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EF28-105mm F3.5-4.5 USM徹底解説|軽量375gの標準ズームを中古で楽しむ

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EF28-105mm F3.5-4.5 USM徹底解説|軽量375gの標準ズームを中古で楽しむ 標準ズーム

EF28-105mm F3.5-4.5 USM徹底解説|軽量375gの標準ズームを中古で楽しむ

EF28-105mm F3.5-4.5 USMは、28mmの広角側から105mmの中望遠までを1本でカバーするキヤノンEFマウントの標準ズームレンズです。発売は1992年11月で、現在の基準では古いレンズですが、375gという軽さ、28-105mmの使いやすいズーム域、リングUSMによるAF、最短撮影距離0.5mという組み合わせは、今でも日常撮影や旅行用レンズとして実用性があります。

このレンズで特に注意したいのが、似た名称のモデルが複数存在することです。EF28-105mm F3.5-4.5 USMと、後継のEF28-105mm F3.5-4.5 II USMは基本設計が近い一方、初代は絞り羽根5枚、II型は7枚です。また、F4-5.6のEF28-105mmも存在するため、中古で探す場合は「F3.5-4.5」まで確認する必要があります。

初代EF28-105mm F3.5-4.5 USMは、12群15枚、最短撮影距離0.5m、最大撮影倍率0.19倍、フィルター径58mm、最大径72mm、全長75mm、質量375gという仕様です。手ブレ補正は搭載していませんが、当時の標準ズームとしては軽量かつコンパクトで、フルタイムマニュアルフォーカスにも対応しています。

この記事では、EF28-105mm F3.5-4.5 USMの正確な仕様、28-105mmという焦点距離の使い方、AF、描写、ボケ、EOS Rシリーズでの使用、中古購入時の確認点、II型やEF28-135mm F3.5-5.6 IS USMとの違いまで詳しく解説します。

EF28-105mm F3.5-4.5 USMの基本スペック

1992年登場の軽量な標準ズーム

EF28-105mm F3.5-4.5 USMは1992年11月に発売されたEFマウント用標準ズームです。28mmから105mmまで約3.75倍のズーム域を持ちながら、質量は375g、全長は75mmに抑えられています。

現在では24mm始まりの標準ズームが一般的になっていますが、28mmから105mmという焦点距離は、広角、標準、中望遠を1本でつなげられる使いやすい構成です。特に105mmまで使えることで、50mm前後で終わる標準ズームより人物や遠景を切り取りやすくなります。

レンズ構成は12群15枚、絞り羽根は5枚、最小絞りは広角側F22、望遠側F27です。最短撮影距離はズーム全域で0.5m、最大撮影倍率は0.19倍となっています。

EFレンズ全体の位置づけや他の標準ズームを確認する場合は、キヤノン大全から各レンズの記事へ進めます。

28mmから105mmまでを1本で使える

フルサイズでは28mmが広角、50mm前後が標準、85mmから105mm付近が中望遠となるため、EF28-105mm F3.5-4.5 USMは日常撮影で頻繁に使う焦点距離を広くカバーします。

28mmでは風景、建物、旅行先の記録、複数人を入れた写真などを撮りやすく、50mm前後では自然な画角のスナップに向きます。85mmから105mmでは人物の上半身や街の一部分を切り取る撮影がしやすくなります。

ズームリングを回すだけで、周囲の状況を広く見せる写真から、主役だけを限定する写真まで変更できることがこのレンズの大きな強みです。単焦点を何本も交換しながら歩く必要がないため、旅行や散歩撮影との相性も良好です。

焦点距離によって写る範囲がどう変わるかは、画角とは?焦点距離との関係と広角・標準・望遠の違いで詳しく解説しています。

375gという軽さは現在でも魅力がある

EF28-105mm F3.5-4.5 USMの質量は375gです。F2.8通しの標準ズームやLレンズと比較すると大幅に軽く、カメラへ装着したまま長時間歩きやすい重量です。

大きく重いレンズは高性能でも、持ち出すこと自体が負担になる場合があります。EF28-105mmは突出した明るさや手ブレ補正を持たない代わりに、標準ズームとして必要な焦点距離を軽量な鏡筒へまとめています。

特に中古のフルサイズEOS一眼レフと組み合わせる場合、ボディとレンズを合わせても比較的扱いやすいシステムを作れます。EOS Rシリーズではマウントアダプターの重量が追加されますが、それでも大型Lズームより軽い構成にしやすいレンズです。

レンズの重量と撮影時の機動性については、軽量コンパクトなカメラとレンズがもたらす新しい撮影体験でも詳しく紹介しています。

EF28-105mm F3.5-4.5 USMのAF性能

初代F3.5-4.5はリングUSMを採用する

EF28-105mm F3.5-4.5 USMで重要なのがAF駆動方式です。このモデルはリングUSMを採用し、AFモードのままフォーカスリングで微調整できるフルタイムマニュアルフォーカスにも対応しています。

名称が似ているEF28-105mm F4-5.6 USMなどには異なるAF方式を採用したモデルがあるため、「28-105mm USM」という名称だけで同じ仕様と考えないことが重要です。

リングUSMは、当時のキヤノンEFレンズの中でも高速で静かなAFを実現するために使われた方式です。最新のNano USMなどと比較すれば世代差はありますが、静止画で人物、風景、スナップを撮る用途では今でも扱いやすいAF機構です。

USMの種類とリングUSM、マイクロUSM、Nano USMの違いについては、USMとは?リングUSM・マイクロUSM・ナノUSMの違いで詳しく解説しています。

フルタイムマニュアルフォーカスが使える

EF28-105mm F3.5-4.5 USMは、AFで合焦した後でもフォーカスリングを操作してピント位置を微調整できます。AFとMFを頻繁に切り替える必要がなく、人物の目、花、細かな被写体などへ微調整したい場合に便利です。

1990年代前半の標準ズームとして考えると、この操作性は大きな特徴です。安価なズームレンズではAF/MFスイッチを切り替えてからフォーカスリングを操作する必要がある製品もありますが、このレンズは撮影の流れを止めずに微調整できます。

EOS Rシリーズへ装着した場合でも、対応するマウントアダプターを介してAFを利用できます。ボディ側のAF性能が高くても、最終的なフォーカス駆動速度はレンズ側の機構にも左右されるため、最新RFレンズとまったく同じ動きになるわけではありません。

AFとMFをどのように使い分けるかは、AFとMFの違いと使い分けで詳しく紹介しています。

描写性能とF3.5-4.5の明るさ

開放F3.5-4.5は日中撮影で扱いやすい

開放F値は28mm側でF3.5、105mm側でF4.5です。F2.8通しの標準ズームほど明るくありませんが、F4-5.6クラスの廉価ズームより望遠側が少し明るく、日中の屋外撮影では扱いやすい仕様です。

晴天や明るい曇天なら、F5.6からF8程度まで絞っても十分なシャッタースピードを確保しやすく、風景や旅行写真では使いやすくなります。一方、夕方や室内では手ブレ補正がないため、ISO感度を上げるかシャッタースピードを意識する必要があります。

開放F値がズーム位置によって変化するため、28mmから105mmへズームすると同じ設定のままでも露出条件が変わる場合があります。Mモードを使う場合は特に注意が必要です。

F値とシャッタースピード、ボケの関係については、F値を知れば広がるカメラの世界で詳しく解説しています。

5枚羽根の絞りは初代ならではの特徴

初代EF28-105mm F3.5-4.5 USMの絞り羽根は5枚です。後継のII型では7枚へ変更されているため、中古で両者を比較するときの分かりやすい違いの一つになります。

絞り開放付近では絞り羽根の形状の影響は小さくなりますが、絞り込むと点光源やボケの形に5枚羽根の特徴が出ます。現代の円形絞りレンズのような丸い玉ボケを最優先するレンズではありません。

一方、105mm側へズームし、被写体へ近づき、背景を大きく離せば、F4.5でも背景をぼかすことはできます。ボケ量はF値だけで決まらず、焦点距離、撮影距離、背景までの距離が大きく影響します。

絞り羽根の枚数とボケ、光芒の関係は、絞り羽根の枚数でボケと光芒はどう変わる?で詳しく解説しています。

最短撮影距離0.5mで日常の小物にも寄れる

最短撮影距離はズーム全域で0.5mです。最大撮影倍率は105mm時で0.19倍となるため、本格的なマクロレンズではありませんが、花、料理、小物、カメラ用品などを日常的に撮るには扱いやすい距離です。

望遠端105mmを使えば、被写体との距離を0.5mまで縮めながら背景を狭く切り取れます。広角側よりも被写体を大きく写しやすく、背景も整理しやすくなります。

0.19倍という撮影倍率は約1:5.3に相当します。商品名に「MACRO」と付く本格マクロレンズの等倍撮影とは大きな差がありますが、標準ズームの近接能力としては実用的です。

撮影倍率と最短撮影距離の意味については、マクロレンズの撮影倍率と最短撮影距離で詳しく解説しています。

フルサイズとAPS-Cで画角がどう変わるか

フルサイズでは28-105mmをそのまま活かせる

フルサイズEOSへ装着した場合、28mmから105mmという本来の画角をそのまま利用できます。28mmで広く撮り、35mmから50mm付近でスナップ、85mmから105mmで人物や遠景を切り取るという使い方ができます。

一本で焦点距離を大きく変えられるため、旅行中にレンズ交換を減らしたい場合や、撮影対象が決まっていない散歩撮影に向いています。105mmまで届くことで、24-70mmクラスより望遠側の自由度があります。

一方、広角端は24mmではなく28mmなので、狭い室内や大きな建築物を画面へ収めたい場合には物足りないことがあります。広角を重視するか、望遠側105mmを重視するかで評価が変わるレンズです。

日常の被写体をズームで切り取る考え方は、スナップ写真で日常を切り取る方法でも詳しく紹介しています。

Canon APS-Cでは約45-168mm相当の画角になる

CanonのAPS-C機へ装着すると、画角はフルサイズ換算で約45-168mm相当になります。レンズそのものの焦点距離が変わるわけではありませんが、センサーサイズが小さいため写る範囲が狭くなります。

広角28mm相当の使い方はできなくなりますが、標準から望遠までをカバーするズームとして利用できます。45mm相当なら日常スナップ、80mm前後なら人物、168mm相当なら離れた被写体を切り取る撮影に使えます。

EOS KissシリーズやEOS 7DシリーズなどのAPS-C一眼レフでは、標準ズームとして使うより、中望遠寄りの便利ズームとして考えた方が特徴を理解しやすくなります。

フルサイズとAPS-Cで画角が変わる仕組みは、画角と焦点距離の関係で詳しく確認できます。

EOS Rシリーズでも使える

マウントアダプター EF-EOS Rで装着できる

EF28-105mm F3.5-4.5 USMはEFマウントなので、EOS R5、EOS R6、EOS RPなどのRFマウント機へ直接装着することはできません。マウントアダプター EF-EOS Rなどを使用します。

標準タイプのマウントアダプターには焦点距離を変える光学系が入っていないため、フルサイズEOS Rでは28-105mmの画角とF3.5-4.5の開放F値をそのまま利用できます。

AFや電子絞りも利用できるため、古いEFレンズをミラーレス機で継続使用できます。アダプター分だけ全長と重量は増えますが、元のレンズが375gと軽いため、比較的扱いやすい組み合わせです。

EOS RシリーズでEFレンズを使用する基本は、EOS RでEFレンズを使う方法で詳しく解説しています。

ボディ内手ブレ補正搭載機なら弱点を補いやすい

EF28-105mm F3.5-4.5 USMにはレンズ内手ブレ補正がありません。一眼レフで使用する場合は、撮影者自身が十分なシャッタースピードを確保する必要があります。

EOS R5やEOS R6などボディ内手ブレ補正を搭載したカメラへ装着すれば、静止した被写体の手持ち撮影ではボディ側の補正を利用できます。古い非ISレンズを現在のボディで使う大きな利点です。

ただし、人物、動物、乗り物など被写体自体が動く場合、ボディ内手ブレ補正では被写体ブレを止められません。105mm側で動体を撮る場合は、必要なシャッタースピードを優先する必要があります。

レンズ内ISとボディ内手ブレ補正の違いは、Canonの手ブレ補正を徹底解説で詳しく整理しています。

EF28-105mm F3.5-4.5 II USMとの違い

II型は2000年登場で絞り羽根が7枚

EF28-105mm F3.5-4.5 II USMは2000年10月に登場した後継モデルです。レンズ構成は12群15枚、最短撮影距離0.5m、最大撮影倍率0.19倍、58mmフィルター、72×75mm、375gという基本仕様は初代と非常に近くなっています。

大きな違いの一つが絞り羽根です。初代は5枚、II型は7枚となっています。さらにII型では外観デザインも変更されています。

AFについてはII型もリングUSMとフルタイムマニュアルフォーカスを採用しています。中古市場では初代とII型が似た価格で出ていることもあるため、価格だけで決めず、状態とモデル名を確認した方が選びやすくなります。

EFレンズを世代ごとに探す場合は、Canon EFレンズ一覧から関連レンズを確認できます。

EF28-135mm F3.5-5.6 IS USMとの違い

28-135mmは望遠域とIS、28-105mmは軽さが強み

同じ中古EF標準ズームとして比較しやすいのがEF28-135mm F3.5-5.6 IS USMです。28-135mmは望遠端が135mmまで伸び、レンズ内手ブレ補正も搭載しています。

一方、EF28-105mm F3.5-4.5 USMは375gと軽く、望遠端もF4.5に抑えられています。135mmまで必要なら28-135mm、携行性とコンパクトさを優先するなら28-105mmという違いが明確です。

旅行や散歩で荷物を軽くしたい場合は28-105mmが使いやすく、一本で望遠側をさらに伸ばしたい場合は28-135mmが有利です。どちらもリングUSMを備えたEF時代の実用ズームですが、用途によって選び分ける価値があります。

28-135mm側の特徴は、EF28-135mm F3.5-5.6 IS USMレビューで詳しく解説しています。

中古でEF28-105mm F3.5-4.5 USMを選ぶポイント

F3.5-4.5とF4-5.6を間違えない

中古購入で最初に確認したいのが製品名です。EF28-105mmにはF3.5-4.5 USM、F3.5-4.5 II USMのほか、F4-5.6系のモデルも存在します。

外観や焦点距離だけを見ると似ていますが、AF方式、開放F値、重量、光学構成などが異なります。この記事で扱っているのは「EF28-105mm F3.5-4.5 USM」です。

特にネットオークションや中古店の商品一覧では「EF28-105mm USM」と短縮表記されていることがあります。写真の鏡筒に記載されたF値まで確認すると取り違えを防げます。

中古レンズ全般の確認方法は、カメラとレンズの中古市場を活かす撮影機材選びで詳しく解説しています。

カビ・曇り・AF・ズームリングを確認する

発売から長い年月が経過しているため、個体差は新品時の性能差より大きくなっています。外観がきれいでも、内部のカビ、曇り、バルサム切れ、チリ、絞りの不具合などがある可能性があります。

AFは近距離と遠距離の両方で動かし、異音や引っかかりがないか確認します。ズームリングも28mmから105mmまで往復させ、極端な重さや緩みがないか見ます。

フォーカスリング、AF/MFスイッチ、絞り連動、電子接点も確認したい部分です。古いレンズは「同じ型番なら同じ状態」と考えず、価格より個体状態を優先した方が失敗を減らせます。

古いEFレンズを今使う意味については、今あえてEFレンズを選ぶ理由も参考になります。

EF28-105mm F3.5-4.5 USMが向いている撮影

旅行・散歩・日常スナップとの相性が良い

このレンズが最も使いやすいのは、撮影対象を一つに限定しない日常撮影です。散歩中に広い景色を撮り、そのまま105mmへズームして人物や看板、花を切り取ることができます。

28mmから105mmまでを375gで持ち歩けるため、交換レンズを何本も持つ必要がありません。旅行でも、風景、食事、人物、街並みなどを1本で撮りやすくなります。

開放F値や光学性能だけを見れば最新RFレンズの方が優れたモデルは多数あります。しかし、価格、重量、焦点距離のバランスまで含めると、古いEF28-105mmならではの使いやすさがあります。

ズームを使った街歩き撮影の基本は、スナップ写真の撮り方完全ガイドで詳しく紹介しています。

まとめ

EF28-105mm F3.5-4.5 USMは、1992年11月に登場したEFマウントの標準ズームレンズです。28-105mmの約3.75倍ズーム、F3.5-4.5、12群15枚、最短撮影距離0.5m、最大撮影倍率0.19倍、58mmフィルター、375gという構成で、軽量さと焦点距離の広さを両立しています。

AFにはリングUSMを採用し、フルタイムマニュアルフォーカスにも対応します。初代の絞り羽根は5枚で、2000年に登場したEF28-105mm F3.5-4.5 II USMでは7枚へ変更されています。似た名称のF4-5.6モデルも存在するため、中古購入時はF値と型名の確認が重要です。

フルサイズでは28mmの広角から105mmの中望遠までをそのまま使え、Canon APS-Cでは約45-168mm相当の画角になります。EOS Rシリーズでもマウントアダプターを使えばAFや電子絞りを利用でき、ボディ内手ブレ補正搭載機なら非ISという弱点も補いやすくなります。

最新レンズと比べれば、手ブレ補正、防塵防滴、高度なコーティング、動画向けAFなどで世代差があります。一方、軽量な375g、28-105mmという便利な焦点距離、リングUSM、0.5mの最短撮影距離という基本性能は、現在でも実用的です。

中古価格だけで選ぶレンズというより、EF時代のコンパクトな標準ズームを軽快に使いたい人に向く一本です。EOS一眼レフはもちろん、マウントアダプターを介してEOS Rシリーズでも活用できるため、古いEFレンズを楽しむ入口としても使いやすいレンズです。

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