Laowa 24mm F2 Zero-D Tilt-ShiftはCanon RFで何ができる?TS-E24mmとの違い
Laowa 24mm F2 Zero-D Tilt-Shiftは、Canon RFマウントへ直接装着できるフルサイズ対応のティルト・シフトレンズです。24mmという建築撮影で使いやすい広角、±12mmのシフト、±10°のティルト、さらに開放F2という明るさを組み合わせています。
Canonユーザーにとって気になるのは、EFマウントのTS-E24mm F3.5L IIと何が違うのかという点でしょう。TS-E24mm F3.5L IIも24mm、シフト±12mmという代表的な建築用レンズですが、EOS Rシリーズで使用する場合はマウントアダプター EF-EOS Rが必要です。Laowa 24mm F2 Zero-D Tilt-ShiftはRFマウント版を選べば、EOS Rシリーズへそのまま装着できます。
さらに開放F2なので、単に建築物の垂直線を整えるだけではなく、夕方や室内で光量を確保したり、ティルトと浅い被写界深度を組み合わせて特殊なボケを作ったりする使い方も考えられます。
この記事では、Laowa 24mm F2 Zero-D Tilt-ShiftをCanon RFで使うと何ができるのか、TS-E24mm F3.5L IIとの違い、建築・風景・商品撮影での使い方、F2という明るさがティルト・シフトレンズにどんな意味を持つのかを詳しく見ていきます。
Laowa 24mm F2 Zero-D Tilt-ShiftをCanon RFで使う意味
RFマウントへ直接装着できる24mmティルト・シフトレンズ
Laowa 24mm F2 Zero-D Tilt-ShiftにはCanon RFマウント版が用意されています。EOS R5、EOS R6シリーズ、EOS R8などのフルサイズEOS Rへ、マウントアダプターを介さず直接装着できます。
キヤノン純正のTS-E24mm F3.5L IIはEFマウントです。EOS一眼レフでは直接装着できますが、EOS RシリーズではEF-EOS Rを間に入れる必要があります。アダプターを使ったことで画質や焦点距離が変わるわけではありませんが、ボディとレンズの間に部品が一つ増えます。
Laowaは最初からミラーレス用マウントとしてCanon RF版を用意しているため、EOS Rボディとレンズだけで撮影システムを構成できます。ティルト・シフトレンズは三脚を使い、つまみやリングを細かく調整することが多いため、機材構成が単純になることには実用上の意味があります。
EFレンズをEOS Rシリーズで使用する仕組みについては、EOS RでEFレンズを使う方法で詳しく解説しています。
±12mmのシフトで建物を見上げずに構図を作れる
Laowa 24mm F2 Zero-D Tilt-Shiftのシフト量は±12mmです。シフトとはレンズの光軸を撮像面と平行に移動する機能で、カメラ本体を上へ向けなくても、画面へ写る範囲を上方向へ移動できます。
高い建物を通常の24mmレンズで撮る場合、建物全体を画面へ入れるためにカメラを上へ向けることがあります。このとき撮像面と建物が平行ではなくなり、建物の左右の線が上へ向かってすぼんで見えます。
ティルト・シフトレンズなら、カメラを水平に近い状態で固定したままレンズだけを上へシフトできます。建物の垂直線を保ちながら上部まで構図へ入れやすくなるため、建築写真では非常に重要な機能です。
シフト機能とパースの関係については、シフトレンズとは?ティルトとの違いと建築写真での使い方でも詳しく紹介しています。
±10°のティルトでピント面そのものを動かせる
Laowa 24mm F2 Zero-D Tilt-Shiftは、シフトだけでなく±10°のティルトにも対応しています。ティルトはレンズの光軸を撮像面に対して傾ける操作で、一般的なレンズとは異なる方向へピント面を配置できます。
通常のレンズでは、ピント面は基本的にセンサー面と平行です。風景撮影で手前の岩から遠くの山までピントを合わせたい場合、一般的には絞り込んで被写界深度を深くします。ティルトを利用すると、地面へ沿うようにピント面を傾け、手前から遠方までをピント範囲へ入れやすくできます。
反対方向へ利用すれば、画面の一部分だけを鮮明にして周囲を大きくぼかす表現もできます。ティルトは単なる「全部にピントを合わせる機能」ではなく、ピント面を撮影者が積極的に設計するための機能です。
ピント面と被写界深度の基本については、ピント合わせと写真表現の関係も参考になります。
TS-E24mm F3.5L IIとの違い
LaowaはRFへ直接装着、TS-E24mmはEF-EOS Rが必要
Canon RFユーザーにとって最も分かりやすい違いはマウントです。Laowa 24mm F2 Zero-D Tilt-ShiftのRF版はCanon RFマウント用なので、EOS Rシリーズへそのまま取り付けられます。
TS-E24mm F3.5L IIは2009年に登場したEFマウントのLレンズです。EOS 5DシリーズやEOS-1DシリーズなどのEFマウント一眼レフには直接装着できますが、EOS Rシリーズではマウントアダプター EF-EOS Rを使用します。
TS-E24mmをアダプター経由でEOS Rへ装着しても24mmの焦点距離は変化せず、F3.5もそのままです。そのためアダプターが画質上の大きな弱点になるわけではありません。それでも、RFマウント版が存在するLaowaの方が、EOS Rだけで使用する場合には構成を簡潔にできます。
マウントアダプターによって画角が変わるのかについては、マウントアダプターと焦点距離・画角の関係で詳しく解説しています。
シフト量は同じ±12mm、ティルト量はLaowaが±10°
TS-E24mm F3.5L IIのシフト移動量は±12mm、ティルト角度は±8.5°です。Laowa 24mm F2 Zero-D Tilt-Shiftもシフトは±12mmですが、ティルトは±10°まで動かせます。
建築撮影で垂直線を整える目的では、どちらも±12mmのシフトを利用できます。つまりシフト量だけを見れば、LaowaがTS-E24mmより大きく動くわけではありません。
一方、ティルト角度はLaowaの方が大きくなっています。実際の撮影では常に最大まで傾けるわけではありませんが、商品撮影や特殊なボケ表現などでピント面を大きく変えたい場合には、±10°という可動域を利用できます。
CanonのTS-Eシリーズ全体の違いについては、Canon TS-Eレンズ完全ガイドで17mm・24mm・50mm・90mm・135mmを比較しています。
F2とF3.5の差はティルト・シフトレンズでは大きい
Laowaの大きな特徴が開放F2です。TS-E24mm F3.5L IIはF3.5なので、開放値には1段を超える差があります。
建築撮影では三脚を使ってF8やF11まで絞ることも多いため、「ティルト・シフトレンズにF2が必要なのか」と感じるかもしれません。しかしF2は、すべての撮影を開放で行うためだけのものではありません。
夕暮れの街並みや暗い室内では、F2によってISO感度を抑えたりシャッタースピードを確保したりできます。また、拡大表示でマニュアルフォーカスを合わせる際にも、明るいレンズは像を確認しやすくなります。
さらにティルトとF2を組み合わせれば、24mmの広角レンズでありながらピント面の外側を積極的にぼかす特殊表現が可能になります。TS-E24mmよりも「暗所性能」と「浅いピント表現」を強く意識した24mmティルト・シフトレンズです。
既存のTS-E24mmの特徴は、TS-E24mm F3.5L IIの建築撮影と高精細描写でも詳しく紹介しています。
Laowa 24mm F2を建築撮影で使う
建物の垂直線を保ったまま上部まで写せる
24mmティルト・シフトレンズの代表的な用途は建築写真です。高層ビルや寺社、住宅、インテリアなどを撮る場合、通常の広角レンズではカメラを上下へ傾けることでパースが大きく変化します。
Laowa 24mmではカメラ位置と向きをできるだけ水平に保ち、シフトで画面だけを上下へ動かせます。建物の左右の線を平行に近い状態へ保ちながら、上部まで画面へ収める構図を作れます。
画像編集ソフトでも垂直補正はできますが、後処理で大きく補正すると画面周辺を切り落とす必要があり、解像度も一部失います。撮影時にシフトを使って必要な構図を作れば、センサーの画素をより有効に使えます。
24mmの広角アオリレンズが建築撮影でどのように使われるかは、TS-E24mm F3.5Lのパース補正と建築撮影も参考になります。
Zero-Dは建築の直線と相性がいい
Laowaが製品名に使用する「Zero-D」は、ディストーションを可能な限り抑える設計を示す名称です。実際に歪曲収差が完全にゼロになるという意味ではありませんが、建築やインテリアで重要になる直線を意識したレンズ設計です。
建築撮影では、シフトによるパース補正とは別に、レンズそのものの歪曲収差も問題になります。建物の壁が樽型に膨らんだり、画面端の直線が曲がったりすれば、シフトで垂直線を整えても形が不自然に見える場合があります。
そのため、ティルト・シフトレンズではシフト量だけでなく、基礎となる広角レンズの歪曲収差がどの程度抑えられているかも重要です。Laowaが24mmのティルト・シフトレンズにZero-Dの設計思想を組み合わせていることは、建築撮影との相性を考えた特徴です。
RFマウントのサードパーティ製広角レンズについては、RFマウントのサードパーティ製フルサイズレンズの選び方も参考になります。
F2は夕景や室内建築で使い方が広がる
建築写真ではF8やF11などへ絞ることが多いものの、すべての建築撮影が明るい昼間に行われるわけではありません。夕暮れのビル、夜の都市景観、暗い室内、照明だけで撮るインテリアなどでは、F2を利用できる場面があります。
三脚を使用できる場所ならシャッタースピードを遅くできますが、人が歩いている室内や交通量のある都市風景では、極端な長秒露光を避けたいこともあります。F2を利用すれば、必要に応じてISO感度とシャッタースピードの選択肢を増やせます。
また、建築物の一部分へピントを置き、周囲をティルトでぼかす表現ではF2が積極的な表現手段になります。建物全体を記録するだけでなく、建築物を被写体として作品化する場合に、従来の24mmティルト・シフトとは違う撮り方ができます。
広角レンズを建築や風景で使う考え方については、広角単焦点で風景・建築を撮る方法も参考になります。
ティルトを使えば風景や商品撮影にも使える
風景で手前から遠景までピント面を沿わせる
風景撮影でティルトを使う代表的な方法が、地面に沿うようにピント面を傾ける撮影です。通常の24mmレンズなら、手前の花や岩から遠くの山までピントを合わせるためにF11やF16まで絞ることがあります。
ティルトを利用すると、ピント面そのものを手前から奥へ伸びる地面へ近づけられます。これによって必要以上に絞らなくても、前景と遠景を同時に鮮明に見せられる場合があります。
絞り込みを減らせれば、暗い環境でシャッタースピードを確保しやすくなり、回折による解像感低下を避ける方向にも使えます。ティルト量は大きければよいわけではなく、構図と被写体の位置に合わせてわずかに動かすことが基本です。
被写界深度とピント位置の関係については、被写界深度とピントコントロールでも詳しく解説しています。
商品撮影では奥行きのある被写体へピントを通せる
商品撮影でもティルト機能は有効です。テーブルの上に料理、時計、アクセサリー、小物などを斜めに並べた場合、通常のレンズでは手前へピントを合わせると奥がぼけ、奥へ合わせると手前がぼけます。
絞りを小さくすれば被写界深度を深くできますが、ティルトを利用すると商品の並ぶ方向へピント面を近づけることができます。画面の手前から奥へ並んだ複数の商品を、必要以上に絞らず鮮明に見せる撮影が可能です。
反対にティルト方向を変えれば、特定の商品だけを鮮明に残し、同じ距離にある別の商品をぼかすような特殊表現もできます。一般的なレンズでは前後方向で決まるピントを、画面内の方向として操作できることがティルトの特徴です。
CanonのTS-Eレンズが商品撮影でどのように使われるかは、Canon TS-Eレンズ完全ガイドでも紹介しています。
F2とティルトを組み合わせて特殊なボケを作れる
Laowa 24mm F2 Zero-D Tilt-Shiftで特徴的なのが、F2とティルトを同時に使った表現です。通常の24mm F2レンズでも近距離撮影なら背景をぼかせますが、ピント面そのものはセンサーと平行です。
Laowaではティルトによってピント面を斜めにできるため、画面中央だけを帯状に鮮明にしたり、斜め方向だけへピントを残したりできます。いわゆるミニチュア風の表現もできますが、用途はそれだけではありません。
人物と建築物を組み合わせた環境ポートレート、街角の一部分だけを強調するスナップ、花や商品を使った作品撮影など、24mm F2という明るさとティルトを組み合わせれば、一般的な広角単焦点とは違うピント表現を作れます。
ティルトを人物撮影へ利用する方法については、TS-Eレンズでポートレートを撮る方法も参考になります。
Canon RFでLaowa 24mm F2を使うときの操作
AFではなくマニュアルフォーカスで追い込むレンズ
Laowa 24mm F2 Zero-D Tilt-Shiftはマニュアルフォーカスレンズです。AFで被写体を追いながら撮るレンズではなく、構図、シフト量、ティルト量、ピントを一つずつ撮影者が決めていくレンズです。
ティルト操作を行うと、通常のレンズのように「被写体まで何mだからここへピントを合わせる」という考え方だけでは決まりません。ピント面がどの方向を通っているかを画面で確認しながら調整します。
EOS RシリーズではEVFや背面モニターの拡大表示を利用できるため、細部を拡大してMFを追い込みやすくなっています。建築物の窓枠、商品の文字、風景の前景と遠景など、複数の位置を確認しながらフォーカスを調整するとティルトの効果を把握しやすくなります。
MFでピントを合わせる基本については、EOS RシリーズでMFを使う方法も参考になります。
最初にシフトを決めてからティルトとピントを調整する
ティルト・シフトレンズを初めて使う場合、すべてのつまみを同時に動かすと何が変化したのか分かりにくくなります。まずティルトとシフトを0へ戻し、普通の24mmレンズとしてカメラ位置と構図を決める方法が分かりやすいでしょう。
建築撮影なら、最初にカメラを水平に整えます。その状態でシフトを動かし、建物の上下位置を決めます。構図が決まったあと、必要であればティルトを少量加え、最後にピントを合わせ直します。
風景や商品撮影では、先に構図を決めたあと、ティルトでピント面を被写体へ近づけ、拡大表示で手前と奥を交互に確認します。ティルトを動かすとピント位置も変化するため、「ティルトを調整して終わり」ではなく、ティルトとフォーカスを行き来しながら追い込むことになります。
シフトとティルトの役割を分けて理解する場合は、シフトレンズとティルトの違いも参考になります。
三脚を使うとティルト・シフトの効果を確認しやすい
Laowa 24mm F2を必ず三脚で使わなければならないわけではありませんが、ティルトとシフトを正確に調整する撮影では三脚との相性が良くなります。
手持ちではカメラの角度そのものが変わるため、シフトによって垂直線を整えても、構え直しただけでパースが変化します。三脚でボディ位置を固定すれば、カメラを水平に保ったままシフト量だけを変化させられます。
ティルトでも同様で、カメラ位置が固定されていればピント面の変化を比較しやすくなります。建築、風景、商品撮影では、1枚撮って終わるより、ティルト量やシフト量を少しずつ変えて複数枚撮影し、最も自然な設定を選ぶ方法が使いやすいでしょう。
TS-E24mmを使った実際のアオリ撮影については、TS-E24mmで建築・風景を撮る方法も参考になります。
Laowa 24mm F2とTS-E24mm F3.5L IIはどちらを選ぶか
EOS Rへ直接付けてF2を使いたいならLaowaが特徴的
EOS Rシリーズだけで使用し、24mmのティルト・シフトレンズをRFマウントへ直接装着したい場合、Laowa 24mm F2 Zero-D Tilt-Shiftは非常に特徴的な選択肢です。
F2という明るさも、既存の24mmティルト・シフトレンズにはない大きな特徴です。昼間の建築撮影だけでなく、夕景、夜景、暗い室内、創作的なティルト表現まで幅広く使いたい場合には、この明るさを積極的に利用できます。
さらに±10°のティルトと±12mmのシフトを組み合わせられるため、建築用のシフトレンズとしてだけでなく、ピント面を積極的に変える作品撮影用レンズとして考えられます。
RFマウントに存在するサードパーティ製レンズの特徴については、RFマウントのサードパーティ製フルサイズレンズも参考になります。
純正Lレンズとしての実績を重視するならTS-E24mm F3.5L II
TS-E24mm F3.5L IIは2009年から長期間使われてきたCanon純正の広角TS-Eレンズです。24mm、シフト±12mm、ティルト±8.5°を備え、建築撮影を中心に長い実績があります。
大口径非球面レンズ、UDレンズ、SWCなどを採用したLレンズで、歪曲収差や周辺画質、フレア・ゴーストの抑制を重視して設計されています。最短撮影距離0.21m、最大撮影倍率0.34倍という近接性能もあり、建築だけでなく商品撮影にも利用できます。
EOS Rで使うにはマウントアダプターが必要ですが、すでにTS-E24mmを所有している人が、RFへ移行しただけで買い替える必要が生じるわけではありません。アダプターを使用すれば従来の光学性能とアオリ機構をそのままEOS Rで利用できます。
TS-E24mm F3.5L IIの特徴については、TS-E24mm F3.5L IIで建築を撮る方法で詳しく紹介しています。
24mmティルト・シフトに何を求めるかで性格が分かれる
Laowa 24mm F2とTS-E24mm F3.5L IIは、どちらも24mmでシフト±12mmを持つため、スペック表だけを見ると近いレンズに見えます。しかし実際には、それぞれ強調している部分が違います。
LaowaはRFへ直接装着でき、F2という明るさと±10°のティルトを持っています。建築撮影だけでなく、夕景や室内、浅い被写界深度、積極的なティルト表現まで広げやすいレンズです。
TS-E24mm F3.5L IIはCanon純正Lレンズとして光学性能と操作性を追求し、長期間建築撮影で使われてきた実績があります。EOS Rではアダプターが必要になりますが、EFボディとRFボディの両方で使用できることは別の利点になります。
ティルト・シフトレンズ全体の焦点距離と用途を比較する場合は、Canon TS-Eレンズ完全ガイドも参考になります。
まとめ
Laowa 24mm F2 Zero-D Tilt-Shiftは、Canon RFマウントへ直接装着できる24mmのフルサイズ対応ティルト・シフトレンズです。±12mmのシフトによって建築物の垂直線を保った構図を作りやすく、±10°のティルトによってピント面そのものを傾けられます。
Canon TS-E24mm F3.5L IIと比較すると、シフト量はどちらも±12mmです。ティルト量はTS-E24mmの±8.5°に対してLaowaが±10°で、開放F値はTS-E24mmのF3.5に対してLaowaはF2です。
EOS Rシリーズで使う場合の違いも明確です。TS-E24mm F3.5L IIはEFマウントなのでEF-EOS Rが必要ですが、LaowaのCanon RF版はボディへ直接装着できます。
建築写真ではシフトを使い、カメラを水平に近い状態へ保ったまま建物上部まで構図へ入れられます。風景ではティルトによって手前から遠景までピント面を沿わせ、商品撮影では奥行き方向へ並んだ被写体へピントを通すことができます。
さらにLaowaにはF2という特徴があります。昼間に絞って撮る建築写真だけを考えれば必須ではありませんが、夕景、室内、夜の都市景観、ティルトを利用した浅いピント表現では、24mm F2という明るさが従来のティルト・シフトレンズとは違う撮影を可能にします。
TS-E24mm F3.5L IIがCanon純正Lレンズとして建築撮影で長く使われてきたレンズなら、Laowa 24mm F2 Zero-D Tilt-Shiftは、RFマウントへ直接装着できることとF2の明るさを加え、24mmティルト・シフトの用途をさらに広げたレンズです。


