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マルミ「EXUS UV Mark II」発売|410nm以下の紫外線カット・超低反射コーティング・価格を解説

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マルミ「EXUS UV Mark II」発売|410nm以下の紫外線カット・超低反射コーティング・価格を解説 ニュース

マルミ「EXUS UV Mark II」発売|410nm以下の紫外線カット・超低反射コーティング・価格を解説

マルミ光機は2026年11月6日、高性能UVカットフィルター「EXUS UV Mark II(エグザス UV マークツー)」を発売しました。410nm付近を境に短波長光を効果的にカットするUVカットガラスを採用し、片面反射率0.2%の超低反射コーティングを組み合わせた製品です。さらに帯電防止、撥水、防汚コーティングを備え、光学性能と日常的な使いやすさを両立しています。

対応フィルター径は49mmから82mmまでの9種類で、メーカー設定はオープン価格です。販売価格は49mmが税込6,580円、67mmが税込8,580円、82mmが税込12,480円という掲載例があり、フィルター径によって価格が異なります。この記事では、メーカーの正式発表を基に、紫外線カット性能、0.2%の超低反射コーティング、従来製品との違い、対応サイズと販売価格、撮影用途別の選び方を詳しく解説します。

マルミ EXUS UV Mark IIの発売日と基本仕様

EXUS UV Mark IIは、マルミ光機が展開する高性能フィルターシリーズ「EXUS」の新製品です。UVカットガラスによる短波長光の抑制に加え、低反射コーティングと表面保護性能を備えています。まずは発売日、製品構成、メーカーが発表した主な仕様から確認します。

2026年11月6日に発売された高性能UVフィルター

マルミ光機は2026年10月30日付のニュースリリースで、EXUS UV Mark IIの発売を正式に発表しました。発売日は2026年11月6日(金)で、49mm、52mm、55mm、58mm、62mm、67mm、72mm、77mm、82mmの9サイズを用意しています。小型単焦点レンズから大口径標準ズーム、望遠ズームまで、さまざまな交換レンズで使用できる製品構成です。

今回の製品は日本製で、UVカット性能と高い透過率の両立を特徴としています。マルミのEXUSシリーズには、一般的な保護フィルターやPLフィルターなども展開されていますが、EXUS UV Mark IIは短波長光をカットする光学的な機能を備えている点が特徴です。単にレンズの前面を覆うだけでなく、入射する光の波長にも着目して設計されています。

2026年11月6日には、同じマルミから特殊効果フィルター「BLACK MIST CROSS」も発売されています。ブラックミストクロスは光の拡散とクロス効果によって写真の印象を変える製品で、EXUS UV Mark IIとは使用目的が異なります。特殊効果フィルターの特徴については、マルミ「ブラックミストクロス」発表|光の拡散とクロス効果を組み合わせた新型フィルターでも紹介しています。

410nm付近で短波長光をカットするUVカットガラス

EXUS UV Mark IIの大きな特徴は、410nm付近を境に短波長光を効果的にカットするUVカットガラスを採用していることです。nmはナノメートルを意味し、光の波長を表す単位です。一般に紫外線は可視光より波長が短く、可視光の紫色に近い領域と連続しているため、フィルターの分光透過特性が重要になります。

紫外線は一般的に400nm以下の波長領域を指しますが、今回の製品では410nm付近を境に短波長側の光を抑える設計となっています。これは紫外線だけでなく、可視光の短波長側に位置する紫色の領域にも関係する特性です。メーカーはUVシャープカットと高い可視光透過率を両立する構造を採用したと説明しています。

シャープカットとは、特定の波長付近を境に透過率が大きく変化する特性を意味します。今回の製品について、マルミは410nm付近で優れたシャープカット性能を発揮すると発表しています。410nmという数値はカット特性の境界付近を示すものであり、その一点だけで全波長の透過率が分かるわけではありません。

同じ410nm付近のUVカットを特徴とする製品として、コシナのフォクトレンダーUV Filterも登場しています。どちらも短波長光を抑える設計ですが、フィルター枠の構造、コーティング、対応サイズ、販売価格などが購入時の比較項目になります。フォクトレンダー製品の特徴については、フォクトレンダー UV Filter発売|410nm以下をカットする高性能UVフィルターの特徴・価格・選び方で解説しています。

紫外線カットと可視光の高透過率を両立

UVフィルターは、レンズへ入射する光のうち、紫外線を含む短波長側の成分を減らすための光学フィルターです。写真用フィルムでは紫外線が青白いかぶりや遠景のかすみに関係することがあり、UVフィルターは古くから使用されてきました。現在のデジタルカメラでは撮像素子の前に紫外線や赤外線を抑える光学フィルターが組み込まれている機種が多く、UVフィルターを追加した際の見た目の変化は撮影環境とカメラの構造によって異なります。

EXUS UV Mark IIが重視しているのは、短波長光を抑えながら、写真に必要な可視光を高い割合で透過させることです。可視光域の透過率が大きく低下すると、露出や色再現へ影響するため、UVカット性能だけでなく透過特性全体が重要になります。メーカーはUVカットガラスを採用することで、紫外線の抑制と可視光の高透過率を両立したと説明しています。

この製品はNDフィルターのように撮影光量を積極的に減らす目的ではなく、PLフィルターのように水面やガラスの偏光反射を調整する製品でもありません。通常の撮影に使用するUVカットフィルターとして、短波長側の光を抑えることが主な役割です。レンズフィルターの種類と機能の違いについては、カメラ用レンズフィルター完全ガイド|PL・ND・保護・可変NDの効果と選び方で詳しく紹介しています。

片面反射率0.2%の超低反射コーティングと表面保護性能

EXUS UV Mark IIは、UVカット性能だけでなく、フィルター表面で発生する反射を低減する設計も特徴です。レンズの前にガラスを追加すると光学面が増えるため、反射防止コーティングの品質は写真の仕上がりに関係します。さらに帯電防止、撥水、防汚コーティングによって、屋外での使用や日常のメンテナンスにも配慮しています。

片面反射率0.2%が意味する光学性能

マルミ光機の公式ニュースリリースでは、EXUS UV Mark IIの片面反射率は0.2%と発表されています。反射率は光学面へ入射した光のうち、反射される割合を表す数値です。反射率が低いほどフィルター表面で反射される光が少なくなり、不要な反射光によるフレアやゴーストの発生を抑える設計につながります。

例えば、一般的なコーティングを施していないガラス面では、空気との境界で一定量の光が反射します。反射光がレンズ内部や撮像素子との間を往復すると、写真の中に余分な光の像が現れる原因になります。低反射コーティングは、この反射成分を減らすために採用される技術です。

今回の0.2%という数値は片面反射率を示しており、フィルター全体の透過率が99.8%という意味ではありません。実際の透過率には両面の反射、ガラス材料の吸収、光の波長などが関係します。コーティングが反射を抑える仕組みについては、光を操る魔法:レンズコーティングの秘密でも解説しています。

逆光時のフレア・ゴーストを抑える設計

カメラレンズにフィルターを取り付けると、レンズ前面に新たなガラス面が追加されます。強い光源が画面内や画面周辺に存在すると、そのガラス面で反射した光がレンズ内部へ戻り、フレアやゴーストとして写り込むことがあります。フィルターの反射率を低く抑えることは、こうした現象を軽減するための重要な対策です。

EXUS UV Mark IIは片面反射率0.2%の超低反射コーティングを採用しており、フィルター表面の不要な反射を抑えることを目的としています。特に逆光の風景、太陽光が差し込む街並み、夜景の強い点光源などでは、反射防止性能が注目される部分です。レンズ自体のコーティング性能に加え、装着するフィルターの光学性能も撮影結果に関係します。

フレアは画面全体のコントラストが低下する現象で、ゴーストは光源に対応した色付きの像や形が現れる現象です。これらはレンズ内部の構造、光源の位置、レンズフードの使用状態など複数の要素によって発生します。詳しい発生原因と対策については、フレアとは?写真に起こる原因とゴーストとの違い・防ぎ方・活かし方で紹介しています。

帯電防止・撥水・防汚コーティングの効果

EXUS UV Mark IIには、帯電防止コーティングが採用されています。静電気によってチリやホコリがフィルター表面へ引き寄せられる現象を軽減するための処理です。乾燥した季節やホコリの多い屋外では、表面に付着する異物を抑える機能が清掃のしやすさにつながります。

撥水コーティングは、フィルター表面に水滴が付着した際の状態を改善するための処理です。水をはじきやすくすることで、水滴が表面へ広がって残ることを抑え、清掃しやすい状態を保ちます。屋外での風景撮影や、湿度が高い環境での使用を考えると便利な機能です。

防汚コーティングは、指紋や皮脂などの汚れを付着しにくくし、付いた汚れを拭き取りやすくするための処理です。レンズ交換やフィルターの着脱時に指が触れた場合でも、清掃の負担を軽減できます。購入したレンズやアクセサリーの点検方法については、レンズ購入直後に必ず行う初期チェックでも紹介しています。

マルミ EXUS UV Mark IIの価格と対応フィルター径

EXUS UV Mark IIは49mmから82mmまでの9サイズで発売され、メーカー希望小売価格はオープン価格です。販売価格はフィルター径と販売店によって変わり、同じサイズでも購入先によって差が生じています。ここでは2026年11月6日時点で確認できる国内販売店の掲載価格を比較します。

49mmから82mmまでの9サイズと販売価格一覧

マルミ光機が正式に発表した対応サイズは、49mm、52mm、55mm、58mm、62mm、67mm、72mm、77mm、82mmです。いずれも一般的なねじ込み式のレンズ前面へ取り付けるサイズとして流通しています。使用するレンズのフィルター径と一致する製品を選ぶことが基本です。

フィルター径 量販店掲載価格(税込) フジヤカメラ掲載価格(税込)
49mm 6,580円 5,930円
52mm 6,780円 6,110円
55mm 6,980円 6,290円
58mm 7,380円 6,650円
62mm 7,980円 7,190円
67mm 8,580円 7,730円
72mm 9,680円 8,720円
77mm 10,880円 9,800円
82mm 12,480円 11,240円

量販店掲載価格はヨドバシカメラやソフマップなどで確認できる税込価格を示しています。フジヤカメラでは同じ製品が低い価格で掲載されており、購入先によって支払額が変わります。特に77mmや82mmのような大口径では価格そのものが高くなるため、複数の販売店を比較する意味が大きくなります。

フィルター径はレンズの焦点距離や最大径とは別の数値です。例えば焦点距離50mmのレンズに使用するフィルターが50mm径になるわけではなく、レンズ前面に記載された「φ49mm」などの表示を確認します。フィルター径とレンズの最大径の違いについては、レンズの最大径とは?フィルター径との違い・収納・ジンバル選びを解説で詳しく紹介しています。

オープン価格と実売価格の違いを理解する

EXUS UV Mark IIはメーカー希望小売価格を設定しないオープン価格の製品です。そのため、メーカーが全国一律の販売価格を指定しているわけではなく、販売店ごとに価格が決められます。実際に同じサイズでも、量販店とカメラ専門店の掲載価格には差が生じています。

例えば67mmでは、量販店の掲載価格が税込8,580円であるのに対し、フジヤカメラでは税込7,730円です。差額は850円となり、購入する店舗を変更するだけで支払金額が変わります。82mmでは税込12,480円と税込11,240円の掲載例があり、差額は1,240円です。

ポイント還元を実施している量販店では、実際に支払う金額と獲得するポイントを分けて考えることが重要です。ポイントを頻繁に使用する人と、現金での支払額を抑えたい人では、同じ販売価格でも購入先の選び方が変わります。フィルターの購入価格だけでなく、交換レンズやアクセサリーを含む機材費用全体を考えることも役立ちます。

レンズフィルターの購入方法には、通常のねじ込み式だけでなく、マグネット式アダプターを利用する方式もあります。装着方式が異なると、必要な部品や総費用も変わります。マグネット式の例については、NiSi「JetMag Pro NC UV 49MAG Adapter」発表でも紹介しています。

フィルター径の違いとステップアップリングの活用

交換レンズを複数所有している場合、それぞれのフィルター径が異なることがあります。例えば49mm、67mm、77mmのレンズを所有している場合、各レンズへ専用サイズのフィルターを購入すると合計金額が高くなります。複数のレンズで一枚のフィルターを使う方法として、ステップアップリングを活用する選択肢があります。

ステップアップリングは、小さいフィルター径のレンズへ大きなフィルターを取り付けるための変換リングです。例えば67mm径のレンズへ77mmのフィルターを装着する場合は、67mmから77mmへ変換するリングを使用します。大きなフィルターを共用することで、レンズごとに高性能フィルターを購入する費用を抑えられます。

リングを追加するとレンズ前面の構造が変わるため、純正フードやレンズキャップの取り付け方法も確認する必要があります。特に広角レンズでは、フィルター枠やリングの構造が画角へ影響することがあるため、組み合わせを確認して選びます。レンズフードの役割については、ニコン純正角型フード「HN-OG01」発表|40mm F2・28mm F2.8に対応、価格・発売日・特徴を解説でも紹介しています。

EXUS UV Mark IIと保護フィルター・従来モデルの違い

マルミのEXUSシリーズには複数の製品が用意されており、名称が似ていても光学的な機能が異なります。EXUS UV Mark IIを購入する際は、一般的なレンズ保護フィルター、従来のEXUS UV、同じEXUSシリーズの保護フィルターとの違いを理解すると選びやすくなります。ここでは製品の役割と公表されている性能を比較します。

通常の保護フィルターとUVフィルターの違い

一般的なレンズ保護フィルターは、レンズ前面を傷や汚れから守ることを主な目的としています。可視光の透過率を重視した透明なガラスを採用し、撮影画像の色や明るさに大きな変化を与えないように設計されています。低反射コーティングや撥水・防汚処理を備える製品も多く、日常的なレンズ保護に使用できます。

UVフィルターは、レンズ保護に加えて、紫外線を含む短波長側の光を抑える機能を持っています。EXUS UV Mark IIは410nm付近でのシャープカット特性を特徴としており、単純な透明保護フィルターとは光学的な役割が異なります。紫外線の抑制を必要とする撮影では、この違いが選択の基準になります。

保護フィルターとUVフィルターのどちらを購入するかは、レンズ前面の保護だけを目的とするか、短波長光の抑制も重視するかによって決まります。写真へ特殊な光のにじみや色の変化を加えるソフトフィルターとは目的が異なり、自然な描写を維持することを重視した製品です。特殊効果フィルターとの違いについては、Lensbaby「OMNI」第2世代を比較|Color IIとCrystal IIで変わる写真表現と選び方でも紹介しています。

従来のEXUS UVとMark IIの反射率を比較

EXUS UV Mark IIは、海外で展開されていた従来のEXUS UVを発展させた製品です。従来モデルの片面反射率が0.3%だったのに対し、Mark IIでは0.2%へ低減されています。反射率の数値で比較すると、反射光をさらに抑える設計へ変更されたことが分かります。

比較項目 従来のEXUS UV EXUS UV Mark II
製品の役割 UVカットフィルター UVカットフィルター
片面反射率 0.3% 0.2%
短波長光のカット 対応 410nm付近でシャープカット
帯電防止 対応 対応
撥水・防汚 対応 対応

0.3%から0.2%への変更は、反射率の数値では0.1ポイントの低下です。割合で見ると片面反射率は従来モデルと比較して約3分の2になり、反射成分をさらに減らす方向の改良です。フィルターはレンズの前面へ取り付ける光学部品であるため、反射光を減らすことは画質を維持するための基本的な設計要素になります。

レンズの光学性能を評価する際は、解像力だけでなく、反射によるコントラスト低下や色再現も重要です。特に高性能レンズでは、レンズ本体のコーティングに加えてフィルターの品質も撮影結果に影響します。光学性能を構成する要素については、レンズの光学性能とは?解像力・MTF・色収差・ボケの見方で詳しく解説しています。

EXUS Lens Protect Mark IIとの違い

マルミのEXUS Lens Protect Mark IIは、レンズ保護を目的とした高性能フィルターです。片面反射率0.2%の超低反射コーティングに加え、帯電防止、撥水、防汚コーティングを備えています。光学的な透明性とレンズ前面の保護を重視した製品で、マルミのレンズ保護フィルターの上位製品として展開されています。

EXUS UV Mark IIも片面反射率0.2%であり、帯電防止、撥水、防汚という基本的な表面機能は共通しています。大きな違いはUVカットガラスを採用し、410nm付近で短波長光を抑える光学特性を備えていることです。単純にレンズの前玉を保護する目的ならLens Protect Mark II、UVカット機能も必要ならUV Mark IIという選び方になります。

EXUSシリーズには強化ガラスを特徴とするLens Protect SOLIDなども展開されています。強化ガラスの採用を特徴とする製品と、UVカットガラスを特徴とする製品では、同じEXUSブランドでも重視する性能が異なります。UVフィルターを使用する別の構造としては、NiSi「JetMag Pro NC UV 49MAG Adapter」のように、アダプターへUVフィルターを組み込む方式も登場しています。

EXUS UV Mark IIを使う撮影シーンと失敗しない選び方

UVフィルターは、装着するだけで写真の印象を大きく変える特殊効果フィルターではありません。EXUS UV Mark IIは短波長光の抑制、低反射、汚れの付着軽減という機能を組み合わせ、自然な撮影を支えることを目的としています。撮影する環境や使用するレンズに合わせて選ぶことで、その特徴を活用できます。

風景・旅行・屋外撮影での活用

風景撮影では、空、山、海、遠景の建物など、広い範囲の光を一枚の写真へ記録します。日中の屋外では太陽光に紫外線が含まれており、標高の高い場所や紫外線が強い環境では、短波長光の影響が撮影条件の一つになります。EXUS UV Mark IIは410nm付近を境に短波長光を抑える設計で、このような撮影環境でUVカット機能を利用できます。

風景写真の透明感や遠景の見え方には、大気中の水分、ちり、光の散乱、撮影距離なども関係します。UVフィルターで短波長光を抑えることと、大気による散乱そのものを取り除くことは別の働きです。撮影結果を比較する際は、同じ構図と露出設定でフィルターの有無を比較すると、実際の変化を把握しやすくなります。

屋外撮影では水滴、砂ぼこり、指紋などがレンズ前面へ付着することもあります。EXUS UV Mark IIの帯電防止、撥水、防汚コーティングは、こうした環境でレンズ前面を清潔に保つために役立ちます。屋外での光の扱いや撮影機材の選び方については、屋外撮影の基本から応用まで 自然光を活かす設定と装備選びのポイントでも紹介しています。

逆光・夜景・強い光源での低反射性能

逆光や夜景では、フィルターの反射防止性能が注目されます。太陽、街灯、車のヘッドライト、イルミネーションなどの強い光源が画面内に入ると、レンズやフィルターの光学面で反射した光が写真へ影響することがあります。EXUS UV Mark IIは片面反射率0.2%のコーティングを採用し、こうした反射成分を減らすことを目的としています。

夜景では暗い背景の中に強い点光源が存在するため、ゴーストやフレアが見つけやすくなります。フィルターを装着した状態と外した状態で同じ構図を撮影すると、フィルターが撮影結果へ与える影響を比較できます。低反射コーティングを備えた製品でも、光源の位置やレンズの設計によって反射像の現れ方が変わるため、実写で確認する方法が有効です。

逆光時にはレンズフードも重要な役割を持ちます。フードは画面外から入る不要な光を遮るためのアクセサリーであり、フィルター表面の反射率を下げるコーティングとは異なる方法でフレア対策を行います。広角レンズでの逆光撮影や光の扱いについては、広角レンズの撮影テクニック|風景・建築・人物で使える構図と撮り方でも解説しています。

購入前に確認するフィルター径と使用目的

EXUS UV Mark IIを購入する際は、使用するレンズのフィルター径を最初に確認します。対応サイズは49mmから82mmまでの9種類であり、すべての交換レンズに直接取り付けられるわけではありません。レンズ前面の表示、メーカーの製品仕様、取扱説明書などを確認し、正しい径を選ぶことが重要です。

次に、UVカット機能を必要とするかを判断します。レンズ前面の保護が主な目的なら透明な保護フィルターも選択肢となり、紫外線を含む短波長光を抑える機能を重視するならEXUS UV Mark IIが候補になります。水面やガラスの反射を調整したい場合はPLフィルター、明るい環境で露出時間を長くしたい場合はNDフィルターが目的に対応します。

EXUS UV Mark IIの利点は、410nm付近のUVシャープカット特性と、片面反射率0.2%の低反射性能、帯電防止、撥水、防汚機能を一枚へまとめていることです。レンズ保護だけでなく、光学特性と清掃のしやすさを重視する人に適した製品です。動画撮影で使用するNDフィルターとの役割の違いについては、可変NDフィルターの選び方|動画撮影で失敗しない濃度設定と使い方でも確認できます。

まとめ

マルミ光機の「EXUS UV Mark II」は、2026年11月6日に発売された高性能UVカットフィルターです。410nm付近を境に短波長光を効果的にカットするUVカットガラスと、片面反射率0.2%の超低反射コーティングを採用しています。さらに帯電防止、撥水、防汚コーティングを備え、光学性能と日常的なメンテナンス性を両立しています。

フィルター径は49mm、52mm、55mm、58mm、62mm、67mm、72mm、77mm、82mmの9種類で、メーカー設定はオープン価格です。2026年11月6日時点の量販店掲載価格は、49mmが税込6,580円、67mmが税込8,580円、77mmが税込10,880円、82mmが税込12,480円となっています。フジヤカメラでは同じ製品を低い価格で掲載しており、購入先によって支払金額が異なります。

従来のEXUS UVと比較すると、片面反射率が0.3%から0.2%へ低減された点が改良内容の一つです。通常の保護フィルターと比較した場合は、410nm付近のUVシャープカット特性を備えていることが大きな違いになります。風景、旅行、屋外撮影などで短波長光の抑制とレンズ前面の保護を両立したい人にとって、EXUS UV Mark IIは検討する価値のあるフィルターです。

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