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instax Link WIDE 2発売|初代との違い・Photo Mixer・価格・画質を徹底解説

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instax Link WIDE 2発売|初代との違い・Photo Mixer・価格・画質を徹底解説 ニュース

instax Link WIDE 2発売|初代との違い・Photo Mixer・価格・画質を徹底解説

富士フイルムは2026年10月9日、スマートフォン用プリンターの新製品「instax Link WIDE 2(インスタックス リンク ワイド ツー)」を発売しました。2021年に登場した初代instax Link WIDEの後継モデルで、チェキシリーズ最大のWIDEフォーマットに対応するスマホプリンターです。スマートフォンで撮影した写真を大きなチェキプリントとして残せるだけでなく、複数の写真からコラージュを自動作成する新機能「Photo Mixer」を搭載しました。さらに、Bluetooth通信の高速化、Google Pixelとの簡単な接続、本体デザインの刷新など、使い勝手に関わる部分も進化しています。

instax Link WIDE 2は、一般的なインスタントカメラとは異なり、本体に撮影用のレンズやイメージセンサーを搭載していません。スマートフォン、パソコン、対応する富士フイルム製デジタルカメラなどで撮影した画像を、専用のインスタントフィルムへプリントする製品です。スマートフォンに保存してある旅行写真や集合写真、ペットの写真、風景写真などから好きな一枚を選び、チェキプリントとして手元に残せます。写真を撮る機器とプリントする機器を分けられるため、撮影枚数を気にせず写真を選べることが大きな特徴です。

今回のモデルチェンジでは、初代からどこが進化したのか、WIDEフィルムの画質はどの程度なのか、miniやSQUAREとの違いは何かという点が気になるところです。また、新機能のPhoto Mixerは従来のコラージュ機能と何が異なるのか、実際に使うにはどのような接続や設定が必要なのかも購入前に知っておきたいポイントです。この記事では、富士フイルムの公式情報を基に、instax Link WIDE 2の特徴、画質、旧モデルとの違い、対応機器、価格、フィルムの費用、メリットとデメリットまで詳しく解説します。

instax Link WIDE 2の発売日・価格・基本仕様

2026年10月9日発売、店頭予想価格は約26,400円

instax Link WIDE 2は、富士フイルムが2026年9月15日に正式発表し、同年10月9日に発売したスマートフォン用インスタントプリンターです。メーカーの希望小売価格はオープン価格となっており、発表時の店頭予想価格は税込26,400円前後と報じられています。実際の販売価格は店舗や販売時期によって異なりますが、チェキシリーズの中では大きな写真を楽しむための専用プリンターという位置付けです。対応するフィルムは「富士フイルム インスタントフィルム instax WIDE」で、プリンター本体とは別に購入します。

チェキには、撮影するとフィルムが排出されるアナログカメラ、撮影した画像を確認してから印刷できるハイブリッドカメラ、スマートフォンから画像を送信するプリンターなど、異なる方式の製品があります。Link WIDE 2は、このうちスマートフォン用プリンターに分類されます。カメラ機能を持たないため、本体だけで人物や風景を撮影することはできませんが、スマートフォンに保存された画像を自由に選択できることが強みです。チェキシリーズの撮影専用カメラについては、instax Pal 2発売|初代Palとの違い・画質・価格・新機能でも詳しく解説しています。

Duo BeigeとDuo Blueの2色を用意した新デザイン

instax Link WIDE 2の本体カラーは、Duo Beige(デュオベージュ)とDuo Blue(デュオブルー)の2種類です。どちらも明るい色と落ち着いた色を組み合わせたツートンカラーを採用しており、一般的な白や黒だけのプリンターとは異なる外観に仕上げられています。富士フイルムは、部屋のインテリアになじむデザインとして紹介しており、使わないときも棚や机の上に置いて楽しめることを意識しています。柔らかい色合いのDuo Beigeと、青系の色を組み合わせたDuo Blueでは印象が異なるため、部屋の雰囲気や好みに合わせて選択できます。

本体サイズは139.9×128.3×36.0mmで、重量はフィルムを含まない状態で357gです。大型の据え置きプリンターと比較すると小型ですが、写真をプリントするためのフィルムカートリッジや内蔵バッテリーを備えているため、一般的なモバイルバッテリーとは異なる厚みがあります。新しいデザインではスタンドを使用せずに自立できる構造となり、初代モデルに付属していた専用スタンドを使わなくても設置できます。さらに本体右下のinstaxロゴにはライティングが搭載され、プリント時には淡いピンクとブルーのグラデーションで光ります。写真を撮る機器だけでなく、使う道具の形や質感を楽しむ考え方については、カメラメーカー一覧と各社の特徴でも紹介しています。

最大の特徴はWIDEサイズのチェキプリント

instax Link WIDE 2は、チェキシリーズで最も大きなWIDEフォーマットに対応しています。使用するフィルムの外形寸法は86×108mmで、実際に画像が写る画面サイズは62×99mmです。一般的なinstax miniフィルムの外形寸法は54×86mmであり、WIDEのプリントはminiの約2倍の面積があります。miniより横方向に広い写真を作れるため、複数人の集合写真や横長の風景写真との相性が良いフォーマットです。

大きなフィルムを使用できることは、単純に写真が大きくなる以上の意味があります。例えば6人ほどの集合写真をminiフィルムへプリントすると、一人ひとりの顔が小さくなりがちですが、WIDEなら横方向の余裕を使って人物を配置できます。また、海岸線や山並み、街並みなど横方向へ広がる風景では、左右の情報を残しながら写真を作れることも利点です。チェキのSQUAREフォーマットは正方形の写真に特徴がありますが、WIDEは横長の写真を中心に楽しみたい人に向いています。正方形フォーマットの新製品については、instax SQUARE 2発表|SQ1・SQ40との違いと新機能でも紹介しています。

新機能Photo Mixerで何ができるのか

最大6枚の画像からコラージュを自動作成

instax Link WIDE 2で最も注目される新機能が「Photo Mixer(フォトミキサー)」です。専用アプリから最大6枚の画像を選択すると、アプリが複数の写真を組み合わせ、スクラップブックのようなコラージュデザインを提案します。従来のコラージュ機能でも複数の写真を一枚にまとめることはできましたが、Photo Mixerでは画像の内容を利用しながらデザインを作成していくことが特徴です。写真を単純に均等分割するだけでなく、複数の場面や人物を一枚の写真の中で組み合わせられます。

例えば旅行の写真を整理する場合、出発した駅、訪れた観光地、食事、同行した友人、夕暮れの景色などを一枚のチェキにまとめる使い方ができます。従来なら複数の写真を一枚ずつプリントしたり、スマートフォンの編集アプリで画像を合成したりする必要がありました。Photo Mixerを利用すれば、専用アプリの中で写真を選んでレイアウトを作成し、そのままチェキプリントへ仕上げられます。WIDEフォーマットは画面が大きいため、複数の画像を配置してもminiより余裕のある構成を作りやすいことが利点です。複数の被写体を一枚にまとめる際の考え方については、構図が創る魅惑の写真世界でも詳しく解説しています。

AIによる人物やアイテムの自動切り抜き

Photo Mixerには、画像解析AIによる自動切り抜き機能が搭載されています。写真の中から人物やアイテムを認識し、背景から切り抜いてコラージュの中へ配置できることが特徴です。単純に長方形の写真を並べる方式では、背景まで含めた画像が重なりますが、被写体を切り抜くことで人物や小物を自由に組み合わせたデザインを作れます。画像を選択する際には切り抜きたい対象を指定することもでき、指定しない場合はアプリによる自動処理が行われます。

例えば人物の写真から背景を取り除き、別の日に撮影した風景写真の上へ重ねるといった表現が可能です。旅行先で撮影した料理、観光地の看板、人物、風景などを組み合わせれば、旅行全体を一枚の記念写真としてまとめられます。また、ペットの写真から動物を切り抜き、複数の表情を一枚に並べるという使い方も考えられます。実際の切り抜き精度は画像の背景や被写体の輪郭などに左右される可能性があるため、細かな部分まで希望どおりに仕上げたい場合にはプリント前の確認が重要です。写真に写る人物や背景の関係については、被写体との距離で写真はどう変わる?撮影距離・焦点距離・構図の基本も参考になります。

従来のCollage Printとの違いと編集機能

instax Link WIDE 2には、新しいPhoto Mixerに加え、従来から利用されてきたCollage Printも用意されています。Collage Printは、用意された分割テンプレートへ複数の画像を配置する方式で、写真を整然と並べたい場合に向いています。一方、Photo Mixerは画像の内容を解析してコラージュを提案するため、スクラップブックや雑誌の切り抜きのような自由な配置を楽しめます。どちらも複数の画像を一枚にまとめられる機能ですが、完成するデザインの考え方が異なります。

Photo Mixerでは、提案されたデザインをそのまま使用するだけでなく、写真の大きさや角度、配置などを調整できます。さらに文字やスタンプを追加できるため、誕生日、旅行、記念日、イベントなどの目的に合わせてデザインを変更できます。レイアウトの候補から好きなものを選び、その選択に応じた別の提案を受けながら編集を進める仕組みも特徴です。ゼロからすべての要素を配置する手間を抑えながら、自分の好みに合わせて仕上げられることがPhoto Mixerの魅力です。写真の種類や用途に合わせた表現については、写真の種類一覧|代表的な撮影ジャンルと特徴でも紹介しています。

instax Link WIDE 2の画質とプリント機能

318dpiの露光解像度と有機ELによる3色露光方式

instax Link WIDE 2は、有機ELによる3色露光方式を採用しています。露光画素数は800×1260ドット、露光解像度は318dpiで、RGB各色256階調に対応しています。これはスマートフォンから送信された画像をインスタントフィルムへ記録する際の仕様であり、プリンター本体の撮影画素数を示しているわけではありません。一般的なインクジェットプリンターのように紙へインクを吹き付ける方式ではなく、光を利用してインスタントフィルムを露光する構造です。

318dpiという数値は、プリントされる画像の細かさを判断するための指標です。実際のチェキプリントでは、使用する画像データの解像度や色、明るさ、コントラスト、フィルムの特性なども仕上がりに影響します。例えばスマートフォンで撮影した高画素の写真を送信しても、その画素数がすべてフィルム上に記録されるわけではありません。プリントに必要な大きさへ画像が処理され、対応する露光解像度で出力されます。高画素の画像ほど必ず良いチェキになるとは限らず、画像の内容やプリントサイズとのバランスが重要です。解像度や階調、色再現と画質の関係については、写真の画質とは?解像力・階調・色再現・ノイズを決める要素でも詳しく解説しています。

instax-Natural Modeとinstax-Rich Modeを搭載

instax Link WIDE 2では、プリントの色表現を選択できる2種類の画質モードが利用できます。「instax-Natural Mode」は、チェキプリントらしい柔らかな風合いを重視したモードです。一方の「instax-Rich Mode」は、色彩をより豊かに表現することを目的としており、鮮やかな風景や色の多い写真などに利用できます。どちらのモードも専用アプリから選択できるため、写真の内容や好みに合わせて使い分けられます。

例えば人物写真では、落ち着いた色調を好む場合にNatural Modeが選択肢になります。青空や花、色鮮やかな建物などの写真では、Rich Modeによって色の印象を強調する使い方が考えられます。富士フイルムのデジタルカメラに搭載されるフィルムシミュレーションと名称や役割が似ている部分もありますが、Link WIDE 2の2種類の画質モードはチェキプリントの仕上がりを選ぶための機能です。プリントする前に画像の明るさや色を整えることもできるため、好みの仕上がりに合わせて調整できます。写真の発色や明暗差については、写真のコントラストとは?明暗差を生かす撮影方法でも紹介しています。

フレーム・QRコード・文字を加えたプリントも可能

instax Link WIDE 2は、通常の写真をプリントするSimple Print以外にも、多彩な編集機能を利用できます。Frame Printでは、好みのフレームを選択して写真の周囲を装飾できます。また、QR Print Modeでは、Webページ、音声、地図、手紙などにつながるQRコードを写真へ加えられます。写真を眺めるだけでなく、スマートフォンでQRコードを読み取ることによって関連する情報やコンテンツを楽しめる仕組みです。

例えば旅行先で撮影した写真へ地図情報を加えれば、写真を見返した際に撮影場所を思い出すきっかけになります。また、記念日の写真へ音声メッセージにつながるQRコードを追加すれば、写真と音声を組み合わせた贈り物として利用できます。写真自体はインスタントフィルムへ記録されますが、QRコードから利用する情報にはスマートフォンやインターネット環境などが必要になる場合があります。写真の情報だけでなく、音声やメッセージも組み合わせて記念を残せることが、デジタル機器と連携するチェキプリンターならではの特徴です。旅行や日常の写真を魅力的にまとめる考え方については、スナップ写真の撮り方完全ガイドでも紹介しています。

スマートフォン・パソコン・デジタルカメラとの接続

Bluetooth 5.1対応で画像転送を高速化

instax Link WIDE 2は、スマートフォンとの通信にBluetooth 5.1を使用します。初代instax Link WIDEではBluetooth 4.2を採用していたため、新モデルでは通信規格が更新されています。富士フイルムは初代より無線通信を高速化し、画像転送時間を短縮したと説明しています。スマートフォンで写真を選択してからプリントするまでの操作を快適にするための改良です。

プリンターを使用する際には、AndroidまたはiPhoneへ無料の「instax Link WIDE」アプリをインストールし、プリンターとBluetoothで接続します。アプリから画像を選択し、必要に応じて編集してプリントを実行するという流れです。Photo Mixerなどの新しい機能には対応するOSの条件があり、Photo MixerではiOS 17以上またはAndroid 12以上が必要とされています。対応OSであっても一部の端末では利用できない場合があるため、すべてのスマートフォンで同じ動作が保証されているわけではありません。写真をスマートフォンへ転送して利用する機器については、instax Pal 2のスマートフォン連携とプリント方法でも解説しています。

Google PixelはFast Pairで初回接続が簡単に

instax Link WIDE 2は、Google Pixelシリーズのスマートフォンとの接続を簡単にする「Google Fast Pair Service」に対応しています。対応する環境ではプリンターの電源を入れるとスマートフォンへセットアップ通知が表示され、案内に従って接続を進められます。Bluetooth機器の設定画面から対象機器を探す操作を簡略化できることが特徴です。富士フイルムは、Google Pixel端末との初回接続を快適にするための機能として紹介しています。

Fast Pairを利用するためには、スマートフォン側のBluetoothや必要な位置情報関連の設定などが関係します。富士フイルムの案内ではロケーション履歴を有効にする条件が示されており、初回セットアップが完了している場合には通知が表示されないこともあります。また、このFast Pairによる接続方法はiOS端末には対応していません。iPhoneでもLink WIDE 2自体は使用できますが、専用アプリを利用した通常の接続手順となります。Google Pixelに対応することは、Androidユーザーにとって接続方法を選べる利点の一つです。富士フイルム製品とスマートフォンを組み合わせた写真の楽しみ方については、FUJIFILM X100VI完全ガイドでも関連する撮影機能を紹介しています。

パソコンやXシリーズ、instax Pal 2とも連携

instax Link WIDE 2は、スマートフォンだけでなくパソコンや対応する富士フイルム製デジタルカメラとも連携できます。パソコンでは専用のプリンタードライバーを利用することで、保存してある写真やグラフィックデータなどをプリントできます。対応する環境ではBluetooth接続によってパソコンからプリンターへ画像を送信するため、スマートフォンへ写真を移動する工程を省略できます。デジタルカメラで撮影してパソコンで現像した写真を、そのままチェキプリントにする使い方も可能です。

また、富士フイルムの対応するXシリーズカメラやinstax Pal 2では、カメラからプリンターへ直接画像を送るダイレクトプリントに対応しています。instax Pal 2は2026年10月9日に発売された小型デジタルカメラで、本体にフィルムを装填する機能はありませんが、Link WIDE 2と組み合わせることで撮影した写真をチェキプリントとして残せます。Xシリーズについても対応機種や接続方式に条件があるため、すべてのカメラが同じ方法で利用できるわけではありません。さらに、スマートフォン用アプリを通して画像を扱う場合と、カメラやパソコンから直接プリントする場合では、利用できる編集機能や操作手順が異なります。富士フイルムのレンズ交換式カメラについては、FUJIFILM X-E5完全ガイドでも詳しく解説しています。

初代instax Link WIDEとの違いを比較

本体デザイン・通信規格・充電端子が変更

instax Link WIDE 2は、2021年に発売された初代instax Link WIDEの後継機です。大きな変更点は、新しいPhoto Mixerの追加、本体デザインの刷新、Bluetooth通信の高速化、USB Type-Cへの対応などです。初代では付属スタンドを利用して設置する構造でしたが、新モデルではスタンドなしで自立できるデザインになっています。また、初代のMicro USB端子からUSB Type-Cへ変更されたことによって、充電端子の使い勝手も変わりました。

比較項目 Link WIDE 2 初代Link WIDE
発売日 2026年10月9日 2021年10月
対応フィルム instax WIDE instax WIDE
露光解像度 318dpi 318dpi
露光画素数 800×1260ドット 800×1260ドット
Bluetooth Ver.5.1 Ver.4.2
Photo Mixer 対応 非対応
USB端子 Type-C Micro USB
画像書き込み・排出時間 約14秒 約12秒
本体サイズ 139.9×128.3×36.0mm 139×127.5×33.7mm
重量 357g 340g
フル充電でのプリント枚数 約100枚 約100枚

スペックを比較すると、Link WIDE 2はすべての数値が向上した製品というわけではありません。露光解像度や画素数は初代と共通であり、本体重量も17g増えています。また、画像データの受信完了後からフィルム排出までの公称時間は、初代の約12秒に対して新モデルは約14秒です。通信速度は向上していますが、フィルムを排出する工程まで含めた所要時間が必ず短くなるとは限らない点は区別する必要があります。今回の進化は主に編集機能、接続性、デザインに重点が置かれています。プリント画質を理解するうえで重要な解像度については、写真の画質と解像力の違いでも紹介しています。

Photo Mixerを使いたいなら新モデルが有力

初代instax Link WIDEから買い替える場合、最大の判断材料になるのはPhoto Mixerを使うかどうかです。初代でもスマートフォンの画像をWIDEフィルムへプリントすることはでき、通常の写真や従来のコラージュプリントを楽しめます。写真を一枚ずつ選んでプリントする用途が中心であれば、初代モデルも必要な機能を備えています。一方、複数の画像から人物やアイテムを自動で切り抜き、自由なレイアウトを作成したい場合には新モデルが有力な選択肢になります。

新モデルではBluetooth通信の高速化やUSB Type-Cへの対応なども改善されていますが、写真そのものの基本解像度は初代から変わっていません。そのため、初代から買い替えるだけでプリントの細部が大幅に鮮明になると期待するのは適切ではありません。色の仕上がりやプリント結果は、画像データ、選択する画質モード、フィルムの状態などにも左右されます。初代をすでに所有している人は、新しいコラージュ機能や接続性に魅力を感じるかどうかが重要です。写真を編集して仕上げる際のコントラストや色の考え方については、写真のコントラストと階調を生かす方法でも解説しています。

mini・SQUARE・WIDEのどれを選ぶべきか

初めてチェキプリンターを購入する場合には、Link WIDE 2だけでなく、miniやSQUAREに対応するプリンターも比較対象になります。instax miniはカードサイズの小さな写真を手軽に残せることが特徴で、持ち歩いたりアルバムに貼ったりする用途に向いています。instax SQUAREは正方形の画面を利用でき、人物や風景を中央へ配置したシンプルな構図との相性が良いフォーマットです。instax WIDEは横方向へ広い写真をプリントでき、集合写真や風景写真、複数の画像を組み合わせたコラージュに向いています。

フォーマット フィルム外形 画面サイズ 主な用途
mini 54×86mm 46×62mm 日常写真・持ち歩き
SQUARE 72×86mm 62×62mm 正方形の作品・人物
WIDE 108×86mm 99×62mm 集合写真・風景・コラージュ

フォーマットを選ぶ際には、どのような写真を何枚残したいかを考えると違いが分かりやすくなります。毎日の小さな記録を残す用途ならminiが扱いやすく、正方形の作品を並べたいならSQUAREが向いています。大人数の記念写真を手渡したい場合や、旅先の景色を横長の画面で残したい場合にはWIDEが有利です。ただし、各フォーマットのフィルムには互換性がないため、購入後に別の大きさのフィルムを使いたくなった場合は対応するプリンターが必要になります。SQUAREと他のチェキ製品の違いについては、instax SQUARE 2と従来モデルの比較でも紹介しています。

フィルム代・バッテリー・購入前に知っておきたいこと

本体価格とは別にinstax WIDEフィルムが必要

instax Link WIDE 2を使用するには、専用のinstax WIDEフィルムを購入する必要があります。プリンター本体はフィルムを使用して画像を形成する装置であり、一般的な家庭用プリンターのようにインクカートリッジと写真用紙を交換する方式ではありません。WIDEフィルムは通常10枚入りのパックで販売されており、プリントするたびに一枚を消費します。撮影そのものには費用が発生しなくても、チェキプリントとして現物に残す際にはフィルム代が必要になります。

例えば10枚入りのフィルムを購入した場合、1枚当たりの費用は購入価格を10で割った金額となります。仮に10枚入りが税込2,000円で販売されていれば、1枚当たり200円という計算です。この金額は費用を説明するための例であり、実際の販売価格は店舗や時期、フィルムの種類などによって異なります。プリント枚数が多い場合には、フィルム代が本体価格以上の負担になることもあるため、購入時には継続して使用する費用も考えておきたいところです。また、フィルムには使用期限や保管条件があるため、使う予定の枚数に合わせて購入することも重要です。写真を現物として残すさまざまな楽しみ方については、写真の種類と楽しみ方でも紹介しています。

約100枚のプリントに対応する内蔵バッテリー

instax Link WIDE 2は、充電式のリチウムイオン電池を内蔵しています。フル充電からのプリント可能枚数は約100枚とされており、実際の枚数は使用条件によって変化します。充電時間は約1.5~2時間で、USB Type-Cケーブルを利用して充電できます。本体には自動電源オフ機能も搭載されており、5分で電源を切る設定と、自動電源オフを無効にする設定が用意されています。

約100枚という公称値は、10枚入りのフィルムに換算すると10パック分に相当します。旅行やイベントで数十枚をプリントする場合でも、フル充電した状態なら電池容量に余裕がある設計です。ただし、周囲の温度や使用方法、充電状態によって実際のプリント可能枚数は変わります。また、約100枚という数字は一回の充電で連続して使用できるフィルム枚数の目安であり、一度に100枚のフィルムを本体へ装填できるという意味ではありません。プリントを行う際には、フィルムカートリッジを交換しながら使用します。写真を撮影してから現物へ残す使い方については、スナップ写真の撮影と仕上げの基本も参考になります。

instax Link WIDE 2が向いている人・向いていない人

instax Link WIDE 2が向いているのは、スマートフォンやデジタルカメラで撮影した写真の中から気に入ったものを選び、大きなチェキプリントとして残したい人です。特に旅行、集合写真、風景写真、イベント写真などを横長の画面で楽しむ用途では、WIDEフォーマットの大きさが生かされます。また、複数の写真を一枚にまとめるPhoto Mixerによって、写真を記録するだけでなく、独自のデザインを作成する楽しみもあります。写真を印刷して友人へ渡したり、部屋に飾ったりする機会が多い人にも適した製品です。

一方で、チェキカメラ本体だけで写真を撮影し、シャッターを切った直後にフィルムが排出される仕組みを求める場合には、アナログチェキの方が目的に合っています。Link WIDE 2には撮影機能がないため、スマートフォンや対応カメラなど、画像を用意するための機器が必要です。また、miniやSQUAREのフィルムを使いたい場合にも、WIDE専用であるLink WIDE 2では対応できません。写真を現物として残す目的は共通していますが、撮影とプリントを一体で楽しみたいか、デジタル画像を選んでプリントしたいかで適した製品は変わります。撮影方法によるカメラの特徴については、カメラメーカー一覧と製品ごとの特徴でも解説しています。

まとめ

富士フイルムのinstax Link WIDE 2は、2026年10月9日に発売されたWIDEフォーマット対応のスマートフォン用プリンターです。初代instax Link WIDEから本体デザインが刷新され、新機能のPhoto Mixer、Bluetooth 5.1、USB Type-C、Google PixelのFast Pairなどに対応しました。カラーはDuo BeigeとDuo Blueの2種類で、スタンドを使用せずに自立できるデザインも特徴です。店頭予想価格は発売発表時点で税込26,400円前後とされ、別売のinstax WIDEフィルムを使用します。

最大の進化は、最大6枚の画像からコラージュを自動作成できるPhoto Mixerの搭載です。人物やアイテムをAIで切り抜き、複数の写真を組み合わせながらレイアウトを提案する機能によって、旅行やイベントの思い出を一枚のチェキにまとめられます。従来のCollage PrintやFrame Print、QR Print Modeなども利用でき、単純に写真をプリントするだけでなく、文字やデザインを組み合わせた作品づくりにも対応します。WIDEフォーマットの大きな画面を利用できることが、複数の画像を配置する際の魅力です。

画質面では、有機ELによる3色露光方式を採用し、800×1260ドット、318dpiの露光解像度を備えています。この基本仕様は初代モデルと共通であり、新モデルになったことで印刷解像度が向上したわけではありません。一方、通信速度の高速化や接続機能の拡充によって、スマートフォン、パソコン、対応する富士フイルム製カメラなどからプリントする際の利便性が向上しています。約100枚のプリントに対応する内蔵バッテリーやUSB Type-C充電なども、日常的に使用するうえで重要な特徴です。

初代instax Link WIDEを所有している人にとっては、Photo Mixerと新しい接続機能が買い替えを判断する中心になります。これからチェキプリンターを購入する人にとっては、mini、SQUARE、WIDEという3種類のフォーマットの違いが重要です。小さな写真を気軽に残すならmini、正方形の作品を楽しむならSQUARE、集合写真や風景を大きく残すならWIDEという選び方ができます。instax Link WIDE 2は、スマートフォンやデジタルカメラに保存された写真を選び、ワイドなチェキプリントとして楽しみたい人に適した新しいスマホプリンターです。

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