当サイトでは、運営維持のためにアフィリエイトリンク(Amazonアソシエイトを含む)を使用しています。リンクを通じて商品をご購入いただくと、販売元から当サイトに手数料が入る場合があります。より良いコンテンツを提供いたしますので、ご理解いただけますと幸いです。

Canon 100mmマクロ レンズ比較|EF・RFの違いと中古で選ぶポイント

スポンサーリンク
Canon 100mmマクロ レンズ比較|EF・RFの違いと中古で選ぶポイント レンズ

Canon 100mmマクロ レンズ比較|EF・RFの違いと中古で選ぶポイント

Canonの100mmマクロレンズを選ぶなら、EFとRFの違いだけでなく、発売時期、最大撮影倍率、手ブレ補正、AF方式、中古価格を比較することが重要です。キヤノンには1990年発売のEF100mm F2.8 マクロから、2000年のUSM型、2009年のEF100mm F2.8L マクロ IS USM、2021年のRF100mm F2.8 L MACRO IS USMまで、代表的な4本の100mmマクロレンズがあります。

4本とも焦点距離100mm、開放F値F2.8のフルサイズ対応レンズですが、撮影できる倍率や使い勝手は同じではありません。EFの3本は最大撮影倍率1倍の等倍マクロで、RF100mm F2.8 Lだけが1.4倍まで対応しています。また、EF100mm F2.8LとRF100mm F2.8 Lにはレンズ内手ブレ補正があり、古い非L型には搭載されていません。

中古価格にも大きな差があります。EF100mm F2.8 マクロ USMは3万円台の販売例があり、EF100mm F2.8Lは6万円台から、RF100mm F2.8 Lは15万円台以上の掲載例があります。安いEF型でも等倍撮影ができるため、価格差がそのまま写真の画質差になるとは限りません。三脚で小物を撮るのか、手持ちで花や昆虫を撮るのかによって、必要な機能が変わります。

この記事では、キヤノンの100mmマクロ4世代を比較し、画質、AF、撮影倍率、手ブレ補正、EOS一眼レフとEOS Rシリーズでの互換性、中古価格、購入時の注意点を詳しく解説します。中古のEF100mmマクロで十分なのか、Lレンズを選ぶ必要があるのか、RF100mmの1.4倍撮影に価格差だけの価値があるのかを、撮影用途から考えていきます。

  1. Canon 100mmマクロレンズ4世代の違いを比較
    1. 初代EF100mm F2.8 マクロは1990年発売の等倍レンズ
    2. EF100mm F2.8 マクロ USMはAFと操作性を改善した後継型
    3. EF100mm F2.8LとRF100mm F2.8 Lは手ブレ補正と撮影倍率が違う
  2. Canon 100mmマクロ4本のスペックと撮影倍率を比較
    1. 重量・サイズ・最短撮影距離を一覧表で比較
    2. 等倍と1.4倍では小さな被写体の写る大きさが変わる
    3. 最短撮影距離とワーキングディスタンスは別の数値
  3. EF100mmマクロとRF100mmマクロの画質・AF・手ブレ補正を比較
    1. 非LとLレンズでは解像力だけで選ぶ必要はない
    2. ハイブリッドISは手持ちマクロで大きな違いになる
    3. リングUSMとナノUSMはピント合わせの用途が異なる
  4. Canon 100mmマクロをEOS一眼レフ・EOS Rシリーズで使う違い
    1. EOS 5D・6Dなどの一眼レフではEFマクロを直接装着できる
    2. EOS R5・R6・RP・R8ではEF-EOS Rアダプターが必要
    3. EOS R50・R10・R7では約160mm相当の画角になる
  5. 花・昆虫・商品・人物で100mmマクロの選び方は変わる
    1. 花や昆虫を手持ちで撮るなら手ブレ補正が役立つ
    2. 時計・アクセサリー・商品撮影なら非L型も実用的
    3. 100mm F2.8はポートレートにも使えるがボケの性格が違う
  6. Canon 100mmマクロの中古価格と購入費用を比較
    1. 初代EF100mmとUSM型は中古価格と状態を比較する
    2. EF100mm F2.8Lの中古は6万円台からの販売例がある
    3. RF100mm F2.8 Lは高額だが1.4倍撮影とRF専用機能がある
  7. 中古100mmマクロを買う前に確認したい故障と互換性
    1. カビ・曇り・コーティング劣化・絞り動作を確認する
    2. AF・フォーカスリミッター・ISを近距離から遠距離まで試す
    3. 修理対応・保証・付属品まで含めて購入費用を比較する
  8. Canon 100mmマクロは結局どれを選ぶべきか
    1. 購入費用を抑えて等倍撮影するならEF100mm F2.8 マクロ USM
    2. 手持ち撮影とポートレート兼用ならEF100mm F2.8Lが候補
    3. 1.4倍の高倍率とRF専用機能が必要ならRF100mm F2.8 L
  9. まとめ

Canon 100mmマクロレンズ4世代の違いを比較

初代EF100mm F2.8 マクロは1990年発売の等倍レンズ

初代EF100mm F2.8 マクロは、1990年4月に発売されたEFマウント用の中望遠マクロレンズです。フィルム一眼レフの時代に登場した製品ですが、レンズ単体で最大撮影倍率1倍の等倍撮影に対応しています。最短撮影距離は0.31mで、マクロ用の補助レンズを装着しなくても、小さな花や昆虫、アクセサリーなどを大きく撮影できます。

レンズ構成は9群10枚、絞り羽根は8枚、フィルター径は52mm、最大径75mm、全長105.5mm、重量650gです。4本の中では最も古い設計ですが、等倍撮影に必要な基本性能は備えています。さらに、フォーカスリミッターを搭載しており、AFを動作させる距離範囲を制限できます。

一方、後継機のようなリングUSMやレンズ内手ブレ補正はありません。AFの静粛性や速度、フォーカス操作時の使い勝手では新しいモデルとの差があります。また、発売から長い年月が経過しているため、中古品では光学性能の評価と同じくらい個体の状態が重要です。カビや曇り、AFモーターの劣化、絞りの動作、電子接点などを確認する必要があります。

初代を含むEFマクロレンズ全体の特徴は、Canon EFマクロレンズ一覧|50mm・65mm・100mm・180mmの違いと選び方で紹介しています。

EF100mm F2.8 マクロ USMはAFと操作性を改善した後継型

EF100mm F2.8 マクロ USMは2000年3月に発売されました。初代の単純な改良型ではなく、光学系とフォーカス機構を新しく設計した後継モデルです。最大撮影倍率は初代と同じ1倍、最短撮影距離も0.31mですが、リングUSMとインナーフォーカスを採用したことで、AFの静粛性や操作性が改善されています。

インナーフォーカス方式では、ピント合わせの際にレンズの全長が変化しません。特に昆虫や花へ接近するマクロ撮影では、フォーカス操作によって鏡筒が伸びないことが利点になります。レンズ先端と被写体の距離を把握しやすく、前面に装着したフィルターや照明機材の位置も安定します。等倍時のワーキングディスタンスは約14.9cmです。

レンズ構成は8群12枚、絞り羽根は8枚、フィルター径58mm、最大径78.6mm、全長118.6mmです。重量についてはキヤノンの公式資料に580gと600gの記載があり、資料によって表記が異なります。初代より光学設計が新しく、フルタイムマニュアルフォーカスにも対応していますが、レンズ内手ブレ補正は搭載していません。

三脚を使った小物や商品撮影、MF中心の本格的なマクロ撮影では、USM型も実用的な選択肢です。EF100mmマクロの世代ごとの違いについては、Canonマクロレンズ一覧|RF・EF・EF-S・EF-Mを比較して用途別に選ぶでも整理しています。

EF100mm F2.8LとRF100mm F2.8 Lは手ブレ補正と撮影倍率が違う

EF100mm F2.8L マクロ IS USMは2009年10月に発売されました。最大撮影倍率1倍という基本性能を維持しながら、光学性能を高め、ハイブリッドISを搭載したLレンズです。通常の角度ブレに加え、マクロ撮影で影響が大きくなるシフトブレも補正するため、手持ちで花や昆虫を撮影する場合に利点があります。

RF100mm F2.8 L MACRO IS USMは2021年7月発売のRFマウント専用レンズです。EF L型と比較すると、最大撮影倍率が1倍から1.4倍へ高まり、最短撮影距離も0.30mから0.26mへ短縮されました。さらに、ボケやピントの合った部分の描写を調整するSAコントロールリングを搭載しています。

RF型にはナノUSM、レンズ内手ブレ補正、対応するEOS Rボディとの協調制御なども採用されています。一方、EF L型はRF型より短く軽く、EFマウントの一眼レフにも直接装着できます。RF型が新しいという理由だけで、EF L型の撮影性能が不足するわけではありません。必要な撮影倍率と使用するカメラによって選び方が変わります。

EF L型の描写や操作性については、EF100mm F2.8L マクロ IS USM完全ガイド|等倍撮影・手ブレ補正・ポートレートで詳しく解説しています。

Canon 100mmマクロ4本のスペックと撮影倍率を比較

重量・サイズ・最短撮影距離を一覧表で比較

4本の100mmマクロレンズは、すべて開放F値F2.8ですが、レンズ構成、重量、最短撮影距離、撮影倍率、手ブレ補正に違いがあります。特に初代EF型とRF型では30年以上の開発時期の差があり、基本的な設計思想も変化しています。

項目 EF100mm 旧型 EF100mm USM EF100mm L IS RF100mm L IS
発売年 1990年 2000年 2009年 2021年
焦点距離 100mm 100mm 100mm 100mm
開放F値 F2.8 F2.8 F2.8 F2.8
レンズ構成 9群10枚 8群12枚 12群15枚 13群17枚
最大撮影倍率 1倍 1倍 1倍 1.4倍
最短撮影距離 0.31m 0.31m 0.30m 0.26m
レンズ内手ブレ補正 なし なし あり あり
AF駆動 従来型モーター リングUSM リングUSM ナノUSM
フィルター径 52mm 58mm 67mm 67mm
全長 105.5mm 118.6mm 123mm 148mm
重量 650g 約580~600g 625g 685g
対応マウント EF EF EF RF

表を見ると、RF型は最大撮影倍率が高い一方、4本の中で全長が最も長いことが分かります。また、初代EF型は短いものの650gあり、後継USM型より重い仕様です。発売時期が新しくなるほど必ず軽量化するという関係にはなっていません。

RF型の1.4倍撮影やSAコントロールリングについては、RF100mm F2.8 L MACRO IS USMレビュー|1.4倍マクロ・SAコントロール・撮り方でも詳しく紹介しています。

等倍と1.4倍では小さな被写体の写る大きさが変わる

マクロレンズを比較する際、最大撮影倍率は重要な指標です。等倍とは、実物の被写体が撮像面上に同じ大きさで投影されることを意味します。例えば、実寸10mmの被写体を等倍で撮影すると、センサー上では10mmの像になります。RF100mm F2.8 Lの1.4倍では、同じ被写体が14mmの像として投影されます。

フルサイズセンサーの横幅は約36mmなので、等倍撮影では横幅36mm程度の被写体が画面いっぱいになります。1.4倍なら、約25.7mmの被写体で画面の横幅を満たせます。小さな昆虫、花の雄しべ、時計の文字盤、電子部品などを大きく記録したい場合、この差は明確です。

一方、撮影した写真をトリミングすれば、等倍マクロでも被写体を大きく見せられます。必要な画素数が残るなら、トリミングで十分な場面もあります。ただし、同じカメラを使用して同じ大きさの被写体を記録する場合、1.4倍で撮影する方が被写体へ多くの画素を割り当てられます。非常に小さな模様を細かく記録する用途では、RF型の撮影倍率が有利になります。

撮影倍率と必要な画素数の関係については、マクロ撮影におすすめの高画素機ランキング|撮影倍率と解像力を比較でも解説しています。

最短撮影距離とワーキングディスタンスは別の数値

最短撮影距離は、被写体からカメラ内部の撮像面までの距離です。レンズ先端から被写体までの距離を表すワーキングディスタンスとは異なります。100mmマクロレンズの最短撮影距離が30cm前後であっても、レンズの前面から被写体まで30cm離れているという意味にはなりません。

EF100mm F2.8 マクロ USMは、等倍撮影時に約14.9cmのワーキングディスタンスを確保しています。一方、RF100mm F2.8 Lを最大1.4倍で使用した場合、キヤノンの資料ではワーキングディスタンスは約8.6cmです。RF型は大きく拡大できますが、最大倍率では被写体へさらに接近する必要があります。

昆虫を撮影する場合、近づきすぎると逃げられることがあります。また、花や小物へ接近すると、レンズやカメラの影が被写体に重なり、照明を当てにくくなる場合もあります。撮影倍率が高いことは利点ですが、どの程度離れた位置から撮影できるかも重要です。必要以上に最大倍率へこだわらず、被写体と撮影環境に合った距離を確保する方法があります。

マクロレンズの距離と撮影倍率の関係は、EF-S35mm F2.8 マクロ IS STMの特徴と近接撮影の使い方でも紹介しています。

EF100mmマクロとRF100mmマクロの画質・AF・手ブレ補正を比較

非LとLレンズでは解像力だけで選ぶ必要はない

EF100mm F2.8 マクロ USMとEF100mm F2.8L マクロ IS USMを比較すると、L型は特殊硝材や新しい光学設計を採用し、近接撮影における収差補正や描写性能を高めています。しかし、非LのUSM型もマクロ撮影を目的に設計されており、細部を鮮明に記録できるレンズです。

マクロ撮影では、レンズの解像力だけでなく、絞り、撮影倍率、ピント精度、被写体の揺れが仕上がりに大きく影響します。例えば、三脚に固定して動かない商品を撮影する場合、非L型でも正確にピントを合わせ、適切な照明と絞りを使えば、細かな文字や質感を十分に記録できます。L型へ交換したからといって、同じ撮影条件ですべての写真が劇的に変化するわけではありません。

L型を選ぶ理由としては、解像力に加えてハイブリッドIS、逆光性能、防塵・防滴に配慮した構造、円形絞りによるボケなどが挙げられます。一方、非L型の中古価格が低ければ、その差額を三脚、照明、撮影台などへ回せます。撮影環境を整えることが結果に直結する用途では、レンズ単体の価格より撮影システム全体を考える必要があります。

非L型とL型の具体的な描写の違いは、EF100mm F2.8L マクロ IS USMレビュー|ポートレートと等倍マクロの実力でも比較しています。

ハイブリッドISは手持ちマクロで大きな違いになる

初代EF100mm F2.8 マクロとEF100mm F2.8 マクロ USMには、レンズ内手ブレ補正がありません。これに対してEF100mm F2.8LとRF100mm F2.8 Lには、角度ブレとシフトブレの両方に対応するハイブリッドISが採用されています。

一般撮影で目立ちやすい角度ブレは、カメラが上下左右に傾くことで発生します。一方、マクロ撮影ではカメラが平行移動するシフトブレの影響が相対的に大きくなります。被写体へ接近するほど小さな動きが画面に大きく現れるため、近接撮影でシフトブレも補正できることには意味があります。

EF L型は通常撮影で最大約4段分、等倍付近では最大約2段分を目安とする手ブレ補正を搭載しています。RF型はレンズ単独でも補正でき、対応するボディ内手振れ補正搭載機では協調制御も利用できます。キヤノンの公表値では、EOS R5との組み合わせで最大8段分の補正効果が示されています。

ただし、手ブレ補正は被写体そのものの動きを止める機能ではありません。風で揺れる花や動く昆虫を撮影する場合には、十分なシャッタースピードが必要です。また、手ブレ補正によって撮影者の前後移動によるピントのずれまで完全に防げるわけではありません。手持ちでのマクロ撮影と三脚を使う撮影では、補正機構の必要性が変わります。

手持ちでのマクロ撮影とピント操作については、マクロレンズで動画撮影する方法|ピント・手ブレ・照明の使い方でも関連する注意点を解説しています。

リングUSMとナノUSMはピント合わせの用途が異なる

EF100mm F2.8 マクロ USMとEF100mm F2.8LはリングUSMを採用しています。リングUSMは超音波を利用するAF駆動方式で、比較的静かで応答性のよいフォーカス操作が可能です。EF100mm F2.8 マクロ USMはインナーフォーカス方式なので、ピント合わせによって鏡筒が伸びません。

RF100mm F2.8 LではナノUSMが採用されています。ナノUSMは、静止画撮影での応答性だけでなく、動画撮影時の滑らかなピント移動も意識した駆動方式です。花や小物の動画を撮影しながらピント位置をゆっくり変えたい場合や、人物の顔を追うAFを利用する場合に特徴を生かせます。

ただし、AF駆動方式が新しければ、すべてのマクロ撮影でピント合わせが速くなるわけではありません。等倍付近ではピントの合う範囲が非常に狭く、カメラが合焦位置を探すためにAFが往復することがあります。また、被写体が暗い場合やコントラストが低い場合には、AFの精度や速度が低下することがあります。

三脚を使用して時計や電子部品を撮影する場合、MFでピントを細かく調整した方が撮影しやすいこともあります。高速AFを重視するか、MFでの操作感を重視するかは用途によって異なります。AFとMFの基本については、レンズの光学性能とは?解像力・収差・描写性能の見方でも関連する仕組みを紹介しています。

Canon 100mmマクロをEOS一眼レフ・EOS Rシリーズで使う違い

EOS 5D・6Dなどの一眼レフではEFマクロを直接装着できる

EOS 5DシリーズやEOS 6Dシリーズなど、EFマウントを採用したフルサイズ一眼レフでは、初代EF100mm F2.8 マクロ、USM型、EF L型を直接装着できます。マウントアダプターは必要なく、レンズとカメラの電子接点を通じて絞りやAFを制御します。

フルサイズ一眼レフでは、100mmレンズは100mmの画角で使用できます。花や昆虫の接写だけでなく、人物の顔や上半身を少し離れた位置から撮影する中望遠単焦点としても使えます。100mm F2.8という焦点距離と明るさは3本とも共通しているため、通常の撮影距離では構図の基本的な考え方も共通します。

EOS 5D Mark IIなどの一眼レフでマクロ撮影を行う場合は、ライブビューの拡大表示を利用してMFでピントを追い込む方法があります。高倍率撮影ではファインダーの見た目だけで厳密なピントを確認することが難しくなるため、カメラを三脚に固定して拡大表示を使う方法が便利です。

RF100mm F2.8 LはRFマウント専用なので、EFマウントの一眼レフには装着できません。両マウントの構造については、RFマウントとEFマウントの違い|互換性とレンズの使い方で詳しく解説しています。

EOS R5・R6・RP・R8ではEF-EOS Rアダプターが必要

EOS RシリーズのカメラはRFマウントを採用しているため、EF100mmマクロを直接装着することはできません。しかし、マウントアダプターEF-EOS Rを使用すれば、初代EF型、USM型、EF L型を装着できます。純正EFレンズであれば、対応するEOS Rボディとの組み合わせでAFや絞り制御などを基本的に利用できます。

マウントアダプターはEFレンズのフランジバックをRFマウントのボディ上で再現するための部品です。光学系を持たない通常のEF-EOS Rアダプター自体は、焦点距離や開放F値を変更しません。フルサイズのEOS R5やR6、RP、R8にEF100mmマクロを装着した場合、100mmの画角として使用できます。

注意したいのは、アダプターを挟むことでレンズ全体が長くなり、重量も増えることです。小型のEOS RPやEOS R8では、EF100mmマクロとアダプターの組み合わせによって前方の重量感が増します。また、EFレンズのフォーカス駆動性能そのものがRFレンズへ変化するわけではないため、古いレンズの機械的な特性は残ります。

EOS RシリーズでEFレンズを使う方法については、EOS RでEFレンズを使う方法|マウントアダプター・互換性・注意点で詳しく紹介しています。

EOS R50・R10・R7では約160mm相当の画角になる

EOS R50、R10、R7などのキヤノンAPS-Cミラーレスでも、100mmマクロレンズを使用できます。RF100mm F2.8 Lなら直接装着でき、EF100mmマクロの3本はEF-EOS Rアダプターを介して装着します。ただし、APS-Cではフルサイズより撮影範囲が狭いため、100mmレンズは35mm判換算約160mm相当の画角になります。

この画角は、離れた場所の花や昆虫を切り取る撮影に便利です。花壇の奥にある花や、近づくと逃げてしまう昆虫を比較的大きく写せます。一方、室内で人物や料理を撮影する場合は画角が狭く感じられることがあります。特にテーブル全体を写したい場合、カメラをかなり後方へ移動する必要があります。

重要なのは、APS-Cへ装着しただけでレンズの最大撮影倍率が変化するわけではないことです。等倍マクロはAPS-Cでも撮像面上に等倍の像を作ります。ただし、センサーの横幅が小さいため、同じ被写体を同じ倍率で撮影すると画面内でより大きな割合を占めます。これは、画角の違いによって得られる効果です。

APS-Cでの画角とアダプターの関係については、マウントアダプターで画角は変わる?EFレンズをEOS Rで使うときの焦点距離でも詳しく解説しています。

花・昆虫・商品・人物で100mmマクロの選び方は変わる

花や昆虫を手持ちで撮るなら手ブレ補正が役立つ

花や昆虫を屋外で撮影する場合、カメラを三脚へ固定できるとは限りません。花壇の奥や低い位置の被写体を撮るときには、姿勢を変えながら手持ちで撮影する場面もあります。このような用途では、EF100mm F2.8LやRF100mm F2.8 LのハイブリッドISが利点になります。

特に花を接写する場合、撮影者の手ブレと風による被写体の揺れが同時に問題になります。手ブレ補正でカメラ側の揺れを抑えても、風で動く花びらや雄しべは止まりません。被写体が揺れる状況では、シャッタースピードを速くし、必要に応じてISO感度を上げる必要があります。

昆虫の場合は、AFとフォーカスリミッターの使いやすさも重要です。レンズが遠距離までピントを探しに行くと、目的の昆虫へ合焦するまで時間がかかる場合があります。フォーカス範囲を適切に制限できるレンズなら、近接撮影でAFの無駄な移動を減らせます。

一方、三脚とMFを中心に撮影するなら、手ブレ補正の必要性は小さくなります。EF100mm F2.8 マクロ USMのような非L型も候補になります。昆虫用の中望遠マクロとの比較では、タムロンSP 90mm F2.8マクロの描写と近接撮影も参考になります。

時計・アクセサリー・商品撮影なら非L型も実用的

時計、アクセサリー、電子部品、模型などの小さな商品を撮影する場合、撮影倍率とピント精度が重要です。しかし、撮影台や三脚を使用し、照明条件を整えられるなら、必ずしも最新のRF100mmマクロを使用する必要はありません。EF100mm F2.8 マクロ USMでも等倍撮影が可能であり、細かな模様や文字を記録できます。

商品撮影で難しいのは、撮影倍率が高くなるほど被写界深度が浅くなることです。例えば、時計の文字盤にピントを合わせると、針や外周部分がぼける場合があります。F8やF11などへ絞ればピントの合う範囲を広げられますが、絞りすぎると回折によって解像感が低下することがあります。

必要に応じてフォーカスブラケット撮影や深度合成を利用する方法もあります。ピント位置を少しずつ変えて複数枚撮影し、鮮明な部分を合成することで、通常の1枚撮影より深い範囲を鮮明に見せられます。ただし、この撮影方法では使用するカメラの機能や合成ソフトも関係します。

固定した商品の撮影では、レンズ価格の差額を照明、ディフューザー、三脚などに使う方が撮影条件を整えやすい場合があります。マクロ撮影の画質と高画素機の関係については、マクロ撮影におすすめの高画素機ランキングで解説しています。

100mm F2.8はポートレートにも使えるがボケの性格が違う

100mmマクロレンズは、被写体へ大きく接近するためだけのレンズではありません。無限遠までピントを合わせられるため、人物、風景、街角のスナップなど、通常の100mm単焦点としても使用できます。顔や上半身を大きく写したいポートレートでは、中望遠らしい狭い画角を利用して背景を整理できます。

ただし、開放F値はF2.8なので、85mm F1.2や135mm F1.8などの大口径単焦点と同じボケ量になるわけではありません。100mm F2.8でも、被写体へ近づき、背景との距離を取れば大きくぼかせますが、低照度で使用できるシャッタースピードや被写界深度には違いがあります。

また、マクロレンズは小さな被写体の模様や輪郭を細かく記録することを重視した設計です。人物の肌や髪の質感が鮮明に写りやすいため、柔らかい雰囲気を作りたい場合には、光の当て方や現像による仕上げも重要になります。RF100mm F2.8 LではSAコントロールリングを利用してボケや描写の印象を変えられることが、EF型にはない特徴です。

マクロレンズを人物撮影に使うメリットとデメリットは、マクロレンズで人物撮影はできる?ポートレートで使うメリット・デメリットでも詳しく紹介しています。

Canon 100mmマクロの中古価格と購入費用を比較

初代EF100mmとUSM型は中古価格と状態を比較する

初代EF100mm F2.8 マクロとEF100mm F2.8 マクロ USMは、中古で購入費用を抑えたい場合の候補です。確認できた中古掲載例では、初代EF100mmが31,820円、USM型が36,400円から販売されている例があります。ただし、これらは特定の販売時点の掲載価格であり、常に初代の方が安いとは限りません。

両者の最大撮影倍率は1倍、最短撮影距離は0.31mで共通しています。一方、USM型はリングUSM、インナーフォーカス、フルタイムマニュアルフォーカスを採用しており、AFや操作性では明確な違いがあります。価格差が小さい場合、実用面ではUSM型の方が比較しやすい候補になります。

ただし、初代は1990年、USM型も2000年発売のレンズなので、中古個体の状態には幅があります。レンズ内にカビや曇りがあるもの、AFモーターが正常に動かないもの、絞りが正確に動作しないものなどは、安くても撮影用途に適さない場合があります。

初代の中古品ではAF駆動時の動作音や速度、USM型ではリングUSMの動作とMF操作を確認することが重要です。EFマクロレンズの構造や世代の違いについては、Canon EFマクロレンズ一覧|50mm・65mm・100mm・180mmの違いと選び方で整理しています。

EF100mm F2.8Lの中古は6万円台からの販売例がある

EF100mm F2.8L マクロ IS USMは、中古市場で流通しているLレンズです。確認できた中古価格比較では、6万円台半ばからの掲載例がありました。状態のよい個体や付属品がそろった商品では価格が高くなるため、最安値だけで比較せず、保証内容とレンズの状態を確認する必要があります。

非LのUSM型と比較すると、EF L型の価格は高くなりますが、ハイブリッドIS、防塵・防滴に配慮した構造、光学設計の違いなどがあります。屋外で花や昆虫を手持ち撮影する機会が多いなら、手ブレ補正の価値を具体的に考えられます。一方、三脚を中心に等倍撮影するなら、非LのUSM型でも対応できる場面があります。

中古購入では、AFだけでなくISの動作も確認する必要があります。手ブレ補正のスイッチを切り替え、作動時に異常音や明らかな動作不良がないかを確認します。また、フォーカスリミッターの切り替えや、近距離から遠距離までのピント合わせも重要です。Lレンズだからといって、使用年数や故障の可能性を無視できるわけではありません。

EF100mm F2.8Lの具体的な特徴については、EF100mm F2.8L マクロ IS USMレビュー|等倍撮影とポートレートの実力でも紹介しています。

RF100mm F2.8 Lは高額だが1.4倍撮影とRF専用機能がある

RF100mm F2.8 L MACRO IS USMは、4本の中で最も新しいモデルです。中古価格の掲載例では15万円台後半から16万円台の販売が確認でき、新品ではキヤノンオンラインショップで192,500円という価格が示されています。中古価格と新品価格の差は個体や販売店によって異なるため、保証期間や付属品まで含めた比較が必要です。

EF L型との主な違いは、最大撮影倍率1.4倍、SAコントロールリング、ナノUSM、対応ボディとの手ブレ補正協調制御などです。特に1.4倍まで拡大できることは、小さな被写体を画面いっぱいに記録したい場合に意味があります。また、RFマウントのEOS Rシリーズへ直接装着できるため、EF-EOS Rアダプターを追加する必要がありません。

一方、RF型の重量は685g、全長は148mmです。EF L型の625g、123mmと比較すると大きくなっています。EOS Rシリーズで使用する場合は、EF型にアダプターを追加した長さや重量も含めて比較する必要がありますが、RF型だから必ず小型軽量になるわけではありません。

RF型を選ぶかどうかは、1.4倍撮影やSAコントロールリングを利用する機会がどれほどあるかによって変わります。RF100mmの個別性能は、RF100mm F2.8 L MACRO IS USMレビュー|1.4倍撮影とSAコントロールで詳しく解説しています。

中古100mmマクロを買う前に確認したい故障と互換性

カビ・曇り・コーティング劣化・絞り動作を確認する

中古レンズでは、外観がきれいでも光学系の状態が良好とは限りません。特に古いEF100mmマクロでは、レンズ内部のカビ、曇り、コーティングの傷、内部の汚れなどを確認する必要があります。少量のチリがあるだけで写真に大きな影響が出るとは限りませんが、曇りが広がっている場合はコントラストが低下し、逆光でフレアが増えることがあります。

レンズ内部の状態を確認するときは、前玉側と後玉側の両方から光学系を見ます。前玉や後玉に傷がなくても、内部に曇りやカビが存在する場合があります。また、レンズの保管状況によっては鏡筒のゴム部分が白く変色したり、操作リングの動きが重くなったりすることがあります。

絞りの動作も重要です。100mmマクロの4本はいずれもF32まで絞れるため、開放F2.8だけでなく、F8、F16、F32などへ変更して撮影できるか確認します。絞り羽根が正常に動作しない場合、写真の明るさが不安定になったり、設定したF値で撮影できなかったりする可能性があります。

購入前に実写確認が可能なら、遠景と近接の両方で撮影し、ピント位置や解像感に不自然な差がないかを確認します。レンズの描写を評価する基本は、レンズの光学性能とは?解像力・MTF・色収差・ボケの見方でも解説しています。

AF・フォーカスリミッター・ISを近距離から遠距離まで試す

100mmマクロレンズは、近距離から無限遠まで幅広いフォーカス範囲を持っています。そのため、中古購入時には遠景でAFが動くことだけを確認しても不十分です。実際にマクロ撮影を行うなら、最短撮影距離付近でも正常に合焦するかを確認する必要があります。

EF100mm F2.8 マクロ USMやEF L型では、AFとMFを切り替え、フォーカスリングの操作感を確認します。AFで近距離と遠距離を往復させたとき、異常な停止や大きな引っかかりがないかも重要です。フォーカスリミッターが搭載されたモデルでは、各設定でピントを合わせられる範囲が正しく切り替わるかを確認します。

IS搭載モデルでは、手ブレ補正の動作確認も必要です。ただし、手ブレ補正機構には作動時の音やファインダー像の動きがあるため、正常な動作音と異常音を区別する必要があります。ISを有効にして撮影したときに画像が不自然に揺れる、作動中に機能が停止するなどの問題がないかを確認します。

EOS RシリーズでEF型を使用する場合は、アダプターとカメラを含めた組み合わせでの動作も確認したいところです。マウントアダプターによる制御と操作上の注意点については、キヤノンマウントアダプターのデメリット|EF-EOS RでEFレンズを使う注意点で詳しく紹介しています。

修理対応・保証・付属品まで含めて購入費用を比較する

初代EF100mm F2.8 マクロは1990年、USM型は2000年発売の製品です。年数が経過しているため、メーカーの修理対応が終了している場合や、故障した部分の部品を確保できない場合があります。購入価格が低くても、AFや絞りが故障したときに修理できなければ、使用できる期間は短くなる可能性があります。

EF L型やRF型についても、メーカーの修理対応期間や部品の供給状況を確認する必要があります。中古品の保証は販売店によって異なり、保証対象となる故障と、経年劣化として扱われる症状に違いがある場合があります。高額なRF型を購入する場合は、数千円の価格差より保証内容を重視する方が購入後の負担を抑えられることがあります。

付属品では、フロントキャップ、リアキャップ、レンズフード、ケースなどを確認します。中古レンズには純正フードが付属していない場合もあり、必要なら別途購入することになります。また、三脚座はモデルによって別売となるため、撮影スタイルに合わせて確認する必要があります。

EF型をEOS Rシリーズで使用する場合は、マウントアダプターの購入費用も加わります。レンズ単体の価格だけを見るのではなく、アダプター、フード、三脚座、保証まで含めた総費用で比較することが重要です。RFとEFの互換性については、RFレンズをEFマウントに変換できない理由とEFレンズとの互換性でも詳しく解説しています。

Canon 100mmマクロは結局どれを選ぶべきか

購入費用を抑えて等倍撮影するならEF100mm F2.8 マクロ USM

中古で100mmマクロを初めて購入するなら、EF100mm F2.8 マクロ USMは比較対象になります。最大撮影倍率1倍、リングUSM、インナーフォーカス、フルタイムマニュアルフォーカスを備えており、花、昆虫、小物、商品などを撮影するための基本性能がそろっています。

手ブレ補正がないため、手持ち撮影ではシャッタースピードや撮影姿勢に注意する必要があります。しかし、三脚を使って時計やアクセサリーを撮る場合、レンズ内手ブレ補正は必須とは限りません。重要なのは、ピントを正確に合わせ、被写体に適した絞りと照明を利用することです。

初代EF100mm F2.8 マクロも等倍撮影に対応しますが、AF機構や操作性には違いがあります。初代とUSM型の中古価格が近い場合は、USM型を中心に個体の状態を比較する考え方があります。一方、初代の状態が良好で価格差も大きいなら、MF中心の用途で検討する余地があります。

100mm以外も含めたEFマクロの選択肢については、Canon EFマクロレンズ一覧|50mmから180mmまでの特徴と選び方で紹介しています。

手持ち撮影とポートレート兼用ならEF100mm F2.8Lが候補

花や昆虫を手持ちで撮る機会が多い場合は、EF100mm F2.8L マクロ IS USMが候補になります。ハイブリッドISを搭載しており、一般撮影だけでなく近接撮影でも手ブレを抑える効果を期待できます。また、リングUSM、フォーカスリミッター、Lレンズの光学設計など、実用性を高める機能がそろっています。

ポートレートにも兼用するなら、100mm F2.8の中望遠画角と背景ぼけを利用できます。人物の上半身や顔を撮影する場合、被写体との距離を取りながら背景を整理しやすいことが利点です。また、同じレンズで人物のアクセサリーや手元の細部を大きく撮影できます。

RFマウントのEOS Rシリーズでも、EF-EOS Rアダプターを使えば活用できます。すでにEFレンズを複数所有している場合、マクロレンズだけをRF型へ変更する必要性は小さくなることがあります。新しいボディと既存のEFレンズを組み合わせることで、購入費用を抑えながら撮影システムを維持できます。

EF L型の描写とマクロ・人物撮影での使い方については、EF100mm F2.8L マクロ IS USM完全ガイド|等倍撮影・ハイブリッドIS・ポートレートでも詳しく解説しています。

1.4倍の高倍率とRF専用機能が必要ならRF100mm F2.8 L

RF100mm F2.8 L MACRO IS USMを選ぶ最大の理由は、最大撮影倍率1.4倍です。EFの等倍マクロでは画面内で小さく写ってしまう昆虫や花の細部、時計の文字、アクセサリーの模様などを、より大きく記録できます。特に高画素のEOS R5シリーズなどと組み合わせる場合は、撮影倍率と記録画素数の両方を生かした精細な写真を撮影できます。

さらに、対応するボディ内手振れ補正搭載機との協調IS、ナノUSM、SAコントロールリングなど、RF型ならではの機能も利用できます。マクロ撮影だけでなく、人物や花のボケ描写を変化させたい場合にも特徴を生かせます。ただし、SAコントロールによる描写の変化は撮影者の好みや用途によって評価が分かれる部分です。

中古価格はEF型より高く、サイズも大きいため、RF型を購入する理由を具体的に考える必要があります。等倍までの撮影で十分であり、SAコントロールも必要としない場合は、EF100mm F2.8Lや非L型で対応できる場面があります。一方、小さな被写体を1.4倍まで拡大したい場合は、RF100mm F2.8 Lが4本の中で明確な違いを持っています。

RF型の高倍率マクロと描写の特徴については、RF100mm F2.8 L MACRO IS USMレビュー|1.4倍マクロ・SAコントロールの使い方でも詳しく解説しています。

まとめ

Canonの100mmマクロレンズには、1990年発売のEF100mm F2.8 マクロ、2000年のEF100mm F2.8 マクロ USM、2009年のEF100mm F2.8L マクロ IS USM、2021年のRF100mm F2.8 L MACRO IS USMという代表的な4本があります。すべて焦点距離100mm、開放F値F2.8ですが、AF、手ブレ補正、撮影倍率、重量、マウントに違いがあります。

初代EF100mm F2.8 マクロは、古い設計ながら等倍撮影に対応しています。後継のUSM型ではリングUSMとインナーフォーカスを採用し、AFの静粛性と操作性が改善されました。両方とも手ブレ補正はありませんが、三脚を使った商品撮影やMF中心のマクロ撮影では、現在でも利用できる基本性能を備えています。

EF100mm F2.8L マクロ IS USMは、ハイブリッドISが大きな特徴です。マクロ撮影で影響が大きくなるシフトブレにも対応し、手持ちで花や昆虫を撮影する場合に利点があります。中古価格は非LのUSM型より高くなりますが、屋外での手持ち撮影やポートレートとの兼用を重視する場合には、追加費用を考える理由があります。

RF100mm F2.8 L MACRO IS USMは、最大撮影倍率1.4倍まで対応しています。EFの等倍マクロより小さな被写体を大きく記録でき、SAコントロールリングやナノUSM、対応するEOS Rボディとの協調手ブレ補正も利用できます。一方、中古価格は高く、サイズも大きくなるため、等倍を超える撮影倍率やRF型の専用機能が必要かどうかが購入判断の中心になります。

カメラとの互換性も重要です。EOS 5DシリーズやEOS 6Dシリーズなどの一眼レフではEFマクロを直接使用できます。EOS RシリーズではEF-EOS Rアダプターを使用すればEFマクロを活用でき、RF100mm F2.8 Lは直接装着できます。EOS R50やR10、R7などのAPS-C機では、100mmレンズが35mm判換算約160mm相当の画角になるため、花や昆虫を大きく切り取る撮影に向いています。

中古購入時には、価格だけでなく、光学系のカビや曇り、AF、絞り、フォーカスリミッター、ISの動作を確認する必要があります。特に古いEF型では、メーカーの修理対応や部品の供給状況も重要です。EFレンズをEOS Rシリーズで使用する場合は、マウントアダプターや付属品を含めた購入費用で比較することが必要です。

購入費用を抑えて等倍撮影するならEF100mm F2.8 マクロ USM、手持ちマクロや人物撮影との兼用を重視するならEF100mm F2.8L マクロ IS USM、1.4倍の高倍率撮影を必要とするならRF100mm F2.8 L MACRO IS USMが、それぞれ有力な選択肢です。4本とも100mm F2.8のマクロレンズですが、最適な一本は、撮影する被写体と使用するカメラ、必要な撮影倍率によって変わります。

タイトルとURLをコピーしました