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Canon EF神レンズおすすめ4選|いまでも使う価値のある理由

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Canon EF神レンズおすすめ4選|いまでも使う価値のある理由 レンズ
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Canon EF神レンズおすすめ4選|いまでも使う価値のある理由

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導入

CanonのEFマウントは1987年に登場して以来、世界中の写真家に愛され続けてきました。その豊富なラインナップの中でも、特に「神レンズ」と呼ばれる存在があります。これは単なる人気や一過性の流行ではなく、長年にわたりプロ・アマチュア問わず支持されてきた“伝説的なレンズ”を指します。極上のボケ味、驚異的な解像力、独特の空気感を生み出す描写は、時代が変わっても語り継がれており、RFレンズ時代の今でもアダプターを介して使う価値が残っています。

本記事では、「canon 神レンズ ef」で検索される方が求める情報に的を絞り、代表的な神レンズを取り上げ、それぞれの描写特性、使い道、注意点を具体的に掘り下げます。単なる紹介にとどまらず、作例的なイメージや現場での実用性にも触れることで、読者が「次に買うべき一本」を見極められるよう構成しています。


EF85mm F1.2L II USM ― ポートレート界の絶対的存在

EF85mm F1.2L II USMは、Canonを象徴する神レンズの筆頭として語られます。開放F1.2という極めて明るい値は、他のレンズにはない表現力を可能にします。

このレンズをポートレートに使ったときの特徴は、「瞳にピントを合わせた瞬間に背景が完全に消える」感覚です。とろけるように柔らかく溶けていくボケと、わずかなピント面に残る確かな解像。これが唯一無二の立体感を生み出し、まるで人物が浮かび上がるような仕上がりになります。

弱点としてAF速度が遅いことや重量の負担があります。しかし、最新のEOS Rシリーズと組み合わせることで瞳AFが使え、実際の歩留まりは大きく改善されます。特にR5やR6以降ではポートレート撮影での実用性が飛躍的に向上し、現代の環境でも神レンズの名に恥じない力を発揮します。

さらに、このレンズは単なる「ボケ量」だけではなく、光の扱い方にも個性があります。逆光での撮影ではフレアやゴーストが出やすいものの、それが柔らかい光のベールとして写り込み、幻想的な雰囲気を作り出すことがあります。つまり、欠点ですら作品性に変換できる「武器」になり得るのです。

中古市場では依然として高値を維持していますが、それでもポートレート専用機材として選ぶ価値は大いにあります。「人を美しく撮る」という一点において、EF85mm F1.2L II USMはCanon EFマウント史上もっとも完成度の高い神レンズと断言できます。

EF135mm F2L USM ― 解像とボケを両立した伝説的中望遠

EF135mm F2L USMは、長年にわたり「Canonの神コスパレンズ」と呼ばれてきました。発売から数十年が経った今でも根強い人気を誇り、中古市場で常に安定した需要を持っています。その理由は単純で、性能・価格・機動性の三拍子が揃った極めて完成度の高い一本だからです。

このレンズの最大の特徴は、開放F2から得られるシャープな解像と柔らかいボケの両立です。通常、明るい中望遠レンズはボケの美しさに重点が置かれるため、開放では甘さが残るケースが多いのですが、EF135mm F2L USMは違います。開放から十分な解像力を持ち、被写体の輪郭はくっきりと立ち上がります。しかも背景はなだらかに溶け込み、被写体だけが空気を切り裂くように浮かび上がる描写を見せます。この独特の「抜け感」は他のレンズにはなかなか真似できないものです。

ポートレートにおいては、85mmよりも距離を取りやすく、被写体との心理的距離感を保ちながら自然な表情を引き出すことができます。特に屋外での撮影では、背景処理の自由度が高く、建物や樹木などの煩雑な要素を柔らかく溶かし込みながら、被写体を印象的に描写できます。F2という明るさは、背景をしっかりぼかしつつ、絞りを少し絞れば驚くほどのシャープネスを発揮し、オールラウンダーとしても優秀です。

スポーツやステージ撮影でも活躍できる点も大きな魅力です。135mmという焦点距離は、観客席から舞台を狙う際にちょうど良く、開放F2でシャッタースピードを稼げるため、暗い会場でも安心して使えます。また、動体に対してもAFが素直で追従性が高く、EOS Rシリーズと組み合わせると歩留まりがさらに向上します。

逆光耐性も優れており、太陽を画面内に入れても黒が浮きにくく、色の破綻が少ないのも特徴です。そのため、自然光のポートレートでは安心感があり、光を積極的に使った表現が可能になります。

中古市場では比較的リーズナブルに入手できる点も人気の理由です。数万円台で手に入ることもあり、神レンズの中では最も導入しやすいモデルの一つといえます。注意点としては、古い個体ではフォーカス機構の動きに個体差があるため、購入時にピント精度や駆動音を確認するのがおすすめです。

EF135mm F2L USMは、価格以上の価値を提供する「神コスパレンズ」であり、ポートレート・舞台・スポーツ・風景と幅広く使える万能な一本です。Canon EFマウントを使うなら、必ず候補に入れておきたいレンズであり、実際に手にしたときの満足度は非常に高いものとなるでしょう。

EF70-200mm F2.8L IS II USM ― 万能型の頂点に立つズームレンズ

CanonのEF70-200mm F2.8L IS II USMは、数あるLレンズの中でも特にプロフェッショナルから絶大な信頼を集めてきた神レンズです。焦点距離70〜200mmという使いやすい望遠域をカバーし、ズーム全域で安定した描写力を発揮する万能型の代表格として知られています。

まず特筆すべきは、ズームでありながら単焦点に迫る描写力です。200mm側でも開放F2.8からシャープで、被写体をしっかりと切り取る力があります。同時に背景はなめらかに溶け込み、望遠特有の圧縮効果と相まって、被写体を際立たせる表現が可能です。これにより、ポートレート撮影では人物の存在感を圧倒的に強調でき、背景処理の自由度も高まります。

手ブレ補正機構(IS)を備えていることも大きな利点です。暗い室内や夕暮れ時でも手持ち撮影の幅が広がり、スポーツやイベント撮影の現場で「とにかく結果を残せる」安心感を与えてくれます。さらにRシリーズのボディと組み合わせることで、ボディ内手ブレ補正との相乗効果により、低速シャッターでもブレを抑えやすくなり、ISO感度を必要以上に上げる必要がなくなります。

このレンズが「神」と呼ばれるもうひとつの理由は、その汎用性の高さです。結婚式、コンサート、運動会、風景、野鳥撮影に至るまで、被写体を選ばずに活躍できる一本であることは、多くのプロにとって“とりあえず持って行けば仕事になる”存在になってきました。単焦点を揃えなくても、この一本で幅広い仕事をカバーできるため、現場の機材選びに悩んだときの最強の保険となります。

また、II型はIII型が登場したことで中古市場で価格がこなれ、性能に対して非常にコストパフォーマンスが高い状態にあります。実際にIII型と比べても描写性能の差はわずかで、多くのシーンでは区別がつかないほどです。そのため、いまEF70-200mm F2.8Lを導入するならII型を選ぶのがもっとも賢明だといえるでしょう。

ただし注意点もあります。重量が約1.5kgと重いため、長時間の手持ち撮影では疲労が溜まりやすい点です。三脚や一脚を併用するか、短時間の撮影に集中する工夫が必要です。それでも、この重量が生み出すバランス感と描写力を考えると、代えがたい魅力が残ります。

総じて、EF70-200mm F2.8L IS II USMは「万能ズームの完成形」と呼べる一本です。単焦点的な描写力と幅広い焦点距離を両立させ、プロフェッショナルの現場を長年支え続けてきました。Canon EF神レンズ群の中でも最も汎用性が高く、結果を確実に残すために外せない存在です。

EF50mm F1.2L USM ― 標準域に潜む個性派の神レンズ

EF50mm F1.2L USMは、標準画角で「神レンズ」と呼ばれる稀有な存在です。50mmという焦点距離は人の視覚に近く、スナップやポートレート、日常の撮影など幅広いジャンルで使いやすい一方で、他のレンズとの差別化が難しい領域でもあります。しかし、このレンズはF1.2という極端な明るさと、独自の描写性によって唯一無二の立場を確立しました。

開放での描写は柔らかく、滲みを帯びたような独特の空気感を持っています。この描写を「甘い」と感じる人もいれば「味がある」と評価する人もいますが、確かに他の標準レンズでは得られない個性を放っています。絞れば解像力は一気に向上し、F2.8以降ではLレンズらしいキレのある描写が得られるため、一つのレンズで二面性を楽しめる点も魅力です。

夜景やイルミネーションでの撮影では、このレンズの真価がより一層際立ちます。開放付近での点光源の滲みが幻想的な雰囲気を演出し、他の標準レンズでは平凡に写ってしまうシーンに独自の表情を与えます。これにより、作品作りに個性を求める写真家にとって、EF50mm F1.2L USMは手放せない一本となっています。

ただし注意点もあります。AF速度は最新のRFレンズに比べて遅く、開放でのピント精度にはシビアな部分があります。また周辺光量落ちや収差も顕著に現れることがあります。しかし、これらを弱点と見るか「味」と捉えるかで評価が分かれます。均質な描写よりも作品性や雰囲気を重視するのであれば、このクセはむしろ強力な武器となります。中古市場では比較的入手しやすく、神レンズの中では導入コストが低めな点も魅力です。


まとめ ― EF神レンズが今も輝き続ける理由

CanonのEFマウントには数多くの名玉がありますが、「神レンズ」と呼ばれるモデルには共通する特徴があります。それは「描写の個性と実用性の両立」です。

  • EF85mm F1.2L II USMは、人物表現における究極の一本。圧倒的なボケと立体感で、被写体を作品に昇華する力を持ちます。

  • EF135mm F2L USMは、解像と柔らかさを兼ね備えた万能中望遠。ポートレートから舞台、スポーツまで幅広く活躍し、価格以上の満足感を提供します。

  • EF70-200mm F2.8L IS II USMは、単焦点級の描写とズームの利便性を両立する万能型。プロの現場で「必携」とされてきた安心の神レンズです。

  • EF50mm F1.2L USMは、標準域で唯一無二の個性を放つ一本。幻想的な滲みや柔らかさで、作品に独特の表情を加えます。

これらのレンズはRF時代に移行した今でも価値を失っていません。アダプターを介してEOS Rシリーズに装着すれば、瞳AFやボディ内手ブレ補正と組み合わせて、新たな使いやすさを獲得します。最新レンズに比べると設計上の古さは否めないものの、その「描写の味」は時代を超えて写真家の心を掴み続けています。

Canon EF神レンズは、単なる機材ではなく「表現の幅を広げる武器」です。作品に深みを与え、撮影者の個性を引き出してくれる存在として、今なお第一線で選ばれる理由がここにあります。

中古相場

EF85mm F1.2L II USM

中古価格は12万円台後半から15万円前後が中心。外装の擦れや前玉コーティングの状態が価格に大きく影響する。開放F1.2でのシビアなピント精度を確かめるため、購入前にEOS Rシリーズで実写確認できると安心。値崩れしにくく資産性が高いのも特徴。

EF135mm F2L USM

6万5千円〜9万円前後で流通。古い個体はAF駆動部の個体差があるため、ピント精度や動作音の確認が重要。外観に多少の使用感があっても光学系が健全なら描写力に問題はなく、コストパフォーマンスは抜群。

EF70-200mm F2.8L IS II USM

10〜13万円程度が相場。ズームリングのトルク感、ISユニットの作動音、鏡筒伸縮時のガタつきなどを確認することが大切。III型との差はごくわずかで、価格を考えるとII型は今なお実戦的に非常に優秀。

EF50mm F1.2L USM

7〜10万円前後で入手可能。前玉コーティングやフィルター枠の歪みが価格に直結する。開放付近でフォーカスシフトが出る個体もあるため、実写で距離帯ごとの挙動を掴んでおくと安心。雰囲気重視の表現を求めるユーザーには特におすすめ。

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