OM SYSTEM「OM-5 Mark II」ファームウェアVer.1.1公開|動作安定性の改善と更新方法を解説
OMデジタルソリューションズは2026年10月28日、ミラーレスカメラ「OM SYSTEM OM-5 Mark II」向けの最新ファームウェアVer.1.1を公開しました。今回のアップデートはカメラの動作安定性を向上させる内容で、メーカーの公式案内では特定の不具合の修正や新機能の追加について個別の説明は行われていません。OM-5 Mark IIのユーザーは、パソコン用ソフト「OM Workspace」またはスマートフォン用アプリ「OI.Share」を利用して更新できます。
OM-5 Mark IIは、約2037万画素の4/3型Live MOSセンサー、5軸ボディー内手ぶれ補正、IP53対応の防塵・防滴構造などを備えた小型軽量のカメラです。登山や旅行、風景撮影、野鳥撮影など、屋外での利用を重視した設計が特徴となっています。今回のVer.1.1では基本仕様が変更されるという発表はなく、既存機能の安定した動作を目的とする更新です。
この記事では、OM-5 Mark IIのファームウェアVer.1.1で発表された変更内容、更新によって変わる点と変わらない点、OM WorkspaceとOI.Shareを使用したアップデート方法、更新前後に確認したい事項を詳しく解説します。旧型OM-5やE-M5 Mark IIとの違い、2026年10月に公開されたOM SYSTEM製レンズのファームウェアとの関係も整理します。すでにOM-5 Mark IIを使用している方が、今回の更新内容を正確に把握できるようにまとめました。
OM SYSTEM OM-5 Mark IIのファームウェアVer.1.1が公開
2026年10月28日に公開された最新バージョン
OMデジタルソリューションズは2026年10月28日、OM-5 Mark IIのファームウェアVer.1.1を公開しました。メーカーのファームウェア一覧でもOM-5 Mark IIの最新バージョンとしてVer.1.1が掲載され、更新日が2026年10月28日であることを確認できます。今回の更新はOM-5 Mark II本体を対象とするもので、旧型OM-5や名称が似ているOLYMPUS OM-D E-M5 Mark IIとは区別する必要があります。
ファームウェアは、カメラ内部の各種機能や処理を制御するソフトウェアです。撮影時の操作、記録処理、表示、外部機器との通信など、さまざまな機能がファームウェアによって管理されています。メーカーは製品発売後も必要に応じて更新プログラムを提供し、機能の追加や不具合の修正、動作の安定化などを実施しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| メーカー | OMデジタルソリューションズ |
| ブランド | OM SYSTEM |
| 対象機種 | OM-5 Mark II |
| 公開日 | 2026年10月28日 |
| 最新バージョン | Ver.1.1 |
| 主な変更内容 | 動作の安定性向上 |
| 新機能の追加 | 公式発表なし |
| パソコンからの更新 | OM Workspace |
| スマートフォンからの更新 | OI.Share |
OM-5 Mark IIは2025年に登場したマイクロフォーサーズ規格のミラーレスカメラで、従来型OM-5の特徴を継承しながら操作性などを見直したモデルです。機能追加を伴わない更新でも、カメラを継続して利用するうえで意味を持つ場合があります。今回の発表内容を確認する際には、実際にメーカーが公表した変更点と、利用者が期待する改善内容を分けて考えることが大切です。
Ver.1.1の変更内容は動作安定性の向上
今回のファームウェアVer.1.1について、メーカーが公表した変更内容は動作の安定性向上です。公式の変更履歴には、特定の撮影機能や操作に関する詳細な修正項目は示されていません。そのため、どの機能の動作が改善されたのか、どのような条件で発生する問題を修正したのかについては、公開情報から特定できません。
一般に動作安定性を向上させる更新には、内部処理の調整や特定条件下での動作改善などが含まれることがあります。しかし、OM-5 Mark IIのVer.1.1について、フリーズ、記録エラー、通信切断、AF動作などの個別の不具合が修正されたとメーカーが発表しているわけではありません。具体的な改善対象が公表されていない以上、特定の問題が解消されたと断定することは避ける必要があります。
更新内容が簡潔であることは、必ずしも変更の重要性が低いことを意味しません。撮影中に発生する問題は、使用するレンズや設定、記録メディア、撮影条件などによって再現性が異なる場合があります。今回のVer.1.1についても、動作安定性を高める更新として理解し、未発表の修正内容を推測で付け加えないことが正確な情報整理につながります。
新機能や撮影性能の追加は発表されていない
Ver.1.1では、新しい撮影モードやAF機能の追加、連写速度の向上などは発表されていません。既存の手ぶれ補正性能を引き上げる変更や、動画記録形式を拡張する内容についても、メーカーの公開情報には記載されていません。今回の更新は基本的に動作安定性の向上を目的としており、新しい撮影機能を利用できるようになるアップデートとして案内されたものではありません。
OM-5 Mark IIは小型軽量のボディーに多彩な撮影機能を搭載していますが、上位機種のOM-1 Mark IIやOM-3とは画像処理やAFシステムなどに違いがあります。ファームウェアの更新によってすべての上位機種向け機能が利用可能になるわけではなく、撮像センサーや画像処理エンジンなどのハードウェア構成も関係します。今回のVer.1.1について、上位機種と同等のAFや高速連写機能が追加されたという発表はありません。
OM SYSTEMのカメラについては、機種ごとの特徴や機能の違いを把握することで、ファームウェア更新の内容も理解しやすくなります。上位機種に位置するOM-3の撮影機能や特徴については、OM SYSTEM OM-3完全ガイド|特徴・性能・画質・メリットとデメリットでも詳しく解説しています。OM-5 Mark IIとの機能差を確認する際には、メーカーが公表した各機種の仕様を基準に比較することが重要です。
OM-5 Mark IIの基本性能とファームウェア更新の関係
約2037万画素センサーと画像処理エンジンTruePic IX
OM-5 Mark IIは、有効約2037万画素の4/3型Live MOSセンサーと画像処理エンジンTruePic IXを搭載しています。マイクロフォーサーズ規格を採用しており、35mm判フルサイズ機と比較して小型のカメラボディーやレンズシステムを構成しやすい点が特徴です。約2000万画素という画素数は、一般的な写真撮影から大判プリントまで幅広い用途に対応できる構成となっています。
画像処理エンジンは、撮像センサーから読み出した情報を処理し、JPEG画像の生成や各種撮影機能を制御する重要な役割を担います。カメラのファームウェアも内部処理と密接に関係していますが、今回のVer.1.1で画像処理方式や画質が変更されたという説明は公表されていません。ノイズ低減性能、色再現、解像感などに関する具体的な改善も発表されていないため、画質の向上を目的とした更新として扱うことはできません。
OM-5 Mark IIは、風景や旅行、街歩き、自然撮影など幅広い用途に利用できるカメラです。マイクロフォーサーズの特徴を生かした小型軽量のレンズを選べば、機材全体の重量を抑えながら撮影できます。今回のファームウェア更新でもセンサーの有効画素数や基本的な画像処理仕様は変わらず、従来の撮影環境を継続して利用することになります。
5軸手ぶれ補正とIP53対応の防塵・防滴構造
OM-5 Mark IIは、撮像センサーシフト式の5軸ボディー内手ぶれ補正を搭載しています。メーカー公表の補正効果はボディー単体で中央最大6.5段、周辺最大5.5段となっており、対応するレンズと組み合わせた5軸シンクロ手ぶれ補正では中央最大7.5段、周辺最大6.5段です。実際の補正効果は使用するレンズ、焦点距離、撮影条件などによって異なりますが、手持ち撮影を重視した設計であることが分かります。
防塵・防滴性能については、対応するレンズとの組み合わせでIP53に対応する構造を採用しています。登山や野外撮影では、雨や風、砂ぼこりなどに遭遇することがあり、カメラとレンズの耐環境性能は機材選びの重要な要素になります。IP53への対応は、あらゆる条件で水や粉じんの侵入を防ぐ保証を意味するものではなく、使用環境やレンズの組み合わせを考慮する必要があります。
今回のVer.1.1では、手ぶれ補正の最大段数や防塵・防滴性能の規格が変更されたという発表はありません。安定性向上という説明から、手ぶれ補正の制御や特定の撮影条件での動作が改善されたと推測することもできますが、メーカーは改善対象を個別に明らかにしていません。OM SYSTEMの耐環境性能や他機種との違いについては、OM SYSTEM PENは何が変わった?EVF・防塵防滴・121点位相差AF・5軸手ぶれ補正を徹底解説も参考になります。
AF性能と高速連写機能への影響
OM-5 Mark IIは121点の像面位相差AFとコントラストAFを組み合わせたAFシステムを搭載しています。静止画撮影では被写体の状態や撮影目的に応じてAFモードを選択でき、人物、風景、動物など幅広い被写体の撮影に対応します。高速連写機能も備えており、動きのある被写体を連続して記録することができます。
ファームウェアの更新では、一般にAF制御や連写動作などの改善が行われる例もあります。しかし、今回のOM-5 Mark II Ver.1.1については、AF速度、被写体検出、追従性能、連写速度などの変更は発表されていません。メーカーが公表した内容は動作安定性の向上に限られており、特定のAF機能が強化されたと説明する根拠は示されていません。
特に野鳥や航空機、スポーツなど動きの速い被写体を撮影する場合、カメラのAFシステムと連写性能は重要な要素になります。OM-5 Mark IIを使用している方は、更新後も従来のAF設定や連写モードを確認し、実際の撮影環境で動作を確かめるとよいでしょう。今回の更新による数値上の性能向上は発表されていないため、既存の機能を安定して利用するための更新と理解するのが適切です。
OM-5 Mark IIのファームウェアを更新する方法
OM Workspaceを使用してパソコンから更新する
OM-5 Mark IIは、OMデジタルソリューションズが提供するパソコン用ソフト「OM Workspace」からファームウェアを更新できます。OM Workspaceは写真の閲覧や現像などに使用するソフトウェアで、対応するカメラやレンズのファームウェア更新機能も備えています。メーカーはファームウェアの更新に際して、最新バージョンのOM Workspaceを利用するよう案内しています。
パソコンから更新する場合は、最初にOM Workspaceを最新の状態にし、カメラのバッテリーを十分に充電します。続いてOM-5 Mark IIをUSBケーブルでパソコンに接続し、OM Workspaceの更新機能から利用可能なファームウェアを確認します。更新対象としてOM-5 Mark IIのVer.1.1が表示されたら、画面に表示される案内に従って更新を進めます。
- OM Workspaceをパソコンにインストールし、最新版へ更新します。
- OM-5 Mark IIのバッテリーを十分に充電します。
- 必要に応じてカメラの設定をバックアップします。
- カメラとパソコンをUSBケーブルで接続します。
- OM Workspaceのファームウェア更新機能を起動します。
- 対象機種と更新後のバージョンを確認します。
- 画面の案内に従ってファームウェアを更新します。
- カメラ側に更新完了の表示が出るまで接続を維持します。
- 更新後にカメラのファームウェアバージョンを確認します。
更新中はカメラの電源を切ったり、USBケーブルを抜いたりしないことが重要です。メーカーの案内では、更新処理に最大10分程度かかる場合があり、カメラの画面に完了を示す「OK」が表示されるまで接続を維持するよう説明しています。途中で通信が切断されると更新が正常に終了しない可能性があるため、作業中はパソコンとカメラを安定した状態に保ってください。
スマートフォンアプリOI.Shareから更新する
OM-5 Mark IIは、スマートフォン用アプリ「OI.Share」を利用したファームウェア更新にも対応しています。OMデジタルソリューションズの公式サポートでは、2026年10月時点の対応機種としてOM-5 Mark IIが明記されています。パソコンを利用できない環境でも、対応するスマートフォンとカメラを接続することでファームウェアを更新できます。
OI.Shareによる更新では、事前にアプリを最新バージョンへ更新し、カメラとのWi-Fi接続設定を完了しておく必要があります。また、カメラとスマートフォンの双方について、バッテリー残量が十分であることを確認します。メーカーは安定したインターネット接続環境での利用を案内しており、ファームウェアのファイルサイズが大きいことから、Wi-Fi環境でのダウンロードを推奨しています。
- スマートフォンのOI.Shareを最新バージョンにします。
- OM-5 Mark IIとスマートフォンのWi-Fi接続設定を確認します。
- カメラとスマートフォンを十分に充電します。
- OM-5 Mark IIにSDカードを装着します。
- OI.Shareを起動し、カメラ管理の画面へ進みます。
- ファームウェア更新の項目を選択します。
- 利用可能なバージョンを確認します。
- アプリの案内に従って更新を実施します。
- 更新完了後、カメラ側でバージョンを確認します。
スマートフォンから更新する場合は、カメラにSDカードを装着した状態で実施するようメーカーが案内しています。更新中はスマートフォンとカメラの接続状態を維持し、処理が終了するまで操作を控えることが大切です。更新画面の表示や操作手順はアプリのバージョンによって変わる場合があるため、実際に表示される案内を確認しながら進めてください。
更新前に設定をバックアップする
ファームウェアを更新する前には、現在のカメラ設定を記録しておくと便利です。OM-5 Mark IIは多くの撮影設定を備えており、AFモード、カスタム設定、ボタンへの機能割り当てなどを撮影用途に合わせて変更している場合があります。更新後も同じ撮影環境を維持できるよう、重要な設定をあらかじめ確認しておくことが役立ちます。
OM Workspaceでは、対応機種の設定をバックアップする機能が用意されています。OM-5 Mark IIも設定バックアップ機能を利用する更新手順の対象としてメーカーが案内していますが、すべての設定項目が保存されるとは限りません。頻繁に変更する撮影設定や独自のカスタマイズについては、必要に応じて画面を撮影するなどして記録しておくと確認しやすくなります。
特に野鳥撮影やスポーツ撮影などで複雑なカスタム設定を使用している場合、更新後に撮影モードやAF設定を確認することには意味があります。撮影中の操作性を左右するボタン割り当てや連写設定についても、普段の使用状態を把握しておくと便利です。OM SYSTEMのレンズを組み合わせた撮影については、OM SYSTEM望遠ズーム3本がファームウェア更新|50コマ/秒連写に対応!変更点・対応機種・更新方法を解説でもファームウェア更新の考え方を紹介しています。
ファームウェア更新後に確認したいポイント
カメラ本体のバージョン表示を確認する
ファームウェアの更新が完了したら、OM-5 Mark IIのメニューから現在のバージョンを確認します。更新が正常に反映されていれば、カメラ本体のファームウェアバージョンがVer.1.1になっていることを確認できます。画面上で更新完了の案内が表示されても、バージョン表示を確認することで、目的の更新が適用されたかを把握できます。
OM SYSTEMのファームウェア一覧には、カメラボディーだけでなくレンズごとの更新情報も掲載されています。カメラ本体とレンズにはそれぞれ独立したファームウェアが存在するため、同じVer.1.1という番号であっても更新対象や変更内容が異なります。OM-5 Mark II本体のVer.1.1を適用したことによって、装着しているレンズのファームウェアまで自動的に更新されたと考えることはできません。
更新履歴を管理する場合は、カメラ本体の機種名、ファームウェアバージョン、更新日を記録しておくと整理しやすくなります。複数のOM SYSTEMカメラを所有している場合は、機種ごとに対応する更新を確認することが重要です。特に旧型OM-5、OM-5 Mark II、E-M5 Mark IIは名称が似ているため、更新対象の確認を丁寧に行う必要があります。
普段使用している撮影設定と操作を確認する
更新後は、普段利用している撮影設定が従来どおりになっているか確認します。撮影モード、AF方式、露出補正、手ぶれ補正、連写設定など、使用頻度の高い項目から確認すると整理しやすくなります。ファームウェア更新後に必ず設定が変更されるという意味ではなく、撮影前に現在の状態を把握しておくための確認です。
静止画を中心に使用する場合は、シャッター操作、AF動作、画像の記録、再生などの基本操作を確認できます。動画撮影を行う場合は、普段使用する記録形式やフレームレートを選び、短時間の録画を実施して記録と再生を確認するとよいでしょう。外部マイクや周辺機器を使用している場合も、普段の構成で必要な機能が動作するか確かめておくと安心して撮影できます。
OM-5 Mark IIは旅行や屋外での撮影にも利用されるカメラであり、撮影の機会によっては同じ条件で撮り直すことが難しい場合があります。大切な撮影を予定している際には、更新作業と基本動作の確認を事前に済ませておくことが望ましいでしょう。今回の更新による改善対象が詳細に公表されていないため、普段使用している機能を中心に動作を確認する方法が実用的です。
OI.Shareとの接続や画像転送も確認する
スマートフォンとの連携機能を使用している場合は、OI.Shareとの接続や画像転送についても確認できます。OM-5 Mark IIでは、スマートフォンと連携して撮影画像を転送するなどの機能を利用できます。日常的にOI.Shareを使用している方は、更新後にカメラとの接続状態を確認しておくと、必要な場面で円滑に利用できます。
今回のVer.1.1について、メーカーはスマートフォン接続機能に関する個別の改善内容を発表していません。そのため、接続速度の向上や通信エラーの修正などを今回の更新による効果として断定することはできません。通常の動作確認として、アプリからカメラへ接続し、普段使用する機能が利用できるかを確認するのが適切です。
OI.Shareはカメラのファームウェア更新にも利用するアプリであり、カメラ側とアプリ側の双方を適切な状態に保つことが重要です。メーカーも更新に際して最新版のOI.Shareを使用するよう案内しています。ファームウェアの更新後は、スマートフォン側のアプリの状態も確認し、撮影や画像転送に必要な機能を利用できるようにしておきましょう。
旧型OM-5やE-M5 Mark IIとの違い
旧型OM-5のファームウェアとは別の更新
OM-5 Mark IIは、2022年に登場したOM-5の後継機種です。両機種は同じマイクロフォーサーズ規格のカメラであり、約2037万画素のセンサーや5軸手ぶれ補正など、基本的な撮影機能に共通する部分があります。一方で、操作部の構成や接続端子などに違いがあり、ファームウェアも機種ごとに管理されています。
2026年10月29日時点で、メーカーのファームウェア一覧に掲載されている旧型OM-5の最新バージョンはVer.1.2で、更新日は2024年4月11日です。今回公開されたVer.1.1はOM-5 Mark II専用の更新であり、旧型OM-5に適用するものではありません。バージョン番号だけを比較して、旧型OM-5のVer.1.2がOM-5 Mark IIのVer.1.1より新しい機能を持つと判断することもできません。
| 項目 | OM-5 Mark II | OM-5 |
|---|---|---|
| 発売年 | 2025年 | 2022年 |
| 最新ファームウェア | Ver.1.1 | Ver.1.2 |
| 最新更新日 | 2026年10月28日 | 2024年4月11日 |
| 今回の更新対象 | 対象 | 対象外 |
| ファームウェア | 専用 | 専用 |
OM SYSTEMのカメラは、機種ごとに更新履歴や対応機能が異なります。今回のニュースを確認して旧型OM-5のファームウェアも更新されたと考えた場合は、メーカーの機種別一覧を確認することで対象を区別できます。所有している機種名を正確に確認し、それぞれのカメラに対応する更新情報を利用することが基本となります。
OLYMPUS OM-D E-M5 Mark IIとは別機種
OM-5 Mark IIという名称は、OLYMPUS OM-D E-M5 Mark IIと混同される場合があります。E-M5 Mark IIは2015年に発売されたマイクロフォーサーズカメラであり、今回のOM SYSTEM OM-5 Mark IIとは世代も基本設計も異なります。メーカーのファームウェア一覧でも両機種は独立して掲載されています。
2026年10月29日時点で、E-M5 Mark IIの最新ファームウェアとして掲載されているのはVer.4.1です。更新日は2019年1月24日であり、今回のOM-5 Mark II Ver.1.1とは関係のない更新です。名称に共通する「Mark II」という表記だけで対象機種を判断せず、正式な製品名を確認する必要があります。
OM SYSTEMとOLYMPUSのカメラには、長い製品展開の中で似た名称を持つ機種が存在します。更新時にはカメラ本体の正式名称と、メーカーの更新ページに記載された対象機種が一致していることを確認するのが確実です。OM-5 Mark IIのユーザーは、今回公開された2026年10月28日付のVer.1.1を対象として確認してください。
OM SYSTEM PENやOM-3との機能差は変わらない
OM SYSTEMのマイクロフォーサーズカメラには、OM-5 Mark IIのほかにOM-3やOM SYSTEM PENなど複数のモデルが存在します。各機種はサイズや重量、ファインダー、手ぶれ補正、AFシステムなどの構成が異なり、撮影目的に応じた製品展開となっています。OM-5 Mark IIは小型軽量のボディーと高い耐環境性能を重視した機種として位置付けられます。
今回のVer.1.1でOM-5 Mark IIの基本仕様が変更されるという発表はないため、他機種との機能差も公表仕様上は維持されています。OM-3のような上位機種に搭載されている高度な被写体認識や高速連写機能が、今回の更新でOM-5 Mark IIへ追加されたわけではありません。ファームウェアの更新内容を評価する際には、機種ごとのハードウェア構成と公表された変更点を確認することが重要です。
一方、OM SYSTEM PENとOM-5 Mark IIには、画素数やAF測距点数など共通する仕様も見られます。どちらのカメラが適しているかは、撮影目的、必要な耐環境性能、携帯性、操作性などによって変わります。OM SYSTEM PENの特徴や購入時の判断材料については、OM SYSTEM PENを買ってはいけない理由7選|後悔しやすい人の特徴と購入前の注意点でも取り上げています。
OM SYSTEM製レンズのファームウェア更新との関係
10月8日公開の望遠ズーム3本の更新とは別件
OM SYSTEMは2026年10月8日にも、マイクロフォーサーズ用望遠ズームレンズ3本のファームウェアVer.1.1を公開しています。対象はM.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0 PRO、ED 100-400mm F5.0-6.3 IS II、ED 150-600mm F5.0-6.3 ISです。今回のOM-5 Mark II本体向けVer.1.1とは対象製品も変更内容も異なるため、別々の更新として理解する必要があります。
10月8日のレンズ用ファームウェアは、対応するカメラとの組み合わせにおいて高速連写SH2およびプロキャプチャーSH2で最高約50コマ/秒の連写を利用できるようにする内容です。この機能拡張の対象となるカメラはOM-1、OM-1 Mark II、OM-3などであり、OM-5 Mark IIは対象に含まれていません。レンズ側にVer.1.1を適用しても、OM-5 Mark IIで同じ50コマ/秒連写機能が追加されるということにはなりません。
同じメーカーから近い時期に公開されたファームウェアでも、対象となる機種や変更内容はそれぞれ異なります。特にカメラボディーと交換レンズは別々に更新されるため、製品名と対応機能を確認することが重要です。OM SYSTEMの望遠ズーム3本の更新内容については、OM SYSTEM望遠ズーム3本がファームウェア更新|50コマ/秒連写に対応!変更点・対応機種・更新方法を解説で詳しく紹介しています。
レンズのファームウェアは個別に確認する
マイクロフォーサーズのカメラシステムでは、カメラ本体と交換レンズが電子的に通信しながらAFや絞りなどを制御しています。レンズにも専用のファームウェアが搭載されている製品があり、メーカーが必要に応じて更新プログラムを提供しています。カメラ本体のファームウェアを更新しただけで、装着しているすべてのレンズのファームウェアが更新されるわけではありません。
OM SYSTEMの公式ファームウェア一覧では、カメラボディーとM.ZUIKO DIGITALレンズの更新履歴を分けて確認できます。使用しているレンズの正式な製品名を確認し、該当する更新情報が掲載されているか調べることで、必要な更新を把握できます。特に名称の似ている旧型と新型、II型のレンズについては、別々の更新が提供されることがあるため注意が必要です。
レンズの更新が必要な場合には、メーカーが案内する方法に従って作業を行います。OM SYSTEMのカメラとレンズの組み合わせでは、OM Workspaceなどを使用した更新が案内されています。カメラ本体とレンズの両方に更新情報が存在する場合も、それぞれの変更内容を確認してから作業を進めることが大切です。
今後のファームウェア更新情報も確認する
OM SYSTEMはカメラやレンズについて、製品発売後もファームウェアを公開しています。更新内容は機種や時期によって異なり、新機能の追加、対応機能の拡張、動作安定性の改善などさまざまです。今回のOM-5 Mark II Ver.1.1は動作安定性の向上を目的とする内容ですが、今後の更新については新たな公式発表を確認する必要があります。
メーカーのサポートページには、カメラやレンズごとの最新バージョンと更新日が掲載されています。定期的に確認することで、使用している機材に新しい更新が提供されているかを把握できます。特定の機能に改善を期待している場合は、更新履歴にその内容が明記されているか確認することが重要です。
OM SYSTEMのカメラを長く使用するうえでは、本体とレンズのファームウェアを個別に管理することが役立ちます。新しいレンズを購入した際や撮影環境を変更する際にも、対応する更新情報を確認すると機材の状態を把握しやすくなります。メーカーの正式な変更履歴を基準に情報を整理することで、更新による効果を正確に理解できます。
まとめ
OMデジタルソリューションズは2026年10月28日、OM SYSTEM OM-5 Mark II向けの最新ファームウェアVer.1.1を公開しました。今回の変更内容は動作の安定性向上で、具体的な修正箇所や不具合の内容については個別に公表されていません。AF性能の向上、連写速度の拡張、新しい撮影機能の追加なども発表されておらず、既存機能の安定した動作を目的とした更新です。
ファームウェアの更新には、パソコン用ソフト「OM Workspace」とスマートフォン用アプリ「OI.Share」を利用できます。更新前にはバッテリーを十分に充電し、必要に応じて撮影設定をバックアップしておくと便利です。更新中はカメラの電源を切ったり接続を解除したりせず、処理が完了したことを確認してから通常の操作に戻してください。
今回のVer.1.1はOM-5 Mark II本体を対象としたファームウェアであり、旧型OM-5やOLYMPUS OM-D E-M5 Mark II、M.ZUIKO DIGITALレンズの更新とは別のものです。更新後は本体のバージョン表示を確認し、普段使用する撮影設定や基本操作が正常に利用できるか確かめておくとよいでしょう。OM-5 Mark IIを継続して使用する方にとって、最新ファームウェアの内容を把握し、機材を適切に管理するための更新となっています。



