野鳥撮影では高解像度カメラと望遠レンズの組み合わせが重要になる。EOS R5とRF100-500mm F4.5-7.1 L IS USMは、その描写力と機動性で自然環境の撮影に最適だ。今回訪れた北本自然観察公園は、多様な野鳥が生息し、カワセミやルリビタキなどを間近に観察できるスポットとして知られる。EOS R5の高速オートフォーカスと連写性能を活かし、飛翔する鳥や枝にとまる姿を捉えた実践記録を紹介する。
EOS R5 × RF100-500mmで撮る北本自然観察公園|野鳥撮影の実践記録
![]() EOS R5 RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM 1/1000秒 ISO 3200 |
遠くの野鳥をよりクリアに捉えるため、今回はEXTENDER EF1.4x IIを使用し、最大700mm相当の超望遠撮影に挑戦した。これにより、細部の描写力を維持しつつ、遠距離の被写体も鮮明に捉えることができた。EOS R5との組み合わせによる画質やオートフォーカスの影響、エクステンダーの使用感を実際の撮影結果とともに解説する。
寒風吹きすさぶ中悪くはない結果に満足
![]() EOS R5 RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM 1/1000秒 ISO 2500 |
- 収穫ゼロでも情報は得る
- カワセミからルリコ(ルリビタキのメス)
- カワセミの飛び込みは失敗
収穫ゼロでも情報は得る
今週も北本自然観察公園に行ってきました。
駐車場に着いてからテクノロジーが駄々をこねて2時間ほど足止め。ただ遅めに外に出てみると 氷のように冷たい強風が吹きすさんでいました。
かなりの厚着をしていたのですが、それでも耐え切れません。一応高尾の池のジョビコ(ジョウビタキのメス)高尾のふるさとの森のルリビタキのオス、一夜堤のカワセミなど、とにかく体を温めるために歩き回りました。
ふれあい橋に戻る途中の木道に入る手前でカメラを構えている人たちが3名。聞いてみるとカワセミがいるとのことでしたが、レンズを構えようとすると葦の方向に飛んで行ってしまいました。
初めて会った常連さんに、撮影したカワセミを見せていただき、そしてメスであるということと、行動パターンなども教えてもらいました。
カワセミからルリコ(ルリビタキのメス)
ほぼ収穫ゼロの中、ふれあい橋でカワセミに会いました。平日でほぼ観客ゼロということもあってか、かなり遠くからでもわかるくらい堂々と橋から3~4メートルほどの葉っぱの落ち切った木の枝にとまっています。十分に堪能してから、今回から用意した三脚を立てて飛び込みに備えようとしたところ、飛び込んでいなくなってしまいました。
ふれあい橋からかわせみ池方面の木道に、ルリオ(ルリビタキのオス)目当てと思われる集団が撮影会を行っています。
私も参加すべく三脚を折りたたんで手で持ちながら近づいていきました。こちらはルリオ専門常連様たちのようで、ルリオ(ルリビタキのオス)、ルリコ(ルリビタキのメス)の情報などを教えてもらいました。なんでもルリオ(ルリビタキのオス)は9時くらいからもういるとのことで、テクノロジーとケンカしている場合ではなかったと後悔しました。10時半になったので「もう来ない」とのことで帰って行かれました。その背中をゆっくりついていくと、右手、つまりふれあい橋からかわせみ池を見ると左手にルリコ(ルリビタキのメス)が!ああ、やはり私はルリコ(ルリビタキのメス)が一番好き、あの遠慮深く、ちょこっとだけ尾っぽが瑠璃色であったり、白い羽毛の奥がこっそり瑠璃色であったり。まあここはジョビコ(ジョウビタキのメス)とも共通するのですが、まあるいお目目が可愛かったり、ちょっと不機嫌そうに眉毛が訴えかけてきたり・・・。常連さんたちに「いますよ!」と大きめの声で言ったものの聞こえなかったようで、他の方とパシャパシャと撮影会をしました。その後ルリコ(ルリビタキのメス)はかわせみ池に向かって右手のルリオ(ルリビタキのオス)方面へ消えました。
ルリオ(ルリビタキのオス)再びルリコ(ルリビタキのメス)からジョビオ(ジョウビタキのオス)
そのころかわせみ池方面ではなにやらざわつきがあり、言ってみるとなんとルリオ(ルリビタキのオス)ではないですか。この日はちょっと雲で陰ったりということもあり、すこし小さな画像とはなりましたが、会えてよかったです。
森林公園では1シーズンに1回会えるか会えないかのルリオ(ルリビタキのオス)が、毎回行けば会えるなんて、今のところ北本自然観察公園は私の一推しです。
さて、カワセミ、ルリコ(ルリビタキのメス)、ルリオ(ルリビタキのオス)とほぼ満足の私は自然学習センター下で三脚を立ててカワセミの飛び込みに備えます。ここでも初めて来たという写真家の方とコミュニケーション。肝心のカワセミはなかなか現れず、カモが私の姿を見るといそいそと逃げていく、また私が隠れるとカワセミダイブポイントに来る。そのうち私に害がないと見たか?カワセミダイブポイントを占拠しました。
私の三脚がよくなかったのか、カモがいけなかったのか、学習センター下には現れませんでした。
ただ、ダイブポイントから見える、ふれあい橋と並行した道の端のブッシュにジョビオ(ジョウビタキのオス)がいて、なかなかいい感じで撮らせてくれました。ロープの柵の杭の上にも止まってくれて、三脚をつけたまま移動して撮ったりもしました。
カワセミの飛び込みは失敗
ふれあい橋に戻ると、さっそくいるカワセミ。一応静止状態を撮影して、三脚を立て飛び込むに備えます。
飛び込んだ!と思ったら、ホバリングして飛び込んだ先は葦に阻まれ見えない場所でした。しかし今までこんなに近くでカワセミを観察したことがほとんどないので、おそらくホバリングを見たのは初めてだと思います。家で見たところかすかに角の方に移っていましたが、焦点距離を100mmにしていたこともあり、切り取る余裕はありませんでした。
学習センター下でお話した方がふれあい橋にもいらして、いろいろと話しました。そのまま一緒に駐車場へ。
次に行く時はテクノロジーに話しかけないようにしよう、9時でもルリオ(ルリビタキのオス)は来るとのことで、先にかわせみ池方面を狙った方が効率がいいと思いました。
いいです。北本自然観察公園。都心の後楽園や日比谷公園、新宿御苑など、たしかに人慣れ、カメラ慣れしているカワセミたちと出会いましたが、北本自然観察公園のカワセミは群を抜いて近いです。さらにルリオ(ルリビタキのオス)やルリコ(ルリビタキのメス)の確立も高く、またほとんどが野鳥撮影家、野鳥観察愛好家なので、互いに気遣いができるし、情報交換などのコミュニケーションもできます。
花は森林公園の方がいいですが、野鳥撮影についてはかなりストレスがたまるトラブルが多い印象です。来年からは冬はずっと北本自然観察公園かなと思っています。
EOS R5とRF100-500mm F4.5-7.1 L IS USMの魅力
![]() EOS R5 RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM 1/1000秒 ISO 3200 |
- EOS R5の性能と特徴
- RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USMの描写力
- EOS R5とRF100-500mmの組み合わせ
EOS R5の性能と特徴
EOS R5はキヤノンのフルサイズミラーレスカメラの中でも高性能なモデルであり、特に野鳥撮影や動体撮影において圧倒的な性能を誇る。最大の特徴は約4500万画素の高解像度センサーを搭載しており、細部まで緻密に描写できる点にある。また、最大約20コマ/秒の電子シャッターによる高速連写が可能であり、決定的瞬間を逃さず捉えることができる。AF性能も優秀で、デュアルピクセルCMOS AF IIを採用し、被写体の瞳や動きに瞬時にピントを合わせることができる。特に動物瞳AFは野鳥撮影において威力を発揮し、小さな被写体でも正確にフォーカスを合わせられる。また、ボディ内5軸手ブレ補正を備えており、低速シャッター時でも安定した撮影が可能である。さらに、EOS R5は8K動画撮影にも対応しており、高解像度の映像を残すことができる点も魅力の一つである。バッテリー持ちに関してはLP-E6NHを使用することで比較的長時間の撮影が可能であり、グリップを追加すればさらに持続時間を延ばすことができる。電子ビューファインダーは576万ドットと高精細で、光学ファインダーと遜色のない視認性を持つ。操作性も優れており、タッチパネル対応のバリアングル液晶を搭載し、ハイアングルやローアングルでもスムーズに撮影できる。これらの特徴により、EOS R5は風景撮影やポートレート撮影にも適しており、幅広いシーンで活躍するカメラといえる。
RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USMの描写力
RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USMはキヤノンのRFマウント対応の超望遠ズームレンズであり、特に野鳥撮影やスポーツ撮影に最適な一本である。このレンズの最大の特徴は、100mmから500mmまでをカバーする広いズームレンジを持ちながら、比較的コンパクトなサイズと軽量設計を実現している点にある。光学性能に関しては、スーパーUDレンズやUDレンズを組み合わせることで色収差を効果的に抑え、高い解像感を維持している。また、ナノUSMを採用することで高速かつ静音なAFを実現し、動体撮影でも素早くピントを合わせることができる。手ブレ補正は最大5段分の補正効果があり、手持ち撮影時でもブレを最小限に抑えることができるため、三脚を使用せずに高精細な写真を撮影することが可能である。さらに、フルサイズ対応の望遠ズームレンズとしては最短撮影距離が0.9mと短く、テレマクロ的な撮影にも対応できる点が魅力的である。ズームロック機構を搭載しており、持ち運び時に不意に鏡筒が伸びることを防ぐことができる。防塵防滴仕様となっており、厳しい環境下でも安心して使用できる点もLレンズならではの強みである。フィルター径は77mmで、各種フィルターを活用した表現も可能である。EOS R5との組み合わせにより、軽快な取り回しと優れた描写力を両立したシステムを構築できる。
EOS R5とRF100-500mmの組み合わせ
EOS R5とRF100-500mm F4.5-7.1 L IS USMの組み合わせは、特に野鳥撮影や動体撮影において最適なセットとなる。EOS R5の高解像度センサーとRF100-500mmの優れた描写性能により、遠くの被写体も細部までクリアに捉えることができる。高速連写と動物瞳AFを活用することで、飛翔中の野鳥や素早く動く被写体でも正確にピントを合わせられる点が大きなメリットとなる。また、RF100-500mmはテレコンバーターにも対応しており、1.4倍や2倍のテレコンを使用することで最大1000mm相当の焦点距離を実現できるため、より遠くの被写体にも対応できる。ボディ内手ブレ補正とレンズ側の手ブレ補正が協調して動作するため、超望遠域でも手持ち撮影がしやすい点も大きな強みである。さらに、EOS R5の電子シャッターを活用することで、静音での撮影が可能となり、野鳥を驚かせることなく撮影できる点も重要なポイントである。レンズの軽量設計により、長時間の撮影でも負担が少なく、特に持ち運びのしやすさが求められるフィールド撮影では大きなアドバンテージとなる。さらに、EOS R5の高精細EVFを活用すれば、ファインダーを覗きながら細かい構図の調整や露出の確認も直感的に行えるため、撮影の精度を高めることができる。EOS R5とRF100-500mmの組み合わせは、プロフェッショナルな撮影環境でも十分に通用する性能を持ち、特に野鳥やスポーツ撮影をメインとするユーザーにとって理想的な選択肢となる。
北本自然観察公園で観察した野鳥たち
![]() EOS R5 RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM 1/1000秒 ISO 500 |
- カワセミ
- ルリビタキ
- ジョウビタキ
- ヤマガラ
- シジュウカラ
- シラサギ
カワセミ
![]() EOS R5 RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM 1/1000秒 ISO 2500 |
カワセミ(Alcedo atthis)は全長約17cmの小型の水辺の鳥であり、鮮やかな青と橙色の体色が特徴的である。日本全国で見られ、特に清流や池、湖沼などの水辺を好んで生息する。主な食物は小魚や水生昆虫であり、狩りの際には水面上でホバリングしながら獲物を見つけ、急降下して捕らえる。オスとメスの違いはくちばしの色にあり、オスは上下とも黒いが、メスは下のくちばしが赤みを帯びている。繁殖期には巣穴を掘り、1回の産卵で5〜7個の卵を産む。北本自然観察公園ではカワセミ池やふれあい橋周辺で頻繁に見られ、特に朝方や夕方に活発に活動する。撮影の際には長焦点レンズを用いることで、警戒心の強い個体を遠くから捉えることができる。また、水面反射を利用した構図作りも美しい写真を撮るポイントとなる。カワセミの羽毛には特殊な構造があり、光の反射によって鮮やかな青色が際立つ。これは実際に青い色素があるわけではなく、光の干渉によるものであり、角度によって微妙に色が変化するため撮影時には光の当たり方が重要となる。北本自然観察公園のカワセミは比較的人慣れしている個体も多く、じっと待っていれば比較的近い距離で観察することが可能である。特に冬場はエサとなる魚の動きが鈍くなるため、水面を見つめる時間が長く、撮影のチャンスが増える。水辺の環境が整っているため、北本自然観察公園ではカワセミが安定して観察できる。
ルリビタキ
![]() EOS R5 RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM 1/1000秒 ISO 3200 |
![]() EOS R5 RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM 1/1000秒 ISO 3200 |
ルリビタキ(Tarsiger cyanurus)はスズメ目ヒタキ科に属する小型の鳥で、日本では冬鳥として渡来する。全長は約14cmで、オスは美しい瑠璃色の羽毛を持ち、脇腹に黄色が入るのが特徴である。メスは全体的に地味な褐色であるが、尾羽の一部に青みがあり、オスとは異なる落ち着いた色合いをしている。生息環境は主に山地の森林や低木が生い茂る場所で、北本自然観察公園では冬の間に見られることが多い。食性は昆虫やクモ、果実などを食べる雑食性であり、特に寒い時期には木の実を好んで食べる。縄張り意識が強く、特定の場所に長期間とどまることがあるため、一度見つけたポイントでは繰り返し観察できる可能性が高い。鳴き声は美しく、さえずりの中に澄んだ高音が含まれるため、耳を澄ませば遠くからでもその存在を知ることができる。北本自然観察公園ではふれあい橋周辺やかわせみ池の木道付近で見られることが多く、木の枝にとまって警戒しながら餌を探す姿が観察される。撮影の際には光の当たり具合に注意し、瑠璃色の羽毛が映えるように構図を工夫するとよい。野鳥撮影では距離を保つことが重要だが、ルリビタキは比較的人馴れしやすいため、適切に接近すれば近距離からの撮影も可能である。冬場の北本自然観察公園ではルリビタキを探す愛好家も多く、観察情報を共有しながら撮影を楽しむことができる。
ジョウビタキ
![]() EOS R5 RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM 1/1000秒 ISO 1000 |
ジョウビタキ(Phoenicurus auroreus)はスズメ目ヒタキ科に属し、日本では冬鳥として渡来する。全長は約14cmで、オスは頭部が灰色、背中が黒く、腹部が鮮やかなオレンジ色をしている。一方、メスは全体的に茶色がかっており、翼に白斑があるのが特徴である。人懐っこい性格であり、公園や庭先などの都市部でもよく見られる。食性は昆虫や果実を主食としており、特に冬場は木の実を好んで食べる。縄張りを持つ習性があり、一度特定のエリアに定着すると、冬の間その場を離れないことが多い。北本自然観察公園では木道沿いや高尾の池周辺で頻繁に観察でき、杭や柵の上にとまることが多いため、撮影の構図を考えながら狙うことができる。ジョウビタキのさえずりは独特で、高音の澄んだ声と低音のリズムが組み合わさったような鳴き方をする。オスは繁殖期になると特に美しい声で鳴き、メスへのアピールを行う。冬の間は比較的単独行動が多く、一定の距離を保ちながら観察するのが望ましい。撮影の際には、背景を整理しながらオレンジ色の羽毛が映えるように調整すると、より印象的な写真を撮ることができる。ジョウビタキは比較的警戒心が薄いため、近距離からの撮影も可能であり、初心者にも撮影しやすい野鳥のひとつである。
ヤマガラ
![]() EOS R5 RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM 1/1000秒 ISO 1000 |
ヤマガラ(Sittiparus varius)はスズメ目シジュウカラ科に属する留鳥で、日本全国の森林や公園で一年を通じて観察できる。全長は約14cmで、頭部が黒、顔が白く、胸元から腹部にかけて鮮やかな橙色をしている。翼や尾は茶褐色を帯びており、シジュウカラと比べるとやや丸みを帯びた体型をしている。主に昆虫や木の実を食べるが、特にエゴノキの実を好み、嘴で割って中の種を取り出して食べる姿がよく観察される。食べきれない種を地面や木の隙間に蓄える習性があり、これは「貯食行動」と呼ばれ、冬に備えて餌を確保する行動として知られている。北本自然観察公園では、高尾の池周辺やふれあい橋の木道沿いなどで頻繁に見られ、枝を軽やかに移動しながら餌を探す姿が観察される。人馴れしやすい性質があり、都市公園でもよく見られるが、北本自然観察公園ではより自然に近い環境で観察できる。撮影の際は、動きが素早いためシャッタースピードを上げるとよい。特に木の枝に逆さまにぶら下がって餌を探す姿や、エゴノキの実を嘴で割る瞬間はユニークな撮影チャンスとなる。鳴き声は「ツツピー、ツツピー」といったリズミカルな声で、森の中でも比較的聞き分けやすい。秋から冬にかけて特に活発になり、餌を探し回る姿をじっくり観察することができる。
シジュウカラ
![]() EOS R5 RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM 1/1000秒 ISO 800 |
シジュウカラ(Parus minor)はスズメ目シジュウカラ科に属する小型の留鳥で、日本全国の森林、公園、住宅地などで広く見られる。全長は約15cmで、黒と白のコントラストがはっきりしており、胸の中央に太い黒線(ネクタイ模様)があるのが特徴である。このネクタイの太さは個体差があり、オスの方が太い傾向があるため、性別の判別に役立つ。食性は雑食性で、昆虫やクモを主に食べるが、秋冬には木の実や種子も食べる。特にヒマワリの種やピーナッツなどを好むことが知られており、餌台を設置すると集まることが多い。北本自然観察公園では林の中や木道沿いで頻繁に見られ、特に群れを作って行動することが多い。シジュウカラは非常に活発な性格で、枝から枝へと素早く移動しながら餌を探す。そのため、撮影する際はシャッタースピードを速く設定し、飛び立つ瞬間を狙うのも面白い。鳴き声は多様で、「ツツピー、ツツピー」と聞こえることが多く、繁殖期にはさえずりが活発になる。巣作りの際には木の穴や人工的な巣箱を利用することが多く、春には親鳥が忙しく餌を運ぶ姿が見られる。北本自然観察公園では年間を通して観察できるため、季節ごとの行動の違いをじっくり観察することができる。
シラサギ
![]() EOS R5 RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM 1/1000秒 ISO 800 |
シラサギ(Ardea alba)はペリカン目サギ科に属する大型の水鳥で、日本全国の湿地や川、湖沼などで観察される。一般に「シラサギ」と呼ばれるが、実際にはダイサギ(Ardea alba)、チュウサギ(Ardea intermedia)、コサギ(Egretta garzetta)の3種類が含まれる。これらの種は外見が似ているが、大きさや嘴、足の色によって識別が可能である。ダイサギは最も大きく、全長90cm以上になり、嘴は繁殖期には黒く、非繁殖期には黄色くなる。チュウサギは中型で、ダイサギよりやや小さいが嘴の色の変化がないため識別しやすい。コサギは最も小型で、嘴が黒く、足の指が黄色いのが特徴である。これらのサギ類は主に魚類や両生類、甲殻類を捕食し、浅瀬をゆっくりと歩きながら獲物を探す姿が観察される。北本自然観察公園では一夜堤や湿地帯で見かけることが多く、水面に映る姿が非常に美しい。狩りの際には長い首をS字に折りたたみ、一瞬で獲物を捕らえる独特の動きを見せる。繁殖期にはコロニー(集団繁殖地)を形成し、樹上に枝を組み合わせた巣を作る。シラサギは優雅な飛翔姿も魅力の一つで、翼をゆっくりと羽ばたかせながら静かに飛ぶため、飛翔シーンの撮影にも適している。特に早朝や夕暮れ時には、逆光を利用してシルエットを強調した写真が撮れるため、撮影のタイミングを工夫するとよい。北本自然観察公園の環境はシラサギの生息に適しており、年間を通じて安定して観察できるため、野鳥撮影を楽しむのに最適な場所の一つとなっている。
北本自然観察公園とは?魅力と楽しみ方
- 北本自然観察公園の概要
- 北本自然観察公園の歴史
- 北本自然観察公園へのアクセス
北本自然観察公園の概要
北本自然観察公園は埼玉県北本市に位置する自然豊かな公園であり、四季折々の風景を楽しめる場所として知られている。広さは約55ヘクタールに及び、湿地、池、森林など多様な環境が広がっている。公園内には多くの野鳥や昆虫、植物が生息し、バードウォッチングや自然観察を楽しむ人々にとって人気のスポットとなっている。特に冬場にはルリビタキやジョウビタキ、カワセミなどの野鳥が見られることから、多くのカメラマンが訪れる。高尾の池やふれあい橋周辺は撮影の好ポイントとなっており、年間を通じて野鳥観察を楽しむことができる。園内には「埼玉県自然学習センター」が併設されており、自然に関する展示や学習プログラムが充実している。ここでは地域の生態系について学ぶことができるほか、季節ごとのイベントやガイドツアーが開催されており、初心者でも気軽に自然観察を楽しむことができる。湿地帯には木道が整備されており、歩きながら動植物を間近で観察することが可能である。春には桜や新緑、夏にはホタルやトンボ、秋には紅葉、冬には雪景色といった四季折々の自然の変化を楽しむことができる。北本自然観察公園は都市部からのアクセスも良好でありながら、豊かな自然が残されている貴重なスポットであるため、自然愛好家や写真愛好家にとって理想的なフィールドとなっている。
北本自然観察公園の歴史
北本自然観察公園は1980年代から計画され、1990年に正式に開園した比較的新しい公園である。もともとこの地域は農地や湿地帯が広がる場所であったが、埼玉県が自然保護のために整備を進め、自然観察を目的とした公園として開発された。開園当初から自然学習センターが併設され、環境教育の場としても活用されてきた。公園内にはもともと生息していた野鳥や植物に加え、新たに湿地を造成することで、多様な生態系が形成された。これにより、年間を通じて様々な動植物を観察することが可能となり、特に渡り鳥の休息地としても機能している。2000年代に入ると、公園の管理がさらに強化され、訪問者向けの案内板や観察施設が充実した。2010年代以降は都市化の進行により、周辺地域では自然環境が失われつつあるが、北本自然観察公園は環境保全の取り組みが続けられ、現在も豊かな自然が保たれている。近年では、野鳥撮影や昆虫観察に訪れる人々が増加し、特にSNSなどで公園の魅力が発信されるようになったことで、県内外からの訪問者も増えている。公園の歴史は比較的浅いものの、その短期間で多くの動植物が定着し、埼玉県内でも屈指の自然観察スポットとしての地位を確立している。
アクセス(日本全国各地主要都市より)
①航空機でのアクセス
- 北海道(新千歳空港):新千歳空港 → 羽田空港 → 東京駅 → 上野駅(JR京浜東北線)→ 赤羽駅(JR高崎線)→ 北本駅 → 路線バス(北本自然観察公園行き)
- 東北(仙台空港):仙台空港 → 羽田空港 → 東京駅 → 上野駅(JR京浜東北線)→ 赤羽駅(JR高崎線)→ 北本駅 → 路線バス(北本自然観察公園行き)
- 北陸(小松空港):小松空港 → 羽田空港 → 東京駅 → 上野駅(JR京浜東北線)→ 赤羽駅(JR高崎線)→ 北本駅 → 路線バス(北本自然観察公園行き)
- 中部(中部国際空港):中部国際空港 → 羽田空港 → 東京駅 → 上野駅(JR京浜東北線)→ 赤羽駅(JR高崎線)→ 北本駅 → 路線バス(北本自然観察公園行き)
- 近畿(関西国際空港):関西国際空港 → 羽田空港 → 東京駅 → 上野駅(JR京浜東北線)→ 赤羽駅(JR高崎線)→ 北本駅 → 路線バス(北本自然観察公園行き)
- 中国(広島空港):広島空港 → 羽田空港 → 東京駅 → 上野駅(JR京浜東北線)→ 赤羽駅(JR高崎線)→ 北本駅 → 路線バス(北本自然観察公園行き)
- 四国(松山空港):松山空港 → 羽田空港 → 東京駅 → 上野駅(JR京浜東北線)→ 赤羽駅(JR高崎線)→ 北本駅 → 路線バス(北本自然観察公園行き)
- 九州(福岡空港):福岡空港 → 羽田空港 → 東京駅 → 上野駅(JR京浜東北線)→ 赤羽駅(JR高崎線)→ 北本駅 → 路線バス(北本自然観察公園行き)
- 沖縄(那覇空港):那覇空港 → 羽田空港 → 東京駅 → 上野駅(JR京浜東北線)→ 赤羽駅(JR高崎線)→ 北本駅 → 路線バス(北本自然観察公園行き)
②新幹線でのアクセス
- 北海道(新函館北斗駅):新函館北斗駅 → 東京駅(東北・北海道新幹線)→ 上野駅(JR京浜東北線)→ 赤羽駅(JR高崎線)→ 北本駅 → 路線バス(北本自然観察公園行き)
- 東北(仙台駅):仙台駅 → 東京駅(東北新幹線)→ 上野駅(JR京浜東北線)→ 赤羽駅(JR高崎線)→ 北本駅 → 路線バス(北本自然観察公園行き)
- 北陸(富山駅・金沢駅):富山駅・金沢駅 → 東京駅(北陸新幹線)→ 上野駅(JR京浜東北線)→ 赤羽駅(JR高崎線)→ 北本駅 → 路線バス(北本自然観察公園行き)
- 中部(名古屋駅):名古屋駅 → 東京駅(東海道新幹線)→ 上野駅(JR京浜東北線)→ 赤羽駅(JR高崎線)→ 北本駅 → 路線バス(北本自然観察公園行き)
- 近畿(新大阪駅):新大阪駅 → 東京駅(東海道新幹線)→ 上野駅(JR京浜東北線)→ 赤羽駅(JR高崎線)→ 北本駅 → 路線バス(北本自然観察公園行き)
- 中国(広島駅):広島駅 → 東京駅(東海道・山陽新幹線)→ 上野駅(JR京浜東北線)→ 赤羽駅(JR高崎線)→ 北本駅 → 路線バス(北本自然観察公園行き)
- 九州(博多駅):博多駅 → 東京駅(東海道・山陽新幹線)→ 上野駅(JR京浜東北線)→ 赤羽駅(JR高崎線)→ 北本駅 → 路線バス(北本自然観察公園行き)
③電車でのアクセス
- 東京駅 → 上野駅(JR京浜東北線)→ 赤羽駅(JR高崎線)→ 北本駅 → 路線バス(北本自然観察公園行き)
- 池袋駅 → 赤羽駅(JR埼京線)→ 北本駅(JR高崎線)→ 路線バス(北本自然観察公園行き)
- 大宮駅 → 北本駅(JR高崎線)→ 路線バス(北本自然観察公園行き)
④バスでのアクセス
- 北本駅西口から「北本自然観察公園」行きの路線バスを利用
まとめ
北本自然観察公園は埼玉県北本市に広がる自然豊かな公園であり、四季折々の自然を楽しめる貴重なスポットである。湿地や池、森林が広がる園内には多くの野鳥や昆虫、植物が生息し、特にバードウォッチングや自然観察を目的とする人々に人気が高い。カワセミやルリビタキ、ジョウビタキなどの野鳥が観察できるだけでなく、埼玉県自然学習センターを併設しており、環境教育の場としても機能している。1980年代から計画され、1990年に開園した比較的新しい公園だが、湿地の造成や環境保全活動により、現在では県内屈指の自然観察スポットとして確立されている。近年ではSNSなどでその魅力が発信される機会が増え、県内外からの訪問者も増加している。アクセスも比較的良好で、JR高崎線北本駅からバスやタクシーを利用すれば約15分、自家用車なら圏央道桶川北本ICから約20分で到着する。駐車場も完備されており、家族連れや初心者でも気軽に訪れることができる。園内には売店や飲食施設はないため、飲食物を持参するのが望ましい。特に野鳥観察や長時間の撮影を予定する場合は、水分補給や軽食の準備が必要となる。公園は年間を通じて開放されており、特に早朝や夕方は野鳥の活動が活発になるため、この時間帯を狙うとより多くの動植物を観察できる。北本自然観察公園は都市部に近いながらも豊かな自然環境が保たれており、初心者からベテランの自然愛好家まで幅広い層にとって魅力的な場所である。