Canon EF超望遠単焦点レンズ一覧|400mm・500mm・600mm・800mm・1200mmを比較
CanonのEF超望遠単焦点レンズには、400mm・500mm・600mm・800mm・1200mmという長い焦点距離を持つモデルがあります。野鳥、野生動物、スポーツ、航空機、鉄道、月など、撮影者が簡単には近づけない被写体を大きく写すために作られたレンズです。
EF超望遠単焦点には、開放F2.8の大口径400mm、機動性を重視した400mm F4 DO、比較的小型な400mm F5.6、野鳥撮影で使いやすい500mm F4、さらに遠距離を狙える600mm F4、800mm F5.6、そして特殊な1200mm F5.6まで存在します。
同じ焦点距離でも世代によって光学設計、ISの有無、重量、AF性能、エクステンダーとの組み合わせなどが異なります。特に400mm F2.8と600mm F4には複数世代があり、EFシステムが長く続いたことで大きな進化を確認できるカテゴリーでもあります。
この記事では、キヤノン大全に含まれるEF超望遠単焦点レンズ17本を焦点距離別に整理し、400mm・500mm・600mm・800mm・1200mmの違い、F値による使い分け、野鳥・航空機・スポーツでの選び方、エクステンダー、EOS Rシリーズでの活用、中古で選ぶ際のポイントまでまとめます。
Canon EF超望遠単焦点レンズ17本を焦点距離別に一覧で見る
- 400mmはF2.8・F4・F5.6を含む8本があり選択肢が最も多い
- 500mmと600mmは野鳥や航空機で被写体をさらに大きく狙える
- 800mmと1200mmは極めて遠い被写体を狙う特殊な超望遠になる
400mmはF2.8L・DO・F5.6Lを含む8本がある
EF超望遠単焦点の中で最も種類が多いのが400mmです。キヤノン大全では、EF400mm F2.8L USM、EF400mm F2.8L II USM、EF400mm F2.8L IS USM、EF400mm F2.8L IS II USM、EF400mm F2.8L IS III USM、EF400mm F4 DO IS USM、EF400mm F4 DO IS II USM、EF400mm F5.6L USMの8本が該当します。
400mm F2.8L系は、超望遠でありながら開放F2.8を実現した大口径レンズです。スポーツや野鳥で高速シャッターを使いやすく、背景を大きくぼかして被写体を浮かび上がらせる撮影に向きます。世代が進むにつれてISの搭載、光学設計の更新、軽量化などが行われてきました。
一方、EF400mm F4 DO IS USMとII型はDO光学素子を採用し、400mmとしては鏡筒を短くまとめることを狙ったシリーズです。F2.8をF4へ抑えることで、大口径400mmとは異なる機動性を持たせています。EF400mm F5.6L USMはさらにシンプルで、開放F5.6ながら比較的軽量な400mmとして、飛翔する野鳥や航空機を追う用途でも使われてきました。
400mmは600mmや800mmほど画角が狭くならないため、動く被写体を最初に画面へ入れやすいことも特徴です。被写体が近づいてくるスポーツや航空機、飛翔する大型の鳥などでは、焦点距離の長さだけでなく追いやすさも重要になります。大口径400mmの特徴はEF400mm F2.8L USMの解説でも詳しく紹介しています。
500mmと600mmは野鳥や遠距離撮影で使いやすい
500mmにはEF500mm F4L IS USM、EF500mm F4L IS II USM、EF500mm F4.5L USMの3本があります。600mmにはEF600mm F4L USM、EF600mm F4L IS USM、EF600mm F4L IS II USM、EF600mm F4L IS III USMの4本があります。
500mmは400mmより被写体を一段大きく写しながら、600mmほど画角が狭くならないため、野鳥や野生動物で距離と追いやすさのバランスを取りやすい焦点距離です。500mm F4系は明るさも確保できるため、林の中や曇天、朝夕など光量が少ない場面でも高速シャッターを使いやすくなります。
600mmは小さな野鳥を大きく写したい場合に特に使いやすくなります。撮影距離を簡単には縮められない水鳥、枝の高い位置に止まる鳥、警戒心の強い野生動物、遠くを飛ぶ航空機などでは、400mmとの差がそのまま被写体の大きさへ現れます。
600mmになると画角が狭くなるため、飛んでいる鳥を最初にファインダーへ入れる難度は上がります。静止している野鳥では600mmの長さが大きな利点になりますが、激しく動く被写体では400mmや500mmの方が追いやすい場面もあります。焦点距離ごとの実際の違いは600mmレンズの使い道で400mm・600mm・800mmを比較しています。
800mmと1200mmはさらに遠い被写体を狙う特殊な領域になる
800mmにはEF800mm F5.6L IS USM、1200mmにはEF1200mm F5.6L USMがあります。どちらも一般的な望遠撮影よりさらに遠い被写体を狙うための超望遠で、400mmや600mmでも被写体が小さく写る場面で力を発揮します。
800mmでは野鳥、遠距離の野生動物、航空機、月などを画面内で大きく扱えます。600mmから800mmへの差は200mmですが、すでに狭い超望遠域でさらに画角が狭くなるため、被写体を大きく写す効果を明確に感じられます。その一方で、被写体をファインダーへ入れることや、動きを追い続けることは難しくなります。
EF1200mm F5.6L USMは、EFレンズの中でも特に特殊な存在です。1200mmという焦点距離そのものが非常に長く、通常の撮影で必要になるレンズではありません。極端に遠い被写体を狙う用途に特化し、機材の大きさや重量、撮影場所、支持機材まで含めた運用が前提になります。
焦点距離は長ければ長いほど有利というわけではありません。400mmなら動体を追いやすく、600mmなら小さな野鳥を大きくしやすく、800mm以上ならさらに遠い被写体へ届きます。被写体までの距離と撮影方法から選ぶことが重要です。800mmの特徴はEF800mm F5.6L IS USMの解説でも紹介しています。
400mm・500mm・600mm・800mmは何を撮るかで選ぶ
- 400mmはスポーツ・航空機・飛翔する鳥を追いやすい
- 500mm・600mmは野鳥や野生動物を大きく写しやすい
- 800mm以上は月や遠距離の小さな被写体で焦点距離を生かせる
400mmはスポーツ・航空機・飛翔する鳥で使いやすい
400mmは本格的な超望遠でありながら、500mm・600mm・800mmと比べると画角に余裕があります。そのため、動きの速い被写体を追い続ける撮影では使いやすい焦点距離です。スポーツでは競技場の反対側にいる選手、航空機では離陸や着陸、野鳥では飛翔する鳥を狙えます。
特に400mm F2.8は、焦点距離だけでなく開放F2.8の明るさが重要です。スポーツでは被写体ブレを防ぐため高速シャッターが必要になり、野鳥でも翼を止めるには速いシャッタースピードを使います。開放F2.8なら同じISO感度でもF4やF5.6より速いシャッターを選びやすくなります。
被写体と背景の距離が大きい状況では、400mmとF2.8の組み合わせによって背景を大きくぼかせます。競技場の観客席、木の枝、草地など複雑な背景でも、被写体を分離しやすくなります。これは単に背景をぼかすだけでなく、写真の中でどこを見せたいのかを明確にする効果があります。
一方で400mm F2.8系は大型です。機動性を優先するなら400mm F4 DOや400mm F5.6Lという選択肢があります。撮影場所を頻繁に移動するのか、一脚や三脚を据えて撮影するのかによって適した400mmは変わります。F2.8と世代による違いを確認する場合はEF400mm F2.8L IS II USMの解説も参考になります。
500mmと600mmは野鳥を画面いっぱいに写しやすい
小さな野鳥を撮る場合、400mmでは十分に近づけず、撮影後に大きくトリミングしなければならないことがあります。500mmや600mmになると同じ距離から被写体をさらに大きく写せるため、鳥の羽毛や目、くちばしなど細部を残しやすくなります。
特に600mmは野鳥撮影で使いやすい焦点距離です。小鳥は体そのものが小さく、人が近づけば逃げることも多いため、撮影者側から距離を詰められるとは限りません。600mmなら一定の距離を保ちながら、被写体を画面内で大きく扱えます。
500mmには400mmと600mmの中間としての利点があります。600mmより画角に余裕があるため動く被写体を追いやすく、それでも400mmより大きく写せます。森林内を移動しながら鳥を探す場合や、野生動物との距離が場面によって変わる撮影では、500mmという焦点距離が扱いやすい場合があります。
500mm F4や600mm F4のような大口径レンズでは、朝夕や森林内でもシャッタースピードを確保しやすくなります。野鳥撮影では被写体が静止して見えても頭や羽が細かく動くため、ISだけに頼って低速シャッターを使うより、被写体ブレを防ぐシャッタースピードを確保することが重要です。400mmから800mmまでの用途差はレンズの焦点距離別の使い道まとめでも確認できます。
800mm以上は月・遠距離の野鳥・航空機で長さを生かす
800mmや1200mmになると、撮影対象はかなり限定されます。600mmでも被写体が小さい場面で、さらに画面内の被写体を大きくすることが主な目的です。遠距離の野鳥、広い空を飛ぶ航空機、月などが代表的な対象になります。
月は非常に遠い被写体なので、焦点距離が長くなるほど画面内で大きく写せます。400mmでも月を撮ることはできますが、800mmならより大きく記録でき、月面の模様も確認しやすくなります。高画素機と組み合わせればトリミングの余裕も広がります。
一方、800mmではわずかなカメラの動きでもファインダー内の像が大きく動きます。被写体を探す段階から難しくなり、動体を追う場合はさらに技術が必要です。三脚や一脚を使う場合も、単純に固定するだけでなく、被写体の動きへ滑らかに追従できる支持方法が求められます。
遠距離撮影では大気の状態も画質へ影響します。気温差による空気の揺らぎが大きい日は、どれほど高性能なレンズでも遠くの被写体が揺らいで見えることがあります。焦点距離だけで解決できない部分まで含めて考えることが、800mm以上を使う際には重要です。800mmの具体的な特徴はEF800mm F5.6L IS USMで詳しく紹介しています。
F2.8・F4・F5.6とIS・DOでEF超望遠の性格が変わる
- F2.8は高速シャッターと大きな背景ボケを得やすい
- F4・F5.6は重量や機動性とのバランスを取りやすい
- IS・DO・エクステンダーによって撮影できる範囲を広げられる
F2.8は暗所と動体撮影で大きな意味を持つ
EF超望遠単焦点の中でF2.8を採用している代表的なシリーズが400mm F2.8Lです。400mmという長い焦点距離でF2.8を実現するには大きな光学系が必要になるため、レンズは大型になります。それでもスポーツ撮影や野鳥撮影でF2.8が使われるのは、シャッタースピードと背景分離に大きな利点があるためです。
例えば同じISO感度なら、F2.8はF4より1段、F5.6より2段明るくなります。被写体の動きを止めるために1/2000秒や1/3200秒といった高速シャッターを使いたい場合、この差はそのままISO感度や露出の余裕へつながります。
背景のぼけ方にも違いがあります。400mmという焦点距離そのものが背景を整理しやすいうえ、F2.8まで開けることで被写界深度を浅くできます。スポーツ選手の背後に観客席がある場合や、野鳥の後ろに枝や葉がある場合でも、背景を柔らかく処理して主役を際立たせやすくなります。
F2.8が必要かどうかは撮影条件によります。晴天の日中に絞って使うなら、F2.8のために大きなレンズを選ぶ意味は小さくなる場合があります。明るさが必要な時間帯、被写体、背景表現まで含めて判断します。大口径400mmの実例としてEF400mm F2.8L USMの特徴も確認できます。
F4・F5.6は機動性を重視する超望遠で有力になる
超望遠では開放F値を小さくするほど前玉が大きくなり、レンズ全体も大型化しやすくなります。そのため、常にF2.8が最適とは限りません。F4やF5.6にすることで、焦点距離を保ちながら大きさや重量を抑えられるモデルがあります。
400mmではEF400mm F4 DO IS系とEF400mm F5.6L USMが代表例です。特にDOレンズは回折光学素子を利用して光学系を小型化することを狙った設計で、400mm F2.8とは違う方向から高性能な超望遠を実現しています。
長時間歩く野鳥撮影、航空祭で場所を移動しながら撮る場合、山や湿地へ機材を運ぶ場合では、レンズ単体の描写性能だけでなく持ち運べること自体が重要です。撮影場所まで持って行けなければ、そのレンズの性能を使う機会もありません。
F5.6ではF2.8より光量が少なくなるため、同じシャッタースピードを維持するにはISO感度を上げる必要があります。その一方、現在のデジタルカメラでは高感度性能が向上しているため、日中の野鳥や航空機ではF5.6でも十分に対応できる場面があります。機動性を重視した400mmについてはEF400mm F4 DO IS USMの特徴も参考になります。
ISとエクステンダーで超望遠の運用範囲を広げられる
初期のEF超望遠単焦点にはISを搭載していないモデルもありますが、後の世代ではISを搭載するレンズが増えました。400mm以上ではわずかなカメラの揺れも画面内で大きく見えるため、ファインダー像を安定させる効果は撮影そのものを行いやすくします。
ISは静止した被写体を低速シャッターで撮る場合に特に有効ですが、野鳥やスポーツでは被写体自体が動きます。ISでカメラブレを抑えても被写体ブレは止められないため、動体では必要なシャッタースピードを確保したうえでISを利用します。
EF超望遠単焦点の多くは、対応するEFエクステンダーを利用することで焦点距離をさらに伸ばせます。400mmに1.4倍を装着すれば560mm、600mmなら840mmになります。2倍なら400mmが800mm、600mmが1200mmになります。
焦点距離が伸びる一方、1.4倍では開放F値が1段、2倍では2段暗くなります。画質やAF性能にも影響するため、単純に焦点距離だけを増やせるアクセサリーではありません。それでも遠距離の野鳥や航空機では非常に有効です。対応レンズや組み合わせについてはEFエクステンダーの使い方で詳しく解説しています。
EF超望遠単焦点を中古とEOS Rシリーズで使う
- 旧型と新型では重量・IS・光学設計に大きな違いがある
- EOS Rシリーズではマウントアダプターを使って活用できる
- 中古ではレンズ本体だけでなく運用機材まで確認する
同じ400mmや600mmでも世代によって使い勝手が変わる
EF超望遠単焦点は販売期間が長く、同じ焦点距離と開放F値でも複数世代があります。400mm F2.8にはISなし、IS、IS II、IS IIIと世代が進んだモデルがあり、600mm F4にも同様に複数世代があります。
世代の違いは単純な発売時期だけではありません。光学設計、コーティング、IS性能、重量、重心、AF制御などが変更されています。特に超望遠レンズでは数百グラムから1kg前後の重量差でも、持ち運びや長時間撮影では大きな違いになります。
一方で、中古価格には大きな差が出ます。最新世代が最も高性能でも、三脚を使った固定撮影が中心なら旧世代で十分な場合があります。反対に、野鳥を追いながら長時間手持ちする場合や移動量が多い場合には、軽量化された世代へ価格差を払う意味が大きくなります。
中古のEF超望遠を選ぶ場合は、焦点距離とF値だけでなく「どの世代か」を必ず確認する必要があります。同じEF400mm F2.8LでもISの有無で運用は大きく変わります。世代の進化を確認する例としてEF400mm F2.8L IS II USMを見ると、初期型との方向性の違いが分かります。
EOS RシリーズでもEF超望遠単焦点を活用できる
EF400mm・500mm・600mm・800mmなどはEFマウント用ですが、マウントアダプター EF-EOS Rを使えばEOS Rシリーズでも利用できます。EFレンズをすでに所有している場合、超望遠までRFレンズへ一度に入れ替える必要はありません。
フルサイズのEOS Rシリーズで通常のEF-EOS Rを使用した場合、焦点距離と開放F値は変わりません。400mm F2.8は400mm F2.8、600mm F4は600mm F4として使用できます。補正レンズを使って焦点距離を変換する仕組みではないためです。
ミラーレスでは撮像センサー上でAFを行うため、一眼レフ時代とは異なる被写体検出機能を利用できる組み合わせがあります。野鳥や動物、人物などではボディ側の被写体検出とEF超望遠を組み合わせることで、古いEFレンズを現在の撮影環境で活用できます。
大型超望遠ではレンズ側を支えることが基本です。ボディとアダプターだけを持って重量のあるレンズをぶら下げるのではなく、レンズの三脚座を利用して保持します。EF・RFを含めたキヤノンのレンズ体系全体から探す場合はキヤノン大全から各焦点距離の記事へ移動できます。
中古では光学状態・AF・IS・三脚座・付属品まで確認する
EF超望遠単焦点は中古でも高額になりやすく、古いモデルでは製造から長い年月が経過しています。そのため、通常の中古レンズ以上に個体状態を確認する必要があります。レンズ内部のカビ、曇り、大きなゴミ、前後玉の傷だけでなく、AFやISの動作も重要です。
超望遠ではAFを多用するため、ピントが正常に動くか、異音がないか、途中で停止しないかを確認します。IS搭載モデルでは電源投入時の作動状態や異常な振動がないかも確認したい部分です。フォーカスリミッターやAF停止ボタンなど、鏡筒に備わるスイッチ類も実際に操作します。
三脚座、専用フード、レンズキャップ、ドロップインフィルターホルダーなど、超望遠特有の付属品も重要です。一般的なレンズと違って専用品が多く、欠品していると後から揃えるのが難しい場合があります。大型レンズでは収納ケースも運搬に影響します。
さらに、購入後に必要になる三脚、一脚、雲台、バッグまで考える必要があります。レンズ本体だけを買えば撮影環境が完成するとは限りません。400mm・600mm・800mmのどこまで焦点距離が必要なのかを先に決めておくと、機材全体を過剰に大型化せずに済みます。焦点距離の選び分けは600mmレンズの使い道でも詳しく比較しています。
まとめ
Canon EF超望遠単焦点レンズは、400mm・500mm・600mm・800mm・1200mmにわたり、キヤノン大全では17本を確認できます。
400mmにはEF400mm F2.8L USM、EF400mm F2.8L II USM、EF400mm F2.8L IS USM、EF400mm F2.8L IS II USM、EF400mm F2.8L IS III USM、EF400mm F4 DO IS USM、EF400mm F4 DO IS II USM、EF400mm F5.6L USMの8本があります。
500mmにはEF500mm F4L IS USM、EF500mm F4L IS II USM、EF500mm F4.5L USMの3本があります。600mmにはEF600mm F4L USM、EF600mm F4L IS USM、EF600mm F4L IS II USM、EF600mm F4L IS III USMの4本があります。さらにEF800mm F5.6L IS USMとEF1200mm F5.6L USMが加わります。
動きの速いスポーツ、航空機、飛翔する鳥を追いやすくしたいなら400mmが使いやすく、小さな野鳥や遠距離の野生動物を大きくしたいなら500mm・600mmが有力です。600mmでも距離が足りない場面では800mmが候補となり、1200mmはさらに特殊な遠距離撮影のための焦点距離になります。
開放F2.8は高速シャッターと背景ボケに大きな利点があり、F4・F5.6では大きさや重量とのバランスを取りやすくなります。400mm F4 DOのように光学設計によって小型化を狙ったモデルもあり、焦点距離だけではレンズの性格を判断できません。
また、EF超望遠はエクステンダーとの組み合わせによって焦点距離をさらに伸ばせます。EOS RシリーズでもEF-EOS Rマウントアダプターを使えば活用できるため、中古EF超望遠は現在でも選択肢になります。
選ぶときは「最も長い焦点距離」から考えるのではなく、被写体の大きさ、撮影距離、動き、必要なシャッタースピード、持ち運び方から決めることが重要です。400mmの追いやすさ、500mmのバランス、600mmの到達力、800mm以上の遠距離性能という違いを理解すると、自分の撮影に必要なEF超望遠単焦点を絞り込めます。



