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	<title>ファームウェアアップデート | 魅惑の中望遠</title>
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	<description>レトロなEFレンズ</description>
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		<title>EOS R50 Vのレビュー用AFが進化！Ver.1.2.0の設定方法とHDMI配信での使い方</title>
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		<dc:creator><![CDATA[花山 千春]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 07 Oct 2026 23:21:15 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[EOS R50 Vのレビュー用AFが進化！Ver.1.2.0の設定方法とHDMI配信での使い方 EOS R50 Vの「レビュー用AF」は、カメラの前で商品を紹介するときに便利なオートフォーカス機能です。撮影者がカメラに向 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<h1>EOS R50 Vのレビュー用AFが進化！Ver.1.2.0の設定方法とHDMI配信での使い方</h1>
<p>EOS R50 Vの「レビュー用AF」は、カメラの前で商品を紹介するときに便利なオートフォーカス機能です。撮影者がカメラに向かって話している間は顔にピントを合わせ、商品をレンズの近くへ差し出すと手前の商品へピントを移し、商品を引っ込めると再び顔へピントを戻すという動作ができます。</p>
<p>このレビュー用AFが、2026年5月14日に公開されたファームウェアVer.1.2.0によって大きく進化しました。従来の専用撮影モードに加えて、動画撮影時のP・Tv・Av・Mモードでもレビュー用AFを設定できるようになり、露出やAFエリアなどの撮影設定と組み合わせられるようになったのです。さらに、USB接続によるライブ配信に加えて、HDMI接続でもレビュー用AFを利用できるようになりました。</p>
<p>この変更は、EOS R50 VでYouTubeの商品レビュー動画やライブ配信を制作する人にとって実用的な意味があります。従来はレビュー用動画の専用モードを使用することが基本でしたが、Ver.1.2.0以降は、通常の動画撮影モードでシャッタースピード、絞り、ISO感度などを設定しながら、手前の商品へピントを移す撮影が可能になりました。商品の質感を見せたいときに絞りを変更したり、照明環境に合わせて露出を調整したりする自由度が広がっています。</p>
<p>ただし、レビュー用AFは、あらゆる撮影で通常のAFより優れているという機能ではありません。手前に出した商品を優先するため、人物を撮影し続けたい場面では意図しないピント移動が起きることもあります。レビュー用AFの特性を理解し、通常の人物検出AFや動画サーボAFと使い分けることで、EOS R50 Vの撮影機能をより目的に合わせて利用できます。</p>
<p>この記事では、Ver.1.2.0で変更されたレビュー用AFの仕様、通常の動画モードでの設定方法、P・Tv・Av・Mとの組み合わせ、HDMIキャプチャーとOBSを利用したライブ配信への応用、通常AFとの違い、ピントが切り替わらない場合の確認事項まで詳しく解説します。</p>

  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-2" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-2">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"></li><li><a href="#toc1" tabindex="0">EOS R50 Vのレビュー用AFはVer.1.2.0で何が変わったのか</a><ol><li><a href="#toc2" tabindex="0">レビュー用AFを通常の動画撮影モードで利用できるようになった</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">専用のレビュー用動画モードとP・Tv・Av・Mの違い</a></li><li><a href="#toc4" tabindex="0">Ver.1.2.0ではHDMIライブ配信にもレビュー用AFが対応</a></li></ol></li><li><a href="#toc5" tabindex="0">EOS R50 Vでレビュー用AFを設定する方法</a><ol><li><a href="#toc6" tabindex="0">ファームウェアバージョンを確認して動画撮影モードを選ぶ</a></li><li><a href="#toc7" tabindex="0">人物の顔から商品へピントが移るか確認する</a></li><li><a href="#toc8" tabindex="0">AFエリアと露出設定を組み合わせるときの注意点</a></li></ol></li><li><a href="#toc9" tabindex="0">レビュー用AFを使った商品レビュー動画の設定</a><ol><li><a href="#toc10" tabindex="0">Mモードでシャッタースピードと絞りを固定する</a></li><li><a href="#toc11" tabindex="0">商品を大きく見せる場合は撮影距離とレンズを考える</a></li><li><a href="#toc12" tabindex="0">人物だけを撮影する場合は通常AFとの使い分けが必要</a></li></ol></li><li><a href="#toc13" tabindex="0">HDMIとOBSを利用したライブ配信でレビュー用AFを使う</a><ol><li><a href="#toc14" tabindex="0">EOS R50 VからHDMIキャプチャーへ映像を送る</a></li><li><a href="#toc15" tabindex="0">OBSの設定とレビュー用AFは役割を分けて考える</a></li><li><a href="#toc16" tabindex="0">長時間配信ではAFの動作と電源の安定性を確認する</a></li></ol></li><li><a href="#toc17" tabindex="0">レビュー用AFがうまく動作しない場合の確認事項</a><ol><li><a href="#toc18" tabindex="0">P・Tv・Av・Mでレビュー用AFを選べない場合</a></li><li><a href="#toc19" tabindex="0">商品にピントが合わない場合は距離と背景を確認する</a></li><li><a href="#toc20" tabindex="0">HDMI配信で動作しない場合はカメラとOBSを切り分ける</a></li></ol></li><li><a href="#toc21" tabindex="0">まとめ</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2><span id="toc1">EOS R50 Vのレビュー用AFはVer.1.2.0で何が変わったのか</span></h2>
<h3><span id="toc2">レビュー用AFを通常の動画撮影モードで利用できるようになった</span></h3>
<p>EOS R50 VのファームウェアVer.1.2.0で注目したい変更は、動画撮影時のP・Tv・Av・Mモードでもレビュー用AFを設定できるようになったことです。キヤノンは、この変更によって露出やAFエリアなどの設定とレビュー用AFを組み合わせて利用できるようになったと説明しています。レビュー用AF自体はEOS R50 Vの発売時から搭載されていましたが、Ver.1.2.0では、その機能を利用できる撮影モードが拡張されたことになります。</p>
<p>レビュー用AFの特徴は、カメラへ近づけた商品を優先してピントを合わせることです。一般的な人物検出AFでは、画面内に顔や瞳が検出されると、その人物を追い続けようとします。これはインタビューやVlogでは便利ですが、人物がカメラへ商品を差し出すレビュー動画では、顔にピントが残ったまま商品がぼけてしまうことがあります。レビュー用AFでは、手前へ出した商品にピントを移し、商品を引っ込めると人物へ戻すという撮影を行いやすくなります。</p>
<p>例えば、カメラの交換レンズを紹介する動画では、撮影者がレンズの特徴を説明しながら、前玉、フォーカスリング、マウント部分などをカメラへ近づけることがあります。通常の人物優先AFでは、撮影者の顔を検出し続けるため、手前のレンズがぼけたままになる場合があります。レビュー用AFなら、カメラの前へ出したレンズにピントを移すことができるため、商品を見せるたびに画面をタッチしてピント位置を変更する操作を減らせます。</p>
<p>Ver.1.2.0では、この機能を通常の動画撮影モードでも利用できるようになりました。商品紹介に適したAFと、撮影者が指定する露出設定を組み合わせられる点が、従来の専用モードとの大きな違いです。動画AFでは、単にピントが合うかどうかだけでなく、どの被写体へ、どのタイミングでピントを移すかが映像の見やすさに関係します。</p>
<p>人物検出や動画AFの追従動作については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/video-af-performance-focus-tracking/">動画AF性能を最大限に引き出すコツ｜なめらかなピント追従で映像が変わる</a>でも詳しく解説しています。</p>
<h3><span id="toc3">専用のレビュー用動画モードとP・Tv・Av・Mの違い</span></h3>
<p>EOS R50 Vに搭載されているレビュー用動画モードは、商品を紹介する映像を撮影しやすくするための専用モードです。商品をカメラへ近づけたときに手前の被写体へピントを移すというレビュー用AFの動作を、複雑な設定を行わずに利用できることが特徴です。一人でカメラの前に立ち、商品を手に取って説明する動画を撮影するときには、こうした専用モードが役立ちます。</p>
<p>一方、通常の動画撮影モードには、露出の制御方法によってP・Tv・Av・Mという選択肢があります。PはプログラムAE、Tvはシャッター優先AE、Avは絞り優先AE、Mはマニュアル露出です。例えば、動きの自然さを重視してシャッタースピードを固定したい場合はTvやM、背景のぼけ方を調整したい場合はAvやM、照明条件に応じて自分で露出を決めたい場合はMが候補になります。</p>
<p>これまでは、レビュー用AFを利用するために専用モードの設定条件を受け入れる必要がありました。しかし、Ver.1.2.0以降は、通常の動画撮影モードで必要な露出設定を行いながらレビュー用AFを利用できます。例えば、レンズの外観を紹介するときにはF5.6まで絞って製品全体を見せ、人物の表情を中心に撮影するときにはF2.8へ開いて背景をぼかすといった撮影表現を選びやすくなります。</p>
<p>また、動画ではシャッタースピードも重要です。29.97Pで撮影する場合は1/60秒前後、59.94Pでは1/125秒前後が基本的な目安になりますが、照明のフリッカーや撮影したい動きによって調整が必要です。通常の動画撮影モードでレビュー用AFを利用できるようになったことで、こうした露出設定とピント移動を一つの撮影モードで組み合わせられるようになりました。</p>
<p>ただし、Mモードでレビュー用AFを使用したからといって、AFの動作を完全に手動で制御できるわけではありません。露出を手動で設定することと、ピントをどの被写体へ移すかというAFの制御は別の機能です。商品へピントを移す動作が必要かどうかを考え、撮影内容によってレビュー用AFと通常のAFを使い分けることが重要になります。</p>
<p>動画撮影時のAFとシャッタースピードの関係については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/eos-r6-mark-ii-video-shooting-guide/">EOS R6 Mark II動画撮影設定ガイド｜4K60pとAFを安定させる使い方</a>でも紹介しています。</p>
<h3><span id="toc4">Ver.1.2.0ではHDMIライブ配信にもレビュー用AFが対応</span></h3>
<p>Ver.1.2.0によるもう一つの重要な変化が、HDMI接続時にもレビュー用AFを利用できるようになったことです。EOS R50 VはUSB接続によるライブ配信に対応しており、従来からレビュー用AFを配信時に利用できました。今回の更新では、通常の動画撮影モードでレビュー用AFが利用できるようになったことに伴い、HDMI接続によるライブ配信でも同機能を使用できるようになっています。</p>
<p>HDMI接続によるライブ配信では、カメラのHDMI端子から映像信号を出力し、HDMIキャプチャーを通じてパソコンへ取り込みます。パソコンではOBS Studioなどの配信ソフトを利用し、YouTubeなどへ映像を送信できます。この方式では、配信画面のレイアウトや文字表示、複数の映像ソースの切り替えなどをパソコン側で行えるため、商品レビューやライブコマースにも利用できます。</p>
<p>レビュー用AFがHDMI接続で使えることにより、撮影者の顔から商品へ、商品から撮影者の顔へというピント移動を、HDMIキャプチャーを経由した配信映像にも反映できるようになります。例えば、カメラのボディやレンズ、スマートフォン、パソコン周辺機器などを紹介するライブ配信では、商品を手に取るたびにピント位置を操作する手間を減らせます。</p>
<p>ただし、レビュー用AFに対応したことと、HDMI接続の映像品質やフレームレートが向上したことは別の話です。今回の機能拡張は、通常の動画撮影モードとHDMI配信でレビュー用AFを利用できるようになったという内容であり、HDMIの解像度や転送方式そのものを変更する機能ではありません。また、実際の配信では、カメラのAFだけでなく、HDMIキャプチャー、USB接続、OBSの設定、ネットワークの状態なども映像の安定性に関係します。</p>
<p>EOS R50 VをHDMI接続してOBSからYouTubeへ配信する実例については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/eos-r50v-ef50mm-f1-8-stm-yamagara-live/">EOS R50 V＋EF50mm F1.8 STMでヤマガラライブ｜APS-C約80mm相当を実際の配信で使う</a>で紹介しています。</p>
<h2><span id="toc5">EOS R50 Vでレビュー用AFを設定する方法</span></h2>
<h3><span id="toc6">ファームウェアバージョンを確認して動画撮影モードを選ぶ</span></h3>
<p>EOS R50 Vで通常の動画撮影モードからレビュー用AFを利用するには、最初にカメラ本体のファームウェアバージョンを確認します。Ver.1.2.0で追加された機能なので、それより古いファームウェアを使用している場合は、P・Tv・Av・Mの動画撮影モードでレビュー用AFを設定できるとは限りません。カメラのメニューからファームウェア情報を開き、現在のバージョンを確認することが出発点になります。</p>
<p>すでにVer.1.2.0がインストールされていれば、同じバージョンへ更新し直す必要はありません。より新しいファームウェアが公開されている場合は、そのバージョンの変更履歴も確認します。キヤノンのファームウェアは機能追加だけでなく、不具合修正やセキュリティ関連の変更を含む場合があるため、更新内容を把握しておくと現在利用できる機能を確認しやすくなります。</p>
<p>ファームウェアの条件を満たしていることを確認したら、EOS R50 Vを動画撮影のP・Tv・Av・Mのいずれかに設定します。これらは静止画の撮影モードとは区別する必要があり、レビュー用AFの拡張対象として発表されているのは動画撮影時のモードです。動画撮影用の設定画面からレビュー用AFを選択し、カメラへ商品を近づけたときのピント移動を確認します。</p>
<p>メニューの表示位置や選択できる項目は、使用する撮影モードやほかのAF設定によって変化する場合があります。レビュー用AFの項目が表示されないときには、動画撮影モードへ切り替わっているか、ファームウェアが対応バージョンになっているか、同時に使用しているAF設定との組み合わせに制約がないかを確認することが重要です。</p>
<p>カメラの撮影モードと露出制御の基本については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/canon-camera-shooting-modes-guide/">キヤノンの撮影モードと設定を解説した記事</a>でも詳しく取り上げています。</p>
<h3><span id="toc7">人物の顔から商品へピントが移るか確認する</span></h3>
<p>レビュー用AFを設定したら、実際に人物の顔から商品へピントが切り替わるかを確認します。最初に撮影者がカメラの前へ立ち、顔にピントが合っている状態を作ります。続いて、紹介する商品をカメラへ向けて差し出し、画面上でピントが顔から商品へ移るかを確認します。商品を引っ込めたあとは、再び撮影者の顔へピントが戻るかも確かめます。</p>
<p>この確認では、商品の大きさや形状、背景とのコントラスト、レンズの最短撮影距離が結果に影響します。レビュー用AFは手前の被写体を優先する機能ですが、装着したレンズがピントを合わせられないほど商品を近づけると、商品がぼけたままになる場合があります。カメラのAF設定だけでなく、レンズが対応する撮影距離の範囲内で商品を見せることが必要です。</p>
<p>例えば、カメラ用レンズを紹介する場合、前玉を画面いっぱいに見せようとして商品を近づけすぎると、装着レンズの最短撮影距離より内側に入ってしまうことがあります。マクロレンズであれば近距離撮影に対応しやすい一方、通常の標準ズームや中望遠レンズでは、商品を少し離した方がピントを合わせやすい場合があります。レビュー用AFの効果を確認するときには、AF設定と同時に撮影距離も考える必要があります。</p>
<p>また、商品をカメラへ差し出す速度によっても、ピントの移動が見え方に影響します。商品を急に近づければAFが追従する前に大きくぼけることがあり、ゆっくり近づければピントの移動が落ち着いて見える場合があります。レビュー動画では、どの距離まで商品を近づけると画面上で見やすいかを確認しておくことで、撮影中のピント移動を安定させやすくなります。</p>
<p>動画撮影におけるAFの追従性とピント移動については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/video-af-performance-focus-tracking/">動画AF性能を最大限に引き出すコツ｜なめらかなピント追従で映像が変わる</a>でも解説しています。</p>
<h3><span id="toc8">AFエリアと露出設定を組み合わせるときの注意点</span></h3>
<p>Ver.1.2.0では、レビュー用AFを通常の動画撮影モードで利用できるようになったため、露出やAFエリアなどの設定と組み合わせた撮影が可能になりました。ただし、AFエリアを変更することと、レビュー用AFが手前の被写体へピントを移す動作をすることは、同じ設定ではありません。撮影する内容に合わせて、レビュー用AFを使用する目的を明確にしておく必要があります。</p>
<p>例えば、机の上に置いた商品を紹介する動画では、撮影者が顔を出さず、商品だけを画面に写すことがあります。このような撮影では、商品をカメラへ差し出す動作がなければ、通常のAFエリア指定やタッチAFの方が目的に合う場合があります。一方、撮影者の顔と商品を交互に見せるレビュー動画では、レビュー用AFの自動的なピント移動が役立ちます。</p>
<p>露出設定でも、撮影する商品の性質を考える必要があります。光沢のある金属製品や白い商品では反射や白とびが目立ちやすく、黒いカメラやレンズでは表面の質感が暗部に埋もれる場合があります。通常の動画撮影モードを利用できれば、シャッタースピードと絞りを一定に保ち、照明やISO感度で露出を調整するといった方法を選びやすくなります。</p>
<p>さらに、商品へピントを移したときに画面全体の明るさが変化すると、視聴者の注意が商品より露出変化へ向いてしまう場合があります。照明が一定の室内では、Mモードでシャッタースピード、絞り、ISO感度を固定する方法が候補になります。反対に、窓からの光が頻繁に変わる環境では、露出を自動制御した方が扱いやすい場面もあります。</p>
<p>Ver.1.2.0による拡張の価値は、レビュー用AFそのものの動作に加えて、撮影環境に応じた露出制御を選べるようになったことです。ピントの移動と露出の変化をそれぞれ確認することで、商品を見せる動作が自然な映像になっているか判断しやすくなります。</p>
<p>動画撮影における露出設定の考え方については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/eos-r6-mark-ii-video-shooting-guide/">EOS R6 Mark II動画撮影設定ガイド｜4K60pとAFを安定させる使い方</a>でも詳しく紹介しています。</p>
<h2><span id="toc9">レビュー用AFを使った商品レビュー動画の設定</span></h2>
<h3><span id="toc10">Mモードでシャッタースピードと絞りを固定する</span></h3>
<p>商品レビュー動画を室内で撮影する場合、EOS R50 VのMモードとレビュー用AFを組み合わせる方法があります。Mモードではシャッタースピード、絞り、ISO感度を撮影者が設定できるため、照明条件が一定であれば、人物から商品へピントを移した際にも露出を安定させやすくなります。商品紹介では背景の明るさが変化することより、商品の色や質感が一定の明るさで見えることが重要になる場合があります。</p>
<p>例えば29.97Pで撮影するなら、シャッタースピードを1/60秒前後に設定し、絞りをF4やF5.6などへ調整する方法があります。商品全体をはっきり見せたい場合には、絞りを開放から少し絞ることで被写界深度を確保しやすくなります。一方、撮影者の顔を大きく写して背景をぼかしたい場合には、F1.8やF2.8などの明るい絞りを使用することもできます。</p>
<p>ただし、絞りを開くほど被写界深度は浅くなるため、商品を前後へ動かした際にピントが外れやすくなる場合があります。レビュー用AFが商品を検出しても、商品全体が必ず鮮明に写るわけではありません。特にレンズの前玉からマウント部分まで奥行きのある製品を紹介する場合、ピントを合わせた部分だけが鮮明になり、ほかの部分がぼけることがあります。</p>
<p>商品レビューでは、撮影者の背景をどの程度ぼかすかという表現と、商品の細部をどこまで鮮明に見せたいかという目的が異なります。レビュー用AFを利用できるようになったからといって、常に開放F値で撮影する必要はありません。商品を見せる時間が長い動画では、ピントが多少前後しても見やすいよう、被写界深度を確保した設定が役立つ場合があります。</p>
<p>EOS R50 Vでは、通常の動画撮影モードでレビュー用AFを利用できるようになったことで、こうした絞りと被写界深度の調整を行いながら、顔から商品へのピント移動を使えるようになりました。</p>
<p>動画AFと被写界深度の関係については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/video-af-performance-focus-tracking/">動画AF性能を最大限に引き出すコツ｜なめらかなピント追従で映像が変わる</a>でも取り上げています。</p>
<h3><span id="toc11">商品を大きく見せる場合は撮影距離とレンズを考える</span></h3>
<p>レビュー用AFを使うときに重要なのは、手前の商品を検出する機能だけでなく、装着したレンズの最短撮影距離と画角です。例えばスマートフォンの画面を紹介するときには比較的大きな面積を写すことができますが、カメラのボタンやレンズの刻印など小さな部分を見せたい場合には、被写体をカメラへ近づける必要があります。このとき、レンズの最短撮影距離より近づけると、AFが動作していてもピントを合わせられません。</p>
<p>広角レンズは近距離の被写体を画面内へ収めやすい一方、画面の周辺部分では遠近感が強調される場合があります。反対に、焦点距離の長いレンズでは被写体を大きく写しやすくなりますが、同じ大きさに写すためにはカメラと商品との距離を確保する必要があります。商品を手に持ってカメラへ差し出す撮影では、画角だけでなく、撮影者が無理なく商品を持てる距離も重要です。</p>
<p>例えば、カメラ用レンズを手に持って紹介する場合、焦点距離の短いレンズでは撮影者の顔と商品を同じ画面に収めやすくなります。ただし、商品をカメラへ近づけすぎると、前玉などの一部が大きく強調されることがあります。一方、標準域のレンズでは自然な遠近感で商品を見せやすくなりますが、商品を大きく写す際にはピントが合う距離を確認する必要があります。</p>
<p>レビュー用AFは商品と人物のピントを自動的に切り替えるための機能であり、レンズの近接撮影性能そのものを高めるものではありません。細かな部品や刻印を見せたい場合には、マクロ撮影に対応したレンズや、より近距離で撮影できるレンズを組み合わせる方が目的に合うこともあります。</p>
<p>商品を紹介する動画では、被写体へピントが合うことと、視聴者が商品を見やすいことの両方が重要です。レビュー用AFの効果を生かすには、使用するレンズの焦点距離と最短撮影距離を踏まえ、商品を差し出す位置を決めておくことが役立ちます。</p>
<p>EOS R50 Vと交換レンズの組み合わせについては、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/eos-r50v-ef50mm-f1-8-stm-yamagara-live/">EOS R50 V＋EF50mm F1.8 STMでヤマガラライブ｜APS-C約80mm相当を実際の配信で使う</a>でも、焦点距離と撮影距離の関係を紹介しています。</p>
<h3><span id="toc12">人物だけを撮影する場合は通常AFとの使い分けが必要</span></h3>
<p>レビュー用AFは、人物の顔と手前の商品を交互に見せる動画に適した機能ですが、人物を撮影し続ける場面で常に便利とは限りません。例えばインタビュー動画では、人物が話している間に手を動かしたり、資料を持ち上げたりすることがあります。レビュー用AFを使用していると、手前へ出た物体を優先してピントを移す可能性があるため、意図した人物の顔からピントが外れる場合があります。</p>
<p>通常の人物検出AFは、画面内の顔や瞳を認識して人物を追い続けることを重視します。一方、レビュー用AFは、顔より手前へ差し出された商品へピントを移すことを目的としています。この違いを理解すれば、どちらの設定を使うかは撮影内容から判断できます。商品を繰り返し見せるレビュー動画ではレビュー用AF、人物の表情を中心に記録するインタビューでは通常の人物検出AFという使い分けが考えられます。</p>
<p>また、商品レビューであっても、撮影者が商品を机の上に置いたまま説明する場合には、レビュー用AFが必要になる場面は限られます。商品だけを固定位置で撮影するなら、AFエリアを指定したり、MFでピント位置を固定したりする方法もあります。レビュー用AFは、商品をカメラへ差し出す動作を頻繁に行う撮影で特に意味を持つ機能です。</p>
<p>映像の見やすさを考えるうえでは、ピントが切り替わる速度だけでなく、切り替わるタイミングも重要です。商品を見せたい場面では素早いピント移動が役立ちますが、話している人物の顔を見せたい場面では、頻繁なピント移動が落ち着かない映像につながる場合があります。レビュー用AFの設定を固定したまますべての動画を撮影するより、撮影の目的に応じてAFの種類を選ぶ方が自然です。</p>
<p>動画AFの追従性と被写体検出については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/video-af-performance-focus-tracking/">動画AF性能を最大限に引き出すコツ｜なめらかなピント追従で映像が変わる</a>でも詳しく解説しています。</p>
<h2><span id="toc13">HDMIとOBSを利用したライブ配信でレビュー用AFを使う</span></h2>
<h3><span id="toc14">EOS R50 VからHDMIキャプチャーへ映像を送る</span></h3>
<p>EOS R50 Vは、HDMI端子から映像を出力し、キャプチャーデバイスを経由してパソコンへ取り込むことで、OBS Studioを利用したライブ配信に使用できます。Ver.1.2.0ではHDMI接続でもレビュー用AFを利用できるようになったため、通常の動画撮影モードで商品を紹介しながら、ピント移動を配信映像に反映する使い方が可能になりました。</p>
<p>基本的な接続は、EOS R50 Vのmicro HDMI端子からHDMIケーブルでキャプチャーデバイスへ接続し、キャプチャーデバイスをUSBでパソコンへ接続する構成です。OBSではキャプチャーデバイスを映像入力ソースとして追加し、カメラから送られてくる映像を表示します。その後、配信先となるYouTubeなどの設定を行い、映像と音声を確認して配信を開始します。</p>
<p>この構成では、EOS R50 VのAFがカメラ内部で動作し、その結果としてピントの合った映像がHDMI経由で出力されます。レビュー用AFの処理をOBSが担当するわけではありません。OBSは受け取った映像を表示し、配信画面を構成して送信するため、AFの動作そのものはカメラ側の設定に依存します。</p>
<p>例えば、撮影者が机の前に座ってカメラや交換レンズを紹介するライブ配信では、顔を見せながら説明し、手元の製品をカメラへ近づけることがあります。レビュー用AFが有効なら、視聴者へ商品の細部を見せる際に、手前の製品へピントを移すことができます。商品を引っ込めたあとは顔へ戻るため、カメラの後ろに補助者がいない一人配信でも利用しやすい機能です。</p>
<p>ただし、HDMIによる映像出力の設定とレビュー用AFの設定は別々に確認する必要があります。HDMI信号がOBSへ入力されていること、カメラでレビュー用AFが利用できる撮影モードになっていること、実際に商品へピントが移ることをそれぞれ確認することが重要です。</p>
<p>EOS R50 Vをmicro HDMIからキャプチャーへ接続して配信する構成については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/eos-r50v-ef50mm-f1-8-stm-yamagara-live/">EOS R50 V＋EF50mm F1.8 STMでヤマガラライブ｜APS-C約80mm相当を実際の配信で使う</a>で実際の運用例を紹介しています。</p>
<h3><span id="toc15">OBSの設定とレビュー用AFは役割を分けて考える</span></h3>
<p>HDMIライブ配信でレビュー用AFを利用する場合、カメラ側の設定とOBS側の設定を分けて考えることが重要です。EOS R50 Vでは撮影モード、露出、AF、HDMI出力などを設定します。一方、OBSではキャプチャーデバイスの入力、配信画面の大きさ、フレームレート、映像の圧縮設定、配信先への送信などを担当します。</p>
<p>レビュー用AFを有効にした状態でカメラの前へ商品を出すと、カメラが商品へピントを移す動作を行います。その結果がHDMI出力に反映されるため、OBS側で顔から商品へのAF切り替えを設定する必要はありません。逆に、OBS側で映像を拡大したり、画面内に配置する位置を変更したりしても、それによってカメラのAFが自動的に切り替わるわけではありません。</p>
<p>配信画面では、人物の顔だけでなく、商品名や価格、製品画像、字幕などを表示する場合があります。OBSでこれらを重ねるときには、レビュー用AFによって商品へピントが移った際にも、視聴者が商品を見やすい画面構成になっているか確認する必要があります。例えば、商品をカメラの中央へ出す撮影で、同じ位置に大きな文字を配置していると、せっかく商品へピントが合っても細部が見えにくくなります。</p>
<p>また、配信の解像度とフレームレートもカメラのAFとは別の設定です。FHDの60pで配信する場合でも、レビュー用AFが手前の商品へピントを移す仕組みはカメラ側で動作します。配信映像がカクつく、音声が遅れる、映像が途切れるといった問題が発生した場合には、AF設定だけでなくキャプチャーデバイス、USB接続、OBSの負荷、通信回線なども確認する必要があります。</p>
<p>レビュー用AFの機能拡張によって、HDMI配信での商品紹介が行いやすくなったことは重要ですが、配信システム全体の安定性とは区別して運用する必要があります。映像入力と配信が正常に行われている状態で、カメラ側のAF動作を確認することが基本になります。</p>
<p>OBSを利用したYouTube配信の基本的な機材構成については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/eos-r5-youtube-live-streaming-guide/">EOS R5でYouTubeライブ配信する方法｜ヤマガラライブの機材・OBS設定・運用</a>でも紹介しています。</p>
<h3><span id="toc16">長時間配信ではAFの動作と電源の安定性を確認する</span></h3>
<p>レビュー用AFを利用したライブ配信では、短時間の動作確認だけでなく、実際の配信時間に近い条件でカメラを動作させることも重要です。商品レビューのライブ配信では、撮影者が長時間話し続けたり、複数の商品を順番に紹介したりするため、カメラは継続的に映像を出力することになります。こうした運用では、レビュー用AFの動作だけでなく、電源、温度、HDMI接続などの条件も配信の安定性へ影響します。</p>
<p>例えば、バッテリーだけで長時間のライブ配信を行う場合には、配信途中で電池残量が不足する可能性があります。対応する外部電源を使用すれば長時間運用しやすくなりますが、電源の接続方法や供給能力は使用する機材に合わせて確認する必要があります。また、HDMIケーブルが引っ張られたり、カメラの端子部分に無理な力が加わったりすると、映像信号が途切れる原因になります。</p>
<p>AFの動作については、撮影者の顔と商品を繰り返し切り替えたときに、意図したタイミングでピントが移るかを確認します。例えば、手前へ商品を差し出すたびにピントが迷う場合、レビュー用AFの設定だけでなく、商品の位置、照明、背景、レンズの最短撮影距離などが関係している可能性があります。照明が暗い場所やコントラストの低い商品では、AFが被写体を認識しにくくなる場合もあります。</p>
<p>また、長時間配信では発熱による動作制限にも注意が必要です。撮影環境の温度、使用する解像度やフレームレート、カメラ周辺の放熱条件などによって、連続運用できる条件が変化します。レビュー用AFがHDMI配信に対応したことは、カメラの連続動作時間や温度条件の制限がなくなったことを意味するものではありません。</p>
<p>長時間配信では、カメラの映像が正常にOBSへ届くこと、AFが意図した対象へピントを移すこと、電源と配信ソフトが安定して動作することを別々に確認すると、問題が発生した際にも原因を絞り込みやすくなります。</p>
<p>EOS R50 Vを外部電源とHDMI接続で長時間運用する実例については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/eos-r50v-ef50mm-f1-8-stm-yamagara-live/">EOS R50 V＋EF50mm F1.8 STMでヤマガラライブ｜APS-C約80mm相当を実際の配信で使う</a>でも紹介しています。</p>
<h2><span id="toc17">レビュー用AFがうまく動作しない場合の確認事項</span></h2>
<h3><span id="toc18">P・Tv・Av・Mでレビュー用AFを選べない場合</span></h3>
<p>EOS R50 VでP・Tv・Av・Mの動画撮影モードを使用しているのにレビュー用AFを設定できない場合、まずファームウェアのバージョンを確認します。通常の動画撮影モードでレビュー用AFを利用できるようになったのはVer.1.2.0による機能拡張なので、古いファームウェアのままでは同じ設定項目を利用できない場合があります。</p>
<p>また、撮影モードが静止画用になっていないかも確認が必要です。キヤノンが追加を発表しているのは動画撮影時のP・Tv・Av・Mモードであり、静止画撮影の同名モードにレビュー用AFが追加されたという意味ではありません。カメラの撮影モードを動画へ切り替え、対応する撮影設定の画面を表示する必要があります。</p>
<p>さらに、AFに関する機能には、ほかの設定との組み合わせによって選択できる項目が変化するものがあります。レビュー用AFが表示されない場合には、現在選んでいるAFの動作方式や撮影設定を確認し、カメラのメニューで選択可能な状態になっているかを調べます。項目がグレーアウトしている場合には、設定条件による制限が関係している可能性があります。</p>
<p>ファームウェアを更新した直後には、以前とメニュー構成や利用できる機能が変化している場合があります。Ver.1.2.0ではレビュー用AF以外にも動画記録中のグリッド表示や、HDR／C.Logビューアシスト使用時のフォルスカラー設定などが追加されています。更新後の機能を利用する際には、最新の取扱説明書で対応するメニュー項目を確認することも役立ちます。</p>
<p>EOS Rシリーズの撮影モードと設定の考え方については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/canon-camera-shooting-modes-guide/">キヤノンの撮影モードと設定を解説した記事</a>でも紹介しています。</p>
<h3><span id="toc19">商品にピントが合わない場合は距離と背景を確認する</span></h3>
<p>レビュー用AFを有効にしているにもかかわらず、カメラへ差し出した商品にピントが合わない場合には、撮影距離と被写体の状態を確認します。レビュー用AFは手前の被写体を優先してピントを移す機能ですが、レンズが物理的にピントを合わせられる範囲を超えて撮影できるようになるわけではありません。装着したレンズの最短撮影距離より近くへ商品を出している場合、商品を少し離す必要があります。</p>
<p>また、AFは被写体の明暗差や模様などを利用してピントを合わせるため、無地の製品や反射の強い素材、透明な商品などではピントが安定しない場合があります。特に黒いカメラのボディや交換レンズは、照明によって表面のコントラストが低くなり、ピントを合わせたい部分が分かりにくくなることがあります。商品の表面に適度な光を当て、ピントを合わせたい部分が画面内で見分けられる状態にすると、AFの動作を確認しやすくなります。</p>
<p>背景についても注意が必要です。商品と背景が近い位置にある場合や、画面内に複数の物体が重なっている場合には、どの被写体を優先するかが映像上で分かりにくくなることがあります。レビュー用AFの特性を確認するときには、まず人物の顔と手前の商品という単純な構成を作り、正常に切り替わるかを確認する方法が考えられます。</p>
<p>さらに、商品をカメラへ差し出す動作が速すぎると、AFが追従する途中のぼけが映像に残る場合があります。商品を近づけたあとに少し静止させることで、細部を見せる時間を確保しやすくなります。レビュー動画では、AFが手前の商品へ移ったことだけでなく、視聴者が商品の形状や文字を読み取れる時間があるかも重要です。</p>
<p>ピント合わせの基本と動画でのAF追従については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/video-af-performance-focus-tracking/">動画AF性能を最大限に引き出すコツ｜なめらかなピント追従で映像が変わる</a>でも詳しく解説しています。</p>
<h3><span id="toc20">HDMI配信で動作しない場合はカメラとOBSを切り分ける</span></h3>
<p>レビュー用AFを設定してHDMIライブ配信を行っているのに、OBSの映像で商品へピントが移らない場合には、最初にカメラ側の映像を確認します。カメラの表示上でもピントが切り替わっていないなら、レビュー用AFの設定、撮影モード、ファームウェア、撮影距離などが確認対象になります。一方、カメラ側では正常にピントが切り替わっているのに、OBSの映像に問題がある場合には、HDMI出力やキャプチャーデバイスの設定を確認する必要があります。</p>
<p>HDMIキャプチャーは、カメラから送られてくる映像信号をパソコンで利用できる形式へ変換する機器です。カメラのAFが正常に動作していても、キャプチャーデバイスが正しく認識されていなかったり、OBSが別の映像ソースを表示していたりすると、想定した映像を確認できない場合があります。OBS側でカメラからの映像がリアルタイムに入力されているか、キャプチャーデバイスの名称や入力設定が一致しているかを確認することが基本になります。</p>
<p>また、配信画面が一時的に止まったり、映像が遅れて表示されたりする場合には、AFの動作とパソコン側の映像処理を区別する必要があります。レビュー用AFはカメラ内部でピントを制御する機能であり、OBSの映像処理やネットワーク経由の配信遅延を改善するものではありません。映像入力やエンコードに問題がある場合には、AF設定を変更しても配信の不具合が解消しないことがあります。</p>
<p>さらに、HDMI配信に使用する解像度やフレームレートが、キャプチャーデバイスの対応仕様と一致しているかも重要です。例えば、カメラから出力する映像形式とキャプチャーデバイスが受け付ける形式が合っていなければ、正常に映像を表示できない場合があります。こうした映像信号の問題は、レビュー用AFによるピント移動とは別に確認する必要があります。</p>
<p>EOS R50 Vを使用したHDMI配信の具体的な接続構成については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/eos-r50v-ef50mm-f1-8-stm-yamagara-live/">EOS R50 V＋EF50mm F1.8 STMでヤマガラライブ｜APS-C約80mm相当を実際の配信で使う</a>でも詳しく紹介しています。</p>
<h2><span id="toc21">まとめ</span></h2>
<p>EOS R50 VのファームウェアVer.1.2.0では、動画撮影時のP・Tv・Av・Mモードでレビュー用AFを設定できるようになりました。従来の専用撮影モードに加えて、露出やAFエリアなどの設定とレビュー用AFを組み合わせられるようになったことが大きな変更点です。さらに、USB接続による配信だけでなく、HDMI接続によるライブ配信でもレビュー用AFを利用できるようになりました。</p>
<p>レビュー用AFは、人物の顔を撮影している状態から、カメラへ近づけた商品へピントを移し、商品を引っ込めると再び人物へ戻すという撮影を行いやすくする機能です。カメラやレンズ、スマートフォン、パソコン周辺機器などを紹介する動画では、商品を見せるたびに手動でピント位置を変更する操作を減らせます。特に一人で出演と撮影を行う場合には、商品紹介のためのAF操作を自動化できることが実用的な利点になります。</p>
<p>Ver.1.2.0以降はMモードでシャッタースピードや絞り、ISO感度を設定しながらレビュー用AFを使用できるため、商品を見せるときに露出が変化しないよう調整したり、絞りを変更して被写界深度を確保したりすることができます。商品レビューでは、ピントが合うことだけでなく、商品の質感や文字が鮮明に見えることも重要になるため、AFと露出を組み合わせて設定できる意味があります。</p>
<p>一方、レビュー用AFは人物だけを撮影するインタビューやVlogで、常に通常の人物検出AFより便利になるわけではありません。手前の商品を優先する特性があるため、人物の顔を追い続けたい撮影では通常AFの方が目的に合う場合があります。レビュー用AFを使用するかどうかは、人物と商品を交互に見せる撮影なのか、それとも特定の被写体を追い続ける撮影なのかによって使い分けることが重要です。</p>
<p>HDMIライブ配信では、EOS R50 VのAFがカメラ内部で動作し、その結果がHDMIキャプチャーを経由してOBSへ送られます。OBSでレビュー用AFを制御するわけではないため、カメラ側の撮影モードとAF設定を確認することが基本になります。また、配信の解像度、フレームレート、音声、通信状態などはAFとは別の要素なので、ライブ配信全体の安定性については個別に確認する必要があります。</p>
<p>レビュー用AFが正常に動作しない場合には、ファームウェアバージョン、動画撮影モード、AF設定、レンズの最短撮影距離、商品のコントラストなどを確認します。HDMI配信で問題が発生した場合には、カメラ側のAF動作とOBS側の映像入力を切り分けることで、原因を整理しやすくなります。</p>
<p>EOS R50 VのVer.1.2.0は、レビュー用AFの動作を商品紹介に利用するだけでなく、通常の動画撮影での露出制御やHDMIライブ配信と組み合わせられるようにした更新です。レビュー用AFを専用撮影モードの機能として使う段階から、撮影目的に合わせて通常の動画設定へ組み込める段階へ進んだことが、今回の機能拡張の重要な点です。</p>
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		<title>SIGMA 17-40mm F1.8 RFファームウェアVer.1.0.2｜フリーズ修正と更新方法</title>
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		<dc:creator><![CDATA[花山 千春]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 07 Oct 2026 23:05:41 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[レンズ]]></category>
		<category><![CDATA[シグマ]]></category>
		<category><![CDATA[ファームウェア更新方法]]></category>
		<category><![CDATA[Canon]]></category>
		<category><![CDATA[SIGMA]]></category>
		<category><![CDATA[17-40mm F1.8 DC Art]]></category>
		<category><![CDATA[キヤノンRFマウント]]></category>
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					<description><![CDATA[SIGMA 17-40mm F1.8 RFファームウェアVer.1.0.2｜フリーズ修正と更新方法 SIGMA 17-40mm F1.8 DC &#124; ArtのキヤノンRFマウント用ファームウェアVer.1.0.2が、202 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<h1>SIGMA 17-40mm F1.8 RFファームウェアVer.1.0.2｜フリーズ修正と更新方法</h1>
<p>SIGMA 17-40mm F1.8 DC | ArtのキヤノンRFマウント用ファームウェアVer.1.0.2が、2026年6月25日に公開されました。今回の更新では、EOS R6 Mark IIIとの組み合わせで撮影中にまれに発生することがあった、モニターのブラックアウトとカメラのフリーズが修正されています。</p>
<p>また、2025年10月23日に公開されたVer.1.0.1では、レンズ装着時におけるカメラのボディ内手ブレ補正効果が改善されました。つまり、SIGMA 17-40mm F1.8 DC | ArtのRFマウント版では、手ブレ補正と動作安定性という異なる部分について、ファームウェアによる改善が実施されてきたことになります。</p>
<p>SIGMA 17-40mm F1.8 DC | Artは、APS-C用の標準ズームレンズとして、ズーム全域で開放F1.8を維持できることが最大の特徴です。EOS R7、EOS R10、EOS R50などのAPS-C機で利用でき、フルサイズのEOS RシリーズでもAPS-Cクロップによる撮影に対応します。特にEOS R7では、約3250万画素の高画素センサーとF1.8の明るさを組み合わせた撮影が可能です。</p>
<p>すでにこのレンズを使っている人にとって気になるのは、Ver.1.0.2によって具体的に何が変わるのか、Ver.1.0.1との違いは何か、EOS R7などでも更新する意味があるのか、そして実際にどのような手順でファームウェアを更新すればよいのかという点でしょう。</p>
<p><strong>結論から言えば、Ver.1.0.2はEOS R6 Mark IIIとの組み合わせで発生することがあったブラックアウトとフリーズを修正する更新です。AF速度や解像力の向上を目的とした更新ではありません。一方、Ver.1.0.1ではボディ内手ブレ補正効果の改善が実施されています。</strong></p>
<p>この記事では、二つのバージョンの変更内容を整理したうえで、カメラごとの関係、ファームウェアの確認方法、Windows・Macを使用した更新手順、更新ファイルが認識されない場合の対処方法、更新後の動作確認まで詳しく解説します。</p>

  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-4" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-4">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"></li><li><a href="#toc1" tabindex="0">SIGMA 17-40mm F1.8 RF用Ver.1.0.2の更新内容</a><ol><li><a href="#toc2" tabindex="0">EOS R6 Mark IIIで発生することがあったブラックアウトを修正</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">AF速度や画質の向上を目的とした更新ではない</a></li><li><a href="#toc4" tabindex="0">EOS R7・EOS R10・EOS R50でも更新する意味はあるのか</a></li></ol></li><li><a href="#toc5" tabindex="0">ファームウェアVer.1.0.1とVer.1.0.2の違い</a><ol><li><a href="#toc6" tabindex="0">Ver.1.0.1ではボディ内手ブレ補正効果を改善</a></li><li><a href="#toc7" tabindex="0">Ver.1.0.2ではEOS R6 Mark IIIとの動作安定性を改善</a></li><li><a href="#toc8" tabindex="0">古いファームウェアから更新するときの確認事項</a></li></ol></li><li><a href="#toc9" tabindex="0">ファームウェア更新前に準備するもの</a><ol><li><a href="#toc10" tabindex="0">対応するEOS Rシリーズのカメラと十分な電源を用意する</a></li><li><a href="#toc11" tabindex="0">メモリーカードをカメラで初期化する理由</a></li><li><a href="#toc12" tabindex="0">WindowsとMacで使用するファイル形式の違い</a></li></ol></li><li><a href="#toc13" tabindex="0">Windows・MacからVer.1.0.2へ更新する方法</a><ol><li><a href="#toc14" tabindex="0">ファームウェア変更ファイルをカードにコピーする</a></li><li><a href="#toc15" tabindex="0">カメラのメニューからレンズの更新を実行する</a></li><li><a href="#toc16" tabindex="0">EOS Utility経由の更新には対応していない</a></li></ol></li><li><a href="#toc17" tabindex="0">ファームウェア更新できない場合の原因と対処方法</a><ol><li><a href="#toc18" tabindex="0">ファームウェアファイルが認識されない場合</a></li><li><a href="#toc19" tabindex="0">更新途中でエラーが発生した場合</a></li><li><a href="#toc20" tabindex="0">更新済みでもブラックアウトやフリーズが発生する場合</a></li></ol></li><li><a href="#toc21" tabindex="0">Ver.1.0.2への更新後に確認したい撮影動作</a><ol><li><a href="#toc22" tabindex="0">レンズのバージョンがVer.1.0.2になっているか確認する</a></li><li><a href="#toc23" tabindex="0">AF・絞り・ズームの基本動作を確認する</a></li><li><a href="#toc24" tabindex="0">EOS R6 Mark IIIとEOS R7では確認する内容が異なる</a></li></ol></li><li><a href="#toc25" tabindex="0">まとめ</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2><span id="toc1">SIGMA 17-40mm F1.8 RF用Ver.1.0.2の更新内容</span></h2>
<h3><span id="toc2">EOS R6 Mark IIIで発生することがあったブラックアウトを修正</span></h3>
<p>2026年6月25日に公開されたVer.1.0.2では、キヤノンEOS R6 Mark IIIとの組み合わせにおいて、撮影中にまれにモニターがブラックアウトし、カメラがフリーズする現象が修正されました。シグマが公表した変更内容は、この特定の組み合わせで発生することがあった不具合への対応です。</p>
<p>ブラックアウトとは、カメラのモニター表示が黒くなる状態を指します。一方、フリーズはカメラが操作を正常に受け付けなくなり、撮影や設定変更を続けられなくなる状態です。ミラーレスカメラでは電子ビューファインダーや背面モニターを通じて被写体を確認するため、撮影中に表示が正常に行われなくなることは、構図の確認やピント合わせにも影響します。</p>
<p>さらに、カメラそのものがフリーズした場合には、シャッターボタンを押しても撮影できない、設定を変更できないといった状態になる可能性があります。人物撮影やイベント撮影では、一瞬の表情や動きを逃すことにつながりますし、動画撮影では連続した映像の記録を中断せざるを得なくなる場合があります。撮影機材には画質やAF性能だけでなく、撮影中に安定して動作することも求められます。</p>
<p>ただし、シグマは今回の現象について「まれに」と説明しており、すべてのEOS R6 Mark IIIで頻繁に発生していた問題という意味ではありません。また、具体的にどの撮影モードやシャッター方式で発生していたのか、静止画と動画のどちらで発生しやすかったのかといった詳細な再現条件も公表されていません。</p>
<p>そのため、特定の撮影設定を変更すれば必ず回避できると考えるよりも、メーカーが公開した修正内容を確認し、レンズ側のファームウェアバージョンを把握することが重要です。EOS R6 Mark IIIと17-40mm F1.8を組み合わせて使用している場合、Ver.1.0.2は撮影中の動作安定性に直接関係する更新といえます。</p>
<p>キヤノンのカメラとRFマウントレンズの関係については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/eos-r-system-feature-structure/">EOS Rシステムの特徴と構成を解説した記事</a>でも詳しく紹介しています。</p>
<h3><span id="toc3">AF速度や画質の向上を目的とした更新ではない</span></h3>
<p>レンズのファームウェア更新と聞くと、AF速度やピント精度、画像の解像力などが改善されることを期待する人もいるでしょう。しかし、Ver.1.0.2でシグマが公表している変更内容は、EOS R6 Mark IIIとの組み合わせで発生することがあったブラックアウトとフリーズの修正です。AFの高速化や光学性能の改善、周辺光量補正の変更などは、今回の更新内容として発表されていません。</p>
<p>ファームウェアは、レンズ内部の電子的な動作を制御するソフトウェアです。制御方法の変更や不具合の修正は可能ですが、レンズを構成するガラスや絞り機構そのものを変更するものではありません。そのため、ファームウェアを更新しても、17-40mmという焦点距離やズーム全域F1.8という開放F値は変化しません。</p>
<p>SIGMA 17-40mm F1.8 DC | Artは、広角側の17mmから望遠側の40mmまで、どの焦点距離でもF1.8を利用できる点に特徴があります。一般的な標準ズームにはズームによって開放F値が変化する製品があり、大口径ズームとしてF2.8通しの製品も広く利用されています。それに対して、17-40mm F1.8はF1.8という明るさをズーム全域で維持することで、単焦点レンズに近い撮影表現とズームレンズの自由度を組み合わせています。</p>
<p>EOS R7に装着した場合、35mm判換算で約27.2-64mm相当の画角となり、風景、スナップ、人物、料理、室内撮影などに利用できます。明るいF1.8の絞りを使用すれば、暗い場所でもシャッタースピードを確保しやすくなり、背景をぼかした撮影にも対応できます。こうした基本的な撮影性能は、Ver.1.0.2への更新後も変わりません。</p>
<p>一方、カメラの動作が安定することには、解像力やAF速度とは異なる価値があります。どれほど優れたレンズでも、撮影中にカメラがフリーズしてしまえばシャッターチャンスを記録できません。今回の更新は、レンズの光学性能を変えることなく、特定のカメラとの組み合わせにおける撮影上の問題を修正するものです。</p>
<p>シグマのRFマウント対応レンズの特徴やラインアップについては、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/sigma-rf-mount-lens-compact-performance/">SIGMAのRFマウントレンズを解説した記事</a>でも取り上げています。</p>
<h3><span id="toc4">EOS R7・EOS R10・EOS R50でも更新する意味はあるのか</span></h3>
<p>SIGMA 17-40mm F1.8 DC | ArtはAPS-C用のDCレンズであり、EOS R7、EOS R10、EOS R50などのAPS-C機との組み合わせが想定されます。今回のVer.1.0.2でフリーズの修正対象として明記されているのはEOS R6 Mark IIIであり、EOS R7やEOS R10、EOS R50でも同じ不具合が発生していたという発表ではありません。この点は、使用するカメラによって更新内容の受け止め方が異なる部分です。</p>
<p>ただし、17-40mm F1.8のRFマウント版にはVer.1.0.1という過去の更新履歴もあります。このバージョンでは、レンズ装着時におけるカメラのボディ内手ブレ補正効果が改善されています。EOS R7はボディ内手ブレ補正を搭載しているため、この変更内容はEOS R7との組み合わせにも関係します。</p>
<p>一方、EOS R10やEOS R50にはボディ内手ブレ補正が搭載されていません。そのため、ボディ内手ブレ補正効果の改善を、これらのカメラで同じように利用できるわけではありません。また、今回のVer.1.0.2によってEOS R10やEOS R50のAF速度が向上するといった変更も発表されていません。</p>
<p>ファームウェアの更新履歴を確認する際には、対象レンズだけでなく、使用するカメラの機能や撮影条件も考える必要があります。17-40mm F1.8はEOS R7では約27.2-64mm相当の標準ズームとして使用できますが、フルサイズのEOS R6 Mark IIIではAPS-Cクロップによる撮影となり、撮影範囲と記録画素数の扱いが変わります。</p>
<p>今回のファームウェア更新によって、APS-C用レンズのイメージサークルがフルサイズ対応へ変化することはありません。同じレンズでも、EOS R7とEOS R6 Mark IIIでは撮影条件が異なるため、更新内容とレンズの基本的な使用条件を区別して考えることが重要です。</p>
<p>EOS R7とSIGMA 17-40mm F1.8の組み合わせについては、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/eos-r7-sigma-17-40mm-f1-8/">EOS R7にSIGMA 17-40mm F1.8は合う？F2.8ズームとの違いと使い方</a>で詳しく解説しています。</p>
<h2><span id="toc5">ファームウェアVer.1.0.1とVer.1.0.2の違い</span></h2>
<h3><span id="toc6">Ver.1.0.1ではボディ内手ブレ補正効果を改善</span></h3>
<p>SIGMA 17-40mm F1.8 DC | ArtのキヤノンRFマウント用ファームウェアVer.1.0.1は、2025年10月23日に公開されました。この更新では、レンズをカメラに装着したときのボディ内手ブレ補正効果が改善されています。Ver.1.0.2がフリーズ修正を目的とした更新であるのに対して、Ver.1.0.1では手持ち撮影時の補正制御が変更されたことになります。</p>
<p>ボディ内手ブレ補正とは、カメラ内部の撮像センサーを動かして、撮影時のカメラの揺れを補正する機能です。レンズ内手ブレ補正とは異なり、レンズに光学式手ブレ補正機構が搭載されていない場合でも、対応するカメラで補正機能を利用できます。SIGMA 17-40mm F1.8にはレンズ内光学式手ブレ補正がありませんが、ボディ内手ブレ補正を搭載するEOS R7との組み合わせでは、カメラ側の補正機能を使用できます。</p>
<p>ただし、Ver.1.0.1によって何段分の補正効果が向上したのか、17mmと40mmで改善幅がどの程度異なるのかといった具体的な数値は公表されていません。そのため、更新前後で補正効果が何段向上するといった数値を示すことはできません。メーカーが公表しているのは、ボディ内手ブレ補正効果を改善したという変更内容です。</p>
<p>17-40mm F1.8は、暗い場所でもF1.8の明るさを利用してシャッタースピードを確保しやすいレンズですが、静止した被写体を低速シャッターで撮影する場合には、ボディ内手ブレ補正も役立ちます。例えば夜景、室内の建築物、美術品、静物などを手持ちで撮影するときには、シャッタースピードを下げることでISO感度を抑えられる場合があります。</p>
<p>一方、ボディ内手ブレ補正はカメラの揺れを補正する機能であり、被写体そのものの動きを止める機能ではありません。動いている人物や動物を撮影する場合には、F1.8の明るさを利用してシャッタースピードを確保することが必要になります。レンズの明るさとボディ内手ブレ補正は異なる役割を持っており、Ver.1.0.1はそのうち手ブレ補正に関係する更新です。</p>
<p>手ブレ補正の仕組みと撮影時の注意点については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/stabilization-secrets-for-sharp-images/">手ブレを防いで鮮明な写真を撮影する方法を解説した記事</a>でも詳しく紹介しています。</p>
<h3><span id="toc7">Ver.1.0.2ではEOS R6 Mark IIIとの動作安定性を改善</span></h3>
<p>Ver.1.0.2は、Ver.1.0.1から約8か月後となる2026年6月25日に公開されました。二つの更新は目的が異なり、Ver.1.0.1がボディ内手ブレ補正効果の改善であるのに対して、Ver.1.0.2はEOS R6 Mark IIIとの組み合わせで発生することがあったブラックアウトとフリーズの修正です。どちらもレンズの電子的な制御に関係する変更ですが、対象としている現象は別のものです。</p>
<p>交換レンズとカメラは、電子接点を通じてさまざまな情報をやり取りしながら動作しています。AFではカメラからレンズへピント合わせの制御情報が送られ、レンズ内部のフォーカス機構が動作します。絞りの変更でもカメラ側の露出設定に合わせてレンズの絞り機構が制御され、ボディ内手ブレ補正ではレンズから得られる焦点距離などの情報も関係します。</p>
<p>こうした通信と制御は、キヤノン純正レンズだけでなく、対応するサードパーティ製レンズでも重要です。ただし、今回のブラックアウトとフリーズについて、レンズとカメラのどの内部処理が原因になっていたのかは公表されていません。電子接点、AFモーター、絞り制御などの特定の部分に問題があったと推測することは、メーカーが発表した内容の範囲を超えてしまいます。</p>
<p>確認できるのは、EOS R6 Mark IIIとの組み合わせで撮影中にまれに発生していた現象が、Ver.1.0.2によって修正されたという事実です。カメラやレンズを物理的に交換せず、ファームウェアの変更によって対応できることは、電子制御を利用する現代のカメラシステムの特徴でもあります。</p>
<p>また、Ver.1.0.2ではボディ内手ブレ補正効果がさらに何段向上したといった追加の発表はありません。Ver.1.0.1とVer.1.0.2の違いを理解するには、手ブレ補正に関する改善と、特定のカメラとの動作安定性に関する修正を分けて考えることが重要です。</p>
<p>RFマウントとレンズの電子的な互換性については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/canon-rf-ef-compatibility-magic-adapters/">キヤノンのRF・EFレンズ互換性を解説した記事</a>でも紹介しています。</p>
<h3><span id="toc8">古いファームウェアから更新するときの確認事項</span></h3>
<p>17-40mm F1.8を購入してから一度もファームウェアを確認していない場合、レンズが古いバージョンのままになっている可能性があります。ファームウェアの状態はレンズの外観から判断できないため、現在のバージョンを把握するには対応するEOS Rシリーズのカメラに装着し、カメラのファームウェア情報を表示する必要があります。</p>
<p>カメラのメニューでは、本体側とレンズ側のファームウェアバージョンが別々に表示されます。今回更新するのはレンズのファームウェアなので、「レンズ Ver.X.X.X」に相当する項目を確認します。カメラ本体のバージョン番号が異なっていても、それだけでレンズのファームウェアが古いという意味にはなりません。</p>
<p>すでにレンズ側にVer.1.0.2が表示されている場合、同じファームウェアを再度インストールする必要はありません。一方、古いバージョンが表示されている場合には、シグマが公開している更新履歴と更新方法を確認します。ファームウェア更新に際しては、対象製品とマウントが一致していることも重要です。</p>
<p>SIGMA 17-40mm F1.8 DC | ArtにはキヤノンRFマウント以外の製品も存在します。同じ焦点距離と開放F値であっても、マウントが異なればカメラとの通信方式や更新ファイルが異なるため、別マウント用のファームウェアを流用することはできません。更新ファイルは必ず17-40mm F1.8 DC | ArtのキヤノンRFマウント用から取得します。</p>
<p>また、シグマは更新前にカメラ本体のファームウェアを最新版にしておくことを指定しています。レンズだけでなくカメラ側のバージョンも確認しておくことで、メーカーが案内する更新条件を満たしているか把握できます。更新作業を開始する前に、対象レンズ、マウント、ファームウェアバージョン、使用カメラの四つを確認しておくことが重要です。</p>
<p>RFマウントのサードパーティレンズの種類については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/rf-mount-third-party-lens-expansion/">RFマウントのサードパーティレンズを解説した記事</a>でも紹介しています。</p>
<h2><span id="toc9">ファームウェア更新前に準備するもの</span></h2>
<h3><span id="toc10">対応するEOS Rシリーズのカメラと十分な電源を用意する</span></h3>
<p>SIGMA 17-40mm F1.8 DC | ArtのキヤノンRFマウント用ファームウェアを更新するには、対応するEOS Rシリーズのカメラが必要です。シグマが案内している更新方法では、レンズをカメラに装着した状態でファームウェアの書き換えを行います。レンズを単体でパソコンに接続し、一般的なファイルコピーの操作だけで更新する方式ではありません。</p>
<p>更新前には、カメラ本体のファームウェアを最新版にしておく必要があります。また、カメラの電源にはフル充電した専用バッテリーパック、または専用ACアダプターキットを使用するよう指定されています。ファームウェアの書き換え中に電源が切れると、レンズが正常に動作しなくなるおそれがあるためです。</p>
<p>通常の撮影中であれば、バッテリー残量が少なくなった際に電源を切り、交換してから撮影を再開できます。しかし、ファームウェア更新中は内部の制御プログラムを書き換えているため、途中で電源が切れると正常に処理を完了できない可能性があります。更新処理の進行中は、電源だけでなく、レンズの装着状態やメモリーカードの状態も維持する必要があります。</p>
<p>シグマは、更新中にカメラの電源をOFFにしないこと、レンズを取り外さないこと、ボタンやダイヤル、スイッチなどを操作しないことも注意事項として挙げています。したがって、更新を開始する前に必要な機材をすべて準備し、途中でバッテリーやレンズを交換しなくても済む状態にしておくことが重要です。</p>
<p>また、カメラ側の撮影モードによってファームウェアの更新メニューを利用するための操作が異なる場合があります。シグマの手順ではP、Tv、Av、Mのいずれかに設定することが案内されているため、カメラの基本的な操作を確認しておくと作業を進めやすくなります。</p>
<p>EOS Rシリーズの基本的な構成と操作については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/eos-r-system-feature-structure/">EOS Rシステムの特徴を解説した記事</a>でも紹介しています。</p>
<h3><span id="toc11">メモリーカードをカメラで初期化する理由</span></h3>
<p>17-40mm F1.8のファームウェア更新には、更新ファイルを保存したメモリーカードを使用します。シグマの手順では、更新に使用するカードをあらかじめカメラで初期化することが指定されています。初期化とは、カードの記録領域をカメラで使用できる状態に整える操作ですが、同時に保存されている写真や動画などのデータも消去されるため、撮影済みのカードを使用する場合には注意が必要です。</p>
<p>更新専用に空のメモリーカードを使用すれば、撮影データを誤って消去する危険を減らせます。カメラで初期化したあとにカードをパソコンへ接続し、シグマからダウンロードしたファームウェア変更ファイルをコピーします。ここで重要になるのが、ファイルを保存する階層です。</p>
<p>シグマが指定する保存場所は、メモリーカードのルートディレクトリです。ルートディレクトリとは、パソコンでカードを開いたときに最初に表示される階層であり、DCIMなどのフォルダーの内部ではありません。DCIMは通常、カメラで撮影した画像や動画を保存するために使用されるフォルダーですが、ファームウェア変更ファイルをそこへ保存する手順ではありません。</p>
<p>更新ファイルを誤ったフォルダーに入れると、カメラのファームウェア更新画面で対象ファイルが表示されない原因になる場合があります。ファイルをコピーする際は、カードの最上位階層へ正しく保存することが重要です。また、コピー処理が完了する前にメモリーカードをパソコンから取り外すと、ファイルが正常に保存されない可能性があります。</p>
<p>更新ファイルをコピーしたあとは、パソコン側でカードを適切に取り外し、カメラへ装着します。この段階でカード内に正しいファームウェア変更ファイルが保存されていれば、カメラ側から更新作業を開始する準備が整います。</p>
<p>カメラの記録方式や撮影設定については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/drive-mode-camera-settings-technique/">ドライブモードと撮影設定を解説した記事</a>も参考になります。</p>
<h3><span id="toc12">WindowsとMacで使用するファイル形式の違い</span></h3>
<p>シグマは、17-40mm F1.8のファームウェア更新ファイルをWindows用とMac用に提供しています。WindowsではZIP形式、MacではDMG形式のファイルをダウンロードする方式です。どちらもダウンロードしたファイルをそのままメモリーカードへコピーするのではなく、内部にあるファームウェア変更ファイルを取り出して使用します。</p>
<p>Windowsの場合、ダウンロードしたZIPファイルを右クリックし、「すべて展開」を選択することでファイルを展開できます。展開後に作成されたフォルダーには、拡張子が「.afu」のファームウェア変更ファイルが含まれています。ファイル名や拡張子は変更せず、そのまま使用します。</p>
<p>Macの場合は、ダウンロードしたDMGファイルを開き、ディスクイメージ内に保存されたファームウェア変更ファイルを取り出します。WindowsとMacではダウンロードしたファイルを開く方法が異なりますが、最終的にメモリーカードへコピーするのは、いずれもレンズの更新に使用する「.afu」ファイルです。</p>
<p>更新ファイルを取り出したら、カメラで初期化したメモリーカードのルートディレクトリへ保存します。ZIPファイルやDMGファイルを展開せずにコピーしたり、展開後のフォルダー全体をコピーしたりすると、指定された手順とは異なる状態になります。更新ファイルが認識されない場合には、保存場所だけでなく、正しいファイルを取り出しているかどうかも確認する必要があります。</p>
<p>また、同じSIGMA製レンズでもマウントが異なれば更新ファイルが異なるため、ダウンロードページではキヤノンRFマウント用を選択します。対応製品とマウントが一致していることを確認したうえで、WindowsまたはMacに適したファイルを取得することが、更新作業を正常に進めるための基本になります。</p>
<p>SIGMA製RFマウントレンズのラインアップについては、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/sigma-rf-mount-lens-compact-performance/">SIGMAのRFマウントレンズを解説した記事</a>でも紹介しています。</p>
<h2><span id="toc13">Windows・MacからVer.1.0.2へ更新する方法</span></h2>
<h3><span id="toc14">ファームウェア変更ファイルをカードにコピーする</span></h3>
<p>更新作業は、シグマのファームウェアダウンロードページで17-40mm F1.8 DC | ArtのキヤノンRFマウント用を選ぶところから始まります。使用するパソコンに合わせてWindows用またはMac用のファイルをダウンロードし、圧縮ファイルを展開してファームウェア変更ファイルを取り出します。ダウンロードしたZIPやDMGをそのままメモリーカードへコピーするのではなく、拡張子が「.afu」のファイルを使用する点が重要です。</p>
<p>続いて、対応するEOS Rシリーズのカメラで初期化したメモリーカードをパソコンへ接続します。カードを開いたら、DCIMなどのフォルダーには入らず、最初に表示されるルートディレクトリへファームウェア変更ファイルをコピーします。このとき、ファイル名や拡張子を変更しないようにします。</p>
<p>コピーが完了したら、パソコン側でメモリーカードを適切に取り外します。カードをカメラへ挿入し、SIGMA 17-40mm F1.8を装着すれば、カメラ側の更新操作へ進む準備が整います。ただし、ファイルをカードへコピーした段階では、まだレンズ内部のファームウェアは書き換えられていません。</p>
<p>実際の更新は、EOS Rシリーズのカメラに用意されたファームウェア更新機能を使用して行います。そのため、パソコンでの作業とカメラ側での作業を分けて考えると、何をどの段階で実行するのかが理解しやすくなります。</p>
<p>レンズとカメラの電子的な通信については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/what-is-an-electronic-contact-magic/">カメラとレンズの電子接点を解説した記事</a>でも取り上げています。</p>
<h3><span id="toc15">カメラのメニューからレンズの更新を実行する</span></h3>
<p>ファームウェア変更ファイルを保存したメモリーカードをカメラへ挿入し、17-40mm F1.8を装着したら、カメラの電源を入れます。シグマの手順では撮影モードをP、Tv、Av、Mのいずれかに設定し、MENUボタンからファームウェアのバージョン情報を表示します。</p>
<p>バージョン表示画面では、カメラ本体とレンズの情報が別々に表示されます。今回更新する対象はレンズなので、レンズ側のファームウェア項目を選択します。カメラ本体の更新とレンズの更新では対象が異なるため、表示されている項目を確認することが重要です。</p>
<p>レンズのファームウェア更新画面を開くと、メモリーカード内に保存されたファームウェア変更ファイルが表示されます。対象ファイルが正しく認識されていることを確認したら、画面の案内に従って更新を開始します。更新が始まると進行状況を示すプログレスバーが表示されるため、処理が完了するまでカメラを操作せずに待ちます。</p>
<p>更新中は電源をOFFにせず、レンズやバッテリーを取り外したり、ボタンやダイヤルを操作したりしないようにします。正常に更新が完了すると完了画面が表示されるので、シグマが指定する操作に従って終了します。その後、カメラの電源をOFFにし、バッテリーを2秒以上取り外してから再び装着し、電源を入れます。</p>
<p>再起動後は、ファームウェアのバージョン表示をもう一度開き、レンズ側がVer.1.0.2になっていることを確認します。この確認まで終えることで、対象のファームウェアが適用された状態を把握できます。</p>
<p>EOS Rシリーズのメニューと撮影モードについては、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/canon-camera-shooting-modes-guide/">キヤノンの撮影モードと設定を解説した記事</a>も参考になります。</p>
<h3><span id="toc16">EOS Utility経由の更新には対応していない</span></h3>
<p>キヤノンのカメラを使用している人の中には、EOS Utilityをパソコンへインストールしている人もいるでしょう。EOS Utilityはカメラとパソコンを接続し、画像の取り込みやカメラの操作などに利用するソフトウェアですが、SIGMA 17-40mm F1.8のキヤノンRFマウント用ファームウェア更新には対応していません。</p>
<p>シグマが指定しているのは、パソコンで更新ファイルをダウンロードし、メモリーカードへコピーしたあと、EOS Rシリーズのカメラから更新する方式です。そのため、EOS Utilityを起動して更新ファイルを選択したり、パソコンから直接レンズのファームウェアを書き換えたりする方法ではありません。</p>
<p>また、シグマにはUSB DOCKなどを利用してファームウェアを更新する製品もありますが、更新方法は製品やマウントによって異なります。今回の17-40mm F1.8のRFマウント版については、メーカーが公開しているカメラ経由の手順が基準になります。</p>
<p>同じRFマウント用レンズであっても、キヤノン純正レンズとサードパーティ製レンズでは、ファームウェアの提供方法や更新手順が異なる場合があります。更新する対象のレンズ名とマウントを確認し、その製品に指定された方法を使用することが重要です。</p>
<p>なお、EOS Utilityをインストールしていなくても、今回の更新作業は行えます。必要なのは更新ファイルを準備するパソコン、メモリーカード、対応するEOS Rシリーズのカメラ、対象レンズです。ファームウェア更新が完了したかどうかは、最後にレンズ側のバージョン表示を確認して判断します。</p>
<p>RFマウント対応のサードパーティ製レンズについては、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/rf-s-lens-thirdparty-selection/">RF-S用サードパーティレンズを紹介した記事</a>でも詳しく紹介しています。</p>
<h2><span id="toc17">ファームウェア更新できない場合の原因と対処方法</span></h2>
<h3><span id="toc18">ファームウェアファイルが認識されない場合</span></h3>
<p>カメラのファームウェア更新画面を開いても対象ファイルが表示されない場合、最初に確認したいのはメモリーカード内の保存場所です。シグマが指定しているのはカードのルートディレクトリであり、DCIMなどのフォルダー内部ではありません。更新ファイルを誤った場所へ保存すると、カメラが対象ファイルを認識できない原因になります。</p>
<p>次に確認するのは、ダウンロードしたファイルを正しく展開しているかという点です。Windows用のZIPファイルやMac用のDMGファイルをそのままコピーした場合は、指定された手順と異なります。更新に使用するのは展開後に取り出した「.afu」ファイルなので、ファイルの種類と拡張子を確認する必要があります。</p>
<p>さらに、17-40mm F1.8 DC | ArtのキヤノンRFマウント用をダウンロードしているかも重要です。別のSIGMA製レンズや異なるマウント用の更新ファイルを使用することはできません。また、ファイル名を変更したり、コピーが完了する前にカードを取り外したりした場合にも、正常なファイルを保存できていない可能性があります。</p>
<p>シグマは、更新ファイルが表示されない場合について、ダウンロードの段階から作業をやり直す方法を案内しています。カメラで初期化したカードを使用し、正しいファームウェア変更ファイルをルートディレクトリへ保存したうえで、再びカメラ側の更新画面を確認します。</p>
<p>なお、ファイルが認識されない状態と、更新処理が始まったあとにエラーが発生した状態は異なるため、それぞれの状況に応じた確認が必要です。</p>
<p>電子接点とレンズ制御の仕組みについては、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/what-is-an-electronic-contact-magic/">カメラとレンズの電子接点を解説した記事</a>も参考になります。</p>
<h3><span id="toc19">更新途中でエラーが発生した場合</span></h3>
<p>ファームウェアの更新途中でエラーが発生した場合は、通常の撮影中に発生するトラブルとは区別する必要があります。更新中はレンズ内部の制御プログラムを書き換えているため、電源が切れたり、レンズが取り外されたりすると、正常に処理を完了できなくなるおそれがあります。そのため、正常に更新が進んでいる間は電源を切らず、各種操作を行わないことが基本です。</p>
<p>一方、更新途中に実際にエラーが発生した場合には、シグマが指定する対応手順があります。メーカーの案内では、電池を抜いて更新作業を中断し、バッテリー残量とメモリーカード内のファームウェアファイルを確認したうえで、問題がなければ再度更新を実行するよう示されています。</p>
<p>ここで重要なのは、正常に更新が進行している状態と、エラーによって更新が停止した状態を区別することです。更新中に任意のタイミングでバッテリーを抜いてよいという意味ではありません。更新が正常に進んでいる間は完了を待ち、実際にエラーが表示された場合にはメーカーの指定する手順に従います。</p>
<p>また、更新に失敗した原因がバッテリー残量なのか、ファイルの保存状態なのか、ほかの問題なのかは、エラー発生時の状況によって異なります。更新をやり直しても同じエラーが繰り返される場合には、使用カメラ、レンズ、ファームウェアファイル、バッテリーの状態、表示されたメッセージを整理することで、メーカーへ状況を伝えやすくなります。</p>
<p>特に、更新後にレンズが認識されなくなったり、正常な撮影ができなくなったりした場合には、ファームウェア更新の問題としてメーカーのサポートによる確認が必要になることがあります。撮影中のブラックアウトやフリーズを修正するための更新であっても、更新作業そのものは別の手順として正確に進めることが重要です。</p>
<p>レンズのAF駆動方式や電子制御については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/magic-focus-stm-usm/">STMとUSMの違いを解説した記事</a>でも紹介しています。</p>
<h3><span id="toc20">更新済みでもブラックアウトやフリーズが発生する場合</span></h3>
<p>Ver.1.0.2への更新が完了したあともブラックアウトやフリーズが発生する場合、まずレンズ側のファームウェアが本当にVer.1.0.2になっているかを確認します。カメラのメニューには本体とレンズのバージョンが別々に表示されるため、対象となる17-40mm F1.8のバージョンを確認することが重要です。</p>
<p>次に確認するのは、現象がどのカメラで発生したかという点です。今回シグマが修正対象として公表しているのは、EOS R6 Mark IIIとの組み合わせで発生することがあった現象です。EOS R7やEOS R10など、ほかのEOS Rシリーズで発生する表示異常やフリーズについて、同じ原因であると説明した発表ではありません。</p>
<p>また、カメラのモニターが黒くなる状態には、電子ビューファインダーと背面モニターの切り替え、表示設定、省電力動作などが関係する場合もあります。これらの通常の表示動作と、カメラが操作を受け付けなくなるフリーズは分けて確認する必要があります。例えば、背面モニターが黒くなってもファインダーに映像が表示され、シャッター操作が正常にできる状態と、どの操作も受け付けなくなる状態では、確認する内容が異なります。</p>
<p>同じ症状が繰り返される場合には、使用したカメラとレンズのバージョン、撮影モード、表示された内容、発生日時などを記録しておくと状況を整理しやすくなります。撮影中のエラーは電源を入れ直したあとに表示が残らない場合もあるため、可能であれば表示画面を記録しておくことも役立ちます。</p>
<p>ファームウェア更新で修正された現象と、更新後に発生した個別のトラブルを区別することが重要です。メーカーが公表している修正内容を適用した状態で、どのような現象が発生したのかを把握することで、サポートへ相談する際にも具体的な情報を伝えられます。</p>
<p>EOS Rシリーズの基本的な構成と撮影機能については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/eos-r-system-feature-structure/">EOS Rシステムの特徴を解説した記事</a>も参考になります。</p>
<h2><span id="toc21">Ver.1.0.2への更新後に確認したい撮影動作</span></h2>
<h3><span id="toc22">レンズのバージョンがVer.1.0.2になっているか確認する</span></h3>
<p>更新が完了したら、最初にレンズ側のファームウェアバージョンを確認します。シグマの手順では、更新完了後にカメラの電源をOFFにし、バッテリーを2秒以上取り外してから再び電源を入れることが指定されています。この操作を終えたあと、カメラのメニューからファームウェア情報を開き、レンズ側にVer.1.0.2が表示されていることを確認します。</p>
<p>カメラ本体とレンズのファームウェアは別々に管理されています。そのため、カメラ本体に別の番号が表示されていても、それだけでレンズの更新に失敗したことにはなりません。確認するのはSIGMA 17-40mm F1.8 DC | Artのバージョンであり、カメラ本体の番号と混同しないことが重要です。</p>
<p>レンズ側がVer.1.0.2になっていることを確認できたら、通常の撮影画面へ戻り、カメラがレンズを正常に認識しているかを確認します。その後、ズーム操作、AF、絞り制御など、普段利用する機能が正常に動作するか確認できます。</p>
<p>ただし、今回の更新はAF速度や解像力の向上を公表したものではないため、更新前後で体感的なAF速度が変わったかどうかを、更新成功の判断材料にする必要はありません。更新の成否を確認する基本は、レンズ側のファームウェアバージョン表示です。</p>
<p>EOS R7と17-40mm F1.8の組み合わせについては、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/eos-r7-sigma-17-40mm-f1-8/">EOS R7にSIGMA 17-40mm F1.8は合う？F2.8ズームとの違いと使い方</a>でも詳しく紹介しています。</p>
<h3><span id="toc23">AF・絞り・ズームの基本動作を確認する</span></h3>
<p>ファームウェア更新後は、レンズの基本的な撮影動作が正常であることを確認します。17-40mm F1.8は、17mmから40mmまでズーム全域で開放F1.8を維持するレンズです。更新後も焦点距離や開放F値は変わらないため、通常の撮影条件で使用できることを確認するのが基本になります。</p>
<p>まず17mm側と40mm側でズームを操作し、それぞれの焦点距離で撮影できるか確認します。続いてAFを使用し、近距離と遠距離の被写体へピントを合わせます。静止している被写体で確認したあと、普段使用する撮影条件でも正常に動作するかを確かめることで、更新後の状態を把握できます。</p>
<p>絞りについても、開放F1.8だけでなくF2.8やF4、F5.6などへ変更し、露出が通常どおり変化するか確認できます。ただし、Ver.1.0.2によって絞り制御の性能向上が発表されたわけではありません。これらの操作は、更新後にレンズが正常に機能しているかを確認するための基本的なチェックです。</p>
<p>また、AF速度を更新前後で比較する場合には、被写体までの距離、周囲の明るさ、被写体のコントラスト、カメラのAF設定などが結果に影響します。撮影条件が異なれば、ファームウェアの変更とは関係なくAFの動作が変わる場合があります。更新後に感じたわずかな動作の違いだけで、メーカーが公表していない性能向上を判断することはできません。</p>
<p>今回のVer.1.0.2で重要なのは、EOS R6 Mark IIIとの組み合わせにおけるブラックアウトとフリーズの修正です。更新後の基本動作を確認することは、その修正が適用された状態でレンズを通常どおり使用できるか把握するためにも役立ちます。</p>
<p>レンズのAF駆動方式とピント合わせについては、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/magic-focus-stm-usm/">STMとUSMの違いを解説した記事</a>でも詳しく紹介しています。</p>
<h3><span id="toc24">EOS R6 Mark IIIとEOS R7では確認する内容が異なる</span></h3>
<p>SIGMA 17-40mm F1.8をEOS R6 Mark IIIで使用している場合、Ver.1.0.2で修正された現象が直接関係します。更新後には通常の撮影が継続できるか、モニター表示に異常がないか、カメラの操作を正常に受け付けるかといった点を確認できます。ただし、メーカーが「まれに」発生すると説明している現象なので、短時間のテストだけですべての撮影条件を確認できるわけではありません。</p>
<p>一方、EOS R7ではVer.1.0.2によってEOS R7固有のフリーズが修正されたという発表はありません。EOS R7を使用している場合は、レンズのバージョン表示と通常の撮影動作に加え、Ver.1.0.1で実施されたボディ内手ブレ補正効果の改善という更新履歴も関係します。</p>
<p>EOS R7にはボディ内手ブレ補正が搭載されていますが、EOS R10やEOS R50には搭載されていません。そのため、同じ17-40mm F1.8を使用していても、カメラによって利用できる手ブレ補正の仕組みが異なります。また、EOS R6 Mark IIIとEOS R7ではセンサーサイズも異なり、前者がフルサイズ、後者がAPS-Cです。</p>
<p>17-40mm F1.8はAPS-C用レンズなので、EOS R6 Mark IIIではAPS-Cクロップによる撮影となります。EOS R7ではAPS-Cセンサー全体を利用して撮影でき、35mm判換算で約27.2-64mm相当の画角となります。今回のファームウェア更新によって、レンズのイメージサークルや焦点距離が変化することはありません。</p>
<p>このように、同じレンズでも使用するカメラによって撮影条件と更新内容の関係が異なります。Ver.1.0.2のフリーズ修正、Ver.1.0.1のボディ内手ブレ補正改善、APS-C用レンズとしての基本的な仕様をそれぞれ区別することで、自分の機材に関係する変更内容を把握しやすくなります。</p>
<p>APS-C用レンズをフルサイズカメラで使用する仕組みについては、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/aps-c-lens-full-frame-use/">APS-C用レンズをフルサイズで使う場合の解説</a>も参考になります。</p>
<h2><span id="toc25">まとめ</span></h2>
<p>SIGMA 17-40mm F1.8 DC | ArtのキヤノンRFマウント用ファームウェアVer.1.0.2は、2026年6月25日に公開されました。今回の更新では、EOS R6 Mark IIIとの組み合わせで撮影中にまれにモニターがブラックアウトし、カメラがフリーズする現象が修正されています。</p>
<p>一方、2025年10月23日に公開されたVer.1.0.1では、レンズ装着時におけるカメラのボディ内手ブレ補正効果が改善されています。Ver.1.0.1は手ブレ補正に関する更新、Ver.1.0.2は特定のカメラとの組み合わせにおける動作安定性に関する更新であり、両者の目的は異なります。</p>
<p>ファームウェア更新には、対応するEOS Rシリーズのカメラ、メモリーカード、更新ファイルを準備するパソコンが必要です。WindowsではZIP形式、MacではDMG形式でダウンロードしたファイルを展開し、拡張子が「.afu」のファームウェア変更ファイルをメモリーカードのルートディレクトリへコピーします。</p>
<p>その後、カメラへレンズとカードを装着し、ファームウェアのメニューからレンズ側の更新を実行します。EOS Utility経由での更新には対応していないため、シグマが指定するカメラ経由の手順を使用します。更新中は電源を切ったり、レンズを取り外したりせず、処理が完了するまで待つ必要があります。</p>
<p>更新完了後は、カメラの電源を切ってバッテリーを2秒以上取り外し、再起動してレンズ側のバージョンを確認します。Ver.1.0.2が表示されていれば、対象のファームウェアが適用された状態です。その後、ズーム、AF、絞り制御など、通常の撮影動作を確認することで更新後の状態を把握できます。</p>
<p>今回の更新によって、17-40mmという焦点距離やズーム全域F1.8という基本仕様が変化するわけではありません。SIGMA 17-40mm F1.8 DC | Artは、APS-C用標準ズームとしてF1.8の明るさを利用できることが特徴であり、その光学的な性格は更新後も変わりません。</p>
<p>EOS R6 Mark IIIで使用している場合にはVer.1.0.2のフリーズ修正が直接関係し、EOS R7などで使用している場合にはレンズ側のバージョンと過去の更新履歴を確認する意味があります。メーカーが公表した修正内容と実際に使用するカメラの機能を照らし合わせることで、ファームウェア更新によって何が変わったのかを正確に把握できます。</p>
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		<title>EOS R7のErr70対策｜ファームウェアVer.1.8.0の修正内容と更新方法</title>
		<link>https://camecame.jp/eos-r7-err70-firmware-update/</link>
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		<dc:creator><![CDATA[花山 千春]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 07 Oct 2026 22:31:21 +0000</pubDate>
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		<category><![CDATA[EOS R7]]></category>
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					<description><![CDATA[EOS R7のErr70対策｜ファームウェアVer.1.8.0の修正内容と更新方法 キヤノンEOS R7で撮影中に「Err70」が表示され、カメラが正常に動作しなくなる現象について、ファームウェアVer.1.8.0で修正 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<h1>EOS R7のErr70対策｜ファームウェアVer.1.8.0の修正内容と更新方法</h1>
<p>キヤノンEOS R7で撮影中に「Err70」が表示され、カメラが正常に動作しなくなる現象について、ファームウェアVer.1.8.0で修正が行われました。</p>
<p>今回の更新では、Bluetooth通信中にほかのBluetooth機器から干渉を受けた場合と、「高速連続撮影＋」で撮影を繰り返した場合に発生することがあったErr70が修正されています。</p>
<p>特にEOS R7の高速連写機能を活用して野鳥、鉄道、航空機、スポーツなどを撮影する人にとって、撮影中のエラーは見逃せない問題です。一瞬のシャッターチャンスを捉えるためのカメラが、その瞬間に動作を停止してしまえば、どれほど優れたAF性能や連写速度を備えていても撮影を続けられません。</p>
<p>また、Err70はVer.1.8.0で初めて修正された問題ではありません。EOS R7では過去のファームウェアでも、異なる条件で発生するErr70への対応が行われてきました。</p>
<p><strong>結論として、EOS R7を使用している場合は、現在のファームウェアバージョンを確認し、キヤノンが公表しているErr70の修正内容を把握することが重要です。</strong></p>
<p>この記事では、Err70の具体的な発生条件、Ver.1.8.0で修正された内容、過去の更新履歴、Windows・Macを使った更新方法、更新後の確認項目まで詳しく解説します。</p>

  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-6" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-6">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"></li><li><a href="#toc1" tabindex="0">EOS R7のErr70とは？ファームウェアVer.1.8.0で修正された不具合</a><ol><li><a href="#toc2" tabindex="0">Err70は撮影中に発生することがあるエラー</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">Bluetooth通信中の干渉によるErr70を修正</a></li><li><a href="#toc4" tabindex="0">高速連続撮影＋の繰り返しによるErr70を修正</a></li></ol></li><li><a href="#toc5" tabindex="0">EOS R7でErr70が発生した場合に確認すること</a><ol><li><a href="#toc6" tabindex="0">ファームウェアのバージョンを確認する</a></li><li><a href="#toc7" tabindex="0">Bluetooth使用中か高速連写中かを切り分ける</a></li><li><a href="#toc8" tabindex="0">Err70が繰り返される場合は発生状況を記録する</a></li></ol></li><li><a href="#toc9" tabindex="0">Ver.1.8.0で追加されたErr70以外の改善内容</a><ol><li><a href="#toc10" tabindex="0">RF-S7.8mm F4 STM DUAL使用時の表示設定を改善</a></li><li><a href="#toc11" tabindex="0">その他の動作安定性も向上</a></li><li><a href="#toc12" tabindex="0">過去のファームウェアでもErr70の修正が行われている</a></li></ol></li><li><a href="#toc13" tabindex="0">EOS R7をファームウェアVer.1.8.0へ更新する方法</a><ol><li><a href="#toc14" tabindex="0">Windows・Macで更新ファイルを準備する</a></li><li><a href="#toc15" tabindex="0">メモリーカードを使ってカメラ本体を更新する</a></li><li><a href="#toc16" tabindex="0">更新中の電源トラブルとファイルの認識エラーに注意する</a></li></ol></li><li><a href="#toc17" tabindex="0">EOS R7のErr70をさらに詳しく理解する</a><ol><li><a href="#toc18" tabindex="0">Err70が表示される原因は一つに限定されない</a></li><li><a href="#toc19" tabindex="0">エラー表示と通常の撮影制限を区別する</a></li><li><a href="#toc20" tabindex="0">野鳥やスポーツ撮影で安定性が重要になる理由</a></li></ol></li><li><a href="#toc21" tabindex="0">EOS R7のファームウェア更新で確認したい撮影設定</a><ol><li><a href="#toc22" tabindex="0">高速連続撮影＋と電子シャッターの設定を確認する</a></li><li><a href="#toc23" tabindex="0">レンズやメモリーカードを変えた場合の動作も確認する</a></li><li><a href="#toc24" tabindex="0">更新後の設定とエラー発生時の条件を記録する</a></li></ol></li><li><a href="#toc25" tabindex="0">まとめ</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2><span id="toc1">EOS R7のErr70とは？ファームウェアVer.1.8.0で修正された不具合</span></h2>
<h3><span id="toc2">Err70は撮影中に発生することがあるエラー</span></h3>
<p>Err70は、EOS R7の動作中に表示されることがあるエラーコードです。エラーが発生すると、撮影を中断しなければならない場合や、カメラが操作を正常に受け付けなくなる場合があります。</p>
<p>ただし、Err70という番号だけで原因が一つに決まるわけではありません。EOS R7のファームウェア更新履歴を確認すると、異なる条件で発生するErr70が複数回にわたって修正されています。</p>
<p>Ver.1.8.0で修正されたのは、Bluetooth通信中にほかのBluetooth機器から干渉を受けることで発生する場合があるErr70と、高速連続撮影＋で撮影を繰り返した際にごくまれに発生するErr70です。</p>
<p>EOS R7は約3250万画素のAPS-Cセンサーを搭載し、メカシャッターで最高約15コマ/秒、電子シャッターで最高約30コマ/秒の高速連写に対応しています。</p>
<p>さらに、被写体検出AFやボディ内手ブレ補正を搭載しており、野鳥やスポーツ、鉄道、航空機といった動きのある被写体にも対応できるカメラです。</p>
<p>このような撮影では、被写体が目の前に現れる時間が短く、シャッターチャンスを逃すと同じ場面を撮り直せないことがあります。</p>
<p>そのため、撮影中のErr70は、単に画面にエラーが表示されるという問題にとどまりません。撮影を継続できなくなること自体が実用上の問題になります。</p>
<p>一方、高速連写中に撮影速度が落ちたからといって、必ずErr70が発生したという意味ではありません。</p>
<p>大量のRAW画像を連続して撮影すると、カメラ内部のバッファに画像データが蓄積されます。メモリーカードへの書き込みが追いつかなくなると、連続撮影可能枚数が減少し、連写速度が低下する場合があります。</p>
<p>こうした通常の処理による連写速度の変化と、Err70によってカメラの動作が中断される現象は区別する必要があります。</p>
<p>EOS R7の性能や撮影用途については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/eos-r7-worth-buying/">EOS R7の購入判断と特徴を解説した記事</a>でも詳しく紹介しています。</p>
<h3><span id="toc3">Bluetooth通信中の干渉によるErr70を修正</span></h3>
<p>Ver.1.8.0で修正された現象の一つは、Bluetooth通信中に発生する場合があるErr70です。</p>
<p>キヤノンは、ほかのBluetooth機器から干渉を受けることでErr70が発生することがある現象を修正したと公表しています。</p>
<p>EOS R7にはBluetooth通信機能が搭載されており、対応するスマートフォンとの連携などに利用できます。</p>
<p>Bluetoothは2.4GHz帯の電波を利用する無線通信方式です。スマートフォン、ワイヤレスイヤホン、スマートウォッチ、パソコンの周辺機器など、さまざまな製品がBluetooth通信を利用しています。</p>
<p>そのため、撮影場所によっては周辺に複数のBluetooth機器が存在することがあります。</p>
<p>今回の更新で修正されたのは、ほかのBluetooth機器からの干渉を受けた場合に、EOS R7でErr70が発生することがある現象です。</p>
<p>Bluetooth通信そのものが使用できなくなる問題や、周囲の無線通信をすべて遮断する機能が追加されたという説明ではありません。</p>
<p>例えば、EOS R7をスマートフォンと接続しながら撮影しているときにErr70が発生した場合、Bluetooth通信の状態は確認する材料になります。</p>
<p>一方、Bluetoothを使用していない状態で発生したErr70については、今回公表されたBluetooth関連の修正項目だけで原因を説明することはできません。</p>
<p>また、Bluetooth通信を利用しているすべてのEOS R7で、この現象が発生していたという意味でもありません。</p>
<p>キヤノンが修正対象として挙げたのは、一定の条件で発生することがあった不具合です。</p>
<p>撮影時にスマートフォンとの連携を利用している場合は、ファームウェア更新後に普段の接続操作が正常に行えるか確認することで、基本的な動作状態を把握できます。</p>
<p>カメラの通信機能と撮影モードを含む基本操作については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/canon-camera-shooting-modes-guide/">キヤノンの撮影モードと設定を解説した記事</a>も参考になります。</p>
<h3><span id="toc4">高速連続撮影＋の繰り返しによるErr70を修正</span></h3>
<p>Ver.1.8.0で修正されたもう一つの現象は、「高速連続撮影＋」を繰り返し使用した際に、ごくまれにErr70が発生する問題です。</p>
<p>高速連続撮影＋は、短時間に多くの写真を撮影するためのドライブモードです。</p>
<p>EOS R7では、高速連写を活用することで、動きの速い被写体のさまざまな瞬間を記録できます。</p>
<p>例えば野鳥撮影では、枝から飛び立つ瞬間、翼を大きく広げる瞬間、急激に方向を変える瞬間などを連続して撮影することがあります。</p>
<p>野鳥の動きは必ずしも予測できるものではありません。撮影者がシャッターボタンを押した瞬間だけでは、最も印象的な姿を捉えられない場合があります。</p>
<p>そのため、短い連写を何度も繰り返しながら撮影する方法が使われます。</p>
<p>今回の修正対象として示された条件は、高速連続撮影＋で撮影を繰り返すという使い方です。</p>
<p>鉄道や航空機の撮影でも、列車や航空機が近づくにつれて複数回の連写を行う場合があります。</p>
<p>スポーツ撮影では、選手の動きを追いながら連写を繰り返すことがあります。</p>
<p>このような撮影では、一度の連写が正常に終了するだけでなく、その後も続けて撮影できることが重要です。</p>
<p>キヤノンは、今回の現象について「ごく稀に」と説明しています。すべてのユーザーが経験する問題ではありません。</p>
<p>また、何回連写すると発生するのか、何枚撮影すると発生するのかといった具体的な再現条件は公開されていません。</p>
<p>今回の更新は、EOS R7の最高連写速度を引き上げるものとして公表されたものではありません。特定の条件で発生することがあったErr70を修正する更新です。</p>
<p>連写の仕組みやドライブモードの違いについては、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/drive-mode-camera-settings-technique/">ドライブモードの種類と使い方を解説した記事</a>でも詳しく取り上げています。</p>
<h2><span id="toc5">EOS R7でErr70が発生した場合に確認すること</span></h2>
<h3><span id="toc6">ファームウェアのバージョンを確認する</span></h3>
<p>EOS R7でErr70が発生した場合、最初に確認したい情報の一つがファームウェアのバージョンです。</p>
<p>Ver.1.8.0には、Bluetooth通信中のErr70と高速連続撮影＋の繰り返しによるErr70の修正が含まれています。</p>
<p>そのため、使用中のEOS R7が古いファームウェアのままであれば、今回の修正が適用されていない可能性があります。</p>
<p>現在のファームウェアバージョンは、EOS R7のメニューから確認できます。</p>
<p>カメラ本体とレンズのファームウェアは別々に表示される場合があるため、EOS R7本体のバージョンを確認することが重要です。</p>
<p>すでにVer.1.8.0が適用されている場合は、同じバージョンを再度インストールする必要はありません。</p>
<p>古いバージョンを使用している場合は、キヤノンが公開している更新履歴と更新手順を確認します。</p>
<p>EOS R7では、過去のファームウェアでもErr70に関する修正が複数回行われています。</p>
<p>そのため、長期間更新していないカメラでは、Ver.1.8.0の修正内容だけでなく、それ以前のバージョンで行われた改善も関係します。</p>
<p>例えば、Ver.1.2.0では小さく写った被写体を撮影しているときに発生することがあったErr70が修正されています。</p>
<p>Ver.1.5.0でも、ファインダーやモニターの表示に関する現象、A＋モードやAIフォーカスAFに関係するErr70などが修正されています。</p>
<p>これらの更新履歴から、Err70が複数の異なる条件で発生していたことがわかります。</p>
<p>現在のバージョンを確認することは、どの修正が適用された状態なのかを理解するための基本になります。</p>
<p>また、エラーが発生した日時と、そのときのファームウェアバージョンを記録しておくと、更新前後の状況を比較する際に役立ちます。</p>
<p>EOS R7の機能や撮影上の注意点については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/eos-r7-drawbacks-weaknesses/">EOS R7の欠点と弱点を解説した記事</a>でも紹介しています。</p>
<h3><span id="toc7">Bluetooth使用中か高速連写中かを切り分ける</span></h3>
<p>Ver.1.8.0では、Err70が発生することがあった条件が二つ示されています。</p>
<p>一つはBluetooth通信中の干渉、もう一つは高速連続撮影＋による撮影の繰り返しです。</p>
<p>エラーが発生した場合には、そのときの撮影状況を確認することで、どちらの条件に関係している可能性があるのかを整理できます。</p>
<p>Bluetooth通信中に発生した場合は、スマートフォンとの接続状態や、周辺で使用していたBluetooth機器などが確認材料になります。</p>
<p>高速連続撮影＋を使用していた場合は、ドライブモード、シャッター方式、撮影枚数、連写を繰り返した回数などが確認材料になります。</p>
<p>特に高速連写の場合は、バッファの容量やメモリーカードへの書き込みによる通常の撮影制限と、Err70による撮影停止を区別する必要があります。</p>
<p>例えば、大量のRAW画像を連続して撮影すると、カメラ内部に一時的に画像データが蓄積されます。</p>
<p>メモリーカードへの書き込みが追いつかなくなると、連写速度が低下したり、次の撮影まで待ち時間が生じたりする場合があります。</p>
<p>これはカメラの画像処理と記録に関係する動作です。</p>
<p>一方、Err70はカメラがエラーとして表示するものであり、単に連写速度が低下した状態とは異なります。</p>
<p>また、AFが被写体を捉えられず、ピント合わせに時間がかかる現象もErr70とは別に確認する必要があります。</p>
<p>背景と被写体のコントラストが低い場合や、被写体が非常に小さく写っている場合には、AFの動作が不安定に感じられることがあります。</p>
<p>こうした通常の撮影条件による動作と、カメラがErr70を表示して正常な撮影を続けられなくなる現象では、確認すべき内容が異なります。</p>
<p>EOS R7のシャッター方式と連写の関係については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/electronic-shutter-silent-highspeed-performance/">電子シャッターの特徴と高速撮影を解説した記事</a>も参考になります。</p>
<h3><span id="toc8">Err70が繰り返される場合は発生状況を記録する</span></h3>
<p>Err70が繰り返し発生する場合は、共通する条件があるかどうかを確認することが重要です。</p>
<p>例えば、特定のレンズを装着したときだけ発生するのか、撮影モードに関係なく発生するのか、電源を入れてすぐに発生するのかなどです。</p>
<p>今回のVer.1.8.0ではBluetoothと高速連続撮影＋に関係するErr70が修正されていますが、将来にわたってすべてのErr70が発生しなくなることまで保証されているわけではありません。</p>
<p>ファームウェア更新後にもエラーが発生した場合には、更新前と同じ条件だったのか、別の条件で発生したのかを整理します。</p>
<p>記録する情報としては、発生日時、使用レンズ、バッテリーの状態、メモリーカード、撮影モード、Bluetoothの接続状態、連写設定などが考えられます。</p>
<p>エラーメッセージが表示された画面をスマートフォンで撮影しておけば、あとから表示内容を確認できます。</p>
<p>撮影中のエラーは、カメラの電源を入れ直したあとでは表示が残らない場合があります。</p>
<p>そのため、発生したときの情報を記録することには意味があります。</p>
<p>同じ操作をすると再発するのか、異なる撮影条件でも発生するのかを比較することで、状況を整理しやすくなります。</p>
<p>ファームウェアが最新であることは重要ですが、最新バージョンであればすべてのトラブルが解消するという意味ではありません。</p>
<p>今回の更新で具体的に公表されている修正内容と、実際に発生した現象を照らし合わせて確認する必要があります。</p>
<p>更新後もErr70が繰り返される場合には、こうした情報をキヤノンのサポートへ伝えることで、状況を説明しやすくなります。</p>
<p>撮影設定の基本項目については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/canon-shutter-speed-settings-guide/">キヤノンのシャッタースピード設定を解説した記事</a>でも詳しく紹介しています。</p>
<h2><span id="toc9">Ver.1.8.0で追加されたErr70以外の改善内容</span></h2>
<h3><span id="toc10">RF-S7.8mm F4 STM DUAL使用時の表示設定を改善</span></h3>
<p>Ver.1.8.0では、Err70の修正に加えて、RF-S7.8mm F4 STM DUALを使用した場合の表示設定も改善されています。</p>
<p>RF-S7.8mm F4 STM DUALは、通常の単焦点レンズやズームレンズとは異なり、立体的な映像表現を目的とした特殊なレンズです。</p>
<p>EOS R7に装着することで、対応する撮影方式を利用できます。</p>
<p>今回のファームウェアでは、このレンズを使用した際の表示に関する改善が行われています。</p>
<p>さらに、新たに選択できるアスペクト比として「3：2」と「1：1」が追加されています。</p>
<p>アスペクト比とは、画像の横幅と縦幅の比率です。</p>
<p>3：2は一般的な写真で広く使用される比率で、1：1は縦横が等しい正方形の画像形式です。</p>
<p>今回の変更は、RF-S7.8mm F4 STM DUAL使用時の機能改善として案内されている点が重要です。</p>
<p>EOS R7のすべての撮影モードに共通する新機能が一律に追加されたという説明ではありません。</p>
<p>RF-S7.8mm F4 STM DUALを使用していないユーザーにとっては、Bluetoothと高速連続撮影＋のErr70修正のほうが直接関係する可能性があります。</p>
<p>一方、この特殊レンズを使用している場合には、表示設定とアスペクト比の選択肢についても確認する意味があります。</p>
<p>RF-Sレンズには、標準ズームや望遠ズーム、広角ズームに加えて、特殊な撮影用途に対応する製品もあります。</p>
<p>RF-Sレンズ全体の特徴については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/rf-s-lens-lineup-aps-c-expansion/">RF-Sレンズの種類と特徴を解説した記事</a>でも紹介しています。</p>
<h3><span id="toc11">その他の動作安定性も向上</span></h3>
<p>Ver.1.8.0の変更内容には、「その他動作安定性を向上しました」という項目も含まれています。</p>
<p>これは、メーカーが個別に列挙した変更内容とは別に、カメラの動作安定性に関する改善を実施したことを示すものです。</p>
<p>ただし、どの内部処理に変更が加えられたのか、どの撮影条件で改善が現れるのかという詳細は明記されていません。</p>
<p>そのため、この項目を根拠に、特定のAF機能が高速化した、画質が向上した、連写性能が上がったといった効果を追加で読み取ることはできません。</p>
<p>ファームウェア更新では、新機能の追加や特定の不具合修正だけでなく、既存機能を安定して動作させるための変更が行われることがあります。</p>
<p>EOS R7は、静止画の高速連写、動画撮影、被写体検出AF、ボディ内手ブレ補正、無線通信など、多くの機能を搭載しています。</p>
<p>これらの機能は、カメラ内部のソフトウェアによって制御されています。</p>
<p>撮影条件によっては複数の機能が同時に動作するため、機能同士の組み合わせも含めて安定した制御が求められます。</p>
<p>今回の更新では、Bluetooth通信中の干渉と高速連続撮影＋という具体的な条件に対応したうえで、動作安定性の向上も実施されています。</p>
<p>カメラの性能を考えるときには、センサーの画素数や連写速度だけでなく、実際の撮影で安定して使用できるかどうかも重要な要素になります。</p>
<p>EOS R7の動画機能や撮影時の特徴については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/eos-r7-video-performance-4k-stabilization/">EOS R7の動画性能と4K撮影に関する記事</a>でも扱っています。</p>
<h3><span id="toc12">過去のファームウェアでもErr70の修正が行われている</span></h3>
<p>EOS R7のErr70対策は、Ver.1.8.0で初めて行われたものではありません。</p>
<p>キヤノンのファームウェア更新履歴を確認すると、過去のバージョンでもErr70に関係する修正が複数回実施されています。</p>
<p>例えば、Ver.1.2.0では、小さく写った被写体を撮影しているときに、ごくまれにErr70が発生することがある現象が修正されています。</p>
<p>さらにVer.1.5.0では、ファインダーやモニターに画像が正常に表示されず、操作を受け付けなくなる現象が修正されました。この現象では、Err70が表示される場合もあったとされています。</p>
<p>同じVer.1.5.0では、A＋モードまたはAIフォーカスAFを設定して撮影したときにErr70が発生することがある現象についても修正されています。</p>
<p>そしてVer.1.8.0では、Bluetooth通信中の干渉と高速連続撮影＋の繰り返しが新たな修正対象として明記されました。</p>
<p>これらの履歴からわかるのは、同じErr70というエラーコードでも、発生する条件が複数存在していたことです。</p>
<p>例えば、小さな被写体を撮影しているときの現象と、Bluetooth通信中の干渉による現象では、発生条件が異なります。</p>
<p>また、ファームウェアを長期間更新していないEOS R7では、Ver.1.8.0の変更内容に加え、それ以前のバージョンで行われた修正内容も関係します。</p>
<p>更新履歴を読むことは、現在のファームウェアで何が改善されているのかを理解するための材料になります。</p>
<p>撮影時のAF方式や動作の違いについては、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/magic-focus-stm-usm/">STMとUSMの違いやピント合わせについて解説した記事</a>も参考になります。</p>
<h2><span id="toc13">EOS R7をファームウェアVer.1.8.0へ更新する方法</span></h2>
<h3><span id="toc14">Windows・Macで更新ファイルを準備する</span></h3>
<p>EOS R7のファームウェアVer.1.8.0は、キヤノンのサポートページからダウンロードできます。</p>
<p>パソコンを使用する場合は、Windows用とmacOS用のダウンロードページが用意されています。</p>
<p>Windows用はZIP形式、macOS用はDMG形式で配布されています。使用するパソコンに適したファイルを選びます。</p>
<p>Windowsでは、ダウンロードしたZIPファイルを右クリックし、「すべて展開」を選ぶことで展開できます。</p>
<p>展開したフォルダーには、EOS R7のファームウェアファイルと、ファームウェア変更手順書が入っています。</p>
<p>Ver.1.8.0のファームウェアファイル名は「EOSR7180.FIR」です。</p>
<p>更新の際に使用するのは、このFIRファイルです。ダウンロードしたZIPファイルをそのままカメラへコピーする手順ではありません。</p>
<p>macOSの場合も、DMGファイルを開いてファームウェアファイルを取り出します。</p>
<p>カメラ本体の更新であるため、レンズのファームウェアと混同しないことも重要です。</p>
<p>また、更新ファイルには日本語を含む複数の言語で記載された変更手順書が付属しています。</p>
<p>実際の操作では、EOS R7用の変更手順書に記載されている手順を使用します。</p>
<p>古いファームウェアから更新する場合に、すべての中間バージョンを個別にインストールする必要はありません。</p>
<p>なお、EOS R7ではVer.1.7.1でカメラ単体によるインターネット経由のファームウェア更新機能も追加されています。利用できる更新方法は、現在のカメラの状態と通信設定によって異なります。</p>
<p>更新ファイルをパソコンで準備する場合は、メモリーカードを使う方法が基本となります。</p>
<p>EOS Rシリーズ全体の仕組みについては、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/eos-r-system-feature-structure/">EOS Rシステムの特徴と構成を解説した記事</a>でも紹介しています。</p>
<h3><span id="toc15">メモリーカードを使ってカメラ本体を更新する</span></h3>
<p>パソコンでファームウェアを準備したら、EOS R7に対応したメモリーカードへファイルを保存します。</p>
<p>更新時には、指定されたファームウェアファイルをカードに保存することが必要です。更新に使うカードには、更新対象のファームウェアファイルだけを置く方法が案内されています。</p>
<p>複数のファームウェアファイルが混在している場合は、意図したファイルを選択できない原因になることがあります。</p>
<p>メモリーカードに撮影済みの画像が保存されている場合は、初期化による消去にも注意が必要です。</p>
<p>また、ファームウェアの更新には、十分に充電された専用バッテリーパック、または対応する専用ACアダプターキットを使用します。</p>
<p>カメラのファームウェア更新中に電源が切れると、カメラが正常に起動しなくなるおそれがあります。</p>
<p>キヤノンは、更新中に電源スイッチをOFFにしないこと、カードスロットカバーを開けないこと、ボタンやダイヤルを操作しないことを注意事項として挙げています。</p>
<p>ファームウェアを保存したメモリーカードをカメラへ挿入したら、カメラのメニューからファームウェア更新の操作を進めます。</p>
<p>更新画面では、変更対象のファームウェアファイルが選択されていることを確認し、画面の案内に従って実行します。</p>
<p>更新中はカメラの操作を行わず、処理が完了するまで待ちます。</p>
<p>更新完了後には、カメラのファームウェア情報を再び表示し、Ver.1.8.0になっていることを確認します。</p>
<p>このバージョン確認が、更新作業の結果を判断する基本になります。</p>
<p>カメラが正常に起動することを確認したら、通常の撮影設定に戻し、静止画撮影やAFなどの基本動作を確認します。</p>
<p>EOS R7では設定項目が多いため、更新前に頻繁に使用する撮影設定を把握しておくことも役立ちます。</p>
<p>カメラの連写設定については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/drive-mode-camera-settings-technique/">ドライブモードの違いと使い方を解説した記事</a>も参考になります。</p>
<h3><span id="toc16">更新中の電源トラブルとファイルの認識エラーに注意する</span></h3>
<p>ファームウェア更新で特に注意したいのは、更新処理の途中で電源が切れることです。</p>
<p>キヤノンの案内では、更新中の電源断によってカメラの電源が入らなくなり、撮影できなくなる可能性が示されています。</p>
<p>そのため、バッテリー残量が少ない状態での更新や、不安定な電源環境での更新は避けたいところです。</p>
<p>メモリーカードを使う場合には、ファームウェアファイルを正しく保存することも重要です。</p>
<p>EOS R7用のファームウェアファイルは「EOSR7180.FIR」です。</p>
<p>ファイルの拡張子を変更したり、圧縮ファイルのままコピーしたりすると、カメラが更新対象として認識できない場合があります。</p>
<p>また、ほかのカメラ機種用のファームウェアを使用することはできません。</p>
<p>ファイルが表示されない場合には、ダウンロードしたファイルがEOS R7用であること、正常に展開されていること、メモリーカードへ正しくコピーされていることを確認します。</p>
<p>更新中は、カードスロットカバーの開閉やバッテリーの取り外しを行いません。</p>
<p>更新後にカメラの電源を入れ直したときは、まずファームウェアのバージョンを確認します。</p>
<p>更新が正常に完了していない、あるいはエラーが表示されている場合は、表示内容を確認する必要があります。</p>
<p>ファームウェア更新そのものが途中で停止した場合と、更新後の通常撮影でErr70が発生した場合は、状況が異なります。</p>
<p>更新中のトラブルが発生した場合には、キヤノンが提供する手順書とサポート情報に沿って対応することが重要です。</p>
<p>EOS R7はデュアルカードスロットを備えていますが、更新に使用するカードの保存内容やスロットの状態を確認したうえで、指定された方法で更新を進めます。</p>
<p>EOS R7の撮影性能と注意点については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/eos-r7-drawbacks-weaknesses/">EOS R7の欠点と弱点を解説した記事</a>でも詳しく紹介しています。</p>
<h2><span id="toc17">EOS R7のErr70をさらに詳しく理解する</span></h2>
<h3><span id="toc18">Err70が表示される原因は一つに限定されない</span></h3>
<p>EOS R7のファームウェア更新履歴を見ると、Err70という同じエラーコードに対して、複数の異なる条件で修正が行われていることがわかります。</p>
<p>Ver.1.2.0では、小さく写った被写体を撮影しているときに、ごくまれにErr70が発生する現象が修正されました。</p>
<p>Ver.1.5.0では、ファインダーやモニターに画像が正常に表示されず、操作を受け付けなくなる現象が修正されています。また、A＋モードやAIフォーカスAFで撮影したときにErr70が発生することがある現象も修正対象となりました。</p>
<p>そしてVer.1.8.0では、Bluetooth通信中の干渉と高速連続撮影＋の繰り返しによるErr70が修正されています。</p>
<p>こうした履歴から、Err70を一つの部品や機能の不具合に結び付けることは適切ではありません。</p>
<p>例えば、高速連写を行っている最中にErr70が発生した場合でも、それが連写動作に関する不具合なのか、同時に使用していた別の機能が関係しているのかは、発生条件を確認する必要があります。</p>
<p>EOS R7は、高速連写、被写体検出AF、ボディ内手ブレ補正、無線通信、画像処理、メモリーカードへの記録など、さまざまな機能を同時に動作させるカメラです。</p>
<p>特に動体撮影では、AFが被写体を追跡しながら、短時間に大量の画像を撮影し、それらをメモリーカードへ記録する処理が並行して行われます。</p>
<p>こうした複数の処理を制御しているのがカメラ内部のファームウェアです。</p>
<p>メーカーがファームウェアを更新することで、カメラの基本仕様を変更することなく、特定の動作条件に関係する問題を修正できる場合があります。</p>
<p>そのため、Err70への対応を考えるときは、カメラの現在のバージョンと、メーカーが公表している修正履歴を照らし合わせることが重要です。</p>
<p>EOS R7の性能や撮影用途については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/eos-r7-worth-buying/">EOS R7の購入判断と特徴を解説した記事</a>でも取り上げています。</p>
<h3><span id="toc19">エラー表示と通常の撮影制限を区別する</span></h3>
<p>EOS R7を使用していると、撮影中に連写速度が低下したり、シャッターを押してもすぐに次の撮影ができなかったりする場合があります。</p>
<p>こうした現象のすべてがErr70に関係しているわけではありません。</p>
<p>例えば、大量のRAW画像を連続して撮影すると、カメラ内部のバッファに画像データが蓄積されます。</p>
<p>バッファは、撮影された画像をメモリーカードへ記録するまで一時的に保持するための領域です。</p>
<p>撮影する速度に対してメモリーカードへの書き込みが追いつかなくなると、バッファの空き容量が少なくなり、連続撮影可能枚数が制限されることがあります。</p>
<p>この場合、連写速度が低下すること自体はカメラの通常動作として起こり得ます。</p>
<p>一方、Err70はカメラがエラーとして表示するものであり、バッファの制約とは区別して確認する必要があります。</p>
<p>また、AFが被写体を捉えられずピント合わせに時間がかかる現象も、Err70とは別に考える必要があります。</p>
<p>背景と被写体のコントラストが低い場合や、被写体が非常に小さく写っている場合、AFの動作が不安定に感じられることがあります。</p>
<p>さらに、レンズのフォーカス制限やカメラ側のAF設定によって、期待した位置にピントが合わないこともあります。</p>
<p>これらの現象と、カメラがErr70を表示して撮影を継続できなくなる現象では、確認する項目が異なります。</p>
<p>トラブルを整理する際には、エラーコードが実際に表示されたかどうかが一つの重要な判断材料です。</p>
<p>EOS R7の高速撮影に関する動作については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/electronic-shutter-silent-highspeed-performance/">電子シャッターと高速連写の特徴を解説した記事</a>も参考になります。</p>
<h3><span id="toc20">野鳥やスポーツ撮影で安定性が重要になる理由</span></h3>
<p>EOS R7は、APS-Cセンサーと高速連写機能を生かし、野鳥やスポーツなどの撮影に使用できるカメラです。</p>
<p>特に野鳥撮影では、被写体の動きが予測しにくく、シャッターチャンスが短い場合があります。</p>
<p>例えば、枝に止まっている鳥が飛び立つ瞬間や、飛行中に急激に方向を変える瞬間は、撮影者があらかじめ正確に予測することが難しい場面です。</p>
<p>こうした状況では、AFによる被写体追跡と高速連写を組み合わせることで、複数の瞬間を記録できます。</p>
<p>しかし、連写を繰り返す最中にエラーが発生すれば、その後の撮影を継続できなくなる可能性があります。</p>
<p>スポーツ撮影でも事情は同じです。</p>
<p>選手がゴールへ向かう瞬間、ジャンプする瞬間、ボールを捉える瞬間など、撮影者にとって重要な場面は短時間で終わります。</p>
<p>こうした撮影では、最高連写速度だけでなく、繰り返し撮影した際にもカメラが安定して動作することが求められます。</p>
<p>Ver.1.8.0で修正された高速連続撮影＋に関するErr70は、このような撮影スタイルと関係する内容です。</p>
<p>今回の修正は、特定の条件でごくまれに発生するErr70への対応です。</p>
<p>カメラが安定して撮影を続けられることは、高速連写を活用するうえで重要な要素になります。</p>
<p>野鳥撮影におけるEOS Rシリーズの設定については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/eos-r6-mark-ii-wild-bird-settings/">EOS R6 Mark IIの野鳥撮影設定を解説した記事</a>も参考になります。</p>
<h2><span id="toc21">EOS R7のファームウェア更新で確認したい撮影設定</span></h2>
<h3><span id="toc22">高速連続撮影＋と電子シャッターの設定を確認する</span></h3>
<p>EOS R7で高速連写を使用する場合は、ドライブモードとシャッター方式の組み合わせを把握しておくことが重要です。</p>
<p>EOS R7は、メカシャッターで最高約15コマ/秒、電子シャッターで最高約30コマ/秒の連続撮影に対応しています。</p>
<p>ただし、これらの数値はカメラの撮影条件によって変わる場合があります。使用するレンズやバッテリーの状態、撮影設定などによって、最高連写速度で動作しないこともあります。</p>
<p>今回のVer.1.8.0で修正されたErr70は、「高速連続撮影＋で撮影を繰り返した際」に発生することがあった現象です。</p>
<p>このため、更新前後の動作を比較する際には、単に電子シャッターを使用しているかどうかだけでなく、実際に選択しているドライブモードも確認する必要があります。</p>
<p>例えば、電子シャッターを選択していても、ドライブモードが1枚撮影になっていれば、高速連続撮影＋で繰り返し撮影する場合とは動作条件が異なります。</p>
<p>また、高速連続撮影＋を選択していても、シャッターボタンを短時間だけ押す場合と、長時間押し続ける場合では撮影枚数が変わります。</p>
<p>繰り返し撮影した場合の動作を確認するには、連写を開始して終了する操作を複数回行い、通常どおり撮影を継続できるかを確認します。</p>
<p>その際、メモリーカードへの書き込みが完了していない状態で連写を繰り返すと、バッファの状態によって連写速度が変化する場合があります。</p>
<p>これはErr70とは別の問題として確認する必要があります。</p>
<p>Ver.1.8.0の修正内容を理解するためには、高速連続撮影＋というドライブモードと、EOS R7の連写性能そのものを区別して考えることが役立ちます。</p>
<p>シャッター方式と高速撮影の関係については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/electronic-shutter-silent-highspeed-performance/">電子シャッターの特徴と高速連写を解説した記事</a>でも紹介しています。</p>
<h3><span id="toc23">レンズやメモリーカードを変えた場合の動作も確認する</span></h3>
<p>EOS R7でErr70が発生した場合、使用していたレンズやメモリーカードを記録しておくことも、状況を整理する材料になります。</p>
<p>EOS R7はRFマウントを採用しており、RFレンズやRF-Sレンズを直接装着できます。また、対応するマウントアダプターを使用すればEFレンズやEF-Sレンズも装着できます。</p>
<p>撮影に使用するレンズが変われば、AF駆動方式や手ブレ補正の動作、カメラとの通信内容なども変わります。</p>
<p>ただし、レンズを交換したあとにErr70が発生したからといって、そのレンズが原因だと判断できるわけではありません。</p>
<p>今回のVer.1.8.0で公表されたErr70の修正項目も、特定の交換レンズの故障を原因として説明したものではありません。</p>
<p>重要なのは、エラーが発生したときの使用条件を把握することです。</p>
<p>同じレンズで繰り返し発生するのか、別のレンズでも発生するのかという情報は、トラブルの発生条件を確認する材料になります。</p>
<p>メモリーカードについても同様です。EOS R7はSDメモリーカード用のデュアルスロットを搭載しています。</p>
<p>高速連写では、撮影した大量の画像データをメモリーカードへ記録する必要があります。カードの書き込み速度や記録する画像形式によって、連続撮影可能枚数や撮影後の書き込み時間が変わる場合があります。</p>
<p>こうした通常の記録動作と、Err70が表示される異常動作を区別しておくことが重要です。</p>
<p>ファームウェア更新後にトラブルが発生した場合には、使用レンズ、カード、撮影設定、エラー表示を組み合わせて記録しておくことで、状況を説明しやすくなります。</p>
<p>EFレンズとRFマウントの組み合わせについては、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/canon-rf-ef-compatibility-magic-adapters/">キヤノンのRF・EFレンズ互換性を解説した記事</a>でも取り上げています。</p>
<h3><span id="toc24">更新後の設定とエラー発生時の条件を記録する</span></h3>
<p>ファームウェア更新後にEOS R7の動作を確認する場合は、現在の設定を把握したうえで、普段どおりの撮影を行うことが基本になります。</p>
<p>特に高速連続撮影＋やBluetooth通信を使用する人は、それらの機能が正常に動作するか確認できます。</p>
<p>更新前にErr70が発生したことがある場合には、発生時の条件と更新後の条件を比較することで、動作の変化を整理しやすくなります。</p>
<p>例えば、高速連続撮影＋を繰り返したときにErr70が発生していたのであれば、更新後も同じドライブモードで通常の撮影が継続できるか確認する方法があります。</p>
<p>Bluetooth通信中に発生していたのであれば、使用していたスマートフォンとの接続や通信操作を確認する方法があります。</p>
<p>ただし、Ver.1.8.0で修正された現象はいずれも、特定の条件で発生することがあった不具合です。</p>
<p>短時間の確認でエラーが発生しなかったことだけで、すべての条件で問題が発生しないと結論付けることはできません。</p>
<p>一方、更新後のファームウェアバージョンがVer.1.8.0になっていれば、キヤノンが公開した修正内容を含むバージョンが適用されたことを確認できます。</p>
<p>そのうえで、通常の撮影が継続できること、AFや連写などの基本動作に問題がないことを確認します。</p>
<p>更新後にもErr70が繰り返される場合には、発生日時、使用レンズ、メモリーカード、バッテリー、ドライブモード、シャッター方式、Bluetooth接続状態などを記録しておくと、メーカーへ相談する際の資料になります。</p>
<p>ファームウェアはカメラの機能を制御する重要なソフトウェアです。新しいバージョンが公開された際には、変更内容を確認し、撮影に関係する改善点を把握しておくことが、カメラを長く使ううえでも役立ちます。</p>
<p>EOS R7の撮影性能と活用方法については、<a rel="follow" target="_blank" href="https://camecame.jp/eos-r7-worth-buying/">EOS R7の特徴と購入判断を解説した記事</a>でも詳しく紹介しています。</p>
<h2><span id="toc25">まとめ</span></h2>
<p>EOS R7のファームウェアVer.1.8.0は、2026年3月17日に公開されました。</p>
<p>今回の更新では、Bluetooth通信中にほかのBluetooth機器からの干渉を受けてErr70が発生することがある現象と、高速連続撮影＋で撮影を繰り返した際にごくまれにErr70が発生する現象が修正されています。</p>
<p>また、RF-S7.8mm F4 STM DUAL使用時の表示設定の改善と、アスペクト比3：2および1：1の選択肢追加、その他の動作安定性向上も含まれています。</p>
<p>Err70は過去のファームウェアでも異なる条件に関する修正が行われており、エラーコードが同じでも発生条件は一つとは限りません。</p>
<p>特にVer.1.2.0やVer.1.5.0でもErr70に関する修正が行われています。Ver.1.8.0には、それ以前の更新内容も含まれています。</p>
<p>現在使用しているEOS R7のファームウェアが古い場合には、バージョンと更新履歴を確認することが重要です。</p>
<p>WindowsやMacで更新ファイルをダウンロードする場合は、EOS R7専用のファームウェア「EOSR7180.FIR」を使用します。</p>
<p>更新中は十分な電源を確保し、カメラの電源を切ったり、カードスロットカバーを開けたりしないよう注意が必要です。</p>
<p>更新が完了したら、カメラ本体のバージョンがVer.1.8.0になっていることを確認します。</p>
<p>Bluetooth通信を使用する人、高速連続撮影＋を頻繁に使う人にとって、今回のErr70修正は直接関係する更新内容です。</p>
<p>EOS R7の高速連写性能を安定して活用するためにも、現在のファームウェアと公表されている改善内容を把握しておくことが重要です。</p>
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