当サイトでは、運営維持のためにアフィリエイトリンク(Amazonアソシエイトを含む)を使用しています。リンクを通じて商品をご購入いただくと、販売元から当サイトに手数料が入る場合があります。より良いコンテンツを提供いたしますので、ご理解いただけますと幸いです。

RF-S14-30mm F4-6.3 IS STM PZレビュー|パワーズームと画角を解説

スポンサーリンク
RF-S14-30mm F4-6.3 IS STM PZレビュー|パワーズームと画角を解説 レンズ

RF-S14-30mm F4-6.3 IS STM PZレビュー|パワーズームと画角を解説

RF-S14-30mm F4-6.3 IS STM PZは、キヤノンRF-Sレンズで初めてパワーズームを内蔵した、APS-C EOS Rシリーズ向けの広角ズームレンズです。

焦点距離は14-30mm。APS-CのEOS Rシリーズでは35mm判換算約22.4-48mm相当となり、広角から標準域の手前までを一本でカバーします。Vlog、自撮り、旅行、室内、風景、商品紹介など、動画と静止画を両方撮りたい用途を強く意識した焦点域です。

最大の特徴は、単に14mmから始まることではありません。ズームをモーターで駆動するPZ、ズーミングしても全長が変わらないインナーズーム、約181gの軽量設計、レンズ内IS、最短撮影距離0.15m、30mm時最大撮影倍率0.38倍を一つのレンズへまとめています。

特にEOS R50 Vではカメラ側からズーム速度を設定でき、一定速度で滑らかにズームイン・ズームアウトできます。写真用ズームを動画へ流用するというより、最初から動画撮影を強く意識したRF-Sレンズです。

一方、開放F値は14mm側F4、30mm側F6.3なので、大きな背景ボケや暗所性能を最優先するレンズではありません。またRF-S10-18mm F4.5-6.3 IS STMほど広角でもありません。

この記事では、RF-S14-30mm F4-6.3 IS STM PZの正確なスペック、22.4-48mm相当という画角、パワーズーム、EOS R50 Vとの組み合わせ、手ブレ補正、近接性能、Vlog、風景、室内、静止画での使い方、RF-S10-18mmやRF-S18-45mmとの違いまで詳しく解説します。

  1. RF-S14-30mm F4-6.3 IS STM PZの基本スペック
    1. 旧記事の210g・55mmフィルターという情報は異なる
    2. 別売パワーズームアダプターを装着するレンズではない
  2. 14-30mmは35mm判換算22.4-48mm相当
    1. 14mm側はVlogや室内で使いやすい広角
    2. 30mm側は約48mm相当で標準画角に近い
  3. RFレンズ初の内蔵パワーズーム
    1. ズームリングを回す力ではなくモーターでレンズを動かす
    2. EOS R50 Vではカメラ側からズーム速度を設定できる
  4. インナーズームが動画撮影で有利
    1. 14mmから30mmへズームしても全長が変わらない
    2. 自撮りでもレンズが顔へ伸びてこない
  5. 約181gという軽さ
    1. EOS R50 VやR50との組み合わせで機動力を保ちやすい
    2. 軽量でもレンズ内ISを省略していない
  6. 手ブレ補正は中央5.0段分
    1. EOS R10使用時で中央5.0段分の補正効果
    2. IBIS搭載機では協調ISも利用できる
  7. STMで動画AFにも対応
    1. 滑らかなフォーカス移動を作りやすい
    2. フォーカスブリージング補正対応ボディでも使える
  8. 最短撮影距離0.15mでかなり寄れる
    1. 30mm側では最大撮影倍率0.38倍
    2. 広角側では遠近感を強調した接写ができる
  9. VlogにRF-S14-30mmが向いている理由
    1. 22.4mm相当なら自撮りでも背景を入れやすい
    2. パワーズームで映像中の画角変更を使える
  10. 旅行レンズとしても使いやすい
    1. 風景から食事まで一本で対応しやすい
  11. 風景撮影では14mm側を生かせる
    1. 山や建築物を広く写しやすい
  12. 室内撮影でも14mm始まりが効く
    1. 後ろへ下がれない場所で広く写せる
  13. 静止画でも使えるレンズなのか
    1. PZだから動画専用というわけではない
    2. 望遠端48mm相当はスナップで使いやすい
  14. 開放F4-6.3は暗いのか
    1. 大口径ズームではない
    2. 動画では明るさの変化にも注意する
  15. RF-S10-18mm F4.5-6.3 IS STMとの違い
    1. より広く撮りたいなら10-18mmが有利
    2. 動画のズーム表現では14-30mm PZが有利
  16. RF-S18-45mm F4.5-6.3 IS STMとの違い
    1. 14mmと18mmの差は広角側で大きい
  17. RF-S55-210mmとの組み合わせ
    1. 14-30mmと55-210mmで広角から望遠まで分担できる
  18. フルサイズEOS Rシリーズでも装着できる?
    1. RF-SレンズなのでAPS-C相当の撮影範囲を使用する
  19. RF-S14-30mm F4-6.3 IS STM PZが向いている人
    1. 動画と静止画を一本で撮りたい人
    2. EOS R50 Vでパワーズームを活用したい人
  20. RF-S14-30mm F4-6.3 IS STM PZが向かない人
    1. 大きなボケや暗所性能を最優先する人には向かない
    2. 本格的な超広角を求めるなら10mm始まりを検討する
  21. まとめ

RF-S14-30mm F4-6.3 IS STM PZの基本スペック

項目 RF-S14-30mm F4-6.3 IS STM PZ
対応マウント キヤノンRFマウント
対応フォーマット APS-C用RF-S
焦点距離 14-30mm
35mm判換算 約22.4-48mm相当
開放F値 F4-6.3
最小絞り F22-38
レンズ構成 9群10枚
絞り羽根 7枚
最短撮影距離 0.15m
最大撮影倍率 0.17倍(14mm)/0.38倍(30mm)
AF駆動 STM
ズーム 内蔵パワーズーム
ズーム方式 インナーズーム
手ブレ補正 レンズ内IS
IS補正効果 中央5.0段分
協調IS 中央7.5段分・周辺5.5段分
フィルター径 58mm
最大径×長さ 約69.6×62mm
質量 約181g
防塵防滴 非対応

旧記事の210g・55mmフィルターという情報は異なる

RF-S14-30mm F4-6.3 IS STM PZの質量は約181gです。フィルター径は58mmで、55mmではありません。

また全長は約62mmで、ズーミングしても鏡筒が前へ伸びないインナーズームを採用しています。

パワーズーム機構とレンズ内ISを搭載しながら200gを下回っているため、小型APS-Cボディとの組み合わせでもレンズ側へ重量が偏りにくくなっています。

軽量なカメラとレンズを組み合わせるメリットはこちら

別売パワーズームアダプターを装着するレンズではない

RF-S14-30mm F4-6.3 IS STM PZのPZは、レンズ内部に電動ズーム機構そのものを内蔵しています。

外付けのパワーズームアダプターを装着して電動化する方式ではありません。

ズームリングを操作するとモーターがズームレンズ群を駆動し、対応するカメラではボディ側の操作からズームを動かすこともできます。

従来型の写真用ズームとは操作感が異なり、一定速度のズームを作りやすいことが動画撮影で大きな意味を持ちます。

ミラーレスで動画を撮影する基本はこちら

14-30mmは35mm判換算22.4-48mm相当

14mm側はVlogや室内で使いやすい広角

APS-CのEOS Rシリーズでは14mmが約22.4mm相当の画角になります。

自撮りでカメラを腕の届く距離へ置いた場合でも、顔だけでなく背景まで写しやすく、Vlogで場所の雰囲気を伝えやすくなります。

狭い部屋、店舗、車内、旅行先など、後ろへ下がれない状況でも広い範囲を写せることが14mm側の強みです。

ただしフルサイズ換算22.4mmなので、換算16mmや18mm級の超広角ほど極端に広いわけではありません。広さと扱いやすさのバランスを取った画角です。

広角レンズを風景撮影で使う方法はこちら

30mm側は約48mm相当で標準画角に近い

30mm側では35mm判換算約48mm相当となります。

50mmに近い自然な画角なので、人物、料理、小物、街中のスナップなどにも使いやすくなります。

広角専用ズームでは望遠端でも広すぎることがありますが、RF-S14-30mmは48mm相当まで使えるため、一本だけ装着して歩く場合にも対応範囲が広くなります。

動画では広い画角から標準に近い画角まで連続的にズームできるため、画角変化そのものを映像表現として利用できます。

日常スナップで焦点距離を使い分ける方法はこちら

RFレンズ初の内蔵パワーズーム

ズームリングを回す力ではなくモーターでレンズを動かす

一般的なズームレンズでは、撮影者がズームリングを回した力で内部のレンズ群を物理的に動かします。

RF-S14-30mm F4-6.3 IS STM PZでは、ズーム操作を検出し、内蔵モーターでズームを駆動します。

この方式によって、人間の手では難しい一定速度のズームを作りやすくなります。

動画でゆっくり画角を狭めたり、一定速度で広角側へ戻したりする場合、手動ズームより滑らかな映像を作りやすいことがPZの価値です。

動画撮影でカメラワークを使う考え方はこちら

EOS R50 Vではカメラ側からズーム速度を設定できる

EOS R50 Vとの組み合わせでは、カメラ側からパワーズームを制御できます。

ズーム速度を設定し、カメラのズームレバーや対応する操作系を使って一定速度のズームイン・ズームアウトを行えます。

撮影中にレンズ鏡筒へ手を伸ばしてリングを回す必要がないため、動画撮影時のカメラ揺れを減らしやすくなります。

三脚撮影や固定カメラで画角だけをゆっくり変化させたい場合にも、パワーズームとの相性は高くなります。

RFレンズを動画と静止画で使い分ける考え方はこちら

インナーズームが動画撮影で有利

14mmから30mmへズームしても全長が変わらない

RF-S14-30mm F4-6.3 IS STM PZはインナーズームなので、焦点距離を変更しても鏡筒の長さが変わりません。

一般的な小型標準ズームでは、広角端や望遠端で鏡筒が前後へ伸びることがあります。

動画ではレンズの全長変化によってカメラの重心が変わると、ジンバルのバランスにも影響します。

インナーズームならズーム中も重量バランスの変化を抑えやすく、ジンバル、三脚、自撮りグリップなどで扱いやすくなります。

小型レンズが動画機材のバランスへ与える影響はこちら

自撮りでもレンズが顔へ伸びてこない

自撮りでカメラを近くに置く場合、ズームによって鏡筒が大きく伸びるレンズでは圧迫感が出ることがあります。

RF-S14-30mmはズームしても外形が変化しないため、自撮り中でもレンズの位置関係を保てます。

小型ジンバルや卓上三脚へ載せた状態でも全長が変わらず、セッティングを崩しにくい点が便利です。

単に収納時だけ小さいのではなく、撮影中のサイズが一定であることが動画向けレンズとして重要です。

自撮りやVlogでミラーレスを使う方法はこちら

約181gという軽さ

EOS R50 VやR50との組み合わせで機動力を保ちやすい

RF-S14-30mm F4-6.3 IS STM PZの質量は約181gです。

パワーズーム、STM、光学ISを搭載するズームレンズとしては軽量で、小型APS-C EOS Rシリーズへ装着してもシステム全体をコンパクトにできます。

旅行では長時間首から下げたり、バッグへ入れたりするため、数百gの差でも負担が変わります。

動画撮影でも小型三脚、自撮りグリップ、ジンバルへ載せやすく、機材全体を軽く構成できることが利点です。

キヤノンAPS-Cで使いやすいレンズはこちら

軽量でもレンズ内ISを省略していない

小型軽量レンズでは機能を削って軽量化する場合がありますが、RF-S14-30mmには光学式手ブレ補正が搭載されています。

EOS R50やEOS R10のようにボディ内手ブレ補正を持たないカメラでも、レンズ側で手ブレを補正できます。

広角レンズは望遠ほど手ブレが目立ちにくいものの、動画では細かな揺れが連続して記録されるためISの意味は大きくなります。

小型ボディとの組み合わせを前提として、レンズ側へISを持たせていることが実用性につながっています。

レンズ内手ブレ補正と手持ち撮影の考え方はこちら

手ブレ補正は中央5.0段分

EOS R10使用時で中央5.0段分の補正効果

RF-S14-30mm F4-6.3 IS STM PZの光学ISは、30mm側で中央5.0段分の補正効果があります。

静止画ではシャッタースピードが遅くなった場合の手ブレを抑えやすく、室内や夕方でも手持ち撮影の自由度が上がります。

動画ではレンズ内ISに加え、対応するカメラの動画電子ISを組み合わせることもできます。

電子ISを使用すると画角が狭くなる場合があるため、自撮りでは補正量と広さのバランスを確認する必要があります。

動画撮影で手ブレを抑える方法はこちら

IBIS搭載機では協調ISも利用できる

ボディ内手ブレ補正を搭載する対応機では、レンズISとIBISを協調して動作させられます。

EOS R7との組み合わせでは中央7.5段分、周辺5.5段分の補正効果が示されています。

広角域では画面中央だけでなく周辺部の揺れ方も重要になるため、中央と周辺で補正効果が分けて示されている点にも注目できます。

静止画だけでなく、手持ち動画でも補正機構を活用できるレンズです。

APS-Cで画質と手持ち撮影を考える参考はこちら

STMで動画AFにも対応

滑らかなフォーカス移動を作りやすい

AF駆動にはSTMを採用しています。

STMは動画で滑らかにフォーカス位置を移動させる用途と相性が高く、人物から背景、小物から人物といったフォーカストランジションを作りやすくなります。

Vlogではカメラへ向けて商品を見せ、その後自分の顔へピントを戻す場面があります。こうした近距離と人物の切り替えでもAFを利用できます。

静止画でも通常のスナップ、風景、人物撮影に必要なAFを利用できます。

STM・USM・VCMの違いはこちら

フォーカスブリージング補正対応ボディでも使える

RF-S14-30mm F4-6.3 IS STM PZは、対応するEOS Rシリーズのフォーカスブリージング補正対象レンズです。

動画中にピント位置を変更すると、レンズによっては画角がわずかに変化してズームしたように見えることがあります。

対応ボディの補正機能を利用すれば、この画角変化を抑えながらフォーカスを移動できます。

パワーズームだけでなく、AF移動まで含めて動画撮影へ配慮されたレンズです。

動画でピント移動を演出へ使う考え方はこちら

最短撮影距離0.15mでかなり寄れる

30mm側では最大撮影倍率0.38倍

最短撮影距離はズーム全域で0.15mです。

14mm側の最大撮影倍率は0.17倍ですが、30mm側では0.38倍まで大きく写せます。

等倍マクロではありませんが、標準ズームとしては高い近接性能を持っています。

料理、アクセサリー、ガジェット、花、小物などへ寄りながら、その周囲の背景もある程度残せます。動画の商品レビューや料理動画でも使いやすい性能です。

撮影倍率と近接撮影の考え方はこちら

広角側では遠近感を強調した接写ができる

14mm側で被写体へ近づくと、手前の被写体を大きくしながら背景を広く写せます。

通常の望遠マクロとは異なり、小物と周囲の環境を同時に見せる写真や動画を作れます。

例えば料理へ近づきつつテーブルや店舗の雰囲気を残したり、花を大きく写しながら風景を背景へ入れたりできます。

広角接写ではレンズに近いものほど極端に大きく見えるため、その遠近感を意識して構図を作ることが重要です。

広角の遠近感を構図へ生かす方法はこちら

VlogにRF-S14-30mmが向いている理由

22.4mm相当なら自撮りでも背景を入れやすい

自撮り動画では、カメラから人物までの距離を自由に取れません。

腕を伸ばした程度の距離や、小型グリップを使った距離では、標準ズームの18mm始まりでは顔が大きくなりすぎる場合があります。

14mmなら約22.4mm相当まで広がるため、顔、上半身、背景を一つの画面へ入れやすくなります。

旅先で建物や景色を背景へ残したいVlogでは、18mm始まりとの違いを感じやすい部分です。

Vlogで広角レンズを使うメリットはこちら

パワーズームで映像中の画角変更を使える

Vlog用の広角レンズは固定画角でも成立しますが、RF-S14-30mmでは撮影中に画角を滑らかに変えられます。

広角で場所全体を見せたあと、被写体へゆっくり寄るようにズームすることで、編集だけに頼らない画面変化を作れます。

特に固定撮影では、カメラそのものを動かさずに画角を変えられるため、商品紹介、料理、楽器演奏、作業動画などにも使えます。

パワーズームを単なる便利機能ではなく、撮影中の演出機能として使えるレンズです。

動画でズームを演出として使う方法はこちら

旅行レンズとしても使いやすい

風景から食事まで一本で対応しやすい

旅行では広い風景、建築、室内、人物、料理、小物など被写体が頻繁に変わります。

RF-S14-30mmは約22.4mm相当から48mm相当までをカバーするため、超望遠を必要としない観光撮影なら一本でかなりの範囲に対応できます。

181gと軽く、最短0.15mまで寄れるため、レンズ交換を減らして歩き回りたい用途に向いています。

望遠側が48mm相当なので遠くの被写体を大きく撮る用途には不足しますが、街歩き中心なら扱いやすい焦点域です。

旅行で小型軽量レンズを選ぶメリットはこちら

風景撮影では14mm側を生かせる

山や建築物を広く写しやすい

約22.4mm相当の広角は、広い風景や大きな建築物を一枚へ収めるのに使いやすい画角です。

10mmクラスほど極端に広くないため、画面周辺へ不要なものが入りすぎることを抑えながら広角らしい奥行きを出せます。

前景へ岩や花などを置き、中景、遠景へ視線をつなぐ構図では14mm側の遠近感を利用できます。

風景ではF8前後まで絞ることも多いため、開放F4という明るさが大きな弱点になりにくい用途です。

広角で風景を組み立てる方法はこちら

室内撮影でも14mm始まりが効く

後ろへ下がれない場所で広く写せる

室内では壁があるため、屋外のように撮影者が自由に後ろへ下がれません。

18mmでは部屋全体が入りきらない状況でも、14mmならさらに広い範囲を写せます。

店舗紹介、部屋紹介、イベント、家族写真、集合写真などで広角側を利用できます。

ただし人物を画面端へ配置すると体が引き伸ばされたように見える場合があるため、人物の位置には注意が必要です。

広角で人物の形が変わって見える理由はこちら

静止画でも使えるレンズなのか

PZだから動画専用というわけではない

製品の特徴は動画寄りですが、通常の静止画用ズームとしても使用できます。

14mm側では風景や建築、30mm側ではスナップや人物、小物撮影まで対応できます。

光学ISがあるため、IBIS非搭載ボディでも夕方や室内で手持ち撮影しやすくなります。

動画をほとんど撮らなくても、22.4-48mm相当の軽量広角ズームとして選ぶことができます。

APS-Cで静止画用レンズを選ぶ方法はこちら

望遠端48mm相当はスナップで使いやすい

30mm側の約48mm相当は、人間の視覚感覚に近いとされる標準域に入ります。

広角側の遠近感を抑え、街中の一部分を切り取ったり、人物を自然な距離から撮ったりできます。

14mmだけを見ると広角ズームに見えますが、30mmまで伸びることで一本のレンズとして使える範囲が大きく広がっています。

旅行中に広角レンズと標準レンズを交換する回数を減らしたい場合にも便利です。

標準画角をスナップで使う考え方はこちら

開放F4-6.3は暗いのか

大口径ズームではない

RF-S14-30mmの開放F値は14mm側F4、30mm側F6.3です。

F2.8ズームやF1.8単焦点と比較すれば暗く、同じシャッタースピードならISO感度を高くする必要があります。

夜の人物撮影で背景を大きくぼかしたい場合や、高速シャッターを使いたい場面では大口径レンズの方が有利です。

このレンズは明るさを優先するのではなく、広い画角、PZ、軽さ、IS、近接性能を一つへまとめる設計です。

F値と暗所撮影の関係はこちら

動画では明るさの変化にも注意する

14mmではF4を使用できますが、30mmまでズームすると開放F値はF6.3になります。

マニュアル露出で開放絞りを使ったまま動画撮影中にズームすると、ズーム位置によって使用可能なF値が変わります。

一定の明るさを保ちたい動画では、最初からF6.3以上へ設定しておく方法があります。

ISOオートなどを使って明るさを補う方法もありますが、映像中の露出変化を避けたい場合は撮影前に決めておく方が扱いやすくなります。

露出を安定させる基本はこちら

RF-S10-18mm F4.5-6.3 IS STMとの違い

より広く撮りたいなら10-18mmが有利

RF-S10-18mm F4.5-6.3 IS STMは、APS-Cで約16-29mm相当をカバーします。

RF-S14-30mmの約22.4mm相当より大幅に広く、狭い室内、大きな建築物、自撮りで周囲をさらに広く入れたい場合に有利です。

一方、望遠端は約29mm相当なので、標準域までは届きません。

超広角を最優先するなら10-18mm、一本で広角から標準付近まで使いたいなら14-30mmという違いがあります。

APS-C用広角レンズの選び方はこちら

動画のズーム表現では14-30mm PZが有利

RF-S14-30mmには内蔵パワーズームがあり、動画中に一定速度でズームしやすい特徴があります。

10-18mmは超広角域の広さが強みですが、14-30mmは動画中の画角変更そのものを積極的に使えるレンズです。

また30mmまで伸びるため、広角の場面説明から標準画角に近い被写体中心の構図まで一本で移行できます。

どちらを選ぶかは「最も広い画角」が必要なのか、「動画で動くズーム」が必要なのかで変わります。

動画向けレンズを選ぶポイントはこちら

RF-S18-45mm F4.5-6.3 IS STMとの違い

14mmと18mmの差は広角側で大きい

RF-S18-45mm F4.5-6.3 IS STMは約28.8-72mm相当となり、標準域から中望遠寄りまで使えるキットズームです。

一方RF-S14-30mmは約22.4-48mm相当なので、より広角側へ重点を置いています。

室内、自撮り、風景、動画では14mm側の広さが有利です。

人物や少し遠い被写体を大きく撮るなら45mmまで伸びるRF-S18-45mmの方が使いやすい場面があります。

RF-S標準ズームを用途で選ぶ方法はこちら

RF-S55-210mmとの組み合わせ

14-30mmと55-210mmで広角から望遠まで分担できる

RF-S14-30mmを広角・標準寄り担当、RF-S55-210mm F5-7.1 IS STMを望遠担当にすると、役割を明確に分けられます。

14-30mmでは風景、室内、Vlog、スナップを撮り、遠くの野鳥、動物、スポーツなどでは55-210mmへ交換する構成です。

30mmから55mmの間は空きますが、実際の撮影では足で距離を調整できる場面も多くあります。

どちらも比較的小型軽量なので、APS-C EOS Rシリーズの携帯性を生かしやすい組み合わせです。

RF-S55-210mm F5-7.1 IS STMの特徴はこちら

フルサイズEOS Rシリーズでも装着できる?

RF-SレンズなのでAPS-C相当の撮影範囲を使用する

RF-S14-30mm F4-6.3 IS STM PZはRFマウントなので、対応するフルサイズEOS Rシリーズにも装着できます。

ただしRF-SレンズはAPS-Cサイズのイメージサークルを前提としているため、フルサイズセンサー全面を使うレンズではありません。

対応ボディではAPS-C相当のクロップ撮影となり、フルサイズ機本来の画素数をすべて使用することはできません。

このレンズを主力として使うなら、基本的にはEOS R7、R10、R50、R50 VなどAPS-C機との組み合わせが自然です。

RFマウントとRF-Sレンズの関係はこちら

RF-S14-30mm F4-6.3 IS STM PZが向いている人

動画と静止画を一本で撮りたい人

このレンズが特に向いているのは、写真だけ、動画だけに用途を限定しない人です。

静止画では22.4-48mm相当の軽量ズームとして使え、動画ではパワーズーム、インナーズーム、STM、ISを利用できます。

旅行中に写真を撮りながら、その場でVlogやショート動画も撮影するような使い方ではレンズ交換を減らせます。

小型APS-Cボディの機動力を残したまま、動画向け機能を追加できることが大きな魅力です。

写真と動画を一本のレンズで撮る考え方はこちら

EOS R50 Vでパワーズームを活用したい人

EOS R50 Vは動画撮影を強く意識したAPS-C EOS Rシリーズで、RF-S14-30mmとの組み合わせではパワーズームをカメラ側から扱えます。

一定速度のズーム、固定撮影中の画角変更、Vlog、自撮り、商品紹介など、写真用ズームでは作りにくい操作を行えます。

RF-S14-30mmは単にR50 Vへ装着できるレンズではなく、R50 Vの動画操作系を生かしやすいレンズとして設計されています。

ミラーレスで動画制作を始める方法はこちら

RF-S14-30mm F4-6.3 IS STM PZが向かない人

大きなボケや暗所性能を最優先する人には向かない

開放F値はF4-6.3なので、大口径単焦点のような大きな背景ボケを作る用途には向いていません。

暗い室内で人物を高速シャッター撮影したい場合にも、F1.8やF2.8のレンズよりISO感度が上がります。

背景ボケを重視したポートレートや夜間の動体撮影なら、明るい単焦点や大口径ズームを組み合わせる方が適しています。

RF-S14-30mmは明るさより、軽量性、広角、動画操作、手ブレ補正、近接性能を重視したレンズです。

明るい単焦点レンズを選ぶメリットはこちら

本格的な超広角を求めるなら10mm始まりを検討する

14mmはAPS-Cで約22.4mm相当なので十分広角ですが、超広角らしい極端な広さを求める場合には不足することがあります。

巨大な建築物、非常に狭い室内、ダイナミックな遠近感などではRF-S10-18mmの約16mm相当が有利です。

その代わりRF-S14-30mmは30mmまで伸び、標準域に近い画角を得られます。

広角端の広さと望遠端の使いやすさのどちらを重視するかで選択が変わります。

超広角と広角を風景で使い分ける方法はこちら

まとめ

RF-S14-30mm F4-6.3 IS STM PZは、APS-C EOS Rシリーズ向けに設計された14-30mmの広角ズームです。35mm判換算では約22.4-48mm相当となり、広角から標準に近い画角まで一本でカバーします。

最大の特徴はRFレンズで初めてパワーズームを内蔵したことです。外付けパワーズームアダプターを追加する方式ではなく、レンズ内部のモーターでズームを駆動します。

対応カメラではボディ側からズームを操作でき、EOS R50 Vではズーム速度を設定して滑らかなズームイン・ズームアウトを行えます。

インナーズームなので14mmから30mmへ画角を変えても全長は変わりません。ジンバルや三脚、自撮りグリップを使う場合にも重量バランスを維持しやすくなっています。

レンズ構成は9群10枚、質量は約181g、フィルター径は58mmです。旧記事にあった約210g、55mmという数値とは異なります。

最短撮影距離は0.15mで、30mm側では最大撮影倍率0.38倍まで寄れます。料理、商品、小物などを大きく写せるため、Vlogや商品レビューにも利用できます。

光学ISは中央5.0段分で、対応するIBIS搭載機との協調制御ではさらに高い補正効果を利用できます。APS-Cの小型ボディと組み合わせても手ブレ補正を確保できることは大きな利点です。

一方、開放F値はF4-6.3なので、大きな背景ボケや暗所性能を最優先するレンズではありません。また14mmは約22.4mm相当なので、RF-S10-18mmほどの超広角でもありません。

それでも、約22.4mm相当の広角、48mm相当までの実用的なズーム域、パワーズーム、インナーズーム、STM、IS、0.15mの近接性能を約181gへまとめた構成は独特です。

特にEOS R50 Vで動画を撮る人、旅行先で写真と動画を一本のレンズで撮りたい人、軽量なAPS-Cシステムを維持したまま広角撮影を増やしたい人にとって、RF-S14-30mm F4-6.3 IS STM PZは明確な役割を持つレンズです。

タイトルとURLをコピーしました