<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?><rss version="2.0"
	xmlns:content="http://purl.org/rss/1.0/modules/content/"
	xmlns:wfw="http://wellformedweb.org/CommentAPI/"
	xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/"
	xmlns:atom="http://www.w3.org/2005/Atom"
	xmlns:sy="http://purl.org/rss/1.0/modules/syndication/"
	xmlns:slash="http://purl.org/rss/1.0/modules/slash/"
	>

<channel>
	<title>商品撮影 | 魅惑の中望遠</title>
	<atom:link href="https://camecame.jp/tag/%E5%95%86%E5%93%81%E6%92%AE%E5%BD%B1/feed/" rel="self" type="application/rss+xml" />
	<link>https://camecame.jp</link>
	<description>レトロなEFレンズ</description>
	<lastBuildDate>Thu, 08 Oct 2026 05:25:00 +0000</lastBuildDate>
	<language>ja</language>
	<sy:updatePeriod>
	hourly	</sy:updatePeriod>
	<sy:updateFrequency>
	1	</sy:updateFrequency>
	<generator>https://wordpress.org/?v=7.1.3</generator>

<image>
	<url>https://camecame.jp/wp-content/uploads/2024/09/cropped-Round-Photo_20240926_145059-32x32.png</url>
	<title>商品撮影 | 魅惑の中望遠</title>
	<link>https://camecame.jp</link>
	<width>32</width>
	<height>32</height>
</image> 
	<item>
		<title>Canonの高周波フリッカーレス撮影とは？LED照明の横縞を消す設定とシャッター速度の調整方法</title>
		<link>https://camecame.jp/canon-high-frequency-anti-flicker-settings/</link>
					<comments>https://camecame.jp/canon-high-frequency-anti-flicker-settings/#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[花山 千春]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 08 Oct 2026 05:25:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ミラーレス]]></category>
		<category><![CDATA[カメラ]]></category>
		<category><![CDATA[EOS R6 Mark III]]></category>
		<category><![CDATA[高周波フリッカー]]></category>
		<category><![CDATA[ISO感度]]></category>
		<category><![CDATA[シャッター速度]]></category>
		<category><![CDATA[横縞]]></category>
		<category><![CDATA[ポートレート撮影]]></category>
		<category><![CDATA[商品撮影]]></category>
		<category><![CDATA[バンディング]]></category>
		<category><![CDATA[スポーツ撮影]]></category>
		<category><![CDATA[Tvモード]]></category>
		<category><![CDATA[露出ムラ]]></category>
		<category><![CDATA[電子シャッター]]></category>
		<category><![CDATA[Mモード]]></category>
		<category><![CDATA[色ムラ]]></category>
		<category><![CDATA[室内撮影]]></category>
		<category><![CDATA[メカシャッター]]></category>
		<category><![CDATA[電子先幕シャッター]]></category>
		<category><![CDATA[EOS Rシリーズ]]></category>
		<category><![CDATA[高周波フリッカーレス撮影]]></category>
		<category><![CDATA[高速シャッター]]></category>
		<category><![CDATA[フリッカーレス撮影]]></category>
		<category><![CDATA[キヤノン]]></category>
		<category><![CDATA[体育館撮影]]></category>
		<category><![CDATA[ローリングシャッター]]></category>
		<category><![CDATA[フリッカー対策]]></category>
		<category><![CDATA[Canon]]></category>
		<category><![CDATA[舞台撮影]]></category>
		<category><![CDATA[動画撮影]]></category>
		<category><![CDATA[LED照明]]></category>
		<category><![CDATA[シャッタースピード]]></category>
		<category><![CDATA[ライブ撮影]]></category>
		<category><![CDATA[カメラ設定]]></category>
		<category><![CDATA[LEDフリッカー]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://camecame.jp/?p=15367</guid>

					<description><![CDATA[Canonの高周波フリッカーレス撮影とは？LED照明の横縞を消す設定とシャッター速度の調整方法 CanonのEOS Rシリーズで室内撮影をしていると、写真に横縞が入ったり、画面の一部だけが暗くなったりすることがあります。 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<h1>Canonの高周波フリッカーレス撮影とは？LED照明の横縞を消す設定とシャッター速度の調整方法</h1>
<p>CanonのEOS Rシリーズで室内撮影をしていると、写真に横縞が入ったり、画面の一部だけが暗くなったりすることがあります。肉眼では均一に光っているLED照明でも、カメラで撮影すると明るさや色にムラが発生する場合があります。特に電子シャッターを使用していると、肉眼では見えない照明の明滅が、はっきりした縞模様として記録されることがあります。</p>
<p>体育館でのスポーツ撮影、LED照明を使った商品撮影、室内ポートレート、ライブハウスでの撮影などでは、こうした現象が問題になります。被写体にはピントが合っていて、シャッタースピードも十分なのに、画像全体へ横縞が出てしまうと、撮影後の画像処理だけで修正することは難しくなります。</p>
<p>この問題へ対応するために、キヤノンの一部のEOS Rシリーズには「フリッカーレス撮影」と「高周波フリッカーレス撮影」が搭載されています。名前は似ていますが、対応する照明の明滅周期と、カメラ側で行う制御方法が異なります。通常のフリッカーレス撮影は主に商用電源に由来する100Hz・120Hzの明滅に対応し、高周波フリッカーレス撮影はLED照明などで発生する、より幅広い周波数の明滅に合わせてシャッタースピードを細かく調整する機能です。</p>
<p>EOS R6 Mark IIIでは、通常のフリッカーレス撮影に加え、高周波フリッカーレス撮影にも対応しています。高周波フリッカーの検出周波数範囲は50.0〜2011.2Hzで、撮影モードをTvまたはMに設定して使用します。対応するシャッタースピードをカメラに検出させる機能と、画面を見ながら手動で調整する機能が用意されています。</p>
<p>ただし、フリッカーレス撮影を有効にすれば、あらゆるLED照明の縞模様が必ず消えるわけではありません。照明器具の明滅方式、シャッター方式、露光時間、センサーの読み出し速度、複数の光源が混在しているかどうかによって結果が変わります。問題が起きたときには、まず縞模様の原因を確認し、適切な機能を選ぶことが重要です。</p>
<p>この記事では、Canonの高周波フリッカーレス撮影について、LED照明で横縞が発生する仕組みから、通常のフリッカーレス撮影との違い、EOS R6 Mark IIIでの設定方法、シャッタースピードの微調整、電子シャッター・電子先幕・メカシャッターの使い分けまで解説します。体育館、室内ポートレート、商品撮影、動画撮影など、具体的な撮影場面での対処方法も紹介します。</p>

  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-2" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-2">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"></li><li><a href="#toc1" tabindex="0">Canonのフリッカーレス撮影とは？LED照明で横縞が出る原因</a><ol><li><a href="#toc2" tabindex="0">LED照明は肉眼で見えなくても明滅している場合がある</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">電子シャッターで横縞が発生しやすい理由</a></li><li><a href="#toc4" tabindex="0">通常のフリッカーレス撮影と高周波フリッカーレス撮影の違い</a></li></ol></li><li><a href="#toc5" tabindex="0">EOS R6 Mark IIIで高周波フリッカーレス撮影を設定する方法</a><ol><li><a href="#toc6" tabindex="0">Tv・Mモードで高周波フリッカーレス撮影を有効にする</a></li><li><a href="#toc7" tabindex="0">推奨Tv値設定でLED照明の周波数を検出する</a></li><li><a href="#toc8" tabindex="0">縞模様が消えない場合はシャッタースピードを手動調整する</a></li></ol></li><li><a href="#toc9" tabindex="0">電子シャッター・電子先幕・メカシャッターはどう使い分ける？</a><ol><li><a href="#toc10" tabindex="0">電子シャッターは静音性と高速連写が魅力だが横縞に注意</a></li><li><a href="#toc11" tabindex="0">メカシャッターならLEDの横縞を防げるのか</a></li><li><a href="#toc12" tabindex="0">電子先幕シャッターでもフリッカーは発生する</a></li></ol></li><li><a href="#toc13" tabindex="0">撮影シーン別に考えるフリッカー対策</a><ol><li><a href="#toc14" tabindex="0">体育館のバスケットボールやバレーボール撮影</a></li><li><a href="#toc15" tabindex="0">室内ポートレート・商品撮影・LEDライト使用時</a></li><li><a href="#toc16" tabindex="0">ライブハウス・舞台・動画撮影での対策</a></li></ol></li><li><a href="#toc17" tabindex="0">高周波フリッカーレス撮影で解決しない場合の確認ポイント</a><ol><li><a href="#toc18" tabindex="0">照明が複数ある場合は単一の周波数に合わせられないことがある</a></li><li><a href="#toc19" tabindex="0">白い壁や均一な背景で横縞を確認する</a></li><li><a href="#toc20" tabindex="0">設定で改善しない場合は照明と撮影方式の両方を見直す</a></li></ol></li><li><a href="#toc21" tabindex="0">まとめ</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2><span id="toc1">Canonのフリッカーレス撮影とは？LED照明で横縞が出る原因</span></h2>
<h3><span id="toc2">LED照明は肉眼で見えなくても明滅している場合がある</span></h3>
<p>LED照明は、電気を流すことで発光する半導体を利用した照明です。照明器具によっては、明るさを調整するために電流を周期的に変化させたり、短い時間間隔で点灯と消灯を繰り返したりしています。こうした明滅は非常に速いため、人間の目には連続して光っているように見える場合があります。</p>
<p>しかし、カメラの撮像センサーは一定時間に入ってきた光を記録します。照明が明るい瞬間と暗い瞬間で露光するタイミングが異なると、撮影画像の明るさに差が生じます。撮影するタイミングによって写真全体の明るさが変わる場合もあれば、一枚の写真の中に明るい部分と暗い部分が交互に現れることもあります。</p>
<p>例えば、室内で白い壁を撮影した場合、実際には均一な白色の壁なのに、画像には薄い灰色の横縞が現れることがあります。照明によっては、明暗だけでなく色の違いとして記録される場合もあります。写真の一部分が黄色っぽく、別の部分が青白く見えるといった現象です。</p>
<p>このような照明の周期的な明滅をフリッカーと呼びます。フリッカーの原因には複数の種類があり、照明の内部回路、調光方式、電源周波数などが関係します。同じLED照明という名称でも、明滅の周波数や程度は製品によって異なります。</p>
<p>また、LED照明を暗く設定したときに縞模様が目立つ場合があります。調光方式によっては、明るさを下げる際に点灯時間と消灯時間の割合を変更するためです。照明を最大光量にすると問題が軽減し、明るさを下げると縞模様が発生するケースでは、調光方式が関係している可能性があります。</p>
<p>重要なのは、写真に横縞が出たからといって、直ちにカメラやセンサーの故障を疑う必要はないことです。屋外の自然光では問題がなく、特定の人工照明下だけで現れる場合には、照明の明滅とカメラの露光タイミングの関係を調べることが有効です。</p>
<p>シャッタースピードが画像へ与える影響については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/canon-shutter-speed-settings-guide/">Canonカメラのシャッタースピードの変え方｜動きと明るさを調整する設定ガイド</a>でも詳しく紹介しています。</p>
<h3><span id="toc3">電子シャッターで横縞が発生しやすい理由</span></h3>
<p>電子シャッターは、機械式シャッター幕を動かさず、撮像センサーの電子的な制御によって露光と読み出しを行う方式です。シャッター音を抑えやすく、高速連写にも対応しやすいため、スポーツや舞台、野鳥撮影などで利用されています。</p>
<p>ただし、一般的なCMOSセンサーの電子シャッターでは、画面全体を完全に同じ瞬間に記録するとは限りません。多くの機種では、センサーの行を順番に読み出すローリングシャッター方式が採用されています。そのため、画像の上側と下側で露光タイミングに差が生じます。</p>
<p>この読み出し中にLED照明が周期的に明滅していると、ある行は明るい瞬間を記録し、別の行は暗い瞬間を記録することがあります。その結果、一枚の画像の中に明るい帯と暗い帯が交互に現れます。これが人工照明下で電子シャッターを使用した際に見られる横縞の主な発生原因です。</p>
<p>ここで注意したいのは、電子シャッターのシャッタースピードと、センサー全体の読み出し時間は別の概念だという点です。例えば1/2000秒に設定した場合、各画素が光を取り込む時間は短くなりますが、センサー全体の読み出しが1/2000秒で完了するという意味ではありません。</p>
<p>画面の上から下まで読み出す間に照明が何度も明滅すると、その周期が帯状の明暗として表れる場合があります。シャッタースピードを高速にすると各行が光を取り込む時間が短くなるため、照明の明滅の影響が目立つこともあります。</p>
<p>一方、シャッタースピードを遅くすると、露光時間の中に明滅周期が複数回含まれる場合があり、明るさが平均化されて縞模様が目立たなくなることがあります。ただし、シャッタースピードを遅くすると被写体ブレが発生しやすくなるため、動く人物やスポーツの撮影では単純に低速シャッターへ変更できません。</p>
<p>また、ローリングシャッターによる動体の形状の歪みと、LED照明による縞模様は異なる問題です。高速で動く被写体の形が傾いたり曲がったりする現象は、撮像タイミングのずれによるものです。一方、LED照明の縞模様は、撮像タイミングと照明の明滅が組み合わさって発生します。両者は電子シャッターで起きやすい現象ですが、対処方法は必ずしも同じではありません。</p>
<p>電子シャッターによる画像の歪みや縞模様については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/canon-shutter-speed-settings-guide/">Canonカメラのシャッタースピード設定と電子シャッターの注意点</a>でも解説しています。</p>
<h3><span id="toc4">通常のフリッカーレス撮影と高周波フリッカーレス撮影の違い</span></h3>
<p>キヤノンのフリッカーレス撮影には、主に二つの方式があります。一つは通常のフリッカーレス撮影で、もう一つが高周波フリッカーレス撮影です。どちらも照明の明滅が撮影画像へ与える影響を抑える機能ですが、対応する周波数やシャッター制御が異なります。</p>
<p>通常のフリッカーレス撮影は、主に蛍光灯や水銀灯などで発生する100Hz・120Hzの明滅に対応しています。日本では商用電源の周波数が東日本で50Hz、西日本で60Hzですが、交流電源に同期して発光する照明では、その2倍に当たる100Hz・120Hzの明滅が発生する場合があります。</p>
<p>通常のフリッカーレス撮影は、明滅を検出して、適切なタイミングでシャッターを切ることで、写真ごとの露出や色のばらつきを軽減する機能です。撮影するタイミングを調整する仕組みであり、LED照明のあらゆる周期へ対応できるものではありません。</p>
<p>一方、高周波フリッカーレス撮影は、LED照明などの明滅周期に合わせてシャッタースピードを細かく調整します。例えば、一般的な設定では1/500秒や1/640秒といった段階的なシャッタースピードを選択しますが、高周波フリッカーレス撮影では、必要に応じて通常より細かな数値を設定できます。</p>
<table>
<thead>
<tr>
<th>比較項目</th>
<th>通常のフリッカーレス撮影</th>
<th>高周波フリッカーレス撮影</th>
</tr>
</thead>
<tbody>
<tr>
<td>主な対象</td>
<td>蛍光灯・水銀灯など</td>
<td>LED照明など</td>
</tr>
<tr>
<td>主な対応周波数</td>
<td>100Hz・120Hz</td>
<td>機種ごとの対応範囲</td>
</tr>
<tr>
<td>制御の中心</td>
<td>シャッターを切るタイミング</td>
<td>シャッタースピードの微調整</td>
</tr>
<tr>
<td>主な目的</td>
<td>露出・色のばらつき軽減</td>
<td>縞模様・露出ムラの軽減</td>
</tr>
<tr>
<td>電子シャッターとの関係</td>
<td>対応しない機種・方式がある</td>
<td>対応機種では利用可能</td>
</tr>
<tr>
<td>調整方法</td>
<td>機能の有効化が中心</td>
<td>自動検出・手動調整</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p>EOS R6 Mark IIIでは、通常のフリッカーレス撮影は100Hz・120Hzの明滅に対応し、高周波フリッカーレス撮影は50.0〜2011.2Hzの検出範囲を備えています。通常のフリッカーレス撮影は電子シャッターで利用できませんが、高周波フリッカーレス撮影は電子シャッターや動画撮影にも対応しています。</p>
<p>したがって、LED照明下で電子シャッターを使用して横縞が発生した場合、通常のフリッカーレス撮影を有効にするだけでは解決しない場合があります。高周波フリッカーレス撮影に対応する機種なら、シャッタースピードを照明の明滅に合わせて調整する方法が有効です。</p>
<p>Canonカメラの撮影モードとシャッタースピードの関係については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/canon-shutter-speed-settings-guide/">Canonカメラのシャッタースピード設定ガイド</a>も参考になります。</p>
<h2><span id="toc5">EOS R6 Mark IIIで高周波フリッカーレス撮影を設定する方法</span></h2>
<h3><span id="toc6">Tv・Mモードで高周波フリッカーレス撮影を有効にする</span></h3>
<p>EOS R6 Mark IIIで高周波フリッカーレス撮影を使用する場合、まず撮影モードを確認します。この機能はTvモードまたはMモードで動作します。AvモードやPモードで撮影している場合には、TvまたはMへ変更する必要があります。</p>
<p>Tvモードはシャッター優先AEで、撮影者がシャッタースピードを指定し、カメラが露出を調整する方式です。Mモードはマニュアル露出で、シャッタースピードと絞りを撮影者が設定します。高周波フリッカーレス撮影ではシャッタースピードを照明の周期へ合わせる必要があるため、この二つのモードが使用されます。</p>
<p>設定の流れは、撮影モードをTvまたはMにしたうえで、撮影メニュー内の「高周波フリッカーレス撮影」を開き、機能を有効にします。その後、推奨Tv値設定または手動設定を選択します。メニュー内の表示や操作ボタンは機種によって異なるため、EOS R6 Mark IIIの画面表示に従って操作します。</p>
<p>基本的には、まず推奨Tv値設定を利用して照明の明滅を検出し、その結果をもとにシャッタースピードを設定する方法が使いやすくなります。縞模様が残る場合には、手動設定でさらに細かく調整します。</p>
<p>EOS R6 Mark IIIの高周波フリッカーレス撮影では、手動設定時に静止画で1/50.0秒から1/8192.0秒までの範囲を設定できます。通常の撮影で使用するシャッタースピードの刻みとは異なり、照明の周期に合わせた細かな値を選択できます。</p>
<p>ただし、この範囲は高周波フリッカーレス撮影における調整可能範囲です。カメラ本体の通常の最高シャッタースピードを示しているわけではありません。EOS R6 Mark IIIでは、電子シャッター使用時の通常撮影でさらに高速のシャッタースピードを設定できる場合があります。</p>
<p>また、高周波フリッカーレス撮影を使用すると、撮影モードや他の機能との組み合わせに制限が生じる場合があります。高速連写、HDR、ストロボ撮影などを併用する場合には、それぞれの設定条件も確認する必要があります。</p>
<p>TvモードとMモードでの露出調整については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/canon-shutter-speed-settings-guide/">Canonカメラのシャッタースピードの変え方</a>で詳しく紹介しています。</p>
<h3><span id="toc7">推奨Tv値設定でLED照明の周波数を検出する</span></h3>
<p>高周波フリッカーレス撮影を初めて使用する場合には、推奨Tv値設定を利用する方法があります。これはカメラが照明の明滅を解析し、その周期に対応するシャッタースピードを提案する機能です。</p>
<p>設定を行う前に、実際に撮影する照明環境へカメラを向けます。例えば体育館で撮影するならコートや壁面、商品撮影なら照明を当てた被写体や背景など、横縞が確認しやすい部分を画面に入れます。明るさが均一な壁や背景は、縞模様の有無を比較的確認しやすい被写体です。</p>
<p>続いて、高周波フリッカーレス撮影の推奨Tv値設定を実行します。カメラが明滅の周期を検出すると、対応するシャッタースピードが提示されます。その値を適用し、撮影画像で縞模様が軽減されたか確認します。</p>
<p>EOS R6 Mark IIIで検出できる高周波フリッカーの周波数範囲は50.0〜2011.2Hzです。ただし、この範囲内の照明であれば必ず検出できるという意味ではありません。照明の明るさ、被写体の動き、複数の光源の混在などによって、検出が難しくなる場合があります。</p>
<p>例えば体育館では、天井の照明が複数の回路へ分かれていたり、窓から自然光が入ったりすることがあります。こうした環境では、画面内の明るさが複数の要因によって変化するため、単一の明滅周期を検出しにくい場合があります。</p>
<p>また、縞模様を確認したい部分が画面内で小さすぎると、検出に必要な情報が不足する可能性があります。縞模様が見える壁面や背景を大きく表示することで、検出しやすくなる場合があります。</p>
<p>推奨Tv値を設定したあとも、実際に数枚撮影して結果を確認することが重要です。ライブビューでは縞模様が目立たなくても、撮影画像では薄い帯が残る場合があります。画像全体を確認するだけでなく、均一な色の背景や暗部を拡大すると、微弱な縞模様を見つけやすくなります。</p>
<p>さらに、照明の明るさを変更すると、明滅の状態が変化する場合があります。撮影前に調整したシャッタースピードでも、照明の調光設定を変更したあとには縞模様が再発することがあります。照明条件が変わった場合には、再度検出する必要があります。</p>
<p>Canonの撮影モードと露出設定については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/canon-shutter-speed-settings-guide/">シャッタースピード設定ガイド</a>も参考になります。</p>
<h3><span id="toc8">縞模様が消えない場合はシャッタースピードを手動調整する</span></h3>
<p>推奨Tv値設定を使用しても横縞が残る場合には、手動設定による微調整が必要になることがあります。高周波フリッカーレス撮影の手動設定では、ライブビューの状態を確認しながら、シャッタースピードを細かく変更できます。</p>
<p>通常の撮影では、シャッタースピードを1/500秒から1/640秒へ変更するような操作が中心です。しかし、照明の明滅周期とシャッタースピードを正確に合わせたい場合には、通常の段階的な数値では十分に調整できないことがあります。</p>
<p>高周波フリッカーレス撮影では、例えば1/500.0秒の周辺で値を細かく変えながら、横縞が最も目立たなくなる設定を探すことができます。実際に必要な数値は照明器具によって異なり、特定の値がすべてのLED照明に有効というわけではありません。</p>
<p>設定時には、まず縞模様が確認しやすい背景を画面へ入れます。次に手動設定画面でシャッタースピードを変え、縞模様の濃さや間隔がどのように変化するかを確認します。縞模様が弱くなる方向へ調整し、最も均一に見える数値を探します。</p>
<p>ただし、縞模様が完全に消えたように見えても、照明の周期や露光時間によっては撮影タイミングごとの明るさのばらつきが残る場合があります。そのため、単写だけでなく数枚続けて撮影し、明るさや色の再現性も確認することが重要です。</p>
<p>また、シャッタースピードを変更すると、露出も変化します。例えば1/500秒から1/250秒へ変更すると露光時間は2倍になり、他の条件が同じなら取り込む光量も増えます。高周波フリッカーレス撮影によって適切な数値が見つかった場合には、そのシャッタースピードを基準として絞りやISO感度を調整する必要があります。</p>
<p>被写体が動く場合には、必要なシャッタースピードを下回らないことも重要です。横縞を消すために露光時間を長くした結果、スポーツ選手や子どもの動きがぶれてしまっては、別の問題が生じます。画質と動きの両方を考慮し、使用できる範囲で設定を調整する必要があります。</p>
<p>シャッタースピードの段数と露出の関係については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/canon-shutter-speed-settings-guide/">Canonカメラのシャッタースピードと露出調整</a>でも詳しく解説しています。</p>
<h2><span id="toc9">電子シャッター・電子先幕・メカシャッターはどう使い分ける？</span></h2>
<h3><span id="toc10">電子シャッターは静音性と高速連写が魅力だが横縞に注意</span></h3>
<p>EOS Rシリーズの電子シャッターには、シャッター音を抑えて撮影できるという利点があります。静かな場所での撮影や、舞台、式典、動物撮影などでは、機械式シャッターの動作音を減らせることが役立ちます。また、機種によってはメカシャッターより高速の連写にも対応しています。</p>
<p>しかし、電子シャッターを使用した際にLED照明の横縞が目立つ場合があります。これは前述したように、撮像センサーの読み出しタイミングと照明の明滅周期が関係するためです。</p>
<p>例えば体育館のバスケットボール撮影では、選手の動きを止めるために1/1000秒や1/1600秒といった高速シャッターを使用することがあります。このとき電子シャッターを選んでいると、照明によっては画像の中へ横縞が現れる場合があります。</p>
<p>高周波フリッカーレス撮影に対応している機種なら、電子シャッターのままシャッタースピードを調整し、縞模様を軽減できる可能性があります。ただし、調整できるシャッタースピードの範囲や、組み合わせられる機能には制限があります。</p>
<p>また、電子シャッターでは照明の縞模様とは別に、ローリングシャッター歪みも問題になります。例えば速い動きのラケットやバット、回転体を撮影すると、読み出し時間の影響で形が不自然になる場合があります。高周波フリッカーレス撮影によって照明の縞模様を軽減できても、こうした動体の形状の歪みまで必ず改善するわけではありません。</p>
<p>電子シャッターを使用する場合には、縞模様、動体の歪み、連写性能、静音性をまとめて考える必要があります。特に人工照明下で高速に動く被写体を撮影する場合は、撮影前に実際の画像を確認することが重要です。</p>
<p>電子シャッターとシャッタースピードの関係については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/canon-shutter-speed-settings-guide/">Canonカメラのシャッタースピードの変え方</a>でも紹介しています。</p>
<h3><span id="toc11">メカシャッターならLEDの横縞を防げるのか</span></h3>
<p>人工照明下で電子シャッターによる横縞が発生した場合、メカシャッターへ切り替えることで問題が軽減することがあります。メカシャッターは物理的なシャッター幕を使用して露光する方式で、電子シャッターとは画像の記録タイミングが異なります。</p>
<p>ただし、メカシャッターへ変更すれば、あらゆるLED照明の縞模様が消えるわけではありません。高速シャッターではシャッター幕の間にできるスリットが撮像面を移動するため、画面内の位置によって露光タイミングが異なります。そのため、照明の明滅周期によっては、メカシャッターでも明暗の帯が発生する場合があります。</p>
<p>一方、シャッタースピードが十分に遅く、撮像面全体が同時に露光する時間を確保できる条件では、照明の明滅が平均化されて横縞が目立ちにくくなることがあります。ただし、露光時間が長くなれば動く被写体のブレが問題になります。</p>
<p>また、通常のフリッカーレス撮影は、対応する照明の明滅タイミングを検出してシャッターの動作タイミングを調整します。メカシャッターを使用する場合には、この機能が役立つ場面があります。</p>
<p>例えば蛍光灯の照明下で連写したとき、写真ごとに明るさや色が変わる場合には、通常のフリッカーレス撮影が有効なことがあります。ただし、この機能を使用すると、シャッターを切るタイミングを調整するため、レリーズタイムラグや連写間隔に影響する場合があります。</p>
<p>スポーツ撮影では、シャッターを押した瞬間と実際に撮影される瞬間のずれが問題になることがあります。通常のフリッカーレス撮影によって露出のばらつきが減っても、連写速度や撮影タイミングに影響が出る場合があるため、撮影する競技や場面に応じて判断する必要があります。</p>
<p>メカシャッターは人工照明下での有力な選択肢ですが、必ず横縞を防げる方式というわけではありません。照明の種類と撮影条件によって、高周波フリッカーレス撮影やシャッタースピードの変更を組み合わせることが重要です。</p>
<p>連写速度とシャッタースピードの関係については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/drive-mode-camera-settings-technique/">ドライブモードとは？単写・連写・セルフタイマーの違いと使い方</a>でも解説しています。</p>
<h3><span id="toc12">電子先幕シャッターでもフリッカーは発生する</span></h3>
<p>電子先幕シャッターは、露光開始を電子的に行い、露光終了を機械式の後幕で制御する方式です。メカシャッターと電子シャッターの中間的な構造を持ち、撮影時の振動を抑えやすい特徴があります。</p>
<p>しかし、電子先幕シャッターでも人工照明下のフリッカーが発生する場合があります。電子先幕では撮像センサーの露光開始タイミングを順次制御するため、照明の明滅と露光タイミングの関係によっては、画像内の明るさに差が生じます。</p>
<p>また、高速シャッターで撮影する場合には、メカシャッターと同様に画面内の位置によって露光する時間帯が異なります。このため、電子先幕だから必ずLED照明の縞模様を回避できるということはありません。</p>
<p>一方、電子先幕には撮影時の振動を抑える利点があります。特に望遠レンズやマクロレンズを使用する場合、シャッター動作による振動が画質へ影響することがあります。照明による縞模様が発生していない条件では、電子先幕を使用することに意味があります。</p>
<p>人工照明下で横縞が発生した場合には、電子先幕からメカシャッターへ切り替えて比較する方法が考えられます。また、高周波フリッカーレス撮影に対応している機種なら、シャッター方式を変更せずに縞模様を軽減できる可能性もあります。</p>
<p>ただし、撮影方式ごとの特性はカメラによって異なります。EOS Rシリーズでも、搭載するセンサーやシャッター機構によって読み出し速度や設定可能な機能が違うため、同じ照明下で同じ結果になるとは限りません。</p>
<p>例えばEOS R6 Mark IIIでは、メカシャッター、電子先幕、電子シャッターの三つの方式を選択できます。人工照明下での撮影では、それぞれの方式で試写し、縞模様の有無と撮影時の操作性を比較することが有効です。</p>
<p>シャッター方式の違いと基本的な撮影設定については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/canon-shutter-speed-settings-guide/">Canonカメラのシャッタースピード設定ガイド</a>でも詳しく紹介しています。</p>
<h2><span id="toc13">撮影シーン別に考えるフリッカー対策</span></h2>
<h3><span id="toc14">体育館のバスケットボールやバレーボール撮影</span></h3>
<p>体育館は、人工照明によるフリッカーが問題になりやすい撮影場所です。特にバスケットボールやバレーボールのように選手の動きが速い競技では、シャッタースピードを十分に速くする必要があります。そのため、横縞を軽減する目的だけでシャッタースピードを遅くすることが難しくなります。</p>
<p>例えばバスケットボールを1/1000秒で撮影しているとき、LED照明によって横縞が発生した場合を考えます。シャッタースピードを1/100秒まで遅くすれば縞模様が目立たなくなる可能性はありますが、選手の動きを鮮明に記録するには不十分になることがあります。</p>
<p>このような場面では、まず電子シャッターを使用しているか確認します。電子シャッターによって縞模様が目立つ場合には、メカシャッターへ切り替えて比較する方法があります。さらに高周波フリッカーレス撮影に対応する機種なら、必要な高速シャッターの周辺で数値を微調整する方法も考えられます。</p>
<p>例えば1/1000秒を基準に撮影する場合、その付近で照明の明滅周期と相性のよいシャッタースピードを探します。ただし、必ず1/1000秒付近に縞模様を消せる設定が存在するわけではありません。照明器具の明滅周期やカメラの制御範囲によっては、十分に軽減できない場合もあります。</p>
<p>また、体育館には複数種類の照明が設置されている場合があります。一部の照明だけ調光設定が異なると、会場内の場所によって縞模様の出方が変わることがあります。コート中央では問題がなくても、壁際や観客席では異なる結果になることも考えられます。</p>
<p>試合前に試写できる場合には、実際に選手を撮影する位置から数枚撮影し、露出のばらつきや横縞を確認すると、撮影中の失敗を減らしやすくなります。連写を使用する場合には、一枚だけでなく連続した画像を比較することが重要です。</p>
<p>EOS R6 Mark IIIでのスポーツ撮影設定については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/eos-r6-mark-iii-sports-settings/">EOS R6 Mark IIIのスポーツ撮影設定｜AF・連写・シャッター速度を競技別に解説</a>も参考になります。</p>
<h3><span id="toc15">室内ポートレート・商品撮影・LEDライト使用時</span></h3>
<p>室内ポートレートや商品撮影でも、LED照明のフリッカーが問題になる場合があります。特に撮影用LEDライトを使用している場合、ライトの種類や調光設定によっては、シャッタースピードとの組み合わせで横縞が生じることがあります。</p>
<p>商品撮影では、被写体が静止しているため、スポーツ撮影よりシャッタースピードを調整しやすい場合があります。三脚を使用してカメラを固定できれば、比較的遅いシャッタースピードでも被写体ブレを抑えられるためです。</p>
<p>例えば、卓上のアクセサリーや小物を撮影している場合には、シャッタースピードを遅くして照明の明滅を平均化する方法があります。照明の明滅周期と露光時間の関係によっては、横縞や明暗差を軽減できます。</p>
<p>ただし、人物撮影では被写体が完全に静止するとは限りません。立っている人物でも表情や髪、衣服がわずかに動くため、極端に遅いシャッタースピードを使用すると被写体ブレが発生することがあります。そのため、人物撮影では必要なシャッタースピードを確保したうえで、高周波フリッカーレス撮影による微調整を検討することになります。</p>
<p>LEDライトの調光設定も確認したいポイントです。照明によっては、最大光量で使用すると明滅の影響が小さくなり、低い光量へ調整すると縞模様が現れやすくなる場合があります。ライト側で光量を調整できる場合には、カメラの設定だけでなく照明の出力を変えて比較する方法も有効です。</p>
<p>また、窓からの自然光とLEDライトが混在する場面では、画面内で光の性質が異なります。人物の顔にはLED照明、背景には自然光が当たっている場合などでは、縞模様が特定の部分だけに現れることがあります。そのため、被写体と背景の両方を確認する必要があります。</p>
<p>商品撮影のように照明や被写体を自由に調整できる環境では、カメラ側のシャッタースピード調整だけに頼らず、照明の配置、調光設定、撮影方式を組み合わせることで、安定した結果を得やすくなります。</p>
<p>EOS R6 Mark IIIの室内ポートレート撮影については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/eos-r6-mark-iii-portrait-settings/">EOS R6 Mark IIIのポートレート撮影設定｜人物・瞳AF・絞り・シャッター速度を実践解説</a>でも紹介しています。</p>
<h3><span id="toc16">ライブハウス・舞台・動画撮影での対策</span></h3>
<p>ライブハウスや舞台撮影では、フリッカー対策がさらに難しくなる場合があります。照明の色や明るさが頻繁に変化し、複数のLED照明が異なるタイミングで点滅することがあるためです。</p>
<p>例えば舞台上の人物を撮影している場合、白色のLED照明では横縞が目立たなくても、赤や青の照明へ切り替わった瞬間に縞模様が現れることがあります。また、照明が急速に点滅する演出では、撮影するタイミングによって明るさが大きく変わる場合があります。</p>
<p>高周波フリッカーレス撮影は、一定の周期で明滅する照明に対して有効な機能ですが、複数の周波数や不規則な明滅が混在している場合には、すべてを同時に軽減することが難しくなります。特に舞台演出では照明自体が意図的に点滅することもあるため、単一のシャッタースピードで安定した画像を得られるとは限りません。</p>
<p>静止画ではシャッター方式を切り替える方法がありますが、動画撮影では機械式シャッターを利用しません。基本的には電子的な読み出しによって映像を記録するため、照明の明滅周期とシャッタースピードの関係が重要になります。</p>
<p>日本国内で50Hzまたは60Hzの商用電源に同期した照明を使用する場合には、1/50秒、1/60秒、1/100秒、1/120秒といった設定が候補になることがあります。ただし、LED照明の明滅周波数は必ずしも商用電源周波数と一致しません。PWM調光などによって別の周期で明滅している場合には、これらのシャッタースピードでも縞模様が発生することがあります。</p>
<p>動画ではフレームレートとシャッタースピードの関係も重要です。例えば30pで1/60秒を使用すると、一般的な動画撮影で自然な動きのブレを表現しやすくなります。しかし、その設定で照明の縞模様が発生する場合には、シャッタースピードの微調整が必要になることがあります。</p>
<p>高周波フリッカーレス撮影に対応するEOS Rシリーズでは、動画撮影でも照明の明滅に合わせたシャッタースピード調整が可能です。ただし、対応する設定範囲はフレームレートや動画モードによって異なります。高フレームレート動画では最低シャッタースピードに制限が生じるため、通常の30pや60pと同じ範囲で調整できるとは限りません。</p>
<p>ライブハウスや舞台では、照明が変化するたびにカメラの設定を変更することが難しい場合もあります。そのため、撮影する演目や照明演出に応じて、横縞の目立ちにくいシャッタースピードを探し、画質と動きの表現のバランスを取る必要があります。</p>
<p>動画撮影時のシャッタースピードと露出の関係については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/canon-shutter-speed-settings-guide/">Canonカメラのシャッタースピード設定ガイド</a>でも解説しています。</p>
<h2><span id="toc17">高周波フリッカーレス撮影で解決しない場合の確認ポイント</span></h2>
<h3><span id="toc18">照明が複数ある場合は単一の周波数に合わせられないことがある</span></h3>
<p>高周波フリッカーレス撮影を使用しても横縞が完全に消えない場合、照明環境そのものが複雑になっている可能性があります。特に複数のLED照明が使用されている場所では、それぞれの照明が異なる周期で明滅している場合があります。</p>
<p>例えば、室内に天井照明と撮影用LEDライトがある場合を考えます。天井照明が一定の周波数で明滅し、撮影用LEDライトが別の周波数で明滅していると、シャッタースピードを一方へ合わせても、もう一方の影響が残ることがあります。</p>
<p>また、窓からの自然光が混在している場合には、自然光が当たっている部分とLED照明が当たっている部分で、縞模様の見え方が異なることがあります。画面全体を均一に調整したつもりでも、一部分だけに明暗差が残る場合があります。</p>
<p>このような状況では、照明を一つずつ点灯させて確認できる環境なら、どの光源が縞模様の原因になっているかを調べる方法があります。例えば商品撮影で複数のLEDライトを使用している場合、照明を個別に点灯させて試写すれば、問題のある光源を特定しやすくなります。</p>
<p>さらに、同じ製品のLEDライトでも調光設定が異なると明滅の状態が変わる場合があります。撮影中に照明の出力を変更したときは、設定済みのシャッタースピードで縞模様が再発していないか確認する必要があります。</p>
<p>高周波フリッカーレス撮影は便利な機能ですが、複数の異なる明滅周期を一つの設定で完全に打ち消すことを保証するものではありません。照明環境を調整できる場合には、光源の種類や調光状態を整理することも有効な対策になります。</p>
<p>露出とシャッタースピードの基本については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/canon-shutter-speed-settings-guide/">Canonカメラのシャッタースピードの変え方</a>も参考になります。</p>
<h3><span id="toc19">白い壁や均一な背景で横縞を確認する</span></h3>
<p>横縞が発生しているか確認するときには、複雑な模様の被写体よりも、白い壁や単色の背景など、明るさが均一な被写体を使用する方が分かりやすい場合があります。被写体自体に模様や陰影が多いと、フリッカーによる縞模様と実際の被写体の模様を区別しにくくなるためです。</p>
<p>例えば、白い壁を画面いっぱいに入れて撮影すると、明るさの差が横方向の帯として現れているか確認しやすくなります。横縞が薄い場合には、撮影した画像をパソコンのモニターで表示し、明るさやコントラストを調整すると見つけやすくなることがあります。</p>
<p>ただし、画像処理でコントラストを強くすると、元の画像ではほとんど目立たないムラまで強調される場合があります。実際の用途で問題になるかどうかを判断するには、通常の現像状態でも確認する必要があります。</p>
<p>また、フリッカーは撮影タイミングによって出方が変わることがあります。単写で一枚撮影して縞模様が見られなかったとしても、連写すると一部の画像に現れる場合があります。そのため、複数枚を撮影し、明るさと色のばらつきも確認することが重要です。</p>
<p>高周波フリッカーレス撮影を設定したあとには、調整前と調整後の画像を比較すると変化が分かりやすくなります。シャッタースピード、絞り、ISO感度などの条件を記録しておけば、同じ照明環境で再び撮影するときにも役立ちます。</p>
<p>撮影結果を比較する際には、縞模様の有無だけでなく、被写体ブレや高感度ノイズも確認する必要があります。例えば、縞模様を消すためにシャッタースピードを遅くした場合、被写体がぶれていれば、その設定が最適とは限りません。</p>
<p>シャッタースピードの変更による動きと画質の違いについては、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/canon-shutter-speed-settings-guide/">シャッタースピードで写真の動きと明るさを調整する方法</a>でも紹介しています。</p>
<h3><span id="toc20">設定で改善しない場合は照明と撮影方式の両方を見直す</span></h3>
<p>高周波フリッカーレス撮影を使用しても横縞が残る場合には、カメラの設定だけで解決しようとせず、照明と撮影方式の両方を確認することが有効です。</p>
<p>まず、電子シャッターを使用している場合には、メカシャッターや電子先幕へ切り替えて比較する方法があります。読み出し方式や露光タイミングが変わることで、縞模様の出方が変化する場合があります。</p>
<p>次に、シャッタースピードを変更してみます。高速シャッターで横縞が目立つ場合には、少し遅いシャッタースピードで軽減することがあります。ただし、動く被写体では被写体ブレとの兼ね合いがあるため、必要な速度を確保できる範囲で調整します。</p>
<p>照明を自分で管理できる場合には、LEDライトの調光設定を変更する方法もあります。照明によっては、明るさを上げることで明滅の影響が小さくなる場合があります。一方、調光方式そのものが原因になっている場合には、明るさを変更しても十分に改善しないことがあります。</p>
<p>複数の光源を使用している場合には、明滅周期の異なる照明を組み合わせないようにすることで、設定を合わせやすくなる場合があります。例えば商品撮影では、同じ種類の撮影用ライトで照明を統一すると、異なる周波数が混在する問題を減らせる可能性があります。</p>
<p>また、撮影中に設定を変更する余裕がない場合には、横縞が発生しにくいシャッター方式とシャッタースピードをあらかじめ決めておくことが重要です。体育館や舞台などでは、撮影開始後に照明の状態を自由に変更できないため、事前の試写が役立ちます。</p>
<p>高周波フリッカーレス撮影は、照明による縞模様を軽減するための機能です。しかし、すべての照明環境や撮影条件で完全な解消を保証するものではありません。シャッター方式、露光時間、照明の明滅周期、被写体の動きを総合的に考えて設定することが、安定した撮影につながります。</p>
<p>シャッター方式と連写時の撮影タイミングについては、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/drive-mode-camera-settings-technique/">ドライブモードとは？単写・連写・セルフタイマーの違いと使い方</a>でも詳しく解説しています。</p>
<h2><span id="toc21">まとめ</span></h2>
<p>Canonの高周波フリッカーレス撮影は、LED照明などの周期的な明滅によって発生する横縞や露出ムラを軽減するための機能です。通常のフリッカーレス撮影が主に100Hz・120Hzの明滅に対応するのに対し、高周波フリッカーレス撮影では、照明の明滅周期に合わせてシャッタースピードを細かく調整します。</p>
<p>EOS R6 Mark IIIでは、50.0〜2011.2Hzの高周波フリッカーを検出でき、TvモードまたはMモードで高周波フリッカーレス撮影を使用できます。推奨Tv値設定によって適切なシャッタースピードを探し、縞模様が残る場合には手動設定で微調整する方法があります。</p>
<p>ただし、横縞が発生する原因は照明の明滅だけでなく、カメラのシャッター方式とも関係します。電子シャッターでは撮像センサーの読み出しタイミングによって明暗の帯が現れる場合があり、メカシャッターや電子先幕へ切り替えることで軽減することがあります。一方、メカシャッターでも高速シャッター時には縞模様が発生する場合があるため、シャッター方式だけで完全に防げるとは限りません。</p>
<p>体育館のスポーツ撮影では、被写体の動きを止めるための高速シャッターが必要です。横縞を軽減するためにシャッタースピードを大幅に遅くすると、選手の動きがぶれてしまう場合があります。そのため、必要なシャッタースピードの周辺で高周波フリッカーレス撮影を調整し、画質と動きの両方を確認する必要があります。</p>
<p>室内ポートレートや商品撮影では、照明の調光設定や配置を変更できる場合があります。LEDライトの出力によって明滅の状態が変わることもあるため、カメラの設定に加えて照明側の条件を確認する方法が有効です。</p>
<p>ライブハウスや舞台、動画撮影では、複数のLED照明が異なる周期で明滅することがあります。こうした環境では、単一のシャッタースピードですべての縞模様を消すことが難しい場合があります。照明が変化する場面では、撮影中にも画像を確認し、必要に応じて設定を見直すことが重要です。</p>
<p>また、フリッカーレス撮影を有効にすると、撮影タイミングや連写速度に影響する場合があります。通常のフリッカーレス撮影では、照明の明滅に合わせてシャッターを切るタイミングを調整するため、レリーズタイムラグが長くなったり、連写間隔が変化したりすることがあります。高周波フリッカーレス撮影ではシャッタースピードの微調整が中心になるため、露出や他の撮影機能との関係を確認する必要があります。</p>
<p><strong>LED照明下で写真に横縞が発生した場合に重要なのは、照明の明滅周期とカメラの露光タイミングを適切に合わせることです。EOS R6 Mark IIIなどの高周波フリッカーレス撮影対応機では、推奨Tv値設定と手動調整を利用することで、通常のシャッタースピード設定だけでは軽減しにくい縞模様へ対応できます。電子シャッター、電子先幕、メカシャッターの特性を理解し、撮影する照明環境と被写体の動きに合わせて設定を選ぶことが、安定した写真や動画を記録するためのポイントです。</strong></p>
]]></content:encoded>
					
					<wfw:commentRss>https://camecame.jp/canon-high-frequency-anti-flicker-settings/feed/</wfw:commentRss>
			<slash:comments>0</slash:comments>
		
		
			</item>
		<item>
		<title>EOS R50 Vのレビュー用AFが進化！Ver.1.2.0の設定方法とHDMI配信での使い方</title>
		<link>https://camecame.jp/eos-r50v-review-af-firmware-hdmi/</link>
					<comments>https://camecame.jp/eos-r50v-review-af-firmware-hdmi/#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[花山 千春]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 07 Oct 2026 23:21:15 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ミラーレス]]></category>
		<category><![CDATA[APS-C]]></category>
		<category><![CDATA[カメラ]]></category>
		<category><![CDATA[商品レビュー動画]]></category>
		<category><![CDATA[動画撮影]]></category>
		<category><![CDATA[マニュアル露出]]></category>
		<category><![CDATA[AF設定]]></category>
		<category><![CDATA[ライブコマース]]></category>
		<category><![CDATA[レンズレビュー]]></category>
		<category><![CDATA[商品紹介動画]]></category>
		<category><![CDATA[カメラ設定]]></category>
		<category><![CDATA[絞り設定]]></category>
		<category><![CDATA[ライブ配信]]></category>
		<category><![CDATA[一人撮影]]></category>
		<category><![CDATA[カメラレビュー]]></category>
		<category><![CDATA[動画撮影設定]]></category>
		<category><![CDATA[動画撮影モード]]></category>
		<category><![CDATA[HDMI出力]]></category>
		<category><![CDATA[ファームウェア更新]]></category>
		<category><![CDATA[ワンオペ撮影]]></category>
		<category><![CDATA[動画サーボAF]]></category>
		<category><![CDATA[YouTubeライブ]]></category>
		<category><![CDATA[HDMIライブ配信]]></category>
		<category><![CDATA[申し訳ございませんでした。 Canon]]></category>
		<category><![CDATA[キヤノン動画撮影]]></category>
		<category><![CDATA[RF-Sレンズ]]></category>
		<category><![CDATA[AF追従]]></category>
		<category><![CDATA[EOS R50 V]]></category>
		<category><![CDATA[micro HDMI]]></category>
		<category><![CDATA[キヤノン]]></category>
		<category><![CDATA[ファームウェアアップデート]]></category>
		<category><![CDATA[動画制作]]></category>
		<category><![CDATA[ミラーレスカメラ]]></category>
		<category><![CDATA[人物検出AF]]></category>
		<category><![CDATA[Vlog]]></category>
		<category><![CDATA[HDMIキャプチャー]]></category>
		<category><![CDATA[シャッタースピード]]></category>
		<category><![CDATA[EOS R50V]]></category>
		<category><![CDATA[動画配信]]></category>
		<category><![CDATA[RFマウント]]></category>
		<category><![CDATA[ピント移動]]></category>
		<category><![CDATA[商品撮影]]></category>
		<category><![CDATA[USB配信]]></category>
		<category><![CDATA[EOS R50 V ファームウェア]]></category>
		<category><![CDATA[撮影テクニック]]></category>
		<category><![CDATA[EOS Rシリーズ]]></category>
		<category><![CDATA[フォーカス切り替え]]></category>
		<category><![CDATA[ピント合わせ]]></category>
		<category><![CDATA[OBS Studio]]></category>
		<category><![CDATA[ISO感度]]></category>
		<category><![CDATA[Ver.1.2.0]]></category>
		<category><![CDATA[Pモード]]></category>
		<category><![CDATA[被写体検出AF]]></category>
		<category><![CDATA[OBS設定]]></category>
		<category><![CDATA[被写界深度]]></category>
		<category><![CDATA[レビュー用AF]]></category>
		<category><![CDATA[瞳AF]]></category>
		<category><![CDATA[Tvモード]]></category>
		<category><![CDATA[Avモード]]></category>
		<category><![CDATA[YouTube配信]]></category>
		<category><![CDATA[オートフォーカス]]></category>
		<category><![CDATA[商品レビュー用AF]]></category>
		<category><![CDATA[動画AF]]></category>
		<category><![CDATA[Mモード]]></category>
		<category><![CDATA[Vlogカメラ]]></category>
		<category><![CDATA[ライブ配信機材]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://camecame.jp/?p=15339</guid>

					<description><![CDATA[EOS R50 Vのレビュー用AFが進化！Ver.1.2.0の設定方法とHDMI配信での使い方 EOS R50 Vの「レビュー用AF」は、カメラの前で商品を紹介するときに便利なオートフォーカス機能です。撮影者がカメラに向 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<h1>EOS R50 Vのレビュー用AFが進化！Ver.1.2.0の設定方法とHDMI配信での使い方</h1>
<p>EOS R50 Vの「レビュー用AF」は、カメラの前で商品を紹介するときに便利なオートフォーカス機能です。撮影者がカメラに向かって話している間は顔にピントを合わせ、商品をレンズの近くへ差し出すと手前の商品へピントを移し、商品を引っ込めると再び顔へピントを戻すという動作ができます。</p>
<p>このレビュー用AFが、2026年5月14日に公開されたファームウェアVer.1.2.0によって大きく進化しました。従来の専用撮影モードに加えて、動画撮影時のP・Tv・Av・Mモードでもレビュー用AFを設定できるようになり、露出やAFエリアなどの撮影設定と組み合わせられるようになったのです。さらに、USB接続によるライブ配信に加えて、HDMI接続でもレビュー用AFを利用できるようになりました。</p>
<p>この変更は、EOS R50 VでYouTubeの商品レビュー動画やライブ配信を制作する人にとって実用的な意味があります。従来はレビュー用動画の専用モードを使用することが基本でしたが、Ver.1.2.0以降は、通常の動画撮影モードでシャッタースピード、絞り、ISO感度などを設定しながら、手前の商品へピントを移す撮影が可能になりました。商品の質感を見せたいときに絞りを変更したり、照明環境に合わせて露出を調整したりする自由度が広がっています。</p>
<p>ただし、レビュー用AFは、あらゆる撮影で通常のAFより優れているという機能ではありません。手前に出した商品を優先するため、人物を撮影し続けたい場面では意図しないピント移動が起きることもあります。レビュー用AFの特性を理解し、通常の人物検出AFや動画サーボAFと使い分けることで、EOS R50 Vの撮影機能をより目的に合わせて利用できます。</p>
<p>この記事では、Ver.1.2.0で変更されたレビュー用AFの仕様、通常の動画モードでの設定方法、P・Tv・Av・Mとの組み合わせ、HDMIキャプチャーとOBSを利用したライブ配信への応用、通常AFとの違い、ピントが切り替わらない場合の確認事項まで詳しく解説します。</p>

  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-4" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-4">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"></li><li><a href="#toc1" tabindex="0">EOS R50 Vのレビュー用AFはVer.1.2.0で何が変わったのか</a><ol><li><a href="#toc2" tabindex="0">レビュー用AFを通常の動画撮影モードで利用できるようになった</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">専用のレビュー用動画モードとP・Tv・Av・Mの違い</a></li><li><a href="#toc4" tabindex="0">Ver.1.2.0ではHDMIライブ配信にもレビュー用AFが対応</a></li></ol></li><li><a href="#toc5" tabindex="0">EOS R50 Vでレビュー用AFを設定する方法</a><ol><li><a href="#toc6" tabindex="0">ファームウェアバージョンを確認して動画撮影モードを選ぶ</a></li><li><a href="#toc7" tabindex="0">人物の顔から商品へピントが移るか確認する</a></li><li><a href="#toc8" tabindex="0">AFエリアと露出設定を組み合わせるときの注意点</a></li></ol></li><li><a href="#toc9" tabindex="0">レビュー用AFを使った商品レビュー動画の設定</a><ol><li><a href="#toc10" tabindex="0">Mモードでシャッタースピードと絞りを固定する</a></li><li><a href="#toc11" tabindex="0">商品を大きく見せる場合は撮影距離とレンズを考える</a></li><li><a href="#toc12" tabindex="0">人物だけを撮影する場合は通常AFとの使い分けが必要</a></li></ol></li><li><a href="#toc13" tabindex="0">HDMIとOBSを利用したライブ配信でレビュー用AFを使う</a><ol><li><a href="#toc14" tabindex="0">EOS R50 VからHDMIキャプチャーへ映像を送る</a></li><li><a href="#toc15" tabindex="0">OBSの設定とレビュー用AFは役割を分けて考える</a></li><li><a href="#toc16" tabindex="0">長時間配信ではAFの動作と電源の安定性を確認する</a></li></ol></li><li><a href="#toc17" tabindex="0">レビュー用AFがうまく動作しない場合の確認事項</a><ol><li><a href="#toc18" tabindex="0">P・Tv・Av・Mでレビュー用AFを選べない場合</a></li><li><a href="#toc19" tabindex="0">商品にピントが合わない場合は距離と背景を確認する</a></li><li><a href="#toc20" tabindex="0">HDMI配信で動作しない場合はカメラとOBSを切り分ける</a></li></ol></li><li><a href="#toc21" tabindex="0">まとめ</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2><span id="toc1">EOS R50 Vのレビュー用AFはVer.1.2.0で何が変わったのか</span></h2>
<h3><span id="toc2">レビュー用AFを通常の動画撮影モードで利用できるようになった</span></h3>
<p>EOS R50 VのファームウェアVer.1.2.0で注目したい変更は、動画撮影時のP・Tv・Av・Mモードでもレビュー用AFを設定できるようになったことです。キヤノンは、この変更によって露出やAFエリアなどの設定とレビュー用AFを組み合わせて利用できるようになったと説明しています。レビュー用AF自体はEOS R50 Vの発売時から搭載されていましたが、Ver.1.2.0では、その機能を利用できる撮影モードが拡張されたことになります。</p>
<p>レビュー用AFの特徴は、カメラへ近づけた商品を優先してピントを合わせることです。一般的な人物検出AFでは、画面内に顔や瞳が検出されると、その人物を追い続けようとします。これはインタビューやVlogでは便利ですが、人物がカメラへ商品を差し出すレビュー動画では、顔にピントが残ったまま商品がぼけてしまうことがあります。レビュー用AFでは、手前へ出した商品にピントを移し、商品を引っ込めると人物へ戻すという撮影を行いやすくなります。</p>
<p>例えば、カメラの交換レンズを紹介する動画では、撮影者がレンズの特徴を説明しながら、前玉、フォーカスリング、マウント部分などをカメラへ近づけることがあります。通常の人物優先AFでは、撮影者の顔を検出し続けるため、手前のレンズがぼけたままになる場合があります。レビュー用AFなら、カメラの前へ出したレンズにピントを移すことができるため、商品を見せるたびに画面をタッチしてピント位置を変更する操作を減らせます。</p>
<p>Ver.1.2.0では、この機能を通常の動画撮影モードでも利用できるようになりました。商品紹介に適したAFと、撮影者が指定する露出設定を組み合わせられる点が、従来の専用モードとの大きな違いです。動画AFでは、単にピントが合うかどうかだけでなく、どの被写体へ、どのタイミングでピントを移すかが映像の見やすさに関係します。</p>
<p>人物検出や動画AFの追従動作については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/video-af-performance-focus-tracking/">動画AF性能を最大限に引き出すコツ｜なめらかなピント追従で映像が変わる</a>でも詳しく解説しています。</p>
<h3><span id="toc3">専用のレビュー用動画モードとP・Tv・Av・Mの違い</span></h3>
<p>EOS R50 Vに搭載されているレビュー用動画モードは、商品を紹介する映像を撮影しやすくするための専用モードです。商品をカメラへ近づけたときに手前の被写体へピントを移すというレビュー用AFの動作を、複雑な設定を行わずに利用できることが特徴です。一人でカメラの前に立ち、商品を手に取って説明する動画を撮影するときには、こうした専用モードが役立ちます。</p>
<p>一方、通常の動画撮影モードには、露出の制御方法によってP・Tv・Av・Mという選択肢があります。PはプログラムAE、Tvはシャッター優先AE、Avは絞り優先AE、Mはマニュアル露出です。例えば、動きの自然さを重視してシャッタースピードを固定したい場合はTvやM、背景のぼけ方を調整したい場合はAvやM、照明条件に応じて自分で露出を決めたい場合はMが候補になります。</p>
<p>これまでは、レビュー用AFを利用するために専用モードの設定条件を受け入れる必要がありました。しかし、Ver.1.2.0以降は、通常の動画撮影モードで必要な露出設定を行いながらレビュー用AFを利用できます。例えば、レンズの外観を紹介するときにはF5.6まで絞って製品全体を見せ、人物の表情を中心に撮影するときにはF2.8へ開いて背景をぼかすといった撮影表現を選びやすくなります。</p>
<p>また、動画ではシャッタースピードも重要です。29.97Pで撮影する場合は1/60秒前後、59.94Pでは1/125秒前後が基本的な目安になりますが、照明のフリッカーや撮影したい動きによって調整が必要です。通常の動画撮影モードでレビュー用AFを利用できるようになったことで、こうした露出設定とピント移動を一つの撮影モードで組み合わせられるようになりました。</p>
<p>ただし、Mモードでレビュー用AFを使用したからといって、AFの動作を完全に手動で制御できるわけではありません。露出を手動で設定することと、ピントをどの被写体へ移すかというAFの制御は別の機能です。商品へピントを移す動作が必要かどうかを考え、撮影内容によってレビュー用AFと通常のAFを使い分けることが重要になります。</p>
<p>動画撮影時のAFとシャッタースピードの関係については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/eos-r6-mark-ii-video-shooting-guide/">EOS R6 Mark II動画撮影設定ガイド｜4K60pとAFを安定させる使い方</a>でも紹介しています。</p>
<h3><span id="toc4">Ver.1.2.0ではHDMIライブ配信にもレビュー用AFが対応</span></h3>
<p>Ver.1.2.0によるもう一つの重要な変化が、HDMI接続時にもレビュー用AFを利用できるようになったことです。EOS R50 VはUSB接続によるライブ配信に対応しており、従来からレビュー用AFを配信時に利用できました。今回の更新では、通常の動画撮影モードでレビュー用AFが利用できるようになったことに伴い、HDMI接続によるライブ配信でも同機能を使用できるようになっています。</p>
<p>HDMI接続によるライブ配信では、カメラのHDMI端子から映像信号を出力し、HDMIキャプチャーを通じてパソコンへ取り込みます。パソコンではOBS Studioなどの配信ソフトを利用し、YouTubeなどへ映像を送信できます。この方式では、配信画面のレイアウトや文字表示、複数の映像ソースの切り替えなどをパソコン側で行えるため、商品レビューやライブコマースにも利用できます。</p>
<p>レビュー用AFがHDMI接続で使えることにより、撮影者の顔から商品へ、商品から撮影者の顔へというピント移動を、HDMIキャプチャーを経由した配信映像にも反映できるようになります。例えば、カメラのボディやレンズ、スマートフォン、パソコン周辺機器などを紹介するライブ配信では、商品を手に取るたびにピント位置を操作する手間を減らせます。</p>
<p>ただし、レビュー用AFに対応したことと、HDMI接続の映像品質やフレームレートが向上したことは別の話です。今回の機能拡張は、通常の動画撮影モードとHDMI配信でレビュー用AFを利用できるようになったという内容であり、HDMIの解像度や転送方式そのものを変更する機能ではありません。また、実際の配信では、カメラのAFだけでなく、HDMIキャプチャー、USB接続、OBSの設定、ネットワークの状態なども映像の安定性に関係します。</p>
<p>EOS R50 VをHDMI接続してOBSからYouTubeへ配信する実例については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/eos-r50v-ef50mm-f1-8-stm-yamagara-live/">EOS R50 V＋EF50mm F1.8 STMでヤマガラライブ｜APS-C約80mm相当を実際の配信で使う</a>で紹介しています。</p>
<h2><span id="toc5">EOS R50 Vでレビュー用AFを設定する方法</span></h2>
<h3><span id="toc6">ファームウェアバージョンを確認して動画撮影モードを選ぶ</span></h3>
<p>EOS R50 Vで通常の動画撮影モードからレビュー用AFを利用するには、最初にカメラ本体のファームウェアバージョンを確認します。Ver.1.2.0で追加された機能なので、それより古いファームウェアを使用している場合は、P・Tv・Av・Mの動画撮影モードでレビュー用AFを設定できるとは限りません。カメラのメニューからファームウェア情報を開き、現在のバージョンを確認することが出発点になります。</p>
<p>すでにVer.1.2.0がインストールされていれば、同じバージョンへ更新し直す必要はありません。より新しいファームウェアが公開されている場合は、そのバージョンの変更履歴も確認します。キヤノンのファームウェアは機能追加だけでなく、不具合修正やセキュリティ関連の変更を含む場合があるため、更新内容を把握しておくと現在利用できる機能を確認しやすくなります。</p>
<p>ファームウェアの条件を満たしていることを確認したら、EOS R50 Vを動画撮影のP・Tv・Av・Mのいずれかに設定します。これらは静止画の撮影モードとは区別する必要があり、レビュー用AFの拡張対象として発表されているのは動画撮影時のモードです。動画撮影用の設定画面からレビュー用AFを選択し、カメラへ商品を近づけたときのピント移動を確認します。</p>
<p>メニューの表示位置や選択できる項目は、使用する撮影モードやほかのAF設定によって変化する場合があります。レビュー用AFの項目が表示されないときには、動画撮影モードへ切り替わっているか、ファームウェアが対応バージョンになっているか、同時に使用しているAF設定との組み合わせに制約がないかを確認することが重要です。</p>
<p>カメラの撮影モードと露出制御の基本については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/canon-camera-shooting-modes-guide/">キヤノンの撮影モードと設定を解説した記事</a>でも詳しく取り上げています。</p>
<h3><span id="toc7">人物の顔から商品へピントが移るか確認する</span></h3>
<p>レビュー用AFを設定したら、実際に人物の顔から商品へピントが切り替わるかを確認します。最初に撮影者がカメラの前へ立ち、顔にピントが合っている状態を作ります。続いて、紹介する商品をカメラへ向けて差し出し、画面上でピントが顔から商品へ移るかを確認します。商品を引っ込めたあとは、再び撮影者の顔へピントが戻るかも確かめます。</p>
<p>この確認では、商品の大きさや形状、背景とのコントラスト、レンズの最短撮影距離が結果に影響します。レビュー用AFは手前の被写体を優先する機能ですが、装着したレンズがピントを合わせられないほど商品を近づけると、商品がぼけたままになる場合があります。カメラのAF設定だけでなく、レンズが対応する撮影距離の範囲内で商品を見せることが必要です。</p>
<p>例えば、カメラ用レンズを紹介する場合、前玉を画面いっぱいに見せようとして商品を近づけすぎると、装着レンズの最短撮影距離より内側に入ってしまうことがあります。マクロレンズであれば近距離撮影に対応しやすい一方、通常の標準ズームや中望遠レンズでは、商品を少し離した方がピントを合わせやすい場合があります。レビュー用AFの効果を確認するときには、AF設定と同時に撮影距離も考える必要があります。</p>
<p>また、商品をカメラへ差し出す速度によっても、ピントの移動が見え方に影響します。商品を急に近づければAFが追従する前に大きくぼけることがあり、ゆっくり近づければピントの移動が落ち着いて見える場合があります。レビュー動画では、どの距離まで商品を近づけると画面上で見やすいかを確認しておくことで、撮影中のピント移動を安定させやすくなります。</p>
<p>動画撮影におけるAFの追従性とピント移動については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/video-af-performance-focus-tracking/">動画AF性能を最大限に引き出すコツ｜なめらかなピント追従で映像が変わる</a>でも解説しています。</p>
<h3><span id="toc8">AFエリアと露出設定を組み合わせるときの注意点</span></h3>
<p>Ver.1.2.0では、レビュー用AFを通常の動画撮影モードで利用できるようになったため、露出やAFエリアなどの設定と組み合わせた撮影が可能になりました。ただし、AFエリアを変更することと、レビュー用AFが手前の被写体へピントを移す動作をすることは、同じ設定ではありません。撮影する内容に合わせて、レビュー用AFを使用する目的を明確にしておく必要があります。</p>
<p>例えば、机の上に置いた商品を紹介する動画では、撮影者が顔を出さず、商品だけを画面に写すことがあります。このような撮影では、商品をカメラへ差し出す動作がなければ、通常のAFエリア指定やタッチAFの方が目的に合う場合があります。一方、撮影者の顔と商品を交互に見せるレビュー動画では、レビュー用AFの自動的なピント移動が役立ちます。</p>
<p>露出設定でも、撮影する商品の性質を考える必要があります。光沢のある金属製品や白い商品では反射や白とびが目立ちやすく、黒いカメラやレンズでは表面の質感が暗部に埋もれる場合があります。通常の動画撮影モードを利用できれば、シャッタースピードと絞りを一定に保ち、照明やISO感度で露出を調整するといった方法を選びやすくなります。</p>
<p>さらに、商品へピントを移したときに画面全体の明るさが変化すると、視聴者の注意が商品より露出変化へ向いてしまう場合があります。照明が一定の室内では、Mモードでシャッタースピード、絞り、ISO感度を固定する方法が候補になります。反対に、窓からの光が頻繁に変わる環境では、露出を自動制御した方が扱いやすい場面もあります。</p>
<p>Ver.1.2.0による拡張の価値は、レビュー用AFそのものの動作に加えて、撮影環境に応じた露出制御を選べるようになったことです。ピントの移動と露出の変化をそれぞれ確認することで、商品を見せる動作が自然な映像になっているか判断しやすくなります。</p>
<p>動画撮影における露出設定の考え方については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/eos-r6-mark-ii-video-shooting-guide/">EOS R6 Mark II動画撮影設定ガイド｜4K60pとAFを安定させる使い方</a>でも詳しく紹介しています。</p>
<h2><span id="toc9">レビュー用AFを使った商品レビュー動画の設定</span></h2>
<h3><span id="toc10">Mモードでシャッタースピードと絞りを固定する</span></h3>
<p>商品レビュー動画を室内で撮影する場合、EOS R50 VのMモードとレビュー用AFを組み合わせる方法があります。Mモードではシャッタースピード、絞り、ISO感度を撮影者が設定できるため、照明条件が一定であれば、人物から商品へピントを移した際にも露出を安定させやすくなります。商品紹介では背景の明るさが変化することより、商品の色や質感が一定の明るさで見えることが重要になる場合があります。</p>
<p>例えば29.97Pで撮影するなら、シャッタースピードを1/60秒前後に設定し、絞りをF4やF5.6などへ調整する方法があります。商品全体をはっきり見せたい場合には、絞りを開放から少し絞ることで被写界深度を確保しやすくなります。一方、撮影者の顔を大きく写して背景をぼかしたい場合には、F1.8やF2.8などの明るい絞りを使用することもできます。</p>
<p>ただし、絞りを開くほど被写界深度は浅くなるため、商品を前後へ動かした際にピントが外れやすくなる場合があります。レビュー用AFが商品を検出しても、商品全体が必ず鮮明に写るわけではありません。特にレンズの前玉からマウント部分まで奥行きのある製品を紹介する場合、ピントを合わせた部分だけが鮮明になり、ほかの部分がぼけることがあります。</p>
<p>商品レビューでは、撮影者の背景をどの程度ぼかすかという表現と、商品の細部をどこまで鮮明に見せたいかという目的が異なります。レビュー用AFを利用できるようになったからといって、常に開放F値で撮影する必要はありません。商品を見せる時間が長い動画では、ピントが多少前後しても見やすいよう、被写界深度を確保した設定が役立つ場合があります。</p>
<p>EOS R50 Vでは、通常の動画撮影モードでレビュー用AFを利用できるようになったことで、こうした絞りと被写界深度の調整を行いながら、顔から商品へのピント移動を使えるようになりました。</p>
<p>動画AFと被写界深度の関係については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/video-af-performance-focus-tracking/">動画AF性能を最大限に引き出すコツ｜なめらかなピント追従で映像が変わる</a>でも取り上げています。</p>
<h3><span id="toc11">商品を大きく見せる場合は撮影距離とレンズを考える</span></h3>
<p>レビュー用AFを使うときに重要なのは、手前の商品を検出する機能だけでなく、装着したレンズの最短撮影距離と画角です。例えばスマートフォンの画面を紹介するときには比較的大きな面積を写すことができますが、カメラのボタンやレンズの刻印など小さな部分を見せたい場合には、被写体をカメラへ近づける必要があります。このとき、レンズの最短撮影距離より近づけると、AFが動作していてもピントを合わせられません。</p>
<p>広角レンズは近距離の被写体を画面内へ収めやすい一方、画面の周辺部分では遠近感が強調される場合があります。反対に、焦点距離の長いレンズでは被写体を大きく写しやすくなりますが、同じ大きさに写すためにはカメラと商品との距離を確保する必要があります。商品を手に持ってカメラへ差し出す撮影では、画角だけでなく、撮影者が無理なく商品を持てる距離も重要です。</p>
<p>例えば、カメラ用レンズを手に持って紹介する場合、焦点距離の短いレンズでは撮影者の顔と商品を同じ画面に収めやすくなります。ただし、商品をカメラへ近づけすぎると、前玉などの一部が大きく強調されることがあります。一方、標準域のレンズでは自然な遠近感で商品を見せやすくなりますが、商品を大きく写す際にはピントが合う距離を確認する必要があります。</p>
<p>レビュー用AFは商品と人物のピントを自動的に切り替えるための機能であり、レンズの近接撮影性能そのものを高めるものではありません。細かな部品や刻印を見せたい場合には、マクロ撮影に対応したレンズや、より近距離で撮影できるレンズを組み合わせる方が目的に合うこともあります。</p>
<p>商品を紹介する動画では、被写体へピントが合うことと、視聴者が商品を見やすいことの両方が重要です。レビュー用AFの効果を生かすには、使用するレンズの焦点距離と最短撮影距離を踏まえ、商品を差し出す位置を決めておくことが役立ちます。</p>
<p>EOS R50 Vと交換レンズの組み合わせについては、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/eos-r50v-ef50mm-f1-8-stm-yamagara-live/">EOS R50 V＋EF50mm F1.8 STMでヤマガラライブ｜APS-C約80mm相当を実際の配信で使う</a>でも、焦点距離と撮影距離の関係を紹介しています。</p>
<h3><span id="toc12">人物だけを撮影する場合は通常AFとの使い分けが必要</span></h3>
<p>レビュー用AFは、人物の顔と手前の商品を交互に見せる動画に適した機能ですが、人物を撮影し続ける場面で常に便利とは限りません。例えばインタビュー動画では、人物が話している間に手を動かしたり、資料を持ち上げたりすることがあります。レビュー用AFを使用していると、手前へ出た物体を優先してピントを移す可能性があるため、意図した人物の顔からピントが外れる場合があります。</p>
<p>通常の人物検出AFは、画面内の顔や瞳を認識して人物を追い続けることを重視します。一方、レビュー用AFは、顔より手前へ差し出された商品へピントを移すことを目的としています。この違いを理解すれば、どちらの設定を使うかは撮影内容から判断できます。商品を繰り返し見せるレビュー動画ではレビュー用AF、人物の表情を中心に記録するインタビューでは通常の人物検出AFという使い分けが考えられます。</p>
<p>また、商品レビューであっても、撮影者が商品を机の上に置いたまま説明する場合には、レビュー用AFが必要になる場面は限られます。商品だけを固定位置で撮影するなら、AFエリアを指定したり、MFでピント位置を固定したりする方法もあります。レビュー用AFは、商品をカメラへ差し出す動作を頻繁に行う撮影で特に意味を持つ機能です。</p>
<p>映像の見やすさを考えるうえでは、ピントが切り替わる速度だけでなく、切り替わるタイミングも重要です。商品を見せたい場面では素早いピント移動が役立ちますが、話している人物の顔を見せたい場面では、頻繁なピント移動が落ち着かない映像につながる場合があります。レビュー用AFの設定を固定したまますべての動画を撮影するより、撮影の目的に応じてAFの種類を選ぶ方が自然です。</p>
<p>動画AFの追従性と被写体検出については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/video-af-performance-focus-tracking/">動画AF性能を最大限に引き出すコツ｜なめらかなピント追従で映像が変わる</a>でも詳しく解説しています。</p>
<h2><span id="toc13">HDMIとOBSを利用したライブ配信でレビュー用AFを使う</span></h2>
<h3><span id="toc14">EOS R50 VからHDMIキャプチャーへ映像を送る</span></h3>
<p>EOS R50 Vは、HDMI端子から映像を出力し、キャプチャーデバイスを経由してパソコンへ取り込むことで、OBS Studioを利用したライブ配信に使用できます。Ver.1.2.0ではHDMI接続でもレビュー用AFを利用できるようになったため、通常の動画撮影モードで商品を紹介しながら、ピント移動を配信映像に反映する使い方が可能になりました。</p>
<p>基本的な接続は、EOS R50 Vのmicro HDMI端子からHDMIケーブルでキャプチャーデバイスへ接続し、キャプチャーデバイスをUSBでパソコンへ接続する構成です。OBSではキャプチャーデバイスを映像入力ソースとして追加し、カメラから送られてくる映像を表示します。その後、配信先となるYouTubeなどの設定を行い、映像と音声を確認して配信を開始します。</p>
<p>この構成では、EOS R50 VのAFがカメラ内部で動作し、その結果としてピントの合った映像がHDMI経由で出力されます。レビュー用AFの処理をOBSが担当するわけではありません。OBSは受け取った映像を表示し、配信画面を構成して送信するため、AFの動作そのものはカメラ側の設定に依存します。</p>
<p>例えば、撮影者が机の前に座ってカメラや交換レンズを紹介するライブ配信では、顔を見せながら説明し、手元の製品をカメラへ近づけることがあります。レビュー用AFが有効なら、視聴者へ商品の細部を見せる際に、手前の製品へピントを移すことができます。商品を引っ込めたあとは顔へ戻るため、カメラの後ろに補助者がいない一人配信でも利用しやすい機能です。</p>
<p>ただし、HDMIによる映像出力の設定とレビュー用AFの設定は別々に確認する必要があります。HDMI信号がOBSへ入力されていること、カメラでレビュー用AFが利用できる撮影モードになっていること、実際に商品へピントが移ることをそれぞれ確認することが重要です。</p>
<p>EOS R50 Vをmicro HDMIからキャプチャーへ接続して配信する構成については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/eos-r50v-ef50mm-f1-8-stm-yamagara-live/">EOS R50 V＋EF50mm F1.8 STMでヤマガラライブ｜APS-C約80mm相当を実際の配信で使う</a>で実際の運用例を紹介しています。</p>
<h3><span id="toc15">OBSの設定とレビュー用AFは役割を分けて考える</span></h3>
<p>HDMIライブ配信でレビュー用AFを利用する場合、カメラ側の設定とOBS側の設定を分けて考えることが重要です。EOS R50 Vでは撮影モード、露出、AF、HDMI出力などを設定します。一方、OBSではキャプチャーデバイスの入力、配信画面の大きさ、フレームレート、映像の圧縮設定、配信先への送信などを担当します。</p>
<p>レビュー用AFを有効にした状態でカメラの前へ商品を出すと、カメラが商品へピントを移す動作を行います。その結果がHDMI出力に反映されるため、OBS側で顔から商品へのAF切り替えを設定する必要はありません。逆に、OBS側で映像を拡大したり、画面内に配置する位置を変更したりしても、それによってカメラのAFが自動的に切り替わるわけではありません。</p>
<p>配信画面では、人物の顔だけでなく、商品名や価格、製品画像、字幕などを表示する場合があります。OBSでこれらを重ねるときには、レビュー用AFによって商品へピントが移った際にも、視聴者が商品を見やすい画面構成になっているか確認する必要があります。例えば、商品をカメラの中央へ出す撮影で、同じ位置に大きな文字を配置していると、せっかく商品へピントが合っても細部が見えにくくなります。</p>
<p>また、配信の解像度とフレームレートもカメラのAFとは別の設定です。FHDの60pで配信する場合でも、レビュー用AFが手前の商品へピントを移す仕組みはカメラ側で動作します。配信映像がカクつく、音声が遅れる、映像が途切れるといった問題が発生した場合には、AF設定だけでなくキャプチャーデバイス、USB接続、OBSの負荷、通信回線なども確認する必要があります。</p>
<p>レビュー用AFの機能拡張によって、HDMI配信での商品紹介が行いやすくなったことは重要ですが、配信システム全体の安定性とは区別して運用する必要があります。映像入力と配信が正常に行われている状態で、カメラ側のAF動作を確認することが基本になります。</p>
<p>OBSを利用したYouTube配信の基本的な機材構成については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/eos-r5-youtube-live-streaming-guide/">EOS R5でYouTubeライブ配信する方法｜ヤマガラライブの機材・OBS設定・運用</a>でも紹介しています。</p>
<h3><span id="toc16">長時間配信ではAFの動作と電源の安定性を確認する</span></h3>
<p>レビュー用AFを利用したライブ配信では、短時間の動作確認だけでなく、実際の配信時間に近い条件でカメラを動作させることも重要です。商品レビューのライブ配信では、撮影者が長時間話し続けたり、複数の商品を順番に紹介したりするため、カメラは継続的に映像を出力することになります。こうした運用では、レビュー用AFの動作だけでなく、電源、温度、HDMI接続などの条件も配信の安定性へ影響します。</p>
<p>例えば、バッテリーだけで長時間のライブ配信を行う場合には、配信途中で電池残量が不足する可能性があります。対応する外部電源を使用すれば長時間運用しやすくなりますが、電源の接続方法や供給能力は使用する機材に合わせて確認する必要があります。また、HDMIケーブルが引っ張られたり、カメラの端子部分に無理な力が加わったりすると、映像信号が途切れる原因になります。</p>
<p>AFの動作については、撮影者の顔と商品を繰り返し切り替えたときに、意図したタイミングでピントが移るかを確認します。例えば、手前へ商品を差し出すたびにピントが迷う場合、レビュー用AFの設定だけでなく、商品の位置、照明、背景、レンズの最短撮影距離などが関係している可能性があります。照明が暗い場所やコントラストの低い商品では、AFが被写体を認識しにくくなる場合もあります。</p>
<p>また、長時間配信では発熱による動作制限にも注意が必要です。撮影環境の温度、使用する解像度やフレームレート、カメラ周辺の放熱条件などによって、連続運用できる条件が変化します。レビュー用AFがHDMI配信に対応したことは、カメラの連続動作時間や温度条件の制限がなくなったことを意味するものではありません。</p>
<p>長時間配信では、カメラの映像が正常にOBSへ届くこと、AFが意図した対象へピントを移すこと、電源と配信ソフトが安定して動作することを別々に確認すると、問題が発生した際にも原因を絞り込みやすくなります。</p>
<p>EOS R50 Vを外部電源とHDMI接続で長時間運用する実例については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/eos-r50v-ef50mm-f1-8-stm-yamagara-live/">EOS R50 V＋EF50mm F1.8 STMでヤマガラライブ｜APS-C約80mm相当を実際の配信で使う</a>でも紹介しています。</p>
<h2><span id="toc17">レビュー用AFがうまく動作しない場合の確認事項</span></h2>
<h3><span id="toc18">P・Tv・Av・Mでレビュー用AFを選べない場合</span></h3>
<p>EOS R50 VでP・Tv・Av・Mの動画撮影モードを使用しているのにレビュー用AFを設定できない場合、まずファームウェアのバージョンを確認します。通常の動画撮影モードでレビュー用AFを利用できるようになったのはVer.1.2.0による機能拡張なので、古いファームウェアのままでは同じ設定項目を利用できない場合があります。</p>
<p>また、撮影モードが静止画用になっていないかも確認が必要です。キヤノンが追加を発表しているのは動画撮影時のP・Tv・Av・Mモードであり、静止画撮影の同名モードにレビュー用AFが追加されたという意味ではありません。カメラの撮影モードを動画へ切り替え、対応する撮影設定の画面を表示する必要があります。</p>
<p>さらに、AFに関する機能には、ほかの設定との組み合わせによって選択できる項目が変化するものがあります。レビュー用AFが表示されない場合には、現在選んでいるAFの動作方式や撮影設定を確認し、カメラのメニューで選択可能な状態になっているかを調べます。項目がグレーアウトしている場合には、設定条件による制限が関係している可能性があります。</p>
<p>ファームウェアを更新した直後には、以前とメニュー構成や利用できる機能が変化している場合があります。Ver.1.2.0ではレビュー用AF以外にも動画記録中のグリッド表示や、HDR／C.Logビューアシスト使用時のフォルスカラー設定などが追加されています。更新後の機能を利用する際には、最新の取扱説明書で対応するメニュー項目を確認することも役立ちます。</p>
<p>EOS Rシリーズの撮影モードと設定の考え方については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/canon-camera-shooting-modes-guide/">キヤノンの撮影モードと設定を解説した記事</a>でも紹介しています。</p>
<h3><span id="toc19">商品にピントが合わない場合は距離と背景を確認する</span></h3>
<p>レビュー用AFを有効にしているにもかかわらず、カメラへ差し出した商品にピントが合わない場合には、撮影距離と被写体の状態を確認します。レビュー用AFは手前の被写体を優先してピントを移す機能ですが、レンズが物理的にピントを合わせられる範囲を超えて撮影できるようになるわけではありません。装着したレンズの最短撮影距離より近くへ商品を出している場合、商品を少し離す必要があります。</p>
<p>また、AFは被写体の明暗差や模様などを利用してピントを合わせるため、無地の製品や反射の強い素材、透明な商品などではピントが安定しない場合があります。特に黒いカメラのボディや交換レンズは、照明によって表面のコントラストが低くなり、ピントを合わせたい部分が分かりにくくなることがあります。商品の表面に適度な光を当て、ピントを合わせたい部分が画面内で見分けられる状態にすると、AFの動作を確認しやすくなります。</p>
<p>背景についても注意が必要です。商品と背景が近い位置にある場合や、画面内に複数の物体が重なっている場合には、どの被写体を優先するかが映像上で分かりにくくなることがあります。レビュー用AFの特性を確認するときには、まず人物の顔と手前の商品という単純な構成を作り、正常に切り替わるかを確認する方法が考えられます。</p>
<p>さらに、商品をカメラへ差し出す動作が速すぎると、AFが追従する途中のぼけが映像に残る場合があります。商品を近づけたあとに少し静止させることで、細部を見せる時間を確保しやすくなります。レビュー動画では、AFが手前の商品へ移ったことだけでなく、視聴者が商品の形状や文字を読み取れる時間があるかも重要です。</p>
<p>ピント合わせの基本と動画でのAF追従については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/video-af-performance-focus-tracking/">動画AF性能を最大限に引き出すコツ｜なめらかなピント追従で映像が変わる</a>でも詳しく解説しています。</p>
<h3><span id="toc20">HDMI配信で動作しない場合はカメラとOBSを切り分ける</span></h3>
<p>レビュー用AFを設定してHDMIライブ配信を行っているのに、OBSの映像で商品へピントが移らない場合には、最初にカメラ側の映像を確認します。カメラの表示上でもピントが切り替わっていないなら、レビュー用AFの設定、撮影モード、ファームウェア、撮影距離などが確認対象になります。一方、カメラ側では正常にピントが切り替わっているのに、OBSの映像に問題がある場合には、HDMI出力やキャプチャーデバイスの設定を確認する必要があります。</p>
<p>HDMIキャプチャーは、カメラから送られてくる映像信号をパソコンで利用できる形式へ変換する機器です。カメラのAFが正常に動作していても、キャプチャーデバイスが正しく認識されていなかったり、OBSが別の映像ソースを表示していたりすると、想定した映像を確認できない場合があります。OBS側でカメラからの映像がリアルタイムに入力されているか、キャプチャーデバイスの名称や入力設定が一致しているかを確認することが基本になります。</p>
<p>また、配信画面が一時的に止まったり、映像が遅れて表示されたりする場合には、AFの動作とパソコン側の映像処理を区別する必要があります。レビュー用AFはカメラ内部でピントを制御する機能であり、OBSの映像処理やネットワーク経由の配信遅延を改善するものではありません。映像入力やエンコードに問題がある場合には、AF設定を変更しても配信の不具合が解消しないことがあります。</p>
<p>さらに、HDMI配信に使用する解像度やフレームレートが、キャプチャーデバイスの対応仕様と一致しているかも重要です。例えば、カメラから出力する映像形式とキャプチャーデバイスが受け付ける形式が合っていなければ、正常に映像を表示できない場合があります。こうした映像信号の問題は、レビュー用AFによるピント移動とは別に確認する必要があります。</p>
<p>EOS R50 Vを使用したHDMI配信の具体的な接続構成については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/eos-r50v-ef50mm-f1-8-stm-yamagara-live/">EOS R50 V＋EF50mm F1.8 STMでヤマガラライブ｜APS-C約80mm相当を実際の配信で使う</a>でも詳しく紹介しています。</p>
<h2><span id="toc21">まとめ</span></h2>
<p>EOS R50 VのファームウェアVer.1.2.0では、動画撮影時のP・Tv・Av・Mモードでレビュー用AFを設定できるようになりました。従来の専用撮影モードに加えて、露出やAFエリアなどの設定とレビュー用AFを組み合わせられるようになったことが大きな変更点です。さらに、USB接続による配信だけでなく、HDMI接続によるライブ配信でもレビュー用AFを利用できるようになりました。</p>
<p>レビュー用AFは、人物の顔を撮影している状態から、カメラへ近づけた商品へピントを移し、商品を引っ込めると再び人物へ戻すという撮影を行いやすくする機能です。カメラやレンズ、スマートフォン、パソコン周辺機器などを紹介する動画では、商品を見せるたびに手動でピント位置を変更する操作を減らせます。特に一人で出演と撮影を行う場合には、商品紹介のためのAF操作を自動化できることが実用的な利点になります。</p>
<p>Ver.1.2.0以降はMモードでシャッタースピードや絞り、ISO感度を設定しながらレビュー用AFを使用できるため、商品を見せるときに露出が変化しないよう調整したり、絞りを変更して被写界深度を確保したりすることができます。商品レビューでは、ピントが合うことだけでなく、商品の質感や文字が鮮明に見えることも重要になるため、AFと露出を組み合わせて設定できる意味があります。</p>
<p>一方、レビュー用AFは人物だけを撮影するインタビューやVlogで、常に通常の人物検出AFより便利になるわけではありません。手前の商品を優先する特性があるため、人物の顔を追い続けたい撮影では通常AFの方が目的に合う場合があります。レビュー用AFを使用するかどうかは、人物と商品を交互に見せる撮影なのか、それとも特定の被写体を追い続ける撮影なのかによって使い分けることが重要です。</p>
<p>HDMIライブ配信では、EOS R50 VのAFがカメラ内部で動作し、その結果がHDMIキャプチャーを経由してOBSへ送られます。OBSでレビュー用AFを制御するわけではないため、カメラ側の撮影モードとAF設定を確認することが基本になります。また、配信の解像度、フレームレート、音声、通信状態などはAFとは別の要素なので、ライブ配信全体の安定性については個別に確認する必要があります。</p>
<p>レビュー用AFが正常に動作しない場合には、ファームウェアバージョン、動画撮影モード、AF設定、レンズの最短撮影距離、商品のコントラストなどを確認します。HDMI配信で問題が発生した場合には、カメラ側のAF動作とOBS側の映像入力を切り分けることで、原因を整理しやすくなります。</p>
<p>EOS R50 VのVer.1.2.0は、レビュー用AFの動作を商品紹介に利用するだけでなく、通常の動画撮影での露出制御やHDMIライブ配信と組み合わせられるようにした更新です。レビュー用AFを専用撮影モードの機能として使う段階から、撮影目的に合わせて通常の動画設定へ組み込める段階へ進んだことが、今回の機能拡張の重要な点です。</p>
]]></content:encoded>
					
					<wfw:commentRss>https://camecame.jp/eos-r50v-review-af-firmware-hdmi/feed/</wfw:commentRss>
			<slash:comments>0</slash:comments>
		
		
			</item>
		<item>
		<title>Laowa 24mm F2 Zero-D Tilt-ShiftはCanon RFで何ができる？TS-E24mmとの違い</title>
		<link>https://camecame.jp/laowa-24mm-f2-tilt-shift-canon-rf/</link>
					<comments>https://camecame.jp/laowa-24mm-f2-tilt-shift-canon-rf/#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[花山 千春]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 07 Oct 2026 02:23:52 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[レンズ]]></category>
		<category><![CDATA[サードパーティ]]></category>
		<category><![CDATA[Canon RF]]></category>
		<category><![CDATA[商品撮影]]></category>
		<category><![CDATA[Laowa 24mm F2 Zero-D Tilt-Shift]]></category>
		<category><![CDATA[Laowa]]></category>
		<category><![CDATA[シフトレンズ]]></category>
		<category><![CDATA[風景写真]]></category>
		<category><![CDATA[建築写真]]></category>
		<category><![CDATA[ティルトシフトレンズ]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://camecame.jp/?p=15295</guid>

					<description><![CDATA[Laowa 24mm F2 Zero-D Tilt-ShiftはCanon RFで何ができる？TS-E24mmとの違い Laowa 24mm F2 Zero-D Tilt-Shiftは、Canon RFマウントへ直接装着 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<h1>Laowa 24mm F2 Zero-D Tilt-ShiftはCanon RFで何ができる？TS-E24mmとの違い</h1>
<p>Laowa 24mm F2 Zero-D Tilt-Shiftは、Canon RFマウントへ直接装着できるフルサイズ対応のティルト・シフトレンズです。24mmという建築撮影で使いやすい広角、±12mmのシフト、±10°のティルト、さらに開放F2という明るさを組み合わせています。</p>
<p>Canonユーザーにとって気になるのは、EFマウントのTS-E24mm F3.5L IIと何が違うのかという点でしょう。TS-E24mm F3.5L IIも24mm、シフト±12mmという代表的な建築用レンズですが、EOS Rシリーズで使用する場合はマウントアダプター EF-EOS Rが必要です。Laowa 24mm F2 Zero-D Tilt-ShiftはRFマウント版を選べば、EOS Rシリーズへそのまま装着できます。</p>
<p>さらに開放F2なので、単に建築物の垂直線を整えるだけではなく、夕方や室内で光量を確保したり、ティルトと浅い被写界深度を組み合わせて特殊なボケを作ったりする使い方も考えられます。</p>
<p>この記事では、Laowa 24mm F2 Zero-D Tilt-ShiftをCanon RFで使うと何ができるのか、TS-E24mm F3.5L IIとの違い、建築・風景・商品撮影での使い方、F2という明るさがティルト・シフトレンズにどんな意味を持つのかを詳しく見ていきます。</p>

  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-6" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-6">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"></li><li><a href="#toc1" tabindex="0">Laowa 24mm F2 Zero-D Tilt-ShiftをCanon RFで使う意味</a><ol><li><a href="#toc2" tabindex="0">RFマウントへ直接装着できる24mmティルト・シフトレンズ</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">±12mmのシフトで建物を見上げずに構図を作れる</a></li><li><a href="#toc4" tabindex="0">±10°のティルトでピント面そのものを動かせる</a></li></ol></li><li><a href="#toc5" tabindex="0">TS-E24mm F3.5L IIとの違い</a><ol><li><a href="#toc6" tabindex="0">LaowaはRFへ直接装着、TS-E24mmはEF-EOS Rが必要</a></li><li><a href="#toc7" tabindex="0">シフト量は同じ±12mm、ティルト量はLaowaが±10°</a></li><li><a href="#toc8" tabindex="0">F2とF3.5の差はティルト・シフトレンズでは大きい</a></li></ol></li><li><a href="#toc9" tabindex="0">Laowa 24mm F2を建築撮影で使う</a><ol><li><a href="#toc10" tabindex="0">建物の垂直線を保ったまま上部まで写せる</a></li><li><a href="#toc11" tabindex="0">Zero-Dは建築の直線と相性がいい</a></li><li><a href="#toc12" tabindex="0">F2は夕景や室内建築で使い方が広がる</a></li></ol></li><li><a href="#toc13" tabindex="0">ティルトを使えば風景や商品撮影にも使える</a><ol><li><a href="#toc14" tabindex="0">風景で手前から遠景までピント面を沿わせる</a></li><li><a href="#toc15" tabindex="0">商品撮影では奥行きのある被写体へピントを通せる</a></li><li><a href="#toc16" tabindex="0">F2とティルトを組み合わせて特殊なボケを作れる</a></li></ol></li><li><a href="#toc17" tabindex="0">Canon RFでLaowa 24mm F2を使うときの操作</a><ol><li><a href="#toc18" tabindex="0">AFではなくマニュアルフォーカスで追い込むレンズ</a></li><li><a href="#toc19" tabindex="0">最初にシフトを決めてからティルトとピントを調整する</a></li><li><a href="#toc20" tabindex="0">三脚を使うとティルト・シフトの効果を確認しやすい</a></li></ol></li><li><a href="#toc21" tabindex="0">Laowa 24mm F2とTS-E24mm F3.5L IIはどちらを選ぶか</a><ol><li><a href="#toc22" tabindex="0">EOS Rへ直接付けてF2を使いたいならLaowaが特徴的</a></li><li><a href="#toc23" tabindex="0">純正Lレンズとしての実績を重視するならTS-E24mm F3.5L II</a></li><li><a href="#toc24" tabindex="0">24mmティルト・シフトに何を求めるかで性格が分かれる</a></li></ol></li><li><a href="#toc25" tabindex="0">まとめ</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2><span id="toc1">Laowa 24mm F2 Zero-D Tilt-ShiftをCanon RFで使う意味</span></h2>
<h3><span id="toc2">RFマウントへ直接装着できる24mmティルト・シフトレンズ</span></h3>
<p>Laowa 24mm F2 Zero-D Tilt-ShiftにはCanon RFマウント版が用意されています。EOS R5、EOS R6シリーズ、EOS R8などのフルサイズEOS Rへ、マウントアダプターを介さず直接装着できます。</p>
<p>キヤノン純正のTS-E24mm F3.5L IIはEFマウントです。EOS一眼レフでは直接装着できますが、EOS RシリーズではEF-EOS Rを間に入れる必要があります。アダプターを使ったことで画質や焦点距離が変わるわけではありませんが、ボディとレンズの間に部品が一つ増えます。</p>
<p>Laowaは最初からミラーレス用マウントとしてCanon RF版を用意しているため、EOS Rボディとレンズだけで撮影システムを構成できます。ティルト・シフトレンズは三脚を使い、つまみやリングを細かく調整することが多いため、機材構成が単純になることには実用上の意味があります。</p>
<p>EFレンズをEOS Rシリーズで使用する仕組みについては、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/eos-r-ef-lens/">EOS RでEFレンズを使う方法</a>で詳しく解説しています。</p>
<h3><span id="toc3">±12mmのシフトで建物を見上げずに構図を作れる</span></h3>
<p>Laowa 24mm F2 Zero-D Tilt-Shiftのシフト量は±12mmです。シフトとはレンズの光軸を撮像面と平行に移動する機能で、カメラ本体を上へ向けなくても、画面へ写る範囲を上方向へ移動できます。</p>
<p>高い建物を通常の24mmレンズで撮る場合、建物全体を画面へ入れるためにカメラを上へ向けることがあります。このとき撮像面と建物が平行ではなくなり、建物の左右の線が上へ向かってすぼんで見えます。</p>
<p>ティルト・シフトレンズなら、カメラを水平に近い状態で固定したままレンズだけを上へシフトできます。建物の垂直線を保ちながら上部まで構図へ入れやすくなるため、建築写真では非常に重要な機能です。</p>
<p>シフト機能とパースの関係については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/shift-lens-magic-and-mechanics/">シフトレンズとは？ティルトとの違いと建築写真での使い方</a>でも詳しく紹介しています。</p>
<h3><span id="toc4">±10°のティルトでピント面そのものを動かせる</span></h3>
<p>Laowa 24mm F2 Zero-D Tilt-Shiftは、シフトだけでなく±10°のティルトにも対応しています。ティルトはレンズの光軸を撮像面に対して傾ける操作で、一般的なレンズとは異なる方向へピント面を配置できます。</p>
<p>通常のレンズでは、ピント面は基本的にセンサー面と平行です。風景撮影で手前の岩から遠くの山までピントを合わせたい場合、一般的には絞り込んで被写界深度を深くします。ティルトを利用すると、地面へ沿うようにピント面を傾け、手前から遠方までをピント範囲へ入れやすくできます。</p>
<p>反対方向へ利用すれば、画面の一部分だけを鮮明にして周囲を大きくぼかす表現もできます。ティルトは単なる「全部にピントを合わせる機能」ではなく、ピント面を撮影者が積極的に設計するための機能です。</p>
<p>ピント面と被写界深度の基本については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/pint-control-photo-expression-focus-accuracy/">ピント合わせと写真表現の関係</a>も参考になります。</p>
<h2><span id="toc5">TS-E24mm F3.5L IIとの違い</span></h2>
<h3><span id="toc6">LaowaはRFへ直接装着、TS-E24mmはEF-EOS Rが必要</span></h3>
<p>Canon RFユーザーにとって最も分かりやすい違いはマウントです。Laowa 24mm F2 Zero-D Tilt-ShiftのRF版はCanon RFマウント用なので、EOS Rシリーズへそのまま取り付けられます。</p>
<p>TS-E24mm F3.5L IIは2009年に登場したEFマウントのLレンズです。EOS 5DシリーズやEOS-1DシリーズなどのEFマウント一眼レフには直接装着できますが、EOS Rシリーズではマウントアダプター EF-EOS Rを使用します。</p>
<p>TS-E24mmをアダプター経由でEOS Rへ装着しても24mmの焦点距離は変化せず、F3.5もそのままです。そのためアダプターが画質上の大きな弱点になるわけではありません。それでも、RFマウント版が存在するLaowaの方が、EOS Rだけで使用する場合には構成を簡潔にできます。</p>
<p>マウントアダプターによって画角が変わるのかについては、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/mount-adapter-angle-of-view-change/">マウントアダプターと焦点距離・画角の関係</a>で詳しく解説しています。</p>
<h3><span id="toc7">シフト量は同じ±12mm、ティルト量はLaowaが±10°</span></h3>
<p>TS-E24mm F3.5L IIのシフト移動量は±12mm、ティルト角度は±8.5°です。Laowa 24mm F2 Zero-D Tilt-Shiftもシフトは±12mmですが、ティルトは±10°まで動かせます。</p>
<p>建築撮影で垂直線を整える目的では、どちらも±12mmのシフトを利用できます。つまりシフト量だけを見れば、LaowaがTS-E24mmより大きく動くわけではありません。</p>
<p>一方、ティルト角度はLaowaの方が大きくなっています。実際の撮影では常に最大まで傾けるわけではありませんが、商品撮影や特殊なボケ表現などでピント面を大きく変えたい場合には、±10°という可動域を利用できます。</p>
<p>CanonのTS-Eシリーズ全体の違いについては、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/tilt-lens-ef-mount-photography/">Canon TS-Eレンズ完全ガイド</a>で17mm・24mm・50mm・90mm・135mmを比較しています。</p>
<h3><span id="toc8">F2とF3.5の差はティルト・シフトレンズでは大きい</span></h3>
<p>Laowaの大きな特徴が開放F2です。TS-E24mm F3.5L IIはF3.5なので、開放値には1段を超える差があります。</p>
<p>建築撮影では三脚を使ってF8やF11まで絞ることも多いため、「ティルト・シフトレンズにF2が必要なのか」と感じるかもしれません。しかしF2は、すべての撮影を開放で行うためだけのものではありません。</p>
<p>夕暮れの街並みや暗い室内では、F2によってISO感度を抑えたりシャッタースピードを確保したりできます。また、拡大表示でマニュアルフォーカスを合わせる際にも、明るいレンズは像を確認しやすくなります。</p>
<p>さらにティルトとF2を組み合わせれば、24mmの広角レンズでありながらピント面の外側を積極的にぼかす特殊表現が可能になります。TS-E24mmよりも「暗所性能」と「浅いピント表現」を強く意識した24mmティルト・シフトレンズです。</p>
<p>既存のTS-E24mmの特徴は、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/ts-e24mm-f3-5l-ii-architecture/">TS-E24mm F3.5L IIの建築撮影と高精細描写</a>でも詳しく紹介しています。</p>
<h2><span id="toc9">Laowa 24mm F2を建築撮影で使う</span></h2>
<h3><span id="toc10">建物の垂直線を保ったまま上部まで写せる</span></h3>
<p>24mmティルト・シフトレンズの代表的な用途は建築写真です。高層ビルや寺社、住宅、インテリアなどを撮る場合、通常の広角レンズではカメラを上下へ傾けることでパースが大きく変化します。</p>
<p>Laowa 24mmではカメラ位置と向きをできるだけ水平に保ち、シフトで画面だけを上下へ動かせます。建物の左右の線を平行に近い状態へ保ちながら、上部まで画面へ収める構図を作れます。</p>
<p>画像編集ソフトでも垂直補正はできますが、後処理で大きく補正すると画面周辺を切り落とす必要があり、解像度も一部失います。撮影時にシフトを使って必要な構図を作れば、センサーの画素をより有効に使えます。</p>
<p>24mmの広角アオリレンズが建築撮影でどのように使われるかは、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/ts-e-24mm-f3-5l-perspective/">TS-E24mm F3.5Lのパース補正と建築撮影</a>も参考になります。</p>
<h3><span id="toc11">Zero-Dは建築の直線と相性がいい</span></h3>
<p>Laowaが製品名に使用する「Zero-D」は、ディストーションを可能な限り抑える設計を示す名称です。実際に歪曲収差が完全にゼロになるという意味ではありませんが、建築やインテリアで重要になる直線を意識したレンズ設計です。</p>
<p>建築撮影では、シフトによるパース補正とは別に、レンズそのものの歪曲収差も問題になります。建物の壁が樽型に膨らんだり、画面端の直線が曲がったりすれば、シフトで垂直線を整えても形が不自然に見える場合があります。</p>
<p>そのため、ティルト・シフトレンズではシフト量だけでなく、基礎となる広角レンズの歪曲収差がどの程度抑えられているかも重要です。Laowaが24mmのティルト・シフトレンズにZero-Dの設計思想を組み合わせていることは、建築撮影との相性を考えた特徴です。</p>
<p>RFマウントのサードパーティ製広角レンズについては、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/rf-mount-third-party-full-frame-selection/">RFマウントのサードパーティ製フルサイズレンズの選び方</a>も参考になります。</p>
<h3><span id="toc12">F2は夕景や室内建築で使い方が広がる</span></h3>
<p>建築写真ではF8やF11などへ絞ることが多いものの、すべての建築撮影が明るい昼間に行われるわけではありません。夕暮れのビル、夜の都市景観、暗い室内、照明だけで撮るインテリアなどでは、F2を利用できる場面があります。</p>
<p>三脚を使用できる場所ならシャッタースピードを遅くできますが、人が歩いている室内や交通量のある都市風景では、極端な長秒露光を避けたいこともあります。F2を利用すれば、必要に応じてISO感度とシャッタースピードの選択肢を増やせます。</p>
<p>また、建築物の一部分へピントを置き、周囲をティルトでぼかす表現ではF2が積極的な表現手段になります。建物全体を記録するだけでなく、建築物を被写体として作品化する場合に、従来の24mmティルト・シフトとは違う撮り方ができます。</p>
<p>広角レンズを建築や風景で使う考え方については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/20mm-prime-lens-uses/">広角単焦点で風景・建築を撮る方法</a>も参考になります。</p>
<h2><span id="toc13">ティルトを使えば風景や商品撮影にも使える</span></h2>
<h3><span id="toc14">風景で手前から遠景までピント面を沿わせる</span></h3>
<p>風景撮影でティルトを使う代表的な方法が、地面に沿うようにピント面を傾ける撮影です。通常の24mmレンズなら、手前の花や岩から遠くの山までピントを合わせるためにF11やF16まで絞ることがあります。</p>
<p>ティルトを利用すると、ピント面そのものを手前から奥へ伸びる地面へ近づけられます。これによって必要以上に絞らなくても、前景と遠景を同時に鮮明に見せられる場合があります。</p>
<p>絞り込みを減らせれば、暗い環境でシャッタースピードを確保しやすくなり、回折による解像感低下を避ける方向にも使えます。ティルト量は大きければよいわけではなく、構図と被写体の位置に合わせてわずかに動かすことが基本です。</p>
<p>被写界深度とピント位置の関係については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/pint-control-photo-expression-focus-accuracy/">被写界深度とピントコントロール</a>でも詳しく解説しています。</p>
<h3><span id="toc15">商品撮影では奥行きのある被写体へピントを通せる</span></h3>
<p>商品撮影でもティルト機能は有効です。テーブルの上に料理、時計、アクセサリー、小物などを斜めに並べた場合、通常のレンズでは手前へピントを合わせると奥がぼけ、奥へ合わせると手前がぼけます。</p>
<p>絞りを小さくすれば被写界深度を深くできますが、ティルトを利用すると商品の並ぶ方向へピント面を近づけることができます。画面の手前から奥へ並んだ複数の商品を、必要以上に絞らず鮮明に見せる撮影が可能です。</p>
<p>反対にティルト方向を変えれば、特定の商品だけを鮮明に残し、同じ距離にある別の商品をぼかすような特殊表現もできます。一般的なレンズでは前後方向で決まるピントを、画面内の方向として操作できることがティルトの特徴です。</p>
<p>CanonのTS-Eレンズが商品撮影でどのように使われるかは、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/tilt-lens-ef-mount-photography/">Canon TS-Eレンズ完全ガイド</a>でも紹介しています。</p>
<h3><span id="toc16">F2とティルトを組み合わせて特殊なボケを作れる</span></h3>
<p>Laowa 24mm F2 Zero-D Tilt-Shiftで特徴的なのが、F2とティルトを同時に使った表現です。通常の24mm F2レンズでも近距離撮影なら背景をぼかせますが、ピント面そのものはセンサーと平行です。</p>
<p>Laowaではティルトによってピント面を斜めにできるため、画面中央だけを帯状に鮮明にしたり、斜め方向だけへピントを残したりできます。いわゆるミニチュア風の表現もできますが、用途はそれだけではありません。</p>
<p>人物と建築物を組み合わせた環境ポートレート、街角の一部分だけを強調するスナップ、花や商品を使った作品撮影など、24mm F2という明るさとティルトを組み合わせれば、一般的な広角単焦点とは違うピント表現を作れます。</p>
<p>ティルトを人物撮影へ利用する方法については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/unveiling-the-magic-of-ef-tilt-shift-portrait/">TS-Eレンズでポートレートを撮る方法</a>も参考になります。</p>
<h2><span id="toc17">Canon RFでLaowa 24mm F2を使うときの操作</span></h2>
<h3><span id="toc18">AFではなくマニュアルフォーカスで追い込むレンズ</span></h3>
<p>Laowa 24mm F2 Zero-D Tilt-Shiftはマニュアルフォーカスレンズです。AFで被写体を追いながら撮るレンズではなく、構図、シフト量、ティルト量、ピントを一つずつ撮影者が決めていくレンズです。</p>
<p>ティルト操作を行うと、通常のレンズのように「被写体まで何mだからここへピントを合わせる」という考え方だけでは決まりません。ピント面がどの方向を通っているかを画面で確認しながら調整します。</p>
<p>EOS RシリーズではEVFや背面モニターの拡大表示を利用できるため、細部を拡大してMFを追い込みやすくなっています。建築物の窓枠、商品の文字、風景の前景と遠景など、複数の位置を確認しながらフォーカスを調整するとティルトの効果を把握しやすくなります。</p>
<p>MFでピントを合わせる基本については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/eos-rp-mf-switch-arcane-control/">EOS RシリーズでMFを使う方法</a>も参考になります。</p>
<h3><span id="toc19">最初にシフトを決めてからティルトとピントを調整する</span></h3>
<p>ティルト・シフトレンズを初めて使う場合、すべてのつまみを同時に動かすと何が変化したのか分かりにくくなります。まずティルトとシフトを0へ戻し、普通の24mmレンズとしてカメラ位置と構図を決める方法が分かりやすいでしょう。</p>
<p>建築撮影なら、最初にカメラを水平に整えます。その状態でシフトを動かし、建物の上下位置を決めます。構図が決まったあと、必要であればティルトを少量加え、最後にピントを合わせ直します。</p>
<p>風景や商品撮影では、先に構図を決めたあと、ティルトでピント面を被写体へ近づけ、拡大表示で手前と奥を交互に確認します。ティルトを動かすとピント位置も変化するため、「ティルトを調整して終わり」ではなく、ティルトとフォーカスを行き来しながら追い込むことになります。</p>
<p>シフトとティルトの役割を分けて理解する場合は、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/shift-lens-magic-and-mechanics/">シフトレンズとティルトの違い</a>も参考になります。</p>
<h3><span id="toc20">三脚を使うとティルト・シフトの効果を確認しやすい</span></h3>
<p>Laowa 24mm F2を必ず三脚で使わなければならないわけではありませんが、ティルトとシフトを正確に調整する撮影では三脚との相性が良くなります。</p>
<p>手持ちではカメラの角度そのものが変わるため、シフトによって垂直線を整えても、構え直しただけでパースが変化します。三脚でボディ位置を固定すれば、カメラを水平に保ったままシフト量だけを変化させられます。</p>
<p>ティルトでも同様で、カメラ位置が固定されていればピント面の変化を比較しやすくなります。建築、風景、商品撮影では、1枚撮って終わるより、ティルト量やシフト量を少しずつ変えて複数枚撮影し、最も自然な設定を選ぶ方法が使いやすいでしょう。</p>
<p>TS-E24mmを使った実際のアオリ撮影については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/ts-e-24mm-f3-5l-perspective/">TS-E24mmで建築・風景を撮る方法</a>も参考になります。</p>
<h2><span id="toc21">Laowa 24mm F2とTS-E24mm F3.5L IIはどちらを選ぶか</span></h2>
<h3><span id="toc22">EOS Rへ直接付けてF2を使いたいならLaowaが特徴的</span></h3>
<p>EOS Rシリーズだけで使用し、24mmのティルト・シフトレンズをRFマウントへ直接装着したい場合、Laowa 24mm F2 Zero-D Tilt-Shiftは非常に特徴的な選択肢です。</p>
<p>F2という明るさも、既存の24mmティルト・シフトレンズにはない大きな特徴です。昼間の建築撮影だけでなく、夕景、夜景、暗い室内、創作的なティルト表現まで幅広く使いたい場合には、この明るさを積極的に利用できます。</p>
<p>さらに±10°のティルトと±12mmのシフトを組み合わせられるため、建築用のシフトレンズとしてだけでなく、ピント面を積極的に変える作品撮影用レンズとして考えられます。</p>
<p>RFマウントに存在するサードパーティ製レンズの特徴については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/rf-mount-third-party-full-frame-selection/">RFマウントのサードパーティ製フルサイズレンズ</a>も参考になります。</p>
<h3><span id="toc23">純正Lレンズとしての実績を重視するならTS-E24mm F3.5L II</span></h3>
<p>TS-E24mm F3.5L IIは2009年から長期間使われてきたCanon純正の広角TS-Eレンズです。24mm、シフト±12mm、ティルト±8.5°を備え、建築撮影を中心に長い実績があります。</p>
<p>大口径非球面レンズ、UDレンズ、SWCなどを採用したLレンズで、歪曲収差や周辺画質、フレア・ゴーストの抑制を重視して設計されています。最短撮影距離0.21m、最大撮影倍率0.34倍という近接性能もあり、建築だけでなく商品撮影にも利用できます。</p>
<p>EOS Rで使うにはマウントアダプターが必要ですが、すでにTS-E24mmを所有している人が、RFへ移行しただけで買い替える必要が生じるわけではありません。アダプターを使用すれば従来の光学性能とアオリ機構をそのままEOS Rで利用できます。</p>
<p>TS-E24mm F3.5L IIの特徴については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/ts-e24mm-f3-5l-ii-architecture/">TS-E24mm F3.5L IIで建築を撮る方法</a>で詳しく紹介しています。</p>
<h3><span id="toc24">24mmティルト・シフトに何を求めるかで性格が分かれる</span></h3>
<p>Laowa 24mm F2とTS-E24mm F3.5L IIは、どちらも24mmでシフト±12mmを持つため、スペック表だけを見ると近いレンズに見えます。しかし実際には、それぞれ強調している部分が違います。</p>
<p>LaowaはRFへ直接装着でき、F2という明るさと±10°のティルトを持っています。建築撮影だけでなく、夕景や室内、浅い被写界深度、積極的なティルト表現まで広げやすいレンズです。</p>
<p>TS-E24mm F3.5L IIはCanon純正Lレンズとして光学性能と操作性を追求し、長期間建築撮影で使われてきた実績があります。EOS Rではアダプターが必要になりますが、EFボディとRFボディの両方で使用できることは別の利点になります。</p>
<p>ティルト・シフトレンズ全体の焦点距離と用途を比較する場合は、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/tilt-lens-ef-mount-photography/">Canon TS-Eレンズ完全ガイド</a>も参考になります。</p>
<h2><span id="toc25">まとめ</span></h2>
<p>Laowa 24mm F2 Zero-D Tilt-Shiftは、Canon RFマウントへ直接装着できる24mmのフルサイズ対応ティルト・シフトレンズです。±12mmのシフトによって建築物の垂直線を保った構図を作りやすく、±10°のティルトによってピント面そのものを傾けられます。</p>
<p>Canon TS-E24mm F3.5L IIと比較すると、シフト量はどちらも±12mmです。ティルト量はTS-E24mmの±8.5°に対してLaowaが±10°で、開放F値はTS-E24mmのF3.5に対してLaowaはF2です。</p>
<p>EOS Rシリーズで使う場合の違いも明確です。TS-E24mm F3.5L IIはEFマウントなのでEF-EOS Rが必要ですが、LaowaのCanon RF版はボディへ直接装着できます。</p>
<p>建築写真ではシフトを使い、カメラを水平に近い状態へ保ったまま建物上部まで構図へ入れられます。風景ではティルトによって手前から遠景までピント面を沿わせ、商品撮影では奥行き方向へ並んだ被写体へピントを通すことができます。</p>
<p>さらにLaowaにはF2という特徴があります。昼間に絞って撮る建築写真だけを考えれば必須ではありませんが、夕景、室内、夜の都市景観、ティルトを利用した浅いピント表現では、24mm F2という明るさが従来のティルト・シフトレンズとは違う撮影を可能にします。</p>
<p>TS-E24mm F3.5L IIがCanon純正Lレンズとして建築撮影で長く使われてきたレンズなら、Laowa 24mm F2 Zero-D Tilt-Shiftは、RFマウントへ直接装着できることとF2の明るさを加え、24mmティルト・シフトの用途をさらに広げたレンズです。</p>
]]></content:encoded>
					
					<wfw:commentRss>https://camecame.jp/laowa-24mm-f2-tilt-shift-canon-rf/feed/</wfw:commentRss>
			<slash:comments>0</slash:comments>
		
		
			</item>
		<item>
		<title>マクロレンズで動画撮影する方法｜ピント・手ブレ・照明とクローズアップ映像のコツ</title>
		<link>https://camecame.jp/macro-lens-video-shooting/</link>
					<comments>https://camecame.jp/macro-lens-video-shooting/#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[花山 千春]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 12 Sep 2026 05:43:04 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[マクロレンズ]]></category>
		<category><![CDATA[レンズ]]></category>
		<category><![CDATA[EFレンズ]]></category>
		<category><![CDATA[クローズアップ撮影]]></category>
		<category><![CDATA[RFレンズ]]></category>
		<category><![CDATA[ピント合わせ]]></category>
		<category><![CDATA[フォーカスブリージング]]></category>
		<category><![CDATA[照明]]></category>
		<category><![CDATA[EOS R]]></category>
		<category><![CDATA[動画撮影テクニック]]></category>
		<category><![CDATA[三脚]]></category>
		<category><![CDATA[手ブレ補正]]></category>
		<category><![CDATA[動画撮影]]></category>
		<category><![CDATA[商品撮影]]></category>
		<category><![CDATA[Canon]]></category>
		<category><![CDATA[マクロ動画]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://camecame.jp/?p=14232</guid>

					<description><![CDATA[マクロレンズで動画撮影する方法｜ピント・手ブレ・照明とクローズアップ映像のコツ マクロレンズは、小さな被写体を写真で大きく写すだけのレンズではありません。動画撮影では、料理から立ち上がる湯気、時計の針、花びらについた水滴 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<h1>マクロレンズで動画撮影する方法｜ピント・手ブレ・照明とクローズアップ映像のコツ</h1>
<p>マクロレンズは、小さな被写体を写真で大きく写すだけのレンズではありません。動画撮影では、料理から立ち上がる湯気、時計の針、花びらについた水滴、昆虫の動き、カメラやレンズの操作部分など、通常のレンズでは見せにくい細部を映像として強調できます。</p>
<p>静止画のマクロ撮影では、一瞬だけ正確にピントが合えば写真として成立します。動画では被写体やカメラが少し動いただけでも、ピント位置の変化、手ブレ、画角の揺れ、明るさの変化がそのまま映像に残ります。そのため、同じマクロレンズでも写真と動画では使い方がかなり変わります。</p>
<p>特に注意したいのが被写界深度です。被写体へ近づくほどピントが合って見える範囲は浅くなり、わずかな前後移動でも主役がぼけます。AFを利用するのかMFで固定するのか、カメラを手持ちするのか三脚へ固定するのか、どの程度まで拡大するのかを撮影前に決めることが重要です。</p>
<p>CanonにはRF24mm F1.8 MACRO IS STM、RF35mm F1.8 MACRO IS STM、RF85mm F2 MACRO IS STM、RF100mm F2.8 L MACRO IS USMなど、焦点距離や撮影倍率の異なるマクロレンズがあります。EFマクロレンズもマウントアダプターを利用すればEOS Rシリーズで動画撮影へ活用できます。</p>
<p>この記事では、マクロレンズを動画で使うときのピント、ブレ、シャッタースピード、照明、焦点距離、被写体別の撮影方法まで順番に解説します。</p>

  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-8" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-8">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"></li><li><a href="#toc1" tabindex="0">マクロレンズを動画撮影で使う魅力</a><ol><li><a href="#toc2" tabindex="0">細かな動きを大きく見せられることが動画マクロの魅力</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">焦点距離によって動画の距離感と背景が変わる</a></li><li><a href="#toc4" tabindex="0">静止画マクロと動画マクロでは成功条件が違う</a></li></ol></li><li><a href="#toc5" tabindex="0">マクロ動画ではピント合わせが最も重要になる</a><ol><li><a href="#toc6" tabindex="0">被写体へ近づくほどピントが合う範囲は狭くなる</a></li><li><a href="#toc7" tabindex="0">AFとMFは被写体の動きに合わせて使い分ける</a></li><li><a href="#toc8" tabindex="0">フォーカスブリージングは動画では目立ちやすい</a></li></ol></li><li><a href="#toc9" tabindex="0">マクロ動画の手ブレと露出を安定させる</a><ol><li><a href="#toc10" tabindex="0">三脚と手ブレ補正を使い分ける</a></li><li><a href="#toc11" tabindex="0">動画ではフレームレートからシャッタースピードを決める</a></li><li><a href="#toc12" tabindex="0">露出とホワイトバランスを固定すると映像が安定する</a></li></ol></li><li><a href="#toc13" tabindex="0">マクロ動画では照明の作り方が画質を左右する</a><ol><li><a href="#toc14" tabindex="0">被写体へ近づくほどレンズの影に注意する</a></li><li><a href="#toc15" tabindex="0">硬い光と柔らかい光で質感の見え方が変わる</a></li><li><a href="#toc16" tabindex="0">LED照明ではフリッカーが映らないか確認する</a></li></ol></li><li><a href="#toc17" tabindex="0">被写体別にマクロレンズの動画撮影方法を変える</a><ol><li><a href="#toc18" tabindex="0">料理と商品動画ではMFと三脚を使いやすい</a></li><li><a href="#toc19" tabindex="0">花や昆虫では風と動きを考えて撮影する</a></li><li><a href="#toc20" tabindex="0">人物動画では目・手・アクセサリーのディテールを撮れる</a></li></ol></li><li><a href="#toc21" tabindex="0">Canonのマクロレンズを動画用途から選ぶ</a><ol><li><a href="#toc22" tabindex="0">RF24mm・RF35mmは環境を残したマクロ動画に使いやすい</a></li><li><a href="#toc23" tabindex="0">RF85mmとRF100mmは被写体との距離を取りやすい</a></li><li><a href="#toc24" tabindex="0">EFマクロレンズもEOS Rシリーズの動画撮影で活用できる</a></li></ol></li><li><a href="#toc25" tabindex="0">まとめ</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2><span id="toc1">マクロレンズを動画撮影で使う魅力</span></h2>
<ul>
<li>通常の動画では見えにくい小さな動きや質感を大きく見せられる</li>
<li>焦点距離によって背景の見え方と撮影距離を変えられる</li>
<li>静止画マクロとは異なり時間の変化そのものを作品へ取り込める</li>
</ul>
<h3><span id="toc2">細かな動きを大きく見せられることが動画マクロの魅力</span></h3>
<p>マクロレンズを動画で使う最大の魅力は、小さな被写体そのものではなく、その被写体に起きている小さな変化を大きく見せられることです。静止画なら水滴を一瞬で記録しますが、動画なら水滴がゆっくり流れる様子、花が風で揺れる様子、昆虫が脚を動かす様子まで時間の流れとして記録できます。</p>
<p>料理では、肉の表面から油が浮き上がる瞬間、炭酸飲料の泡、コーヒーへミルクが混ざる様子などが映像になります。商品撮影では、時計の秒針、ダイヤルのクリック、金属表面へ光が移動する様子を見せられます。静止画以上に「質感」が伝わりやすい撮影です。</p>
<p>マクロ動画では画面内に写る範囲が狭いため、背景を大掛かりに用意しなくても映像を作りやすい利点があります。小さな机の上でも、主役と背景の一部分だけを整えれば撮影できます。YouTubeの商品紹介や料理動画で、通常画角の映像の途中にマクロカットを入れると、映像全体へ変化を付けられます。</p>
<p>通常のレンズとの違いや最大撮影倍率の意味は、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/macro-lens-full-of-mysteries/">マクロレンズとは？特徴・選び方・使い方</a>で詳しく紹介しています。</p>
<h3><span id="toc3">焦点距離によって動画の距離感と背景が変わる</span></h3>
<p>マクロ動画では撮影倍率だけでなく、焦点距離が使いやすさを大きく左右します。24mmや35mmの広角寄りマクロでは、被写体へ近づきながら周囲の環境も映像へ残せます。料理を大きく見せながらテーブルや店内を少し見せる、花へ近づきながら後ろの風景も残すといった撮影に向いています。</p>
<p>85mmや100mmになると画角が狭くなり、背景へ余計な物が入りにくくなります。商品だけを目立たせたり、花や昆虫を背景から分離したりする映像を作りやすくなります。また同じ撮影倍率でも、長い焦点距離の方がレンズ先端と被写体の間へ距離を取りやすくなります。</p>
<p>この距離は動画では特に重要です。被写体へ極端に近づくと、レンズやカメラが照明を遮り、主役へ影を作る場合があります。昆虫では近づいたことで逃げられることもあります。商品撮影でもレンズが被写体へ映り込みやすくなります。</p>
<p>Canonのマクロレンズを焦点距離と撮影倍率から比較する場合は、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/canon-macro-lens-list/">Canonマクロレンズ一覧</a>でRF・EF・EF-S・EF-Mをまとめて確認できます。</p>
<h3><span id="toc4">静止画マクロと動画マクロでは成功条件が違う</span></h3>
<p>静止画のマクロ撮影では、シャッターを切る瞬間だけピントとブレを止められれば写真として成立します。動画では数秒から数十秒の間、構図、ピント、明るさ、カメラの動きを安定させ続けなければなりません。</p>
<p>たとえば静止画なら、花が風で少し揺れても高速シャッターで一瞬を止められます。動画で高速シャッターを使いすぎると、一コマ一コマが鋭くなりすぎて動きがぎこちなく見える場合があります。動画では単純にブレを止めればよいわけではなく、自然な動きも残す必要があります。</p>
<p>ピントも同様です。静止画ではAFが一度合えば撮影できますが、動画でAFが被写体の手前と奥を何度も往復すると、その動き自体が記録されます。AFが正確でも、画面上では落ち着かない映像になることがあります。</p>
<p>そのためマクロ動画では「正確さ」だけでなく「動きが滑らかであること」が重要です。ピント、カメラ移動、照明の変化をゆっくり行うと、細部を見せる映像としてまとまりやすくなります。</p>
<p>写真と動画でカメラ性能を見るポイントの違いについては、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/video-performance-camera-selection-guide/">動画性能で差が出るカメラ選びの基準</a>も参考になります。</p>
<h2><span id="toc5">マクロ動画ではピント合わせが最も重要になる</span></h2>
<ul>
<li>撮影倍率が高いほど被写界深度が浅くなる</li>
<li>動く被写体はAF、固定した被写体はMFも使いやすい</li>
<li>フォーカス移動による画角変化にも注意する</li>
</ul>
<h3><span id="toc6">被写体へ近づくほどピントが合う範囲は狭くなる</span></h3>
<p>マクロ動画で最初に戸惑いやすいのが、ピントの浅さです。被写体へ近づき撮影倍率を高くすると、F5.6やF8まで絞っても、ピントが合って見える範囲は非常に狭くなります。昆虫の目には合っていても胴体がぼける、指輪の手前側は鮮明でも奥側はぼけるといった状態が普通に発生します。</p>
<p>動画では撮影者自身のわずかな前後移動も問題になります。手持ちでカメラを数mm前後させただけでも、ピント位置が大きくずれることがあります。通常距離の動画では気にならない身体の揺れが、マクロ域では大きなフォーカス移動として映ります。</p>
<p>対策として、必要以上に最大撮影倍率へこだわらない方法があります。被写体を画面いっぱいにせず少し余裕を持って撮影し、必要に応じて編集で軽くクロップすると、撮影距離と被写界深度に余裕を作れます。</p>
<p>またF2.8開放だけを使うのではなく、F4、F5.6、F8まで絞って必要な範囲へピントを残します。背景をぼかしたい場合は、F値だけでなく被写体と背景の距離を取ることでボケを作ります。</p>
<p>絞りと被写界深度の関係については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/f-stop-magic-bokeh-sharpness/">F値とボケ・シャープネスの関係</a>で詳しく解説しています。</p>
<h3><span id="toc7">AFとMFは被写体の動きに合わせて使い分ける</span></h3>
<p>マクロ動画ではAFとMFのどちらが常に優れているということはありません。撮影する物が動くのか、撮影者がカメラを動かすのかによって適した方法が変わります。</p>
<p>料理や商品を三脚で固定して撮る場合は、MFが非常に使いやすい方法です。映像の主役となる場所へ拡大表示で正確にピントを合わせ、そのまま固定します。カメラが背景や反射部分へ勝手にピントを移動しないため、安定した映像になります。</p>
<p>一方、昆虫、小動物、手で動かす商品などは被写体の位置が変化するため、動画サーボAFを利用する方が撮影しやすい場合があります。EOS Rシリーズの被写体検出AFが利用できる被写体なら、AFに追尾を任せながら構図へ集中できます。</p>
<p>人物の顔から手元のアクセサリーへカメラを動かす場合には、AFで自然に移動させる方法とMFで意図的にピント送りする方法があります。映像作品としてピント位置の変化を見せたいなら、MFで速度を自分で決める方法も効果的です。</p>
<p>AFとMFの基本的な違いは、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/enchanting-focus-af-mf-spellbook/">AFとMFの違いとは？オートフォーカスとマニュアルフォーカスの使い分け</a>で確認できます。</p>
<h3><span id="toc8">フォーカスブリージングは動画では目立ちやすい</span></h3>
<p>フォーカスブリージングとは、ピント位置を近距離から遠距離へ移動したときに画角が少し変化する現象です。静止画では1枚ごとの構図として見るため気になりにくいのですが、動画ではピントを送るたびに画面がズームしたように動くため目立ちます。</p>
<p>特にマクロレンズは近距離から無限遠まで広い範囲をフォーカスするため、レンズによってはピント位置による画角変化が確認しやすくなります。商品動画でロゴから操作ボタンへピントを移す際、同時に画面全体が伸び縮みすると不自然に見える場合があります。</p>
<p>対策として、撮影前に近距離と遠距離へピントを移し、画角変化を確認します。ブリージングが大きい場合は、大きなフォーカス送りを避け、カットを分けて編集でつなぐ方法があります。</p>
<p>カメラにフォーカスブリージング補正機能があり、使用するレンズが対応している場合は補正を利用できます。補正では画面周囲を少しクロップする場合があるため、撮影前に画角の変化も確認します。</p>
<p>動画向けのAF駆動やレンズ方式については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/stm-usm-vcm-differences/">STMとUSMとVCMの違い</a>も参考になります。</p>
<h2><span id="toc9">マクロ動画の手ブレと露出を安定させる</span></h2>
<ul>
<li>三脚を基本にしながら手持ちではISを活用する</li>
<li>フレームレートに合わせてシャッタースピードを決める</li>
<li>明るさを固定し露出が途中で変わらないようにする</li>
</ul>
<h3><span id="toc10">三脚と手ブレ補正を使い分ける</span></h3>
<p>マクロ撮影では、通常距離の動画より手ブレが大きく見えます。撮影倍率が上がると被写体の細部が画面いっぱいに拡大されるため、カメラのわずかな揺れも映像上では大きな動きになります。</p>
<p>商品、料理、植物など撮影場所を固定できる場合は、三脚を使うのが基本です。カメラを固定するだけで構図とピントが安定し、撮り直しも容易になります。小さな卓上三脚や雲台を使えば、テーブル上のマクロ動画にも対応できます。</p>
<p>手持ちで撮影する場合は、レンズ内ISやボディ内手ブレ補正を利用します。マクロレンズには、角度ブレだけでなく近接撮影で目立ちやすいシフトブレまで考慮したハイブリッドISを搭載するモデルもあります。</p>
<p>手持ちではカメラを完全に止めようとするより、脇を締め、身体全体を使ってゆっくり動かす方が自然な映像になる場合があります。小さなジンバルやスライダーを使用する方法もありますが、マクロ域では大きく動かさず数cm程度の移動でも十分な映像効果を得られます。</p>
<p>補正方式の違いは、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/image-stabilization-electronic-vs-sensor-shift/">電子手ぶれ補正とセンサーシフトの違い</a>でも解説しています。</p>
<h3><span id="toc11">動画ではフレームレートからシャッタースピードを決める</span></h3>
<p>動画のシャッタースピードは、静止画のように「ブレない最速値」を選ぶだけではありません。自然な動きを残すため、フレームレートとの関係を考えます。</p>
<p>30pで撮影する場合は1/60秒前後、60pなら1/125秒前後を開始値にすると、動きに適度なモーションブラーが残ります。昆虫の羽ばたきや水滴を一コマずつ明確に見せたい場合には、さらに速いシャッタースピードを使うこともできます。</p>
<p>シャッタースピードを速くするとセンサーへ入る光が減るため、絞りを開くかISO感度を上げる必要があります。マクロ動画では被写界深度を確保するためF5.6やF8を使いたい場面も多く、シャッタースピードまで速くするとISO感度が上がりやすくなります。</p>
<p>そのため室内の商品動画では、ISO感度を上げ続けるより照明を追加する方が画質を保ちやすくなります。撮影設定を先に決め、その設定で必要な光量を照明側で作る方法が安定します。</p>
<p>Canonカメラでシャッタースピードを変更する基本は、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/canon-shutter-speed-settings-guide/">Canonカメラのシャッタースピードの変え方</a>で詳しく紹介しています。</p>
<h3><span id="toc12">露出とホワイトバランスを固定すると映像が安定する</span></h3>
<p>マクロ動画では、被写体の中に明るい部分と暗い部分が混在しやすくなります。金属、ガラス、時計、アクセサリーなどを撮ると、カメラを少し動かしただけで反射位置が変わり、自動露出では明るさが上下することがあります。</p>
<p>商品動画ではMモードを使用し、シャッタースピード、F値、ISO感度を固定すると安定します。撮影途中でカメラが勝手に明るさを変更しないため、複数カットを編集でつないだときにも違和感が少なくなります。</p>
<p>ホワイトバランスも固定します。オートホワイトバランスでは、背景へ入る色や被写体の位置によって色温度がわずかに変化する場合があります。数秒の映像内で白い商品が青や黄色へ変化すると目立ちます。</p>
<p>照明の色温度へ合わせて固定するか、カスタムホワイトバランスを使用します。撮影後に色を調整する場合でも、元映像の色が一定であれば編集しやすくなります。</p>
<p>色温度とホワイトバランスの考え方は、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/white-balance-color-temperature-guide/">ホワイトバランスと色温度の使い方</a>も参考になります。</p>
<h2><span id="toc13">マクロ動画では照明の作り方が画質を左右する</span></h2>
<ul>
<li>近距離ではレンズ自身が被写体へ影を作りやすい</li>
<li>柔らかい光で質感を出すと細部を見せやすい</li>
<li>LED照明では動画のフリッカーにも注意する</li>
</ul>
<h3><span id="toc14">被写体へ近づくほどレンズの影に注意する</span></h3>
<p>広角寄りのマクロレンズで高い撮影倍率を得ようとすると、レンズ先端が被写体へかなり近づく場合があります。このとき正面や斜め前から照明していると、レンズやカメラ本体が光を遮り、被写体へ大きな影を作ることがあります。</p>
<p>静止画ならストロボを一瞬発光させる方法がありますが、動画では撮影中ずっと光を当て続ける必要があります。小型LEDライトを左右や上方へ配置し、レンズの影が主役へ落ちない位置を探します。</p>
<p>料理では斜め後ろから光を入れると、表面のツヤや湯気を見せやすくなります。金属製品では真正面から強い光を当てると反射が白く飛ぶため、大きめのディフューザーを通して柔らかく照らします。</p>
<p>100mm前後のマクロレンズでは被写体との距離を取りやすいため、レンズと被写体の間へ照明を入れやすくなります。焦点距離選びは画角だけでなく、照明スペースを確保する意味でも重要です。</p>
<p>マクロレンズの焦点距離による違いは、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/canon-macro-lens-list/">Canonマクロレンズ一覧</a>でも用途別に比較しています。</p>
<h3><span id="toc15">硬い光と柔らかい光で質感の見え方が変わる</span></h3>
<p>マクロ動画では被写体を大きく写すため、光の質も通常以上に目立ちます。小さな傷、表面の凹凸、ホコリ、指紋まで映りやすく、照明方向によって見え方が大きく変わります。</p>
<p>硬い光を横方向から当てると、表面の凹凸へ強い影ができ、質感を強調できます。木材、布、革、食品の表面などを立体的に見せたいときに有効です。一方、光沢製品では反射が強くなりすぎることがあります。</p>
<p>ディフューザーを通した柔らかい光では、影の境界がなだらかになります。アクセサリー、カメラ、レンズ、化粧品などをきれいに見せる商品動画では使いやすい方法です。</p>
<p>映像を撮りながらライトをゆっくり動かすと、商品表面をハイライトが移動し、静止した商品にも動きを付けられます。カメラを動かさなくても光だけを動かせるため、マクロ動画では有効な演出方法です。</p>
<p>撮影で光を扱う基本については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/light-source-control-photography/">光源制御の基本と応用</a>も参考になります。</p>
<h3><span id="toc16">LED照明ではフリッカーが映らないか確認する</span></h3>
<p>動画撮影でLED照明を使う場合にはフリッカーにも注意します。人の目では一定に光って見えるLEDでも、電源周波数や調光方式によって高速で明滅している場合があります。</p>
<p>静止画では一枚だけ明るさが変化する程度でも、動画では画面に明暗の帯が流れたり、映像全体が周期的に明るくなったり暗くなったりします。マクロ撮影では画面の大部分を商品が占めるため、この明るさの変化が特に目立ちます。</p>
<p>撮影前に数秒録画して再生し、画面へ縞や明るさの脈動がないことを確認します。症状が出た場合はシャッタースピードを変更するか、動画撮影対応のフリッカーレスLED照明を利用します。</p>
<p>LEDの明るさを極端に下げるとPWM調光による点滅が出やすい製品もあります。ライトをある程度高い出力で使用し、ディフューザーや距離で明るさを調整する方法もあります。</p>
<p>電子シャッターや人工照明で起こる縞との関係は、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/canon-shutter-speed-settings-guide/">Canonカメラのシャッタースピード設定</a>でも確認できます。</p>
<h2><span id="toc17">被写体別にマクロレンズの動画撮影方法を変える</span></h2>
<ul>
<li>料理や商品ではカメラと被写体を固定して完成度を上げる</li>
<li>花や昆虫では風と被写体の動きを見ながらAFを選ぶ</li>
<li>人物ではディテールカットとしてマクロ動画を組み込める</li>
</ul>
<h3><span id="toc18">料理と商品動画ではMFと三脚を使いやすい</span></h3>
<p>料理や商品のマクロ動画は、被写体の位置をコントロールしやすいため、マクロ動画を始める被写体として向いています。まずカメラを三脚へ固定し、Mモードで露出とホワイトバランスを固定します。</p>
<p>商品自体が動かない場合はMFでピントを決めます。時計ならロゴや文字盤、カメラならダイヤルや刻印、料理なら最も見せたい具材など、映像の主役になる部分へ合わせます。</p>
<p>映像に動きを加える場合は、商品を回転台でゆっくり動かす方法があります。カメラとピントを固定したまま被写体だけを回転させれば、ピントが不安定になりにくくなります。</p>
<p>また通常画角の動画とマクロ動画を組み合わせると、一本の動画の中で情報量を増やせます。商品の全体像を見せたあと、スイッチ、素材、端子などをマクロで見せると、視聴者が構造を理解しやすくなります。</p>
<p>被写体へ極端に近づきすぎず、少し広めに撮影して編集時に切り取る余裕を残しておくと、字幕やテロップを配置するときにも使いやすくなります。</p>
<p>商品の細部を撮る際のマクロレンズ選びは、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/macro-lens-full-of-mysteries/">マクロレンズの特徴と使い方</a>も参考になります。</p>
<h3><span id="toc19">花や昆虫では風と動きを考えて撮影する</span></h3>
<p>花や昆虫は、商品撮影と違って完全には固定できません。屋外ではわずかな風でも花が前後へ揺れ、ピント位置から外れます。撮影倍率が高いほど、この揺れは大きく見えます。</p>
<p>花を撮る場合は風が弱い時間帯を選び、必要以上の高倍率を避けます。カメラを三脚へ固定していても、花そのものが動けばピントは外れます。少し絞って被写界深度を確保し、AFで追尾する方法もあります。</p>
<p>昆虫では被写体の動きを止められないため、動画サーボAFが便利です。止まっている昆虫ならMFで目へ合わせ、行動を待つ方法もあります。飛び立つ瞬間まで狙う場合には、少し広めの構図にして画面外へ出にくくします。</p>
<p>100mm前後のマクロは被写体との距離を確保しやすいため、昆虫へ接近しすぎず撮影できます。24mmや35mmでは周囲の環境まで映し込めるため、昆虫そのものだけでなく「どこにいるのか」を見せる映像にも向いています。</p>
<p>Canonの焦点距離別マクロレンズは、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/canon-macro-lens-list/">Canonマクロレンズ一覧</a>で比較できます。</p>
<h3><span id="toc20">人物動画では目・手・アクセサリーのディテールを撮れる</span></h3>
<p>人物動画でもマクロレンズは活用できます。人物全体をマクロ域で撮る必要はありません。通常のポートレート映像の間へ、瞳、手元、アクセサリー、時計、衣服の素材などを大きく写した短いカットを入れる使い方が効果的です。</p>
<p>85mmや100mm前後のマクロレンズなら通常距離では中望遠の人物レンズとして使い、そのまま細部へ寄れます。レンズ交換せずに人物とディテールの両方を撮影できるため、少人数で動画を制作するときにも便利です。</p>
<p>目をクローズアップするときは、被写界深度が浅すぎるとまつ毛だけにピントが合い、瞳がぼける場合があります。少し絞り、人物には大きく前後へ動かないよう協力してもらいます。</p>
<p>指輪や時計などを撮影するときは、商品撮影と同様に光の反射を確認します。人物の肌を同時に写す場合には、硬い照明より柔らかい光を使うと自然に仕上がります。</p>
<p>人物撮影とマクロレンズの相性については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/macro-lens-portrait-photography/">マクロレンズで人物撮影するメリットと注意点</a>で詳しく紹介しています。</p>
<h2><span id="toc21">Canonのマクロレンズを動画用途から選ぶ</span></h2>
<ul>
<li>24mm・35mmは周囲まで入れたクローズアップ動画に使いやすい</li>
<li>85mm・100mmは背景整理と撮影距離を確保しやすい</li>
<li>EFマクロレンズもEOS Rシリーズで動画へ活用できる</li>
</ul>
<h3><span id="toc22">RF24mm・RF35mmは環境を残したマクロ動画に使いやすい</span></h3>
<p>RF24mm F1.8 MACRO IS STMとRF35mm F1.8 MACRO IS STMは、最大撮影倍率0.5倍に対応するハーフマクロレンズです。本格的な等倍マクロではありませんが、動画では必ずしも最大倍率が必要とは限らないため、非常に使いやすいレンズです。</p>
<p>24mmでは被写体へ近づきながら背景を広く残せます。料理をアップで写しながらキッチンの雰囲気を見せる、花を大きく入れながら周囲の景色も写すといった映像に向いています。</p>
<p>35mmは24mmより背景が整理しやすく、料理、商品、日常の小物などを自然な遠近感で撮りやすい焦点距離です。通常撮影でもスナップや人物へ使えるため、動画撮影全体を1本で進めやすくなります。</p>
<p>どちらもSTMを採用しているため、静止画と動画を兼用しやすい構成です。AF駆動音については使用するマイク位置や撮影環境によって聞こえ方が変わるため、重要な音声を同時収録する場合は外部マイクも活用します。</p>
<p>RFマクロレンズ全体の位置付けは、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/enchanted-rf-macro-lenses/">Canon RFマクロレンズの特徴</a>でも紹介しています。</p>
<h3><span id="toc23">RF85mmとRF100mmは被写体との距離を取りやすい</span></h3>
<p>RF85mm F2 MACRO IS STMは最大0.5倍のハーフマクロで、人物撮影との兼用に向いています。商品や料理の細部へ寄ったあと、そのまま人物の上半身や顔を撮影できるため、人物を含む動画制作では便利です。</p>
<p>RF100mm F2.8 L MACRO IS USMは最大撮影倍率1.4倍まで対応し、さらに小さな被写体を大きく見せられます。昆虫、時計、アクセサリー、精密部品など、本格的な拡大動画を撮る場合はこちらが有力です。</p>
<p>焦点距離が長いため背景へ写る範囲を狭くしやすく、撮影場所が多少雑然としていても主役を整理できます。被写体とレンズの間にも距離を確保しやすいため、照明を配置する自由度も高くなります。</p>
<p>高倍率になるほど被写界深度は浅くなるので、1.4倍を常用する必要はありません。見せたい部分に合わせ、0.5倍程度から徐々に倍率を上げる方が安定した動画を撮りやすくなります。</p>
<p>RF100mmの特徴については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/true-magic-of-macro-photography-rf100mm-macro/">RF100mm F2.8 L MACRO IS USMの特徴</a>で詳しく紹介しています。</p>
<h3><span id="toc24">EFマクロレンズもEOS Rシリーズの動画撮影で活用できる</span></h3>
<p>EOS Rシリーズを使用していても、動画用マクロレンズをRFだけに限定する必要はありません。マウントアダプターEF-EOS Rを使用すれば、多くのEFマクロレンズをEOS Rシリーズへ装着できます。</p>
<p>EF100mm F2.8 マクロ USMやEF100mm F2.8L マクロ IS USMなどをすでに所有している場合、マクロ動画のためだけにRFレンズへ買い替えなくても撮影できます。</p>
<p>動画ではAFの速度だけでなく、動作の滑らかさや音も重要です。古いEFマクロレンズでは、最新RFレンズとAFの動き方が異なる場合があります。商品撮影のようにMFで固定する用途なら、この違いは問題になりにくくなります。</p>
<p>またEFマクロレンズは中古市場の選択肢が多く、低予算でマクロ動画を始めたい場合にも候補になります。動画専用として購入する場合は、光学状態だけでなくAF駆動音、フォーカスリングの操作感、IS搭載モデルなら補正機構の状態も確認します。</p>
<p>EOS RシリーズでEFレンズを使うときの注意点は、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/rf-mount-adapter-mystical-drawbacks/">EF-EOS Rマウントアダプターのメリットと注意点</a>も参考になります。</p>
<h2><span id="toc25">まとめ</span></h2>
<p>マクロレンズは静止画の接写だけでなく、動画でも非常に強い表現力を持っています。料理の表面、商品の質感、花びらの動き、昆虫、人物の瞳やアクセサリーなど、通常の動画では見落としやすい細部を画面いっぱいに見せられます。</p>
<p>動画で最も重要になるのはピントです。被写体へ近づくほど被写界深度が浅くなるため、必要以上に最大撮影倍率へこだわらず、少し余裕のある距離から撮る方が安定します。固定した商品や料理ではMF、動く昆虫や人物ではAFを利用するなど、被写体に合わせて使い分けます。</p>
<p>カメラのわずかな動きも大きな手ブレになるため、固定できる撮影では三脚が有効です。手持ちではレンズ内ISやボディ内手ブレ補正を利用します。30pなら1/60秒前後、60pなら1/125秒前後を開始値とし、被写体の動きに合わせて調整します。</p>
<p>マクロ動画では照明も重要です。近づきすぎるとレンズが被写体へ影を作るため、ライトの位置を工夫します。商品の表面を柔らかく見せるならディフューザーを使い、凹凸を強調したい場合は横方向から光を入れます。LEDを使用するときはフリッカーが映っていないことも確認します。</p>
<p>Canon RFマウントでは、周囲まで入れたいならRF24mm F1.8 MACRO IS STMやRF35mm F1.8 MACRO IS STM、人物との兼用ならRF85mm F2 MACRO IS STM、本格的な拡大動画ならRF100mm F2.8 L MACRO IS USMが候補になります。</p>
<p>EFマクロレンズもマウントアダプターを利用すればEOS Rシリーズで活用できます。商品動画などMF中心で撮る場合は、古いEFマクロレンズも現在でも十分利用できます。</p>
<p>マクロ動画では、大きく動かす必要はありません。数cmのカメラ移動、小さなピント送り、光の変化だけでも、通常の動画とは異なる強い映像になります。小さな世界を時間の流れまで含めて見せられることが、マクロレンズを動画撮影へ使う最大の魅力です。</p>
]]></content:encoded>
					
					<wfw:commentRss>https://camecame.jp/macro-lens-video-shooting/feed/</wfw:commentRss>
			<slash:comments>0</slash:comments>
		
		
			</item>
		<item>
		<title>Canonマクロレンズ一覧｜RF・EF・EF-S・EF-Mを比較して用途別に選ぶ</title>
		<link>https://camecame.jp/canon-macro-lens-list/</link>
					<comments>https://camecame.jp/canon-macro-lens-list/#respond</comments>
		
		<dc:creator><![CDATA[花山 千春]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 10 Sep 2026 05:25:53 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[レンズ]]></category>
		<category><![CDATA[マクロレンズ]]></category>
		<category><![CDATA[RFマクロレンズ]]></category>
		<category><![CDATA[EFマクロレンズ]]></category>
		<category><![CDATA[EF-Sマクロレンズ]]></category>
		<category><![CDATA[EF-Mマクロレンズ]]></category>
		<category><![CDATA[接写撮影]]></category>
		<category><![CDATA[花撮影]]></category>
		<category><![CDATA[昆虫撮影]]></category>
		<category><![CDATA[商品撮影]]></category>
		<category><![CDATA[ポートレート撮影]]></category>
		<category><![CDATA[Canonレンズ]]></category>
		<category><![CDATA[Canonマクロレンズ]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://camecame.jp/?p=14177</guid>

					<description><![CDATA[Canonマクロレンズ一覧｜RF・EF・EF-S・EF-Mを比較して用途別に選ぶ Canonには、EOS Rシリーズで使うRFマウントから、一眼レフ時代のEF・EF-S、EOS Mシリーズ用のEF-Mまで、さまざまなマク [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<h1>Canonマクロレンズ一覧｜RF・EF・EF-S・EF-Mを比較して用途別に選ぶ</h1>
<p>Canonには、EOS Rシリーズで使うRFマウントから、一眼レフ時代のEF・EF-S、EOS Mシリーズ用のEF-Mまで、さまざまなマクロレンズがあります。</p>
<p>同じ「マクロ」という名称でも、最大撮影倍率0.5倍のハーフマクロから、等倍撮影ができるレンズ、さらに1.4倍や5倍まで拡大できる特殊なレンズまで性能は大きく異なります。</p>
<p>焦点距離も24mm、35mm、50mm、60mm、85mm、100mm、180mmなど幅広く、料理や商品撮影に使いやすいものと、花や昆虫を離れた位置から撮りやすいものでは性格が変わります。</p>
<p>現在EOS Rシリーズを使っている場合でも、RFマクロレンズだけを見る必要はありません。マウントアダプターを使えば、多くのEFマクロレンズも選択肢に入ります。</p>
<p>この記事ではCanonのRF・EF・EF-S・EF-Mマクロレンズを一覧で整理し、最大撮影倍率や焦点距離の違い、花、昆虫、商品、料理、人物など用途別の選び方まで詳しく紹介します。</p>

  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-10" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-10">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"></li><li><a href="#toc1" tabindex="0">CanonマクロレンズをRF・EF・EF-S・EF-M別に見る</a><ol><li><a href="#toc2" tabindex="0">RFマクロレンズは24mm・35mm・85mm・100mmから選べる</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">EFマクロレンズは50mmから180mmまで選択肢が多い</a></li><li><a href="#toc4" tabindex="0">EF-SとEF-Mには小型で等倍撮影できるマクロレンズがある</a></li></ol></li><li><a href="#toc5" tabindex="0">Canonマクロレンズは最大撮影倍率と焦点距離で選ぶ</a><ol><li><a href="#toc6" tabindex="0">0.5倍・等倍・1.4倍では写せる細部が変わる</a></li><li><a href="#toc7" tabindex="0">24mmから60mmは背景まで見せるマクロ撮影に使いやすい</a></li><li><a href="#toc8" tabindex="0">85mmから180mmは花や昆虫との距離を確保しやすい</a></li></ol></li><li><a href="#toc9" tabindex="0">花・昆虫・商品・人物でCanonマクロレンズを選ぶ</a><ol><li><a href="#toc10" tabindex="0">料理・商品・アクセサリーは35mmから60mmが使いやすい</a></li><li><a href="#toc11" tabindex="0">昆虫や小さな花は100mm前後の等倍以上が使いやすい</a></li><li><a href="#toc12" tabindex="0">ポートレート兼用なら85mmと100mmが使いやすい</a></li></ol></li><li><a href="#toc13" tabindex="0">EOS RシリーズでCanonマクロレンズを選ぶポイント</a><ol><li><a href="#toc14" tabindex="0">日常撮影との兼用ならRF24mm・35mm・85mmを選ぶ</a></li><li><a href="#toc15" tabindex="0">本格的なマクロ撮影ならRF100mm F2.8 Lが中心になる</a></li><li><a href="#toc16" tabindex="0">EFマクロレンズをEOS Rシリーズで生かす方法もある</a></li></ol></li><li><a href="#toc17" tabindex="0">Canonマクロレンズ一覧のまとめ</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2><span id="toc1">CanonマクロレンズをRF・EF・EF-S・EF-M別に見る</span></h2>
<ul>
<li>RFには0.5倍の小型レンズと1.4倍の本格マクロがある</li>
<li>EFには50mmから180mmまで多彩なマクロレンズが存在する</li>
<li>EF-SとEF-MにはAPS-Cを生かした小型マクロがある</li>
</ul>
<h3><span id="toc2">RFマクロレンズは24mm・35mm・85mm・100mmから選べる</span></h3>
<p>EOS Rシリーズで直接使用できるRFマウントには、RF24mm F1.8 MACRO IS STM、RF35mm F1.8 MACRO IS STM、RF85mm F2 MACRO IS STM、RF100mm F2.8 L MACRO IS USMがあります。</p>
<p>この4本はすべて名称にMACROが入っていますが、撮影倍率は同じではありません。RF24mm、RF35mm、RF85mmは最大撮影倍率0.5倍のハーフマクロです。一方、RF100mm F2.8 L MACRO IS USMは最大1.4倍まで対応します。:   </p>
<p>24mmと35mmは被写体へ近づきながら背景まで広く入れる撮影に向きます。料理、雑貨、花、旅行先で見つけた小物などを、周囲の雰囲気と一緒に撮りたい場合に使いやすい焦点距離です。</p>
<p>85mmになると背景に写る範囲が狭くなり、被写体を強調しやすくなります。花や小物だけでなく、人物撮影にも使えるため、マクロ専用に限定せず一本を幅広く使いたい場合に適しています。</p>
<p>100mmは1.4倍まで拡大できるため、小さな花、昆虫、アクセサリー、時計などの細部を大きく撮りたい用途で力を発揮します。RFの4本は「焦点距離」と「撮影倍率」の両方を見ると役割がはっきりします。</p>
<p>RFマウントの4本をさらに詳しく比較する場合は、<a rel="follow" target="_blank" href="/enchanted-rf-macro-lenses/">Canon RFマクロレンズの特徴とラインナップ</a>も参考になります。</p>
<h3><span id="toc3">EFマクロレンズは50mmから180mmまで選択肢が多い</span></h3>
<p>EFマウントには長い歴史があり、マクロレンズも数多く登場しました。代表的なのがEF50mm F2.5 コンパクトマクロ、EF100mm F2.8 マクロ、EF100mm F2.8 マクロ USM、EF100mm F2.8L マクロ IS USM、EF180mm F3.5L マクロ USMです。</p>
<p>EF50mm F2.5 コンパクトマクロは単体で最大0.5倍です。専用のライフサイズコンバーターEFを組み合わせることで等倍まで対応する構成になっています。EF100mm系は単体で等倍撮影が可能です。: [oaicite:2]{index=2}</p>
<p>100mmという焦点距離はマクロ撮影で使いやすく、被写体へ極端に接近せずに大きく写せます。花や昆虫ではレンズの影が被写体へ入りにくく、人物では中望遠として背景を整理できます。</p>
<p>EF180mm F3.5L マクロ USMは最大撮影倍率1.0倍で、最短撮影距離0.48mです。100mmより長いワーキングディスタンスを取りやすいため、近づくと逃げる昆虫や、小動物を離れた位置から撮りたい場面で使えます。: [oaicite:3]{index=3}</p>
<p>さらにEFマウントにはMP-E65mm F2.8 1-5X マクロフォトという特殊なレンズもあります。一般的なマクロレンズの等倍を出発点として、最大5倍まで拡大できる高倍率撮影専用のレンズです。: [oaicite:4]{index=4}</p>
<p>EFマウント全体の特徴は、<a rel="follow" target="_blank" href="/unveiling-micro-details-ef-macro-lens/">EFマクロレンズで広がる接写撮影の世界</a>でさらに詳しく紹介しています。</p>
<h3><span id="toc4">EF-SとEF-Mには小型で等倍撮影できるマクロレンズがある</span></h3>
<p>APS-C用にもCanonは専用マクロレンズを用意していました。EF-SではEF-S35mm F2.8 マクロ IS STMとEF-S60mm F2.8 マクロ USM、EF-MではEF-M28mm F3.5 マクロ IS STMがあります。</p>
<p>EF-S35mm F2.8 マクロ IS STMは最大撮影倍率1.0倍で、レンズ前面にLEDライトを内蔵しています。小物へ近づいたときにカメラやレンズの影が入りやすい近距離撮影で、補助光を使えることが特徴です。: [oaicite:5]{index=5}</p>
<p>EF-S60mm F2.8 マクロ USMも最大撮影倍率1.0倍です。Canon APS-Cでは35mm判換算約96mm相当の画角になるため、100mm前後の中望遠マクロに近い感覚で使えます。レンズ単体で等倍まで撮影できるため、花や小物だけでなく昆虫にも使いやすい構成です。: [oaicite:6]{index=6}</p>
<p>EF-M28mm F3.5 マクロ IS STMは通常撮影モードで1.0倍、スーパーマクロモードでは1.2倍まで拡大できます。質量約130gという小型設計に加え、レンズ前面にLEDライトも内蔵しています。: [oaicite:7]{index=7}</p>
<p>EOS Mシリーズで小さなマクロシステムを組む場合は、<a rel="follow" target="_blank" href="/ef-m28mm-f3-5-macro-is-stm-led/">EF-M28mm F3.5 マクロ IS STMの特徴</a>も合わせて確認できます。</p>
<h2><span id="toc5">Canonマクロレンズは最大撮影倍率と焦点距離で選ぶ</span></h2>
<ul>
<li>0.5倍と1.0倍では被写体を写せる大きさが大きく変わる</li>
<li>24mmから60mmは背景を残した接写に使いやすい</li>
<li>85mmから180mmは被写体との距離を取りやすい</li>
</ul>
<h3><span id="toc6">0.5倍・等倍・1.4倍では写せる細部が変わる</span></h3>
<p>マクロレンズを比較するとき、最初に確認したいのが最大撮影倍率です。</p>
<p>0.5倍では、実際の被写体の半分の大きさの像をセンサー上に写せます。花、料理、腕時計、アクセサリーなどを大きく撮る用途では十分な場合が多く、通常撮影との使いやすさを両立しやすい倍率です。</p>
<p>1.0倍は等倍と呼ばれ、実物と同じ大きさの像をセンサー上へ投影できます。1cmの被写体ならセンサー上にも1cmの大きさで記録されるため、小さな花、昆虫、精密部品などの細部をより大きく写せます。</p>
<p>RF100mm F2.8 L MACRO IS USMの1.4倍になると、等倍よりさらに被写体を大きく記録できます。MP-E65mm F2.8 1-5X マクロフォトは1倍から5倍という特殊な領域まで対応します。: [oaicite:8]{index=8}</p>
<p>名称に「MACRO」が入っているかだけを見るより、0.5倍なのか、等倍なのか、等倍を超えるのかを確認した方が実際の撮影用途を判断しやすくなります。</p>
<p>撮影倍率の考え方は、<a rel="follow" target="_blank" href="/macro-lens-full-of-mysteries/">マクロレンズとは？特徴・選び方・使い方</a>で詳しく説明しています。</p>
<h3><span id="toc7">24mmから60mmは背景まで見せるマクロ撮影に使いやすい</span></h3>
<p>焦点距離24mmから60mm前後のマクロレンズは、被写体へ近づきながら周囲まで構図へ入れやすいことが特徴です。</p>
<p>RF24mm F1.8 MACRO IS STMでは、花だけを大きく撮るのではなく、その後ろに広がる風景や建物まで画面へ入れられます。料理を手前へ大きく配置し、店内の雰囲気を背景へ残す撮影にも使えます。</p>
<p>35mmになると24mmより画角が自然になり、テーブルフォト、商品撮影、日常スナップで扱いやすくなります。RF35mm F1.8 MACRO IS STMは0.5倍まで寄れるため、通常の35mm単焦点として使いながら、必要なときだけ被写体へ大きく近づけます。: [oaicite:9]{index=9}</p>
<p>50mmや60mmでは背景に写る範囲がさらに狭まり、小物を中心に構図を作りやすくなります。EF-S60mmをCanon APS-C機で使う場合は約96mm相当の画角になるため、同じ60mmでもフルサイズの60mmよりかなり狭い画角になります。</p>
<p>広角寄りのマクロは、被写体そのものだけでなく「どこにある被写体なのか」まで見せたい撮影で力を発揮します。</p>
<p>35mmでの近接撮影については、<a rel="follow" target="_blank" href="/magic-moments-with-rf35mm-macro-lens/">RF35mm F1.8 MACRO IS STMの使い方</a>で詳しく紹介しています。</p>
<h3><span id="toc8">85mmから180mmは花や昆虫との距離を確保しやすい</span></h3>
<p>85mm、100mm、180mmと焦点距離が長くなるほど、同じ大きさで被写体を写す場合に撮影位置を離しやすくなります。</p>
<p>花を撮影するとき、レンズを被写体へ近づけすぎるとカメラやレンズの影が花へ落ちることがあります。昆虫では、撮影者やレンズが接近することで逃げられる場合があります。</p>
<p>85mmから100mm前後の中望遠マクロは、この距離と取り回しのバランスが取りやすい焦点距離です。RF85mm F2 MACRO IS STMは最大0.5倍なので本格的な等倍マクロより日常撮影寄りですが、花や料理、小物と人物撮影を一本でこなしたい場合に使いやすくなります。</p>
<p>RF100mm F2.8 L MACRO IS USMやEF100mm F2.8L マクロ IS USMは接写能力を重視した構成で、昆虫や花を細部まで大きく見せる撮影に向きます。</p>
<p>180mmまで長くなるとさらに距離を取れますが、レンズ自体も大型になります。EF180mm F3.5L マクロ USMは約1,090gあるため、軽快さより長いワーキングディスタンスを優先する用途向けです。: [oaicite:10]{index=10}</p>
<p>85mmをマクロと人物の両方に使う場合は、<a rel="follow" target="_blank" href="/dual-wield-macro-portrait-rf85mm-f2/">RF85mm F2 MACRO IS STMの特徴</a>も参考になります。</p>
<h2><span id="toc9">花・昆虫・商品・人物でCanonマクロレンズを選ぶ</span></h2>
<ul>
<li>料理や商品では35mmから60mmが扱いやすい</li>
<li>昆虫や小さな花では100mm前後の等倍以上が使いやすい</li>
<li>人物撮影も兼用するなら85mmから100mmが選びやすい</li>
</ul>
<h3><span id="toc10">料理・商品・アクセサリーは35mmから60mmが使いやすい</span></h3>
<p>料理、雑貨、アクセサリー、カメラ用品などを室内で撮る場合は、被写体だけでなく撮影スペースの広さもレンズ選びに影響します。</p>
<p>100mmや180mmのマクロレンズでは、商品全体を写そうとするとカメラをかなり後ろへ下げる必要があります。狭い部屋やテーブル周辺では撮影位置を確保しにくい場合があります。</p>
<p>35mmから60mm前後なら、比較的短い撮影距離で商品全体から細部まで構図を変更できます。RF35mm F1.8 MACRO IS STMは商品と周囲の空間を一緒に見せる撮影に使いやすく、EF50mm F2.5 コンパクトマクロは自然な画角で小物を撮影できます。</p>
<p>EF-S35mm F2.8 マクロ IS STMやEF-M28mm F3.5 マクロ IS STMはLEDライトをレンズ前面に備えているため、被写体へ接近した際の補助光として利用できます。: [oaicite:11]{index=11}</p>
<p>料理や商品では最大撮影倍率だけを優先する必要はありません。どこまで近づきたいか、商品全体も撮るのか、背景まで入れるのかを基準に焦点距離を決める方が使いやすくなります。</p>
<p>被写体までの距離と構図の関係は、<a rel="follow" target="_blank" href="/subject-distance-photo-expression/">撮影距離・焦点距離・構図の基本</a>でも詳しく解説しています。</p>
<h3><span id="toc11">昆虫や小さな花は100mm前後の等倍以上が使いやすい</span></h3>
<p>昆虫や非常に小さな花を大きく撮る場合は、最大撮影倍率とワーキングディスタンスの両方が重要です。</p>
<p>RF24mmやRF35mmでも被写体へ近づけますが、最大撮影倍率は0.5倍です。昆虫の複眼や花の細かな構造を画面いっぱいまで拡大したい場合は、等倍以上に対応するレンズの方が余裕があります。</p>
<p>RF100mm F2.8 L MACRO IS USMは最大1.4倍まで対応するため、一般的な等倍マクロよりさらに被写体を大きく記録できます。最短撮影距離は0.26mで、100mmという焦点距離を生かしながら高倍率撮影ができます。: [oaicite:12]{index=12}</p>
<p>EF100mm F2.8L マクロ IS USMやEF100mm F2.8 マクロ USMも等倍撮影が可能です。EF180mm F3.5L マクロ USMなら、より長い距離を取りながら等倍撮影できます。</p>
<p>動かない小物なら短い焦点距離でも撮影できますが、昆虫ではレンズを近づける行為そのものが被写体へ影響します。焦点距離100mm以上のマクロが長く使われてきた理由の一つが、この撮影距離を確保しやすい点です。</p>
<p>RF100mmを使った本格的な接写については、<a rel="follow" target="_blank" href="/true-magic-of-macro-photography-rf100mm-macro/">RF100mm F2.8 L マクロ IS USMの1.4倍撮影</a>で詳しく紹介しています。</p>
<h3><span id="toc12">ポートレート兼用なら85mmと100mmが使いやすい</span></h3>
<p>マクロレンズは接写専用ではなく、通常の撮影距離でも使用できます。特に85mmから100mm前後は中望遠として人物撮影にも使いやすい焦点距離です。</p>
<p>RF85mm F2 MACRO IS STMは最大撮影倍率0.5倍ですが、F2の明るさと85mmの画角を持つため、人物を中心に撮りながらアクセサリー、目元、手元などへ近づいた撮影へ切り替えられます。</p>
<p>RF100mm F2.8 L MACRO IS USMやEF100mm F2.8L マクロ IS USMもポートレートに使用できます。100mmでは85mmより撮影距離を取りやすく、背景に写る範囲を狭めて人物を整理できます。</p>
<p>一方、マクロレンズは細部を鮮明に描写するため、顔へ近づけば肌の細かな質感まで写りやすくなります。人物撮影では解像力が高ければ高いほど常に有利という考え方ではなく、光の当て方や撮影距離まで含めて使います。</p>
<p>人物と接写を一本で済ませたい場合は85mm、マクロ撮影そのものを重視しながら人物にも使いたい場合は100mmという分け方がしやすくなります。</p>
<p>人物撮影での具体的な使い方は、<a rel="follow" target="_blank" href="/can-i-use-macro-lens-for-portraits/">マクロレンズでポートレートは撮れる？</a>で詳しく紹介しています。</p>
<h2><span id="toc13">EOS RシリーズでCanonマクロレンズを選ぶポイント</span></h2>
<ul>
<li>軽快さを重視するならRF24mm・35mm・85mmから選ぶ</li>
<li>本格的な接写ならRF100mm F2.8 Lが中心になる</li>
<li>EFマクロレンズをマウントアダプターで使う方法もある</li>
</ul>
<h3><span id="toc14">日常撮影との兼用ならRF24mm・35mm・85mmを選ぶ</span></h3>
<p>EOS Rシリーズでマクロ撮影を始める場合、必ずしも最初から等倍以上のレンズを選ぶ必要はありません。</p>
<p>料理、花、雑貨、ペット用品などを少し大きく撮りたい程度なら、最大撮影倍率0.5倍でも十分に接写を楽しめます。RF24mm、RF35mm、RF85mmは通常の単焦点レンズとしての用途と、ハーフマクロを一本で組み合わせています。</p>
<p>RF24mm F1.8 MACRO IS STMは背景を広く残せるため、旅行、風景、室内、動画などと接写を兼用しやすいレンズです。APS-CのEOS Rシリーズへ装着すると約38mm相当の画角になるため、標準域に近い感覚でも使えます。: [oaicite:13]{index=13}</p>
<p>RF35mmはフルサイズで日常スナップに使いやすく、RF85mmは人物撮影との兼用に向きます。この3本は「マクロ専用レンズを一本追加する」という考え方より、「普段使う単焦点が0.5倍まで寄れる」と考えると役割が分かりやすくなります。</p>
<p>広角と接写を一本で使う場合は、<a rel="follow" target="_blank" href="/rf-24mm-f1-8-macro-is-stm-magic-wide-perspective/">RF24mm F1.8 MACRO IS STMの特徴</a>も参考になります。</p>
<h3><span id="toc15">本格的なマクロ撮影ならRF100mm F2.8 Lが中心になる</span></h3>
<p>EOS Rシリーズで等倍を超える本格的なマクロ撮影を行う場合、純正RFではRF100mm F2.8 L MACRO IS USMが中心になります。</p>
<p>最大撮影倍率は1.4倍で、一般的な等倍マクロよりさらに被写体を大きく写せます。花びら、昆虫、アクセサリー、精密部品などを細部まで見せる撮影では、この倍率が直接的な強みになります。: [oaicite:14]{index=14}</p>
<p>また、100mmという焦点距離はマクロ撮影以外でも使えます。花を少し離れて撮る、人物の上半身を背景から切り離す、風景の一部分だけを切り取るといった中望遠撮影にも対応できます。</p>
<p>RF24mm、35mm、85mmが日常撮影へマクロ機能を追加した性格を持つのに対し、RF100mmはマクロ撮影そのものを主目的として選びやすい一本です。</p>
<p>0.5倍までで足りるか、等倍以上まで必要か。この判断を先に行うと、RFマクロレンズ4本の中から選びやすくなります。</p>
<p>RF100mmの倍率やボケ描写については、<a rel="follow" target="_blank" href="/true-magic-of-macro-photography-rf100mm-macro/">RF100mm F2.8 L マクロ IS USMの接写性能</a>で詳しく紹介しています。</p>
<h3><span id="toc16">EFマクロレンズをEOS Rシリーズで生かす方法もある</span></h3>
<p>EOS RシリーズではRFレンズだけでなく、マウントアダプターEF-EOS Rを介してEFレンズを使用できます。</p>
<p>そのため、EF100mm F2.8L マクロ IS USM、EF100mm F2.8 マクロ USM、EF180mm F3.5L マクロ USMなどを持っている場合、RF100mmへすぐに置き換えなくてもマクロ撮影を続けられます。</p>
<p>中古レンズまで含めて考える場合も、EFマクロレンズは選択肢が多くなります。50mm、100mm、180mmに加え、高倍率専用のMP-E65mmなど、RFとは異なる焦点距離や性格を持ったレンズがあります。</p>
<p>EF-Sレンズも対応するEOS Rボディでは使用できますが、APS-C用のイメージサークルを前提としたレンズです。フルサイズEOS Rで使う場合は撮影範囲の扱いがRFやフルサイズEFレンズとは異なります。</p>
<p>新しくシステム全体を組むならRFを中心に考え、すでにEFマクロレンズを所有している場合や、特定のEFレンズを使いたい場合はアダプターを利用するという分け方ができます。</p>
<p>RFとEFを含めたEOS Rシステム全体の構成は、<a rel="follow" target="_blank" href="/eos-r-series-camera-guide/">EOS RシリーズとRFマウントの特徴</a>で詳しく紹介しています。</p>
<h2><span id="toc17">Canonマクロレンズ一覧のまとめ</span></h2>
<p>Canonのマクロレンズは、RF・EF・EF-S・EF-Mで性格が大きく異なります。</p>
<p>EOS Rシリーズ用のRFでは、RF24mm F1.8 MACRO IS STM、RF35mm F1.8 MACRO IS STM、RF85mm F2 MACRO IS STMが最大0.5倍のハーフマクロに対応します。</p>
<p>この3本は通常の単焦点レンズとして使いながら、必要なときに被写体へ近づけることが特徴です。</p>
<p>RF100mm F2.8 L MACRO IS USMは最大1.4倍まで対応し、花、昆虫、アクセサリー、精密部品などを本格的に拡大して撮影したい場合に向きます。</p>
<p>EFマウントでは50mm、100mm、180mmという幅広い焦点距離に加え、最大5倍のMP-E65mm F2.8 1-5X マクロフォトまで存在します。</p>
<p>APS-CではEF-S35mmとEF-S60mmが等倍撮影に対応し、EOS M用のEF-M28mmはスーパーマクロモードで1.2倍まで対応します。</p>
<p>選ぶときは「マクロ」という名称だけを見るのではなく、最大撮影倍率、焦点距離、被写体との距離、通常撮影にも使うかという4点を見ると整理しやすくなります。</p>
<p>料理や商品を日常的に撮るなら35mmから60mm、人物との兼用なら85mmから100mm、小さな花や昆虫を大きく撮るなら100mm前後の等倍以上が選択肢になります。</p>
<p>Canonには同じマクロレンズでも役割の異なるモデルが揃っています。撮りたい被写体と必要な倍率を先に決めれば、自分の撮影に合う一本を選びやすくなります。</p>
]]></content:encoded>
					
					<wfw:commentRss>https://camecame.jp/canon-macro-lens-list/feed/</wfw:commentRss>
			<slash:comments>0</slash:comments>
		
		
			</item>
	</channel>
</rss>
