「EF50mm F1.2L USM」は、ポートレート撮影において圧倒的な人気を誇るレンズですが、その性能や品質については賛否が分かれることも少なくありません。特に、個体差があるという声も多く聞かれます。この記事では、そんな「当たり外れが大きい」と言われるEF50mm F1.2L USMの特徴やその理由に迫ります。
当たり外れが大きい?EF50mm F1.2L USMの不思議
「当たり外れが大きい?」と言われるEF50mm F1.2L USMですが、まずはその基本的な概要と特徴を見ていきましょう。開放F値1.2の魅力や、ポートレート撮影における実力をはじめ、他の50mmレンズとの比較、AF性能、ボケ味といった要素まで、様々な視点からこのレンズの不思議に迫ります。それでは、EF50mm F1.2L USMの特徴を詳しく見ていきましょう。
EF50mm F1.2L USMの概要と特徴
- レンズスペック
- 対応マウントと互換性
レンズスペック
- 焦点距離:50mm
- 開放F値:f/1.2
- レンズ構成:6群8枚
- 最短撮影距離:0.45m
- フィルター径:72mm
- 重量:約580g
- 発売年:2006年
対応マウントと互換性
- 対応マウント:Canon EFマウント(EF-EOSRを使用することで、RFマウントにも対応可能)
- 対応カメラ:CanonのフルサイズおよびAPS-C一眼レフカメラ
- フルサイズ機での使用時:50mmの標準画角を得られる
- APS-C機での使用時:焦点距離が約80mm相当になり、ポートレート撮影に適している
開放F値1.2の魅力
- 明るさと低照度環境での使用
- 被写界深度の浅さと表現力
明るさと低照度環境での使用
EF50mm F1.2L USMは、開放F値1.2という非常に明るいレンズであり、多くの光を取り込むことができます。そのため、低照度環境でもシャッタースピードを大きく落とさずに撮影が可能です。夜景や室内撮影などの暗い場所でも、手ブレを抑えながらクリアな写真を撮ることができるのが大きな特徴です。さらに、高感度ISOを使用せずとも、明るさを活かした美しいディテールを保った画像が得られるため、暗所での撮影にも最適です。

被写界深度の浅さと表現力
EF50mm F1.2L USMの大きな特徴の一つは、開放F値1.2による非常に浅い被写界深度です。この浅い被写界深度により、被写体を強調し、背景を大きくぼかすことで、印象的な写真を撮影することが可能です。特にポートレート撮影において、被写体を背景から際立たせ、立体感のある表現を作り出すことができます。また、背景のボケ味が柔らかく滑らかであるため、写真全体に芸術的な雰囲気を与えることができます。このように、浅い被写界深度は、撮影者の意図を強調し、視覚的に強いインパクトを持つ表現力を持っています。

レンズ構成と光学性能
- 特殊レンズの採用
- コーティング技術
特殊レンズの採用
EF50mm F1.2L USMには、高性能な光学性能を実現するために特殊レンズが採用されています。このレンズには、非球面レンズが使用されており、これにより球面収差や歪みを効果的に抑え、画像全体にわたって高い解像度と鮮明さを提供します。特に、開放F値1.2の大口径レンズでありながら、画像の端までシャープな描写を実現することができるのは、この特殊レンズの恩恵です。特殊レンズの採用により、EF50mm F1.2L USMは非常に優れた光学性能を持ち、プロフェッショナルからも高い評価を得ています。
コーティング技術
EF50mm F1.2L USMには、Canon独自のスーパースペクトラコーティングが施されています。このコーティング技術により、レンズ表面での不要な反射を抑え、ゴーストやフレアの発生を最小限に抑えることができます。特に逆光や強い光源のあるシーンでも、クリアで高コントラストな画像を得ることができるのが特徴です。コーティング技術は、レンズの透過率を向上させ、鮮やかで自然な色再現を実現するため、風景撮影やポートレート撮影においてもその効果を発揮します。
ポートレート撮影における実力
- ポートレートに適した焦点距離
- 自然な表情と背景ボケの活用
ポートレートに適した焦点距離
EF50mm F1.2L USMの焦点距離50mmは、ポートレート撮影に非常に適した標準レンズとして知られています。50mmは、被写体の歪みが少なく、自然な見た目をそのまま捉えることができるため、ポートレートに最適です。また、開放F値1.2の大口径により、浅い被写界深度を活かして被写体を美しく際立たせることが可能です。特に、背景を大きくぼかして被写体を強調したい場合、この焦点距離は効果的で、自然な距離感と立体感をもたらします。ポートレート撮影において、50mmは被写体とカメラの距離が適切に保たれるため、撮影者と被写体のコミュニケーションも取りやすい焦点距離です。
自然な表情と背景ボケの活用
EF50mm F1.2L USMは、ポートレート撮影において被写体の自然な表情を捉えるために非常に効果的なレンズです。50mmという焦点距離は、被写体に対して適度な距離を保つことができ、顔や体の形が歪むことなく、リアルで自然な見た目を再現できます。また、F1.2の明るい開放絞りにより、背景を大きくぼかし、被写体を際立たせることが可能です。これにより、主役となる被写体が強調され、背景の要素が目立ちすぎることなく、シンプルで印象的なポートレートが撮影できます。
特にポートレートでは、背景のボケ味を活かしつつ、表情やディテールを豊かに引き出すことで、自然でリラックスした雰囲気を演出できます。この背景ボケは、滑らかで美しい描写を作り出し、被写体の立体感を高め、印象的な作品に仕上げることができます。
評価が分かれるポイント
- 個体差による性能のばらつき
- ユーザーの満足度と不満点
個体差による性能のばらつき
EF50mm F1.2L USMには、ユーザー間で「当たり外れ」があるという評価がよく見られます。このレンズは、非常に精密な光学設計と大口径のため、生産時の個体差が性能に影響を与えることがあるとされています。具体的には、ピントの精度や解像感にばらつきが生じる場合があり、一部のユーザーはAFの精度や描写力に満足できないと感じることもあります。
こうした個体差は、使用するカメラボディとの相性や、製造時のわずかなズレが原因とされています。そのため、購入後に実際にテスト撮影を行い、性能を確認することが推奨されます。この個体差によるばらつきが「当たり外れが大きい」と言われる理由の一つであり、ユーザーによって満足度が異なる要因となっています。
ユーザーの満足度と不満点
EF50mm F1.2L USMに対するユーザーの満足度は非常に高い一方で、不満点も存在します。
満足度の高いポイントとして、多くのユーザーがこのレンズの明るさとボケ味を評価しています。開放F値1.2による非常に浅い被写界深度は、ポートレートやボケを活かした撮影において素晴らしい効果を発揮します。レンズが生み出す立体感のある描写や、柔らかく美しいボケは、このレンズを愛用する理由の一つです。また、暗い場所での撮影にも強く、低照度環境での撮影にも適していることから、プロやハイアマチュアにも人気があります。
一方で、不満点としてよく挙げられるのが、個体差による性能のばらつきです。一部のユーザーは、特にAFの精度やピントのずれに関して不満を抱くことがあります。また、価格が高いため、コストパフォーマンスに不満を感じるユーザーも少なくありません。レンズの大きさや重さも、人によっては使いにくいと感じる点の一つです。
AF性能と実際の使用感
- 高速で正確なAF
- 実際の撮影現場での評価
高速で正確なAF
EF50mm F1.2L USMは、USM(超音波モーター)を搭載しており、高速で正確なAF(オートフォーカス)性能が特徴です。特に動きの少ないポートレート撮影や、静物撮影においては、その高速なフォーカスがスムーズに働き、撮影者の意図した瞬間をしっかりと捉えることができます。
ただし、一部のユーザーからは、被写界深度が非常に浅いため、開放F値1.2での撮影時にAFの精度がやや落ちるという意見もあります。これにより、特に近距離での撮影や、暗所でのAFが少し不安定になることがあると報告されています。それでも、通常のシーンでは安定したパフォーマンスを発揮し、速やかにピントを合わせる能力は十分に評価されています。
実際の撮影現場での評価
EF50mm F1.2L USMは、実際の撮影現場においてプロフェッショナルからハイアマチュアまで幅広い層から支持されています。特にポートレート撮影においては、その浅い被写界深度と大口径の明るさが、独特の立体感と美しいボケを生み出すため、高く評価されています。撮影者は、被写体を際立たせる表現力と、背景を柔らかくぼかす描写力を特に重宝しています。
一方で、撮影現場での使い勝手に関しては、いくつかの課題も指摘されています。レンズ自体が大きく重いため、長時間の撮影では疲労を感じることがあります。また、AFの精度に関しても、開放F1.2での撮影ではフォーカスがやや不安定になることがあり、特に動きのある被写体を撮影する際には慎重な操作が求められることがあります。それでも、性能面での信頼性や、独自の描写力から、多くの撮影者にとってはこのレンズは欠かせないツールとなっています。
ボケ味と描写の美しさ
- 柔らかいボケと立体感
- 背景との分離と被写体の強調
柔らかいボケと立体感
EF50mm F1.2L USMの魅力の一つは、開放F値1.2による非常に柔らかいボケと、被写体の立体感を強調する描写力です。このレンズは、背景を滑らかにぼかしつつ、被写体を鮮明に浮かび上がらせることができるため、特にポートレート撮影でその効果を発揮します。
ボケは非常に自然で、背景のディテールを柔らかく溶かすようにぼけるため、被写体が際立ち、画面全体に美しい深みを与えます。また、ボケの形状が滑らかであるため、視線が自然と被写体に集中し、写真全体の構図が整いやすくなります。立体感のある描写は、被写体の顔や体の細部を際立たせ、まるで3Dのようなリアルな印象を与えることができます。こうした柔らかいボケと立体感の表現力は、他のレンズでは得がたい、EF50mm F1.2L USMならではの強みです。
背景との分離と被写体の強調
EF50mm F1.2L USMは、開放F値1.2の明るさと浅い被写界深度により、背景との分離が非常に効果的に行えます。これにより、被写体が背景からくっきりと浮かび上がり、視覚的な強調が生まれます。ポートレート撮影では特にこの効果が顕著で、被写体が際立ち、印象的な仕上がりを得ることができます。
背景を大きくぼかすことで、不要な要素が写真に入り込むことを防ぎ、被写体に視線を集めることが可能です。これにより、背景がシンプルかつ滑らかにぼけ、被写体のディテールや表情が一層強調されます。写真全体において、主役となる被写体が際立ち、他の要素に邪魔されない構図が作りやすくなり、撮影者の意図をしっかりと伝えることができます。このレンズの背景との分離力は、プロフェッショナルが選ぶ理由の一つであり、創造的な表現に欠かせない要素です。
デメリットや注意点
- 重量とサイズ感
- 価格とコストパフォーマンス
重量とサイズ感
EF50mm F1.2L USMは、その大口径設計により、比較的重く、大きなレンズです。具体的には、重量が約580gで、フィルター径も72mmと標準レンズとしてはやや大型です。このため、長時間の撮影では、手持ちでの使用において疲労を感じることがあるという声がよく聞かれます。サイズ感についても、他の50mmレンズと比べて明らかに大きいため、携帯性に欠ける点がデメリットとして挙げられます。
しかし、この重量とサイズ感は、光学性能を追求した結果であり、大口径レンズ特有の美しいボケや、優れた描写力を得るためには避けられない要素です。特にポートレートやクリエイティブな撮影を重視するユーザーにとっては、この重さとサイズ感は受け入れられるトレードオフといえるでしょう。ただし、持ち運びや撮影スタイルによっては、もう少し軽量でコンパクトなレンズを選ぶべきか検討する余地があります。
価格とコストパフォーマンス
EF50mm F1.2L USMは、CanonのLレンズシリーズに属しており、その高性能とプロフェッショナル仕様に見合った価格設定がされています。新品での価格は、一般的な50mmレンズと比べるとかなり高額であり、購入を検討する際には投資としての判断が必要です。このレンズの大きな特徴である開放F値1.2の大口径や、優れた描写力、ボケ味などは確かに魅力的ですが、それに伴う価格は、多くのユーザーにとって負担が大きいと感じられます。
コストパフォーマンスについては、性能と価格のバランスをどう捉えるかによって評価が分かれます。プロフェッショナルやハイアマチュアであれば、その独自の表現力や描写力を活かし、長期的に満足度の高いレンズと感じるでしょう。一方で、一般的な撮影用途やコストを重視するユーザーにとっては、他の50mmレンズとの価格差が気になる要素となり得ます。
最終的には、このレンズが提供する特性や描写が、自分の撮影スタイルや用途に見合うかどうかが、コストパフォーマンスの判断基準になるでしょう。
購入を検討する際のポイント
- 用途とニーズに合わせた選び方
- 長期使用の満足度
用途とニーズに合わせた選び方
EF50mm F1.2L USMを選ぶ際は、用途やニーズに応じて慎重に検討することが重要です。このレンズは、特にポートレート撮影や背景を大きくぼかして被写体を際立たせる撮影に非常に適しています。ポートレートを重視する方には、浅い被写界深度による立体感のある描写や、柔らかいボケが大きな魅力となるでしょう。また、低照度環境での撮影にも強く、明るいレンズとしての性能を活かす場面が多いです。
一方で、日常的なスナップ撮影や、軽量でコンパクトな機材を求める方には、このレンズの重さや大きさがデメリットとなる可能性があります。また、価格が高いため、頻繁に使用する撮影ジャンルやシチュエーションにマッチしているかどうかをよく考慮する必要があります。
このレンズが提供する表現力が自身の撮影スタイルや用途に合っているかどうかをよく見極めることが、EF50mm F1.2L USMを選ぶ際の重要なポイントです。
長期使用の満足度
EF50mm F1.2L USMは、長期使用においても高い満足度を得られるレンズとして評価されています。特に、プロフェッショナルやハイアマチュアにとって、その堅牢な造りや耐久性は長期的な投資に見合う品質です。CanonのLレンズシリーズに属するこのレンズは、防塵・防滴仕様になっており、過酷な環境下でも安心して使用できる点が高く評価されています。
描写力についても、F1.2の大口径による豊かなボケ味や浅い被写界深度を長期間楽しむことができ、ポートレートや風景、暗所撮影などさまざまなシーンでの活躍が期待できます。また、その特殊レンズやコーティング技術により、時代が進んでも高い画質が維持され、満足度を損なうことがありません。
一方で、重量やサイズが大きいことから、持ち運びや手持ち撮影の負担が気になることもあるため、これが長期的な使用における唯一のデメリットといえるかもしれません。しかし、レンズの性能を活かせる場面が多ければ、価格以上の満足感を長く得られるレンズとして選ばれることが多いです。
RF50mm F1.2L USMとの比較
- RF50mm F1.2L USMとの違い
- 光学性能と描写の違い
RF50mm F1.2L USMとの違い
EF50mm F1.2L USMとRF50mm F1.2L USMの違いはいくつかの重要な点で明確です。
まず、マウントの違いが大きな特徴です。EF50mm F1.2L USMは、一眼レフカメラのEFマウントに対応しており、主にCanonの一眼レフボディで使用されます。一方、RF50mm F1.2L USMは、ミラーレスカメラ用のRFマウントに対応しており、Canonの最新ミラーレスカメラに最適化されています。
次に、光学性能にも違いがあります。RF50mm F1.2L USMは、最新の設計と技術が投入されており、より高い解像度とコントラストを実現しています。特に、画面の周辺部までシャープな描写が可能で、フレアやゴーストの抑制も優れています。一方、EF50mm F1.2L USMも優れた光学性能を持っていますが、周辺部の画質がRFレンズに比べて若干劣るという意見があるため、性能面ではRFレンズが優位に立っています。
さらに、オートフォーカスの精度と速度にも差があります。RF50mm F1.2L USMは、最新のミラーレスシステムと組み合わせることで、非常に高速で正確なAFを実現しており、静止画だけでなく動画撮影にも優れた性能を発揮します。EF50mm F1.2L USMも高速なAFを備えていますが、ミラーレスシステムの進化によるAF精度と速度ではRFモデルにやや劣ります。
最後に、サイズと重量の差も挙げられます。RF50mm F1.2L USMは、最新の技術を取り入れつつもサイズや重量が少し増しているため、長時間の手持ち撮影では負担がかかることがあります。ただし、その性能向上を考えると、コストパフォーマンスの観点からもRFモデルは魅力的です。
全体的に、RF50mm F1.2L USMは、最新の技術を搭載したミラーレス用の高性能レンズとして、解像度、AF性能、そして全体的な描写力においてEFモデルを上回る点が多いです。しかし、EF50mm F1.2L USMは、長年愛されてきたクラシックなレンズとして、信頼性と魅力を今でも保持しています。
光学性能と描写の違い
EF50mm F1.2L USMとRF50mm F1.2L USMの光学性能と描写には、いくつかの違いがあります。
まず、RF50mm F1.2L USMは、最新の光学設計が採用されており、特に解像度とコントラストの面で優れています。RFマウントは、ミラーレスシステムに最適化されているため、レンズの後玉をセンサーに近づける設計が可能で、これにより光学性能が大幅に向上しています。その結果、RFレンズは画像の周辺部までシャープな描写が得られ、フレアやゴーストの発生も抑えられています。また、逆光などの厳しい条件下でもクリアな描写を維持する能力が高いです。
一方、EF50mm F1.2L USMも高い光学性能を持ち、中心部の解像度は非常に優れています。しかし、周辺部の描写に関してはRFモデルにやや劣るとされ、特に開放F1.2で撮影する際には、若干の周辺減光や解像感の低下が見られることがあります。それでも、ポートレートや背景を大きくぼかすようなシーンでは、EFレンズ特有の柔らかい描写が効果的に働き、印象的な写真が撮影できます。
描写においても、RF50mm F1.2L USMはよりクリアで精細な表現が可能で、特に風景や建築物など、細部までのシャープさが要求されるシーンで効果を発揮します。一方、EF50mm F1.2L USMは、柔らかく、より芸術的なボケ味を楽しむことができ、ポートレートなどの人物撮影においては、この柔らかさが独特の魅力となっています。
総じて、RF50mm F1.2L USMは、最新技術を活かした高解像度とコントラストの高さで、よりシャープな描写を求めるユーザーに向いています。一方、EF50mm F1.2L USMは、クラシックな柔らかい描写と独特のボケ味を重視する撮影スタイルに適していると言えます。
項目 | EF50mm F1.2L USM | 評価 | RF50mm F1.2L USM | 評価 |
---|---|---|---|---|
焦点距離 | 50mm | 〇 | 50mm | 〇 |
開放F値 | F1.2 | 〇 | F1.2 | 〇 |
レンズ構成 | 6群8枚 | × | 9群15枚 | 〇 |
最短撮影距離 | 0.45m | × | 0.4m | 〇 |
手ブレ補正 | なし | × | なし | ▲ |
フィルター径 | 72mm | 〇 | 77mm | × |
50mm F1.2の手ブレ補正
- RF50mmに手ブレ補正機能がない理由
- EF50mmとEOS Rシステムの手ブレ補正
- EOS Rシステムで手ブレ補正のあるカメラ、ないカメラ
RF50mmに手ブレ補正機能がない理由
RF50mm F1.2L USMには、レンズ内の手ブレ補正機能がありません。これは、EOS R1、R3、R5 Mark II、R6 Mark II、R5、R6、R7など、ボディ内手ブレ補正(IBIS)を搭載したカメラと組み合わせることを前提に設計されています。この組み合わせにより、レンズ自体の重量を抑え、カメラ本体側で手ブレ補正が提供されます。
EF50mmとEOS Rシステムの手ブレ補正
EF50mm F1.2L USMもレンズ内手ブレ補正はありませんが、IBISを搭載したカメラ(EOS R1、R3、R5 Mark II、R6 Mark II、R5、R6、R7など)を使用することで、手ブレ補正が可能です。ただし、EFレンズはRFレンズに比べてIBISとの連携が最適化されておらず、補正効果が若干弱い場合があります。
EOS Rシステムで手ブレ補正のあるカメラ、ないカメラ
カメラ | 手ブレ補正の有無 |
---|---|
EOS R1 | 〇 |
EOS R3 | 〇 |
EOS R5 Mark II | 〇 |
EOS R6 Mark II | 〇 |
EOS R5 | 〇 |
EOS R6 | 〇 |
EOS R7 | 〇 |
EOS R8 | × |
EOS R10 | × |
EOS R50 | × |
EOS R100 | × |
ボディ内手ブレ補正(IBIS)とIS付きEFレンズの協調動作:その効果と意味Canonのボディ内手ブレ補正(IBIS)を搭載したカメラと、IS(レンズ内手ブレ補正)を搭載したEFレンズの組み合わせは、撮影者に大きな安定性を提供します。この協調動作は「デュアルIS」とも呼ばれ、カメラとレンズが連携して手ブレを効果的に補正する機能です。
ボディ内手ブレ補正(IBIS)はカメラ全体の動きを補正し、ISはレンズ内での光学的な補正を行います。これにより、特に長焦点距離のレンズで撮影する際や、手持ちでの撮影時に、より高い安定性とクリアな画像が得られます。
例えば、EFレンズの手ブレ補正と、EOS R5 Mark IIやR6 Mark IIなどのボディ内手ブレ補正(IBIS)を搭載したカメラの組み合わせでは、それぞれの強みを最大限に活かして撮影が可能です。この協調動作により、従来のシステムと比べて高い精度で手ブレが抑えられ、特に望遠レンズや低照度での撮影に効果的です。
ただし、特定のレンズとカメラの組み合わせにより、効果は異なる場合があります。最新のRFレンズでは、さらに高度な協調動作が可能な場合が多くなっています。
広がるEFレンズの可能性
CanonのEFレンズは、特にボディ内手ブレ補正(IBIS)を搭載したカメラと組み合わせることで、その能力が大きく向上します。ボディ内手ブレ補正は、カメラ全体の動きを補正し、手ブレを抑えることで、特に低照度や長焦点距離での撮影時に安定性をもたらします。これにより、EFレンズの性能が最大限に引き出されるため、シャープでクリアな画像を得ることが可能になります。
たとえば、EOS R5 Mark IIやEOS R6 Mark IIなどのカメラを使用することで、EFレンズが持つ光学的な特性と手ブレ補正機能が相互に補完し合い、従来の撮影スタイルを大きく変えることができます。EFレンズはその光学性能が非常に高く、IS機能を持つレンズと組み合わせることで、さらに優れた手ブレ補正効果を得ることができます。これにより、ポートレート撮影や風景撮影など、さまざまなシーンでの撮影が容易になり、クリエイティブな表現の幅が広がります。
このように、EFレンズとボディ内手ブレ補正の組み合わせは、撮影者に新たな可能性を提供し、より高い品質の画像を実現する鍵となっています。
まとめ
EF50mm F1.2L USMは、特にポートレート撮影において圧倒的な人気を誇る一方で、その性能や品質に関しては「当たり外れがある」と評価されることもあります。開放F値1.2による浅い被写界深度や美しいボケ味は、このレンズの大きな魅力ですが、一部のユーザーからは個体差やAF精度に関して不満の声もあります。性能や価格面での課題があるものの、独特の描写力と表現力により、長く愛用されるクラシックなレンズです。