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Canon EF28-105mm F3.5-4.5 II USMレビュー|軽量375gの標準ズームを中古で楽しむ

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Canon EF28-105mm F3.5-4.5 II USMレビュー|軽量375gの標準ズームを中古で楽しむ 標準ズーム

Canon EF28-105mm F3.5-4.5 II USMレビュー|軽量375gの標準ズームを中古で楽しむ

Canon EF28-105mm F3.5-4.5 II USMは、フルサイズ対応のEFマウント標準ズームです。28mmの広角側から105mmの中望遠までを1本でカバーしながら、質量は約375g、全長75mmというコンパクトな設計にまとめられています。広角、標準、中望遠を頻繁に行き来する旅行、街歩き、人物、家族写真などでは、レンズ交換を減らしながら軽快に撮影できることが大きな特徴です。

発売は2000年10月で、現在のRF標準ズームと比べれば古いレンズです。手ブレ補正ISは搭載しておらず、広角端も現在の標準ズームで一般的な24mmではなく28mmから始まります。それでも、リングUSMによる高速で静かなAF、フルタイムマニュアルフォーカス、ズーム全域0.5mの最短撮影距離、58mmフィルター径、375gの軽さなど、現在使っても分かりやすい長所があります。

同時に、中古で選ぶ際には名称の似たEF28-105mm F3.5-4.5 USMやEF28-105mm F4-5.6 USMとの違い、望遠端105mmの画質、ズーム機構の状態などを確認する必要があります。ここではEF28-105mm F3.5-4.5 II USMの正確な仕様、初代との違い、焦点距離ごとの描写、AF、EOS Rシリーズでの使い方、中古購入時の確認点まで詳しく整理します。

EF28-105mm F3.5-4.5 II USMの基本スペック

EF28-105mm F3.5-4.5 II USMは、キヤノンEF標準ズームの中でも、軽量性と焦点距離の広さを両立したレンズです。F2.8通しの大口径ズームでも、IS付きの高倍率ズームでもありませんが、28mmから105mmを375gで扱えることが特徴です。フィルムEOSからデジタル一眼レフ、さらにマウントアダプターを介したEOS Rシリーズまで使用できます。

28-105mmを375gでカバーする軽量標準ズーム

焦点距離は28-105mmで、ズーム比は約3.75倍です。フルサイズでは28mmが広角、35mm前後が準広角、50mm前後が標準、85-105mmが中望遠として使えます。旅行先で街並みを広く写した直後に、遠くの人物や建築の一部分を105mmで切り取るといった使い方が一本でできます。

質量は約375g、最大径72mm、全長75mmです。現在のF2.8標準ズームや24-105mm F4クラスと比べるとかなり軽く、EOS 5D系やEOS 6D系などのフルサイズ一眼レフへ装着してもレンズ側が極端に重くなりません。小型のEF標準ズームとしては、焦点距離と重量のバランスが非常に分かりやすい製品です。

28mm始まりで105mmまで伸びるEF標準ズームは複数ありますが、EF28-135mm F3.5-5.6 IS USMのようなIS付き高倍率モデルより軽く、F4-5.6系の廉価モデルより明るさとAF機構で上位に位置します。EF標準ズーム全体の位置づけについてはCanon EF標準ズームレンズ一覧|24-70mm・24-105mm・28-135mmの違いと選び方で整理しています。

12群15枚・7枚絞り・最短撮影距離0.5m

レンズ構成は12群15枚、絞り羽根は7枚、最小絞りは広角側F22、望遠側F27です。最短撮影距離はズーム全域0.5m、最大撮影倍率は0.19倍、フィルター径は58mmです。現在の標準ズームと比べて接写性能が特別高いわけではありませんが、花、料理、小物などを少し大きめに写す日常的なクローズアップには対応できます。

0.19倍という最大撮影倍率は等倍マクロとは大きく異なります。小さな昆虫を画面いっぱいへ写す用途には不足しますが、105mmまで伸ばして被写体へ0.5mまで近づけば、背景を整理しながら主題を大きく見せやすくなります。標準ズームとして日常撮影を一本で済ませたい場合には十分実用的な近接性能です。

初代EF28-105mm F3.5-4.5 USMも12群15枚、0.5m、0.19倍、58mm、375gという基本仕様を持ち、II型は光学系とメカニズムを大きく変更したモデルではありません。初代の詳細はEF28-105mm F3.5-4.5 USM徹底解説|軽量375gの標準ズームを中古で楽しむで比較できます。

リングUSMとフルタイムマニュアルフォーカスを搭載

AFにはリングUSMを採用しています。現在のナノUSMやSTMとは世代が異なりますが、当時の廉価標準ズームに使われていた通常モーターやマイクロUSMと比べ、合焦速度と静粛性を重視した機構です。静止画撮影では現在でも軽快に感じやすく、スナップや人物、旅行などでは大きな不満が出にくい部分です。

AFモードのままフォーカスリングを操作できるフルタイムマニュアルフォーカスにも対応しています。AFで大まかに合わせた後、花や小物などでピント位置を微調整したい場面では便利です。前枠がフォーカス時に回転しないため、PLフィルターを使用するときもフィルター角度が勝手に変わりにくい構造です。

同じ時代のEF標準ズームでもAF方式は製品ごとに異なります。リングUSMを搭載した28-105mm F3.5-4.5系は、軽量ズームでありながら操作系を簡略化しすぎていない点が特徴です。EFレンズに使われるUSMやSTMの違いについてはCanon EFとは?EFレンズ・EF-Sとの違い・対応カメラ・EOS Rでの使い方を徹底解説で詳しく解説しています。

初代EF28-105mm F3.5-4.5 USMとの違い

中古市場ではEF28-105mm F3.5-4.5 USMとEF28-105mm F3.5-4.5 II USMが混在しています。名称が非常に似ているうえ、焦点距離、明るさ、重量、サイズ、最短撮影距離、最大撮影倍率まで共通するため、完全に別設計の後継レンズと考えると違いを誤解しやすくなります。

光学系と基本メカニズムは初代をほぼ継承している

II型は初代の基本設計を引き継いだモデルです。レンズ構成はどちらも12群15枚で、最大径72mm、全長75mm、質量375g、フィルター径58mm、最短撮影距離0.5m、最大撮影倍率0.19倍です。つまり、II型になったことで解像力や近接性能が大幅に変化したモデルではありません。

リングUSM、インナーフォーカス、フルタイムマニュアルフォーカス、前枠非回転といった使い勝手も受け継がれています。中古価格に大きな差がある場合、単純にII型だから光学性能が圧倒的に高いと考える必要はありません。個体状態や絞り羽根の違い、外観を含めて判断する方が実際的です。

初代からII型への進化は、EF標準ズームの歴史の中では比較的小規模な変更です。より大きな変化を見たい場合は、焦点域や機能の異なるEF28-135mm F3.5-5.6 IS USMレビュー|中古で今使う約5倍EFズームの実力と比較すると、IS搭載や135mmまでの望遠化による方向性の違いが分かります。

初代5枚からII型7枚へ絞り羽根が増えている

分かりやすい仕様差の一つが絞り羽根です。初代EF28-105mm F3.5-4.5 USMは5枚、II型は7枚になっています。絞り羽根が増えることで、絞ったときの開口形状や点光源の光芒などは変化します。ボケの印象も完全に同じではありません。

一方、7枚羽根だから現在の円形絞りレンズと同じボケになると決めつけることはできません。ボケは絞り羽根だけでなく、球面収差、焦点距離、撮影距離、背景との距離、口径食など複数の要因で決まります。105mm側を使って被写体へ近づき、背景を遠ざける方が、羽根枚数だけを意識するより大きな変化を得られます。

28-105mmより古いEF標準ズームでは、5枚絞りのモデルも数多く存在します。EF初期の小型標準ズームと比較する場合はEF28-70mm F3.5-4.5 II|初期EF時代を支えた小型標準ズームの実力を見ると、EFズームの小型化と焦点域拡大の流れが分かります。

II型は外装仕上げも変更されている

II型では外装にレザートーン調の仕上げが採用され、初代より外観の質感を高める変更が行われています。光学性能だけを見ると大差がないため、中古で実物を比べた場合は外観の印象、ズームリングやフォーカスリングの状態、マウント部の摩耗などが選択理由になりやすくなります。

発売から長い年月が経過した現在では、II型であることより個体状態の方が重要になる場合があります。初代でも保存状態が良くAFや絞りが正常なら実用上問題なく使えますし、II型でもカビ、くもり、ズームのガタ、接点不良などがあれば避けたい個体になります。

EF35-105mmから28-105mmへ広角化した流れを見ると、焦点距離の変化そのものが標準ズームの使いやすさを大きく変えてきたことが分かります。初期モデルとの比較はCanon EF35-105mm F3.5-4.5レビュー|初期EF標準ズームの描写・使い方・中古選びでも確認できます。

焦点距離ごとの描写と使い方

EF28-105mm F3.5-4.5 II USMは焦点域が広いため、一本の中でも28mm、50mm前後、105mmで性格が変わります。全域を同じ画質傾向と考えるより、それぞれの焦点距離で得意な構図と弱点を理解して使う方が結果を得やすいレンズです。

28mmは風景や街歩きに使えるが24mmとの差は大きい

フルサイズで28mmは十分に広角として使えます。街並み、風景、旅行記録、複数人の写真などでは広い範囲を一枚に収められます。35mmより明確に広いため、標準ズーム一本だけで移動する場合でも広角らしい構図を作れます。

一方、現在の24mm始まりの標準ズームと比較すると4mmの差は小さくありません。狭い室内、大きな建築物、後ろへ下がれない観光地などでは24mmの方が使いやすくなります。現在28-105mmを選ぶ場合、28mmで足りる撮影が中心かどうかは重要な判断材料です。

28mm側では歪曲収差や周辺光量低下が目立つ場面があり、画面端まで厳密な直線を求める建築写真では新しい標準ズームとの差が出ます。風景ではF5.6からF8程度まで絞って使うと全体をまとめやすくなります。28mm始まりの明るいLズームとの違いはEF28-80mm F2.8-4L USMレビュー|初期L標準ズームの描写と中古選びの注意点でも比較できます。

35-70mm前後はこのレンズで使いやすい焦点域

35mmから70mm前後は、街歩き、人物を含むスナップ、料理、物撮り、日常記録など幅広く使えます。28mmほど遠近感が強くならず、105mmほど撮影距離を必要としないため、レンズを付けっぱなしにして撮る場合に自然と使用頻度が高くなる範囲です。

実写評価では、広角から中間域は絞ることで比較的安定した解像感を得やすく、F5.6からF8前後では画面全体を使いやすくなります。開放ではやや柔らかさが残るため、日中の風景や静物では1段前後絞ると描写を整えやすくなります。

50mm前後では標準レンズらしい自然な画角になるため、人物と背景の両方を入れた写真にも向きます。24mmまで必要なく、105mmまで欲しい場合は28-105mmの焦点域が非常に使いやすくなります。より広角側を重視する標準ズームとの比較にはEF24-105mm F3.5-5.6 IS STMで叶える 旅行や日常に最適な万能ズームが参考になります。

105mmは人物撮影に便利だが画質の弱点も出やすい

105mmは人物撮影、花、遠景の切り取りなどに使いやすい中望遠です。28-70mmクラスでは届かない画角まで伸びるため、一本で歩きながら撮影するときに105mmの存在が効いてきます。被写体との距離を取れば背景を整理しやすく、28mm側とは大きく異なる写真を一本のレンズで作れます。

一方、実写レビューでは望遠端105mmは広角から中間域より解像性能が弱く、開放では柔らかく感じやすいという評価があります。特に画面周辺まで高い解像を求める場合は絞っても限界があります。ポートレートではこの柔らかさを問題と感じにくい場合がありますが、遠景の細部を厳密に記録する用途では新しいレンズとの差が表れます。

105mm側では糸巻き型の歪曲収差や色収差も出やすいため、デジタル撮影ではRAW現像時に必要に応じて補正すると扱いやすくなります。画質最優先なら現代のLズームが有利ですが、軽さと焦点域を重視するなら28-105mmには別の使い道があります。105mmまでをF4通しで使える上位ズームについてはEF24-105mm F4L IS USMレビュー|今でも買う価値はある?初代L標準ズームの実力で詳しく解説しています。

一眼レフとEOS Rシリーズでの使い方

EF28-105mm F3.5-4.5 II USMはフルサイズ対応EFレンズなので、EFマウント一眼レフでは直接装着できます。EOS Rシリーズではマウントアダプター EF-EOS Rを介して使用できます。フルサイズとAPS-Cでは画角が変わるため、同じレンズでも用途はかなり異なります。

フルサイズ一眼レフでは28-105mm本来の画角を使える

EOS 5Dシリーズ、EOS 6Dシリーズ、EOS-1D X系などのフルサイズEF一眼レフへ装着すると、28mmから105mmまでをそのまま使用できます。レンズ本来の焦点域を最も自然に使える組み合わせです。フィルムEOSでも同じ考え方で使用できます。

375gという軽さはフルサイズ一眼レフとの組み合わせで特に魅力があります。標準ズームとして24-70mm F2.8や24-105mm F4 Lを装着するとカメラ全体が重くなりますが、28-105mmなら比較的軽快な構成を作れます。EOS 5D Mark IIのような旧型フルサイズ一眼レフと組み合わせて、低予算でEFシステムを楽しむ用途にも合います。

現在のEFレンズを焦点距離や種類から確認したい場合はCanon EFレンズ一覧|焦点距離・種類別に選び方とおすすめを解説から歴代の標準ズームを比較できます。

APS-Cでは約44.8-168mm相当になり広角ではなくなる

キヤノンAPS-C一眼レフやEOS R7、R10、R50などのAPS-Cボディで使用すると、35mm判換算では約44.8-168mm相当の画角になります。28mm側でも標準域に近くなり、フルサイズで感じる広角らしさはほぼなくなります。

この組み合わせでは標準から中望遠寄りのズームとして使うことになります。人物、花、ペット、イベント、少し離れた被写体などには扱いやすく、105mm側では約168mm相当まで伸びるため望遠効果も得られます。一方、風景や室内を一本で撮る場合は広角不足になりやすく、APS-C専用の18mm始まりや16mm始まりの標準ズームの方が向いています。

センサーサイズによる画角変化をマウントアダプターの倍率と混同しないことも重要です。焦点距離自体は28-105mmのままです。画角とアダプターの関係についてはマウントアダプターで画角は変わる?EFレンズをEOS Rシリーズで使うときの焦点距離とクロップで詳しく解説しています。

EOS RではEF-EOS Rを介してAFと絞りを利用できる

EOS Rシリーズへ装着する場合はマウントアダプター EF-EOS Rを使用します。標準タイプのアダプターには焦点距離を変える光学系が入っていないため、フルサイズEOS Rでは28-105mmの画角と開放F3.5-4.5を維持します。AFや電子絞りもレンズとカメラの通信によって使用できます。

ミラーレスでは撮像面でピントを合わせるため、一眼レフ時代とはAFの使い方が変わります。人物の顔や瞳をカメラ側で検出し、古いEFレンズを動かすこともできます。ただし、レンズ内部のリングUSM自体が新しいRFレンズのナノUSMへ変わるわけではないため、動画時の滑らかさや最新RFレンズの追従性とは別に考える必要があります。

アダプターを追加すると約24mm分全長が伸び、重量も増えます。それでも元のレンズが375gと軽いため、大型EFズームよりは扱いやすい構成です。EOS RでEFレンズを使用する基本はEOS RでEFレンズを使う方法|マウントアダプター・互換性・デメリットを解説で確認できます。

中古でEF28-105mm F3.5-4.5 II USMを選ぶポイント

EF28-105mm F3.5-4.5 II USMは新品で選ぶレンズではなく、中古個体の状態が重要です。発売から長い時間が経っているため、外観のきれいさだけでなく光学系、AF、絞り、ズーム機構、電子接点まで確認する必要があります。また、似た名称のモデルを間違えないことも重要です。

F3.5-4.5 II USMとF4-5.6 USMを間違えない

中古で最初に確認したいのは製品名です。EF28-105mmにはF3.5-4.5 USM、F3.5-4.5 II USM、F4-5.6系など複数のモデルがあります。焦点距離だけを見ると同じ28-105mmですが、開放F値、AF方式、重量、光学設計、操作感が異なります。

この記事で扱っているのは「EF28-105mm F3.5-4.5 II USM」です。鏡筒にF3.5-4.5とII USMの表記があることを確認します。安い28-105mmを見つけたからといって、同じレンズだと思って購入すると別モデルである可能性があります。

EF標準ズームには似た名称の製品が非常に多いため、焦点距離だけでなく開放F値と世代まで確認する習慣が重要です。EFとEF-S、RFを含めた対応関係はCanonレンズ対応表|RF・RF-S・EF・EF-S・EF-Mはどのカメラで使える?で整理しています。

ズームの自重落下とリングの状態を確認する

このレンズは中古個体によってズーム機構の緩みが出ている場合があります。カメラを下向きにしたときに自重で望遠側へ伸びる状態があるため、購入時にはズームリングのトルクを確認したいところです。新品時と完全に同じ硬さを求めることは難しいものの、極端に緩い個体は撮影中の焦点距離維持や持ち運びで扱いにくくなります。

フォーカスリングも回転に引っ掛かりがないか確認します。リングUSMとフルタイムマニュアルフォーカスが特徴のレンズなので、AFだけ動けばよいというものではありません。AF後にフォーカスリングを回し、ピント位置が滑らかに変化するかを見ると状態を判断しやすくなります。

ズームリング、フォーカスリング、マウント部のガタつき、鏡筒の伸縮状態は、古いEFズームを選ぶ際に共通して確認したい部分です。マウントアダプターを介して使う場合の機械的な注意点はCanonマウントアダプターのデメリット EF-EOS RでEFレンズを使う注意点でも詳しく解説しています。

カビ・くもり・AF・絞りを実写で確認する

光学系ではカビ、くもり、強い傷、内部の大きなゴミを確認します。微細なチリは古いズームでは珍しくありませんが、くもりやカビはコントラスト低下や逆光性能へ影響しやすくなります。LEDライトを強く当てるだけでなく、実際に逆光や明るい背景を撮ってコントラストが不自然に低下しないかを見る方が実用的です。

AFは近距離と遠距離の両方で確認し、異音、停止、極端な迷いがないかを見ます。絞り羽根は油染みや動作不良がないか確認し、複数のF値で撮影して露出が正常に変化することを確認します。電子接点の状態が悪いと通信エラーが出る場合もあるため、ボディへ装着した状態での実写確認が重要です。

このレンズにはISがないため、IS故障を確認する必要はありません。その分、中古で確認する電子機構は比較的少なくなります。古いEFレンズを現在のシステムで使う考え方についてはEFレンズは今後も使える?ミラーレス時代の活用法とRFレンズとの使い分けも参考になります。

EF28-105mm F3.5-4.5 II USMを現在使う意味

現在の基準で見れば、EF28-105mm F3.5-4.5 II USMには24mmの広角、IS、高解像度対応の最新光学設計、動画向けAFなどがありません。それでも、中古EFレンズならではの軽さ、価格、操作感、焦点域のバランスには現在でも価値があります。

軽量なフルサイズ標準ズームとして使いやすい

フルサイズ対応の28-105mmを375gで使えることは、現在でもこのレンズの大きな魅力です。F2.8ズームのような明るさはありませんが、日中の旅行、散歩、街歩き、家族写真ではF3.5-4.5でも十分使えます。カメラを持ち出す回数を増やすという意味では、最高画質より重量の方が重要になる場合もあります。

EOS 5D Mark IIや6Dなどと組み合わせれば、比較的低価格でフルサイズ一眼レフと標準ズームのシステムを作れます。EOS Rシリーズでもアダプターを持っていればそのまま流用できるため、EF一眼レフとRFミラーレスを併用する場合にも使いやすいレンズです。

EFマウントには非常に多くの中古レンズがあり、新しいRFレンズとは異なる選び方ができます。軽量標準ズームを含めたEFシステム全体の位置づけはキヤノン大全から確認できます。

最新ズームより画質よりも軽さと価格を重視するレンズ

現在のRF24-105mm系や新しいEF24-105mm系と比べると、広角端、手ブレ補正、周辺画質、逆光性能などで差があります。特に高画素ボディで画面四隅まで等倍表示すると、古い設計の弱点は分かりやすくなります。105mm側の解像感も、現代の高性能ズームと競う部分ではありません。

それでも、写真を毎回等倍で比較する用途ばかりではありません。Web掲載、一般的なプリント、日常記録、旅行写真では十分使える場面が多く、古いレンズ特有の描写を楽しむ用途にも向きます。絞って使えば広角から中間域は安定しやすく、375gの軽さは新しい大口径ズームでは得られません。

新しい24-105mm系では24mmの広角とISが大きな利点になります。利便性を優先する場合はEF24-105mm F4L IS USMレビュー|今でも買う価値はある?初代L標準ズームの実力と比較すると、重量、明るさ、焦点域、手ブレ補正の差が明確になります。

初代・II型・28-135mmを価格と用途で選び分ける

中古で28-105mm F3.5-4.5 II USMを探す場合、初代F3.5-4.5 USM、II型、EF28-135mm F3.5-5.6 IS USMを同時に比較すると選びやすくなります。初代とII型は基本性能が近いため、状態と価格が重要です。II型の外観や7枚絞りに魅力を感じるならII型、安く状態の良い初代があれば初代も十分候補になります。

135mmまで欲しい場合やレンズ内ISが必要なら28-135mmの方が便利ですが、その分大きく重くなり、望遠端もF5.6になります。逆に105mmまでで足り、軽さを優先するなら28-105mm F3.5-4.5系の方が扱いやすくなります。

このように、古いEF標準ズームは単純な新旧だけで選ぶものではありません。焦点距離、重量、ISの有無、AF方式、個体状態、中古価格の組み合わせで価値が変わります。EF標準ズーム全体を比較するときはCanon EF標準ズームレンズ一覧|24-70mm・24-105mm・28-135mmの違いと選び方を基準にすると整理しやすくなります。

まとめ

Canon EF28-105mm F3.5-4.5 II USMは、28mmから105mmまでをカバーするフルサイズ対応EF標準ズームです。レンズ構成は12群15枚、絞り羽根7枚、最短撮影距離0.5m、最大撮影倍率0.19倍、フィルター径58mm、最大径72mm、全長75mm、質量約375gという構成で、焦点距離の広さに対して非常に軽量です。

リングUSMによる高速で静かなAF、フルタイムマニュアルフォーカス、前枠非回転といった操作性も特徴です。初代EF28-105mm F3.5-4.5 USMとは光学系と基本メカニズムがほぼ共通で、II型では絞り羽根が5枚から7枚へ増え、外装仕上げも変更されています。

描写は広角から中間域では絞ることで使いやすくなりますが、105mm側は解像感や色収差、歪曲などで弱点が見えやすくなります。最新の高性能標準ズームと同じ画質を求めるレンズではなく、軽さ、28-105mmという使いやすい焦点域、リングUSM、中古価格を重視するレンズです。

フルサイズEF一眼レフでは28-105mm本来の画角で使用でき、EOS Rシリーズでもマウントアダプター EF-EOS Rを介して利用できます。APS-Cでは約44.8-168mm相当となるため、標準から中望遠ズームとして性格が変わります。中古で選ぶ場合は、F4-5.6系との取り違えを避け、カビ、くもり、AF、絞り、ズームリング、フォーカスリング、電子接点まで確認することが重要です。

24mmの広角やISが必要なら新しい24-105mm系が便利ですが、フルサイズ対応の軽い標準ズームを低予算で使いたい場合、EF28-105mm F3.5-4.5 II USMには現在でも使う理由があります。

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