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OM SYSTEM PENのサードパーティーレンズおすすめ|シグマ・パナソニック・LAOWAなどを比較

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OM SYSTEM PENのサードパーティーレンズおすすめ|シグマ・パナソニック・LAOWAなどを比較

OM SYSTEM PENでは、シグマ、パナソニック、LAOWA、フォクトレンダー、TTArtisanなどのサードパーティー製レンズを使用できます。PENはマイクロフォーサーズマウントを採用しているため、OM SYSTEM純正のM.ZUIKO DIGITALレンズ以外にも、同じ規格に対応した交換レンズを選べることが大きな魅力です。

特におすすめなのが、シグマの16mm F1.4 DC DN Contemporary、30mm F1.4 DC DN Contemporary、56mm F1.4 DC DN Contemporaryの3本です。いずれもマイクロフォーサーズ用が存在するAF対応の大口径単焦点で、スナップ、標準撮影、ポートレートという異なる用途に対応します。

小型軽量を重視するなら、パナソニックのLEICA DG SUMMILUX 15mm F1.7 ASPH.やLUMIX G 20mm F1.7 II ASPH.も有力です。さらに、LAOWAの6mm F2 ZERO-D MFTや7.5mm F2 MFTなら超広角撮影、フォクトレンダーのNOKTON 25mm F0.95 Type IIなら、MF操作による大口径レンズならではの写真表現を楽しめます。

ただし、サードパーティー製レンズは、マウントが同じでも機能面に違いがあります。AFに対応するレンズとMF専用レンズがあり、電子接点を持たない製品では、カメラ側から絞りを変更できない場合があります。また、メーカー独自の手振れ補正連携、深度合成、プロキャプチャーなどは、すべてのレンズで使用できるわけではありません。

この記事では、OM SYSTEM PENに装着できるサードパーティー製レンズをメーカー別に紹介し、焦点距離、開放F値、重量、画質、AF・MF、電子接点、撮影用途、購入時の注意点まで詳しく比較します。純正レンズとの違いや、PENの小型軽量ボディに適したレンズの選び方も解説します。

  1. OM SYSTEM PENでサードパーティーレンズを使うための基礎知識
    1. マイクロフォーサーズ用なら他社製レンズも装着できる
    2. 35mm判換算の画角は約2倍|レンズの焦点距離に注意
    3. AF対応とMF専用では使い勝手が大きく異なる
  2. OM SYSTEM PENにおすすめのSIGMAサードパーティーレンズ3選
    1. SIGMA 16mm F1.4 DC DN Contemporary|広角スナップと星空におすすめ
    2. SIGMA 30mm F1.4 DC DN Contemporary|人物と日常撮影に使いやすい標準系レンズ
    3. SIGMA 56mm F1.4 DC DN Contemporary|ポートレート向け大口径レンズ
  3. OM SYSTEM PENにおすすめのパナソニック製レンズ
    1. LEICA DG SUMMILUX 9mm F1.7|軽量な超広角レンズ
    2. LEICA DG 15mm F1.7とLUMIX G 20mm F1.7 II|スナップ向け小型単焦点
    3. LUMIX G 12-32mm F3.5-5.6と42.5mm F1.7|軽量ズームと人物用レンズ
  4. LAOWA・Voigtländer・TTArtisanのMFレンズを楽しむ
    1. LAOWA 6mm F2 ZERO-D MFTと7.5mm F2 MFT|超広角を楽しむ
    2. Voigtländer NOKTON 25mm F0.95 Type II|超大口径MFレンズ
    3. TTArtisan 25mm F2|手頃なMFレンズで写真を楽しむ
  5. OM SYSTEM PENの撮影目的別サードパーティーレンズの選び方
    1. 街角スナップ・旅行なら15mm F1.7と20mm F1.7 II
    2. ポートレートならSIGMA 56mm F1.4とLUMIX G 42.5mm F1.7
    3. 星空・マクロならLAOWAの超広角とパナソニックのマクロレンズ
  6. OM SYSTEM PENでサードパーティーレンズを使う際の注意点
    1. 電子接点・AF・絞り制御の対応を確認する
    2. 手振れ補正・深度合成・プロキャプチャーの対応は別問題
    3. 中古購入ではマウント・レンズ状態・ファームウェアを確認する
  7. まとめ

OM SYSTEM PENでサードパーティーレンズを使うための基礎知識

OM SYSTEM PENは、マイクロフォーサーズ規格のレンズ交換式ミラーレスカメラです。マイクロフォーサーズは複数メーカーが参加する共通規格であり、OM SYSTEMとパナソニックを中心に幅広い交換レンズが展開されています。シグマなどのAF対応レンズだけでなく、LAOWAやフォクトレンダーなどのMFレンズも選べるため、撮影目的に応じたシステムを構築できます。

マイクロフォーサーズ用なら他社製レンズも装着できる

OM SYSTEM PENのレンズマウントは、マイクロフォーサーズマウントです。そのため、同規格に対応したレンズであれば、メーカーが異なっても基本的に装着できます。

例えば、シグマの16mm F1.4 DC DN Contemporaryには、ソニーE、キヤノンRF、富士フイルムX、マイクロフォーサーズなど、複数のマウント用が存在します。このうち、OM SYSTEM PENに直接装着できるのはマイクロフォーサーズ用です。

同じ製品名であっても、マウントの異なる製品をそのまま装着することはできません。中古販売店や通販サイトでは、同じレンズの異なるマウント用が並んでいる場合があるため、製品名と対応マウントを必ず区別する必要があります。

パナソニックのLUMIX GシリーズやLEICA DGシリーズにも、マイクロフォーサーズ用レンズが多数存在します。パナソニック製だからLUMIXのカメラでしか使用できないというわけではありません。

ただし、パナソニックにはフルサイズ用のLマウントレンズも存在します。LUMIXというブランド名だけで判断せず、Gシリーズなどのマイクロフォーサーズ用であることを確認する必要があります。

また、TTArtisanやLAOWAなどのMFレンズでは、同じ光学設計を複数のマウントへ展開している場合があります。マイクロフォーサーズ用であれば直接装着できますが、電子接点やカメラとの通信機能まで共通とは限りません。

マウントアダプターを利用して一眼レフ用レンズなどを取り付ける方法もありますが、レンズのマウントや電子制御方式によって使用できる機能が異なります。直接装着できるマイクロフォーサーズ専用レンズとは、区別して考える必要があります。

マイクロフォーサーズの規格と対応レンズの特徴については、マイクロフォーサーズ・Xマウント・Lマウント比較|センサー・レンズ・用途の違いを解説でも詳しく紹介しています。

35mm判換算の画角は約2倍|レンズの焦点距離に注意

OM SYSTEM PENは、約17.3×13mmのマイクロフォーサーズセンサーを採用しています。35mm判換算の画角は、レンズに表示されている焦点距離の約2倍が目安です。

例えば、シグマの16mm F1.4は約32mm相当、30mm F1.4は約60mm相当、56mm F1.4は約112mm相当の画角になります。

実焦点距離 35mm判換算 主な用途
6mm 12mm相当 超広角風景・建築
7.5mm 15mm相当 超広角・星景
9mm 18mm相当 風景・室内
15mm 30mm相当 スナップ・旅行
16mm 32mm相当 スナップ・星空
20mm 40mm相当 日常撮影・人物
25mm 50mm相当 標準撮影・料理
30mm 60mm相当 人物・小物
42.5mm 85mm相当 ポートレート
56mm 112mm相当 ポートレート

焦点距離を換算する際に注意したいのは、開放F値まで2倍になるわけではないことです。16mm F1.4は、PENに装着すると約32mm相当の画角になりますが、開放F値はF1.4のままです。

一方、背景ボケの大きさはセンサーサイズや撮影距離、実際の焦点距離などにも影響されます。同じ構図とF値でフルサイズと比較した場合、マイクロフォーサーズの方が被写界深度を深く確保しやすいという特徴があります。

また、レンズの重量や長さも重要です。OM SYSTEM PENのボディはバッテリーとSDカードを含めて約393gです。重いレンズを取り付ければ、PENの小型軽量という特徴が薄れる場合があります。

スナップを中心にするなら小型単焦点、人物を大きく写すなら中望遠、星空や建築を撮影するなら明るい超広角というように、まず撮影目的から焦点距離を選ぶ方法が実用的です。

単焦点レンズの焦点距離と撮影距離の関係については、単焦点レンズの魅力と難しさ|ズームとの違い・焦点距離別の選び方・使い方を徹底解説でも紹介しています。

AF対応とMF専用では使い勝手が大きく異なる

サードパーティー製レンズを選ぶ際には、AFとMFの違いが重要です。シグマのDC DN ContemporaryシリーズやパナソニックのLUMIX Gシリーズには、AFに対応したレンズがあります。一方、LAOWA、フォクトレンダー、TTArtisanなどにはMF専用レンズが多数存在します。

AF対応レンズでは、カメラのAF機能を利用して自動的にピントを合わせられます。OM SYSTEM PENには121点オールクロス像面位相差AFが搭載されていますが、レンズとの組み合わせによって実際のAF動作や利用可能な機能が変わる場合があります。

一方、MF専用レンズでは、基本的に撮影者がフォーカスリングを回してピントを合わせます。PENが人物や動物を認識できるカメラであっても、AF駆動機構のないレンズを自動的に動かすことはできません。

電子接点の有無も重要です。電子接点を持つレンズでは、カメラ側から絞りを制御したり、焦点距離や絞り値などの撮影情報を記録したりできる場合があります。

しかし、電子接点があれば必ずAFに対応するというわけではありません。電子接点を備えていても、ピント合わせはMF専用という製品があります。

電子接点を持たないレンズでは、絞りリングによる手動操作が必要になる場合があります。また、焦点距離や絞り値などの情報がExifに記録されないこともあります。

OM SYSTEM PENにはMF拡大表示やピーキング機能があり、MFレンズでのピント合わせを補助できます。電子接点がないレンズでボディ内手振れ補正を利用する場合には、使用する焦点距離をカメラ側へ登録することも重要です。

AFとMFの操作方法や、それぞれに向いている撮影については、AFとMFの違いとは?オートフォーカスとマニュアルフォーカスの使い分けでも詳しく解説しています。

OM SYSTEM PENにおすすめのSIGMAサードパーティーレンズ3選

シグマのDC DN Contemporaryシリーズには、マイクロフォーサーズ用の大口径AF単焦点レンズがあります。16mm、30mm、56mmはいずれも開放F1.4を備え、焦点距離によってスナップ、標準撮影、ポートレートを使い分けられます。シグマ製レンズの中でも、PENの撮影用途を広げやすい3本です。

SIGMA 16mm F1.4 DC DN Contemporary|広角スナップと星空におすすめ

SIGMA 16mm F1.4 DC DN Contemporaryは、35mm判換算32mm相当の画角を持つ大口径広角単焦点です。開放F1.4の明るさを利用でき、日常のスナップ、室内、風景、星空などで活用できます。

項目 マイクロフォーサーズ用の仕様
焦点距離 16mm(32mm相当)
開放F値 F1.4
レンズ構成 13群16枚
最短撮影距離 25cm
フィルター径 67mm
最大径×長さ 72.2×91.1mm
重量 約395g
フォーカス AF対応

このレンズの最大の魅力は、広角寄りの画角とF1.4の明るさを両立していることです。例えば、室内で人物と背景を一緒に撮影する場合や、夜の街で看板や店舗の明かりを生かしたスナップを撮影する場合に適しています。

F1.4はF2.8より2段明るいため、同じISO感度ならシャッタースピードを速くできます。暗い場所で動いている人物やペットを撮影する場合には、この明るさが役立ちます。

星空撮影でも、開放F1.4を利用できることが特徴です。星を点として撮影する場合には露光時間を長くしすぎると星が流れるため、明るいレンズを使って必要な光を取り込めることには利点があります。

一方、重量は約395gで、PEN本体とほぼ同じです。組み合わせた重量は約788gとなり、小型単焦点を取り付けたPENとは持ち運びやすさが変わります。

また、32mm相当の画角は一般的なスナップには適していますが、超広角ではありません。大きな建物を近距離から撮影したい場合や、広い天の川を一枚に収めたい場合には、さらに短い焦点距離が必要になることがあります。

携帯性よりもF1.4の明るさを優先し、広角寄りの写真を楽しみたい場合に有力な一本です。

広角レンズを使った遠近感や構図の作り方については、広角レンズの撮影テクニック|風景・建築・人物で使える構図と撮り方でも詳しく解説しています。

SIGMA 30mm F1.4 DC DN Contemporary|人物と日常撮影に使いやすい標準系レンズ

SIGMA 30mm F1.4 DC DN Contemporaryは、35mm判換算60mm相当の画角を持つ大口径単焦点です。50mm相当の標準レンズより少し望遠寄りになり、人物、料理、小物、街角の一部分などを切り取る撮影に向いています。

マイクロフォーサーズ用の重量は約260g、最大径は64.8mm、全長は72.1mmです。16mm F1.4より軽量で、PENと組み合わせた重量は約653gになります。

レンズ構成は7群9枚で、最短撮影距離は30cmです。開放F1.4の明るさによって、一般的なキットズームとは異なる背景ボケを作りやすくなります。

例えば、カフェで料理や飲み物を撮影する場合、周囲の背景を整理して被写体を際立たせる写真を作れます。人物撮影では、上半身や表情を切り取る場合に利用しやすい画角です。

60mm相当という画角は、撮影者が立てる場所によって使い勝手が変わります。狭い室内で複数人を撮影する場合には、画角が狭く感じられることがあります。一方、屋外で少し離れた人物を撮影する場合には、背景を整理しやすくなります。

F1.4の明るさは、人物撮影におけるシャッタースピードの確保にも役立ちます。PENにはボディ内手振れ補正がありますが、歩いている人物や動物の動きを止めるには、シャッタースピードを速くする必要があります。

注意点は、F1.4の浅い被写界深度です。人物へ近づいて開放で撮影すると、瞳にピントが合っていても、顔の一部がぼける場合があります。顔全体を鮮明に写したい場合には、F2.8やF4などへ絞る方法もあります。

30mm F1.4は、広角スナップと中望遠ポートレートの中間に位置するレンズです。写真の主役を決めて撮影する用途に向いています。

単焦点の画角と背景の整理については、単焦点レンズの魅力と難しさ|ズームとの違い・焦点距離別の選び方・使い方を徹底解説でも紹介しています。

SIGMA 56mm F1.4 DC DN Contemporary|ポートレート向け大口径レンズ

SIGMA 56mm F1.4 DC DN Contemporaryは、35mm判換算112mm相当の画角を持つ大口径中望遠単焦点です。人物撮影や背景を整理した写真を撮影する場合に適しています。

マイクロフォーサーズ用の重量は約256g、最大径は66.5mm、全長は58.1mmです。16mm F1.4より軽量かつ短く、PENと組み合わせた重量は約649gになります。

56mmという焦点距離は、一般的な85mm相当のポートレートレンズよりも望遠寄りです。撮影者が人物から距離を取りながら、顔や上半身を大きく写すことができます。

また、画角が狭いため、背景に写り込む情報量を減らしやすいことも特徴です。例えば、公園で人物を撮影する場合、広角レンズでは周囲の木々や遊具などが入りますが、112mm相当では背景の一部分を切り取りやすくなります。

開放F1.4を利用すると、人物の背景を大きくぼかした写真を作れます。ただし、背景ボケの大きさはF値だけで決まらず、人物と背景の距離、撮影距離などによって変わります。

一方、狭い室内では撮影距離が不足する場合があります。顔だけを撮影するなら対応できても、全身を写すには後ろへ下がる必要があります。

また、望遠寄りの画角では、撮影者の小さな動きが構図に影響しやすくなります。PENのボディ内手振れ補正は利用できますが、被写体が動く場合には十分なシャッタースピードが必要です。

SIGMA 56mm F1.4は、人物の表情や背景ボケを重視する場合に有力です。PENの小型ボディへ大口径中望遠を組み合わせながら、比較的軽いシステムを構築できます。

人物撮影における焦点距離と背景ボケの関係については、ポートレート撮影完全ガイド|レンズ・設定・光・構図から自然な表情の撮り方まででも詳しく解説しています。

OM SYSTEM PENにおすすめのパナソニック製レンズ

パナソニックは、LUMIX GシリーズやLEICA DGシリーズとして、多数のマイクロフォーサーズ用レンズを展開しています。OM SYSTEM PENから見ると他社製レンズですが、同じマイクロフォーサーズ規格を利用するため、基本的なレンズの装着や撮影に対応します。特に小型単焦点やコンパクトなズームレンズは、PENとの組み合わせでも魅力があります。

LEICA DG SUMMILUX 9mm F1.7|軽量な超広角レンズ

LEICA DG SUMMILUX 9mm F1.7 ASPH.は、35mm判換算18mm相当の画角を持つ大口径超広角単焦点です。開放F値はF1.7で、重量は約130g、全長は約52mmです。

超広角レンズは大型化しやすいイメージがありますが、このレンズは比較的小型軽量で、OM SYSTEM PENと組み合わせた重量は約523gに収まります。

主な用途は、風景、建築、室内、旅行、星空などです。18mm相当の広い画角によって、標準レンズでは写しきれない景色を一枚へ収められます。

また、最短撮影距離は9.5cmで、最大撮影倍率は0.25倍です。35mm判換算では0.5倍相当の撮影範囲となり、超広角でありながら被写体へ大きく近づけることが特徴です。

例えば、手前に咲く花へ近づき、その奥に山や空を配置する構図では、広角による遠近感を生かせます。通常の望遠マクロとは異なる写真表現が可能です。

開放F1.7は夜景や星空でも役立ちます。広角であることに加えて明るさを備えているため、星を点として撮影する際にも候補になります。

レンズは防塵・防滴に配慮した設計です。ただし、PENと組み合わせたときの耐候性については、ボディとレンズそれぞれの条件を考える必要があります。

注意点として、広角レンズでは画面端の人物や建物が引き伸ばされたように写る場合があります。カメラを傾けた場合には、建物の垂直線がすぼまるように見えることもあります。

超広角レンズを使った構図の作り方については、広角レンズの撮影テクニック|風景・建築・人物で使える構図と撮り方でも紹介しています。

LEICA DG 15mm F1.7とLUMIX G 20mm F1.7 II|スナップ向け小型単焦点

OM SYSTEM PENの小型軽量ボディを生かすなら、パナソニックの15mm F1.7と20mm F1.7 IIも有力です。どちらも開放F1.7の明るさを備えますが、焦点距離とサイズが異なります。

LEICA DG SUMMILUX 15mm F1.7 ASPH.は35mm判換算30mm相当で、重量は約115g、全長は約36mmです。スナップや旅行で人物と周囲の景色を一緒に撮影しやすい画角です。

一方、LUMIX G 20mm F1.7 II ASPH.は35mm判換算40mm相当で、重量は約87g、全長は約25.5mmです。薄型のパンケーキレンズで、PENの携帯性を生かした組み合わせを作れます。

項目 15mm F1.7 20mm F1.7 II
換算画角 30mm相当 40mm相当
開放F値 F1.7 F1.7
重量 約115g 約87g
全長 約36mm 約25.5mm
最短撮影距離 20cm 20cm
AF 対応 対応

15mm F1.7は、30mm相当のやや広い画角が特徴です。街並みや建物、人物と背景を組み合わせた写真に向いています。

20mm F1.7 IIは、40mm相当の自然な画角と薄さが魅力です。背景に写る情報を15mmより整理しやすく、人物や料理、街角の一部分を切り取る撮影に向いています。

ただし、20mm F1.7 IIは薄型設計を重視したレンズで、最新の高速AFレンズと同じ追従性能を期待する用途には注意が必要です。動く人物や動物を中心に撮影する場合には、AF動作を含めてレンズを選ぶ必要があります。

また、15mm F1.7には絞りリングが備わっていますが、メーカーをまたぐ組み合わせでは独自操作機構をそのまま使用できるとは限りません。PEN側での絞り制御と、レンズ側リングの対応を区別して確認する必要があります。

スナップ撮影で35mm前後の画角を使う方法については、35mm単焦点の使い道|スナップから風景まで生かす撮影方法でも詳しく紹介しています。

LUMIX G 12-32mm F3.5-5.6と42.5mm F1.7|軽量ズームと人物用レンズ

パナソニックのLUMIX G VARIO 12-32mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA O.I.S.は、35mm判換算24-64mm相当の画角を持つ小型標準ズームです。重量は約70g、収納時の全長は約24mmで、OM SYSTEM PENとの合計重量は約463gになります。

広角端が24mm相当なので、PENの14-42mm F3.5-5.6 IIIより広い画角を利用できます。旅行先で大きな建物や風景を撮影する場合には、この広角側の違いが役立つことがあります。

ただし、望遠端は64mm相当なので、84mm相当まで対応する14-42mm IIIより短くなります。また、12-32mmは沈胴式レンズであり、収納状態から撮影可能な状態へ操作する必要があります。

レンズ内にはMEGA O.I.S.が搭載されていますが、PENのボディ内手振れ補正との動作については、メーカー間の独自連携機能をそのまま利用できるとは限りません。

人物撮影を重視する場合には、LUMIX G 42.5mm F1.7 ASPH. POWER O.I.S.も候補です。35mm判換算85mm相当の画角で、重量は約130gと軽量です。

85mm相当は人物の表情や上半身を切り取る撮影に向いています。また、最短撮影距離は31cm、最大撮影倍率は0.2倍なので、花や小物をある程度大きく撮影する用途にも対応できます。

12-32mmは携帯性と広角側の画角を重視する場合、42.5mm F1.7は人物の背景ボケや中望遠の画角を重視する場合に適しています。両方を組み合わせることで、軽量なズームと人物用単焦点という構成も考えられます。

人物撮影における中望遠レンズの特徴については、ポートレート撮影完全ガイド|レンズ・設定・光・構図から自然な表情の撮り方まででも詳しく解説しています。

LAOWA・Voigtländer・TTArtisanのMFレンズを楽しむ

サードパーティーレンズの魅力は、AF対応レンズだけではありません。LAOWA、フォクトレンダー、TTArtisanなどには、超広角や大口径、クラシカルな操作感を特徴とするMFレンズがあります。OM SYSTEM PENはMF拡大表示やピーキングに対応しているため、手動でピントを合わせる写真撮影にも利用できます。

LAOWA 6mm F2 ZERO-D MFTと7.5mm F2 MFT|超広角を楽しむ

LAOWA 6mm F2 ZERO-D MFTは、35mm判換算12mm相当の画角を持つ超広角単焦点です。画角は121.9度で、非常に広い範囲を撮影できます。開放F値はF2、重量は約188g、全長は約52mmです。

このレンズはMF専用で、撮影者がフォーカスリングを操作してピントを合わせます。最短撮影距離は9cmと短く、手前の被写体を大きく写しながら、背景の広い景色まで取り込めます。

例えば、海岸の岩へ近づき、その奥の水平線や空を写す場合、12mm相当の非常に広い画角を生かせます。狭い室内や建築撮影でも、標準レンズでは写しきれない範囲を収められます。

LAOWAのZERO-Dは、歪曲収差を抑える設計を特徴とするシリーズです。ただし、ZERO-Dという名称であっても、すべての条件で歪曲が完全にゼロになることを意味するものではありません。また、カメラを傾けたときの遠近感による建物の変形は、レンズの歪曲収差とは異なります。

もう一本のLAOWA 7.5mm F2 MFTは、35mm判換算15mm相当、画角110度の超広角単焦点です。通常のMF仕様に加え、電子接点を備えたAuto Aperture仕様も存在します。

Auto Aperture仕様は約150gで、カメラ側から絞りを調整でき、Exifへの情報記録にも対応します。ただし、電子接点を搭載していてもAFレンズではありません。ピント合わせはMFで行います。

6mm F2と7.5mm F2を比較すると、6mmの方がさらに広く写ります。一方、7.5mmは6mmほど画角が広くないため、被写体と背景を整理しやすい場面もあります。

超広角での構図や歪曲収差の考え方については、広角レンズの撮影テクニック|風景・建築・人物で使える構図と撮り方でも解説しています。

Voigtländer NOKTON 25mm F0.95 Type II|超大口径MFレンズ

フォクトレンダーのNOKTON 25mm F0.95 Type IIは、マイクロフォーサーズ専用に設計された大口径標準単焦点です。35mm判換算50mm相当の画角で、開放F値はF0.95です。

重量は約435g、全長は70mmで、OM SYSTEM PENとの合計重量は約828gです。標準単焦点としては大型ですが、F0.95という非常に明るい開放F値を備えています。

最大の特徴は、開放F0.95による浅い被写界深度です。人物や花、小物などを撮影する場合に、ピントを合わせた部分と背景を大きく分離できます。

また、光量が少ない場所で速いシャッタースピードを確保しやすいという利点もあります。ただし、絞り開放で撮影すれば必ず画質がよくなるわけではありません。ピント範囲が非常に狭くなるため、撮影目的によっては少し絞る方が適している場合もあります。

NOKTON 25mm F0.95 Type IIはMF専用です。精密な金属製ヘリコイドを採用しており、フォーカスリングを操作することでピント位置を細かく調整できます。

さらに、絞りのクリックを切り替えられる機構を備えています。動画撮影では、クリック感のない絞り操作が役立つ場合があります。

一方、動く人物や動物を撮影する場合、AFレンズに比べてピント合わせの負担が大きくなります。また、レンズ自体がPEN本体より重いため、持ち歩きやすさを重視する組み合わせではありません。

フォクトレンダーには17.5mm F0.95 Asphericalもあり、こちらは35mm判換算35mm相当の画角を持ちます。重量は約540gなので、焦点距離だけでなくサイズや重量も比較する必要があります。

大口径単焦点レンズで背景ボケを生かす考え方については、単焦点レンズの魅力と難しさ|ズームとの違い・焦点距離別の選び方・使い方を徹底解説でも紹介しています。

TTArtisan 25mm F2|手頃なMFレンズで写真を楽しむ

TTArtisan 25mm F2は、複数のミラーレスマウント向けに展開されているMF単焦点です。マイクロフォーサーズ用も存在し、OM SYSTEM PENへ直接装着できます。

焦点距離は25mmで、PENでは35mm判換算50mm相当の画角になります。開放F値はF2、重量は約166g、最短撮影距離は25cmです。

このレンズはAFに対応しないため、ピント合わせを手動で行います。また、電子接点を持たない仕様なので、絞りの操作や撮影情報の記録については、AF対応レンズと異なります。

MFレンズの魅力は、撮影者が意図した場所へピントを合わせる操作を楽しめることです。例えば、テーブルに置いたカップや花を撮影する場合には、フォーカスリングを回してピント位置を細かく調整できます。

また、50mm相当の画角は、人物、料理、小物、街角の一部分などを撮影する場合に使いやすい焦点距離です。広角レンズほど背景が広く入りすぎず、中望遠ほど撮影距離を必要としません。

一方、AFレンズと比較すると、動く被写体を撮影する場合には不利です。人物が動く場合や、ペットがカメラへ近づいてくる場合には、ピント位置を追い続ける必要があります。

また、F2という開放F値だけで、シグマやパナソニックの高性能単焦点と同じ描写が得られると考えることはできません。光学設計や収差補正、周辺解像力、逆光性能などはレンズごとに異なります。

TTArtisan 25mm F2は、AFや電子制御の便利さよりも、MF操作や単焦点での撮影を楽しみたい場合に向いています。PENのクラシカルなデザインと組み合わせて、写真を撮る過程を重視する選び方です。

MF操作を使いこなすための基本については、AFとMFの違いとは?オートフォーカスとマニュアルフォーカスの使い分けでも詳しく解説しています。

OM SYSTEM PENの撮影目的別サードパーティーレンズの選び方

サードパーティーレンズを選ぶときは、メーカー名や価格だけでなく、撮影する被写体とレンズの特徴を結びつけることが重要です。例えば、スナップでは携帯性、人物撮影では焦点距離と背景ボケ、星空では画角と開放F値、マクロでは撮影倍率とワーキングディスタンスが重要になります。

街角スナップ・旅行なら15mm F1.7と20mm F1.7 II

街角スナップや旅行でOM SYSTEM PENを使うなら、パナソニックのLEICA DG 15mm F1.7とLUMIX G 20mm F1.7 IIが有力です。どちらも小型軽量で、PENの携帯性を生かせます。

15mm F1.7は30mm相当の画角なので、人物と背景を一緒に撮影したい場合に向いています。街並み、店舗、道路、旅行先の風景など、被写体の周囲まで写す撮影に適しています。

一方、20mm F1.7 IIは40mm相当の画角です。15mmよりも背景に写る範囲が狭くなるため、写真の主役を整理しやすくなります。

例えば、カフェのテーブルに置いたコーヒーカップを撮影する場合、15mmでは周囲のテーブルや店内の様子まで写りやすくなります。20mmならカップを中心に画面を構成しやすくなります。

また、20mm F1.7 IIは約87gと軽量で、PENとの合計重量は約480gです。日常的に持ち歩くカメラとして、コンパクトな構成を作れます。

ズームレンズが必要な場合には、12-32mm F3.5-5.6も候補です。24-64mm相当の画角を70gの軽量レンズで利用できるため、旅行先でレンズ交換を減らしたい場合に便利です。

一方、F1.7単焦点より開放F値が暗いため、夜景や室内で人物を撮影する場合には、シャッタースピードやISO感度の設定に注意する必要があります。

街角スナップでは、撮影する場所に合わせて焦点距離を選ぶことが重要です。35mm前後の画角を使う方法については、35mm単焦点の使い道|スナップから風景まで生かす撮影方法でも詳しく紹介しています。

ポートレートならSIGMA 56mm F1.4とLUMIX G 42.5mm F1.7

人物撮影を中心にするなら、SIGMA 56mm F1.4 DC DN ContemporaryとLUMIX G 42.5mm F1.7が候補になります。

SIGMA 56mm F1.4は112mm相当の画角です。撮影者が人物から距離を取り、表情や上半身を大きく写す撮影に適しています。開放F1.4の明るさによって、背景をぼかした写真も作りやすくなります。

一方、LUMIX G 42.5mm F1.7は85mm相当の画角で、重量は約130gです。SIGMA 56mm F1.4より広い範囲が写り、軽量な構成になります。

人物の全身を撮影する場合には、撮影距離が重要です。112mm相当では、85mm相当よりも後方へ下がる必要があります。狭い室内や人混みの多い場所では、85mm相当の方が構図を作りやすい場合があります。

また、人物撮影では背景ボケの大きさだけを重視する必要はありません。顔の形が自然に見える撮影距離、光の方向、背景の整理、ピントの位置なども重要です。

例えば、公園で人物を撮影する場合には、背景の木々から距離を取ることで、F1.7でも背景ぼけを大きくできます。F1.4とF1.7の差だけで写真の印象が決まるわけではありません。

SIGMA 56mm F1.4は背景ボケと望遠寄りの画角を重視する場合、LUMIX G 42.5mm F1.7は軽量性と85mm相当の使いやすさを重視する場合に向いています。

人物撮影の焦点距離、絞り、背景の選び方については、ポートレート撮影完全ガイド|レンズ・設定・光・構図から自然な表情の撮り方まででも解説しています。

星空・マクロならLAOWAの超広角とパナソニックのマクロレンズ

星空撮影では、広い画角と明るい開放F値を備えたレンズが候補になります。OM SYSTEM PENで天の川や星景写真を撮影するなら、LAOWA 6mm F2 ZERO-D MFT、7.5mm F2 MFT、LEICA DG 9mm F1.7などが考えられます。

LAOWA 6mm F2は12mm相当という非常に広い画角です。地上の風景と広い星空を一緒に写す場合に適しています。

7.5mm F2は15mm相当で、6mmほど広くありませんが、広い空と地上の景色を組み合わせやすいレンズです。

LEICA DG 9mm F1.7は18mm相当で、AFに対応することが特徴です。ただし、PENの星空AFがどのサードパーティーレンズでどのように動作するかについては、個別の対応確認が必要です。

星空撮影では、焦点距離に応じて露光時間を調整する必要があります。望遠側になるほど星の移動が目立ちやすくなるため、星を点として写す場合には短い露光時間が必要です。

また、MFレンズでは、星へ正確にピントを合わせることが重要です。無限遠マークへ合わせるだけで必ず星が鮮明になるとは限りません。PENの拡大表示などを利用して確認する方法があります。

マクロ撮影では、パナソニックのLUMIX G MACRO 30mm F2.8 MEGA O.I.S.やLEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm F2.8 MEGA O.I.S.が候補になります。どちらも最大撮影倍率1.0倍に対応します。

30mmマクロは60mm相当、45mmマクロは90mm相当です。同じ撮影倍率でも、被写体までの距離やレンズ先端から被写体までの作業距離が異なります。昆虫や照明を必要とする撮影では、この違いが重要です。

なお、OM SYSTEM PENのカメラ内深度合成は対応レンズが指定されています。パナソニック製マクロレンズで同じように利用できると決めつけず、対応レンズの条件を確認する必要があります。

マクロ撮影におけるピントと手振れ、照明の考え方については、マクロレンズで動画撮影する方法|ピント・手ブレ・照明とクローズアップ映像のコツでも詳しく紹介しています。

OM SYSTEM PENでサードパーティーレンズを使う際の注意点

サードパーティーレンズには純正にはない焦点距離や明るさ、小型軽量設計などの魅力があります。しかし、装着できることと、カメラのすべての機能を利用できることは別です。特に電子接点、手振れ補正、AF、特殊撮影機能、ファームウェアなどには注意が必要です。

電子接点・AF・絞り制御の対応を確認する

サードパーティーレンズを購入する際には、最初に電子接点の有無を確認する必要があります。

シグマの16mm、30mm、56mm F1.4 DC DN Contemporaryは、マイクロフォーサーズ用のAF対応レンズです。カメラとの通信によって、AFや絞りの制御などを行います。

パナソニックのLUMIX GやLEICA DGのマイクロフォーサーズ用AFレンズも、基本的な電子通信に対応します。

一方、LAOWAやTTArtisanのMFレンズには、電子接点を備えない製品があります。この場合、カメラ側のダイヤルで絞りを調整できないことがあります。

また、電子接点を搭載したLAOWA 7.5mm F2 MFT Auto Apertureのように、絞り制御やExif記録には対応していても、ピント合わせはMFという製品もあります。

電子接点がないレンズでは、焦点距離や絞り値の情報がカメラへ伝わらない場合があります。撮影後にExifを確認しても、レンズ名やF値が記録されていないことがあります。

さらに、パナソニックの一部レンズには絞りリングなどの独自操作機構がありますが、他社ボディとの組み合わせでは同じ操作ができるとは限りません。

購入前には、マイクロフォーサーズ用であること、AF対応かMF専用か、電子接点の有無、絞り制御の方式を確認する必要があります。

異なるメーカーのレンズを使用する際の基本的な考え方については、RFマウントのサードパーティ製フルサイズレンズの選び方|EOS Rシリーズで使う前に確認することでも、別マウントの例を交えて解説しています。

手振れ補正・深度合成・プロキャプチャーの対応は別問題

OM SYSTEM PENには、中央最大5.5段の5軸ボディ内手振れ補正が搭載されています。このため、レンズ側に手振れ補正機構がない場合でも、PEN側の補正を利用できます。

ただし、手振れ補正の効果は焦点距離や撮影条件によって変わります。通信機能を持たないMFレンズでは、カメラ側に焦点距離を登録して使用することが重要です。

また、パナソニックの一部レンズにはPOWER O.I.S.やMEGA O.I.S.などのレンズ内手振れ補正があります。しかし、パナソニックのDual I.S.など、メーカー独自の協調手振れ補正機能をPENでそのまま利用できるとは限りません。

レンズ内とボディ内に補正機構がある場合も、補正効果を単純に足し算できるわけではありません。カメラとレンズの組み合わせによって動作が変わるため、機種ごとの条件を確認する必要があります。

さらに、OM SYSTEM PENには深度合成やプロキャプチャーなどの特殊撮影機能が搭載されていますが、これらはすべてのレンズで同じように動作するものではありません。

メーカーが公開している深度合成の対応レンズ一覧には、M.ZUIKO DIGITALシリーズの対応製品が指定されています。サードパーティーレンズについては、マイクロフォーサーズ用だから深度合成にも対応すると判断することはできません。

プロキャプチャーでも、AF追従を含む撮影条件や使用できるレンズに制限があります。高速連写の設定が選べることと、すべての被写体を正確に追尾できることは別です。

また、電子シャッターではローリングシャッター歪みが発生する場合があります。高速連写を使用するときは、レンズのAF性能だけでなく、カメラ本体のシャッター方式にも注意が必要です。

電子シャッター特有の歪みと対策については、ローリングシャッター現象とは?電子シャッターの歪みを防ぐ設定と対策でも詳しく解説しています。

中古購入ではマウント・レンズ状態・ファームウェアを確認する

サードパーティーレンズは、現行品だけでなく中古品から選ぶ方法もあります。シグマのDC DN ContemporaryシリーズやパナソニックのLUMIX Gシリーズには、長期間販売されている製品もあり、中古市場で見つかる場合があります。

ただし、中古レンズを購入する際には、価格だけで判断しないことが重要です。

最初に確認したいのが対応マウントです。例えばSIGMA 56mm F1.4 DC DN Contemporaryには、複数のマウント用が存在します。ソニーEマウント用やキヤノンRFマウント用を購入しても、OM SYSTEM PENへ直接装着することはできません。

次に確認したいのがレンズの光学状態です。レンズ内部のカビ、強い曇り、大きな傷などは、コントラストや逆光性能へ影響する場合があります。

AF対応レンズでは、フォーカス駆動が正常か、異常な音がしないか、絞り制御が正常かなども確認対象になります。MFレンズでは、フォーカスリングの回転や絞りリングの動き、ヘリコイドの状態などが重要です。

また、ファームウェアの更新によって動作が改善される製品もあります。シグマやパナソニックの対応レンズでは、メーカーが更新情報を公開している場合があります。

ただし、更新方法は製品によって異なります。カメラ経由で更新できる製品もあれば、専用機器や指定された環境が必要な製品もあります。

さらに、AF対応レンズでも新しいカメラとの組み合わせで、すべての動作が個別に検証されているとは限りません。新型OM SYSTEM PENのAF認識や動画AFを重視する場合には、組み合わせ単位での動作確認が重要です。

中古品を選ぶ際には、販売店の保証、返品条件、付属するレンズフード、レンズキャップなども確認すると、購入後のトラブルを減らしやすくなります。

レンズの画質や状態を評価する際の基本については、写真の画質とは?解像力・階調・色再現・ノイズを決める要素でも紹介しています。

まとめ

OM SYSTEM PENでは、マイクロフォーサーズ規格に対応した多彩なサードパーティー製レンズを使用できます。シグマ、パナソニック、LAOWA、フォクトレンダー、TTArtisanなどから、AF対応の大口径単焦点、小型軽量レンズ、MF専用の超広角レンズ、非常に明るいF0.95レンズなどを選択できます。

シグマでは、16mm F1.4 DC DN Contemporary、30mm F1.4 DC DN Contemporary、56mm F1.4 DC DN Contemporaryの3本が有力です。35mm判換算で32mm、60mm、112mm相当となり、スナップ、人物、ポートレートという異なる用途に対応します。

パナソニックでは、LEICA DG SUMMILUX 9mm F1.7 ASPH.が超広角撮影、15mm F1.7がスナップ、LUMIX G 20mm F1.7 IIが小型軽量な日常撮影に向いています。12-32mm F3.5-5.6は、約70gという軽さと24-64mm相当の画角を備える標準ズームです。

人物撮影では、SIGMA 56mm F1.4やLUMIX G 42.5mm F1.7が候補になります。背景ボケと中望遠の画角を重視する場合に適していますが、撮影距離や携帯性にも違いがあります。

MFレンズでは、LAOWA 6mm F2 ZERO-D MFTや7.5mm F2 MFTによる超広角、フォクトレンダーNOKTON 25mm F0.95 Type IIによる大口径表現、TTArtisan 25mm F2による手動操作などを楽しめます。

ただし、サードパーティーレンズでは、AF対応、電子接点の有無、絞り制御、手振れ補正、深度合成、プロキャプチャーなどの対応条件が製品ごとに異なります。同じマイクロフォーサーズマウントへ装着できても、すべての機能が同じように使えるわけではありません。

また、OM SYSTEM PENは約393gの小型軽量ボディです。大型の大口径レンズを取り付ける場合には、画質や明るさだけでなく、重量や長さ、撮影時の持ちやすさも考える必要があります。

OM SYSTEM PENのサードパーティーレンズ選びでは、撮影したい被写体に必要な焦点距離、明るさ、AF・MFの方式、携帯性を基準にすることが重要です。純正レンズだけに選択肢を限定せず、用途に適した他社製レンズを組み合わせることで、PENの撮影表現をさらに広げられます。

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