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ソニー「α7R VI」ファームウェアVer.1.02公開|追加機能・設定変更・更新方法を解説

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ソニー「α7R VI」ファームウェアVer.1.02公開|追加機能・設定変更・更新方法を解説 カメラ

ソニー「α7R VI」ファームウェアVer.1.02公開|追加機能・設定変更・更新方法を解説

ソニーは2026年10月21日、フルサイズミラーレスカメラ「α7R VI(ILCE-7RM6)」の本体ソフトウェアVer.1.02を公開しました。今回のファームウェア更新では、パワーズーム機構を搭載していない一部のズームレンズでも「プリセットフォーカス」機能を使用できるようになり、対応レンズの選択肢が広がっています。さらに、モニター消灯中に意図せず画面が点灯する現象や、動画撮影時にマニュアルフォーカス操作ができなくなる場合がある不具合も修正されました。機能追加と不具合修正を組み合わせた、α7R VIユーザーにとって実用的なアップデートです。

α7R VIは、有効約6680万画素のフルサイズ積層型CMOSセンサーを搭載する高画素ミラーレスカメラです。風景や建築物の精密な描写だけでなく、高速連写と被写体認識AFを利用した野鳥、航空機、スポーツなどの撮影にも対応します。そのため、今回の更新でどの撮影機能が変わるのか、普段の設定を変更する必要があるのか、使用中のレンズが新機能に対応するのかを確認しておくことが重要です。特にプリセットフォーカスは対応レンズが限定されるため、更新するだけですべてのズームレンズで使えるようになると考えないことが大切です。

この記事では、ソニーが公表したVer.1.02の変更点を整理し、プリセットフォーカスの使い方と活用場面、モニターや動画MFの不具合修正、更新前の準備、実際のアップデート手順を解説します。また、α7R VIの高画素性能を生かす撮影との関係や、既存のAF設定を変更する必要があるかどうかも取り上げます。今回の更新はカメラの基本性能を大幅に変更するものではありませんが、日常の撮影を安定させるという点で意味のある内容です。

α7R VIファームウェアVer.1.02の変更点

公開日・対象機種・更新内容を確認する

今回公開されたファームウェアのバージョンはVer.1.02で、公開日は2026年10月21日です。対象機種はソニーα7R VIで、製品型番はILCE-7RM6となります。ソニーの更新案内では、Ver.1.01からVer.1.02へのアップデートが対象とされており、すでにVer.1.02を使用している場合は更新する必要がありません。更新を始める前に、まずカメラ本体で現在のバージョンを確認してください。

項目 内容
対象機種 ソニー α7R VI
製品型番 ILCE-7RM6
公開日 2026年10月21日
更新後のバージョン Ver.1.02
更新対象 Ver.1.01
機能追加 一部の非パワーズームレンズでプリセットフォーカスに対応
不具合修正 モニターの意図しない点灯、動画MF操作の不具合
その他 動作安定性の改善

変更内容は大きく分けて、対応レンズの機能拡張、モニター表示の不具合修正、動画撮影時のMF操作の不具合修正、動作安定性の改善という4項目です。最も目立つ変更はプリセットフォーカスの対応範囲拡大ですが、従来からモニターや動画の操作で問題を感じていたユーザーにとっては、不具合修正の方が重要になる場合もあります。一方、今回の発表にはセンサーの画素数、最高連写速度、RAW記録方式、被写体認識AFの対象追加といった変更は含まれていません。新機能の内容と既存性能を区別して理解することで、更新後に必要な設定確認を絞り込めます。

α7R VIの基本的な性能や他社の高画素機との位置付けについては、主要3社の高画素機を総合比較・ランキング!EOS R5 Mark II・Z8・α7R VIの実力で詳しく取り上げています。今回の記事では基本仕様の比較を繰り返すことはせず、Ver.1.02によって実際に変わる部分を中心に解説します。すでにα7R VIを使用している人は、撮影スタイルと変更内容を照らし合わせながら確認すると、更新後の使い方を具体的に判断できます。

プリセットフォーカスの対応レンズが拡大した

Ver.1.02で追加された最も重要な機能は、パワーズーム機構を搭載していないズームレンズでもプリセットフォーカスを使用できるようになったことです。従来の対応条件が広がったことで、ズーム操作を電動で行わないレンズでも、対応する組み合わせであれば所定のフォーカス位置を呼び出す操作が可能になります。撮影者が決めたピント位置を再び利用したい場合に役立つ機能ですが、対応するズームレンズは限定されます。ソニーも一部のパワーズーム非搭載ズームレンズについては非対応と明記しているため、レンズごとの対応状況を確認する必要があります。

プリセットフォーカスは、あらかじめ決めておいたピント位置を呼び出して撮影するための機能です。たとえば被写体が現れる場所を予測できる撮影では、その位置へピントを戻す操作を簡単にできることが利点になります。一方で、被写体の現在位置を自動的に追い続けるAFとは目的が異なり、呼び出したピント位置がすべての状況で正確な合焦を保証するわけではありません。手前や奥へ動く被写体を撮影する場合は、必要に応じてAFや通常のMF操作と組み合わせることになります。

この機能拡張は、カメラ本体のアップデートだけで対応範囲が一律に広がることを意味しません。実際に利用できるかどうかは装着するレンズとの組み合わせによって変わるため、レンズの型番を確認し、ソニーが案内する対応情報と照合することが重要です。レンズ側のボタン配置や操作方法も製品によって異なるので、使用する組み合わせに対応したヘルプガイドを参照してください。ソニーのEマウントレンズを含めた望遠撮影の考え方については、ソニー FE 400mm F4.5 GM OSSと600mm F6.3 GM OSSを比較でも詳しく解説しています。

モニター表示と動画MFの不具合が修正された

2つ目の変更は、モニターを消灯している状態で、一定間隔ごとに画面が点灯してしまう場合がある現象への対応です。撮影者が意図してモニターを消していても画面が点灯すると、ファインダー中心の撮影や暗所での作業に支障が生じることがあります。今回の更新では、この現象を改善したことがソニーから案内されています。発生条件のすべてが公開されているわけではないため、特定の設定だけが原因だったと断定することはできません。

3つ目の変更は、動画モードでマニュアルフォーカスを設定しているとき、まれにピント合わせの操作ができなくなる現象の改善です。動画撮影では、ピントを動かす速さやタイミングによって映像の印象が変わるため、MF操作ができなくなると撮影そのものを続けられない場合があります。特に商品撮影、接写、風景のピント送りなど、撮影者が意図的にフォーカスを操作する場面では重要な修正です。ソニーはこの問題が発生する頻度を「まれ」と説明しており、すべての個体で起きる不具合として発表しているわけではありません。

さらに、Ver.1.02には動作安定性の改善も含まれています。これについてソニーは具体的な内部変更箇所を列挙していないため、AF精度やバッテリー持続時間などが向上したと結論付けることはできません。更新後の動作を確認するときは、普段使用している撮影モード、記録設定、レンズの組み合わせで正常に操作できるかを確かめるのが現実的です。動画撮影とカメラの設定変更については、EOS R50 Vのレビュー用AFが進化!Ver.1.2.0の設定方法とHDMI配信での使い方でも、ファームウェアによる機能変更の具体例を取り上げています。

プリセットフォーカスを撮影でどう使うか

プリセットフォーカスとAF追尾の役割は異なる

プリセットフォーカスを利用するうえで理解しておきたいのは、登録したピント位置を呼び出す操作と、カメラが被写体を認識してピントを追い続ける動作は別の機能だということです。たとえば鳥が止まりそうな枝や、列車が通過する一定の位置を撮影するとき、あらかじめ想定した距離へピントを戻せることには利点があります。しかし、対象物が想定より手前や奥を移動する場合は、その距離に合わせ直す必要があります。プリセットフォーカスは撮影開始位置を整える手段として有効であり、被写体の追尾性能そのものを高める機能ではありません。

通常のAF追尾では、カメラが認識した被写体の動きに応じてレンズのピント位置を変化させます。これに対してプリセットフォーカスは、撮影者が事前に設定した位置へ戻すことを重視した操作です。構図を決めて被写体が現れるのを待つ場合はプリセットフォーカスが役立つ一方、動きの方向が予測できない被写体ではAF追尾の重要性が高まります。どちらを優先するかは、撮影距離が一定かどうか、対象物の動きが予測できるかどうかによって判断できます。

特に高画素機では、わずかなピントのずれが拡大表示で目立ちやすくなります。α7R VIの約6680万画素という解像力を生かすには、機能を素早く呼び出すことだけでなく、最終的な合焦位置が被写体に合っているかを確認することが重要です。風景、建築、静物などを高画素で撮影する場合は、必要に応じて拡大表示で細部を確認し、ピントの精度を高めることが効果的です。高画素機と撮影対象の関係については、風景写真におすすめの高画素機ランキングTOP3|α7R VI・Z8・EOS R5 Mark IIを徹底比較も参考になります。

野鳥や航空機など動く被写体での使い分け

野鳥撮影では、プリセットフォーカスが役立つ状況と、AF追尾を優先した方がよい状況が明確に分かれます。たとえば鳥が繰り返し利用する止まり木があり、撮影者がその場所へカメラを向けて待機している場合、ピント位置を素早く戻せることは撮影準備の負担を減らします。一方、枝から飛び立った鳥が不規則に移動する場面では、固定されたピント位置だけでは追い切れません。飛翔する野鳥を継続して撮影する場合は、被写体認識AFや追尾AFの設定が重要になります。

航空機や鉄道でも、通過する地点を予測できるかどうかが使い分けの基準になります。離着陸する航空機や決まった軌道を走る列車は、撮影する位置をある程度予測できるため、フォーカス位置を事前に用意する発想が有効です。ただし、実際の撮影では対象までの距離が変化するため、固定したピント位置へ戻す操作だけで連続するすべてのコマに合焦するわけではありません。AFを使う場面では、被写体認識の設定、測距開始位置、シャッターボタンやAFボタンの操作方法も合わせて検討する必要があります。

α7R VIは約6680万画素と高速連写を組み合わせられるため、遠くにいる野鳥を撮影後にトリミングする用途にも適しています。ただし、記録画素数が多いほど小さなピントずれやブレも目立つため、連写速度だけで撮影の成功率を判断することはできません。プリセットフォーカスの追加は撮影準備の選択肢を広げる変更ですが、被写体認識AF、シャッター速度、撮影距離の管理を置き換えるものではありません。野鳥撮影での高画素機の比較は、野鳥撮影におすすめの高画素機ランキングTOP3!α7R VI・EOS R5 Mark II・Z8を徹底比較で詳しく解説しています。

対応レンズを確認してから操作を設定する

今回のファームウェアでプリセットフォーカスを利用したい場合は、カメラの更新より先に使用するレンズの型番を確認しておくと作業がスムーズです。ソニーはパワーズーム非搭載のズームレンズでも利用できるようになったと説明していますが、一部のレンズは対象外であることも明記しています。そのため、「ソニー製のズームレンズだから必ず対応する」「Eマウントであればすべて使用できる」といった判断は避けてください。対応状況はソニーのレンズ・ボディー互換情報で確認することが確実です。

レンズが対応していることを確認できたら、次に機能の呼び出し方を確認します。プリセットフォーカスの操作は、対応レンズの仕様やカメラとの組み合わせに左右されるため、特定のボタンに必ず割り当てられていると考えないことが大切です。カスタムキーやレンズ側の操作部を普段から使っている場合は、現在の割り当てと競合しないかも確認してください。撮影現場で初めて設定を変更するより、事前に登録と呼び出しの動作を試しておく方が確実です。

実際の確認では、動かない被写体を対象にして、登録したピント位置を呼び出した後の合焦状態を見る方法が適しています。近距離と遠距離で操作を試すと、普段の撮影で利用する距離における動作を確認できます。また、ズーム位置を変えたときの挙動はレンズごとの仕様と組み合わせに依存するため、焦点距離を変えて撮影する人はその点も確認する必要があります。望遠撮影に使うレンズの特徴については、航空機写真におすすめの高画素機ランキングTOP3|ソニー・ニコン・キヤノンを徹底比較も参考になります。

α7R VIをVer.1.02へアップデートする方法

現在のバージョンを確認して準備する

α7R VIの本体ソフトウェアを更新するときは、最初にカメラのメニューから現在のバージョンを確認します。操作する場所は「MENU」から「セットアップ」を開き、「セットアップオプション」の「バージョン」へ進んで「ボディー」を選択した画面です。Ver.1.01と表示されている場合は、今回のVer.1.02へ更新する対象となります。すでにVer.1.02と表示される場合は、同じアップデートをもう一度行う必要はありません。

メモリーカードを利用してアップデートする場合、ソニーが案内しているファイル名は「BODYDATA.DAT」です。このファイルをパソコンでダウンロードし、メモリーカードの一番上の階層にコピーします。フォルダーの内部に保存したり、ファイル名を変更したりすると、カメラで正常に認識されない可能性があります。使用するメモリーカードは事前にカメラでフォーマットするよう案内されていますが、フォーマットすると保存済みの写真や動画は消去されるため、必要なデータを必ず退避してください。

今回の更新には、十分に充電された専用バッテリーパック「NP-SA100」を使用します。ソニーの案内では、バッテリー残量が51%以上でなければアップデートを実行できません。また、縦位置グリップを取り外した状態で作業することも指定されています。機種によって更新方式や必要な電源条件は異なるため、他機種で経験した手順をそのまま適用しないことが重要です。ファームウェア更新時の確認事項については、LUMIX S9・S1RII・S1II・S1IIEファームウェア更新|追加機能・改善点・アップデート方法を解説でも取り上げています。

メモリーカードから更新する手順

準備したメモリーカードは、α7R VI本体のスロット1へ挿入します。ソニーはスロット1を指定しており、別のスロットに挿入してもアップデートを実行できないと案内しています。カードを挿入したら、メニューの「セットアップ」から「セットアップオプション」「バージョン」「ボディー」の順に進み、現在のバージョンがVer.1.01であることを確認します。その画面で「ソフトウェアアップデート」を選択すると、更新前後のバージョンが表示されます。

アップデートの注意事項が表示された場合は、コントロールホイールの下方向を操作して最後まで内容を確認してください。注意事項を読み終えると「実行」を選べるようになり、アップデートが開始されます。ソニーの案内による作業時間の目安は約6分で、進行中は経過時間や進捗率が表示され、アクセスランプも点滅します。更新中に電源を切ったりメモリーカードを取り外したりすると正常に終了できなくなるおそれがあるため、完了まで操作を控えてください。

アップデート中はカメラ本体の温度にも注意が必要です。ソニーはカメラの温度が高い場合には更新できないことがあるとしており、その場合は温度が下がってから再度実行するよう案内しています。また、更新作業中に電源が切れるとカメラが正常に作動しなくなるおそれがあるため、バッテリー残量に余裕を持たせて開始してください。更新終了後には本体のバージョン表示を再度開き、Ver.1.02になっていることを確認します。別メーカーの更新事例については、EOS R6 Mark III・R6 VファームウェアVer.1.1.2公開|画像書き込み不具合の修正と更新方法でも扱っています。

Creators’ Appで更新する方法と更新後の確認

α7R VIは、ソニーのCreators’ Appを利用した本体ソフトウェア更新にも対応しています。ソニーのサポート案内では、Creators’ Appを使用している場合はアプリからアップデートできると説明されています。メモリーカードとパソコンを利用する方法に加え、普段からスマートフォンとカメラを連携させているユーザーには別の更新方法が用意されていることになります。アプリを利用する場合も、カメラのバッテリー残量や更新中の電源管理に注意してください。

更新が終了したら、バージョン表示だけで作業を終えず、普段使用しているレンズと撮影モードで動作を確認することをおすすめします。静止画撮影ではAFや連写、動画撮影ではMF操作を試し、モニター表示が意図した状態になるかも確認してください。特に今回修正された動画MFの問題を経験していた場合は、以前と同じ条件でフォーカス操作が正常にできるかを確かめる意味があります。プリセットフォーカスを利用する予定がある人は、対応レンズの確認と機能の登録・呼び出しを別途試すとよいでしょう。

なお、ソニーはCamera Remote SDKを使用するユーザーに対して、関連するSDKの案内も確認するよう求めています。カメラをパソコンや外部システムから制御している場合は、通常の単体撮影とは異なる確認項目が生じます。また、撮影の直前に更新すると操作確認に十分な時間を確保できないため、仕事や重要な撮影で使用する場合は余裕のある日程で実施することが大切です。撮影環境とカメラの動作確認については、商品撮影におすすめの高画素機ランキングTOP3|ソニー・ニコン・キヤノンを比較でも用途別の考え方を紹介しています。

まとめ

ソニーα7R VIのファームウェアVer.1.02は、2026年10月21日に公開された本体ソフトウェア更新です。主な内容は、パワーズーム非搭載の一部ズームレンズにおけるプリセットフォーカス対応、モニター消灯中の意図しない点灯の改善、動画モードでMF操作ができなくなる場合がある不具合の修正、動作安定性の改善という4項目です。特にプリセットフォーカスの対応拡大は、一定の撮影距離へ繰り返しピントを合わせたいユーザーにとって活用の幅を広げる変更です。ただし、すべてのズームレンズが対象になるわけではないため、対応情報の確認が必要です。

今回の更新では、α7R VIの約6680万画素という解像性能や高速連写の基本仕様が変更されたわけではありません。静止画のAF追尾やRAW記録を大幅に刷新する更新として考えるのではなく、既存の撮影機能をより使いやすくし、一部の操作上の不具合を改善する内容として理解できます。野鳥や航空機など動く被写体では、プリセットフォーカスとAF追尾の役割を区別し、撮影する場所や対象物の動きに応じて使い分けることが重要です。動画中心のユーザーにとっては、MF操作の不具合修正が実用面での利点になります。

アップデートする際は、本体のバージョンを確認し、十分に充電したNP-SA100と適切に準備したメモリーカードを使用してください。メモリーカードから更新する場合は「BODYDATA.DAT」をカードの最上位階層へ保存してスロット1に挿入し、本体メニューからアップデートを実行します。Creators’ Appによる更新も案内されているため、利用環境に合った方法を選択できます。更新後はVer.1.02と表示されることを確認し、実際に使用するレンズと撮影設定で動作を確かめてから撮影に臨むと安心です。

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