当サイトでは、運営維持のためにアフィリエイトリンク(Amazonアソシエイトを含む)を使用しています。リンクを通じて商品をご購入いただくと、販売元から当サイトに手数料が入る場合があります。より良いコンテンツを提供いたしますので、ご理解いただけますと幸いです。

EF35-80mm F4-5.6 IIは今使える?軽量170gの中古標準ズームを徹底解説

スポンサーリンク
EF35-80mm F4-5.6 IIは今使える?軽量170gの中古標準ズームを徹底解説 標準ズーム

EF35-80mm F4-5.6 IIは今使える?軽量170gの中古標準ズームを徹底解説

EF35-80mm F4-5.6 IIは、1993年に登場したCanon EFマウントの標準ズームレンズです。焦点距離35-80mmをカバーしながら、全長61mm、重量約170gという小型軽量設計が特徴です。

発売から長い年月が経過したレンズですが、EFマウントのフルサイズ一眼レフでは35mmから80mmまでをそのまま使用でき、APS-C一眼レフでは約56-128mm相当の画角になります。マウントアダプター EF-EOS Rを使えば、EOS Rシリーズでも活用できます。

現在の標準ズームと比べると、広角端が35mmから始まること、手ブレ補正を搭載していないこと、AF駆動がマイクロモーターであることなど、世代を感じる部分があります。その一方で、170gという軽さ、中古で探しやすい価格帯、0.38mまで近づける撮影性能など、古いEFレンズならではの面白さも残っています。

この記事ではEF35-80mm F4-5.6 IIの正しい仕様を確認しながら、35mmから80mmの使い道、フルサイズとAPS-Cでの違い、画質、AF、中古で購入するときの確認ポイント、EOS Rシリーズで使う方法まで詳しく解説します。

EF標準ズーム全体からレンズを探したい場合は、EF標準ズームレンズの特徴と選び方も合わせてご覧ください。

EF35-80mm F4-5.6 IIの基本仕様と特徴

  • 35-80mmを約170gで使える小型標準ズーム
  • 8群8枚・5枚絞りのシンプルな設計
  • USMではなくマイクロモーターAFを採用

35-80mmをわずか約170gで持ち歩ける

EF35-80mm F4-5.6 IIの大きな特徴は軽さです。重量は約170g、最大径65mm、全長61mmに収まっています。フルサイズ対応のEF標準ズームとしては非常に小さく、一眼レフへ装着してもレンズ部分の負担を抑えられます。

焦点距離は35mmから80mmです。現在の標準ズームでは24mmや28mmから始まる製品が多いため、35mm側はそれほど広くありません。一方、街角、人物、料理、小物などを撮る場合には扱いやすい範囲です。

35mm側では人物と周囲の風景を一緒に写し、50mm付近では自然な画角で日常を撮影し、80mm側では人物や花などを少し離れた位置から切り取れます。

レンズ一本で広大な風景から本格的な望遠まで対応する製品ではありません。35mmから80mmという日常的な範囲を、小型軽量な一本で撮ることに向いたレンズです。

35mmという焦点距離そのものの特徴は、35mm単焦点の使い道でも詳しく解説しています。単焦点の記事ですが、35mmの画角を理解する参考になります。

8群8枚・5枚絞りのシンプルな光学設計

EF35-80mm F4-5.6 IIは8群8枚のレンズ構成です。絞り羽根は5枚、最小絞りはF32となっています。

開放F値は35mm側でF4、80mm側でF5.6です。ズームすると開放F値が変化する一般的な廉価標準ズームの構成で、暗い室内で高速シャッターを使う用途には明るい単焦点ほどの余裕はありません。

日中の屋外ではF5.6からF8程度まで絞って使いやすく、風景、街角、建物、旅行写真などでは十分活用できます。

5枚絞りなので、絞った状態で点光源を撮影した場合や、背景に強いボケを作った場合には、現在の円形絞りレンズとは異なる形が見えることがあります。こうした描写も古いEFレンズらしい特徴の一つです。

高価なLレンズのような光学性能を目的とした製品ではありません。小型軽量な標準ズームとして設計されたレンズなので、その性格を理解して使うことが重要です。

EFレンズを価格と用途から探す場合は、Canon EFマウントの安い神レンズおすすめも参考になります。

EF35-80mm F4-5.6 IIはUSMモデルではない

EF35-80mmシリーズには複数のモデルがあり、名前がよく似ています。EF35-80mm F4-5.6 IIは、USMを搭載した「EF35-80mm F4-5.6 USM」とは別のレンズです。

キヤノンによると、EF35-80mm F4-5.6 IIはUSM版と同じ光学系と外観デザインを採用しながら、AF駆動にはUSMの代わりにマイクロモーターを使用しています。

そのため中古品を探すときには、商品名の最後まで確認する必要があります。「35-80mm F4-5.6」という焦点距離とF値だけを見ると、初代、USM、II型などを取り違えやすくなります。

AF作動音や速度についても、現在のSTMやNano USM搭載レンズと同じ感覚ではありません。静止した人物、風景、花、商品などを撮る用途では使えますが、高速で動く被写体をAFで追い続ける目的には新しいレンズの方が扱いやすくなります。

中古で購入するときは「EF35-80mm F4-5.6 II」というモデル名を確認し、USM版の記事や仕様と混同しないことが重要です。

35mmから80mmは何を撮るのに向いているのか

  • 35mm側は街歩き・旅行・人物と背景に使いやすい
  • 50mm付近は日常撮影を自然な画角で切り取れる
  • 80mm側は人物・花・小物を整理して撮りやすい

35mm側はスナップや旅行で使いやすい

フルサイズで35mmを使うと、50mmと比べて周囲を広く写せます。街角、観光地、店舗、人物と背景など、その場所の状況を一緒に記録したい撮影に向いています。

24mmほど広大な範囲は入りません。その分、画面へ余計な物が入りすぎることを抑えながら、主役と背景を両方見せられます。

旅行先で建物と人物を一緒に撮る、テーブルの料理と店内を写す、街の道路と建物を組み合わせるといった場面では35mmを活用できます。

EF35-80mm F4-5.6 IIは35mmから始まるため、現代の24-105mm標準ズームと比べると室内や巨大な建築物では後ろへ下がりたくなることがあります。

一方、日常スナップでは35mm程度の画角を好む人も多く、最初から広すぎないことが構図を作りやすくする場面もあります。

35mmから50mmへズームしながら自分が使いやすい画角を確認できるため、将来35mmや50mmの単焦点を購入するときの参考にもなります。

50mm付近なら自然な日常写真を撮りやすい

35-80mmズームの中央付近には50mmがあります。フルサイズの50mmは標準域として使われる代表的な焦点距離です。

人物、料理、小物、花、ペット、街角など、特定の撮影ジャンルだけに偏らず使えます。

35mmでは背景が入りすぎると感じたときに50mm付近までズームすれば、主役を少し大きくできます。80mmでは狭すぎる室内でも、50mm程度なら距離を確保しやすくなります。

ズームレンズの利点は、撮影位置を大きく変えられない場所でも画角を調整できることです。旅行先、人の多い街角、室内などでは一歩前後へ動けないことがあります。

EF35-80mm F4-5.6 IIならズームリングを回すだけで、35mmの広めの画面から50mm、80mmへ連続して変更できます。

50mmそのものの使い道をさらに知りたい場合は、50mm単焦点の使い道と比較すると、標準域の特徴を理解しやすくなります。

80mm側は人物や花を大きく切り取りやすい

80mmまでズームすると、35mm側と比べて写る範囲が狭くなります。人物の上半身、花、ペット、小物など、主役を画面内で大きく見せたい撮影に使いやすくなります。

人物撮影では撮影者が少し離れられるため、顔へ極端に近づかず自然な距離から撮れます。背景へ不要な物がある場合にも、80mm側へズームすると画面外へ整理しやすくなります。

開放F値は80mm側でF5.6なので、大口径85mm F1.8のような大きな背景ボケを作るレンズではありません。それでも被写体へ近づき、背景との距離を大きくすれば背景をぼかせます。

花や小物では最短撮影距離0.38mを活用できます。最大撮影倍率は0.25倍なので、一般的な標準ズームとしては比較的被写体を大きく写せます。

80mm付近の中望遠感を気に入った場合には、85mm単焦点へ進む方法もあります。焦点距離別の単焦点レンズ記事から85mmの使い方も確認できます。

EF35-80mm F4-5.6 IIの画質・AF・接写性能

  • 画質はレンズの世代と価格帯を理解して使う
  • マイクロモーターAFは静止被写体中心が扱いやすい
  • 0.38m・0.25倍で花や小物にも近づける

画質は少し絞って使うと扱いやすい

EF35-80mm F4-5.6 IIは1990年代前半の廉価標準ズームです。現在の高画素ミラーレス向けRFレンズと同じ基準で周辺画質や逆光性能を比較するレンズではありません。

日中の撮影ではF5.6からF8程度まで絞ることで、風景や街角を撮りやすくなります。写真の中心となる被写体へしっかりピントを合わせ、レンズの得意な条件で使うことがポイントです。

逆光ではフレアやゴーストが出やすい場面があります。強い太陽光がレンズへ直接入る場合は、撮影位置を少し変える、手で光を遮る、対応するレンズフードを利用すると改善することがあります。

現在のレンズ補正を前提としたRFズームと比べると、古いEFレンズでは撮影者側で光の入り方を見る意味が大きくなります。

その一方、Web掲載、ブログ、SNS、一般的なプリントなどで使用する場合、最新レンズとのスペック差だけで撮影そのものを諦める必要はありません。

低価格の中古EFレンズを実際に撮影へ活用する考え方は、中古で狙うEFレンズの選び方でも紹介しています。

AFは現在のSTMやUSMほど静かではない

EF35-80mm F4-5.6 IIはマイクロモーターでAFを動かします。

現在のSTMレンズやNano USMレンズと比べると、AF作動音や動作の感触には世代差があります。特に近距離から遠距離まで大きくピント位置を変更すると、AFモーターが動いていることを感じやすくなります。

風景、建物、止まった人物、花、商品など、一度ピントを合わせて撮る被写体では大きな問題になりにくい部分です。

走る人物、飛翔する野鳥、スポーツなど、被写体との距離が高速で変化し続ける撮影では、AF速度や追従性を重視した新しいレンズが使いやすくなります。

動画撮影でもAF作動音が録音へ入りやすいため、動画用レンズとして選ぶ場合は注意が必要です。固定した被写体なら一度AFを合わせてMFへ切り替える方法も使えます。

EF35-80mm F4-5.6 IIは、AF性能を目的に購入するレンズというより、小型軽量な古いEF標準ズームを気軽に楽しむレンズと考えると性格が分かりやすくなります。

最短0.38m・最大0.25倍は小物撮影にも使いやすい

EF35-80mm F4-5.6 IIの最短撮影距離は0.38m、最大撮影倍率は0.25倍です。

本格的な等倍マクロレンズではありませんが、料理、花、小物、カメラ用品などを画面内で比較的大きく写せます。

80mm側を使って被写体へ近づけば、背景へ入る範囲を狭くしながら主役を大きく配置できます。

35mm側では被写体と周囲を一緒に写し、80mm側では一部分を切り取るという使い分けもできます。同じテーブル上の料理でも、35mmでは皿と周囲を見せ、80mmでは料理の一部分へ集中できます。

中古の低価格標準ズームは遠景撮影だけを想像しやすいですが、0.25倍まで寄れることで日常の小さな被写体にも用途があります。

購入後は最短撮影距離付近まで実際に近づき、どの程度大きく写せるのか試すと、このレンズの使える範囲を把握しやすくなります。

フルサイズ・APS-C・EOS Rで使うと画角はどう変わるか

  • フルサイズでは35-80mmの標準ズームとして使える
  • Canon APS-Cでは約56-128mm相当になる
  • EOS RシリーズではEF-EOS Rを介して活用できる

フルサイズ一眼レフでは35mmから80mmをそのまま使える

EOS 5D系、EOS 6D系などのフルサイズEFマウント一眼レフでは、EF35-80mm F4-5.6 IIを35-80mmの画角で使用できます。

35mm側はスナップや旅行、50mm付近は日常、80mm側は人物や小物という形で一本の中に複数の使い道があります。

現在の標準ズームと比べると24mmや28mmの広角域を持たないため、広い風景、狭い室内、大きな建物を一枚へ収めたい場合は別の広角レンズが必要になることがあります。

一方、35mmより広い画角をあまり使わない人なら、必要な範囲だけを170gのレンズで持ち歩けます。

EF24-105mmやEF24-70mmより焦点域は狭いものの、レンズ自体の軽さは大きな特徴です。重いカメラへ軽量レンズを付け、散歩や近所の撮影へ持ち出す用途にも使えます。

EF標準ズームの焦点域を比較したい場合は、EF標準ズームレンズの一覧と特徴から他モデルも確認できます。

APS-Cでは約56-128mm相当の標準から中望遠になる

CanonのAPS-C一眼レフへEF35-80mm F4-5.6 IIを装着すると、35mm判換算では約56-128mm相当の画角になります。

35mm側でも約56mm相当になるため、APS-Cでは広角レンズとしては使えません。室内、集合写真、大きな建物では画角が狭く感じやすくなります。

その代わり、人物や花、小物などでは使いやすい範囲になります。56mm相当から始まり、80mmでは約128mm相当になるため、標準から中望遠のズームとして使えます。

EOS Kissシリーズなどへ装着した場合、日常の万能標準ズームという役割はEF-S18-55mmの方が適しています。EF35-80mm F4-5.6 IIは、人物や少し離れた被写体を中心に撮るサブレンズとして考えると用途が明確になります。

APS-Cでレンズを選ぶときは、レンズへ書かれている焦点距離だけで判断せず、実際の画角を確認することが重要です。

レンズとボディの対応関係は、Canonレンズ対応表でも整理しています。

EOS RシリーズではEF-EOS Rマウントアダプターを使う

EOS R5、EOS R6シリーズ、EOS RP、EOS R8などのRFマウントカメラへEF35-80mm F4-5.6 IIを直接装着することはできません。

Canonのマウントアダプター EF-EOS Rをカメラとレンズの間へ入れることで、EFレンズをEOS Rシリーズで使用できます。

一般的なEF-EOS Rアダプターには焦点距離を変更する光学系が入っていないため、フルサイズEOS Rでは35-80mmのままです。

EOS R7、EOS R10、EOS R50などAPS-CのEOS Rシリーズで使用した場合は約56-128mm相当の画角になります。

EOS Rシリーズで古いEFレンズを使う魅力は、現在のミラーレスボディで昔のレンズを再利用できることです。最新RFレンズの小型性やAF性能を求める場合とは目的が異なりますが、中古EFレンズを試す楽しみがあります。

具体的な装着方法やEFレンズとの組み合わせは、EF-EOS RアダプターでEFレンズを活用する方法で詳しく解説しています。

EF35-80mm F4-5.6 IIを中古で買うときの確認ポイント

  • カビ・クモリ・絞りなど基本的な状態を確認する
  • マイクロモーターAFが正常に動くか確認する
  • 価格だけでなく使うボディと用途から判断する

古いレンズほど光学系と可動部分を確認する

EF35-80mm F4-5.6 IIは1993年に登場したレンズです。中古市場にある個体は長期間使用または保管されてきたものが中心になるため、モデルの評判だけで購入を決めず個体状態を確認します。

前玉と後玉から内部を見て、広い範囲のカビや白いクモリがないかを確認します。小さなチリが数個ある程度なら実写へほとんど影響しない場合があります。

ズームリングを35mmから80mmまで動かし、極端に引っ掛かる部分がないかも確認します。

絞り羽根が正常に動くか、電子接点に大きな腐食がないか、マウント部分へ強い変形がないかも確認したいポイントです。

外装に擦れや傷があっても写真には直接影響しません。外観だけが非常にきれいでも内部状態が悪い個体はあります。

古い中古レンズほど、「美品」という表示だけではなく撮影に直接関係する部分を見ることが重要です。

AFが近距離から遠距離まで動くことを確認する

EF35-80mm F4-5.6 IIはマイクロモーターを使ってAFを動かします。

中古で確認できる場合は、近くの被写体と遠くの被写体を交互に撮影し、AFが最後まで動くかを確認します。

35mm側だけでなく80mm側でも確認します。ズーム位置によって症状が変わる可能性もあるためです。

AF作動音がすること自体はこのレンズの世代では不自然ではありません。確認したいのは、途中で止まる、何度も往復して合焦しない、異常に大きな音が続くといった症状です。

可能であれば実際に数枚撮影し、AFが合わせた位置へ画像上でもピントが来ているか確認します。

EOS Rシリーズで使用予定の場合は、EF-EOS Rマウントアダプターとの組み合わせでも動作確認できれば判断材料が増えます。

中古レンズ全体の選び方は、中古カメラ・レンズの選び方でも詳しく解説しています。

安さだけで買うかどうかを決めない

EF35-80mm F4-5.6 IIは古い廉価標準ズームなので、中古では非常に低価格で見つかることがあります。

価格が安いことは魅力ですが、自分のカメラで必要な画角になるかを先に確認することが重要です。

フルサイズなら35-80mmなので、スナップ、人物、旅行などへ幅広く使えます。APS-Cでは約56-128mm相当となり、日常用標準ズームとしては広角不足を感じやすくなります。

EOS Rシリーズで初めてEFレンズを使う場合は、EF-EOS Rマウントアダプターも必要です。レンズ単体が安くても、アダプターを新たに購入すると総額が変わります。

すでにEFマウント一眼レフやEF-EOS Rアダプターを所有している場合には、このレンズを低価格で試す意味が大きくなります。

「安いから買う」のではなく、「35-80mmという画角と170gの軽さを使いたいか」で判断すると購入後の用途が明確になります。

EF35-80mm F4-5.6 IIはどんな人に向いているのか

  • 軽いEF標準ズームを安く試したい人
  • 古いEFレンズの描写や操作感を楽しみたい人
  • 高速動体や動画AFを重視しない人

軽量なEF標準ズームを探している人に向く

EF35-80mm F4-5.6 IIの価値を最も分かりやすく感じられるのは、軽いEFズームを探している人です。

約170gなので、一眼レフへ装着してもレンズ側の重量をほとんど意識せず持ち歩けます。

大型の標準ズームを所有していても、近所の散歩や短時間の外出では持ち出すのが面倒になることがあります。そのような日に、小さな35-80mmを付けて撮影する使い方ができます。

フルサイズなら35mmから80mmまで使えるため、日常的な被写体には対応しやすい焦点域です。

レンズ交換をせず、街角から人物まで一本で撮りたい場面にも使えます。

軽量性を最優先する場合は単焦点レンズも候補になります。ズームによる構図調整を残したい場合にEF35-80mm F4-5.6 IIの意味が出てきます。

古いEFレンズを楽しむ入口として面白い

EFマウントには1980年代から長期間にわたって多数のレンズが登場しました。

現在では中古価格が下がったモデルも多く、最新レンズとは異なる設計、操作感、描写を低予算で試せます。

EF35-80mm F4-5.6 IIも、そのような古いEFレンズを楽しむ入口として使える一本です。

レンズの性能表だけを見ると、手ブレ補正なし、F4-5.6、マイクロモーターAFという仕様は目立ちません。それでも170gの小型ズームを実際にカメラへ装着すると、現在の大型高性能ズームとは違う撮影感覚があります。

古いEOS一眼レフへ装着して当時に近い構成を楽しむことも、EOS Rへアダプター経由で装着して新旧を組み合わせることもできます。

CanonのEFレンズをさらに探したい場合は、キヤノン大全からEF単焦点・ズーム・望遠など各カテゴリーへ進めます。

高速動体や本格動画を中心に撮る人は用途が合いにくい

EF35-80mm F4-5.6 IIの弱点が現れやすいのは、高速で動く被写体や動画AFを重視する撮影です。

マイクロモーターAFは現在のSTMやNano USMほど静粛性や動体撮影を重視した仕組みではありません。

スポーツ、飛翔する野鳥、走り回る動物などを主な撮影対象にする場合、AF性能を重視したレンズを選んだ方が撮影しやすくなります。

動画撮影でもAF作動音が気になる可能性があります。カメラ内蔵マイクで音声を録る場合は特に影響を受けやすくなります。

また、手ブレ補正を搭載していないため、暗い場所で静止した被写体を手持ち撮影するときはシャッタースピードを確認します。必要に応じてISO感度を上げます。

風景、スナップ、人物、花、小物など、被写体の動きが激しくない撮影へ役割を絞ると、このレンズの小型軽量という長所を生かしやすくなります。

まとめ

EF35-80mm F4-5.6 IIは、1993年に登場したCanon EFマウントの標準ズームです。

レンズ構成は8群8枚、絞り羽根は5枚、最短撮影距離0.38m、最大撮影倍率0.25倍、フィルター径52mm、最大径65mm、全長61mm、重量約170gです。

USM版と光学系や外観は共通していますが、EF35-80mm F4-5.6 IIのAF駆動はマイクロモーターです。中古品を探すときはUSMモデルと取り違えないよう、正式なモデル名を確認します。

フルサイズでは35-80mmの標準ズームとして、街歩き、旅行、人物、花、小物などへ使えます。35mm側で周囲を入れ、50mm付近で自然な日常写真を撮り、80mm側で主役を大きく切り取れます。

Canon APS-Cでは約56-128mm相当となり、広角を含まない標準から中望遠のズームになります。人物や花には使いやすく、室内や広い風景では画角が狭く感じやすくなります。

EOS Rシリーズでも、マウントアダプター EF-EOS Rを使えばEF35-80mm F4-5.6 IIを活用できます。

現在のレンズと比べるとAF、手ブレ補正、広角域、逆光性能などに世代差があります。一方、約170gという軽さは現在でも明確な特徴です。

中古で安く見つけた場合は、価格だけで判断せず、レンズ内部のカビやクモリ、AF、絞り、ズームリングなどの状態を確認します。

高速動体や本格的な動画撮影を目的とするレンズではありません。散歩、街角、人物、風景、花などを小型軽量なEFズームで楽しみたい場合には、現在でも使い道を見つけられる一本です。

EF標準ズームをほかのモデルと比較する場合はEF標準ズームレンズの特徴と選び方、中古EFレンズを価格から探す場合はCanon EFマウントの安い神レンズおすすめ、Canonのレンズ全体を確認する場合はキヤノン大全をご覧ください。

タイトルとURLをコピーしました