 望遠ではシャッタースピードを確保する
    2. ピント位置もより重要になる
  12. EOS 90Dを現在使う魅力
    1. EFレンズ資産をそのまま使える
    2. 光学ファインダーとライブビューを両方使える
  13. 中古EOS 90Dを選ぶときの確認点
    1. シャッターと連写の動作を確認する
    2. バリアングル液晶と端子類も確認する
  14. EOS 90Dはどんな撮影に向いているのか
    1. 野鳥撮影
    2. 風景撮影
    3. ポートレート
    4. 動画撮影
  15. D00シリーズの進化をEOS 90Dで振り返る
    1. EOS 70Dから始まったライブビューの進化
    2. EOS 80Dから静止画性能を大幅に強化
    3. ミラーレス時代につながる一眼レフ
  16. まとめ

EOS 90Dとはどんなカメラなのか

EOS 90DはEOS 80Dの後継として登場した中級クラスのAPS-C一眼レフです。EOS 80Dまで受け継がれてきた操作性やバリアングル液晶、45点AF、デュアルピクセルCMOS AFを基本としながら、センサー、連写、画像処理、ライブビュー、動画などを大幅に強化しています。

一眼レフとしての操作感を残しながら、ライブビューでは撮像面AFを利用できるため、光学ファインダーと背面液晶のどちらを使うかによって撮影方法を変えられます。D00シリーズの長い歴史の中でも、静止画と動画の両方を高い水準でまとめたモデルです。

約3250万画素APS-C CMOSセンサー

EOS 90Dには有効約3250万画素のAPS-C CMOSセンサーが搭載されています。EOS 80Dの約2420万画素から大幅に高画素化され、細部をより高精細に記録できるようになりました。

6960×4640ピクセルという大きな画像を記録できるため、風景や商品、野鳥など細部を残したい撮影だけでなく、撮影後に一部を切り出すトリミングにも余裕があります。遠くの被写体を撮影する場合、焦点距離だけでなく高画素を利用して構図を追い込めることもEOS 90Dの強みです。

APS-C一眼レフ全体の特徴については、Canon APS-C一眼レフが選ばれる理由でも詳しく紹介しています。

DIGIC 8で高画素と高速処理を両立

映像エンジンにはDIGIC 8を採用しています。約3250万画素という大きな画像データを処理しながら、最高約10コマ/秒の高速連写や4K動画を実現している点がEOS 80Dからの大きな進化です。

常用ISO感度はISO100~25600で、暗い室内や夕方などでもシャッタースピードを確保しやすくなっています。高画素APS-Cでは1画素あたりの受光面積が小さくなりますが、低感度を中心に使えば約3250万画素の解像力を十分に生かせます。

ISO感度を上げる以外にも、明るいレンズを使用することで暗い場面に対応できます。EFレンズの選び方については、EFマウントAPS-Cで使いたいレンズも参考になります。

最高約10コマ/秒の高速連写

EOS 90Dでは光学ファインダー撮影時に最高約10コマ/秒の高速連写が可能です。EOS 80Dの最高約7コマ/秒から大きく高速化され、スポーツ、野鳥、鉄道、航空機など動きの速い被写体を撮影しやすくなりました。

約3250万画素という高画素と毎秒約10コマという連写速度を同時に実現していることがEOS 90Dの大きな特徴です。一般的には高画素になるほど一枚あたりのデータ量が増えるため、高速連写との両立には高速な画像処理が必要になります。

野鳥やスポーツで使いやすい10コマ/秒

毎秒約10コマで撮影できれば、羽ばたく鳥、走る動物、スポーツ選手の動作、走行する列車など、短時間で姿勢が大きく変化する被写体を連続して記録できます。

連写は単に枚数を増やすための機能ではありません。被写体の姿勢や表情が最も良い瞬間を後から選択できることに意味があります。特に野鳥では翼の位置によって写真の印象が大きく変わるため、高速連写との相性が良好です。

遠くの被写体を撮影するときの焦点距離と距離感については、撮影距離で写真の印象がどう変わるのかでも詳しく解説しています。

APS-Cの画角と高速連写を組み合わせられる

キヤノンAPS-Cでは、装着したレンズの表記焦点距離に対して約1.6倍相当の画角になります。300mmなら約480mm相当、400mmなら約640mm相当、500mmなら約800mm相当の画角です。

この望遠側の画角と最高約10コマ/秒の連写を組み合わせられるため、EOS 90Dは野鳥や航空機など遠距離の動体撮影と相性の良い一眼レフです。フルサイズで同じ画角を得ようとすると、さらに長い焦点距離が必要になります。

EFレンズとEF-SレンズをAPS-Cで使ったときの違いについては、EFレンズとEF-Sレンズの違いでも紹介しています。

45点オールクロスAFを搭載

光学ファインダー撮影では、EOS 80Dから引き続き45点AFを採用しています。対応するレンズでは最大45点すべてがクロス測距となり、縦方向と横方向の両方の線を利用してピントを検出できます。

測距点数そのものはEOS 80Dと同じですが、EOS 90Dでは測光センサーや画像処理の進化によって、光学ファインダーを使った被写体追従も強化されています。

一眼レフらしいファインダー撮影を楽しめる

ミラーレスでは撮像素子上の広い範囲にAFポイントを配置できますが、EOS 90Dの光学ファインダー撮影では専用AFセンサーを使用します。

ファインダー内で被写体を直接見ながらシャッターを切るため、電子映像の表示遅延がありません。鳥が突然飛び立つ場面や高速で移動する車両など、動きを目で追いながら撮影する一眼レフ特有の感覚を楽しめます。

一眼レフという撮影方式そのものの魅力については、キヤノン一眼レフの魅力とEFレンズ資産でも紹介しています。

測距エリアを被写体に合わせて使い分ける

EOS 90Dでは、1点AF、ゾーンAF、ラージゾーンAF、45点自動選択AFなどを被写体に応じて使い分けられます。

ポートレートや静物で狙った位置へ正確にピントを合わせたい場合には1点AF、動く被写体をある程度広い範囲で捉えたい場合にはゾーンAFやラージゾーンAFを利用できます。

AFエリアを広げれば被写体を捕捉しやすくなりますが、撮影者が意図していない場所へカメラが反応することもあります。狙う被写体の大きさや動きに応じてエリアを変えることが重要です。

被写体との位置関係が写真へ与える影響については、被写体との距離で変わる写真表現も参考になります。

視野率約100%の光学ファインダー

EOS 90Dは視野率約100%の光学ファインダーを搭載しています。EOS 80Dでも視野率約100%に達していましたが、EOS 90Dでもこの特徴を受け継いでいます。

ファインダー内で確認した範囲と実際に記録される範囲がほぼ一致するため、画面端まで意識した構図を作りやすくなります。

構図をファインダー内で追い込める

視野率の低いファインダーでは、撮影時には見えていなかった部分が画像の端へ写り込む場合があります。視野率約100%なら、ファインダーで見た構図に近い状態で記録できます。

風景、建築、商品、鉄道など、画面の端まで正確に構成したい撮影では使いやすい特徴です。光学ファインダーは電源を入れている間も電子映像を表示し続ける必要がないため、長時間被写体を待つ撮影にも向いています。

一眼レフとミラーレスの違いまで含めてキヤノンのカメラを探す場合は、キヤノン大全から各シリーズを確認できます。

ライブビューとの使い分けがEOS 90Dの強み

EOS 90Dでは、光学ファインダーだけに撮影方法を限定する必要はありません。ファインダーで動体を追い、静物やローアングルではライブビューへ切り替えるという使い分けができます。

ファインダー撮影とライブビュー撮影ではAF方式そのものが変わるため、一台の中に一眼レフとミラーレスに近い二つの撮影方法が共存しているとも考えられます。

現在のEOS Rシリーズと比較する場合は、Canon EOS Rシリーズ大全も参考になります。

ライブビューではデュアルピクセルCMOS AF

EOS 90DはデュアルピクセルCMOS AFに対応しています。背面液晶を使うライブビュー撮影では、撮像素子上で位相差AFを行うため、一眼レフでありながらミラーレスに近いAF操作が可能です。

EOS 70Dで登場したデュアルピクセルCMOS AFは、EOS 80Dを経てEOS 90Dまで発展しました。光学ファインダーを使わない場合でも快適に撮影できることが、D00シリーズ後期の大きな特徴です。

広い範囲からピント位置を選べる

ライブビューでは、光学ファインダーの45点AFよりも広い範囲からピント位置を指定できます。画面を見ながら被写体へタッチしてAF位置を選べるため、三脚撮影や構図を固定した撮影にも便利です。

人物を画面端へ配置する場合や、花、商品、料理などで特定の部分へ正確にピントを合わせたい場合にも、ライブビューの使いやすさが生きます。

APS-C一眼レフで使いやすいレンズについては、EFマウントAPS-Cで使いたい名玉でも紹介しています。

顔や瞳を利用した撮影にも対応

EOS 90Dのライブビューでは人物の顔を利用したAFが可能で、ポートレートや動画撮影でも使いやすくなっています。光学ファインダーの専用AFセンサーとは異なり、撮像素子から得られる映像情報を利用できることが特徴です。

人物を撮るときには、ファインダーで一眼レフらしく撮影する方法と、背面液晶を使って顔や瞳を意識しながら撮影する方法を場面によって使い分けられます。

人物撮影に使うレンズを考える場合は、単焦点レンズの魅力と写真表現も参考になります。

ライブビューでは最高約11コマ/秒

EOS 90Dはライブビュー撮影でも高速連写に対応しています。ワンショットAFを利用する条件では最高約11コマ/秒となり、光学ファインダー撮影時の約10コマ/秒を上回ります。

ライブビューではミラーを撮影中に上下させる必要がないため、一眼レフでありながら撮像素子を中心とした高速撮影ができます。

一眼レフとミラーレスの中間的な使い方ができる

EOS 90Dの特徴を分かりやすく表しているのがライブビューです。光学ファインダーを使えば一眼レフとして撮影でき、液晶を使えばデュアルピクセルCMOS AFによるミラーレスに近い操作へ切り替わります。

同じボディでも撮影方法によって性格が変わるため、被写体や撮影姿勢に合わせて柔軟に使えます。長時間ファインダーで鳥を待ち、地面近くの花では液晶へ切り替えるといった使い方も可能です。

EFシステムとEOS Rシステムの違いを整理する場合は、キヤノン大全からそれぞれのカメラとレンズを確認できます。

バリアングル液晶で撮影位置を自由に変えられる

EOS 90Dは3.0型のバリアングル液晶を搭載しています。液晶を横へ開き、上下や前方へ向けられるため、ローアングル、ハイアングル、自分撮りなど幅広い撮影姿勢に対応できます。

地面近くにカメラを置いて花や動物を撮る場合、通常の固定式液晶では画面を確認しにくくなります。バリアングル液晶なら、カメラ位置を低くしたまま画面だけを見やすい角度へ動かせます。

カメラ位置と被写体との距離による写真の変化については、撮影距離が写真へ与える効果も参考になります。

4K動画撮影に対応

EOS 80DはフルHDまででしたが、EOS 90Dでは4K UHD動画撮影へ対応しました。D00シリーズで動画性能を大きく前進させたEOS 70D、フルHD60pへ進化したEOS 80Dに続き、EOS 90Dでは4Kへ到達しています。

静止画用一眼レフとしてだけでなく、動画制作にも利用できることがEOS 90Dの特徴です。EF・EF-Sレンズを使えるため、長年蓄積された豊富なレンズ群から動画用レンズを選ぶこともできます。

センサーの横幅を広く使った4K撮影

EOS 90Dでは、APS-Cセンサーの横幅を広く使った4K動画を撮影できます。4K撮影時に画角が極端に狭くならないため、広角レンズを使用した風景や室内、人物撮影でも構図を作りやすくなっています。

動画では静止画以上に画角の変化が撮影方法へ影響します。広角側を生かしたい場合にはEF-Sレンズが使いやすく、望遠が必要な場合にはEFレンズも直接使用できます。

EFとEF-Sの使い分けについては、EFとEF-Sレンズの活用方法で詳しく紹介しています。

フルHDではハイフレームレート撮影も可能

EOS 90Dでは4Kだけでなく、フルHDを利用した高フレームレート撮影にも対応しています。動きの速い被写体を通常より多くのコマ数で記録し、再生時にゆっくり見せる映像表現に利用できます。

水しぶき、スポーツ、動物の動きなど、静止画では一瞬として切り取る場面を動画では時間の流れとして見せられます。約3250万画素の静止画と高速動画を一台で使い分けられることもEOS 90Dの特徴です。

現在の動画向けEOSとの違いを見る場合は、Canon EOS Rシリーズ大全も参考になります。

EOS 80DからEOS 90Dで何が変わったのか

EOS 90DはEOS 80Dの基本的な操作性を受け継ぎながら、主要性能を大幅に強化しています。特に画素数、連写速度、映像エンジン、動画性能の違いは大きく、同じD00シリーズでも世代差が分かりやすいモデルです。

項目 EOS 80D EOS 90D
発売年 2016年 2019年
有効画素数 約2420万画素 約3250万画素
映像エンジン DIGIC 6 DIGIC 8
ファインダーAF 45点 45点
最高連写 約7コマ/秒 約10コマ/秒
ファインダー視野率 約100% 約100%
常用ISO感度 100~16000 100~25600
動画 フルHD60p 4K30p
ライブビューAF デュアルピクセルCMOS AF デュアルピクセルCMOS AF

約2420万画素から約3250万画素へ

EOS 80DからEOS 90Dへの変化で最も分かりやすいのが画素数です。約2420万画素から約3250万画素へ増えたことで、細部の記録能力とトリミング耐性が向上しました。

野鳥撮影では被写体へ十分に近づけないことがあります。撮影後に一部を切り出す場合、高画素で記録しておけば最終的に残せる画素数を確保しやすくなります。

前世代の特徴については、EOS 80Dが導くクリエイティブな世界で詳しく紹介しています。

約7コマ/秒から約10コマ/秒へ

EOS 80Dの最高約7コマ/秒に対して、EOS 90Dは最高約10コマ/秒です。1秒間で記録できる枚数が増えたことで、動体撮影では決定的な瞬間を残せる可能性が広がります。

特に野鳥、スポーツ、鉄道、航空機などでは、数コマの違いが翼や手足の位置、車両の位置関係などへ影響します。EOS 90DはD00シリーズでありながら、本格的な高速連写を使えるモデルになりました。

APS-Cで望遠撮影を楽しむためのレンズについては、EFマウントAPS-Cで使いたいレンズも参考になります。

フルHDから4Kへ進化

EOS 80DではフルHD60pが動画機能の中心でしたが、EOS 90Dでは4K撮影が可能になりました。

静止画中心の一眼レフでありながら4K動画まで撮影できるため、一台で写真と動画を両方撮りたい場合にも使いやすくなっています。バリアングル液晶とデュアルピクセルCMOS AFも引き継いでいるため、液晶を見ながら動画を撮影できます。

現在のEOS Rシリーズまで含めて動画機能を比較する場合は、EOS Rシリーズ大全も参考になります。

EF・EF-Sレンズを直接装着できる

EOS 90DはキヤノンEFマウントを採用しており、EFレンズとEF-Sレンズを直接装着できます。EOS RシリーズでEFレンズを使う場合にはマウントアダプターが必要ですが、EOS 90Dではアダプターを使用する必要がありません。

長年販売されてきたEFシステムには、超広角から超望遠まで膨大な数のレンズがあります。新品販売が終了している製品でも中古市場で見つけやすく、古いEFレンズを楽しむボディとしても利用できます。

EFレンズでは中央部を使える

フルサイズ対応EFレンズをEOS 90Dへ装着すると、レンズが作る大きなイメージサークルの中央部分をAPS-Cセンサーで使用します。

50mmなら約80mm相当、85mmなら約136mm相当の画角になるため、フルサイズでは標準から中望遠に分類されるレンズを、APS-Cではより狭い画角で使用できます。

EFとEF-Sの装着互換性については、EFレンズとEF-Sレンズの違いで詳しく解説しています。

EF-SレンズならAPS-Cに合わせたシステムを作れる

EF-SレンズはAPS-C一眼レフを前提に設計されているため、広角ズームや標準ズームでは小型軽量な製品を選びやすくなります。

EOS 90Dは高性能なボディですが、必ずしも大型のLレンズだけを使う必要はありません。EF-Sレンズを組み合わせれば、約3250万画素を備えたシステムを比較的コンパクトに構成できます。

EF-SがAPS-C専用として設計されている理由については、EF-SレンズのAPS-C専用最適化の狙いで詳しく紹介しています。

約3250万画素を生かすレンズ選び

EOS 90Dの約3250万画素を生かすには、レンズの描写力も重要になります。高画素になるほど、ピントのずれ、手ブレ、レンズの解像力などの違いが画像を拡大したときに見えやすくなります。

高価なレンズでなければ使えないという意味ではありませんが、絞り値やシャッタースピードを適切に選び、ピントを正確に合わせることが重要です。

単焦点レンズで高画素を楽しむ

単焦点レンズはズーム機構を持たず、特定の焦点距離へ光学設計を集中できるため、小型で明るいレンズや高い描写力を持つレンズが数多くあります。

EOS 90Dでは50mmレンズが約80mm相当になるため、明るい50mm単焦点をポートレート用として使う方法があります。広角側ではAPS-C用の短い焦点距離を選ぶことで、風景や室内にも対応できます。

単焦点レンズならではの特徴については、単焦点レンズの魅力と写真表現も参考になります。

望遠レンズでは高画素とAPS-Cの組み合わせが生きる

EOS 90Dの特徴が特に生きるのが望遠撮影です。APS-Cによる狭い画角と約3250万画素の高解像度を組み合わせることで、遠くの被写体を大きく記録しやすくなります。

野鳥や飛行機では、撮影時に被写体を画面いっぱいへ入れられないこともあります。その場合でも、高画素で記録しておけば後からトリミングする余裕があります。

焦点距離と被写体までの距離が画面へ与える影響については、撮影距離で写真の印象がどう変わるのかでも解説しています。

高画素だからこそ手ブレにも注意したい

約3250万画素の高解像度はEOS 90Dの大きな魅力ですが、画像を等倍で確認すると小さなブレも分かりやすくなります。

特に望遠レンズでは焦点距離が長くなるほど手ブレの影響が大きくなるため、シャッタースピードを十分に確保することが重要です。

望遠ではシャッタースピードを確保する

300mmや400mmといった望遠レンズを使用する場合、被写体の動きだけでなく撮影者自身のわずかな動きも画像へ影響します。

静止した被写体でもシャッタースピードを速めたり、レンズの手ブレ補正を利用したり、必要に応じて一脚や三脚を使用すると高画素を生かしやすくなります。

望遠レンズをAPS-Cで使う場合の画角については、EFマウントAPS-Cで使いたいレンズでも紹介しています。

ピント位置もより重要になる

高画素になるほど、被写体のどこにピントが合っているかを拡大したときに確認しやすくなります。ポートレートでは目、野鳥では頭部や目、商品撮影では見せたい部分へ正確にピントを合わせることが重要です。

被写界深度が浅い明るいレンズを使う場合には、数センチのピント位置の違いでも写りが変わることがあります。

撮影距離とピント、ボケの関係については、被写体との距離で変わる写真表現も参考になります。

EOS 90Dを現在使う魅力

EOS 90Dの登場後、キヤノンのレンズ交換式カメラはEOS Rシリーズを中心としたミラーレスへ移行しました。それでもEOS 90Dには、一眼レフだからこそ得られる特徴があります。

光学ファインダー、EF・EF-Sレンズの直接装着、約3250万画素、最高約10コマ/秒、4K動画という組み合わせは現在でも実用的です。

EFレンズ資産をそのまま使える

長年キヤノン一眼レフを使ってきた場合、複数のEF・EF-Sレンズを所有していることがあります。EOS 90Dならそれらをマウントアダプターなしで使用できます。

古いEF単焦点、Lズーム、EF-S広角ズームなど、世代の異なるレンズを一台で使えることもEFマウント一眼レフの楽しさです。

EFシステムを現在楽しむ意味については、キヤノン一眼レフの魅力とEFレンズ資産でも詳しく紹介しています。

光学ファインダーとライブビューを両方使える

EOS 90Dでは、光学ファインダーを使う一眼レフらしい撮影と、背面液晶を利用するライブビュー撮影の両方が使えます。

動体ではファインダー、ローアングルや動画ではライブビューというように、被写体によって撮影方法を切り替えられます。

現在のミラーレスとの違いを知りたい場合は、Canon EOS Rシリーズ大全も参考になります。

中古EOS 90Dを選ぶときの確認点

EOS 90Dを中古で購入する場合は、外観だけでなく操作部やシャッター、液晶、カードスロットなども確認したいところです。

高速連写を多用された個体ではシャッター作動回数が多い場合があります。外装がきれいでも撮影枚数が多い個体はあるため、可能であれば使用状況も確認したい部分です。

シャッターと連写の動作を確認する

EOS 90Dは最高約10コマ/秒という高速連写を備えているため、スポーツや野鳥用として大量に撮影されていた個体も考えられます。

単写だけでなく連写を行い、異音や途中停止がないか、SDカードへの書き込みが正常かを確認できれば状態を判断しやすくなります。

中古のEFシステムを含めて一眼レフを楽しむ場合は、キヤノン一眼レフの魅力と活用術も参考になります。

バリアングル液晶と端子類も確認する

EOS 90Dではライブビューや動画でバリアングル液晶を頻繁に使用します。液晶の開閉、回転、タッチ操作、表示の乱れなどは確認したい部分です。

動画撮影で外部マイクやHDMI出力を使う予定がある場合には、端子類の状態も重要になります。写真だけに使用する場合と動画にも使用する場合では、確認する部分が変わります。

EOSシリーズ全体から用途に合う機種を探す場合は、キヤノン大全から関連機種を確認できます。

EOS 90Dはどんな撮影に向いているのか

EOS 90Dは約3250万画素と最高約10コマ/秒を両立しているため、風景や商品など解像力を生かす撮影から、野鳥やスポーツなど高速連写を使う撮影まで幅広く対応できます。

さらにバリアングル液晶、デュアルピクセルCMOS AF、4K動画を備えており、一眼レフとしては非常に幅広い用途を一台でカバーできます。

野鳥撮影

野鳥撮影ではAPS-Cによる約1.6倍相当の画角、約3250万画素、最高約10コマ/秒という三つの特徴を同時に利用できます。

遠くの鳥を望遠レンズで大きく捉え、必要であれば高画素を生かしてトリミングし、飛翔や羽ばたきは高速連写で記録できます。EOS 90Dの特徴が最も分かりやすく生きる撮影ジャンルの一つです。

望遠撮影での被写体との距離については、撮影距離で写真がどう変わるのかも参考になります。

風景撮影

風景では約3250万画素の解像力を生かせます。低ISO感度を使用し、必要に応じて三脚で固定すれば、木々や建築物、遠景など細かな部分まで記録できます。

APS-Cでは広角側の画角が狭くなるため、広い風景を撮る場合にはEF-Sの超広角ズームを組み合わせる方法があります。

APS-C用EF-Sレンズの特徴については、EF-SレンズがAPS-C専用に設計される理由も参考になります。

ポートレート

ポートレートでは50mm単焦点を装着すると約80mm相当となり、中望遠らしい画角で人物を撮影できます。

明るいレンズを使えば背景をぼかしやすく、約3250万画素によって髪や衣服など細部も高精細に記録できます。ライブビューを使えば、背面液晶で人物を確認しながら撮影する方法も選べます。

単焦点レンズを人物撮影に使う魅力については、単焦点レンズの魅力と写真表現で詳しく紹介しています。

動画撮影

4K動画、バリアングル液晶、タッチ操作、デュアルピクセルCMOS AFを備えているため、EOS 90Dは動画撮影にも利用できます。

写真を中心に撮りながら必要なときだけ動画へ切り替えたい場合、一台で両方に対応できます。EF・EF-Sレンズを交換しながら画角やボケを変えられることもレンズ交換式カメラならではの特徴です。

現在のEOS動画機能まで含めて比較する場合は、Canon EOS Rシリーズ大全も参考になります。

D00シリーズの進化をEOS 90Dで振り返る

D00シリーズは、デジタル一眼レフ黎明期のEOS D30から長い時間をかけて進化してきました。画素数、AF、連写、ライブビュー、動画、通信機能など、世代ごとにその時代の技術が加えられています。

EOS 70DではデュアルピクセルCMOS AF、EOS 80Dでは45点AFとフルHD60p、EOS 90Dでは約3250万画素、約10コマ/秒、4K動画へ進化しました。

EOS 70Dから始まったライブビューの進化

EOS 70Dで導入されたデュアルピクセルCMOS AFは、一眼レフのライブビュー撮影を大きく変えました。それまで補助的な印象が強かった背面液晶撮影が、静止画や動画で積極的に利用できるようになりました。

その技術をEOS 80D、EOS 90Dが受け継ぎ、EOS 90Dでは一眼レフでありながらライブビューでも高速なAFと連写を使えるところまで発展しています。

初期のデュアルピクセルCMOS AFを搭載したモデルについては、EOS 70Dで楽しむ魅惑の撮影体験も合わせてご覧ください。

EOS 80Dから静止画性能を大幅に強化

EOS 80Dは約2420万画素、45点AF、約7コマ/秒というバランスの取れた一眼レフでした。EOS 90Dは45点AFや基本的なボディスタイルを受け継ぎながら、約3250万画素と約10コマ/秒へ進化しています。

高画素と高速連写を同時に強化したことで、風景などの高精細撮影と野鳥などの動体撮影を一台で行いやすくなりました。

前世代との違いを確認する場合は、EOS 80Dが導くクリエイティブな世界も参考になります。

ミラーレス時代につながる一眼レフ

EOS 90Dは光学ファインダーを持つ一眼レフですが、ライブビューへ切り替えると撮像素子を使ったAF、顔や瞳を利用した撮影、タッチ操作、4K動画など、ミラーレスに近い機能を利用できます。

一眼レフからミラーレスへ移行していく時代の中で、双方の特徴を一台に持っていることがEOS 90Dの特徴です。

その後のキヤノンミラーレスについては、Canon EOS Rシリーズ大全で歴代モデルを紹介しています。

まとめ

Canon EOS 90Dは、約3250万画素APS-C CMOSセンサー、DIGIC 8、45点オールクロスAF、最高約10コマ/秒の高速連写、デュアルピクセルCMOS AF、視野率約100%の光学ファインダー、バリアングル液晶、4K動画などを備えたAPS-Cデジタル一眼レフです。

EOS 80Dから画素数は約2420万画素から約3250万画素へ、連写は最高約7コマ/秒から約10コマ/秒へ進化しました。高画素と高速連写を両立したことで、風景から野鳥、スポーツまで幅広い撮影に対応できます。

APS-Cによる約1.6倍相当の画角と高画素を組み合わせられるため、特に望遠撮影との相性が良好です。EF・EF-Sレンズをマウントアダプターなしで直接使用できるため、豊富なEFレンズ資産を生かせることも大きな特徴です。

光学ファインダーを使えば一眼レフ本来の撮影を楽しめ、ライブビューへ切り替えればデュアルピクセルCMOS AFやタッチ操作を利用できます。4K動画にも対応し、写真と動画を一台で撮影できます。

D30から長く続いてきたD00シリーズの進化をたどると、EOS 90Dには歴代モデルで培われた一眼レフの操作性と、ミラーレス時代へつながる機能の両方が詰め込まれています。EF・EF-Sレンズを使いながら、高画素、高速連写、光学ファインダーを楽しめる一台です。

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