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	<title>レンズファームウェア | 魅惑の中望遠</title>
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	<description>レトロなEFレンズ</description>
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	<title>レンズファームウェア | 魅惑の中望遠</title>
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	<item>
		<title>SIGMA 17-40mm F1.8 RFファームウェアVer.1.0.2｜フリーズ修正と更新方法</title>
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		<dc:creator><![CDATA[花山 千春]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 07 Oct 2026 23:05:41 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[レンズ]]></category>
		<category><![CDATA[シグマ]]></category>
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					<description><![CDATA[SIGMA 17-40mm F1.8 RFファームウェアVer.1.0.2｜フリーズ修正と更新方法 SIGMA 17-40mm F1.8 DC &#124; ArtのキヤノンRFマウント用ファームウェアVer.1.0.2が、202 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<h1>SIGMA 17-40mm F1.8 RFファームウェアVer.1.0.2｜フリーズ修正と更新方法</h1>
<p>SIGMA 17-40mm F1.8 DC | ArtのキヤノンRFマウント用ファームウェアVer.1.0.2が、2026年6月25日に公開されました。今回の更新では、EOS R6 Mark IIIとの組み合わせで撮影中にまれに発生することがあった、モニターのブラックアウトとカメラのフリーズが修正されています。</p>
<p>また、2025年10月23日に公開されたVer.1.0.1では、レンズ装着時におけるカメラのボディ内手ブレ補正効果が改善されました。つまり、SIGMA 17-40mm F1.8 DC | ArtのRFマウント版では、手ブレ補正と動作安定性という異なる部分について、ファームウェアによる改善が実施されてきたことになります。</p>
<p>SIGMA 17-40mm F1.8 DC | Artは、APS-C用の標準ズームレンズとして、ズーム全域で開放F1.8を維持できることが最大の特徴です。EOS R7、EOS R10、EOS R50などのAPS-C機で利用でき、フルサイズのEOS RシリーズでもAPS-Cクロップによる撮影に対応します。特にEOS R7では、約3250万画素の高画素センサーとF1.8の明るさを組み合わせた撮影が可能です。</p>
<p>すでにこのレンズを使っている人にとって気になるのは、Ver.1.0.2によって具体的に何が変わるのか、Ver.1.0.1との違いは何か、EOS R7などでも更新する意味があるのか、そして実際にどのような手順でファームウェアを更新すればよいのかという点でしょう。</p>
<p><strong>結論から言えば、Ver.1.0.2はEOS R6 Mark IIIとの組み合わせで発生することがあったブラックアウトとフリーズを修正する更新です。AF速度や解像力の向上を目的とした更新ではありません。一方、Ver.1.0.1ではボディ内手ブレ補正効果の改善が実施されています。</strong></p>
<p>この記事では、二つのバージョンの変更内容を整理したうえで、カメラごとの関係、ファームウェアの確認方法、Windows・Macを使用した更新手順、更新ファイルが認識されない場合の対処方法、更新後の動作確認まで詳しく解説します。</p>

  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-2" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-2">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"></li><li><a href="#toc1" tabindex="0">SIGMA 17-40mm F1.8 RF用Ver.1.0.2の更新内容</a><ol><li><a href="#toc2" tabindex="0">EOS R6 Mark IIIで発生することがあったブラックアウトを修正</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">AF速度や画質の向上を目的とした更新ではない</a></li><li><a href="#toc4" tabindex="0">EOS R7・EOS R10・EOS R50でも更新する意味はあるのか</a></li></ol></li><li><a href="#toc5" tabindex="0">ファームウェアVer.1.0.1とVer.1.0.2の違い</a><ol><li><a href="#toc6" tabindex="0">Ver.1.0.1ではボディ内手ブレ補正効果を改善</a></li><li><a href="#toc7" tabindex="0">Ver.1.0.2ではEOS R6 Mark IIIとの動作安定性を改善</a></li><li><a href="#toc8" tabindex="0">古いファームウェアから更新するときの確認事項</a></li></ol></li><li><a href="#toc9" tabindex="0">ファームウェア更新前に準備するもの</a><ol><li><a href="#toc10" tabindex="0">対応するEOS Rシリーズのカメラと十分な電源を用意する</a></li><li><a href="#toc11" tabindex="0">メモリーカードをカメラで初期化する理由</a></li><li><a href="#toc12" tabindex="0">WindowsとMacで使用するファイル形式の違い</a></li></ol></li><li><a href="#toc13" tabindex="0">Windows・MacからVer.1.0.2へ更新する方法</a><ol><li><a href="#toc14" tabindex="0">ファームウェア変更ファイルをカードにコピーする</a></li><li><a href="#toc15" tabindex="0">カメラのメニューからレンズの更新を実行する</a></li><li><a href="#toc16" tabindex="0">EOS Utility経由の更新には対応していない</a></li></ol></li><li><a href="#toc17" tabindex="0">ファームウェア更新できない場合の原因と対処方法</a><ol><li><a href="#toc18" tabindex="0">ファームウェアファイルが認識されない場合</a></li><li><a href="#toc19" tabindex="0">更新途中でエラーが発生した場合</a></li><li><a href="#toc20" tabindex="0">更新済みでもブラックアウトやフリーズが発生する場合</a></li></ol></li><li><a href="#toc21" tabindex="0">Ver.1.0.2への更新後に確認したい撮影動作</a><ol><li><a href="#toc22" tabindex="0">レンズのバージョンがVer.1.0.2になっているか確認する</a></li><li><a href="#toc23" tabindex="0">AF・絞り・ズームの基本動作を確認する</a></li><li><a href="#toc24" tabindex="0">EOS R6 Mark IIIとEOS R7では確認する内容が異なる</a></li></ol></li><li><a href="#toc25" tabindex="0">まとめ</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2><span id="toc1">SIGMA 17-40mm F1.8 RF用Ver.1.0.2の更新内容</span></h2>
<h3><span id="toc2">EOS R6 Mark IIIで発生することがあったブラックアウトを修正</span></h3>
<p>2026年6月25日に公開されたVer.1.0.2では、キヤノンEOS R6 Mark IIIとの組み合わせにおいて、撮影中にまれにモニターがブラックアウトし、カメラがフリーズする現象が修正されました。シグマが公表した変更内容は、この特定の組み合わせで発生することがあった不具合への対応です。</p>
<p>ブラックアウトとは、カメラのモニター表示が黒くなる状態を指します。一方、フリーズはカメラが操作を正常に受け付けなくなり、撮影や設定変更を続けられなくなる状態です。ミラーレスカメラでは電子ビューファインダーや背面モニターを通じて被写体を確認するため、撮影中に表示が正常に行われなくなることは、構図の確認やピント合わせにも影響します。</p>
<p>さらに、カメラそのものがフリーズした場合には、シャッターボタンを押しても撮影できない、設定を変更できないといった状態になる可能性があります。人物撮影やイベント撮影では、一瞬の表情や動きを逃すことにつながりますし、動画撮影では連続した映像の記録を中断せざるを得なくなる場合があります。撮影機材には画質やAF性能だけでなく、撮影中に安定して動作することも求められます。</p>
<p>ただし、シグマは今回の現象について「まれに」と説明しており、すべてのEOS R6 Mark IIIで頻繁に発生していた問題という意味ではありません。また、具体的にどの撮影モードやシャッター方式で発生していたのか、静止画と動画のどちらで発生しやすかったのかといった詳細な再現条件も公表されていません。</p>
<p>そのため、特定の撮影設定を変更すれば必ず回避できると考えるよりも、メーカーが公開した修正内容を確認し、レンズ側のファームウェアバージョンを把握することが重要です。EOS R6 Mark IIIと17-40mm F1.8を組み合わせて使用している場合、Ver.1.0.2は撮影中の動作安定性に直接関係する更新といえます。</p>
<p>キヤノンのカメラとRFマウントレンズの関係については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/eos-r-system-feature-structure/">EOS Rシステムの特徴と構成を解説した記事</a>でも詳しく紹介しています。</p>
<h3><span id="toc3">AF速度や画質の向上を目的とした更新ではない</span></h3>
<p>レンズのファームウェア更新と聞くと、AF速度やピント精度、画像の解像力などが改善されることを期待する人もいるでしょう。しかし、Ver.1.0.2でシグマが公表している変更内容は、EOS R6 Mark IIIとの組み合わせで発生することがあったブラックアウトとフリーズの修正です。AFの高速化や光学性能の改善、周辺光量補正の変更などは、今回の更新内容として発表されていません。</p>
<p>ファームウェアは、レンズ内部の電子的な動作を制御するソフトウェアです。制御方法の変更や不具合の修正は可能ですが、レンズを構成するガラスや絞り機構そのものを変更するものではありません。そのため、ファームウェアを更新しても、17-40mmという焦点距離やズーム全域F1.8という開放F値は変化しません。</p>
<p>SIGMA 17-40mm F1.8 DC | Artは、広角側の17mmから望遠側の40mmまで、どの焦点距離でもF1.8を利用できる点に特徴があります。一般的な標準ズームにはズームによって開放F値が変化する製品があり、大口径ズームとしてF2.8通しの製品も広く利用されています。それに対して、17-40mm F1.8はF1.8という明るさをズーム全域で維持することで、単焦点レンズに近い撮影表現とズームレンズの自由度を組み合わせています。</p>
<p>EOS R7に装着した場合、35mm判換算で約27.2-64mm相当の画角となり、風景、スナップ、人物、料理、室内撮影などに利用できます。明るいF1.8の絞りを使用すれば、暗い場所でもシャッタースピードを確保しやすくなり、背景をぼかした撮影にも対応できます。こうした基本的な撮影性能は、Ver.1.0.2への更新後も変わりません。</p>
<p>一方、カメラの動作が安定することには、解像力やAF速度とは異なる価値があります。どれほど優れたレンズでも、撮影中にカメラがフリーズしてしまえばシャッターチャンスを記録できません。今回の更新は、レンズの光学性能を変えることなく、特定のカメラとの組み合わせにおける撮影上の問題を修正するものです。</p>
<p>シグマのRFマウント対応レンズの特徴やラインアップについては、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/sigma-rf-mount-lens-compact-performance/">SIGMAのRFマウントレンズを解説した記事</a>でも取り上げています。</p>
<h3><span id="toc4">EOS R7・EOS R10・EOS R50でも更新する意味はあるのか</span></h3>
<p>SIGMA 17-40mm F1.8 DC | ArtはAPS-C用のDCレンズであり、EOS R7、EOS R10、EOS R50などのAPS-C機との組み合わせが想定されます。今回のVer.1.0.2でフリーズの修正対象として明記されているのはEOS R6 Mark IIIであり、EOS R7やEOS R10、EOS R50でも同じ不具合が発生していたという発表ではありません。この点は、使用するカメラによって更新内容の受け止め方が異なる部分です。</p>
<p>ただし、17-40mm F1.8のRFマウント版にはVer.1.0.1という過去の更新履歴もあります。このバージョンでは、レンズ装着時におけるカメラのボディ内手ブレ補正効果が改善されています。EOS R7はボディ内手ブレ補正を搭載しているため、この変更内容はEOS R7との組み合わせにも関係します。</p>
<p>一方、EOS R10やEOS R50にはボディ内手ブレ補正が搭載されていません。そのため、ボディ内手ブレ補正効果の改善を、これらのカメラで同じように利用できるわけではありません。また、今回のVer.1.0.2によってEOS R10やEOS R50のAF速度が向上するといった変更も発表されていません。</p>
<p>ファームウェアの更新履歴を確認する際には、対象レンズだけでなく、使用するカメラの機能や撮影条件も考える必要があります。17-40mm F1.8はEOS R7では約27.2-64mm相当の標準ズームとして使用できますが、フルサイズのEOS R6 Mark IIIではAPS-Cクロップによる撮影となり、撮影範囲と記録画素数の扱いが変わります。</p>
<p>今回のファームウェア更新によって、APS-C用レンズのイメージサークルがフルサイズ対応へ変化することはありません。同じレンズでも、EOS R7とEOS R6 Mark IIIでは撮影条件が異なるため、更新内容とレンズの基本的な使用条件を区別して考えることが重要です。</p>
<p>EOS R7とSIGMA 17-40mm F1.8の組み合わせについては、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/eos-r7-sigma-17-40mm-f1-8/">EOS R7にSIGMA 17-40mm F1.8は合う？F2.8ズームとの違いと使い方</a>で詳しく解説しています。</p>
<h2><span id="toc5">ファームウェアVer.1.0.1とVer.1.0.2の違い</span></h2>
<h3><span id="toc6">Ver.1.0.1ではボディ内手ブレ補正効果を改善</span></h3>
<p>SIGMA 17-40mm F1.8 DC | ArtのキヤノンRFマウント用ファームウェアVer.1.0.1は、2025年10月23日に公開されました。この更新では、レンズをカメラに装着したときのボディ内手ブレ補正効果が改善されています。Ver.1.0.2がフリーズ修正を目的とした更新であるのに対して、Ver.1.0.1では手持ち撮影時の補正制御が変更されたことになります。</p>
<p>ボディ内手ブレ補正とは、カメラ内部の撮像センサーを動かして、撮影時のカメラの揺れを補正する機能です。レンズ内手ブレ補正とは異なり、レンズに光学式手ブレ補正機構が搭載されていない場合でも、対応するカメラで補正機能を利用できます。SIGMA 17-40mm F1.8にはレンズ内光学式手ブレ補正がありませんが、ボディ内手ブレ補正を搭載するEOS R7との組み合わせでは、カメラ側の補正機能を使用できます。</p>
<p>ただし、Ver.1.0.1によって何段分の補正効果が向上したのか、17mmと40mmで改善幅がどの程度異なるのかといった具体的な数値は公表されていません。そのため、更新前後で補正効果が何段向上するといった数値を示すことはできません。メーカーが公表しているのは、ボディ内手ブレ補正効果を改善したという変更内容です。</p>
<p>17-40mm F1.8は、暗い場所でもF1.8の明るさを利用してシャッタースピードを確保しやすいレンズですが、静止した被写体を低速シャッターで撮影する場合には、ボディ内手ブレ補正も役立ちます。例えば夜景、室内の建築物、美術品、静物などを手持ちで撮影するときには、シャッタースピードを下げることでISO感度を抑えられる場合があります。</p>
<p>一方、ボディ内手ブレ補正はカメラの揺れを補正する機能であり、被写体そのものの動きを止める機能ではありません。動いている人物や動物を撮影する場合には、F1.8の明るさを利用してシャッタースピードを確保することが必要になります。レンズの明るさとボディ内手ブレ補正は異なる役割を持っており、Ver.1.0.1はそのうち手ブレ補正に関係する更新です。</p>
<p>手ブレ補正の仕組みと撮影時の注意点については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/stabilization-secrets-for-sharp-images/">手ブレを防いで鮮明な写真を撮影する方法を解説した記事</a>でも詳しく紹介しています。</p>
<h3><span id="toc7">Ver.1.0.2ではEOS R6 Mark IIIとの動作安定性を改善</span></h3>
<p>Ver.1.0.2は、Ver.1.0.1から約8か月後となる2026年6月25日に公開されました。二つの更新は目的が異なり、Ver.1.0.1がボディ内手ブレ補正効果の改善であるのに対して、Ver.1.0.2はEOS R6 Mark IIIとの組み合わせで発生することがあったブラックアウトとフリーズの修正です。どちらもレンズの電子的な制御に関係する変更ですが、対象としている現象は別のものです。</p>
<p>交換レンズとカメラは、電子接点を通じてさまざまな情報をやり取りしながら動作しています。AFではカメラからレンズへピント合わせの制御情報が送られ、レンズ内部のフォーカス機構が動作します。絞りの変更でもカメラ側の露出設定に合わせてレンズの絞り機構が制御され、ボディ内手ブレ補正ではレンズから得られる焦点距離などの情報も関係します。</p>
<p>こうした通信と制御は、キヤノン純正レンズだけでなく、対応するサードパーティ製レンズでも重要です。ただし、今回のブラックアウトとフリーズについて、レンズとカメラのどの内部処理が原因になっていたのかは公表されていません。電子接点、AFモーター、絞り制御などの特定の部分に問題があったと推測することは、メーカーが発表した内容の範囲を超えてしまいます。</p>
<p>確認できるのは、EOS R6 Mark IIIとの組み合わせで撮影中にまれに発生していた現象が、Ver.1.0.2によって修正されたという事実です。カメラやレンズを物理的に交換せず、ファームウェアの変更によって対応できることは、電子制御を利用する現代のカメラシステムの特徴でもあります。</p>
<p>また、Ver.1.0.2ではボディ内手ブレ補正効果がさらに何段向上したといった追加の発表はありません。Ver.1.0.1とVer.1.0.2の違いを理解するには、手ブレ補正に関する改善と、特定のカメラとの動作安定性に関する修正を分けて考えることが重要です。</p>
<p>RFマウントとレンズの電子的な互換性については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/canon-rf-ef-compatibility-magic-adapters/">キヤノンのRF・EFレンズ互換性を解説した記事</a>でも紹介しています。</p>
<h3><span id="toc8">古いファームウェアから更新するときの確認事項</span></h3>
<p>17-40mm F1.8を購入してから一度もファームウェアを確認していない場合、レンズが古いバージョンのままになっている可能性があります。ファームウェアの状態はレンズの外観から判断できないため、現在のバージョンを把握するには対応するEOS Rシリーズのカメラに装着し、カメラのファームウェア情報を表示する必要があります。</p>
<p>カメラのメニューでは、本体側とレンズ側のファームウェアバージョンが別々に表示されます。今回更新するのはレンズのファームウェアなので、「レンズ Ver.X.X.X」に相当する項目を確認します。カメラ本体のバージョン番号が異なっていても、それだけでレンズのファームウェアが古いという意味にはなりません。</p>
<p>すでにレンズ側にVer.1.0.2が表示されている場合、同じファームウェアを再度インストールする必要はありません。一方、古いバージョンが表示されている場合には、シグマが公開している更新履歴と更新方法を確認します。ファームウェア更新に際しては、対象製品とマウントが一致していることも重要です。</p>
<p>SIGMA 17-40mm F1.8 DC | ArtにはキヤノンRFマウント以外の製品も存在します。同じ焦点距離と開放F値であっても、マウントが異なればカメラとの通信方式や更新ファイルが異なるため、別マウント用のファームウェアを流用することはできません。更新ファイルは必ず17-40mm F1.8 DC | ArtのキヤノンRFマウント用から取得します。</p>
<p>また、シグマは更新前にカメラ本体のファームウェアを最新版にしておくことを指定しています。レンズだけでなくカメラ側のバージョンも確認しておくことで、メーカーが案内する更新条件を満たしているか把握できます。更新作業を開始する前に、対象レンズ、マウント、ファームウェアバージョン、使用カメラの四つを確認しておくことが重要です。</p>
<p>RFマウントのサードパーティレンズの種類については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/rf-mount-third-party-lens-expansion/">RFマウントのサードパーティレンズを解説した記事</a>でも紹介しています。</p>
<h2><span id="toc9">ファームウェア更新前に準備するもの</span></h2>
<h3><span id="toc10">対応するEOS Rシリーズのカメラと十分な電源を用意する</span></h3>
<p>SIGMA 17-40mm F1.8 DC | ArtのキヤノンRFマウント用ファームウェアを更新するには、対応するEOS Rシリーズのカメラが必要です。シグマが案内している更新方法では、レンズをカメラに装着した状態でファームウェアの書き換えを行います。レンズを単体でパソコンに接続し、一般的なファイルコピーの操作だけで更新する方式ではありません。</p>
<p>更新前には、カメラ本体のファームウェアを最新版にしておく必要があります。また、カメラの電源にはフル充電した専用バッテリーパック、または専用ACアダプターキットを使用するよう指定されています。ファームウェアの書き換え中に電源が切れると、レンズが正常に動作しなくなるおそれがあるためです。</p>
<p>通常の撮影中であれば、バッテリー残量が少なくなった際に電源を切り、交換してから撮影を再開できます。しかし、ファームウェア更新中は内部の制御プログラムを書き換えているため、途中で電源が切れると正常に処理を完了できない可能性があります。更新処理の進行中は、電源だけでなく、レンズの装着状態やメモリーカードの状態も維持する必要があります。</p>
<p>シグマは、更新中にカメラの電源をOFFにしないこと、レンズを取り外さないこと、ボタンやダイヤル、スイッチなどを操作しないことも注意事項として挙げています。したがって、更新を開始する前に必要な機材をすべて準備し、途中でバッテリーやレンズを交換しなくても済む状態にしておくことが重要です。</p>
<p>また、カメラ側の撮影モードによってファームウェアの更新メニューを利用するための操作が異なる場合があります。シグマの手順ではP、Tv、Av、Mのいずれかに設定することが案内されているため、カメラの基本的な操作を確認しておくと作業を進めやすくなります。</p>
<p>EOS Rシリーズの基本的な構成と操作については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/eos-r-system-feature-structure/">EOS Rシステムの特徴を解説した記事</a>でも紹介しています。</p>
<h3><span id="toc11">メモリーカードをカメラで初期化する理由</span></h3>
<p>17-40mm F1.8のファームウェア更新には、更新ファイルを保存したメモリーカードを使用します。シグマの手順では、更新に使用するカードをあらかじめカメラで初期化することが指定されています。初期化とは、カードの記録領域をカメラで使用できる状態に整える操作ですが、同時に保存されている写真や動画などのデータも消去されるため、撮影済みのカードを使用する場合には注意が必要です。</p>
<p>更新専用に空のメモリーカードを使用すれば、撮影データを誤って消去する危険を減らせます。カメラで初期化したあとにカードをパソコンへ接続し、シグマからダウンロードしたファームウェア変更ファイルをコピーします。ここで重要になるのが、ファイルを保存する階層です。</p>
<p>シグマが指定する保存場所は、メモリーカードのルートディレクトリです。ルートディレクトリとは、パソコンでカードを開いたときに最初に表示される階層であり、DCIMなどのフォルダーの内部ではありません。DCIMは通常、カメラで撮影した画像や動画を保存するために使用されるフォルダーですが、ファームウェア変更ファイルをそこへ保存する手順ではありません。</p>
<p>更新ファイルを誤ったフォルダーに入れると、カメラのファームウェア更新画面で対象ファイルが表示されない原因になる場合があります。ファイルをコピーする際は、カードの最上位階層へ正しく保存することが重要です。また、コピー処理が完了する前にメモリーカードをパソコンから取り外すと、ファイルが正常に保存されない可能性があります。</p>
<p>更新ファイルをコピーしたあとは、パソコン側でカードを適切に取り外し、カメラへ装着します。この段階でカード内に正しいファームウェア変更ファイルが保存されていれば、カメラ側から更新作業を開始する準備が整います。</p>
<p>カメラの記録方式や撮影設定については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/drive-mode-camera-settings-technique/">ドライブモードと撮影設定を解説した記事</a>も参考になります。</p>
<h3><span id="toc12">WindowsとMacで使用するファイル形式の違い</span></h3>
<p>シグマは、17-40mm F1.8のファームウェア更新ファイルをWindows用とMac用に提供しています。WindowsではZIP形式、MacではDMG形式のファイルをダウンロードする方式です。どちらもダウンロードしたファイルをそのままメモリーカードへコピーするのではなく、内部にあるファームウェア変更ファイルを取り出して使用します。</p>
<p>Windowsの場合、ダウンロードしたZIPファイルを右クリックし、「すべて展開」を選択することでファイルを展開できます。展開後に作成されたフォルダーには、拡張子が「.afu」のファームウェア変更ファイルが含まれています。ファイル名や拡張子は変更せず、そのまま使用します。</p>
<p>Macの場合は、ダウンロードしたDMGファイルを開き、ディスクイメージ内に保存されたファームウェア変更ファイルを取り出します。WindowsとMacではダウンロードしたファイルを開く方法が異なりますが、最終的にメモリーカードへコピーするのは、いずれもレンズの更新に使用する「.afu」ファイルです。</p>
<p>更新ファイルを取り出したら、カメラで初期化したメモリーカードのルートディレクトリへ保存します。ZIPファイルやDMGファイルを展開せずにコピーしたり、展開後のフォルダー全体をコピーしたりすると、指定された手順とは異なる状態になります。更新ファイルが認識されない場合には、保存場所だけでなく、正しいファイルを取り出しているかどうかも確認する必要があります。</p>
<p>また、同じSIGMA製レンズでもマウントが異なれば更新ファイルが異なるため、ダウンロードページではキヤノンRFマウント用を選択します。対応製品とマウントが一致していることを確認したうえで、WindowsまたはMacに適したファイルを取得することが、更新作業を正常に進めるための基本になります。</p>
<p>SIGMA製RFマウントレンズのラインアップについては、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/sigma-rf-mount-lens-compact-performance/">SIGMAのRFマウントレンズを解説した記事</a>でも紹介しています。</p>
<h2><span id="toc13">Windows・MacからVer.1.0.2へ更新する方法</span></h2>
<h3><span id="toc14">ファームウェア変更ファイルをカードにコピーする</span></h3>
<p>更新作業は、シグマのファームウェアダウンロードページで17-40mm F1.8 DC | ArtのキヤノンRFマウント用を選ぶところから始まります。使用するパソコンに合わせてWindows用またはMac用のファイルをダウンロードし、圧縮ファイルを展開してファームウェア変更ファイルを取り出します。ダウンロードしたZIPやDMGをそのままメモリーカードへコピーするのではなく、拡張子が「.afu」のファイルを使用する点が重要です。</p>
<p>続いて、対応するEOS Rシリーズのカメラで初期化したメモリーカードをパソコンへ接続します。カードを開いたら、DCIMなどのフォルダーには入らず、最初に表示されるルートディレクトリへファームウェア変更ファイルをコピーします。このとき、ファイル名や拡張子を変更しないようにします。</p>
<p>コピーが完了したら、パソコン側でメモリーカードを適切に取り外します。カードをカメラへ挿入し、SIGMA 17-40mm F1.8を装着すれば、カメラ側の更新操作へ進む準備が整います。ただし、ファイルをカードへコピーした段階では、まだレンズ内部のファームウェアは書き換えられていません。</p>
<p>実際の更新は、EOS Rシリーズのカメラに用意されたファームウェア更新機能を使用して行います。そのため、パソコンでの作業とカメラ側での作業を分けて考えると、何をどの段階で実行するのかが理解しやすくなります。</p>
<p>レンズとカメラの電子的な通信については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/what-is-an-electronic-contact-magic/">カメラとレンズの電子接点を解説した記事</a>でも取り上げています。</p>
<h3><span id="toc15">カメラのメニューからレンズの更新を実行する</span></h3>
<p>ファームウェア変更ファイルを保存したメモリーカードをカメラへ挿入し、17-40mm F1.8を装着したら、カメラの電源を入れます。シグマの手順では撮影モードをP、Tv、Av、Mのいずれかに設定し、MENUボタンからファームウェアのバージョン情報を表示します。</p>
<p>バージョン表示画面では、カメラ本体とレンズの情報が別々に表示されます。今回更新する対象はレンズなので、レンズ側のファームウェア項目を選択します。カメラ本体の更新とレンズの更新では対象が異なるため、表示されている項目を確認することが重要です。</p>
<p>レンズのファームウェア更新画面を開くと、メモリーカード内に保存されたファームウェア変更ファイルが表示されます。対象ファイルが正しく認識されていることを確認したら、画面の案内に従って更新を開始します。更新が始まると進行状況を示すプログレスバーが表示されるため、処理が完了するまでカメラを操作せずに待ちます。</p>
<p>更新中は電源をOFFにせず、レンズやバッテリーを取り外したり、ボタンやダイヤルを操作したりしないようにします。正常に更新が完了すると完了画面が表示されるので、シグマが指定する操作に従って終了します。その後、カメラの電源をOFFにし、バッテリーを2秒以上取り外してから再び装着し、電源を入れます。</p>
<p>再起動後は、ファームウェアのバージョン表示をもう一度開き、レンズ側がVer.1.0.2になっていることを確認します。この確認まで終えることで、対象のファームウェアが適用された状態を把握できます。</p>
<p>EOS Rシリーズのメニューと撮影モードについては、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/canon-camera-shooting-modes-guide/">キヤノンの撮影モードと設定を解説した記事</a>も参考になります。</p>
<h3><span id="toc16">EOS Utility経由の更新には対応していない</span></h3>
<p>キヤノンのカメラを使用している人の中には、EOS Utilityをパソコンへインストールしている人もいるでしょう。EOS Utilityはカメラとパソコンを接続し、画像の取り込みやカメラの操作などに利用するソフトウェアですが、SIGMA 17-40mm F1.8のキヤノンRFマウント用ファームウェア更新には対応していません。</p>
<p>シグマが指定しているのは、パソコンで更新ファイルをダウンロードし、メモリーカードへコピーしたあと、EOS Rシリーズのカメラから更新する方式です。そのため、EOS Utilityを起動して更新ファイルを選択したり、パソコンから直接レンズのファームウェアを書き換えたりする方法ではありません。</p>
<p>また、シグマにはUSB DOCKなどを利用してファームウェアを更新する製品もありますが、更新方法は製品やマウントによって異なります。今回の17-40mm F1.8のRFマウント版については、メーカーが公開しているカメラ経由の手順が基準になります。</p>
<p>同じRFマウント用レンズであっても、キヤノン純正レンズとサードパーティ製レンズでは、ファームウェアの提供方法や更新手順が異なる場合があります。更新する対象のレンズ名とマウントを確認し、その製品に指定された方法を使用することが重要です。</p>
<p>なお、EOS Utilityをインストールしていなくても、今回の更新作業は行えます。必要なのは更新ファイルを準備するパソコン、メモリーカード、対応するEOS Rシリーズのカメラ、対象レンズです。ファームウェア更新が完了したかどうかは、最後にレンズ側のバージョン表示を確認して判断します。</p>
<p>RFマウント対応のサードパーティ製レンズについては、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/rf-s-lens-thirdparty-selection/">RF-S用サードパーティレンズを紹介した記事</a>でも詳しく紹介しています。</p>
<h2><span id="toc17">ファームウェア更新できない場合の原因と対処方法</span></h2>
<h3><span id="toc18">ファームウェアファイルが認識されない場合</span></h3>
<p>カメラのファームウェア更新画面を開いても対象ファイルが表示されない場合、最初に確認したいのはメモリーカード内の保存場所です。シグマが指定しているのはカードのルートディレクトリであり、DCIMなどのフォルダー内部ではありません。更新ファイルを誤った場所へ保存すると、カメラが対象ファイルを認識できない原因になります。</p>
<p>次に確認するのは、ダウンロードしたファイルを正しく展開しているかという点です。Windows用のZIPファイルやMac用のDMGファイルをそのままコピーした場合は、指定された手順と異なります。更新に使用するのは展開後に取り出した「.afu」ファイルなので、ファイルの種類と拡張子を確認する必要があります。</p>
<p>さらに、17-40mm F1.8 DC | ArtのキヤノンRFマウント用をダウンロードしているかも重要です。別のSIGMA製レンズや異なるマウント用の更新ファイルを使用することはできません。また、ファイル名を変更したり、コピーが完了する前にカードを取り外したりした場合にも、正常なファイルを保存できていない可能性があります。</p>
<p>シグマは、更新ファイルが表示されない場合について、ダウンロードの段階から作業をやり直す方法を案内しています。カメラで初期化したカードを使用し、正しいファームウェア変更ファイルをルートディレクトリへ保存したうえで、再びカメラ側の更新画面を確認します。</p>
<p>なお、ファイルが認識されない状態と、更新処理が始まったあとにエラーが発生した状態は異なるため、それぞれの状況に応じた確認が必要です。</p>
<p>電子接点とレンズ制御の仕組みについては、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/what-is-an-electronic-contact-magic/">カメラとレンズの電子接点を解説した記事</a>も参考になります。</p>
<h3><span id="toc19">更新途中でエラーが発生した場合</span></h3>
<p>ファームウェアの更新途中でエラーが発生した場合は、通常の撮影中に発生するトラブルとは区別する必要があります。更新中はレンズ内部の制御プログラムを書き換えているため、電源が切れたり、レンズが取り外されたりすると、正常に処理を完了できなくなるおそれがあります。そのため、正常に更新が進んでいる間は電源を切らず、各種操作を行わないことが基本です。</p>
<p>一方、更新途中に実際にエラーが発生した場合には、シグマが指定する対応手順があります。メーカーの案内では、電池を抜いて更新作業を中断し、バッテリー残量とメモリーカード内のファームウェアファイルを確認したうえで、問題がなければ再度更新を実行するよう示されています。</p>
<p>ここで重要なのは、正常に更新が進行している状態と、エラーによって更新が停止した状態を区別することです。更新中に任意のタイミングでバッテリーを抜いてよいという意味ではありません。更新が正常に進んでいる間は完了を待ち、実際にエラーが表示された場合にはメーカーの指定する手順に従います。</p>
<p>また、更新に失敗した原因がバッテリー残量なのか、ファイルの保存状態なのか、ほかの問題なのかは、エラー発生時の状況によって異なります。更新をやり直しても同じエラーが繰り返される場合には、使用カメラ、レンズ、ファームウェアファイル、バッテリーの状態、表示されたメッセージを整理することで、メーカーへ状況を伝えやすくなります。</p>
<p>特に、更新後にレンズが認識されなくなったり、正常な撮影ができなくなったりした場合には、ファームウェア更新の問題としてメーカーのサポートによる確認が必要になることがあります。撮影中のブラックアウトやフリーズを修正するための更新であっても、更新作業そのものは別の手順として正確に進めることが重要です。</p>
<p>レンズのAF駆動方式や電子制御については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/magic-focus-stm-usm/">STMとUSMの違いを解説した記事</a>でも紹介しています。</p>
<h3><span id="toc20">更新済みでもブラックアウトやフリーズが発生する場合</span></h3>
<p>Ver.1.0.2への更新が完了したあともブラックアウトやフリーズが発生する場合、まずレンズ側のファームウェアが本当にVer.1.0.2になっているかを確認します。カメラのメニューには本体とレンズのバージョンが別々に表示されるため、対象となる17-40mm F1.8のバージョンを確認することが重要です。</p>
<p>次に確認するのは、現象がどのカメラで発生したかという点です。今回シグマが修正対象として公表しているのは、EOS R6 Mark IIIとの組み合わせで発生することがあった現象です。EOS R7やEOS R10など、ほかのEOS Rシリーズで発生する表示異常やフリーズについて、同じ原因であると説明した発表ではありません。</p>
<p>また、カメラのモニターが黒くなる状態には、電子ビューファインダーと背面モニターの切り替え、表示設定、省電力動作などが関係する場合もあります。これらの通常の表示動作と、カメラが操作を受け付けなくなるフリーズは分けて確認する必要があります。例えば、背面モニターが黒くなってもファインダーに映像が表示され、シャッター操作が正常にできる状態と、どの操作も受け付けなくなる状態では、確認する内容が異なります。</p>
<p>同じ症状が繰り返される場合には、使用したカメラとレンズのバージョン、撮影モード、表示された内容、発生日時などを記録しておくと状況を整理しやすくなります。撮影中のエラーは電源を入れ直したあとに表示が残らない場合もあるため、可能であれば表示画面を記録しておくことも役立ちます。</p>
<p>ファームウェア更新で修正された現象と、更新後に発生した個別のトラブルを区別することが重要です。メーカーが公表している修正内容を適用した状態で、どのような現象が発生したのかを把握することで、サポートへ相談する際にも具体的な情報を伝えられます。</p>
<p>EOS Rシリーズの基本的な構成と撮影機能については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/eos-r-system-feature-structure/">EOS Rシステムの特徴を解説した記事</a>も参考になります。</p>
<h2><span id="toc21">Ver.1.0.2への更新後に確認したい撮影動作</span></h2>
<h3><span id="toc22">レンズのバージョンがVer.1.0.2になっているか確認する</span></h3>
<p>更新が完了したら、最初にレンズ側のファームウェアバージョンを確認します。シグマの手順では、更新完了後にカメラの電源をOFFにし、バッテリーを2秒以上取り外してから再び電源を入れることが指定されています。この操作を終えたあと、カメラのメニューからファームウェア情報を開き、レンズ側にVer.1.0.2が表示されていることを確認します。</p>
<p>カメラ本体とレンズのファームウェアは別々に管理されています。そのため、カメラ本体に別の番号が表示されていても、それだけでレンズの更新に失敗したことにはなりません。確認するのはSIGMA 17-40mm F1.8 DC | Artのバージョンであり、カメラ本体の番号と混同しないことが重要です。</p>
<p>レンズ側がVer.1.0.2になっていることを確認できたら、通常の撮影画面へ戻り、カメラがレンズを正常に認識しているかを確認します。その後、ズーム操作、AF、絞り制御など、普段利用する機能が正常に動作するか確認できます。</p>
<p>ただし、今回の更新はAF速度や解像力の向上を公表したものではないため、更新前後で体感的なAF速度が変わったかどうかを、更新成功の判断材料にする必要はありません。更新の成否を確認する基本は、レンズ側のファームウェアバージョン表示です。</p>
<p>EOS R7と17-40mm F1.8の組み合わせについては、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/eos-r7-sigma-17-40mm-f1-8/">EOS R7にSIGMA 17-40mm F1.8は合う？F2.8ズームとの違いと使い方</a>でも詳しく紹介しています。</p>
<h3><span id="toc23">AF・絞り・ズームの基本動作を確認する</span></h3>
<p>ファームウェア更新後は、レンズの基本的な撮影動作が正常であることを確認します。17-40mm F1.8は、17mmから40mmまでズーム全域で開放F1.8を維持するレンズです。更新後も焦点距離や開放F値は変わらないため、通常の撮影条件で使用できることを確認するのが基本になります。</p>
<p>まず17mm側と40mm側でズームを操作し、それぞれの焦点距離で撮影できるか確認します。続いてAFを使用し、近距離と遠距離の被写体へピントを合わせます。静止している被写体で確認したあと、普段使用する撮影条件でも正常に動作するかを確かめることで、更新後の状態を把握できます。</p>
<p>絞りについても、開放F1.8だけでなくF2.8やF4、F5.6などへ変更し、露出が通常どおり変化するか確認できます。ただし、Ver.1.0.2によって絞り制御の性能向上が発表されたわけではありません。これらの操作は、更新後にレンズが正常に機能しているかを確認するための基本的なチェックです。</p>
<p>また、AF速度を更新前後で比較する場合には、被写体までの距離、周囲の明るさ、被写体のコントラスト、カメラのAF設定などが結果に影響します。撮影条件が異なれば、ファームウェアの変更とは関係なくAFの動作が変わる場合があります。更新後に感じたわずかな動作の違いだけで、メーカーが公表していない性能向上を判断することはできません。</p>
<p>今回のVer.1.0.2で重要なのは、EOS R6 Mark IIIとの組み合わせにおけるブラックアウトとフリーズの修正です。更新後の基本動作を確認することは、その修正が適用された状態でレンズを通常どおり使用できるか把握するためにも役立ちます。</p>
<p>レンズのAF駆動方式とピント合わせについては、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/magic-focus-stm-usm/">STMとUSMの違いを解説した記事</a>でも詳しく紹介しています。</p>
<h3><span id="toc24">EOS R6 Mark IIIとEOS R7では確認する内容が異なる</span></h3>
<p>SIGMA 17-40mm F1.8をEOS R6 Mark IIIで使用している場合、Ver.1.0.2で修正された現象が直接関係します。更新後には通常の撮影が継続できるか、モニター表示に異常がないか、カメラの操作を正常に受け付けるかといった点を確認できます。ただし、メーカーが「まれに」発生すると説明している現象なので、短時間のテストだけですべての撮影条件を確認できるわけではありません。</p>
<p>一方、EOS R7ではVer.1.0.2によってEOS R7固有のフリーズが修正されたという発表はありません。EOS R7を使用している場合は、レンズのバージョン表示と通常の撮影動作に加え、Ver.1.0.1で実施されたボディ内手ブレ補正効果の改善という更新履歴も関係します。</p>
<p>EOS R7にはボディ内手ブレ補正が搭載されていますが、EOS R10やEOS R50には搭載されていません。そのため、同じ17-40mm F1.8を使用していても、カメラによって利用できる手ブレ補正の仕組みが異なります。また、EOS R6 Mark IIIとEOS R7ではセンサーサイズも異なり、前者がフルサイズ、後者がAPS-Cです。</p>
<p>17-40mm F1.8はAPS-C用レンズなので、EOS R6 Mark IIIではAPS-Cクロップによる撮影となります。EOS R7ではAPS-Cセンサー全体を利用して撮影でき、35mm判換算で約27.2-64mm相当の画角となります。今回のファームウェア更新によって、レンズのイメージサークルや焦点距離が変化することはありません。</p>
<p>このように、同じレンズでも使用するカメラによって撮影条件と更新内容の関係が異なります。Ver.1.0.2のフリーズ修正、Ver.1.0.1のボディ内手ブレ補正改善、APS-C用レンズとしての基本的な仕様をそれぞれ区別することで、自分の機材に関係する変更内容を把握しやすくなります。</p>
<p>APS-C用レンズをフルサイズカメラで使用する仕組みについては、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/aps-c-lens-full-frame-use/">APS-C用レンズをフルサイズで使う場合の解説</a>も参考になります。</p>
<h2><span id="toc25">まとめ</span></h2>
<p>SIGMA 17-40mm F1.8 DC | ArtのキヤノンRFマウント用ファームウェアVer.1.0.2は、2026年6月25日に公開されました。今回の更新では、EOS R6 Mark IIIとの組み合わせで撮影中にまれにモニターがブラックアウトし、カメラがフリーズする現象が修正されています。</p>
<p>一方、2025年10月23日に公開されたVer.1.0.1では、レンズ装着時におけるカメラのボディ内手ブレ補正効果が改善されています。Ver.1.0.1は手ブレ補正に関する更新、Ver.1.0.2は特定のカメラとの組み合わせにおける動作安定性に関する更新であり、両者の目的は異なります。</p>
<p>ファームウェア更新には、対応するEOS Rシリーズのカメラ、メモリーカード、更新ファイルを準備するパソコンが必要です。WindowsではZIP形式、MacではDMG形式でダウンロードしたファイルを展開し、拡張子が「.afu」のファームウェア変更ファイルをメモリーカードのルートディレクトリへコピーします。</p>
<p>その後、カメラへレンズとカードを装着し、ファームウェアのメニューからレンズ側の更新を実行します。EOS Utility経由での更新には対応していないため、シグマが指定するカメラ経由の手順を使用します。更新中は電源を切ったり、レンズを取り外したりせず、処理が完了するまで待つ必要があります。</p>
<p>更新完了後は、カメラの電源を切ってバッテリーを2秒以上取り外し、再起動してレンズ側のバージョンを確認します。Ver.1.0.2が表示されていれば、対象のファームウェアが適用された状態です。その後、ズーム、AF、絞り制御など、通常の撮影動作を確認することで更新後の状態を把握できます。</p>
<p>今回の更新によって、17-40mmという焦点距離やズーム全域F1.8という基本仕様が変化するわけではありません。SIGMA 17-40mm F1.8 DC | Artは、APS-C用標準ズームとしてF1.8の明るさを利用できることが特徴であり、その光学的な性格は更新後も変わりません。</p>
<p>EOS R6 Mark IIIで使用している場合にはVer.1.0.2のフリーズ修正が直接関係し、EOS R7などで使用している場合にはレンズ側のバージョンと過去の更新履歴を確認する意味があります。メーカーが公表した修正内容と実際に使用するカメラの機能を照らし合わせることで、ファームウェア更新によって何が変わったのかを正確に把握できます。</p>
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		<item>
		<title>SIGMA 16-300mm RFファームウェアVer.1.0.1｜AF改善と更新方法を解説</title>
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		<dc:creator><![CDATA[花山 千春]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 07 Oct 2026 21:26:42 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[レンズ]]></category>
		<category><![CDATA[シグマ]]></category>
		<category><![CDATA[EOS R50]]></category>
		<category><![CDATA[SIGMA]]></category>
		<category><![CDATA[キヤノンRFマウント]]></category>
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		<category><![CDATA[EOS R6 Mark III]]></category>
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					<description><![CDATA[SIGMA 16-300mm RFファームウェアVer.1.0.1｜AF改善と更新方法を解説 SIGMA 16-300mm F3.5-6.7 DC OS &#124; ContemporaryのキヤノンRFマウント用に、ファームウ [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<h1>SIGMA 16-300mm RFファームウェアVer.1.0.1｜AF改善と更新方法を解説</h1>
<p>SIGMA 16-300mm F3.5-6.7 DC OS | ContemporaryのキヤノンRFマウント用に、ファームウェアVer.1.0.1が2026年8月27日に公開されました。</p>
<p>今回の更新内容は、AF動作速度の向上、周辺光量補正の精度改善、EOS R6 Mark IIIとの組み合わせで発生することがあったフリーズ現象の修正という3点です。</p>
<p>このレンズをすでに使っている人にとって重要なのは、ファームウェアを更新することで何が変わるのか、どのカメラで更新できるのか、具体的にどう操作するのかという点でしょう。</p>
<p>結論から言えば、Ver.1.0.1はレンズの基本仕様を変更する更新ではありません。AFと画像補正の動作を改善し、一部の組み合わせで発生する不具合を修正する更新です。</p>
<p>また、更新はキヤノンEOS Rシリーズのカメラにレンズを装着し、メモリーカードを使って実行します。EOS Utility経由での更新には対応していません。</p>
<p>この記事では、更新内容を用途別に整理したうえで、Windows・Macでのファイル準備からカメラ上の操作、更新できない場合の確認事項まで解説します。</p>

  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-4" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-4">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"></li><li><a href="#toc1" tabindex="0">SIGMA 16-300mm RF用Ver.1.0.1で何が変わったのか</a><ol><li><a href="#toc2" tabindex="0">AF動作速度の向上は望遠側での撮影にも関係する</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">周辺光量補正データの最適化で補正精度が改善</a></li><li><a href="#toc4" tabindex="0">EOS R6 Mark IIIで発生することがあったブラックアウトとフリーズを修正</a></li></ol></li><li><a href="#toc5" tabindex="0">ファームウェア更新前に確認したいこと</a><ol><li><a href="#toc6" tabindex="0">対象は16-300mmのキヤノンRFマウント用</a></li><li><a href="#toc7" tabindex="0">EOS R7・R10・R50などでも更新手順はカメラ側から進める</a></li><li><a href="#toc8" tabindex="0">必要なのはパソコン・メモリーカード・十分な電源</a></li></ol></li><li><a href="#toc9" tabindex="0">SIGMA 16-300mm RFのファームウェア更新方法</a><ol><li><a href="#toc10" tabindex="0">Windows・Macでファームウェアファイルを準備する</a></li><li><a href="#toc11" tabindex="0">EOS Rシリーズのメニューからレンズを更新する</a></li><li><a href="#toc12" tabindex="0">更新ファイルが表示されない・更新できない場合の確認事項</a></li></ol></li><li><a href="#toc13" tabindex="0">ファームウェア更新後は何を確認すればよいのか</a><ol><li><a href="#toc14" tabindex="0">AFの変化は実際の撮影条件に合わせて確認する</a></li><li><a href="#toc15" tabindex="0">周辺光量補正の確認には均一な明るさの被写体を使う</a></li><li><a href="#toc16" tabindex="0">R6 Mark IIIの不具合修正とほかのEOS Rシリーズへの影響</a></li></ol></li><li><a href="#toc17" tabindex="0">まとめ</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2><span id="toc1">SIGMA 16-300mm RF用Ver.1.0.1で何が変わったのか</span></h2>
<h3><span id="toc2">AF動作速度の向上は望遠側での撮影にも関係する</span></h3>
<p>Ver.1.0.1の変更点の一つは、AF動作速度の向上です。メーカーはAF動作速度を改善したことを公表しています。</p>
<p>SIGMA 16-300mm F3.5-6.7 DC OSは、広角16mmから望遠300mmまでを1本でカバーする高倍率ズームレンズです。被写体や撮影距離を変えながら撮影する機会が多く、ピント合わせの快適さは使い勝手に直接関係します。</p>
<p>広角側で風景を撮影し、直後に望遠側で離れた被写体を撮影するような場面では、ピント位置を大きく移動させることがあります。このようなレンズでは、AFの応答が改善されること自体に意味があります。</p>
<p>ただし、AFが具体的に何％高速化されたのか、どの焦点距離や撮影距離で改善幅が大きいのかという数値は公表されていません。</p>
<p>そのため、更新しただけで動体への追従能力が劇的に変化する、あるいは特定のカメラで合焦速度が一定の割合だけ向上するといった結論は出せません。</p>
<p>AFの速度はレンズ側の制御だけで決まるものでもありません。使用するカメラのAF方式、被写体認識、撮影環境、明るさ、被写体のコントラストなども関係します。</p>
<p>それでも、ファームウェア更新によってAF動作そのものの改善が図られている点は、すでに購入しているユーザーにとって見逃せない変更です。</p>
<p>特に16-300mmのように撮影できる被写体の幅が広いレンズでは、特定の撮影ジャンルだけを想定した改善と考える必要はありません。</p>
<p>広角側のスナップ、標準域の人物撮影、望遠側の動物撮影など、さまざまな撮影場面でAFを使うためです。</p>
<p>キヤノンRFマウントに対応するSIGMA製レンズの特徴や選択肢については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/sigma-rf-mount-lens-compact-performance/">SIGMAのRFマウントレンズの特徴を解説した記事</a>でも紹介しています。</p>
<h3><span id="toc3">周辺光量補正データの最適化で補正精度が改善</span></h3>
<p>二つ目の変更点は、周辺光量補正データの最適化です。</p>
<p>周辺光量とは、画像の中央から周辺部分へ向かう明るさの分布に関係するものです。レンズによっては画面中央に比べて四隅が暗く写ることがあり、これを周辺光量落ちと呼びます。</p>
<p>カメラには、対応するレンズの補正データを使用して周辺部分の明るさを調整する機能があります。今回の更新では、この補正の精度向上が図られました。</p>
<p>例えば青空や明るい壁など、画面全体に明るさの変化が少ない被写体では、周辺光量落ちが比較的目立つ場合があります。</p>
<p>同じレンズでも焦点距離や絞り値によって周辺部分の明るさが変わることがあり、高倍率ズームでは複数の条件で適切な補正を行うことが求められます。</p>
<p>ただし、今回の更新がどの焦点距離や絞り値を対象にしたものなのか、具体的な補正量がどの程度変化したのかは公表されていません。</p>
<p>また、補正精度の改善と、レンズ本来の光学性能の変更は別の話です。ファームウェアを書き換えてもレンズを構成するガラスや絞り機構が変化するわけではありません。</p>
<p>更新による変化を確認するなら、同じ焦点距離、絞り値、露出条件で撮影した画像を比較する方法が考えられます。</p>
<p>RAW画像とJPEG画像では、カメラや現像ソフトによる補正の扱いが異なる場合があるため、比較するときは画像形式と補正設定もそろえる必要があります。</p>
<p>補正によって画質がどう変わるのか、レンズの光学性能と画像処理をどう考えるのかについては、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/image-quality-photography-expression/">写真の画質と表現について解説した記事</a>も参考になります。</p>
<h3><span id="toc4">EOS R6 Mark IIIで発生することがあったブラックアウトとフリーズを修正</span></h3>
<p>三つ目の変更点は、EOS R6 Mark IIIとの組み合わせで発生することがあった不具合の修正です。</p>
<p>シグマの発表では、撮影中にまれにモニターがブラックアウトし、カメラがフリーズする現象を修正したとされています。</p>
<p>ブラックアウトは画面が黒くなる状態を指し、フリーズはカメラの操作を正常に続けられなくなる状態を指します。</p>
<p>撮影中にこのような現象が発生すると、シャッターチャンスを逃すだけでなく、撮影を中断して状況を確認する必要が生じます。</p>
<p>特に動物や子ども、乗り物など、一瞬の動きを撮影する場面では、カメラの動作が安定していることが重要です。</p>
<p>今回の修正は、EOS R6 Mark IIIとSIGMA 16-300mmの組み合わせに関するものとして案内されています。</p>
<p>EOS R7やEOS R10、EOS R50など、ほかのEOS Rシリーズのカメラにも同じ不具合があったという発表ではありません。</p>
<p>一方、AF動作速度と周辺光量補正の改善については、EOS R6 Mark III専用の変更として限定されていません。</p>
<p>このため、EOS R6 Mark IIIを使用していないユーザーにも、今回の更新内容を確認する意味があります。</p>
<p>EOS Rシリーズの構成や機種ごとの特徴については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/eos-r-system-feature-structure/">EOS Rシステムの特徴を解説した記事</a>でも取り上げています。</p>
<h2><span id="toc5">ファームウェア更新前に確認したいこと</span></h2>
<h3><span id="toc6">対象は16-300mmのキヤノンRFマウント用</span></h3>
<p>今回のVer.1.0.1は、SIGMA 16-300mm F3.5-6.7 DC OS | ContemporaryのキヤノンRFマウント用として公開されたものです。</p>
<p>同じ製品名のレンズであっても、マウントが異なる製品には、それぞれ対応するファームウェアが用意されます。</p>
<p>ファームウェアの更新では、レンズ名だけを見てファイルを選ぶことは避けたいところです。必ずキヤノンRFマウント用のダウンロード項目を選ぶ必要があります。</p>
<p>また、今回の記事で扱う更新方法は、EOS Rシリーズのカメラを使用する方法です。</p>
<p>キヤノンRFマウント用のレンズをEOS Rシリーズのカメラへ直接装着し、カメラ側のメニューから更新します。</p>
<p>ファームウェアのバージョン番号は、レンズの製品名と同様に重要な確認項目です。更新前のバージョンと、更新しようとしているバージョンが一致しているか確認します。</p>
<p>すでにレンズ側がVer.1.0.1になっている場合は、同じバージョンへ更新し直す必要はありません。</p>
<p>将来新しいバージョンが公開された場合には、ダウンロードページに掲載されている更新履歴と手順を改めて確認することになります。</p>
<p>シグマのRFマウント対応レンズ全体については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/rf-mount-third-party-lens-expansion/">RFマウントのサードパーティレンズを解説した記事</a>でも扱っています。</p>
<h3><span id="toc7">EOS R7・R10・R50などでも更新手順はカメラ側から進める</span></h3>
<p>SIGMA 16-300mmはAPS-C用のDCレンズです。キヤノンRFマウント版は、EOS R7、EOS R10、EOS R50などのAPS-C機との組み合わせが考えられます。</p>
<p>キヤノンAPS-Cでは焦点距離を35mm判換算すると約1.6倍になるため、16-300mmは約25.6-480mm相当の画角をカバーします。</p>
<p>広角から超望遠域まで1本で撮影できることが、このレンズの特徴です。</p>
<p>ファームウェアを更新する際には、使用しているカメラ側も最新版のファームウェアにしておくことが、シグマから案内されています。</p>
<p>また、EOS Rシリーズであっても、カメラによってメニューの項目名や配置が異なる場合があります。</p>
<p>基本的にはカメラのファームウェア情報を表示するメニューからレンズのバージョンを確認し、更新操作を進めます。</p>
<p>したがって、ほかのEOS Rシリーズで紹介されている画面と完全に同じ項目配置が見つからない場合でも、使用するカメラのファームウェア設定画面を確認することが重要です。</p>
<p>なお、フルサイズのEOS RシリーズにAPS-C用レンズを装着した場合、撮影範囲や記録画素数の扱いが変わることがあります。</p>
<p>今回のファームウェアで画角やイメージサークルが拡大されるわけではありません。レンズの撮影範囲と更新内容は分けて考える必要があります。</p>
<p>APS-Cとフルサイズのレンズの組み合わせについては、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/aps-c-lens-full-frame-use/">APS-C用レンズをフルサイズで使う場合の解説</a>も掲載しています。</p>
<h3><span id="toc8">必要なのはパソコン・メモリーカード・十分な電源</span></h3>
<p>ファームウェア更新の前には、更新ファイルを準備するパソコン、使用するカメラに対応したメモリーカード、十分に充電されたバッテリーを用意します。</p>
<p>シグマは、フル充電した専用バッテリーパック、または専用ACアダプターキットを使用するよう案内しています。</p>
<p>更新中にバッテリーが外れたり、電源が切れたりすると、正常に更新できなくなるおそれがあります。</p>
<p>また、メモリーカードはカメラで初期化してから使用する手順が指定されています。</p>
<p>初期化するとカード内の記録内容が消去されるため、撮影済み画像が保存されているカードをそのまま初期化する場合は注意が必要です。</p>
<p>更新ファイルは、圧縮ファイルを展開して取り出します。WindowsではZIPファイル、MacではDMGファイルが案内されています。</p>
<p>展開後にできるファームウェア変更ファイルの拡張子は「.afu」です。</p>
<p>このファイルをカード内のDCIMフォルダーへ入れるのではなく、カードの最上位階層へコピーします。</p>
<p>ここを間違えると、カメラが更新ファイルを認識できない原因になります。</p>
<p>更新操作中は、レンズの取り外しやスイッチ操作、カメラの電源OFFなどを行わないことも重要です。</p>
<p>カメラ側で必要な操作ができるよう、撮影モードとメニュー操作を把握しておくと手順を進めやすくなります。</p>
<p>EOS Rシリーズで使うレンズや操作環境については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/canon-rf-ef-compatibility-magic-adapters/">キヤノンのRF・EFレンズ互換性に関する記事</a>も参考になります。</p>
<h2><span id="toc9">SIGMA 16-300mm RFのファームウェア更新方法</span></h2>
<h3><span id="toc10">Windows・Macでファームウェアファイルを準備する</span></h3>
<p>最初に、シグマのファームウェアダウンロードページから、SIGMA 16-300mm F3.5-6.7 DC OS | ContemporaryのキヤノンRFマウント用を選択します。</p>
<p>WindowsとMacではダウンロードするファイル形式が異なります。使用するパソコンに合ったものを選びます。</p>
<p>Windowsでは、ダウンロードしたZIPファイルを展開します。通常はファイルを右クリックし、「すべて展開」などの機能から展開できます。</p>
<p>MacではDMGファイルを開き、表示されたディスクイメージの内容を確認します。</p>
<p>展開後に作成されるフォルダー内には、拡張子「.afu」のファームウェア変更ファイルが含まれています。</p>
<p>次に、カメラで初期化したメモリーカードをパソコンへ接続し、ファームウェア変更ファイルをコピーします。</p>
<p>コピー先はカードのルートディレクトリ、つまりカードを開いて最初に表示される階層です。</p>
<p>DCIMなどのフォルダーを開いて、その中へコピーする手順ではありません。</p>
<p>ファイル名や拡張子は変更せず、ダウンロードした更新ファイルをそのまま使用します。</p>
<p>コピーが終了したら、パソコン側でメモリーカードを適切に取り外し、EOS Rシリーズのカメラへ装着します。</p>
<p>なお、シグマ製レンズにはUSB DOCKや専用ソフトを使って更新する製品もありますが、今回のRFマウント用16-300mmはカメラを使用する手順が案内されています。</p>
<p>EOS Utilityを使ってファームウェアを更新する方法には対応していません。</p>
<p>キヤノンRFマウントレンズの選択肢については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/rf-s-lens-thirdparty-selection/">RF-S用サードパーティレンズを紹介した記事</a>でも解説しています。</p>
<h3><span id="toc11">EOS Rシリーズのメニューからレンズを更新する</span></h3>
<p>ファームウェアファイルを保存したメモリーカードをカメラへ挿入し、対象のSIGMA 16-300mmを装着します。</p>
<p>カメラの電源を入れ、撮影モードをP、Tv、Av、Mのいずれかに設定します。</p>
<p>続いてMENUボタンを押し、機能設定メニューから「ファームウェアVer.」に相当する項目を開きます。</p>
<p>カメラ本体とレンズのファームウェアバージョンが表示されたら、レンズ側のバージョンを選択します。</p>
<p>すでに最新バージョンが表示されている場合は、更新する必要はありません。</p>
<p>更新が必要な場合は、レンズのファームウェアアップデート画面から操作を進めます。</p>
<p>更新ファイルが正しく認識されると、ファイル名が表示されます。その内容を確認して更新を開始します。</p>
<p>実行すると進行状況を示すプログレスバーが表示されます。</p>
<p>この間は、カメラの電源を切らず、レンズの着脱やボタン・ダイヤル・スイッチの操作を行わないようにします。</p>
<p>更新が完了すると完了画面が表示されるため、画面の案内に従って終了します。</p>
<p>シグマの手順では、完了後にカメラの電源をOFFにし、バッテリーを2秒以上取り外してから、再び装着して電源を入れるよう指定されています。</p>
<p>再起動後、ファームウェアのバージョン表示画面を再び開き、レンズがVer.1.0.1になっていることを確認します。</p>
<p>この確認まで終えて、ファームウェアの更新作業が完了します。</p>
<p>カメラのメニュー操作や設定項目については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/canon-camera-shooting-modes-guide/">キヤノンの撮影モードと操作に関する解説</a>も掲載しています。</p>
<h3><span id="toc12">更新ファイルが表示されない・更新できない場合の確認事項</span></h3>
<p>ファームウェア更新画面を開いてもファイルが表示されない場合は、まずメモリーカード内の保存場所を確認します。</p>
<p>特に多い原因として考えられるのは、更新ファイルをDCIMフォルダーの中に保存しているケースです。</p>
<p>指定された保存先は、カードのルートディレクトリです。</p>
<p>また、圧縮ファイルを展開せずにZIPファイルのままコピーしていたり、展開したフォルダー全体をコピーしたりしている場合も、手順と一致しません。</p>
<p>必要なのは、展開後に取り出した「.afu」ファイルです。</p>
<p>ファイル名が表示されない場合について、シグマはファイルの保存状態を確認し、ダウンロードの段階からやり直す手順を案内しています。</p>
<p>次に、対象レンズがカメラへ正しく装着されているか、使用中のカメラがEOS Rシリーズかを確認します。</p>
<p>カメラ本体のファームウェアを最新版にすることも、更新前の条件として案内されています。</p>
<p>更新途中でエラーが発生した場合には、電源やメモリーカードの状態を確認する必要があります。</p>
<p>シグマの手順では、更新中のエラー発生時は電池を抜いて中断し、バッテリー残量とカード内のファームウェアファイルを確認したうえで、問題がなければ再実行するよう案内されています。</p>
<p>更新途中のエラーと、単に更新ファイルが見つからない状態は状況が異なるため、表示されたメッセージに応じて確認する項目も変わります。</p>
<p>さらに、更新を実行したにもかかわらずバージョンが変わっていない場合は、更新完了画面を確認できたか、再起動後のバージョン表示を見ているかを確認します。</p>
<p>レンズとカメラのファームウェアは別々の項目で表示されるため、レンズ側のバージョン番号を確認することが重要です。</p>
<p>レンズやカメラの使用中にAFの挙動を確認したい場合は、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/magic-focus-stm-usm/">レンズのAF駆動方式について解説した記事</a>も参考になります。</p>
<h2><span id="toc13">ファームウェア更新後は何を確認すればよいのか</span></h2>
<h3><span id="toc14">AFの変化は実際の撮影条件に合わせて確認する</span></h3>
<p>ファームウェア更新が完了したら、最初に通常の撮影ができることを確認します。</p>
<p>広角側と望遠側でAFが正常に動作するか、近距離と遠距離の被写体にピントが合うかといった基本的な確認から始めます。</p>
<p>AF動作速度の改善を体感できるかどうかは、使用するカメラや被写体の条件によって変わります。</p>
<p>特に16-300mmのような高倍率ズームでは、焦点距離を変えるだけで撮影できる被写体が大きく変化します。</p>
<p>広角側でのスナップ撮影、標準域での人物撮影、望遠側での離れた被写体の撮影など、普段使う条件で確認することが大切です。</p>
<p>ファームウェア更新前に撮影したデータや操作感の記録があれば、同じ条件で比較することもできます。</p>
<p>ただし、更新によってAFが改善されることと、常に目に見える速度差が発生することは同じではありません。</p>
<p>更新前後でわずかな違いしか感じられない場合でも、ファームウェアの更新が実行されていないと判断する材料にはなりません。</p>
<p>更新の成否を確認する基本は、レンズのファームウェアバージョン表示です。</p>
<p>AFの変化を撮影用途別に確認することは、その後の設定やレンズの使い方を考える材料にもなります。</p>
<p>望遠撮影時のAF設定や動く被写体への対応については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/eos-r6-mark-ii-wild-bird-settings/">野鳥撮影時のEOS Rシリーズの設定を解説した記事</a>も掲載しています。</p>
<h3><span id="toc15">周辺光量補正の確認には均一な明るさの被写体を使う</span></h3>
<p>周辺光量補正の変化を確認する場合には、青空や均一に照明された壁など、明るさの分布が比較的わかりやすい被写体が向いています。</p>
<p>画面の中央と四隅の明るさを見比べることで、補正結果を確認しやすくなります。</p>
<p>ただし、青空の場合は太陽の位置や雲の影響で明るさが変わります。比較用の画像を撮影する場合は、光の条件をそろえることが重要です。</p>
<p>周辺光量落ちは、焦点距離や絞り値によって程度が異なる場合があります。</p>
<p>したがって、16mm付近だけで確認する方法もあれば、標準域や300mm側でも確認する方法もあります。</p>
<p>また、カメラ側でレンズ光学補正を有効にしているかどうかも結果に影響します。</p>
<p>RAW現像ソフトを利用する場合は、ソフト側のレンズ補正設定によって画像の周辺部分の明るさが変わることがあります。</p>
<p>今回の更新が周辺光量補正データの最適化であることを考えると、補正機能の有効・無効を確認しながら撮影結果を見る方法が考えられます。</p>
<p>ただし、メーカーは今回の更新による補正量や、撮影条件ごとの改善幅を数値で公表していません。</p>
<p>撮影結果に変化を感じない条件があっても、それだけで更新内容に意味がないとは言えません。</p>
<p>大切なのは、メーカーが公表した改善内容と、実際の撮影結果を区別して確認することです。</p>
<p>レンズの画質を比較するときの着眼点については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/lens-resolution-comparison-sites/">レンズの解像度比較について解説した記事</a>も参考になります。</p>
<h3><span id="toc16">R6 Mark IIIの不具合修正とほかのEOS Rシリーズへの影響</span></h3>
<p>今回の更新では、EOS R6 Mark IIIとの組み合わせで発生することがあったブラックアウトとフリーズの修正が明記されています。</p>
<p>該当する組み合わせで撮影しているユーザーにとっては、AFの高速化や画像補正と並ぶ重要な変更内容です。</p>
<p>ただし、不具合が「まれに」発生するものとして案内されているため、更新前に一度も症状を経験していないユーザーもいると考えられます。</p>
<p>更新後に普段どおり撮影できていることは確認できますが、短時間のテストだけで、あらゆる撮影条件で不具合が発生しないことを証明することはできません。</p>
<p>一方、EOS R7やEOS R10、EOS R50などを使用している場合は、AFと周辺光量補正の改善が主な確認対象になります。</p>
<p>今回のリリース情報には、EOS R6 Mark III以外のカメラで同様のフリーズが発生していたという説明はありません。</p>
<p>また、更新内容は撮影機能の追加を目的としたものではありません。</p>
<p>焦点距離が変わる、最大撮影倍率が向上する、開放F値が明るくなる、カメラの被写体認識機能が新たに追加されるといった内容は含まれていません。</p>
<p>今回のVer.1.0.1は、既存の16-300mmを使う際のAF動作と補正精度を改善し、特定の組み合わせに関する安定性を高める更新です。</p>
<p>更新後もレンズの基本的な撮影性能を生かし、広角から望遠までの幅広い画角を1本で使い分けることができます。</p>
<p>SIGMA 16-300mmとキヤノン純正のRF-S18-150mmを比較したい場合は、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/sigma-16-300mm-vs-rf-s18-150mm-canon-rf/">SIGMA 16-300mmとRF-S18-150mmの比較記事</a>で焦点距離や用途の違いを詳しく解説しています。</p>
<h2><span id="toc17">まとめ</span></h2>
<p>SIGMA 16-300mm F3.5-6.7 DC OS | ContemporaryのキヤノンRFマウント用ファームウェアVer.1.0.1は、2026年8月27日に公開されました。</p>
<p>更新内容は、AF動作速度の向上、周辺光量補正データの最適化、EOS R6 Mark IIIとの組み合わせで発生することがあったブラックアウトとフリーズの修正です。</p>
<p>更新にはEOS Rシリーズのカメラとメモリーカードを使用します。シグマが配布するファームウェア変更ファイルをカードのルートディレクトリへコピーし、カメラのメニューからレンズ側の更新を実行する方式です。</p>
<p>EOS Utility経由の更新には対応していません。また、更新中はカメラの電源を切ったり、レンズを取り外したりしないことが重要です。</p>
<p>更新が終わったら、カメラの電源を切ってバッテリーを2秒以上取り外し、再起動後にレンズのバージョンを確認します。</p>
<p>すでにVer.1.0.1になっている場合は、同じバージョンへの更新は必要ありません。</p>
<p>この更新によってレンズの焦点距離や開放F値が変化することはありませんが、AF動作と周辺光量補正の改善、特定のカメラとの組み合わせにおける不具合修正が図られています。</p>
<p>SIGMA 16-300mmを使用している場合は、レンズの現在のファームウェアバージョンを確認することで、更新が必要かどうか判断できます。</p>
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